JP2520959Y2 - フロントグリルの取付構造 - Google Patents

フロントグリルの取付構造

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JP2520959Y2
JP2520959Y2 JP7353890U JP7353890U JP2520959Y2 JP 2520959 Y2 JP2520959 Y2 JP 2520959Y2 JP 7353890 U JP7353890 U JP 7353890U JP 7353890 U JP7353890 U JP 7353890U JP 2520959 Y2 JP2520959 Y2 JP 2520959Y2
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浩哉 古川
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両のフロントグリルを左右のヘッドライ
ト間にセンタリングした状態で取り付けるための取付構
造に関する。
(従来の技術) 従来、車両のフロントグリルのような装飾部品をヘッ
ドライトに対してセンタリング部材した状態で車体に取
り付ける技術として、例えば実開平1−126412号のよう
な装飾部品の取付構造が知られている。そしてこの取付
構造によると、車体側の左右のブラケットに設けた各係
止孔に装飾部品(フロントグリル等)両端部の貫通孔を
重ね合わせ、夫々の貫通孔と係止孔にクリップ体を挿入
して装飾部品を止め付けるとともに、各クリップ体に設
けた位置決め脚部の弾性力によって装飾部品を内方或い
は外方に弾圧しセンタリングするようにしたものであ
る。
(考案が解決しようとする課題) しかし上述の取付構造の場合、クリップ体に設けた位
置決め脚部では大きさ、形状等に制約を受け、このため
弾性力も所定以上にすることが出来ず、センタリングの
機能が十分発揮されないという不具合があった。又クリ
ップ体の位置決め脚部が係止孔の一方の内縁側部に当接
してセンタリングするため、係止孔の位置、大きさとク
リップ体の形状の間には一定の定まった関係が必要とさ
れ、例えば車両の種類によって係止孔の大きさ等が異な
る場合には、車種に応じた専用のクリップ体を設けなけ
ればならないという問題もあった。
(課題を解決するための手段) かかる課題を解決するため、本考案は車両のヘッドラ
イトのブラケットに設けた係止孔と、フロントグリル端
部の定着体の夫々に係合して両者を結合せしめるセンタ
リング部材を設けた。そしてこのセンタリング部材に
は、前記係止孔の前面を覆ってブラケットに嵌着するた
めの嵌着爪と、係止孔の位置に合わせて横長に穿設され
た中空開口部を設けるとともに、この中央開口部内縁の
上下面に前記定着体の係着爪を係着させるようにした。
又、中央開口部内縁の側面には、定着体の側面を弾性位
置決めする圧接部を設けた。
(作用) 定着体とは別に独立したセンタリング部材を設け、こ
のセンタリング部材の圧接部で定着体に弾圧を与え、フ
ロントグリルのセンタリングを図る。この際センタリン
グ部材の圧接部は、定着体に設ける場合に比べて大型化
が可能であり、弾性力を強めることが出来る。すなわち
センタリング機能が十分発揮される。また、係止孔の位
置、大きさに左右されず、従って車種の如何に拘らず適
用出来る。
(実施例) 本考案のフロントグリルの取付構造の実施例について
添付した図面に基づき説明する。
第1図はヘッドライト間にフロントグリルを取り付け
た状態の車両の一部を示す斜視図、第2図は取付状態を
説明するための平面視による模式図、第3図は取付構造
の要部を示す斜視図、第4図はセンタリング部材の二面
図である。
第1図に示すように、車両1の左右のヘッドライト2,
2間にはフロントグリル3が取り付けられ、このフロン
トグリル3の取付けにあたっては、左右のヘッドライト
2,2からの間隔S1,S2を等しく保つ必要がある。
つまり、かかる取付けのため車体側に設けられた取付
部は、組付誤差等の影響により微妙に位置が狂い易いの
に対し、左右の間隔S1,S2の狂いは極く僅かであっても
目立ち易く、外観上の見映えを損ないがちであった。
そこで本考案の取付構造は、第2図に示すように、左
右のヘッドライト2,2の内側方に張り出すブラケット4,4
に係止孔5,5を設け、一方フロントグリル3の両端部に
は定着体6,6を取り付けて、この定着体とブラケット4
をセンタリング部材7を介して連結するようにしてい
る。
定着体6は第3図に示すように円盤部9の前面に突出
するピン10を備えて、このピン10がフロントグリル3に
設けた取付孔への嵌合用とされている。そして円盤部9
の後面側には、断面が半円形状の一対の挿入脚部11,11
が設けられて、これら挿入脚部11,11間には係着爪12,12
が出没自在となって設けられている。そしてこの係着爪
12は、第3図のVI−VI線断面図である。第6図に示すよ
うに、円盤部9と一体に形成されて、円盤部9側に向け
て折り返された爪先端が弾性によって変形するようにし
ている。
そしてこの一対の係着爪12,12の間隔l1は、以下に述
べるセンタリング部材7の中央開口部15の内縁の上下面
の間隔C(第3図)より広めとなり、一方挿入脚部11の
厚み幅l2は、中央開口部15に挿入可能で、かつ上下間隔
Cと略同一とされている。このため定着体6の挿入脚部
11を中央開口部15に挿入し、円盤部9後面がセンタリン
グ部材7前面に当接するまで押し込むと係着爪12が一旦
内方に押し込まれてその後復帰し、抜脱不能の状態とな
る。
次に、センタリング部材7は、鋼板を打ち抜いて形成
され、プレートの上下が後方に折曲されて嵌着爪14,14
として構成されるとともに、延出端部の係合部14aがブ
ラケット4に設けた切欠部4aに係合するようにしてい
る。
又、中央には横長の中央開口部15が設けられて、ブラ
ケット4の係止孔5の位置に符合して前後に貫通孔を形
成するように構成されている。そして中央開口部15の側
面一端側には後方に折り返された圧接部16が構成され、
この圧接部16は第4図(B)の平面図に示すように斜め
後方に延出して、定着体6が挿入された際に挿入脚部11
側面に当接して、定着体6に弾圧を加えることが出来る
ようにされている。そしてセンタリング部材7をブラケ
ット4前面から覆うが如く嵌着する際、この圧接部16は
ブラケット4の係止孔5内を挿通する。
かかるフロントグリルの取付構造におけるフロントグ
リルの組み付け及びその作用は次のとおりである。
まず、既に車体側に取り付けられたヘッドライト2の
ブラケット4に、既述のような方法でセンタリング部材
7を嵌め込み、ブラケット4の切欠部4aに嵌着爪14の係
合部14aを係合させる。この際、左右のセンタリング部
材7,7の取付方向は、第2図に示すように圧接部16,16の
方向が対称の位置関係となるようにする。
次いで既に定着体6の両端部に装着されたフロントグ
リル3の取り付けが行なわれ、つまり各定着体6の挿入
脚部11が各センタリング部材7の中央開口部15内に差し
込まれ、係着爪12が中央開口部15の内縁上下面に嵌合す
るまで押し込まれる。この際定着体6の挿入脚部11の側
面が圧接部16に当接し、圧接部16の弾性変形によって定
着体6は横方向に弾圧される。そしてセンタリング部材
7,7の取付方向が第2図に示すような場合には、双方の
定着体6,6が内方に向けて弾圧され自動的にセンタリン
グがなされる。勿論センタリング部材7,7の方向は双方
共逆にして外方に弾圧するようにしてもよい。又本考案
の場合には、センタリング部材7の圧接部16の形状、大
きさ等を大型に構成出来るため弾圧力も強く、センタリ
ング機能が十分発揮される。
かかる方法によってフロントグリル3のセンタリング
が得られると、第5図に示すように、フロントグリル3
上面内方に設けているナット部17に車体側からネジを挿
入して、ヘッドライト2との間隔S1,S2を最終的に微調
整しながら締め付け、車両への取り付けが完了する。そ
してこのような取付構造は取扱う車種が変更されてブラ
ケット4の係止孔5の大きさが多少変化しても適用出来
る。
(考案の効果) 以上のように本考案のフロントグリルの取付構造は、
センタリング機能を持たせたセンタリング部材を独立し
た構成部品として設けるようにし、このセンタリング部
材を介してフロントグリルの定着体とブラケットを結合
するようにしたため、センタリング機能を容易に高める
ことが出来、又多機種に亘って適用出来ることからコス
ト面上からも有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図はヘッドライト間にフロントグリルを取付けた状
態の車両の一部を示す斜視図、第2図は取付状態を説明
するための平面視による模式図、第3図は取付構造の要
部を示す斜視図、第4図はセンタリング部材の二面図、
第5図は車体取付時のフロントグリルの縦断面図、第6
図は第3図のVI−VI線断面図である。 尚、同図中、2はヘッドライト、3はフロントグリル、
4はブラケット、5は係止孔、6は定着体、7はセンタ
リング部材、12は係着爪、14は嵌着爪、15は中央開口
部、16は圧接部を示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のヘッドライトのブラケットに設けた
    係止孔に、センタリング部材を介してフロントグリル両
    端の定着体を係合させるようにしたフロントグリルの取
    付構造において、 前記センタリング部材は、前記係止孔の前面を覆ってブ
    ラケットに嵌着するための嵌着爪と、該係止孔の位置に
    合わせて横長に穿設された中央開口部を備え、この中央
    開口部内縁の上下面は、前記定着体の係着爪による係着
    部として構成するとともに、中央開口部の内縁の側面に
    は、定着体の側面を弾性位置決めする圧接部を設けたこ
    とを特徴とするフロントグリルの取付構造。
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