JPH0313078Y2 - - Google Patents

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JPH0313078Y2
JPH0313078Y2 JP12258784U JP12258784U JPH0313078Y2 JP H0313078 Y2 JPH0313078 Y2 JP H0313078Y2 JP 12258784 U JP12258784 U JP 12258784U JP 12258784 U JP12258784 U JP 12258784U JP H0313078 Y2 JPH0313078 Y2 JP H0313078Y2
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JP
Japan
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hood
front edge
molding
support piece
clip
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JP12258784U
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JPS6137049U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は自動車においてフード前縁部に設け
られるモールデイングの変形を防止したフード前
縁部へのモールデイングの取付構造に関する。
(従来の技術) 自動車の車体パネル縁部には装飾上や車体保護
などのためにモールデイングが設けられる場合が
ある(例えば実開昭55−32222号公報)。その一例
として、樹脂製のモールデイングが車幅方向に所
定の間隔を置いて設けられる複数の締結手段によ
りフード前縁部にねじ止めされる場合がある。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、フードは一般に平坦なパネルであ
り、よつて、走行時の振動などで比較的変形しや
すいものである。そのため、十分の強度を保持す
ることの困難な樹脂製のモールデイングをフード
前縁部に取り付けると、このモールデイングがフ
ードの変形に伴つて変形し、この結果、このモー
ルデイングにクラツクなどが生ずるおそれがあ
る。また、モールデイングをフードへねじ止めす
る部分にねじ止め時の締め付け力で曲げ応力が生
じると、この応力と、フードの変形による応力と
でモールデイングのねじ止め部にクラツクなどが
生じやすくなるという不都合がある。
(考案の目的) この考案は、上記のような事情に注目してなさ
れたもので、フードの前縁部にねじ止めされるモ
ールデイングが変形しないようにして、このモー
ルデイングの損傷を防止することを目的とする。
(考案の構成) 上記目的を達成するためのこの考案の特徴とす
るところは、フード前縁部を車幅方向の全体にわ
たり下方に折り曲げて、この前縁部の剛性を高
め、かつ、特に剛性を保ちにくいフード前縁部の
車幅方向中間部では、上記下方への折り曲げの
後、その折り曲げ片の端部を更に前方に向つて折
り曲げることにより、この部分の剛性を高めてこ
の前縁部に取り付けられたモールデイングが変形
しないようにし、かつ、フードに対するモールデ
イングのねじ止め時に、このモールデイングのね
じ止め部に無用な応力が生じないようにした点に
ある。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
1は自動車のフード、2はヘツドランプ、3は
バンパーである。
上記フード1の前縁部にはP.P.OやABS樹脂製
のモールデイング5が設けられる。このモールデ
イング5は車幅方向に所定間隔を置いて設けられ
る八つの締結手段6により上記フード1の前縁部
にねじ止めされる。
上記締結手段6について説明すると、フード1
の前縁部に嵌入孔7が形成され、この嵌入孔7に
樹脂製で断面円形のクリツプ8が嵌入されて取り
付けられる。一方、上記モールデイング5から支
持片10が一体的に突設され、この支持片10の
突出端がクリツプ8の下面に当接する。そして、
上記支持片10の突出端がねじ部材11によりク
リツプ8にねじ止めされる。
上記構成において、フード1の前縁部が車幅方
向の全体にわたり下方に折り曲げられている(第
2図、第3図、および第4図図示)。また、同上
フード1の前縁部のうち車幅方向中間部は特に剛
性を保ちにくい部分であるため、この中間部では
上記下方への折り曲げの後、その折り曲げ片の端
部が更に前方に向つて折り曲げられ、この部分の
剛性が高められている(第2図と第4図図示)。
そして、上記フード1の前縁部の各折り曲げ位
置の近傍にモールデイング5がねじ部材11によ
りねじ止めされている。即ち、フード1の前縁部
の車幅方向側部では、第3図で示すように下方へ
の折り曲げ位置の後方近傍にモールデイング5が
ねじ止めされている。また、同上フード1の前縁
部の車幅方向中間部では、第4図で示すように前
方への折り曲げ位置の前方近傍に同上モールデイ
ング5がねじ止めされている。
また、この場合、このフード1の前縁部へのモ
ールデイング5の各ねじ止め位置が上下に偏位せ
しめられている。即ち、図例では、フード1の前
縁部が折り曲げられて車幅方向中央部における四
カ所のねじ止め位置が両側のねじ止め位置よりも
下方に偏位せしめられている。
一方、前記ねじ部材11の頭部と支持片10と
の間には丸ワツシヤ12が介在される。そして、
この丸ワツシヤ12が支持片10に接する部分
と、クリツプ8が同上支持片10に接する部分と
がほぼ同一寸法となるよう形成されている。
(考案の効果) この考案によれば、フード前縁部が車幅方向の
全体にわたり下方に折り曲げられているため、こ
のフード前縁部の剛性が全体的に高められる。し
かも、フード前縁部のうち車幅方向中間部は特に
剛性を保ちにくい部分ではあるが、この中間部で
は上記下方への折り曲げの後、その折り曲げ片の
端部が前方に向つて折り曲げられてこの部分の剛
性が高められている。このため、このように剛性
の高められたフード前縁部に対しモールデイング
をねじ止めし、しかも、このねじ止めを上記各折
り曲げ位置の近傍でなしたときには、上記モール
デイングが変形することは抑制される。よつて、
モールデイングの損傷が防止される。
また、ねじ部材の頭部と支持片との間に介在さ
れた丸ワツシヤが支持片に接する部分と、クリツ
プが同上支持片に接する部分とがほぼ同一寸法と
なるよう形成されたため、ねじ部材で支持片をク
リツプにねじ止めした際、これらクリツプと丸ワ
ツシヤとで挟まれた部分の支持片には主に圧縮力
が作用して曲げ応力が生じることは抑制される。
従つて、モールデイングが多少変形した場合で
も、ねじ止めされた部分の支持片にはこの変形に
よる応力が生じるにとどまるため、この部分にお
ける支持片にクラツクなどの生じることが防止さ
れる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図は自動車
前部の斜視図、第2図はモールデイングの部分正
面図、第3図は第2図の−線矢視断面図、第
4図は同第2図の−線矢視断面図である。 1……フード、5……モールデイング、6……
締結手段、8……クリツプ、10……支持片、1
1……ねじ部材、12……丸ワツシヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 樹脂製のモールデイングが車幅方向に所定間隔
    を置いて設けられる複数の締結手段によりフード
    前縁部にねじ止めされ、上記締結手段が同上フー
    ド前縁部に取り付けられた樹脂製クリツプと、モ
    ールデイングから一体的に突設されてクリツプに
    当接する支持片と、この支持片をクリツプにねじ
    止めするねじ部材とで構成された自動車のフード
    前部の構造において、上記フード前縁部が車幅方
    向全体にわたり下方に折り曲げられると共に、同
    上フード前縁部の車幅方向中間部では上記下方へ
    の折り曲げの後、その折り曲げ片の端部が更に前
    方に向つて折り曲げられ、このフード前縁部の各
    折り曲げ位置の近傍にモールデイングがねじ止め
    され、一方、ねじ部材の頭部と支持片との間にワ
    ツシヤが介在され、ワツシヤが支持片に接する部
    分と、クリツプが同上支持片に接する部分とがほ
    ぼ同一寸法となるよう形成されたことを特徴とす
    るフード前縁部へのモールデイングの取付構造。
JP12258784U 1984-08-09 1984-08-09 フ−ド前縁部へのモ−ルデイングの取付構造 Granted JPS6137049U (ja)

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JP12258784U JPS6137049U (ja) 1984-08-09 1984-08-09 フ−ド前縁部へのモ−ルデイングの取付構造

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JP12258784U JPS6137049U (ja) 1984-08-09 1984-08-09 フ−ド前縁部へのモ−ルデイングの取付構造

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Publication Number Publication Date
JPS6137049U JPS6137049U (ja) 1986-03-07
JPH0313078Y2 true JPH0313078Y2 (ja) 1991-03-26

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