JP3356651B2 - 合成樹脂製品の取付構造 - Google Patents

合成樹脂製品の取付構造

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JP3356651B2 JP12223597A JP12223597A JP3356651B2 JP 3356651 B2 JP3356651 B2 JP 3356651B2 JP 12223597 A JP12223597 A JP 12223597A JP 12223597 A JP12223597 A JP 12223597A JP 3356651 B2 JP3356651 B2 JP 3356651B2
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長俊 安達
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂製品の取付構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、被取付物に対する樹脂製品の取
付けは、ボルトによる螺着や接着剤による貼着等、様々
な方法で行われている。その中でも、取付状態が表面に
現れず、しかも取付けを簡単且つ確実に行うことが可能
な取付構造に、嵌合取付構造がある。嵌合取付構造は、
クリップを取付孔内に挿嵌させて、クリップと被取付物
との嵌合関係によって取付けるものである。
【0003】以下、従来の樹脂製品の嵌合取付構造の一
例について、図10に従って説明する。クリップ101
は、合成樹脂から形成され、例えば取付物の一部をなす
基端部102、頭部103、首部104から構成されて
いる。
【0004】基端部102は略直方体状をなし、その中
心に首部104が突設されている。頭部103は、首部
104の先端に形成されている。頭部103の両側に
は、基端部102に向かって拡幅したテーパ状をなし、
首部104側へ変形可能な鍵部103aが形成されてい
る。逆に言えば、各鍵部103aは、頭部103に向か
って収束しながら延びている。
【0005】ボディ110は、例えば自動車等のボディ
であり、取付孔111が設けられている。取付孔111
の径は、前記各鍵部103aが首部104側に変形させ
たときにクリップ101を挿入可能な大きさに設定され
ている。
【0006】このように構成されたクリップ101は、
矢印Jで示すように、頭部103から取付孔111に挿
入される。すると、クリップ101は、各鍵部103a
が取付孔111の内面に促されて首部104側に変形し
ながら挿入される。そして、頭部103が取付孔111
を通過して、各鍵部103aの自由端がボディ110の
裏面に達すると、各鍵部103aは、元の形状に戻ると
ともに取付孔111に嵌合する。すなわち、クリップ1
01は取付孔111に挿嵌された状態になる。そのた
め、クリップ101はボディ110に抜き出し不能な状
態に固定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の嵌合取付構造においては、一旦クリップ101が取
付孔111に取付けられると、取付方向からクリップ1
01を取外すことができない。つまり、取付孔111に
挿嵌されたクリップ101を取外すには、その作業をボ
ディ110の裏側から行う必要がある。そのため、中空
状をなすボディ110の場合等、ボディ110の裏側に
手が届かない場所にクリップ101を取付けた場合に
は、クリップ101を取外すことができなかった。した
がって、例えばクリップ101を電装品が収められる電
気接続箱に設け、その電気接続箱を交換する必要がある
場合に交換することができず、メンテナンス性が悪いと
いう問題点があった。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、簡単且つ確実に取り付
けることが可能であるとともに、簡単に取外すことが可
能な樹脂製品の取付構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、突起が掛止状態で嵌合される掛止孔を備えた合成樹
脂製品の取付構造において、前記突起を、首部と、首部
の先端に設けられた頭部と、頭部に設けられるととも
に、頭部に向かって収束しながら延び、首部側へ変形可
能な鍵部と、鍵部の先端に設けられた嵌合部とから構成
する一方、前記掛止孔には、同掛止孔の一部を開放する
開放部を設け、同開放部を介して前記掛止孔と、前記突
起の外周面との間にクリアランスが設けられる形状の抜
き出し孔とを連通させるとともに、前記開放部を一対の
弾性片によって形成し、前記各弾性片を、前記抜き出し
孔と掛止孔との境界に、前記抜き出し孔側へ突出させ
とともに先端に向かって互いに近接するように形成し、
前記突起を頭部から掛止孔に挿入することにより、前記
嵌合部が前記掛止孔の縁部と嵌合して突起を保持する一
方、前記弾性片の先端方向に前記突起を移動させること
で前記嵌合部によって弾性片を変形させた後、突起を掛
止孔から抜き出し孔に移動させることで嵌合部と弾性片
との嵌合状態を解除させ、突起を掛止孔から取外可能と
したことをその要旨とする。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の合成樹脂製品の取付構造において、前記突起の先端
から前記掛止孔に挿入させることにより、突起を掛止状
態で嵌合させて回り止めした状態で保持させることをそ
の要旨とする。
【0011】
【0012】
【0013】なお、以下に述べる発明の実施の形態にお
いて、特許請求の範囲または課題を解決するための手段
に記載の「突起」はクリップ21,41から構成され、
同じく「掛止孔」は取付孔14及び弾性片15、若しく
取付孔3から構成され、同じく「抜き出し孔」は孔
部13,3から構成され、同じく「嵌合部」は嵌合切
欠き22から構成される。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、本発明を具体化した第1実施形
態を図1〜図3に従って説明する。
【0015】尚、本実施形態において、図7に示した従
来の形態と同じ構成部材については符号を等しくしてそ
の詳細な説明を省略する。ボディ11は例えば自動車等
のボディであり、そのボディ11には取付部12が設け
られている。取付部12は、略「凸」字状に設けられた
孔部13、変形可能な一対の弾性片15を備えた取付孔
14から構成されている。
【0016】孔部13は、後記するクリップ21よりも
大きく設けられている。すなわち、孔部13は、クリッ
プ21の外周面との間にクリアランスを有する形状に設
けられている。
【0017】取付孔14は、孔部13の一辺13aに設
けられている。各弾性片15は、孔部13と取付孔14
との境界に形成され、取付孔14の構成要素となってい
る。これによって、取付孔14は、一部が切り欠かれた
略長穴状をなしている。言い換えれば、取付孔14の一
部を各弾性片15によって構成することにより取付孔1
4の一部が開放され、取付孔14と孔部13とが連通し
ている。
【0018】クリップ21は、クリップ101の各鍵部
103aの自由端に、それぞれ嵌合切欠き22が設けら
れたものである。次に、クリップ21のボディ11に対
する取付作業について説明する。
【0019】図1に示すように、クリップ21は、矢印
B方向に頭部103から取付孔14に挿入される。する
と、上記した従来の形態と同様の作用によって、クリッ
プ21がボディ11に抜き出し不能な状態に固定され
る。このとき、図2に示すように、クリップ21は、各
鍵部103aの嵌合切欠き22が取付孔14の縁部に掛
止状態で嵌合する。つまり、クリップ21は、取付孔1
4に挿嵌された状態になる。そのため、クリップ101
は取付孔14内に回り止めされた状態に固定される。
【0020】続いて、クリップ21の取外し作業につい
て図3に従って説明する。図3(a)に示すように、取
付孔14内に取付けられたクリップ21を矢印C方向に
スライドさせる。すると、図3(b)に示すように、ク
リップ21のスライドとともに、各嵌合切欠き22に沿
って各弾性片15が矢印D方向に変形する。さらにクリ
ップ21を矢印C方向にスライドさせると、図3(c)
に示すように、クリップ21は、各弾性片15との嵌合
状態から解放されて、取付孔14から孔部13に移動す
る。これにより、クリップ101の取外しを完了する。
このとき、各弾性片15は、各嵌合切欠き22から解放
されて元の形状に戻る。すなわち、クリップ21の取外
し作業は、取付孔14に取付けられた状態から、クリッ
プ21を図3(a),(b)に示す矢印C方向にスライ
ドさせることによって行う。
【0021】次に、本実施形態の作用及び効果について
説明する。 ・ クリップ21をボディ11に取付けるには、クリッ
プ21を取付孔14内に挿入すればよい。クリップ21
の取付状態においては、クリップ21の各嵌合切欠き2
2が取付部12の各弾性片15に嵌合する。また、クリ
ップ21をボディ11から取り外すには、クリップ21
を各弾性片15方向へスライドさせればよい。したがっ
て、クリップ21をボディ11に対して簡単且つ確実に
取り付けることができるとともに、簡単に取外すことが
できる。
【0022】・ ボディ11に取付けられたクリップ2
1を、クリップ21の取付け方向から取外すことができ
る。そのため、クリップ21を、ボディ11の裏側に手
が届かない場所に取り付けた場合においても簡単に取外
すことができる。したがって、例えばクリップ21を電
装品が収められる電気接続箱に設け、その電気接続箱を
交換する必要がある場合に交換することができ、メンテ
ナンス性を向上させることができる。
【0023】・ クリップ21がボディ11に取付けら
れたとき、クリップ21の嵌合切欠き22が取付部12
の取付孔14に嵌合する。そのため、クリップ21は、
取付孔14内に回り止めされた状態で保持される。した
がって、クリップ21をボディ11に確実に取付けるこ
とができる。
【0024】(第2実施形態)以下、本発明を具体化し
た第2実施形態を図4〜図6に従って説明する。第1実
施形態における取付部12に相当する取付部31は、孔
部32、取付孔33、一対の突部34から構成されてい
る。孔部32は、後記するクリップ41よりも大きく設
けられている。すなわち、孔部32は、クリップ41の
外周面との間にクリアランスを有する形状に設けられて
いる。取付孔33は、孔部32の一辺32aに設けら
れ、孔部32と連通している。図5(a)に示すよう
に、各突部34は略半楕球状をなし、ボディ11の一面
11aにおける孔部32と取付孔33との境界近傍に形
成されている。
【0025】第1実施形態のクリップ21に相当するク
リップ41は、前記クリップ21の構成要素に、一対の
可撓片42が加わったものである。各可撓片42は、首
部104の基端における各鍵部103aが設けられた面
に、先端が各鍵部103a側に近づくように傾倒されて
いる。
【0026】次に、クリップ41のボディ11に対する
取付作業及び、クリップ41のボディ11からの取外し
作業について説明する。クリップ41の取付作業は、上
記第1実施形態と同様に行われる。すなわち、図4及び
図5に示すように、クリップ21は、頭部103から取
付孔33に挿入され、各鍵部103aの嵌合切欠き22
が取付孔33の縁部に掛止状態で嵌合する。なお、この
状態において、図5(a),(b)に示すように、各可
撓片42の先端がボディ11の一面11aに当接する。
それとともに、各突部34は、各可撓片42が各突部3
4に引っかかることによって、クリップ41が孔部32
側へ移動することを防止する。
【0027】また、クリップ41の取外し作業は、図5
(b)に示すように、クリップ41を矢印C方向に移動
させる。すると、図6に示すように、各可撓片42が各
突部34の球面に沿って撓む。そのままクリップ41を
矢印C方向に移動させると、各可撓片42が各突部34
を乗り越えて、クリップ41は孔部32に達する。この
ようにして、クリップ41の取外しを完了する。つま
り、クリップ41をボディ11から取外すには、第1実
施形態と同様に、クリップ41をスライドさせることに
よって行う。
【0028】次に、本実施形態の作用及び効果について
説明する。なお、本実施形態は上記した第1実施形態と
同様の作用及び効果を得ることができるため、ここでは
特徴的な作用及び効果についてのみ説明する。
【0029】・ 本実施形態では、一対の可撓片42を
備えたクリップ41が用いられ、クリップ41をボディ
11に取付けた際に、各可撓片42がボディ11の一面
11aに当接することにより、クリップ41の基端部1
02とボディ11との間のクリアランスによって生じる
クリップ41のガタツキを防止することができる。ま
た、クリップ41を取付けた状態において、各可撓片4
2が取付部31の各突部34を乗り越えてしまうだけの
外力(図5(b)に示す矢印C方向への外力)が加わら
ない限り、クリップ41はボディ11から外れることが
ない。したがって、クリップ41を確実にボディ11に
取付けることができる。逆に言えば、ボディ11に取付
けられたクリップ41を取外すには、クリップ41を図
5に示す矢印C方向にスライドさせて、各可撓片42が
各突部34を乗り越えるようにすればよい。したがっ
て、クリップ41をボディ11から簡単に取外すことが
できる。
【0030】(第3実施形態)以下、本発明を具体化し
た第3実施形態を図7及び図8に従って説明する。本実
施形態において、上記した第2実施形態との相違点は、
第2実施形態における取付部31を取付部51に変更し
た点のみである。
【0031】取付部51は、孔部32、取付孔33、一
対の突部52から構成されている。図5(a)に示すよ
うに、各突部52は半楕球状をなし、ボディ11の一面
11bにおける孔部32と取付孔33との境界あたりに
形成されている。すなわち、一対の突部52は、上記し
た第2実施形態の取付部31の一対の突部34がボディ
11の一面11aと対向する側の面11bに形成された
ものである。
【0032】クリップ41の取付作業においては、上記
第2実施形態と同様に行われる。すると、各可撓片42
の先端がボディ11の一面11aに当接する。それとと
もに、各突部52は、クリップ42の各嵌合切欠き22
が各突部52に引っかかることによって、クリップ41
が孔部32側へ移動することを防止する。
【0033】また、クリップ41の取外し作業は、図7
及び図8(b)に示すように、クリップ41を矢印C方
向に移動させる。すると、各可撓片42が撓みながら、
クリップ41の各嵌合切欠き22が各突部52を乗り越
えて、クリップ41は孔部32に達する。このようにし
て、クリップ41の取外しを完了する。つまり、クリッ
プ41をボディ11から取外すには、第1及び第2実施
形態と同様に、クリップ41をスライドさせることによ
って行う。
【0034】本実施形態によれば、上記第2実施形態と
同様の作用及び効果を得ることができる。尚、上記各実
施形態は以下のように変更してもよく、その場合でも同
様の作用および効果を得ることができる。
【0035】・ 上記第1実施形態の取付部12を、図
9に示す取付部61に変更する。取付部61は、上記実
施形態の取付部12に、略「L」字状をなす一対の延長
部62を加えたものである。各延長部62は、一端が孔
部13の一辺13aと対向する側の辺13bに接続さ
れ、他端が各弾性片15に接続された状態に形成されて
いる。
【0036】このようにしても、取付孔14内に取付け
られたクリップ21を取り外す際に、クリップ21を矢
印C方向にスライドさせれば、各延長部62と弾性片1
5との接続部が矢印E方向に変形するため、クリップ2
1を簡単に取外すことができる。しかも、各延長部62
を加えることにより、各弾性片15を補強することがで
きる。なお、各延長部62の形状は、略「L」字状に限
らず、例えば各弾性片15から孔部13の一辺13bに
直線的に延びる「I」字状に形成してもよい。
【0037】・ 上記第1実施形態では、取付孔14を
略長穴状に形成したが、これを丸穴状に形成してもよ
い。 ・ 上記第1実施形態では、クリップ21を用いたが、
クリップ41に変更してもよい。このようにすれば、ク
リップ41の基端部102とボディ11との間のクリア
ランスによって生じるクリップ41のガタツキを防止す
ることができる。
【0038】・ 上記第2及び第3実施形態では、各取
付部31,51の各突部34,52を略半楕球状に形成
したが、これらを、半球状や半円柱状等の他の形状の突
起に変更してもよい。
【0039】・ 上記第2及び第3実施形態では、各取
付部31,51に各突部34,52を設けたが、それら
の各突部34,52の代わりに、ボディ11の各面11
a,11bに凹部を設ける。但し、ボディ11の一面1
1bに凹部を設けた場合には、クリップ41の嵌合切欠
きを除去したクリップ41を用いる必要がある。
【0040】このようにして、ボディ11の一面11a
に凹部を設けた場合、クリップ41の各可撓片42が凹
部内に係止されるようにすれば、クリップ41が孔部3
2側へ移動するのを防止することができる。また、ボデ
ィ11の一面11bに凹部を設けた場合、クリップ41
の各鍵部103aの自由端が凹部内に係止されるように
すれば、クリップ41が孔部32側へ移動するのを防止
することができる。
【0041】以上、各実施形態について説明したが、各
実施形態から把握できる請求項以外の技術的思想につい
て、以下にそれらの効果と共に記載する。 ・ 請求項1〜3のいずれか1項に記載の合成樹脂製品
の取付構造において、前記弾性片は、弾性片を補強する
ための補強手段を備えた合成樹脂製品の取付構造。
【0042】このようにすれば、クリップを簡単に取外
すことができるとともに、弾性片を補強することができ
【0043】
【0044】
【発明の効果】請求項1又は2のいずれか1項に記載の
発明によれば、突起の嵌合部と掛止孔とを嵌合させるこ
とによって、突起が掛止孔に保持される。したがって、
突起を掛止孔に確実に保持させることができる。また、
掛止孔と抜き出し孔とが開放部によって連通している。
そのため、突起の取外し作業は、突起を掛止孔から抜き
出し孔に弾性片を変形させながら移動することによって
行われる。したがって、突起を掛止孔から簡単に取外す
ことができる。
【0045】請求項2に記載の発明によれば、突起の先
端から掛止孔に挿入することによって、突起の取付けが
行われる。したがって、突起を掛止孔に簡単に取付ける
ことができる。
【0046】
【0047】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の斜視図。
【図2】図1のA−A線方向から見た要部断面図。
【図3】第1実施形態の取外し作業を説明するための正
面図。
【図4】第2実施形態の斜視図。
【図5】(a)は図4のF−F線方向から見た要部断面
図、(b)は図4のG−G線方向から見た要部断面図。
【図6】第2実施形態の取外し状態を示す要部断面図。
【図7】第3実施形態の平面図。
【図8】(a)は図7のH−H線断面図、(b)は図7
のI−I線断面図。
【図9】別の実施形態の平面図。
【図10】従来の形態の斜視図。
【符号の説明】
11…ボディ、12,31,51…取付部、13,32
…抜き出し孔としての孔部、14,33…掛止孔として
の取付孔、15…掛止孔としての弾性片、21,41…
突起としてのクリップ、22…嵌合部としての嵌合切欠
き、34,52…突部、102…基端部、103…頭
部、103a…鍵部、104…首部。
フロントページの続き (72)発明者 青木 一弘 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車 株式会社 内 (56)参考文献 特開 平4−39406(JP,A) 実開 平4−84905(JP,U) 実開 平5−92515(JP,U) 実開 平6−14514(JP,U) 実開 昭50−59460(JP,U) 実開 昭58−28111(JP,U) 実開 昭61−150509(JP,U) 実開 昭62−45413(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 17/00 - 19/14 F16B 21/00 - 21/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突起が掛止状態で嵌合される掛止孔を備
    えた合成樹脂製品の取付構造において、 前記突起を、首部と、首部の先端に設けられた頭部と、
    頭部に設けられるとともに、頭部に向かって収束しなが
    ら延び、首部側へ変形可能な鍵部と、鍵部の先端に設け
    られた嵌合部とから構成する一方、 前記掛止孔には、同掛止孔の一部を開放する開放部を設
    け、同開放部を介して前記掛止孔と、前記突起の外周面
    との間にクリアランスが設けられる形状の抜き出し孔と
    を連通させるとともに、前記開放部を一対の弾性片によ
    って形成し、 前記各弾性片を、前記抜き出し孔と掛止孔との境界に、
    前記抜き出し孔側へ突出させるとともに先端に向かって
    互いに近接するように形成し、 前記突起を頭部から掛止孔に挿入することにより、前記
    嵌合部が前記掛止孔の縁部と嵌合して突起を保持する一
    方、 前記弾性片の先端方向に前記突起を移動させることで前
    記嵌合部によって弾性片を変形させた後、突起を掛止孔
    から抜き出し孔に移動させることで嵌合部と弾性片との
    嵌合状態を解除させ、突起を掛止孔から取外可能とした
    合成樹脂製品の取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の合成樹脂製品の取付構
    造において、 前記突起の先端から前記掛止孔に挿入させることによ
    り、突起を掛止状態で嵌合させて回り止めした状態で保
    持させる合成樹脂製品の取付構造。
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