JP3246288B2 - ライセンスプレートの取付け構造 - Google Patents

ライセンスプレートの取付け構造

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JP3246288B2 JP23803795A JP23803795A JP3246288B2 JP 3246288 B2 JP3246288 B2 JP 3246288B2 JP 23803795 A JP23803795 A JP 23803795A JP 23803795 A JP23803795 A JP 23803795A JP 3246288 B2 JP3246288 B2 JP 3246288B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両におけるラ
イセンスプレートの取付け構造に係り、特に、同一のプ
レートホルダを上下反転して利用することで、該プレー
トホルダ、ひいてはプレートホルダの面上に装着される
ライセンスプレートを全体的に上付け又は下付けの各状
態で支持可能にしたライセンスプレートの取付け構造の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両のバンパ部に対するライセ
ンスプレートの装着に際しては、車両の熱放散性等を向
上させる必要上、該バンパ部での開口面積をより広く確
保したい車両(ディーゼル車等)と確保しなくてよい車
両とか、または異なる車種の相互間でライセンスプレー
トを夫々に共用可能にする必要上、もしくはユーザ自身
の好み等によって、該ライセンスプレートの装着高さ位
置の変更を必要とする場合がある。
【0003】従来、このような要求に応えるライセンス
プレートの取付け構造としては、例えば、実開平3−8
8951号公報に開示されているように、バンパフェイ
スの所定位置に開口部を形成してエンドパネル面の一部
を露出させた上で、該エンドパネルの露出面に一対の縦
長孔を形成したブラケットを設けておき、開口部対応に
配置されるサポート材(プレートホルダ)をブラケット
の各縦長孔内で上下に位置調整して取付け得るようにす
ることにより、該サポート材の面上にライセンスプレー
トを装着させるようにした構成のものがある。
【0004】また別に、実開平3−102355号公報
には、小型と大型との各ライセンスプレートを各別に区
分して支持させるために、車体側に大型ライセンスプレ
ート取付け用の第1の取付け凹部を形成すると共に、該
第1の取付け凹部を覆って取付け可能な小型ライセンス
プレート取付け用の第2の取付け凹部を形成したカバー
(いわゆるアタチメントカバー)を設け、且つこれらの
第1,第2の取付け凹部に対しては、夫々に共通する個
々の各開口部(連通部)を形成させておき、アタチメン
トカバーを用いない状態で、第1の取付け凹部の開口部
を貫通するブラケットにプレートホルダを取付けて大型
ライセンスプレートを装着させ、一方、アタチメントカ
バーを用いた状態で、第1の取付け凹部,第2の取付け
凹部の各開口部を貫通するブラケットにプレートホルダ
を取付けて小型ライセンスプレートを装着させるように
した構成のものもある。
【0005】ここで、装着対象となるライセンスプレー
トに関しては、これらの各従来例にも図示されていて公
知の如くに、上縁部側においてのみ、水平方向に沿う一
対の装着孔が形成されており、プレートホルダへの装着
に際しては、装着後の振動等に伴うビビリ音の発生を避
けて耐振動性を与える目的で、該プレートホルダの下部
側に突設した水平方向に沿う一対の係止爪片に対し、ラ
イセンスプレートの下端縁を挿入して係止させた後、該
ライセンスプレートの上部を各装着孔に通した取付けボ
ルト及びナットによって装着させるのである。
【0006】また、別の耐振動性を与える装着手段とし
ては、プレートホルダの下部側にあって、前記一対の係
止爪片に代えた水平方向に沿う一対のプレート受け用凸
部を突設させておき、該プレートホルダの一対の凸部に
対してライセンスプレートの裏面側下部を当接させた状
態のままで、該プレートホルダの上部にライセンスプレ
ートの上部を自身の弾性に抗して取付けることにより、
装着されるライセンスプレートを一対の凸部で上下方向
に幾分かそり返るように弾性的に止着させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来例によるライセンスプレートの取付け構造では、
プレートホルダの取付け支持範囲が、前者の場合、必然
的にバンパ開口部の上下開口幅によって限定され、また
後者の場合、第1の取付け凹部及び第2の取付け凹部に
共通の開口部の上下開口幅によって限定されることにな
り、ここでのライセンスプレートの上下方向位置の調整
は、単に各部材の寸法精度等を是正する役割りのみしか
果してはおらず、しかも、これにライセンスプレートの
装着後の外観,見栄え等も関係して、その上付け状態と
下付け状態との上下の取付け間隔を大きくとることが比
較的困難であるという問題点を有し、且つこれに加え
て、所要部品点数も多くなって実際上好ましくないもの
であった。
【0008】この発明は、従来のこのような欠点を改善
するためになされたもので、その目的とするところは、
少ない部品点数,及び簡単な構成によって、バンパの所
要部に対するプレートホルダの上下方向取付け位置、ひ
いてはプレートホルダの面上に装着されるライセンスプ
レートを上付け又は下付けの各状態で選択的に支持可能
にしたライセンスプレートの取付け構造を提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、かかる課題
に着目してなされたもので、この発明の請求項1に記載
された発明は、バンパのフェイス面の所定位置に、選択
的に上下反転させて使用可能なプレートホルダを取付
け、且つプレートホルダの表面上部にライセンスプレー
トの上部を装着して、該プレートホルダの表面所定範囲
内にライセンスプレートを支持させるライセンスプレー
トの取付け構造であって、前記バンパのフェイス面に
は、バンパ側取付け部を形成し、前記プレートホルダに
は、水平方向に沿い上下方向の中央に相当するホルダ中
心線から上下の何れか一方へ所要の偏り量だけ偏らせた
取付け中心線上に、前記バンパ側取付け部に取付けられ
るホルダ側取付け部を形成し、前記バンパのバンパ側取
付け部に対して、上下の何れか一方へ反転させた前記プ
レートホルダのホルダ側取付け部を一致させた状態で取
付け得るようにしたことを特徴としている。
【0010】従って、この請求項1のライセンスプレー
トの取付け構造では、バンパのフェイス面に対して、選
択的に上下の何れか一方へ反転させたプレートホルダを
取付けることが可能であり、このようにプレートホルダ
を取付けた状態において、該プレートホルダは、ホルダ
側各取付け孔がホルダ中心線上から上下の何れか一方へ
所要の偏り量だけ偏らされているために、反転された各
取付け位置の相互間には、自動的に偏り量の2倍相当量
の高低差を生じ、この高低差によってプレートホルダ、
ひいてはプレートホルダに装着されるライセンスプレー
トが上付け状態又は下付け状態で支持されることにな
る。
【0011】また、この発明の請求項2に記載された発
明は、前記請求項1のライセンスプレートの取付け構造
において、前記プレートホルダは、前記ライセンスプレ
ートの装着範囲内で、且つ前記ホルダ中心線から上下に
夫々等距離を隔てた水平方向に沿う第1及び第2の装着
中心線上に形成される第1及び第2のプレート装着孔を
有しており、前記プレートホルダを上下の一方又は他方
の側に反転させた状態で、下部側となる第2又は第1の
プレート装着孔の一方には、前記ライセンスプレートの
裏面側を押圧するプレート受け部材を表面側へ一部突出
させて取付け得るようにし、上部側となる第1又は第2
の各プレート装着孔の他方には、前記ライセンスプレー
トの上部を装着させ得るようにしたことを特徴としてい
る。
【0012】従って、この請求項2のライセンスプレー
トの取付け構造では、請求項1のライセンスプレートの
取付け構造における作用に合わせて、プレートホルダの
表面側へ一部突出されたプレート受け部材により、該プ
レートホルダの面上に装着されるライセンスプレートの
下部側が自身の弾性でそり返るように弾圧的に支持さ
れ、これによって装着後の振動等に伴うビビリ音の発生
が阻止される。
【0013】さらに、この発明の請求項3に記載された
発明は、前記請求項1のライセンスプレートの取付け構
造において、前記バンパは、フェイス面の下縁部に連接
して内側へ折曲されるバンパ下縁面を有し、前記プレー
トホルダは、前記ライセンスプレートの装着範囲内で、
且つ前記ホルダ中心線から上下に夫々等距離を隔てた水
平方向に沿う第1及び第2の装着中心線上に形成される
第1及び第2のプレート装着孔と、前記バンパ側取付け
部とホルダ中心線を挟んで対向する第1の装着中心線位
置よりも、該バンパ側取付け部の偏り量の2倍量相当に
ホルダ中心線側へ近付けた水平方向に沿う第3の装着中
心線上に形成される第3のプレート装着孔とを夫々に有
しており、前記プレートホルダを上下の一方又は他方の
側に反転させた状態で、下部側となる第2又は第3のプ
レート装着孔には、前記各反転状態毎に共通のホルダ支
持弾性片によってプレート受け部材を表面側へ一部突出
させて取付け得るようにすると共に、該ホルダ支持弾性
片の先端部を前記バンパ下縁面に弾圧的に当接させ得る
ようにし、上部側となる第1又は第2のプレート装着孔
には、前記ライセンスプレートの上部を装着させ得るよ
うにしたことを特徴としている。
【0014】従って、この請求項3のライセンスプレー
トの取付け構造では、請求項1及び2のライセンスプレ
ートの取付け構造における作用に合わせて、バンパ下縁
面への各反転状態毎に共通のホルダ支持弾性片の弾圧的
な当接により、バンパに対するプレートホルダの取付け
支持が一層効果的に助長され、且つ該取付け状態が安定
する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0016】図1ないし図4は、この発明の実施の形態
の一例を適用した車両におけるライセンスプレートの取
付け構造を示すものである。
【0017】先ず、この実施の形態の一例によるライセ
ンスプレートの取付け構造の構成について述べる。
【0018】これらの各図において、装着対象となるラ
イセンスプレート11は、先にも述べた如く、上部側に
おいてのみ、水平方向に沿う一対の装着孔12を穿孔し
てあり、好ましくは、その全体を弾性材料によって形成
する。
【0019】また、車両のバンパ21,例えば、この場
合、リヤバンパのフェイス面には、表面の所定位置に所
定範囲を占めてライセンスプレート11を装着させるプ
レートホルダ31を取付けるための取付け凹部22を凹
設してあり、該取付け凹部22の装着面に対しては、前
記ライセンスプレート11の一対の装着孔12に対応し
た水平方向に沿う一対のバンパ側取付け孔23を穿孔す
ると共に、その下縁部が内側へ折曲されてバンパ開口部
24を形成し、且つ該下縁部に連接してバンパ下縁面2
5を形成してある。ちなみに従来の取付け構造の場合に
あっては、取付け凹部の一対の取付け孔に対して、ライ
センスプレートが直接,又は適宜にプレートホルダを介
して装着されることになる。
【0020】この実施の形態に用いるプレートホルダ3
1は、全周縁部を幾分か膨出させた表面部に対して前記
ライセンスプレート11を装着させるための装着凹部3
2を形成したものであり、該プレートホルダ31は、実
質的に、取付け状態でバンパ21の取付け凹部22内に
納まって、そのほぼ全体を覆う形状,大きさに設定され
る。
【0021】そして、前記プレートホルダ31の装着凹
部32内には、裏面側へ打出された夫々の凹陥部34の
内底面部にあって、水平方向に沿うホルダ中心線A上か
ら上下方向の何れか一方,即ち、図1及び図2の場合、
上方側へ所要の偏り量pだけ偏らせて設定した取付け中
心線B上で、前記一対のバンパ側取付け孔23と水平方
向対称に対応される一対のホルダ側取付け孔33を形成
してある。
【0022】ここで、前記一対のホルダ側取付け孔33
の夫々を前記一対のバンパ側取付け孔23と水平方向対
称に対応させるのは、前記プレートホルダ31を選択的
に上下反転させた夫々の状態で、バンパ側取付け孔23
にホルダ側取付け孔33を一致させるためであり、結果
的には、取付けボルト51及びナット52を用い、これ
らの相互に一致された各取付け孔23,33を通すこと
で、前記バンパ21の取付け凹部22に対し、選択的に
上下に反転させた前記プレートホルダ31を取付け得る
ようにするのである。
【0023】一方、前記プレートホルダ31の装着凹部
32内には、前記ライセンスプレート11の装着範囲内
で、前記ホルダ中心線A上から上下に夫々等距離qを隔
てて設定した水平方向に沿う第1及び第2の装着中心線
C,D上にあって、一対づつの第1及び第2のプレート
装着孔35,36を形成すると共に、前記バンパ側取付
け孔23とはホルダ中心線Aを挟んで対向する第1のプ
レート装着孔35の位置よりも、ここでのホルダ側取付
け孔33の偏り量pの2倍量2p相当にホルダ中心線A
側へ近付けて設定した水平方向に沿う第3の装着中心線
E上にあって、一対の第3のプレート装着孔37を形成
してあり、この結果、第2のプレート装着孔36のホル
ダ中心線A側には、前記ホルダ側取付け孔33の偏り量
pの2倍量2pの間隔を隔てて第3のプレート装着孔3
7が併設されることになる。
【0024】ここで、前記プレートホルダ31の反転態
様の如何に対応して、第1のプレート装着孔35又は第
2のプレート装着孔36に対しては、前記ライセンスプ
レート11の装着孔12が一致され、取付けボルト53
及びナット54を用い、該ライセンスプレート11の上
部側が装着される。また、第2のプレート装着孔36又
は第3のプレート装着孔37に対しては、別に準備され
た丸頭ネジ等によるプレート受け部材41を用い、その
頭部を表面側へ一部突出させた状態のままで、裏面側か
ら止めナットを兼ねるホルダ支持弾性片42によって取
付けることにより、前記装着されるライセンスプレート
11の下部側が、この表面側への突出部41aによって
全体的にそり返るように弾性的に支持されると共に、ホ
ルダ支持弾性片42の先端部43をバンパ下縁面25に
弾圧的に当接させる。この場合、ホルダ支持弾性片42
に関しては、後述するようにプレートホルダ31の各反
転状態毎に共通であってよく、部品点数の削減が図られ
る。
【0025】次に、このライセンスプレートの取付け構
造の作用について述べる。
【0026】前記構成による実施の形態において、第1
のプレート装着孔35側が上部側になるように選択して
プレートホルダ31を反転させた状態(図2に該当し、
この状態は、プレートホルダ31、ひいてはライセンス
プレート11の下付け状態に対応する)で、該プレート
ホルダ31をバンパ21の取付け凹部22に取付ける
と、このバンパ21の取付け凹部22に対するプレート
ホルダ31の取付け部、つまり取付け中心線Bが、ここ
でのプレートホルダ31のホルダ中心線Aよりも偏り量
pだけ上方側になるために、バンパ21に対しては、プ
レートホルダ31が全体的に低く設定されることにな
る。即ち、ライセンスプレート11の下付け状態が実現
する。
【0027】この下付け状態で、プレートホルダ31の
下部側となる第3のプレート装着孔37に対して、プレ
ート受け部材41を裏面側からホルダ支持弾性片42で
取付けると、該プレート受け部材41は、その頭部が装
着凹部32の表面側で突出部41aを形成し、一方、ホ
ルダ支持弾性片42は、その先端部43がバンパ下縁面
25に弾圧的に当接する。そして、この場合、プレート
ホルダ31の装着凹部32内に上部側で装着されるライ
センスプレート11は、その下部側が突出部41aに当
接されて自身の弾性でそり返るように弾圧的に支持され
るために、装着後に加えられる振動等に伴ったビビリ音
の発生が効果的に抑制且つ阻止されるのであり、併せ
て、バンパ下縁面25へのホルダ支持弾性片42の先端
部43の弾圧的な当接のために、バンパ21の取付け凹
部22に対するプレートホルダ31の取付けが一層効果
的に助長され、その取付け状態を良好に安定させ得るの
である。
【0028】続いて、今度は、第2のプレート装着孔3
6及び第3のプレート装着孔37側が上部側になるよう
に選択してプレートホルダ31を反転させた状態(図3
に該当し、この状態は、プレートホルダ31、ひいては
ライセンスプレート11の上付け状態に対応する)で、
該プレートホルダ31をバンパ21の取付け凹部22に
取付けると、ここでは、取付け中心線Bがホルダ中心線
Aよりも偏り量pだけ下方側になるために、バンパ21
に対しては、プレートホルダ31が該偏り量pの2倍量
2pに該当するだけ全体的に高く設定されることにな
る。即ち、ライセンスプレート11の上付け状態(上付
け状態と下付け状態との高低差=偏り量pの2倍量2
p)が実現する。
【0029】この上付け状態では、プレートホルダ31
の下部側となる第1のプレート装着孔35が、取付け中
心線Bに対して第3のプレート装着孔37と距離的に同
一位置を占めるために、この第1のプレート装着孔35
が第3のプレート装着孔37に代えられて同様な役割り
を果すことになる。この場合には、プレートホルダ31
の下部側となる第1のプレート装着孔35に対して、プ
レート受け部材41を裏面側からホルダ支持弾性片42
で取付けると、ここでも該プレート受け部材41の頭部
が表面側で突出部41aを形成しているため、同様に、
プレートホルダ31の装着凹部32内に装着されるライ
センスプレート11の下部側が自身の弾性でそり返るよ
うに弾圧的に支持されて装着後の振動等に伴うビビリ音
の発生が抑制且つ阻止され、併せて、バンパ下縁面25
へのホルダ支持弾性片42の先端部43の弾圧的な当接
により、バンパ21の取付け凹部22に対するプレート
ホルダ31の取付けが一層効果的に助長され、その取付
け状態を良好に安定させ得るのである。
【0030】なお、この実施の形態において、第2のプ
レート装着孔36側に第3のプレート装着孔37を設け
たのは、先にも述べた如く、プレートホルダ31の下付
け状態と上付け状態とで同一のホルダ支持弾性片42を
共通に利用するためであり、例えば、このホルダ支持弾
性片42を共通に利用しなくてもよければ、第3のプレ
ート装着孔37を省略した上で、下付け状態の場合に、
第2のプレート装着孔36に対して、図2に二点鎖線で
一部示したように、下付け状態と上付け状態とで個々の
各間隔寸法に見合った各別のホルダ支持弾性片42,又
は42aを用いてプレート受け部材41を取付けること
を妨げるものではなく、ここでも、各別のホルダ支持弾
性片42または42aを必要とはするものの、ほぼ同様
な作用,効果が得られる。
【0031】
【発明の効果】以上、実施の形態によって説明したよう
に、この発明によれば、バンパのフェイス面にプレート
ホルダを取付けた上で、このプレートホルダの表面所定
範囲内にライセンスプレートを装着させるライセンスプ
レートの取付け構造において、バンパのフェイス面に対
しては、バンパ側取付け孔を形成し、プレートホルダに
対しては、ホルダ中心線から上下の何れか一方へ所要の
偏り量だけ偏らせた取付け中心線上でバンパ側取付け孔
と水平方向対称に対応されるホルダ側取付け孔を形成し
ておき、バンパの取付け孔に対して、上下の何れか一方
へ選択して反転したプレートホルダの取付け孔を一致さ
せて取付けるようにしたから、ホルダ側取付け孔がホル
ダ中心線上から上下の何れか一方へ所要の偏り量だけ偏
らされているプレートホルダに対して、反転された取付
け位置の相互間で偏り量の2倍量相当の高低差を与える
ことができ、この高低差によってプレートホルダ、ひい
てはプレートホルダに装着されるライセンスプレートを
所期通りに上付け状態又は下付け状態で容易に安定して
支持できるという効果がある。
【0032】また、プレートホルダに対して、ライセン
スプレートの装着範囲内でホルダ中心線上から上下に夫
々等距離を隔てた水平方向に沿う第1及び第2の装着中
心線上にあって、第1及び第2のプレート装着孔を夫々
に形成させておき、このプレートホルダを一方又は他方
の側に反転させた状態で、下部側となる第2又は第1の
プレート装着孔にプレート受け部材を表面側へ一部突出
させて取付けるようにし、上部側となる第1又は第2の
各プレート装着孔にライセンスプレートの上部を装着さ
せるようにするときは、プレート受け部材の表面側突出
部によって、プレートホルダの面上に装着されるライセ
ンスプレートの下部側を弾圧的に支持でき、これによっ
て装着後の振動等に伴うビビリ音の発生を防止できる。
【0033】さらに、バンパフェイス面の下縁部に連接
してバンパ下縁面を形成させ、且つプレートホルダのハ
ルダ中心線から上下に等距離を隔てた第1及び第2の装
着中心線上に、第1及び第2のプレート装着孔を夫々に
形成させると共に、バンパ側取付け孔とホルダ中心線を
挟んで対向する第1の装着中心線位置よりも、ホルダ側
取付け孔の偏り量の2倍量相当にホルダ中心線側へ近付
けた第3の装着中心線上に、第3のプレート装着孔を形
成させておき、このプレートホルダを一方又は他方の側
に反転させた状態で、下部側となる第2又は第3のプレ
ート装着孔に、各反転状態毎に共通のホルダ支持弾性片
によってプレート受け部材を表面側に一部突出させて取
付け、且つホルダ支持弾性片の先端部をバンパ下縁面に
弾圧的に当接させるようにし、上部側となる第1又は第
2のプレート装着孔に、ライセンスプレートの上部を装
着させるようにするときは、ライセンスプレートの下部
側を弾圧的に支持できるほかに、バンパ下縁面への各反
転状態毎に共通のホルダ支持弾性片の弾圧的な当接によ
って、バンパに対するプレートホルダの取付け支持が一
層効果的に助長され、安定した取付け状態を実現でき
る。
【0034】そして、このように構成される夫々の各ラ
イセンスプレートの取付け構造においては、従来の同種
取付け構造に比較するとき、必ずしも所要部品点数を増
加させることなしに、取付け構造の全体を極めて簡単に
構成でき、その実施もまた容易である等の実用上優れた
種々の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を適用したライセンスプ
レートの取付け構造における主要部構成の概要を模式的
に示す分解斜視図である。
【図2】同実施の形態によるライセンスプレートを上下
付けした状態の詳細を示す縦断面図である。
【図3】同実施の形態によるライセンスプレートを上下
付けした状態の詳細を示す縦断面図である。
【図4】同実施の形態でのプレートホルダにおける各部
の位置,寸法関係を説明する半截正面図である。
【符号の説明】
11 ライセンスプレート 12 装着孔 21 バンパ 22 取付け凹部 23 バンパ側取付け孔 25 バンパ下縁面 31 プレートホルダ 33 ホルダ側取付け孔 35 第1のプレート装着孔 36 第2のプレート装着孔 37 第3のプレート装着孔 41 プレート受け部材 41a プレート受け部材の突出部 42 ホルダ支持弾性片 43 ホルダ支持弾性片の先端部 A ホルダ中心線 B 取付け中心線 C 第1の装着中心線 D 第2の装着中心線 E 第3の装着中心線 p 偏り量 2p 偏り量の2倍量

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンパのフェイス面の所定位置に、選択
    的に上下反転させて使用可能なプレートホルダを取付
    け、且つプレートホルダの表面上部にライセンスプレー
    トの上部を装着して、該プレートホルダの表面所定範囲
    内にライセンスプレートを支持させるライセンスプレー
    トの取付け構造であって、 前記バンパのフェイス面には、バンパ側取付け部を形成
    し、前記プレートホルダには、水平方向に沿い上下方向
    の中央に相当するホルダ中心線から上下の何れか一方へ
    所要の偏り量だけ偏らせた取付け中心線上に、前記バン
    パ側取付け部に取付けられるホルダ側取付け部を形成
    し、 前記バンパのバンパ側取付け部に対して、上下の何れか
    一方へ反転させた前記プレートホルダのホルダ側取付け
    部を一致させた状態で取付け得るようにしたことを特徴
    とするライセンスプレートの取付け構造。
  2. 【請求項2】 前記プレートホルダは、前記ライセンス
    プレートの装着範囲内で、且つ前記ホルダ中心線から上
    下に夫々等距離を隔てた水平方向に沿う第1及び第2の
    装着中心線上に形成される第1及び第2のプレート装着
    孔を有しており、 前記プレートホルダを上下の一方又は他方の側に反転さ
    せた状態で、下部側となる第2又は第1のプレート装着
    孔の一方には、前記ライセンスプレートの裏面側を押圧
    するプレート受け部材を表面側へ一部突出させて取付け
    得るようにし、上部側となる第1又は第2の各プレート
    装着孔の他方には、前記ライセンスプレートの上部を装
    着させ得るようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    のライセンスプレートの取付け構造。
  3. 【請求項3】 前記バンパは、フェイス面の下縁部に連
    接して内側へ折曲されるバンパ下縁面を有し、前記プレ
    ートホルダは、前記ライセンスプレートの装着範囲内
    で、且つ前記ホルダ中心線から上下に夫々等距離を隔て
    た水平方向に沿う第1及び第2の装着中心線上に形成さ
    れる第1及び第2のプレート装着孔と、前記バンパ側取
    付け部とホルダ中心線を挟んで対向する第1の装着中心
    線位置よりも、該バンパ側取付け部の偏り量の2倍量相
    当にホルダ中心線側へ近付けた水平方向に沿う第3の装
    着中心線上に形成される第3のプレート装着孔とを夫々
    に有しており、 前記プレートホルダを上下の一方又は他方の側に反転さ
    せた状態で、下部側となる第2又は第3のプレート装着
    孔には、前記各反転状態毎に共通のホルダ支持弾性片に
    よってプレート受け部材を表面側へ一部突出させて取付
    け得るようにすると共に、該ホルダ支持弾性片の先端部
    を前記バンパ下縁面に弾圧的に当接させ得るようにし、
    上部側となる第1又は第2のプレート装着孔には、前記
    ライセンスプレートの上部を装着させ得るようにしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のライセンスプレートの
    取付け構造。
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