JP2001180331A - インストルメントパネル構造 - Google Patents

インストルメントパネル構造

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JP2001180331A
JP2001180331A JP36670499A JP36670499A JP2001180331A JP 2001180331 A JP2001180331 A JP 2001180331A JP 36670499 A JP36670499 A JP 36670499A JP 36670499 A JP36670499 A JP 36670499A JP 2001180331 A JP2001180331 A JP 2001180331A
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JP
Japan
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column hole
instrument panel
hole cover
groove
claw
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Pending
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JP36670499A
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English (en)
Inventor
Itsuki Tozawa
一城 戸澤
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インストルメントパネルの、コラムホールカ
バーの爪の組付部の形状を改良し、さらに、コラムホー
ルカバーの形状の制限を回避して、デザイン上の自由度
を広くする。 【解決手段】 車両のインストルメントパネル本体の、
コラムホールカバー取付用の係合片1にコラムホールカ
バーの爪が係止するスリット状の溝2を設け、溝の入口
端部をテーパ状に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のインスト
ルメントパネルのコラムホールの下側を覆うコラムホー
ルカバーの取付位置を改良したインストルメントパネル
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のインストルメントパネル本
体11の外観を示す斜視図である。インストルメントパ
ネル本体11のインストルメントクラスタ(計器群)1
2の下側にはステアリングシャフトを回動可能に支持し
たステアリングコラム(いずれも図示なし)が挿通する
コラムホール13が設けられている。コラムホール13
は、前記インストルメントクラスタ12の下辺部12a
と、その下方に配設されてコラムホール13の下部を覆
うコラムホールカバー14とにより形成されている。コ
ラムホールカバー14はインストルメントパネル本体1
1と同様に合成樹脂材によって形成されている。
【0003】図5に示すものはインストルメントパネル
本体11及びコラムホールカバー14の分解斜視図であ
る。インストルメントパネル本体11にコラムホールカ
バー14を組み付ける作業においては、先ず、メータ取
付用開口部14Aにインストルメントクラスタ12を取
り付ける(図4参照)と共に、その下側のコラムホール
13の部位にステアリングコラムを組み付け、組付完了
後、コラムホール13の下側にコラムホールカバー14
を取り付けて隙間を閉塞している。
【0004】コラムホールカバー14のインストルメン
トパネル本体11への取着について説明する。図6は、
コラムホールカバー14のインストルメントパネル本体
11への取付部分(右側のみ)を拡大して示したもの
で、図5に示すコラムホールカバー14をA方向から見
た図である。そして、コラムホールカバー14を取着す
る際は、コラムホールカバー14の両側の板面15に設
けた爪16を、図7に示すようなインストルメントパネ
ル本体11の係合片17(図5の符合B参照)に設けた
爪孔18に係合させて固定させていた。
【0005】なお、爪16は板面15に直交させて設け
た爪板19の外側面に突設されている。また、爪孔18
は撓みながら挿通した爪16が係止できるように爪16
の厚み(高さ)よりも若干狭い幅を有するものとなって
いる。爪孔18は爪板19が嵌合する細孔20とつなが
り、上面視、略凸形状の孔となっている(図8参照)。
【0006】なお、インストルメントパネル構造とし
て、実開平7−315077号公報に開示されているも
のがある。この公報に開示されているものは、インスト
ルメントパネルにステアリングコラムを挿通する孔を設
け、この孔の下部を覆うコラムホールカバーの側面に車
体中央側に延出した係合突起を設け、車体側の前記係合
突起に対応する部位に係合孔を設け、さらに、コラムホ
ールカバーの裏面に車体前部側に延びる弾性クリップ、
及び係着突起を設けると共に、車体側に係合孔を設けた
もので、このようなコラムホールカバーをインストルメ
ントパネルに取り付けることによって外れをなくし、か
つ、見栄えを良くしているものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来技術
において、インストルメントパネル本体11にコラムホ
ールカバー14を爪16により固定する場合、インスト
ルメントパネル本体11には、爪16及び爪板19に対
応して、爪孔18及び細孔20をつなげた上面視、凸形
状の孔を設けていた。すなわち、インストルメントパネ
ル本体11には、細孔20の他、爪16を撓ませて挿
通、係止させるための方形の爪孔18を形成しなければ
ならなかった。このように係合片17に爪孔18を設け
ると、それだけ孔の横幅が広くなって係合片17の面積
が広くなり材料及び重量の増加につながる問題がある。
また、係止手段を爪16と孔とによって形成すると、組
付方向が爪孔18の真上からだけとなり、組み付けが制
限されるだけでなく、コラムホールカバー14の形状も
制限され、デザイン上の自由度が少なくなる問題があ
る。
【0008】なお、実開平7−315077号公報に開
示されているインストルメントパネル構造は、コラムホ
ールカバーの係合突起及び、クリップや係着突起を車体
側の係合孔に嵌合させるようにしているので、組付方向
が一定方向であり、組付性が劣る問題がある。
【0009】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、インストルメントパネルにコラムホー
ルカバーの爪が係合するスリット状の溝を設けて、爪孔
が広くなるのを回避すると共に、爪の組付方向を改良
し、さらに、コラムホールカバーの形状の制限を回避
し、デザイン上の自由度を広くしたインストルメントパ
ネル構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、請求項1に記載された発明に
よれば、車両のインストルメントパネルにステアリング
コラムを挿通するコラムホールを形成すると共に、該コ
ラムホールの下部を覆うコラムホールカバーをインスト
ルメントパネルに取り付ける構造において、前記インス
トルメントパネルの前記コラムホールカバーの取付部位
を前記コラムホールカバーの爪等が嵌合する溝形状に形
成したことを特徴とするものである。
【0011】また、請求項2に記載された発明によれ
ば、請求項1に記載されたものにおいて、溝形状を一端
が開口したスリット状の溝に形成したことを特徴とする
ものである。
【0012】さらに、請求項3に記載された発明によれ
ば、請求項1または2に記載されたものにおいて、前記
溝形状の入口端部をテーパ形状にしたことを特徴とする
ものである。
【0013】請求項1に記載された発明は、インストル
メントパネルのコラムホールカバーを取り付ける部位に
溝形状を形成して、コラムホールカバー及び爪を車両の
後から前方向に動かすことによって、または、上から下
方向に動かすことによって、爪を溝に嵌合させて係止さ
せ、コラムホールカバーを固定する。
【0014】請求項2に記載された発明は、溝形状を一
端が開口したスリット状の溝に形成して、コラムホール
カバー及びその爪を後から前方向に、または上部から下
方向に移動させて、爪をスリット状の溝に嵌合させる。
溝形状をスリット状に形成させて、コラムホールカバー
の爪の嵌合を容易にする。
【0015】請求項3に記載された発明は、溝形状の入
口端部をテーパ形状にして、コラムホールカバーの爪
を、溝形状に、またはスリット状の溝に嵌合させ易くす
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、要
部を模式的に示した図1及び図2に基づき、図4乃至図
8と同一の部材には同一の符号を付して説明する。図1
及び図2は図3の合成樹脂製インストルメントパネル1
1の、符号Cで示す部位の係合片1を拡大して示したも
のである。係合片1はインストルメントパネル本体11
のメータ取付用開口部14Aの両側に設けられている
が、便宜上、右側だけを示して説明する。
【0017】コラムホールカバー14を取り付けるため
の係合片1には、車両後方に向いて開口したスリット状
の溝2が形成されている。溝2の入口端部には車両の前
方に進むに従って、すなわち、溝2の奥に進むに従って
溝幅が狭くなるようにテーパ部3が形成されている(図
2参照)。
【0018】以上説明した構造において、コラムホール
カバー14をインストルメントパネル本体11の係合片
1に組み付けてコラムホール13を形成する場合、コラ
ムホールカバー14の爪(図6参照)16の上端部が係
合片1の溝2の裏面に係合するようにして、コラムホー
ルカバー14の爪板(図6参照)19を車両前方に向け
てスリット状の溝2に差込んでいく。このとき爪16を
係合片1の溝2の下面に位置させておくとよい。爪板1
9の先端が溝2の奥の壁に当接したら、爪16は溝2の
裏面に係合しているので、コラムホールカバー14は係
合片1に固定されることになる。溝2の入口端部にはテ
ーパ部3が形成されていることにより、コラムホールカ
バー14の爪16が溝2に嵌合するのが容易になる。
【0019】なお、コラムホールカバー14を前方に移
動させながら溝2に爪板19を差し込み爪16を係合さ
せていったが、このようにはせず従来通り上方より、爪
16の押込可能な溝2の部分に爪16を押し込むように
しても爪16を係合させることができる。溝2をこのよ
うな形状にしたことにより、爪16を溝2の上方からで
も、後方からでも係合させ易くなり、作業性が向上す
る。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
たインストルメントパネル構造であるから、請求項1ま
たは2に記載された発明によれば、インストルメントパ
ネルのコラムホールカバーを取り付ける部位に溝形状ま
たはスリット状の溝を設けたので、コラムホールカバー
及び爪を後より前方に移動させ、または、コラムホール
カバー及び爪を溝等の真上より下方に移動させても、コ
ラムホールカバーの爪を溝に簡単に嵌合させることがで
きる。したがって、インストルメントパネルにコラムホ
ールカバーの爪を嵌合させる爪孔を設ける必要がなくな
り、インストルメントパネルのコラムホールカバーを取
り付ける部位の幅を狭くすることができる。また、従来
の幅のある爪孔を溝形状またはスリット状の溝に改良し
たので、組付方向の制限が少なくなって、コラムホール
カバーの形状の制限が回避され、デザイン上の自由度を
大きくすることができる。
【0021】請求項3に記載された発明によれば、イン
ストルメントパネルに設けたスリット状の溝の入口端部
をテーパ形状にしたので、コラムホールカバーの爪をイ
ンストルメントパネルの溝に容易に嵌合させることがで
き、作業能率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の要部を概略的に示した斜
視図である。
【図2】図1に示すものの上面図である。
【図3】本発明のスリット状の溝を係合片に設けたイン
ストルメントパネルの斜視図である。
【図4】従来のものを示し、コラムホールカバーを一体
に取り付けたインストルメントパネルの斜視図である。
【図5】図4に示したインストルメントパネルとコラム
ホールカバーの分解斜視図である。
【図6】図5に示すコラムホールカバーのA矢視部分の
斜視図である。
【図7】従来の、係合片に設けた爪孔及び細孔の斜視図
である。
【図8】図7に示すものの上面図である。
【符号の説明】 2 溝 3 テーパ部 11 インストルメントパネル本体 13 コラムホール 14 コラムホールカバー 16 爪

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のインストルメントパネルにステア
    リングコラムを挿通するコラムホールを形成すると共
    に、該コラムホールの下部を覆うコラムホールカバーを
    インストルメントパネルに取り付ける構造において、 前記インストルメントパネルの前記コラムホールカバー
    の取付部位を前記コラムホールカバーの爪等が嵌合する
    溝形状に形成したことを特徴とするインストルメントパ
    ネル構造。
  2. 【請求項2】 溝形状を一端が開口したスリット状の溝
    に形成したことを特徴とする請求項1記載のインストル
    メントパネル構造。
  3. 【請求項3】 前記溝形状の入口端部をテーパ形状にし
    たことを特徴とする請求項1または2記載のインストル
    メントパネル構造。
JP36670499A 1999-12-24 1999-12-24 インストルメントパネル構造 Pending JP2001180331A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009262761A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Toyota Auto Body Co Ltd 車両用バンパのグリル取付構造
JP2021084567A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 豊田合成株式会社 部材の取付構造

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