JPH0525971Y2 - - Google Patents

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JPH0525971Y2
JPH0525971Y2 JP1987106431U JP10643187U JPH0525971Y2 JP H0525971 Y2 JPH0525971 Y2 JP H0525971Y2 JP 1987106431 U JP1987106431 U JP 1987106431U JP 10643187 U JP10643187 U JP 10643187U JP H0525971 Y2 JPH0525971 Y2 JP H0525971Y2
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JP
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bumper
vehicle body
retainer
elongated hole
fascia
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JP1987106431U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、例えばバンパーサイドの取付構造
に関する。
[従来の技術] 一般に、車両等において衝突時の衝突エネルギ
はバンパーにより吸収緩和されるようになつてい
る。
このようなバンパーとしては、例えば第4図お
よび第5図に示すようなフロントバンパー101
がある。フロントバンパー101は、合成樹脂製
であり、フロントバンパー本体103とフロント
バンパーサイド105とよりなつている。フロン
トバンパー本体103は車巾方向に沿つて延設さ
れ、この従来例に係るフロントバンパーサイド1
05はフロントバンパー本体103の両端部から
車体107の側方に回り込む形で一体成形されて
いる。
フロントバンパー本体103は、車体107の
強度メンバーにステーを介して固着されたアーマ
チユア(いずれも図示しない)に取り付けられ
る。
一方、フロントバンパーサイド105は、例え
ば第5図に示すようにして車体107に取り付け
られる。第5図において、109はフロントフエ
ンダーパネルであり、フロントバンパーサイド1
05の後端部はフロントフエンダーパネル109
のホイールハウスh側に回り込んでいる。そし
て、このホイールハウスh側にて、フロントフエ
ンダーパネル109とフロントバンパーサイド1
05とがボルト・ナツト111ににより締結され
ている(例えば実開昭58−174355号公報参照)。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、このような従来の構造にあつては、
フロントバンパーサイド105がフロントバンパ
ー本体103の両端部から車体107の側方に回
り込み、さらにフエンダーパネル109のホイー
ルハウスh側に回り込んでいる。このため、車体
107にフロントバンパーサイド105を取り付
ける際、二人の作業員によりフロントバンパーサ
イド105を広げるように弾性変形させつつ行な
わなければならない。
また、フロントフエンダーパネル109とフロ
ントバンパーサイド105とはボルト・ナツト1
11により固定されているため、車両の軽衝突時
に衝突の入力がフロントバンパーサイド105の
みならずフロントフエンダーパネル109にも作
用する。この結果、フロントフエンターパネル1
09が変形する恐れがある。
さらに、フロントバンパーサイド105は合成
樹脂製であるので、経年後の熱変形により伸長し
て外観品質が低下したりフロントフエンダーパネ
ル109が変形する虞れがある。
この考案は、上記問題に着目してなされたもの
で、取付作業が容易で軽衝突や経年後の熱変形等
によつても外観品質を良好に保持することができ
ると共にフエンダーパネルの変形を抑えることが
できるバンパーサイドの取付構造の提供を目的と
する。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この考案は、車体
に固定されたバンパー本体の両端部から車体の側
方に回り込んだバンパーサイドの取付構造であつ
て、前記車体の前後方向に延設されて車体外板の
外方を覆うバンパーフエイシヤと、前記車体外板
のホイールハウス開口縁に取り付けられたリテー
ナとよりなり、前記バンパーフエイシヤの前記車
体外板側の適宜の位置より前記リテーナに向けて
突出した第1取付部及び前記リテーナの適宜の位
置より前記バンパーフエイシヤ側に突出した第2
取付部の何れか一方に車体前後方向に延びる長穴
を形成し、他方にこの長穴に係合する爪部を形成
し、前記バンパーフエイシヤのバンパーサイド部
が車体の後方に移動した時に前記バンパーフエイ
シヤの第1取付部が車体外方に案内されて前記爪
部と長穴との係合が外れるような傾斜部を少なく
とも前記爪部又は長穴周辺部に形成する構成とし
た。
[作用] 上記構成において、バンパー本体を車体に固定
した後、バンパーサイドを車体に取り付けるに
は、二つの方法がある。
一つは、バンパーフエイシヤの第1取付部及び
前記リテーナの第2取付部の何れか一方に形成し
た長穴に他方に形成した爪部を係合させ、前記リ
テーナを前記車体外板のホイールハウス開口縁に
取り付ける。
二つには、予め前記リテーナをホイールハウス
開口縁に取り付けておき、その後バンパーフエイ
シヤの第1取付部及び前記リテーナの第2取付部
の何れか一方に形成した長穴に他方に形成した爪
部を係合させる。
また、車両が軽衝突を起こした場合、バンパー
サイドが車体の後方側へ移動すべき力が加わる
と、少なくとも前記爪部又は長穴周辺部に形成し
た傾斜部によりバンパーサイド部が外方に案内さ
れて、前記バンパーフエイシヤと前記リテーナと
の係合が外れ、フロントフエンダーパネルが変形
するのを抑えることが出来る。
[実施例] 以下図面に基づき、この考案の実施例を詳細に
説明する。
第1図乃至第3図は、この考案の一実施例に係
わるバンパーサイドの取付構造を示している。
第1図乃至第3図において、車体1にはフロン
トバンパー3が取り付けられる。フロントバンパ
ー3は、合成樹脂製であり、フロントバンパー本
体5とフロントバンパーサイド7とよりなつてい
る。フロントバンパー本体5は車巾方向に沿つて
延設され、この実施例ではフロントバンパーサイ
ド7がフロントバンパー本体5の両端部から車体
1の側方に回り込む形で一体成形されている。
フロントバンパー本体5は、従来例と同様に車
体1の強度メンバーにステーを介して固着された
バンパーアーマチユア(いずれも図示しない)に
取り付けられている。
そして、フロントバンパーサイド7は、第1図
および第2図に示すようにして車体外板たるフロ
ントフエンダーパネル9に取り付けられる。フロ
ントフエンターパネル9は主部11とホイールハ
ウス部13とよりなつている。フロントフエンダ
ーパネル9の主部11には外方に突出するエンボ
ス部15が形成され、ホイールハウス開口縁13
は車巾方向内側に回り込んでいる。
フロントバンパー7のバンパーフエイシヤ17
は、フロントフエンダーパネル9のエンボス部1
5と同様に外方に突出する形となつており、その
後端部がフロントフエンダーパネル9のホイール
ハウス開口縁13と略同一面上に位置している。
バンパーフエイシヤ17のフロントフエンダー
パネル9側には平板状の第1取付部たる取付部1
9が形成されている。取付部19はフロントフエ
ンダーパネル9のエンボス部15と略平行に配設
されている。取付部19には車体1の前後方向に
長い長穴21が形成されている。長穴21は上下
方向の適宜位置に複数形成されている。
一方、フロントフエンダーパネル9のホイール
ハウス開口縁13には、例えば合成樹脂製のリテ
ーナ23が取り付けられている。リテーナ23は
バンパーフエイシヤ17と別体に構成され、ホイ
ールハウスHの前方を覆つている。フロントフエ
ンダーパネル9のホイールハウス開口縁13およ
びリテーナ23の一端には貫通孔25,27が同
軸上に形成されている。そして、貫通孔25,2
7にボルト29を貫通させ、ナツト31を締結す
ることにより、リテーナ23がフロントフエンダ
ーパネル9に取り付けられる。
なお、リテーナ23の他端はバンパーフエイシ
ヤ17の後端部内側に位置しており、バンパーフ
エイシヤ17が後方に移動するのをリテーナ23
が規制することはない。
リテーナ23の中間部には第2取付部たる爪部
33が突設され、爪部33はフロントバンパーサ
イド7の取付部19に形成された長穴21に係合
されている。爪部33は長穴21の車体1の後方
側に係合され、従つてリテーナ23に対しバンパ
ーフエイシヤ17が後方に相対移動可能となつて
いる。
フロントバンパーサイド7の取付部19に形成
された長穴21には、車体1の前方側に傾斜部3
5が形成されている。一方、爪部33の車体前方
側には傾斜部35と車体1の前後方向に対向する
傾斜部37が形成されている。傾斜部35,37
は車体後方に向かつて外方を向くように構成され
ている。
次に作用を説明する。
上記構成において、フロントバンパーサイド7
は車体1に対しては以下のようにして取り付けら
れる。まず、フロントバンパー本体5を車体1側
のステーに取り付けると、バンパーフエイシヤ1
7の後端部がフロントフエンダーパネル9のホイ
ールハウス開口縁13と略同一面上に位置し、取
付部19がエンボス部15と略平行に配設され
る。
その後、リテーナ23の爪部33を取付部19
に形成された長穴21の車体後方側に係合させた
状態で、このリテーナ23をボルト29およびナ
ツト31にてフロントフエンダーパネル9のホイ
ールハウス開口縁13に締結する。
この結果、フロントバンパーサイド7がリテー
ナ23に係合支持されて車体1に取り付けられる
ことになる。
上記のようにこの実施例では、フロントバンパ
ーサイド7自体がフロントフエンダーパネル9の
車巾方向内側に回り込んでおらず、別体のリテー
ナ23を介して取り付けることができるため、組
付時にバンパーフエイシヤ17を弾性変形させる
ことなく一人の作業員でも容易に取り付けること
ができる。また、フロントバンパーサイド7の交
換時においても、一人の作業員により容易に取り
外しおよび取り付けができることはいうまでもな
い。
また、バンパーフエイシヤ17が経年後の熱変
形により車体1の前後方向に伸長すると、バンパ
ーフエイシヤ17はリテーナ23に対して後方に
相対移動する。このとき、バンパーフエイシヤ1
7はフロントフエンダーパネル9に対して固定さ
れていないため、フロントフエンダーパネル9が
変形することはない。
さらに、車両が軽衝突を起こした場合、フロン
トバンパーサイド7が車体1の後方側に大きく移
動されると、取付部19に形成された長穴21の
傾斜部35がリテーナ23に形成された爪部33
の傾斜部37に対して摺接する。そして、第3図
に矢印で示すようにフロントバンパーサイド7の
取付部19が外方に案内され、フロントバンパー
サイド7とリテーナ23との係合が外れる。この
際、フロントフエンダーパネル9にはフロントバ
ンパーサイド7に加わる衝突時の入力が抑えら
れ、フロントフエンダーパネル9が変形するのを
抑えることができる。
なお、この考案は上記実施例のものに限定され
ず、例えばフロントバンパーサイド7の取付部1
9に形成される傾斜部35を取付部19の後端部
に形成する一方、リテーナ23側の傾斜部37を
爪部33の基部に形成しても同様の効果が得られ
る。
また、この実施例では取付部19に長穴21を
形成する一方、リテーナ23に爪部33を形成し
たが、リテーナ23に長穴21を形成し取付部1
9にこの長穴21と係合する爪部33を形成して
も同様の効果が得られる。
さらに、リヤバンパーにも同じように適用でき
ることは言うまでもない。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、バン
パーサイドをリテーナを介して係合支持する構成
としたため、一人の作業員でもバンパーサイドを
車体に対して容易に取り付けることができる。ま
た、バンパーサイド部を外すことなく外れる構造
のため、バンパーフエイシヤの外表面が傷付いた
際等のバンパー交換作業が著しく向上する。
また、バンパーサイドが経年後の熱変形により
伸長しても吸収することができるばかりか、軽衝
撃時にはバンパーサイドがリテーナの係合から外
れるため、車体外板が変形するのを抑えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はこの考案の一実施例に係わ
るバンパーサイドの取付構造を示し、第1図は第
5図のA−A断面図、第2図はこの構造の分解斜
視図、第3図はこの構造の作用説明図、第4図は
従来例に係わる第5図のA−A断面図、第5図は
車両の斜視図である。 1……本体、5……フロントバンパー本体、7
……フロントバンパーサイド、9……フロントフ
エイダーパネル(車体外板)、13……ホイール
ハウス開口縁、17……バンパーフエイシヤ、1
9……取付部、21……長穴、23……リテー
ナ、33……爪部、35,37……傾斜部、H…
…ホイールハウス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体に固定されたバンパー本体の両端部から車
    体の側方に回り込んだバンパーサイドの取付構造
    であつて、前記車体の前後方向に延設されて車体
    外板の外方を覆うバンパーフエイシヤと、前記車
    体外板のホイールハウス開口縁に取り付けられた
    リテーナとよりなり、前記バンパーフエイシヤの
    前記車体外板側の適宜の位置より前記リテーナに
    向けて突出した第1取付部及び前記リテーナの適
    宜の位置より前記バンパーフエイシヤ側に突出し
    た第2取付部の何れか一方に車体前後方向に延び
    る長穴を形成し、他方にこの長穴に係合する爪部
    を形成し、前記バンパーフエイシヤのバンパーサ
    イド部が車体の後方に移動した時に前記バンパー
    フエイシヤの第1取付部が車体外方に案内されて
    前記爪部と長穴との係合が外れるような傾斜部を
    少なくとも前記爪部又は長穴周辺部に形成したこ
    とを特徴とするバンパーサイドの取付構造。
JP1987106431U 1987-07-13 1987-07-13 Expired - Lifetime JPH0525971Y2 (ja)

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JPS6411860U JPS6411860U (ja) 1989-01-23
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5889437A (ja) * 1981-11-25 1983-05-27 Nissan Motor Co Ltd 自動車用バンパ−のサイド部の取付構造
JPS604443A (ja) * 1983-06-23 1985-01-10 Nissan Motor Co Ltd バンパ−サイドの取付構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5889437A (ja) * 1981-11-25 1983-05-27 Nissan Motor Co Ltd 自動車用バンパ−のサイド部の取付構造
JPS604443A (ja) * 1983-06-23 1985-01-10 Nissan Motor Co Ltd バンパ−サイドの取付構造

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JPS6411860U (ja) 1989-01-23

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