JP3155903B2 - 車両用荷物棚 - Google Patents

車両用荷物棚

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JP3155903B2
JP3155903B2 JP09835495A JP9835495A JP3155903B2 JP 3155903 B2 JP3155903 B2 JP 3155903B2 JP 09835495 A JP09835495 A JP 09835495A JP 9835495 A JP9835495 A JP 9835495A JP 3155903 B2 JP3155903 B2 JP 3155903B2
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俊昭 西村
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Aluminum Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バス等の車室内天井部
に配設される荷物棚の構造に関し、詳しくは、トレー式
ラックの荷物棚の荷物トレー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】バス等の車室内天井部に配設される荷物
棚として、トレー式ラックの荷物棚が知られている。こ
のトレー式の荷物棚は、図4に示すように、断面形状が
コの字状となるように金属の板材を曲げて形成され、こ
のコの字形状の凹部に複数のボルト31が溶接された荷
物トレー30と、この荷物トレー30を車体内に取付け
るラックブラケット32とから構成され、複数のボルト
31とナット33を用いて、荷物トレー30をラックブ
ラケット32に固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のトレ
ー式の荷物棚には、多数のボルトを所定精度内で荷物ト
レーの所定位置に溶接するために加工工数がかかりコス
トが高いという問題点がある。そこで、この問題点を解
決するために、ボルトの頭部を保持する保持部が形成さ
れたアルミニウム合金の押出し材を用いて荷物トレーを
一体成形することが考えられた。しかしながら、荷物ト
レーが大きすぎて荷物トレーを一体成形することは困難
であり、荷物トレーを分割構造にしなければならなかっ
た。荷物トレーを分割することにより、この荷物棚に
は、各荷物トレーをラックブラケットに取付けるボルト
が増えてしまい組立工数がかかりコストが高くなるとい
う問題点や、各荷物トレーの連結部において、隙間や段
差が発生するという問題点がある。この隙間や段差を表
皮材で覆ったとしても、隙間部が押されるとその部分が
陥没したり、段差が発生するという問題点がある。
【0004】よって、本発明の目的とするところは、前
述の問題点を解決し、荷物トレーを分割構造にしても、
その連結部において、隙間や段差の発生を防止するとと
もに、組立の容易な車両用荷物棚を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、荷物
が載置される荷物トレーと、この荷物トレーを車体内に
取付けるブラケットと、荷物トレーとブラケットとを互
いに固定する固定手段とから構成される車両用荷物棚に
おいて、荷物トレーが、固定手段の近傍において、連結
可能に分割され、この分割された荷物トレーの相隣る連
結部が、互いに係合する楔形の第1、第2係合部をそれ
ぞれ形成され、同第2係合部に上記第1係合部に当接可
能な突起部及び延出部がそれぞれ形成され、上記固定手
段の固定力によって上記両連結部が共に上記ブラケット
に固定される際に、上記第2係合部の突起部及び延出部
が第1係合部に当接する構成である。
【0006】請求項2の発明は、請求項1記載の車両用
荷物棚において、固定手段がボルトとナットとからな
り、分割された荷物トレーの一方の固定手段の近傍に、
上記ボルトの頭部を遊嵌状態で保持する保持部を形成し
た構成である。
【0007】
【作用】請求項1の発明によれば、分割された荷物トレ
ーが固定手段によって共にブラケットに固定される
に、固定手段による固定力が、相隣る連結部の楔形の第
1、第2係合部に作用し、上記第2係合部の突起部及び
延出部を変位させて上記第1係合部と当接させることが
できる。
【0008】請求項2の発明によれば、固定手段のボル
トの頭部が遊嵌状態で保持されるので、荷物トレーをブ
ラケットに取付けるときに、ボルトの位置調整が容易に
行える。
【0009】
【実施例】図1において、符号1はバスを示す。バス1
の車室内天井部には、荷物等を載置するトレー式ラック
の荷物棚2が配設されている。この荷物棚2は、車体前
後方向に長い荷物トレー3と、この荷物トレー3を車体
内に取付ける複数のラックブラケット4とから主に構成
されている。
【0010】図2に荷物棚2がアッセンブリされた状態
を示す。同図に示すように、ラックブラケット4は、略
L字状に形成され、その一端部に車室内天井部の車体フ
レームに固定される取付片5が設けられている。取付片
5は、ラックブラケット4の一端部から直角に折り曲げ
られて形成されている。ラックブラケット4の底面に
は、荷物トレー3を固定する荷物トレー固定片6が設け
られている。この荷物トレー固定片6も取付片5と同様
にラックブラケット4の底面から直角に折り曲げられて
形成されている。また、荷物トレー固定片6の先端部、
中央部及び基端部には、固定手段としてのボルト7を挿
通する取付孔6a,6b,6cがそれぞれ設けられてい
る。
【0011】荷物トレー3の上面の取付孔6a,6b,
6cに対応する位置には、この各取付孔6a,6b,6
cにそれぞれ挿通されるボルト7を車体前後方向に移動
自在に保持するボルト保持部3a,3b,3cがそれぞ
れ形成されている。このボルト保持部3a,3b,3c
は、ボルト7の頭部を遊嵌状態で保持する略L字形の断
面形状を有する二つの突起により形成されている。荷物
トレー3の車幅方向における両端部には、後述するエン
ドキャップが係合する溝8,8(一方は図示せず)が車
体前後方向においてそれぞれ設けられている。
【0012】荷物トレー3の下面全面には、衝撃を吸収
するスポンジを用いたクッション材9が貼設されてお
り、さらに、クッション材9の外周面には、見栄えを良
くするレザーを用いた表皮材10が貼設されている。荷
物トレー3の両端部の溝8,8には、表皮材10の端縁
を押えるエンドキャップ11が配設されている。
【0013】図3a及び図3bに図2におけるB部の拡
大図を示す。荷物トレー3は、取付孔6bの近傍におい
て、互いに連結可能な第1荷物トレー20と第2荷物ト
レー21とから構成され、各トレー20,21は、供に
アルミニウム合金の押出し材から形成されている。図3
aに示すように、第1荷物トレー20と第2荷物トレー
21との連結部において、第1荷物トレー20側の連結
端部には、裾広がりで楔状の第1係合部20aと、前述
のボルト保持部3bとが形成されている。また、第2荷
物トレー21側の連結端部には、第1荷物トレー20と
第2荷物トレー21とが連結したとき(図3b参照)、
第1係合部20aと係合する楔状の第2係合部21a
と、第1係合部20aに当接する突出部21bと、第2
係合部21aからボルト保持部3bの一方の突起まで延
出する延出部21cとが形成されている。
【0014】次に、図3a,bにおいて、ラックブラケ
ット12に荷物トレー10を固定する工程について詳し
く説明する。まず、第1荷物トレー20の端部からボル
ト保持部3a,3bにボルト7をそれぞれ挿入して、ボ
ルト7の位置を、ラックブラケット4の取付孔6a,6
bの位置に合うようにボルト7をボルト保持部3a,3
b内において移動させて調整する。同様に、第2荷物ト
レー21の端部からボルト保持部3cにボルト7を挿入
して、ボルト7の位置を取付孔6cの位置に合うように
調整する。
【0015】次に、図3aに示すように、第1荷物トレ
ー20と第2荷物トレー21との各係合部20a,21
aを係合させる。そして、図3bに示すように、取付孔
6a,6b,6cに各ボルト7の先端を挿通し、各ボル
ト7にナット7aをそれぞれ螺合させることにより、ラ
ックブラケット4に、第1荷物トレー20及び第2荷物
トレー21が固定される。このとき、第2荷物トレー2
1は、この延出部21cがボルト7とナット7aとの締
結作用によりラックブラケット4に押し付けられて、ラ
ックブラケット12に固定される。第1荷物トレー20
の第1係合部20aには、ボルト7とナット7aとの締
結力が図中矢印Aの向きにも作用し、係合部20aは、
第2荷物トレーの突起部21bに当接し、第1荷物トレ
ー20と第2荷物トレー21との隙間や段差の発生を防
止する。
【0016】なお、第1荷物トレー20と第2荷物トレ
ー21とが連結したとき、第1係合部20aと突起部2
1bとが当接するように、第1係合部20a及び第2係
合部21aの各部の寸法が設定されている。すなわち、
第1荷物トレー20と第2荷物トレー21とが連結した
とき、第1係合部20aと突起部21bとが当接する前
に他の部分が当接しないように、第1係合部20a及び
第2係合部21aの各部の寸法が設定されている。
【0017】第1荷物トレー20と第2荷物トレー21
とが連結されて荷物トレー3が組立られ、さらに、ラッ
クブラケット4が所定数取付けられた後、荷物トレー3
の下面には、クッション材9及び表皮材10が貼付られ
る。溝8にエンドキャップ11が嵌入されて、表皮材1
0の端縁が固定される。前述の組立工程によって荷物棚
2がアッセンブリされ、この荷物棚2が取付片5を介し
てバス1の車室天井部に固定される。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、荷物トレーを分割して固定手段によりブラケッ
トに取付けるとき、固定手段による固定力が、相隣る連
結部の楔形の第1、第2係合部に作用し、上記第2係合
部の突起部及び延出部を変位させて上記第1係合部と当
接させるので、両連結部間の隙間や段差の発生を防止で
きる。また、荷物トレーを分割しても固定手段によって
共にブラケットに固定されるので、固定手段の数を増加
させることなく各荷物トレーをブラケットに取付けるこ
とができ、組立工数の増加を防止する。
【0019】請求項2の発明によれば、荷物トレーをブ
ラケットに取付けるときに、ボルトの位置調整が容易に
行えるので、荷物トレーの取付作業の作業性が向上す
る。また、ボルトを荷物トレーに溶接する手間が省けて
加工コストも低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両荷物棚を用いた車両の一部破断の
斜視図である。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】図2におけるB部の第1荷物トレーと第2荷物
トレーとの連結部の拡大図である。
【図4】従来の車両用荷物棚の断面図である。
【符号の説明】
2 荷物トレー 4 ブラケット 7,7a 固定手段 3a,3b,3c 保持部 20 第1荷物トレー 21 第2荷物トレー 20a 第1係合部 21a 第2係合部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷物が載置される荷物トレーと、この荷物
    トレーを車体内に取付けるブラケットと、上記荷物トレ
    ーと上記ブラケットとを互いに固定する固定手段とから
    構成される車両用荷物棚において、 上記荷物トレーが、上記固定手段の近傍において、連結
    可能に分割され、この分割された上記荷物トレーの相隣
    る連結部が、互いに係合する楔形の第1、第2係合部を
    それぞれ形成され、同第2係合部に上記第1係合部に当
    接可能な突起部及び延出部がそれぞれ形成され、上記固
    定手段の固定力によって上記両連結部が共に上記ブラケ
    ットに固定される際に、上記第2係合部の突起部及び延
    出部が第1係合部に当接することを特徴とする車両用荷
    物棚。
  2. 【請求項2】上記固定手段が、ボルトとナットとからな
    り、 分割された上記荷物トレーの一方の上記固定手段の近傍
    に、上記ボルトの頭部を遊嵌状態で保持する保持部を形
    成したことを特徴とする請求項1記載の車両用荷物棚。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8110132B2 (en) 2008-02-13 2012-02-07 James Hardie Technology Limited Process and machine for manufacturing lap siding and the product made thereby

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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