JP4095201B2 - 戸当り - Google Patents

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克巳 八木
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株式会社八木
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は戸当りに関する。さらに詳しくは磁石を備えた戸当りであって、戸などの被当接対象に衝突するときの異音の発生を防止でき、かつ磁石の耐久性を向上することができる戸当りに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図4〜5に示すように、戸50またはノブ51が壁または戸50周辺の家具やキャビネット52などに衝突し、これらに損傷が生じるのを防ぐために戸当り53が戸50の付近の床54に設けられている。
【0003】
かかる戸当り53としては、床54に立設される雄ねじ(図示せず)に螺着される基部55と、該基部55の上部に固着される緩衝体56とからなるものがある。
【0004】
また、戸50を開放状態にしておくために、前記基部55内に差し込まれているU字状の止め金具57を引き抜き、戸50の側面に設けられた鉤付き座金58の鉤部59に係止するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図4〜5示される戸当りは、戸50を開放状態に維持したり、当該開放状態を解除するために、止め金具57を戸50側の鉤部59に手で係止したり、外したりしなければならないため、手間がかかる。
【0006】
そこで、戸当りに磁石を設けたものが従来から提案されている。かかる戸当りは、磁性体からなる戸または非磁性体からなる戸に取り付けられた磁性プレートなどの磁性体からなる被当接対象を、前記磁石に吸着させることによって、戸を一時的に開放状態に保持することができる。
【0007】
しかし、このような磁石を備えた戸当りは、前記被当接対象に衝突するときに異音が発生するという問題がある.
また、この衝突時の衝撃が磁石に直接作用することによって、磁石の耐久性が低くなるという問題がある。
【0008】
本発明はかかる問題を解消するためになされたものであり、磁石を備えた戸当りであって、戸などの被当接対象に衝突するときの異音の発生を防止でき、かつ磁石の耐久性を向上することができる戸当りを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の戸当りは、(a)戸当り本体と、
(b)該戸当り本体の一端に取り付けられた、弾性体からなる緩衝体と、
(c)該緩衝体に取り付けられた磁石とからなり、
前記緩衝体において、磁性体からなる被当接対象に当接する面に前記磁石を配設するための凹部が形成され、
前記磁石が、前記凹部の外端縁よりも奥で、かつ前記緩衝体の弾性変形により前記被当接対象に接触し得る位置に、配設されてなり、若干の回動ができるように、前記緩衝体に対して軸の役割を担うようピンによって連結されてなることを特徴とする。
【0010】
前記磁石が、前記凹部の外端縁よりも0.5〜2mm程度奥に配設されてなるのが好ましい。
【0011】
前記磁石が、磁石本体と、該磁石本体を挟む一対の磁性板とからなり、前記磁石本体の前端縁が、前記一対の磁性板の前端縁よりも奥に位置するのが好ましい。
【0012】
前記一対の磁性板のうち、少なくとも一方の磁性板の対向面の前端付近において、凸部が設けられてなるのが好ましい。
【0014】
前記ピンが磁性体で作製され、かつ、前記磁石における当該ピンと係合するための係合孔が当該ピンとの若干の遊びを有するように形成されてなるのが好ましい。
【0015】
前記緩衝体が、強く回動させれば回動できるが抜き取ることができないように、前記戸当り本体に対して、リベットでかしめられてなるのが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の戸当りをさらに詳細に説明する。図1は本発明の戸当りの一実施の形態を示す斜視説明図、図2は図1の戸当りの断面説明図および図3は図1の磁石の拡大図である。
【0017】
図1〜3に示される戸当りは、戸当り本体1と、該戸当り本体1の上端に取り付けられた、弾性体からなる緩衝体2と、該緩衝体2に取り付けられた磁石3とから構成されている。
【0018】
戸当り本体1は、内部に形成された雌ねじ1aを床に立設される雄ねじ(図示せず)に螺着させることにより、床に固定することができる。
【0019】
緩衝体2は、ゴムまたは合成樹脂などの弾性材料で作製され、たとえば射出成形などで一体成形される。緩衝体2において、磁性体からなる被当接対象、たとえば戸Dにねじ止めまたは接着により取り付けられた磁性体プレート4に当接する面には、磁石3を配設するための凹部5が形成されている。
【0020】
磁石3は、凹部5の外端縁6よりも奥で、かつ緩衝体2の弾性変形により磁性体プレート4に接触し得る位置に、配設されている。緩衝体2の弾性変形は、たとえば、凹部5の外端縁6の周辺部2aおよび/または後述するピン16と係合する部分2bにおける収縮などに基づいている。
【0021】
本実施の形態では、磁性体からなる被当接対象として、磁性体プレート4を採用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の磁性体のものを採用することができ、たとえば磁性体からなる戸そのものであってもよい。
【0022】
以上の構成により、図1〜2に示されるように、戸Dを全開させれば、磁性体プレート4はまず緩衝体2に接触し、ついで緩衝体2が前記周辺部2aおよび部分2bなどで弾性変形し、最後に磁石3に当接して戸Dを開放状態に保持する。このように、磁石3と磁性体プレート4とが当接する前に緩衝体2の弾性変形による緩衝作用により、磁性体プレート4または戸Dなどの被当接対象に衝突するときの異音の発生を防止でき、かつ磁石3の耐久性を向上することができる。
【0023】
一方、戸Dの全開保持を解除したいときには、磁石3の吸引力に抗して、戸Dを閉めるだけでよい。
【0024】
磁石3は、後述する磁性板8、9の前端縁11、12を基準として、凹部5の外端縁6よりも0.5〜2mm程度奥(図2の距離A参照)に配設されているのが好ましい。その場合、磁石3(具体的には磁性板8、9の前端縁11、12)が、緩衝体2の弾性変形により磁性体プレート4に確実に接触することができる。
【0025】
本実施の形態の磁石3は、磁石本体7と、該磁石本体7を挟む一対の磁性板8、9とからなり、磁石本体7の前端縁10が、一対の磁性板8、9の前端縁11、12よりも奥に位置している。そのため、磁石本体7が直接磁性体プレート4に接触しないため、磁石本体7の耐久性がより向上する。
【0026】
しかも、一対の磁性板8、9のそれぞれの対向面の前端付近において、凸部として、一対の突条13が設けられている。そのため、磁石本体7を、磁性板8、9の前端縁11、12よりも奥の位置に確実に保持して磁性体プレート4と当接しないようにすることができる。なお、凸部は、磁性板8、9の少なくとも一方の対向面に設けられていればよく、突条13の代わりに突起であってもよい。
【0027】
さらに、本実施の形態では、戸Dの傾きやがたつきなどに対応できるように、磁石3は若干の回動ができるようになっている。具体的には、磁石3は、一対の磁性板8、9の後方の突出部14の係合孔15に挿入されたピン16によって、緩衝体2に対して連結されている。
【0028】
また、前記ピン16を磁性体の小片(磁性体プレート4より小さい)で作製し、係合孔15を、当該ピン16との若干の遊びを有するように、たとえば前後方向に若干のびる長孔状に形成すれば、磁石3に磁性体プレート4が近づいたとき(ピン16よりも磁性体プレート4への磁石3の吸引力が強いとき)に磁石3(具体的には図2の前端縁10〜12および突条13)が磁性体プレート4に引きつけられて若干前方へ移動し、一方、磁性体プレート4が遠ざかったときに、磁石3がピン16に引きつけられて若干後方へ移動できる。
【0029】
また、本実施の形態では、緩衝体2は、強く回動させれば回動できるが抜き取ることができないように、前記戸当り本体1に対して、リベット17でかしめられているため、戸当りを床に固定したのちに、緩衝体2を手などで強制的に回転させることにより、磁石3を前記磁性体プレート4に対して正面に向けさせるように微調整を行なうことができる。
【0030】
さらに、図示されていないが、本実施の形態の戸当りの上部において、従来の戸当りのような止め金具(図5のU字状の止め金具57など)を設ければ、当該止め金具を戸の一部(図5の鉤付き座金58の鉤部59など)に係止させることにより、強風を受けて戸が急に閉まる不具合がない。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、磁石を備えた戸当りであって、戸などの被当接対象に衝突するときの異音の発生を防止でき、かつ磁石の耐久性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の戸当りの一実施の形態を示す斜視説明図である。
【図2】図1の戸当りの断面説明図である。
【図3】図1の磁石の拡大図である。
【図4】従来の戸の固定状態を示す説明図である。
【図5】従来の戸当りを示す説明図である。
【符号の説明】
1 戸当り本体
2 緩衝体
3 磁石
4 磁性体プレート
5 凹部
6 外端縁

Claims (6)

  1. (a)戸当り本体と、
    (b)該戸当り本体の一端に取り付けられた、弾性体からなる緩衝体と、
    (c)該緩衝体に取り付けられた磁石とからなり、
    前記緩衝体において、磁性体からなる被当接対象に当接する面に前記磁石を配設するための凹部が形成され、
    前記磁石が、前記凹部の外端縁よりも奥で、かつ前記緩衝体の弾性変形により前記被当接対象に接触し得る位置に、配設されてなり、若干の回動ができるように、前記緩衝体に対して軸の役割を担うようピンによって連結されてなる戸当り。
  2. 前記磁石が、前記凹部の外端縁よりも0.5〜2mm程度奥に配設されてなる請求項1記載の戸当り。
  3. 前記磁石が、磁石本体と、該磁石本体を挟む一対の磁性板とからなり、前記磁石本体の前端縁が、前記一対の磁性板の前端縁よりも奥に位置する請求項1または2記載の戸当り。
  4. 前記一対の磁性板のうち、少なくとも一方の磁性板の対向面の前端付近において、凸部が設けられてなる請求項3記載の戸当り。
  5. 前記ピンが磁性体で作製され、かつ、前記磁石における当該ピンと係合するための係合孔が当該ピンとの若干の遊びを有するように形成されてなる請求項記載の戸当り。
  6. 前記緩衝体が、強く回動させれば回動できるが抜き取ることができないように、前記戸当り本体に対して、リベットでかしめられてなる請求項記載の戸当り。
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