JP7360620B2 - 部品、冷却装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、部品、冷却装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、第一部材と、第二部材とを備え、第二部材は、第一部材の係合突起に係合し、第一部材の第二部材に対する所定の方向の分離を規制する係合部を有する部品が知られている。
特許文献1には、上記部品として、ボックス本体に係合突起を設け、蓋体に係合部たる係止段差部を設け、蓋体の係止段差部がボックス本体の係合突起を乗り越えて両者を係合するものが記載されている。
しかしながら、蓋体などの第二部材の係止段差部などの係合部がボックス本体などの第一部材の係合突起を乗り越える際に、弾性変形する部材である第一部材にかかる応力により第一部材が破損するおそれがあった。
上述した課題を解決するために、本発明は、第一部材と、第二部材とを備え、前記第二部材は、前記第一部材の係合突起に係合し、前記第一部材の前記第二部材に対する所定の方向の分離を規制する係合部を有する部品において、前記係合部は、前記第二部材の本体よりも前記第一部材の前記第二部材に対する分離方向下流側に位置し、前記分離方向下流側から前記係合突起に対向し、前記分離方向に対して直交する方向に延びる対向部と、前記対向部の前記直交する方向の一端に接続され、前記第二部材の本体と前記対向部とを連結する第一連結部と、前記対向部の前記直交する方向の他端に接続され、前記本体と前記対向部とを連結する第二連結部とを有し、前記第二連結部は、前記第一部材の前記係合突起が設けられた面からの高さが、前記係合突起の高さよりも高く、記直交する方向に前記係合突起が移動可能な前記対向部に対して段差状の逃げ部を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、組み付ける際の第一部材または第二部材の破損を抑制することができる。
実施形態に係る複写機を示す外観斜視図。 この複写機のプリンター及び給排紙装置の内部構成の概略を、複写機の前側から示す構成図。 定着装置と、搬送冷却ユニットとを示す斜視図。 搬送冷却ユニットを搬送中の用紙とともに示す横断面図。 搬送冷却ユニットの分解斜視図。 搬送冷却ユニットの要部拡大斜視図。 (a)は、前側板及びその周辺を部分的に示す部分斜視図であり、(b)は、後側板及びその周辺を部分的に示す部分斜視図。 排紙路のジャム紙を取り除く様子を示す図。 上送風ダクトの斜視図。 上送風ダクトの分解斜視図。 図9のA付近を第二部材から見た拡大図。 係合突起が、逃げ部に位置するときの概略断面図。 係合突起が係合部に係合しているときの概略断面図。 図9のA付近を第一部材から見た拡大図。 図9のB付近の拡大図。 図10のD付近の拡大図。 図9のC付近の拡大図。 図10のE付近の拡大図。 第一部材を第二部材に組み付ける際の係合部付近を示す図。 第一部材を第二部材に組み付ける際の前側付近を示す図。 突き当て突起が第一部材の傾斜面に突き当たり前後方向の位置決めが行われたときの上送風ガイドの後側を示す図。 従来例の上送風ダクトの係合部を示す拡大斜視図。 従来例の第一部材の係合突起を、係合部に係合させる様子を示す図。 第二連結部を無くした係合部を示す図。
以下、本発明を画像形成装置としての複写機に適用した一実施形態について説明する。
まず、実施形態に係る複写機の基本的な構成について説明する。図1は、実施形態に係る複写機を示す外観斜視図である。この複写機は、電子写真方式によって画像を形成するプリンター1と、給排紙装置200と、自動原稿搬送装置を搭載したスキャナー300と、操作表示部400とを備えている。
シートとしての用紙に画像を形成するプリンター1は、画像形成部2と、用紙搬送部100とを有している。用紙搬送部100は、図示のように、プリンター1の画像形成部2を含む本体に対してスライド移動して本体から引き出されるようになっている。
同図においては、複写機を左斜め前側から示している。同図における矢印F方向は、複写機内部において複写機の前側に向かう方向を示している。また、矢印Re方向は、複写機内部において複写機の後側に向かう方向を示している。また、矢印Ri方向は、複写機内部において複写機の右側に向かう方向を示している。また、矢印L方向は、複写機内部において複写機の左側に向かう方向を示している。
図2は、この複写機のプリンター1及び給排紙装置200の内部構成の概略を、複写機の前側から示す構成図である。プリンター1の画像形成部2は、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)のトナー像を作像するための作像ユニット3Y,3M,3C,3Kを有しており、これらは複写機の左右方向に所定のピッチで並んでいる。なお、数字の符号の後に付されているY,M,C,Kという添字は、Y,M,C,K用の部材や装置であることを示すものである。
画像形成部2は、Y,M,C,K用の作像ユニット3Y,3M,3C,3Kの他に、これらの下方に配設された転写ユニット15を有している。
Y,M,C,K用の作像ユニット3Y,3M,3C,3Kは、互いに使用するトナーの色が異なっている点の他が、ほぼ同様の構成になっている。以下、Yトナー像を作像するための作像ユニット3Yを例にして、作像ユニットの構成について説明する。
Y用の作像ユニット3Yは、ドラム状の感光体4Yを有している。また、感光体4Yの周囲に配設された、帯電器5Y、露光装置6Y、現像装置7Y、ドラムクリーニング装置8Yなども有している。
作像ユニット3Yにおいては、感光体4Yが図中反時計回り方向に回転駆動され、帯電器5Yとの対向位置で帯電器5Yによって周面がトナーの帯電極性と同じ極性に一様に高圧帯電せしめられる。一様帯電後の感光体4Y表面は、画像情報に基づいて変調されるレーザー光を出射する露光装置6Yによって光走査される。この光走査によって露光された感光体4Yの表面箇所は、電位を減衰させて静電潜像を担持する。
この静電潜像は、現像装置7YによってYトナーが選択的に付着せしめられることで、現像されてYトナー像となる。このYトナー像は、感光体4Yの回転に伴って、感光体4Yと、後述する中間転写ベルト16との当接によるY用の一次転写ニップに進入する。
転写ユニット15は、無端状の中間転写ベルト16を、これのループ内側に配設された複数のローラに掛け回して張架しながら、何れか一つのローラの回転駆動によって図中矢印A方向に無端移動せしめる。
中間転写ベルト16のループ内側に配設された複数のローラのうち、Y用の一次転写ローラ17Yは、Y用の感光体4Yとの間に中間転写ベルト16を挟み込んでいる。これにより、Y用の感光体4Yと中間転写ベルト16の外周面との当接によるY用の一次転写ニップが形成されている。
Y用の一次転写ローラ17Yには、トナーの帯電極性とは逆極性の一次転写バイアスが印加される。これにより、Y用の一次転写ニップには、Y用の感光体4Y上のYトナー像を感光体側からベルト表面側に向けて静電移動させる一次転写電界が形成される。Y用の感光体4Y上のYトナー像は、Y用の一次転写ニップにおいて、一次転写電界やニップ圧の作用によって中間転写ベルト16の外周面に一次転写される。
Y用の一次転写ニップを通過した後の感光体4Yの表面には、中間転写ベルト16に一次転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、ドラムクリーニング装置8Yによって感光体4Yの表面から除去される。
M,C,K用の作像ユニット3M,3C,3Kにおいても、Y用の作像ユニット3Yと同様の電子写真プロセスにより、感光体4M,4C,4Kの表面にMトナー像,Cトナー像,Kトナー像を作像する。
中間転写ベルト16のループ内には、Y用の一次転写ローラ17Yの他に、M,C,K用の一次転写ローラ17M,17C,17Kが配設されており、M,C,K用の感光体4Y,4M,4C,4Kとの間に中間転写ベルト16を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト16の外周面と、M,C,K用の感光体4M,4C,4Kとの当接によるM,C,K用の一次転写ニップが形成されている。
中間転写ベルト16の外周面に一次転写されたYトナー像には、M,C,K用の一次転写ニップにおいてMトナー像,Cトナー像,Kトナー像が順次重ね合わせて一次転写される。これにより、中間転写ベルト16の外周面には四色重ね合わせトナー像が形成される。
中間転写ベルト16の下方には、二次転写ローラ103が配設されており、中間転写ベルト16のループ内に配設された二次転写対向ローラ18との間に中間転写ベルト16を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト16の外周面と二次転写ローラ103との当接による二次転写ニップが形成されている。この二次転写ニップには、トナーの帯電極性と同極性の二次転写バイアスが印加される二次転写対向ローラ18と、電気的に接地された二次転写ローラ103との間に二次転写電界が形成されている。
中間転写ベルト16の外周面に形成された四色重ね合わせトナー像は、中間転写ベルト16の無端移動に伴って、二次転写ニップに進入する。
複写機の給排紙装置200は、プリンター1の用紙搬送部100の下方に、給紙バンク201や給紙カセット202を有している。そして、給紙バンク201や給紙カセット202から供給搬送路203内に送り出した用紙Pを、供給搬送路203に沿って配設された複数の搬送ローラ対によって上方に向けて搬送する。そして、供給搬送路203の末端付近に設けられた受け渡しローラ対204により、プリンター1の用紙搬送部100の給紙路101内に受け渡す。
供給搬送路203から給紙路101に受け渡された用紙Pは、給紙路101に沿って配設された複数の搬送ローラ対によって搬送され、給紙路101の末端付近に配設されたレジストローラ対102のレジストニップに突き当たってスキューが補正される。その後、レジストローラ対102の回転駆動により、中間転写ベルト16上の四色重ね合わせトナー像に同期するタイミングで、二次転写ニップに向けて送り出される。
二次転写ニップで中間転写ベルト16上の四色重ね合わせトナー像に密着された用紙Pには、二次転写電界やニップ圧の作用によって四色重ね合わせトナー像が二次転写される。これにより、白色の用紙P上にフルカラー画像が形成される。
二次転写ニップを通過した中間転写ベルト16の外周面には、用紙Pに二次転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、ベルトクリーニング装置19によって中間転写ベルト16から除去される。
プリンター1の用紙搬送部100は、給紙路101、レジストローラ対102、二次転写ローラ103の他に、転写後搬送路104、用紙搬送ベルトユニット105、定着装置106、搬送冷却ユニット110などを有している。
二次転写ニップを通過した用紙Pは、転写後搬送路104に送り出される。この転写後搬送路104は、用紙搬送ベルトユニット105、定着装置106、及び搬送冷却ユニット110を経由する。
転写後搬送路104に送り出された用紙Pは、まず、用紙搬送ベルトユニット105によって複写機の右側から左側に向けて搬送された後、定着装置106内に送り込まれる。
定着装置106は、ハロゲンランプ等の熱源を内包する定着ローラ106aと、これに向けて押圧される加圧ローラ106bとの当接による定着ニップを形成している。定着装置106内に送り込まれた用紙Pは、定着ニップに進入して加熱及び加圧される。これにより、用紙Pの表面にフルカラー画像が定着せしめられる。
定着装置106を通過した用紙Pは、搬送冷却ユニット110を経由した後、給排紙装置200の左側端部に送り込まれる。
給排紙装置200の左側端部には、切替爪205、排紙路206、排紙ローラ対207、返送路209、スイッチバック路210などが配設されている。また、給排紙装置200における給紙バンク201の上方には、再供給路211が配設されている。
プリンター1の用紙搬送部100の搬送冷却ユニット110から給排紙装置200の左側端部に受け渡された用紙Pは、切替爪205によってその後の搬送先が選択される。用紙Pの片面だけに画像を形成する片面モードや、用紙のPの両面に画像を形成する両面モードにおける両面プリント終了時には、用紙Pの搬送先として排紙路206が選択される。排紙路206に送り込まれた用紙Pは、排紙ローラ対207を経由した後、機外に排出されてスタックトレイ208上にスタックされる。
一方、両面モードにおける片面プリント終了時には、用紙Pの搬送先として返送路209が選択される。返送路209に送り込まれた用紙Pは、スイッチバック路210に進入した後、スイッチバックによって上下反転せしめられて再供給路211に送り込まれる。そして、再供給路211を経由した後、給紙路101に再び送り込まれる。その後、二次転写ニップでもう一方の面にもフルカラー画像が二次転写された後、定着装置106、搬送冷却ユニット110、排紙路206、排紙ローラ対207を順次経由した後、機外へと排出される。
定着装置106を経由した用紙Pは、高温になっている。プリント速度の高速化が進められる近年においては、用紙Pが高温のままで搬送されると、用紙P上の画像表面にガイド部材負荷によるスジ、キズや、搬送によるローラ跡が付いたり、用紙P同士が張り付くブロッキング現象を引き起こしたりし易くなってきている。
搬送冷却ユニット110は、定着装置106から送り出されてくる用紙Pを搬送しながら冷却するものである。
図3は、定着装置106と、搬送冷却ユニット110とを示す斜視図である。同図の矢印で示されるように、搬送冷却ユニット110は、定着装置106から排出された直後の用紙を搬送しながら冷却できるように、定着装置106に取り付けられる。
図4は、搬送冷却ユニット110を搬送中の用紙Pとともに示す横断面図である。搬送冷却ユニット110は、回転駆動する駆動ローラ111と、これに押圧される従動ローラ112との当接によって搬送ニップを形成しており、搬送ニップに挟み込んだ用紙Pに対して搬送力を付与する。
また、搬送冷却ユニット110は、上側ニップガイド部材113、板金フレーム119に設けられた下側ニップガイド部材119d、上送風ダクト115、下送風ダクト116なども有している。定着装置106から送り出された直後の用紙Pを、上側ニップガイド部材113と下側ニップガイド部材119dとの間に通して前述の搬送ニップに向けて案内する。
ダクトとしての上送風ダクト115には、用紙搬送路である排紙路206に向けて空気を吹き出す上搬送路吹き出し口21と、搬送ローラである従動ローラ112に対向し、従動ローラ112に向けて空気を吹き出すローラ吹き出し口22とが、用紙の幅方向(従動ローラの軸方向およびダクト長手方向とも言う)に所定の間隔を開けて複数設けられている。
また、第二ダクトたる下送風ダクト116には、排紙路206に向けて空気を吹き出す下搬送路吹き出し口41が設けられている。
上送風ダクト115の上空気送風路115dに送られてきた冷却用の空気が、図中矢印Gに示すように、上搬送路吹き出し口21から搬送ニップを通過した用紙Pの上面に吹き付けられる。また、下送風ダクト116の下空気送風路116dに送られてきた冷却用の空気が、図中矢印Hに示すように、下搬送路吹き出し口41から搬送ニップを通過した用紙Pの上面に吹き付けられる。これにより、定着装置(106)で加熱された用紙Pが両面側から冷却される。
定着装置106によって画像が定着された用紙Pは、温度が高い状態で従動ローラ112と駆動ローラ111の搬送ニップへ搬送される。この搬送ニップで、用紙Pの熱が、従動ローラ112や駆動ローラ111に受け渡され、従動ローラ112や駆動ローラ111の温度が上昇する。連続で通紙される場合、初期段階では用紙温度に対してローラ温度が低いため、用紙からローラ対へ熱交換が行われるが、次第に温度が高くなったローラ対にニップされる用紙Pは熱交換が行われず、用紙温度が高いまま下流へ搬送される。その結果、上送風ダクト115および下送風ダクト116からの空気の吹き付けによる冷却で狙いの温度まで用紙温度を低下できないおそれがあり、用紙P同士が張り付くブロッキング現象を引き起こすおそれがある。
また、連続で通紙される場合、従動ローラ112や駆動ローラ111の表面温度がトナー融点に近い温度にまで上昇するおそれがあり、ローラの表面温度がトナー融点に近い温度にまで上昇すると、用紙上のトナーが、ローラ表面に固着するおそれがある。このように、ローラの表面にトナーが固着すると、搬送された用紙が、ローラに張り付きやすくなり、ローラの外径に沿って用紙がローラに巻き付いて搬送不良となり装置内で用紙が紙詰まりを起こすおそれがある。特に、従動ローラ112は、用紙を加熱する定着ローラが当接する側の表面に当接するため、駆動ローラ111よりも温度が上昇しやすい。さらに、従動ローラ112には、定着直後のトナー像が接触するため、トナー固着も起こりやすい。
しかし、本実施形態では、図中矢印Fに示すように、上送風ダクト115に設けた従動ローラ112と対向するローラ吹き出し口22から直接近距離で従動ローラ112に向けて冷却空気を送風することで、ローラを常に冷却させる効果が得られる。それにより通紙によって従動ローラ112の温度の上昇が発生すると同時に冷却が行なわれ、従動ローラ112の温度上昇が抑えられる。これにより、従動ローラ112にトナーが固着するのを抑制することができ、搬送された用紙が従動ローラ112に巻き付くのを抑制することができる。
また、非通紙時は、駆動ローラ111の熱が従動ローラ112に移動して駆動ローラ111の温度上昇が抑えられる。また、駆動ローラ111の熱が従動ローラ112に移動して従動ローラ112の温度の上昇が発生すると同時に冷却が行なわれる。これにより、駆動ローラ111の温度上昇も抑制され、駆動ローラ111表面のトナー固着も抑制することができ、搬送された用紙が従動ローラ112に巻き付くのを抑制することができる。
さらには、従動ローラ112や駆動ローラ111の温度上昇を抑制することができるので、搬送ニップで良好に用紙Pとの間で熱交換が行われ、用紙Pの温度を下げることができる。これにより、上送風ダクト115および下送風ダクト116からの空気の吹き付けによる冷却で、良好に狙いの温度まで用紙温度を低下させることができ、用紙P同士が張り付くブロッキング現象の発生を抑制することができる。
従動ローラ112としては、金属ローラを用いることができる。従動ローラ112の材質を金属とした場合、ゴム部材に比べ熱伝導率が高いため、ローラ温度は高くなる傾向にある。従って、本実施形態のように、従動ローラ112を直接空冷する構成とすることで、効果的に従動ローラ112の温度上昇を抑制でき、かつ、用紙Pとの熱交換性を高めることができ、搬送ニップで用紙Pを良好に冷却することもできる。
また、従動ローラ112としては、表面にトナーが固着しにくい材質の中空形状のフィルム材等をチュービングしたものでもよい。さらには、従動ローラ112の表面を導電性とするのが好ましい。従動ローラ112の表面を導電性とすることで、ローラの帯電を抑える効果が得られる。
さらに、従動ローラ112としては、例えば芯金の外形をシリコンのようなゴム部材等によって覆い、さらにPFAといったトナーが固着しにくい素材によってチュービングされた構成でもよい。この際、ゴム部材は導電性とすることで通紙時に発生する静電気をアースに落とすといった手法を取ることが好ましい。これにより、ローラの帯電を防止することができる。また、ゴム部材にPTFEといったトナーが固着しにくくなるような材料を含有、もしくは表面にコーティングをすることにより、PFA等のチュービングを省略する構成をとることができる。
また、本実施形態では、用紙Pが搬送冷却ユニット110にないときでも、上搬送路吹き出し口21、ローラ吹き出し口22、および下搬送路吹き出し口41から冷却空気を吹き出し続ける。これにより、従動ローラ112の温度上昇を良好に抑制することができる。また、用紙Pが搬送冷却ユニット110にないときでも、上搬送路吹き出し口21や下搬送路吹き出し口41から冷却空気を吹き出し続けることで、上搬送路吹き出し口21から吹き出した空気が、図中破線よりも左側の排紙部260へ流れ、排紙部260を冷却することができる。
上搬送路吹き出し口21は、排紙路206を搬送される用紙Pの上面と対向する上送風ダクト115の上用紙ガイド面部115bの用紙搬送方向(以下、単に搬送方向ともいう)の下流側に設けられ、下流端部まで延び、さらに、上送風ダクト115の搬送方向下流側の下流側側壁部115fの下側にまで延設されている。これにより、上搬送路吹き出し口21の搬送方向下流端が、上用紙ガイド面部115bよりも排紙路206から退避した位置となる。その結果、搬送用紙の先端が、上搬送路吹き出し口21の搬送方向下流端に引っ掛るのを防止することができ、耳折れや搬送不良が発生するのを抑制することができる。
また、上搬送路吹き出し口21を、下流側側壁部115fの下側にまで延設させることで、下送風ダクト116(図中矢印G2)以外に、図中破線よりも左側の排紙部260へ向けて(図中矢印G1)冷却空気を吹き出させることができる。これにより、広範囲で用紙の上面に冷却空気を吹き付けることができ、良好に、用紙Pの温度を低下させることができる。
また、排紙部260へ向けて(図中矢印G1)冷却空気を吹き出させることができるので、非通紙中のときは、良好に排紙部260へ冷却空気を流すことができ、排紙部260の温度上昇を抑制することができる。
また、下搬送路吹き出し口41も、上搬送路吹き出し口21と同様、排紙路206を搬送される用紙Pの下面と対向する下送風ダクト116の下用紙ガイド面部116aの搬送方向下流側に設けられ、搬送方向下流端部まで延び、さらに、下送風ダクト116の下流側側壁部116cの上側にまで延設されている。これにより、下搬送路吹き出し口41の下流端が、下用紙ガイド面部116aよりも排紙路206から退避した位置となる。よって、搬送用紙の先端が、下搬送路吹き出し口41の搬送方向下流端に引っ掛るのを防止することができ、耳折れや搬送不良が発生するのを抑制することができる。
また、下搬送路吹き出し口41を、下流側側壁部116cの上側にまで延設させることで、排紙路206(図中矢印H2)以外に、図中破線よりも左側の排紙部260へ向けて(図中矢印H1)冷却空気を吹き出させることができる。これにより、下搬送路吹き出し口41から吹き出した冷却空気の一部を、排紙部260へ流すことができ、排紙部260を良好に冷却することができる。
また、本実施形態では、図4の矢印F1に示すように、ローラ吹き出し口22から吹き出した冷却空気のうち、従動ローラ112の表面に沿って流れて、搬送方向上流側へ向かう冷却空気を、上側ニップガイド部材113で堰き止めることができる。これにより、ローラ吹き出し口22から吹き出した冷却空気が、定着装置106に流れるのを抑制することができ、定着装置106(定着ローラ106a)の温度低下を抑制することができ、定着不良の発生を抑制することができる。
次に、本実施形態の搬送冷却ユニット110の構成について具体的説明する。
図5は、搬送冷却ユニット110の分解斜視図である。
搬送冷却ユニット110の板金フレーム119は、前側板119aと、後側板119bと、底板119cとを具備している。なお、上述した下側ニップガイド部材(図4の119d)も、板金フレーム119に一体形成されている。
下送風ダクト116は、板金フレーム119の底板119cの上面に固定される。上送風ダクト115は、長手方向の両端部のそれぞれに設けられた支持部115aの貫通孔に支持軸117,125(図7参照)が挿入された状態で、前側板119aと後側板119bとに回動可能に支持される。上搬送路吹き出し口21は、ダクト長手方向(従動ローラ112の軸方向、用紙の幅方向、装置の前後方向でもある)に所定の間隔を開けて複数設けられている。同様に、下搬送路吹き出し口41も、ダクト長手方向に所定の間隔を開けて複数設けられている。
駆動ローラ111や従動ローラ112は、前側板119aに設けられた軸受けと、後側板119bに設けられた軸受けとによって回転可能に受けられている。板金フレーム119の後側板119bの背面には、駆動ローラ111に駆動力を伝達するための駆動伝達機構120が固定される。また、板金フレーム119の前側板119aの搬送方向下流側端部に連通管123が固定される。
連通管123は、装置外部から取りこんだ冷却空気が流れ込む受入部123aと、上送風ダクト115に連通して、上送風ダクト115に冷却空気を送り込む第一連通部123bと、下送風ダクト116に連通して、下送風ダクト116に冷却空気を送り込む第二連通部123cとを有している。
図6は、搬送冷却ユニット110の要部拡大斜視図である。
図6に示すように、下送風ダクト116の下搬送路吹き出し口41と、上送風ダクト115の上搬送路吹き出し口21は、用紙幅方向において、同一の位置に設けられている。また、上送風ダクト115は、トーションスプリング118aによって、下送風ダクト116側へ付勢されている。
図7(a)は、前側板119a及びその周辺を部分的に示す部分斜視図であり、図7(b)は、後側板119b及びその周辺を部分的に示す部分斜視図である。
図7(a)に示すように、前側板119aには、上送風ダクト115の支持部115aが支持される前側支持軸117が設けられている。前側支持軸117は、付勢手段としての前側トーションスプリング118aが挿入されるバネ支持部117aと、上送風ダクト115の前側の支持部115aが挿入されるバネ支持部117aよりも小径なダクト支持部117bとを有している。
前側トーションスプリング118aの一端は、前側板119aに設けられた前側バネ引っ掛け部119eに引っ掛けられており、他端は、上送風ダクト115に当接して、上送風ダクト115を図中矢印D1方向に付勢する。この矢印D1方向は、下送風ダクト116に向かう方向である。
図7(b)に示すように、後側板119bには、上送風ダクト115を回転自在に支持するダクト支持部材121が締結される。このダクト支持部材121には、後側支持軸125が設けられている。後側支持軸125には、根元側から順に、後側トーションスプリング118bが挿入されるバネ支持部125cと、留め輪122が嵌る溝部125bと、上送風ダクト115の後側の支持部115aが挿入されるダクト支持部125aとを有している。
後側トーションスプリング118bの一端は、後側板119bに設けられた後側バネ引っ掛け部119fに引っ掛けられており、他端は、上送風ダクト115に当接して、上送風ダクト115の後側を、図中矢印D2方向に付勢する。この矢印D2方向は、下送風ダクト116に向かう方向である。
また、後側トーションスプリング118bと上送風ダクト115の後側の支持部115aとの間に留め輪122を、後側支持軸125に嵌め込むことで、上送風ダクト115の前後方向の移動を規制し、上送風ダクト115が前側支持軸117や後側支持軸125から脱落するのを防止することができる。
このように、本実施形態では、上送風ダクト115の前後方向(ダクト長手方向)の両側に設けられた各支持部115aが、それぞれ支持軸117,125に挿入されることで、上送風ダクト115が、支持軸117,125を回転軸として、回動自在に支持される。これにより、上送風ダクト115は、排紙路206に対向する対向位置(図4に示す位置)と、この対向位置から退避した退避位置との間で移動することができる。
また、本実施形態では、上送風ダクト115のダクト長手方向(装置の前後方向)における両端部のそれぞれを下送風ダクト116側に(上送風ダクト115が、対向位置に位置するように)付勢している。これにより、通紙時に用紙Pが上送風ダクト115に接触したときに、用紙Pの搬送力によって上送風ダクト115を下送風ダクト116から遠ざける方向のがたつきを防止することができる。
なお、本実施形態では、上送風ダクト115を対向位置側へ付勢する付勢手段として、トーションスプリングを用いているが、引張スプリング等による付勢でもよい。また、本実施形態では、上送風ダクト115のダクト長手方向の両端を付勢手段により付勢しているが、これは一例であり、ダクトの強度によって片側付勢や、ダクト長手方方向中央を付勢してもよい。
また、本実施形態では、前側板119aに支持軸117を設け、後側板119bにダクト支持部材121を締結しているが、後側板119bに支持軸117を設け、前側板119aにダクト支持部材121を締結する構成としてもよい。
図8は、排紙路206のジャム紙を取り除く様子を示す図である。
排紙路206にジャムが発生したときは、用紙搬送部100を、図1に示すように、プリンター1の本体に対してスライド移動して本体から引き出す。次に、排紙部260の排紙カバー260a(図4参照)を開いて、排紙路206を露出させる。次に、図8に示すように排紙路206でジャムしたジャム紙Pを掴んで上方に引き抜く。この際、上送風ダクト115が、ジャム紙の動きに追髄して図中破線で示す対向位置から図中実線で示す退避位置へ回動する。これにより、上送風ダクト115がジャム紙の移動の妨げになるのを抑制することができ、ジャム紙を容易に除去することができる。
ジャム紙を排紙路206から除去すると、上送風ダクト115は、トーションスプリング118a,118bの付勢力により図中反時計周りに回動し、図中破線の対向位置へ自動的に戻る。
図9は、上送風ダクト115の斜視図であり、図10は、上送風ダクト115の分解斜視図である。
部品としての上送風ダクト115は、第一部材31と第二部材32とからなり、これらを組み合わせることで、内部に冷却空気が流れる内部空間としての上空気送風路115dが形成される。上送風ダクト115の前側端部(冷却空気の流れ方向上流側端部)には、連通管123の第一連通部123b(図5参照)に連通し、第一連通部123bから冷却空気を受け入れる上受け入れ口115eが設けられている。
第一部材31の上面31fの前後方向(上送風ダクト115の長手方向であり、冷却空気の流れ方向でもある)略中央と、前側付近とには、係合突起31aが設けられている。また、第二部材32の上面32fの前後方向略中央と、前側付近とには、第一部材31の係合突起31aに係合する係合部32aが設けられている。
第一部材31および第二部材32は、樹脂成型品であり、成型時のソリを抑制するために成型収縮率が低いLCP(Liquid Crystal Polymer:液晶ポリマー)が、用いられている。成型時のソリを抑制することで、第一部材31および第二部材32を精度よく成型することができ、第一部材31を第二部材32に組み合わせた際に、第一部材31と第二部材32との間に隙間が生じるのを抑制することができる。これにより、第一部材31と第二部材32との隙間から冷却空気が漏れ出るのを抑制することができる。
また、成型時のソリを抑制することで、排紙路206を搬送される用紙Pの上面と対向して用紙Pをガイドする上送風ダクト115の上用紙ガイド面部115bが凹状となったり凸状となったりするのを抑制することができる。これにより、用紙を良好にガイドすることができる。
また、図10に示すように、第一部材31には、係合部32aの第一部材31の上面31fから突出する部分である係合部32aの先端側と対向し、係合部32aの先端側に作業者の指等を引っ掛けないようにするための引っ掛け阻止部としての複数の引っ掛け阻止リブ31bが設けられている。これら引っ掛け阻止リブ31bのうち、係合部32aの第二連結部132c(図11参照)と対向する引っ掛け阻止リブ31bは、第一部材31の上面31fから突出するように設けられている。
図11は、図9のA付近を第二部材32から見た拡大図であり、図12は、係合突起31aが、逃げ部132eに位置するときの概略断面図であり、図13は、係合突起31aが係合部32aに係合しているときの概略断面図である。
係合部32aは、第一部材31の第二部材32に対する分離方向の下流側から係合突起31aと対向する対向部132bと、対向部132bの前側端部に接続され、対向部132bを第二部材32の本体に連結する第一連結部132aと、対向部132bの後側端部に接続され、対向部132bを第二部材32の本体に連結する第二連結部132cとを有している。
図13に示すように、対向部132bの第一部材31の上面31fからの高さβ3は、係合突起31aの第一部材31の上面31fからの高さβ1よりも低くなっている。これにより、対向部132bが、係合突起31aと対向し係合突起31aが係合部32aと係合して、第一部材31を第二部材32に組み付ける(前後方向に対して直交する方向に分離しないようにする)ことができる。
第二連結部132cは、第一部材31側が、第二部材32側および対向部132bに対して一段高い段差形状となっており、第一部材31を第二部材32に接するように向かい合わせる際の第一部材31の移動方向(図10の破線の矢印方向、以下、合わせ方向という)、および前後方向に係合突起31aが移動可能なように逃げる逃げ部132eを形成している。図12に示すように、逃げ部132eは、第二連結部132cの先端側の段差部の下面であり、第一部材31側が開いた形状である。第一部材31の上面31fから逃げ部132eまでの高さβ2が、係合突起31aの第一部材31の上面31fからの高さβ1よりも高くなっている。かかる構成により、逃げ部132eにおいて、係合突起31aが合わせ方向および前後方向に移動することができる。
また、本実施形態の係合部32aの第一連結部132aと第二連結部132cとの間は、開口した開口部132dとなっており、第一部材31を第二部材32に組み合わせた際に、係合突起31aが対向部132bと対向していることを目視で確認できるようになっている。
本実施形態では、対向部132bの両端を連結部132a,132cで連結し、対向部132bが両持ち支持のような形をしている。対向部132bの一端のみ連結部で連結した場合、係合突起31aが対向部132bに突き当たったときに、連結部と対向部132bとの連結箇所に応力が集中し、係合部32aが破損するおそれがある。特に、本実施形態では、上述したように成型時のソリを抑制するために第二部材32の材質を靭性の低いLCPとしているため、連結部と対向部132bとの連結箇所が破損するおそれが高い。
これに対し、本実施形態では、対向部132bの両端を連結部で連結しているので、係合突起31aが対向部132bに突き当たったときの応力が、第一連結部132aの対向部132bとの連結箇所と、第二連結部132cの対向部132bとの連結箇所とに分散させることができる。これにより、係合部32aが破損するのを抑制することができる。
また、図11に示すように、第一連結部132aの前後方向の長さJ、第二連結部132cの前後方向の長さKを長くすることで、これら連結部132a,132cの強度を高めることができ、係合突起31aと係合部32aの数を、削減することが可能となる。
図14は、図9のA付近を第一部材31から見た拡大図である。
図14からわかるように、本実施形態においては、係合部32aの先端側が、第一部材31の上面31fとは対向しておらず、上面31fから第一部材配置側に突出している。
図8を用いて説明したように、本実施形態では、排紙路206にジャムが発生したとき、排紙部260の排紙カバー260a(図4参照)を開いて、排紙路206を露出させて排紙路206でジャムしたジャム紙Pを除去している。このとき、上送風ダクト115が露出し、係合部32aが人目につく。上送風ダクト115は、ジャム紙を取り除く際にジャム紙の動きに追随して退避位置へ回動するように構成されており、ユーザーによっては、ジャム紙が残ってないか確認する等の際に、上送風ダクト115を掴んで回動させることがある。このとき、係合部32aの第一部材31の上面31fから突出した先端側に指を引っ掛けて上送風ダクト115を回動させようとすると、第一連結部132aの根元(第二部材本体との接続部)や、第二連結部132cの根元を支点に係合部32aが変形し、第一連結部132aの根元と、第二連結部132cの根元に応力が集中するおそれがある。本実施形態では、上述したように、第二部材32を靭性の低い材質で構成されているため、第一連結部132aの根元と、第二連結部132cの根元とに応力が集中すると、それら根元に亀裂が入り、破損するおそれがある。
そのため、本実施形態では、図14に示すように、複数の引っ掛け阻止リブ31bを設け、係合部32aの第一部材31の上面31fから突出した先端側に作業者の指の引っ掛けを防止している。具体的には、引っ掛け阻止リブ31bの頂部と係合部32aの先端側の下面との隙間を、指の太さ未満(本実施形態では、6mm)としている。第二連結部132cの先端側には、上述したように、対向部132bや第一連結部132aよりも一段高い逃げ部132eを有している。従って、この第二連結部132cの逃げ部132eに対向する引っ掛け阻止リブ31bは、第一部材31の上面31fから上方へ突出させ、第一連結部132aに対向する引っ掛け阻止リブよりも高くしている。これにより、逃げ部132eと引っ掛け阻止リブ31bとの隙間を、指の太さ未満とできる。また、引っ掛け阻止リブ31bの間隔も、指の太さ未満(本実施形態では、6mm)として、引っ掛け阻止リブ31bの間に、指が入らないようにしている。また、本実施形態では、ひとつの係合部32aに対して対向させる引っ掛け阻止リブ31bの数は4つであるが、ひとつの係合部32aに対して対向させる引っ掛け阻止リブ31bの数は、係合部32aの前後方向の長さにより適宜決めればよい。
また、本実施形態では、リブによって、作業者の指の係合部32aの先端側(係合部32aの第一部材31の上面31fから第一部材配置側に突出した部分)への引っ掛けを防止しているが、リブに限られず、作業者の指が係合部32aの先端側に引っ掛からない形状であればよい。例えば、係合部32aの先端側に指の太さ未満の隙間を有して下方から対向する面でもよく、係合部32aの先端に側方から対向する面でもよい。
図15は、図9のB付近の拡大図であり、(a)が、第一部材31側から見た拡大斜視図であり、(b)が、第二部材32側から見た拡大斜視図である。また、図16は、図10のD付近の拡大図であり、(a)が、第一部材31側から見た拡大分解斜視図であり、(b)が、第二部材32側から見た拡大分解斜視図である。
第一部材31の前側端部の前後方向に対向する対向面である傾斜面31eには、ガイド突起31dが設けられている。第二部材32の前側端部には、ガイド突起31dをガイドするガイド穴32cが設けられている。また、第二部材32には、第一部材31の傾斜面31eに突き当たって、ネジ止めの際に前後方向の位置決めを行う第二位決め部として突き当て突起32dが設けられている。
図15に示すように、第一部材31が第二部材32に組み付けられた状態では、ガイド突起31dがガイド穴32cに挿入されており、ガイド穴32cと係合状態となっている。これにより、第一部材31の前側端部が分離方向へ移動しようとしたとき、ガイド突起31dがガイド穴32cに突き当たり、第一部材31の移動が規制される。これにより、第一部材31の前側と第二部材32の前側との間に隙間が生じるのを抑制でき、上受け入れ口115eから受け入れた冷却空気が、第一部材31と第二部材32との隙間から漏れ出すのを抑制できる。
また、本実施形態では、第一部材31にガイド突起を設け、第二部材32にガイド穴と突き当て突起とを設けているが、第二部材32にガイド突起を設け、第一部材31にガイド穴と突き当て突起とを設けてもよい。
また、本実施形態では、ガイド突起31dをガイドする第二部材32のガイド部をガイド穴としているが、少なくとも、ガイド突起31dと第二部材側から対向する部分と、ガイド突起31dと第一部材側から対向する部分を有していればよく、例えば、下側が開放された溝形状としてもよい。
図17は、図9のC付近の拡大図であり、図18は、図10のE付近の拡大図である。
図18に示すように、第一部材31の後側には、内周面にネジ溝が形成された円筒形状のネジ止めボス部31cが設けられており、第二部材32の後側には、締結部材たるネジ140が貫通するネジ貫通孔32bが設けられている。
第一部材31を第二部材32に組み付けた後、図17に示すように、ネジ140をネジ止めボス部31cにねじ込んで、ネジ140により第一部材31と第二部材32とが締結される。
次に、第一部材31の第二部材32に対する組み付けについて、説明する。
図19は、第一部材31を第二部材32に組み付ける際の係合部32a付近を示す図である。また、図20は、第一部材31を第二部材32に組み付ける際の前側付近を示す図である。
本実施形態では、第一部材31を第二部材32に対して後側にずらした状態で、第一部材31を第二部材32に対して相対的に合わせ方向へ移動させ、第一部材31を第二部材32に接するように向かい合わせる。
本実施形態では、第二連結部132cの第一部材31側を、段差によって一段高くし、第一部材31の上面31fからの高さβ2が、係合突起31aの高さβ1よりも高く、第一部材側が開かれている逃げ部132eを有している。そのため、図19(a-1)に示すように、第一部材31を第二部材32に接するように向かい合わせるとき、係合突起31aをこの逃げ部132eに差し込むことができる。
本実施形態とは異なり、第二連結部132cの第一部材側端部(先端)から、対向部132bの下端まで下方へ延び出す側壁を設けて逃げ部132eの第一部材31側が閉じている構成として、係合突起31aが合わせ方向に移動不能な場合、係合突起31aを前後方向から逃げ部132eに差し込む必要がある。従って、第一部材31を、第二部材32に対して後側に大きくずらして第一部材31を第二部材32に接触するように向かい合わせた後、第二部材32を第一部材31に対して相対的に後側へ移動させることで、係合突起31aを逃げ部132eに差し込むことになる。その結果、係合突起31aを、係合部32aの対向部132bに対向させるための第二部材32の第一部材31に対する相対的な前後方向のスライド量が多くなってしまう。
これに対し、本実施形態では、逃げ部132eの第一部材31側が開いており、合わせ方向にも係合突起31aが移動できるようになっている。これにより、第一部材31を第二部材32に接するように向かい合わせる際に、係合突起31aを逃げ部132eに差し込むことができ、第一部材31を第二部材32に向かい合わせる際の、第二部材32に対する第一部材31の前後方向のずれ量を少なくできる。よって、係合突起31aを、係合部32aの対向部132bに対向させるための第二部材32の第一部材31に対する相対的な前後方向のスライド量を少なくでき、組み付け易さを改善することができる。
係合突起31aが逃げ部132eに差し込まれたら、図中矢印に示すように、第二部材32を第一部材31に対して相対的に後側へ移動させる。すると、図19(b-1)、図19(b-2)に示すように、係合突起31aが対向部132bと対向する。
また、図20(a)に示すように、第一部材31の前後方向に対向する傾斜面31eに形成されたガイド突起31dは、係合突起31aが逃げ部132eに差し込まれ、第一部材31が第二部材32に対して後側にずれた状態で、接するように向かい合わせたとき、ガイド穴32cよりも後側にある。図中矢印に示すように、第二部材32を第一部材31に対して相対的に後側へ移動させると、図20(b)に示すように、ガイド穴32cがガイド突起31dに対して相対的に後側へ移動し、図20(c)に示すようにガイド突起31dがガイド穴32cに挿入される。このように、ガイド突起31dがガイド穴32cにガイドされながら、第二部材32を第一部材31に対して相対的に後側へ移動させることができ、第一部材31と第二部材32との組み付けを容易に行うことができる。
図20(c)の状態からさらに、第二部材32を第一部材31に対して後側へ相対的に移動させていくと、第二部材32の突き当て突起32dが、第一部材31の傾斜面31eに突き当たって、前後方向の移動が規制され、第一部材31と第二部材32との間が、前後方向に位置決めされる。
第二部材32の突き当て突起32dが、第一部材31の傾斜面31eに突き当たった状態のとき、図19(c-2)に示すように、係合突起31aが、完全に対向部132bと対向し、第一部材31と第二部材32とが係合され、第一部材31が第二部材32に組み付けられる。
また、このように、第一部材31が第二部材32に組み付けられた状態のとき、図19(c-2)に示すように、係合突起31aが、第一連結部132aと第二連結部132cの間に位置し、開口部132dから目視可能となる。これにより、第一部材31が第二部材32に組み付けられたことを、目視により確認することができる。
また、第一部材31が第二部材32に組み付けられたとき、係合突起31aと第一連結部132aとには隙間αが生じており、係合突起31aは、第一連結部132aとは非接触となっている。これにより、突き当て突起32dを、第一部材31の傾斜面31eに突き当たて前後方向の位置決めを行うことができる。
図21は、突き当て突起32dが第一部材31の傾斜面31eに突き当たり前後方向の位置決めが行われたときの上送風ダクト115の後側を示す図である。
図21に示すように、突き当て突起32dが第一部材31の傾斜面31eに突き当たり前後方向の位置決めが行われると、第二部材32のネジ貫通孔32bの前後方向の位置と、第一部材31のネジ止めボス部31cの前後方向の位置とがほぼ一致する。これにより、ネジ140により容易に第二部材32と第一部材31とを締結することができる。ネジ140により第一部材31と第二部材32とが締結されることで、第一部材31が第二部材32に固定される。
また、本実施形態では、図21に示すように、第二部材32のネジ貫通孔32bの前後方向の長さYが、ネジ140の軸部の直径とほぼ同じ長さとなっている。これにより、ネジ140がネジ貫通孔32bに挿入されることで、第二部材32と第一部材31との前後方向の位置が完全に決まる。本実施形態では、ネジ140の軸部とネジ貫通孔32bとが、前後方向における位置決めの主基準となっており、突き当て突起32dの傾斜面31eへの突き当てが、前後方向における位置決めの従基準となっている。
また、本実施形態では、前後方向両側が前後方向に位置決めされることで、前側の前後方向の位置決め(突き当て突起32dの傾斜面31eへの突き当て)と、後側の前後方向の位置決め(ネジ140との締結部)との間に配置された2つの係合突起31aを良好に対向部132bと対向させることができる。これにより、良好に第一部材31と第二部材32との係合を行うことができる。
図22は、従来例の上送風ダクト1115の係合部1032aを示す拡大斜視図であり、図23は、従来例の第一部材1031の係合突起1031aを、係合部1032aに係合させる様子を示す図である。
図22に示すように、従来の上送風ダクト1115の第二部材1032の係合部1032aは、対向部1132bの後側端部に連結する第二連結部1132cが段差形状を有しておらず、逃げ部が形成されていなかった。この従来例の上送風ダクト1115においては、第一部材1031を第二部材1032に組み付ける際、第一部材1031と第二部材1032との前後方向の位置を合わせ、図23に示すように、係合突起1031aの傾斜面Sが対向部1132bに当接する。この状態でさらに、第一部材1031を第二部材1032側へ第二部材1032に対して相対移動させると、各連結部1132a,1132cの第二部材本体との接続箇所Nを支点にして各連結部が弾性変形(図23(a)の点線の状態から図23(a)の実線の状態に弾性変形)して、対向部1132bが傾斜面Sを登っていく。そして、対向部1132bが係合突起1031aを乗り越えることで、図23(b)や図22に示すように、対向部1132bが、第一部材1031側から係合突起1031aと対向し、第一部材1031が第二部材1032に係合する。
しかし、上述したように、第二部材を、成型時のソリを抑制する目的で靭性の低いLCPで形成しているため、応力がかかる各連結部の第二部材本体との接続箇所Nが破損するおそれがあった。
これに対し、本実施形態においては、上述したように、第二連結部1032cに逃げ部132eを形成し、逃げ部132eに係合突起31aを差し込んだ後、第二部材32を第一部材31に対して相対的に前後方向へ移動させることで、対向部132bを第一部材31側から係合突起31aに対向させるようにしている。このように、本実施形態では、対向部132bを、係合突起31aを乗り越えさせることなく、対向部132bを第一部材31側から係合突起31aに対向させることができ、第二部材32を靭性の低い材料で形成しても、連結部132a,132cが破損するようなことがない。これにより、第一部材31を第二部材32に組み付けるときに、第二部材32が破損するのを防止することができる。
また、第二部材32として、靭性の高い材料を用いる場合は、図24に示すように係合部32aとして、第二連結部132cを無くし、係合部32aを鍵形状としてもよい。かかる構成としても、第二部材32を第一部材31に対して相対的に前後方向へ移動させることで、対向部132bを第一部材31側から係合突起31aに対向させるようにでき、対向部132bを、係合突起31aを乗り越えさせることなく、対向部132bを第一部材31側から係合突起31aに対向させることができる。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
第一部材31と、第二部材32とを備え、第二部材32は、第一部材31の係合突起31aに係合し、第一部材31の第二部材32に対する所定の方向(本実施形態では前後方向に対して直交する方向:第一部材と第二部材との合わせ方向)の分離を規制する係合部32aを有する上送風ダクト115などの部品において、係合部32aは、第一部材31の第二部材32に対する分離方向下流側から係合突起31aに対向する対向部132bと、対向部132bの一端に接続され、第二部材32の本体と対向部132bとを連結する第一連結部132aと、対向部132bの他端に接続され、本体と対向部132bとを連結する第二連結部132cとを有し、第二連結部132cは、分離方向および分離方向に対して直交する方向(本実施形態では前後方向)に係合突起31aが移動可能な逃げ部132eを有する。
これによれば、係合部32aの第二連結部132cに逃げ部132eを有することで、次のようにして、係合突起31aを係合部32aに係合させることができる。
すなわち、まず、互いに分離した状態にある第一部材31と第二部材32とを、上記分離方向に対して直交する方向(本実施形態ではスライドさせる前後方向)で、係合突起31aが逃げ部132eと対向するように位置させる。次に、係合突起31aを有する第一部材31を第二部材32に対して相対的に上記分離方向で合わせる向きに移動させ、係合突起31aを、逃げ部132eを通過させて対向部132bよりも分離方向上流側に位置させる。次に、第二部材32を第一部材31に対して上記直交する方向に相対的にスライドさせて、係合突起31aを第二部材32の対向部132bへ向けて移動させる。これにより、係合突起31aを、分離方向上流側から対向部132bに対向させて第二部材32の係合部32aに係合させる。
このように、態様1では、第二部材32の係合部32aが、係合突起31aを乗り越えることなく、係合突起31aを係合部32aに係合させることができる。よって、第一部材31を第二部材32に係合させる際に、第二部材または第一部材が破損するのを抑制することができる。
(態様2)
態様1において、逃げ部132eは、第一部材31の上面31fなどの係合突起31aが設けられた面からの高さが、係合突起31aの高さよりも高く、分離方向下流側が開かれている。
これによれば、実施形態で説明したように、係合突起を有する第一部材を第二部材に対して相対的に上記分離方向で合わせる向きに移動させ、係合突起31aを、逃げ部132eを通過させて対向部132bよりも分離方向上流側に位置させることができる。また、第二部材32を第一部材31に対して上記直交する方向に相対的にスライドさせて、係合突起31aを第二部材32の対向部132bへ向けて移動させることができる。
(態様3)
態様1または2において、係合部32aは、第一連結部132aと第二連結部132cとの間に開口部132dを有する。
これによれば、実施形態で説明したように、係合突起31aが対向部132bと対向する位置に到達して、第一部材31が第二部材32に係合したことを目視で確認することができる。
(態様4)
態様1乃至3いずれかにおいて、前後方向などの直交する方向の一端側と他端側とにそれぞれ、第二部材32と第一部材31とを直交する方向に位置決めする位置決め部を設け、一端側の位置決め部と、他端側の位置決め部との間に、係合部32aが配置されている。
これによれば、実施形態で説明したように、係合部32aと係合突起31aとの間の前後方向などの直交する方向の位置関係の精度を高めることができ、係合突起31aを対向部132bに精度よく対向させることができる。
(態様5)
態様4において、一端側の位置決め部が、第一部材31と第二部材32とを締結する締結部であり、他端側の位置決め部が、第一部材31および第二部材32のいずれか一方の部材(本実施形態では、第二部材32)に設けられ、他方の部材(本実施形態では、第一部材31)の前後方向などの直交する方向に対して直交する面(本実施形態では、第一部材31の傾斜面31e)に突き当たる突き当て突起32dなどの突き当て部である。
これによれば、実施形態で説明したように、突き当て部が、他方の部材(本実施形態では、第一部材31)の前後方向などの直交する方向に対して直交する面に突き当たることで、第二部材32の第一部材31に対する前後方向などの直交する方向の移動が規制され、他端側を前後方向に位置決めすることができる。
また、ネジ140などの締結部材で第一部材31と第二部材32を締結することにより、締結部材により第二部材32の第一部材31に対する前後方向などの直交する方向の移動が規制され、一端側を前後方向に位置決めすることができる。
第一部材31と第二部材32を締結する前に、突き当て部で仮位置決めして、ネジ止めボス部31cなどの第一部材31の被締結部と、ネジ貫通孔32bなどの第二部材32の被締結部との前後方向などの直交する方向の位置を合わせることができる。これにより、ネジ140などの締結部材で、容易に第一部材31と第二部材32とを締結することができる。
(態様6)
態様5において、締結部が、位置決めの主基準であり、突き当て突起32dなどの突き当て部が位置決めの従基準である。
これによれば、突き当て部による位置決めは位置決め後に前後方向などの直交する方向に第二部材32が第一部材31に対して相対的に動くおそれがある。しかし、締結部において、ネジ140などの締結部がネジ貫通孔32bなどの第二部材32の被締結部を貫通してネジ止めボス部31cなどの第一部材31の被締結部に締結されるため、位置決め後に直交する方向に第二部材32が第一部材31に対して相対的に動くおそれがない。従って、締結部を位置決めの主基準とすることで、第一部材31と第二部材32とを直交する方向に制度よく位置決めすることができる。
(態様7)
態様4乃至6いずれかにおいて、位置決め部により、第二部材32と第一部材31とが位置決めされたとき、係合突起31aと、第一連結部132aとは、非接触である。
これによれば、製造誤差などにより、位置決め部により第一部材31と第二部材32とが前後方向などの直交する方向に位置決めされる前に係合突起31aが第一連結部132aに当接して、第二部材32の第一部材31に対する相対移動が規制され、位置決めされないような事態が生じるのを抑制することができる。
(態様8)
態様1乃至7いずれかにおいて、対向部132bを係合突起31aに対向させるために第二部材32を、第一部材31に対して、前後方向などの直交する方向に相対的に移動させるときに、第二部材32をガイドするガイド部を有する。
これによれば、実施形態で説明したように、第一部材31の第二部材32への組み付けを容易に行うことができる。
(態様9)
態様8において、ガイド部は、第二部材32および第一部材31のいずれか一方の部材(本実施形態では第二部材32)に設けられたガイド穴またはガイド溝と、他方の部材(本実施形態では、第一部材31)に設けられた傾斜面31eなどの直交する方向に直交する面から突出し、ガイド穴またはガイド溝に案内されるガイド突起31dとで構成される。
これによれば、実施形態で説明したように、対向部132bを係合突起31aに対向させるために第二部材32を、第一部材31に対して、前後方向などの直交する方向に相対的に移動させると、ガイド突起31dが、ガイド穴またはガイド溝に挿入され、ガイド突起31dがガイド穴またはガイド溝にガイドされながら、ガイド穴またはガイド溝内を相対的に移動する。これにより、第二部材32がガイドされながら、第一部材31に対して、前後方向などの直交する方向に相対的に移動させることができる。
(態様10)
態様1乃至9いずれかにおいて、係合部32aの先端側である第一部材側端部への引っ掛けを阻止する引っ掛け阻止リブ31bなど引っ掛け阻止部を設けた。
これによれば、実施形態で説明したように、引っ掛け阻止リブ31bなどの引っ掛け阻止部により、第一部材31の上面31fなどの係合突起31aが設けられた面から第一部材配置側に突出している係合部32aの部分に、作業者が指を引っ掛けるのを阻止することができる。これにより、第一部材配置側に突出している係合部32aの部分に、作業者が指を引っ掛けて持ち上げるような事態が生じるのを防止でき、第一連結部132aおよび第二連結部132cの根元に応力が集中して、係合部32aが破損してしまうのを防止できる。
(態様11)
態様10において、引っ掛け阻止リブ31bなどの引っ掛け阻止部の第二連結部132cと対向する箇所の高さが、引っ掛け阻止部の第一連結部132aと対向する箇所の高さよりも高い。
これによれば、実施形態で説明したように、第二連結部132cの第一部材側は、第一連結部132aよりも高い位置にあり、逃げ部132eを構成している。従って、引っ掛け阻止リブ31bなどの引っ掛け阻止部の第二連結部132cと対向する箇所の高さが、引っ掛け阻止部の第一連結部132aと対向する箇所の高さよりも高くすることで、作業者が、第二連結部132cの第一部材31の上面31fなどの係合突起31aが設けられた面から第一部材配置側に突出している部分を指で引っ掛けるのを阻止することができる。
(態様12)
シート搬送路へ空気を送風するための上送風ダクト115などのダクトを備えた搬送冷却ユニット110などの冷却装置において、ダクトとして、態様1乃至11のいずれかの部品を用いた。
これによれば、上送風ダクト115などのダクトを組み立てる際に、破損が生じるのを抑制することができる。
(態様13)
用紙などのシートに画像を記録する画像形成部2などの画像記録手段と、これによって記録された画像をシートに定着せしめる定着装置106などの定着手段と、定着手段から送り出されたシートを冷却する搬送冷却ユニット110などの冷却手段とを備える画像形成装置において、冷却手段として、態様1乃至13いずれかの冷却装置を用いた。
これによれば、定着手段から送り出されたシートと、定着手段から送り出されたシートを搬送する搬送ローラとを冷却することができる。
2 :画像形成部
21 :上搬送路吹き出し口
22 :ローラ吹き出し口
31 :第一部材
31a :係合突起
31b :引っ掛け阻止リブ
31c :ネジ止めボス部
31d :ガイド突起
31e :傾斜面
31f :第一部材の上面
32 :第二部材
32a :係合部
32b :ネジ貫通孔
32c :ガイド穴
32d :突き当て突起
32f :第二部材の上面
41 :下搬送路吹き出し口
100 :用紙搬送部
106 :定着装置
110 :搬送冷却ユニット
111 :駆動ローラ
112 :従動ローラ
113 :上側ニップガイド部材
115 :上送風ダクト
115a :支持部
115b :上用紙ガイド面部
115d :上空気送風路
115e :上受け入れ口
115f :下流側側壁部
116 :下送風ダクト
123 :連通管
123a :受入部
123b :第一連通部
123c :第二連通部
132a :第一連結部
132b :対向部
132c :第二連結部
132d :開口部
132e :逃げ部
140 :ネジ
P :用紙
α :第一連結部と係合突起との隙間
β1 :係合突起の高さ
β2 :逃げ部の高さ
β3 :対向部の高さ
特許第4418953号公報

Claims (13)

  1. 第一部材と、
    第二部材とを備え、
    前記第二部材は、前記第一部材の係合突起に係合し、前記第一部材の前記第二部材に対する所定の方向の分離を規制する係合部を有する部品において、
    前記係合部は、
    前記第二部材の本体よりも前記第一部材の前記第二部材に対する分離方向下流側に位置し、前記分離方向下流側から前記係合突起に対向し、前記分離方向に対して直交する方向に延びる対向部と、
    前記対向部の前記直交する方向の一端に接続され、前記第二部材の本体と前記対向部とを連結する第一連結部と、
    前記対向部の前記直交する方向の他端に接続され、前記本体と前記対向部とを連結する第二連結部とを有し、
    前記第二連結部は、前記第一部材の前記係合突起が設けられた面からの高さが、前記係合突起の高さよりも高く、記直交する方向に前記係合突起が移動可能な前記対向部に対して段差状の逃げ部を有することを特徴とする部品。
  2. 請求項1に記載の部品において
    記逃げ部の前記分離方向下流側は、開かれていることを特徴とする部品。
  3. 請求項1または2に記載の部品において、
    前記係合部は、前記第一連結部と前記第二連結部との間に開口部を有することを特徴とする部品。
  4. 請求項1乃至3いずれか一項に記載の部品において、
    前記直交する方向の一端側と他端側とにそれぞれ、前記第二部材と前記第一部材とを前記直交する方向に位置決めする位置決め部を設け、一端側の位置決め部と、他端側の位置決め部との間に、前記係合部とが配置されていることを特徴とする部品。
  5. 請求項4に記載の部品において、
    前記一端側の位置決め部が、前記第一部材と前記第二部材とを締結する締結部であり、
    前記他端側の位置決め部が、前記第一部材および前記第二部材のいずれか一方の部材に設けられ、他方の部材の前記直交する方向に対して直交する面に突き当たる突き当て部であることを特徴とする部品。
  6. 請求項5に記載の部品において、
    前記締結部が、位置決めの主基準であり、前記突き当て部が位置決めの従基準であることを特徴とする部品。
  7. 請求項4乃至6いずれか一項に記載の部品において、
    前記位置決め部により、前記第二部材と前記第一部材とが位置決めされたとき、
    前記係合突起と、前記第一連結部とは、非接触であることを特徴とする部品。
  8. 請求項1乃至7いずれか一項に記載の部品において、
    前記対向部を前記係合突起に対向させるために前記第二部材を、前記第一部材に対して、前記直交する方向に相対的に移動させるときに、前記第二部材をガイドするガイド部を有することを特徴とする部品。
  9. 請求項8に記載の部品において、
    前記ガイド部は、前記第二部材および第一部材のいずれか一方の部材に設けられたガイド穴またはガイド溝と、他方の部材に設けられた前記直交する方向に直交する面から突出し、前記ガイド穴または前記ガイド溝に案内されるガイド突起とで構成されることを特徴とする部品。
  10. 請求項1乃至9いずれか一項に記載の部品において、
    前記係合部の第一部材側端部への引っ掛けを阻止する引っ掛け阻止部を設けたことを特徴する部品。
  11. 請求項10に記載の部品において、
    前記引っ掛け阻止部の前記第二連結部と対向する箇所の高さが、前記引っ掛け阻止部の前記第一連結部と対向する箇所の高さよりも高いことを特徴とする部品。
  12. シート搬送路へ空気を送風するためのダクトを備えた冷却装置において、
    前記ダクトとして、請求項1乃至11いずれか一項に記載の部品を用いたことを特徴とする冷却装置。
  13. シートに画像を記録する画像記録手段と、これによって記録された画像をシートに定着せしめる定着手段と、前記定着手段から送り出されたシートを冷却する冷却手段とを備える画像形成装置において、
    前記冷却手段として、請求項12に記載の冷却装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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