JP3800079B2 - ハンガー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車室内等の壁面に取り付けられるハンガーの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
車室内における従来のハンガーは、実用新案登録第2579455号公報に例示されているように、ハンガー本体の外に、壁面に取り付けるためのスタッドボルトや、抜け止め用板ばね部材のように複数の部品を組み合わせる必要があって、製造コスト及び組付け工数が増大することは避けられず、また、ハンガーを壁面に一旦取り付ければ、それを取り外すことが困難になるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、とくに壁面への取付けが容易で、比較的低コストのハンガーを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明にかかるハンガーは、フック部と上記フック部の背面における取付け部とが一体成形され、上記取付け部は、壁面に形成された取付孔の下端縁で上記取付孔の内面及び上記壁面の表裏両面に係止する第1係止部と、上記第1係止部から上記フック部と略反対側へ延び出して弾力的に折り返された舌片部と、上記舌片部の先端に形成されて上記下端縁と反対側の上記取付孔の上端縁で上記取付孔の内面に係止する第2係止部と、をそなえている。
【0005】
すなわち、ハンガーのフック部と取付け部とが一体成形されていて、壁面の取付孔の上下端縁には取付け部の第1係止部及び第2係止部がそれぞれ係止しているので、他の取付け用部品をとくに必要とせず、また、取付け部の第1係止部及び第2係止部が舌片部により接続されていて、舌片部における折り返し部分の弾力的屈曲により、壁面の取付孔に対して取付け部を容易に取り付けることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す本発明の実施形態例について説明する。
【0007】
図1及び図2において、樹脂製のハンガー1は、フック部2と、フック部2の背面における取付け部3とが一体成形されており、取付け部3は、台座4と、台座4の端面5及び突起6間に形成された第1係止部7と、第1係止部7からフック部2と略反対側へ延び出して弾力的に折り返された先細の舌片部8と、舌片部8の先端に形成された第2係止部9と、舌片部8の内部に形成された腕部10と、台座4とほぼ同じ高さの突起11と、をそなえている。
【0008】
車室内におけるルーフ等の壁面12は、板金13の車室内側が表面に柔軟性のある化粧板14で覆われたものであり、台座4及び突起11が化粧板14の孔部15内に配置されて、台座4の端面5及び突起11の端面16がそれぞれ板金13の車室内側に当接している。
【0009】
また、板金13の取付け孔17における一方の端縁18に第1係止部7が係止していると共に、端縁18とは反対側における取付け孔17の端縁19に第2係止部9が係止しており、さらに、第1係止部7及び第2係止部9、あるいは、それらのいずれか一方の横幅(図1の紙面と垂直方向の寸度)が取付孔17の横幅にほぼ等しく構成されている。
【0010】
すなわち、舌片部8の折り返された屈曲部分における弾力性によって第1係止部7及び第2係止部9がそれぞれ取付け孔17の端縁18及び端縁19と弾力的に係止しているため、ハンガー1が壁面12から外れることはなく、また、フック部2に掛けられた図示しないコート等によりフック部2に矢印Aの負荷が作用しても、台座4の端面5がほぼ全面的に板金13へ当接することにより板金13に荷重を伝えることができるので、ハンガー1は上記負荷を容易に、かつ、安定的に支持することが可能となり、しかも、化粧板14の孔部15や板金13の取付け孔17はハンガー1により完全に覆われているため、車室内の見栄えを損ねることもない。
【0011】
一方、上記のように壁面12へ取り付けられたハンガー1を壁面12から取り外す場合には、舌片部8における屈曲部分の弾力性に抗して、図1の状態から壁面12に沿い斜め上方へハンガー1を押し上げることにより図3の状態にまで変位させ、このとき、舌片部8内部の腕部10が第2係止部9の内面側へ弾力的に当接することにより、第1係止部7及び第2係止部9の相対的変位に弾力性が付与されるが、第1係止部7と取付け孔17の端縁18との係止が外されてから、第2係止部9と取付け孔17の端縁19との係止点を中心として図3の矢印Bのようにハンガー1を回動させ、図4のように舌片部8を取付け孔17内へ引き込めば、ハンガー1を車室内側へ引き出して壁面12から容易に取り外すことが可能となる。
【0012】
また、壁面12にハンガー1を取り付ける場合には、舌片部8における屈曲部分の弾力性に抗して先細の舌片部8を壁面12の取付け孔17内へ押し込めば、舌片部7の上記弾力性により自動的に第1係止部7及び第2係止部9がそれぞれ取付け孔17の端縁18及び端縁19と係止して、図1の状態となるので、ハンガー1の取付け操作は非常に簡単である。
【0013】
上記のように、ハンガー1はフック部2と取付け部3とが一体成形されていて、壁面12にハンガー1を取り付ける場合に他の部品を全く必要とせず、部品点数が最小となっているので、その製造コストを比較的低く抑制できると共に、壁面12に対するハンガー1の取付け操作が非常に簡単であるため、ハンガー1の取付け工数が少なくてすむ長所がある。
【0014】
また、必要に応じてハンガー1を容易に取り外すことができ、あるいは、一旦取り外したハンガー1を再度壁面12へ容易に取り付けることができるので、大層便利である。
【0015】
さらに、第1係止部7及び第2係止部9、あるいは、それらのいずれか一方の横幅が取付孔17の横幅にほぼ等しく構成されているため、取付孔17に対してハンガー1が横ずれをおこすことは確実に制止され、とくに、第1係止部7及び第2係止部9の横幅がそれぞれ取付孔17の横幅にほぼ等しく構成されている場合には、ハンガー1が壁面12に沿って回動することを確実に抑制できるので、フック部2に対するコート等の吊り下げ、取り外しを常に安定的に行うことができる特色がある。
【0016】
【発明の効果】
本発明にかかるハンガーにあっては、ハンガーのフック部と取付け部とが一体成形されて部品点数が少なく、また、壁面への取付け操作が容易であるため、製造コスト及び取付け工数を容易に低減させることができて、大層便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における縦断面拡大図。
【図2】上記実施形態例の斜視図。
【図3】上記実施形態例の操作説明図。
【図4】上記実施形態例の操作説明図。
【符号の説明】
1 ハンガー
2 フック部
3 取付け部
7 第1係止部
8 舌片部
9 第2係止部
12 壁面
13 板金
14 化粧板
17 取付け孔
Claims (2)
- フック部と上記フック部の背面における取付け部とが一体成形され、上記取付け部は、壁面に形成された取付孔の下端縁で上記取付孔の内面及び上記壁面の表裏両面に係止する第1係止部と、上記第1係止部から上記フック部と略反対側へ延び出して弾力的に折り返された舌片部と、上記舌片部の先端に形成されて上記下端縁と反対側の上記取付孔の上端縁で上記取付孔の内面に係止する第2係止部と、をそなえたハンガー。
- 請求項1において、上記第1係止部及び上記第2係止部の少なくとも一方の横幅が上記取付孔の横幅にほぼ等しいハンガー。
Priority Applications (1)
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JP2001363932A JP3800079B2 (ja) | 2001-11-29 | 2001-11-29 | ハンガー |
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JP2001363932A JP3800079B2 (ja) | 2001-11-29 | 2001-11-29 | ハンガー |
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JP3800079B2 true JP3800079B2 (ja) | 2006-07-19 |
Family
ID=19174190
Family Applications (1)
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JP2001363932A Expired - Fee Related JP3800079B2 (ja) | 2001-11-29 | 2001-11-29 | ハンガー |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3800079B2 (ja) |
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2001
- 2001-11-29 JP JP2001363932A patent/JP3800079B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2003165392A (ja) | 2003-06-10 |
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