JP2021128891A - 配線保持具及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタが接続された電気部品が静電破壊を起こすのを抑制することができる配線保持具を提供する。【解決手段】配線保持具は、第一部材たるセンサホルダ401と、センサホルダ401に取り付けられる第二部材たるハーネス保持部材46とを有し、センサホルダ401とハーネス保持部材46とで電線504を保持している。センサホルダ401とハーネス保持部材46の少なくとも一方に、電線504の一端に設けられたコネクタ505を覆うコネクタカバー部を設けている。【選択図】図22

Description

本発明は、配線保持具及び画像形成装置に関するものである。
従来、第一部材と、第一部材に取り付けられる第二部材とを有し、第一部材と第二部材とで電線を保持する配線保持具が知られている。
特許文献1には、上記配線保持具として、部材に固定される第一部材たる固定部材と、固定部材に対して着脱自在に装着される第二部材たる保持部材とを備え、内部に電線等が挿通されているチューブを固定部材と保持部材とで保持するものが記載されている。
電線の一端に設けられたコネクタにユーザーの指などが接近するような装置においては、指などが電線に引っ掛かってしまうおそれがある。そのため、コネクタの近傍に上記配線保持具を設け、コネクタ近傍の電線を保持し、コネクタ近傍の電線に指などが引っ掛からないように配線する場合がある。
しかしながら、コネクタに指などが近づいたときに、指などからコネクタに向けて静電気が放電し、コネクタが接続された電気部品が静電破壊を起こすおそれがあった。
上述した課題を解決するために、本発明は、第一部材と、前記第一部材に取り付けられる第二部材とを有し、前記第一部材と前記第二部材とで電線を保持する配線保持具であって、前記第一部材および前記第二部材の少なくとも一方に、前記電線の一端に設けられたコネクタを覆うコネクタカバー部を設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、コネクタが接続された電気部品が静電破壊を起こすのを抑制することができる。
実施形態に係る複写機を示す外観斜視図。 この複写機のプリンター及び給排紙装置の内部構成の概略を、複写機の前側から示す構成図。 定着装置と、搬送冷却ユニットとを示す斜視図。 搬送冷却ユニットを搬送中の用紙とともに示す横断面図。 用紙搬送部の搬送冷却ユニット付近を示す部分斜視図。 吸気ダクトを取り外した用紙搬送部の搬送冷却ユニット付近の正面図。 用紙搬送部が装置本体であるプリンターの内部の収納位置に位置している状態を示す斜視図。 用紙搬送部が引き出し位置まで引き出された状態を示す斜視図。 用紙搬送部が引き出し位置に位置した状態で、定着上カバーを開いた様子を示す図。 (a)は、定着上カバーを閉じた状態を示す用紙搬送部の要部拡大斜視図であり、(b)は、定着上カバーを開いた状態を示す用紙搬送部の要部拡大斜視図。 従来の開閉センサ付近を示す斜視図。 本実施形態のハーネス保持部材の正面図。 同ハーネス保持部材を下方から見た斜視図。 同ハーネス保持部材の取り付け部の断面を示す断面斜視図。 センサホルダの取り付け溝を示す図。 ハーネス保持部材を取り外した状態のセンサホルダ付近を示す斜視図。 ハーネス保持部材を取り付け溝に取り付ける様子を後側から見た斜視図。 ハーネス保持部材を取り付け溝に取り付ける様子を前側から見た斜視図。 ハーネス保持部材を下方へ押し込んで取り付け溝に取り付ける様子を示す図。 ハーネス保持部材を取り付けたセンサホルダを前側から見た要部拡大図。 ハーネス保持部材を取り付けたセンサホルダ付近の斜視図。 ハーネス保持部材を取り付けたセンサホルダを後側から見た正面図。 図22のG−G断面図。 ハーネス保持部材と外装カバー部の外縁部との隙間をほとんどない構成とした例を示す図。 (a)は、アース板と、センサホルダとを示す斜視図であり、(b)は、アース板と、センサホルダと、開閉センサとハーネス保持部材とを示す斜視図。
以下、本発明を画像形成装置としての複写機に適用した一実施形態について説明する。
まず、実施形態に係る複写機の基本的な構成について説明する。図1は、実施形態に係る複写機を示す外観斜視図である。この複写機は、電子写真方式によって画像を形成するプリンター1と、給排紙装置200と、自動原稿搬送装置を搭載したスキャナー300と、操作表示部400とを備えている。
シートとしての用紙に画像を形成するプリンター1は、画像形成部2と、用紙搬送部100とを有している。用紙搬送部100は、図1に示すようにプリンター1の画像形成部2を含む本体に対してスライド移動して本体から引き出されるようになっている。
同図においては、複写機を左斜め前側から示している。同図における矢印F方向は、複写機内部において複写機の前側に向かう方向を示している。また、矢印Re方向は、複写機内部において複写機の後側に向かう方向を示している。また、矢印Ri方向は、複写機内部において複写機の右側に向かう方向を示している。また、矢印L方向は、複写機内部において複写機の左側に向かう方向を示している。
図2は、この複写機のプリンター1及び給排紙装置200の内部構成の概略を、複写機の前側から示す構成図である。プリンター1の画像形成部2は、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)のトナー像を作像するための作像ユニット3Y,3M,3C,3Kを有しており、これらは複写機の左右方向に所定のピッチで並んでいる。なお、数字の符号の後に付されているY,M,C,Kという添字は、Y,M,C,K用の部材や装置であることを示すものである。
画像形成部2は、Y,M,C,K用の作像ユニット3Y,3M,3C,3Kの他に、これらの下方に配設された転写ユニット15を有している。
Y,M,C,K用の作像ユニット3Y,3M,3C,3Kは、互いに使用するトナーの色が異なっている点の他が、ほぼ同様の構成になっている。以下、Yトナー像を作像するための作像ユニット3Yを例にして、作像ユニットの構成について説明する。
Y用の作像ユニット3Yは、ドラム状の感光体4Yを有している。また、感光体4Yの周囲に配設された、帯電器5Y、露光装置6Y、現像装置7Y、ドラムクリーニング装置8Yなども有している。
作像ユニット3Yにおいては、感光体4Yが図中反時計回り方向に回転駆動され、帯電器5Yとの対向位置で帯電器5Yによって周面がトナーの帯電極性と同じ極性に一様に高圧帯電せしめられる。一様帯電後の感光体4Y表面は、画像情報に基づいて変調されるレーザー光を出射する露光装置6Yによって光走査される。この光走査によって露光された感光体4Yの表面箇所は、電位を減衰させて静電潜像を担持する。
この静電潜像は、現像装置7YによってYトナーが選択的に付着せしめられることで、現像されてYトナー像となる。このYトナー像は、感光体4Yの回転に伴って、感光体4Yと、後述する中間転写ベルト16との当接によるY用の一次転写ニップに進入する。
転写ユニット15は、無端状の中間転写ベルト16を、これのループ内側に配設された複数のローラに掛け回して張架しながら、何れか一つのローラの回転駆動によって図中矢印A方向に無端移動せしめる。
中間転写ベルト16のループ内側に配設された複数のローラのうち、Y用の一次転写ローラ17Yは、Y用の感光体4Yとの間に中間転写ベルト16を挟み込んでいる。これにより、Y用の感光体4Yと中間転写ベルト16の外周面との当接によるY用の一次転写ニップが形成されている。
Y用の一次転写ローラ17Yには、トナーの帯電極性とは逆極性の一次転写バイアスが印加される。これにより、Y用の一次転写ニップには、Y用の感光体4Y上のYトナー像を感光体側からベルト表面側に向けて静電移動させる一次転写電界が形成される。Y用の感光体4Y上のYトナー像は、Y用の一次転写ニップにおいて、一次転写電界やニップ圧の作用によって中間転写ベルト16の外周面に一次転写される。
Y用の一次転写ニップを通過した後の感光体4Yの表面には、中間転写ベルト16に一次転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、ドラムクリーニング装置8Yによって感光体4Yの表面から除去される。
M,C,K用の作像ユニット3M,3C,3Kにおいても、Y用の作像ユニット3Yと同様の電子写真プロセスにより、感光体4M,4C,4Kの表面にMトナー像,Cトナー像,Kトナー像を作像する。
中間転写ベルト16のループ内には、Y用の一次転写ローラ17Yの他に、M,C,K用の一次転写ローラ17M,17C,17Kが配設されており、M,C,K用の感光体4Y,4M,4C,4Kとの間に中間転写ベルト16を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト16の外周面と、M,C,K用の感光体4M,4C,4Kとの当接によるM,C,K用の一次転写ニップが形成されている。
中間転写ベルト16の外周面に一次転写されたYトナー像には、M,C,K用の一次転写ニップにおいてMトナー像,Cトナー像,Kトナー像が順次重ね合わせて一次転写される。これにより、中間転写ベルト16の外周面には四色重ね合わせトナー像が形成される。
中間転写ベルト16の下方には、二次転写ローラ103が配設されており、中間転写ベルト16のループ内に配設された二次転写対向ローラ18との間に中間転写ベルト16を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト16の外周面と二次転写ローラ103との当接による二次転写ニップが形成されている。この二次転写ニップには、トナーの帯電極性と同極性の二次転写バイアスが印加される二次転写対向ローラ18と、電気的に接地された二次転写ローラ103との間に二次転写電界が形成されている。
中間転写ベルト16の外周面に形成された四色重ね合わせトナー像は、中間転写ベルト16の無端移動に伴って、二次転写ニップに進入する。
複写機の給排紙装置200は、プリンター1の用紙搬送部100の下方に、給紙バンク201や給紙カセット202を有している。そして、給紙バンク201や給紙カセット202から供給搬送路203内に送り出した用紙Pを、供給搬送路203に沿って配設された複数の搬送ローラ対によって上方に向けて搬送する。そして、供給搬送路203の末端付近に設けられた受け渡しローラ対204により、プリンター1の用紙搬送部100の給紙路101内に受け渡す。
供給搬送路203から給紙路101に受け渡された用紙Pは、給紙路101に沿って配設された複数の搬送ローラ対によって搬送され、給紙路101の末端付近に配設されたレジストローラ対102のレジストニップに突き当たってスキューが補正される。その後、レジストローラ対102の回転駆動により、中間転写ベルト16上の四色重ね合わせトナー像に同期するタイミングで、二次転写ニップに向けて送り出される。
二次転写ニップで中間転写ベルト16上の四色重ね合わせトナー像に密着された用紙Pには、二次転写電界やニップ圧の作用によって四色重ね合わせトナー像が二次転写される。これにより、白色の用紙P上にフルカラー画像が形成される。
二次転写ニップを通過した中間転写ベルト16の外周面には、用紙Pに二次転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、ベルトクリーニング装置19によって中間転写ベルト16から除去される。
プリンター1の用紙搬送部100は、給紙路101、レジストローラ対102、二次転写ローラ103の他に、転写後搬送路104、用紙搬送ベルトユニット105、定着装置106、搬送冷却ユニット110などを有している。
二次転写ニップを通過した用紙Pは、転写後搬送路104に送り出される。この転写後搬送路104は、用紙搬送ベルトユニット105、定着装置106、及び搬送冷却ユニット110を経由する。
転写後搬送路104に送り出された用紙Pは、まず、用紙搬送ベルトユニット105によって複写機の右側から左側に向けて搬送された後、定着装置106内に送り込まれる。
定着装置106は、ハロゲンランプ等の熱源を内包する定着ローラ106aと、これに向けて押圧される加圧ローラ106bとの当接による定着ニップを形成している。定着装置106内に送り込まれた用紙Pは、定着ニップに進入して加熱及び加圧される。これにより、用紙Pの表面にフルカラー画像が定着せしめられる。
定着装置106を通過した用紙Pは、搬送冷却ユニット110を経由した後、給排紙装置200の左側端部に送り込まれる。
給排紙装置200の左側端部には、分岐爪205、排紙路206、排紙ローラ対207、返送路209、スイッチバック路210などが配設されている。また、給排紙装置200における給紙バンク201の上方には、再供給路211が配設されている。
プリンター1の用紙搬送部100の搬送冷却ユニット110から給排紙装置200の左側端部に受け渡された用紙Pは、切替部材である分岐爪205によってその後の搬送先が選択される。用紙Pの片面だけに画像を形成する片面モードや、用紙のPの両面に画像を形成する両面モードにおける両面プリント終了時には、用紙Pの搬送先として第二分岐搬送路としての排紙路206が選択される。排紙路206に送り込まれた用紙Pは、排紙ローラ対207を経由した後、機外に排出されてスタックトレイ208上にスタックされる。
一方、両面モードにおける片面プリント終了時には、用紙Pの搬送先として第一分岐搬送路としての返送路209が選択される。返送路209に送り込まれた用紙Pは、スイッチバック路210に進入した後、スイッチバックによって上下反転せしめられて再供給路211に送り込まれる。そして、再供給路211を経由した後、給紙路101に再び送り込まれる。その後、二次転写ニップでもう一方の面にもフルカラー画像が二次転写された後、定着装置106、搬送冷却ユニット110、排紙路206、排紙ローラ対207を順次経由した後、機外へと排出される。
スタックトレイ208上に用紙をフェースダウンで排出する場合も、用紙Pの搬送先として返送路209が選択される。返送路209に送り込まれた用紙Pは、スイッチバック路210に進入した後、スイッチバックによって上下反転せしめられて機外へと排出される。
また、レジストローラ対102から抜けた用紙Pを検知するレジスト出口センサ130と、定着装置106を抜けた用紙Pを検知する定着出口センサ131とを備えている。
定着装置106を経由した用紙Pは、高温になっている。プリント速度の高速化が進められる近年においては、用紙Pが高温のままで搬送されると、用紙P上の画像表面にガイド部材負荷によるスジ、キズや、搬送によるローラ跡が付いたり、用紙P同士が張り付くブロッキング現象を引き起こしたりし易くなってきている。
搬送冷却ユニット110は、定着装置106から送り出されてくる用紙Pを搬送しながら冷却するものである。
図3は、定着装置106と、搬送冷却ユニット110とを示す斜視図である。同図の破線の矢印で示されるように、搬送冷却ユニット110は、定着装置106から排出された直後の用紙を搬送しながら冷却できるように、定着装置106に取り付けられる。また、定着装置106の搬送方向下流側の定着上カバー106cは、回動可能となっている。この定着上カバー106cを図中矢印A方向に回動させることで、定着装置106の搬送方向下流側の搬送路が露出し、定着装置106に詰まったジャム紙を除去することができる。
図4は、搬送冷却ユニット110を搬送中の用紙Pとともに示す横断面図である。搬送冷却ユニット110は、回転駆動する駆動ローラ111と、これに押圧される従動ローラ112との当接によって搬送ニップを形成しており、搬送ニップに挟み込んだ用紙Pに対して搬送力を付与する。
また、搬送冷却ユニット110は、上側ニップガイド部材113、板金フレーム119に設けられた下側ニップガイド部材119d、上送風ダクト115、下送風ダクト116なども有している。定着装置106から送り出された直後の用紙Pを、上側ニップガイド部材113と下側ニップガイド部材119dとの間に通して前述の搬送ニップに向けて案内する。
第一ダクトとしての上送風ダクト115には、用紙搬送路である排紙路206に向けて空気を吹き出す第一吹き出し口としての上搬送路吹き出し口21と、搬送ローラである従動ローラ112に対向し、従動ローラ112に向けて空気を吹き出すローラ吹き出し口22とが、用紙の幅方向(従動ローラの軸方向およびダクト長手方向とも言う)に所定の間隔を開けて複数設けられている。
また、第二ダクトたる下送風ダクト116には、排紙路206に向けて空気を吹き出す第二吹き出し口としての下搬送路吹き出し口41が設けられている。
上送風ダクト115の上空気送風路115dに送られてきた冷却用の空気が、図中矢印Gに示すように、上搬送路吹き出し口21から搬送ニップを通過した用紙Pの上面に吹き付けられる。また、下送風ダクト116の下空気送風路116dに送られてきた冷却用の空気が、図中矢印Hに示すように、下搬送路吹き出し口41から搬送ニップを通過した用紙Pの上面に吹き付けられる。これにより、定着装置106で加熱された用紙Pが両面側から冷却される。
定着装置106によって画像が定着された用紙Pは、温度が高い状態で従動ローラ112と駆動ローラ111の搬送ニップへ搬送される。この搬送ニップで、用紙Pの熱が、従動ローラ112や駆動ローラ111に受け渡され、従動ローラ112や駆動ローラ111の温度が上昇する。連続で通紙される場合、初期段階では用紙温度に対してローラ温度が低いため、用紙からローラ対へ熱交換が行われるが、次第に温度が高くなったローラ対にニップされる用紙Pは熱交換が行われず、用紙温度が高いまま下流へ搬送される。その結果、上送風ダクト115および下送風ダクト116からの空気の吹き付けによる冷却で狙いの温度まで用紙温度が低下しないおそれがあり、用紙P同士が張り付くブロッキング現象を引き起こすおそれがある。
また、連続で通紙される場合、従動ローラ112や駆動ローラ111の表面温度がトナー融点に近い温度にまで上昇するおそれがあり、ローラの表面温度がトナー融点に近い温度にまで上昇すると、用紙上のトナーが、ローラ表面に固着するおそれがある。このように、ローラの表面にトナーが固着すると、搬送された用紙が、ローラに張り付きやすくなり、ローラの外径に沿って用紙がローラに巻き付いて搬送不良となり装置内で用紙が紙詰まりを起こすおそれがある。特に、従動ローラ112は、用紙を加熱する定着ローラ106aが当接する側の表面に当接するため、駆動ローラ111よりも温度が上昇しやすい。さらに、従動ローラ112には、定着直後のトナー像が接触するため、トナー固着も起こりやすい。
しかし、本実施形態では、図中矢印Fに示すように、上送風ダクト115に設けた従動ローラ112と対向するローラ吹き出し口22から直接近距離で従動ローラ112に向けて冷却空気を送風することで、ローラを常に冷却させる効果が得られる。それにより通紙によって従動ローラ112の温度の上昇が発生すると同時に冷却が行なわれ、従動ローラ112の温度上昇が抑えられる。これにより、従動ローラ112にトナーが固着するのを抑制することができ、搬送された用紙が従動ローラ112に巻き付くのを抑制することができる。
また、非通紙時は、駆動ローラ111の熱が従動ローラ112に移動して駆動ローラ111の温度上昇が抑えられる。また、駆動ローラ111の熱が従動ローラ112に移動して従動ローラ112の温度の上昇が発生すると同時に冷却が行なわれる。これにより、駆動ローラ111の温度上昇も抑制され、駆動ローラ111表面のトナー固着も抑制することができ、搬送された用紙が従動ローラ112に巻き付くのを抑制することができる。
さらには、従動ローラ112や駆動ローラ111の温度上昇を抑制することができるので、搬送ニップで良好に用紙Pとの間で熱交換が行われ、用紙Pの温度を下げることができる。これにより、上送風ダクト115および下送風ダクト116からの空気の吹き付けによる冷却で、良好に狙いの温度まで用紙温度を低下させることができ、用紙P同士が張り付くブロッキング現象の発生を抑制することができる。
従動ローラ112としては、金属ローラを用いることができる。従動ローラ112の材質を金属とした場合、ゴム部材に比べ熱伝導率が高いため、ローラ温度は高くなる傾向にある。従って、本実施形態のように、従動ローラ112を直接空冷する構成とすることで、効果的に従動ローラ112の温度上昇を抑制できるとともに、用紙Pとの熱交換性を高めることができ、搬送ニップで用紙Pを良好に冷却することもできる。
また、従動ローラ112としては、表面にトナーが固着しにくい材質の中空形状のフィルム材等をチュービングしたものでもよい。さらには、従動ローラ112の表面を導電性とするのが好ましい。従動ローラ112の表面を導電性とすることで、ローラの帯電を抑える効果が得られる。
さらに、従動ローラ112としては、例えば芯金の外形をシリコンのようなゴム部材等によって覆い、さらにPFAといったトナーが固着しにくい素材によってチュービングされた構成でもよい。この際、ゴム部材は導電性とすることで通紙時に発生する静電気をアースに落とすといった手法を取ることが好ましい。これにより、ローラの帯電を防止することができる。また、ゴム部材にPTFEといったトナーが固着しにくくなるような材料を含有、もしくは表面にコーティングをすることにより、PFA等のチュービングを省略する構成をとることができる。
また、本実施形態では、用紙Pが搬送冷却ユニット110にないときでも、上搬送路吹き出し口21、ローラ吹き出し口22、および下搬送路吹き出し口41から冷却空気を吹き出し続ける。これにより、従動ローラ112の温度上昇を良好に抑制することができる。また、用紙Pが搬送冷却ユニット110にないときでも、上搬送路吹き出し口21や下搬送路吹き出し口41から冷却空気を吹き出し続けることで、上搬送路吹き出し口21から吹き出した空気が、図中破線よりも左側の排紙部260の排紙路206や返送路209へ流れ、排紙路206や返送路209のガイド部材や搬送ローラ対を冷却することができる。
上搬送路吹き出し口21は、排紙路206へ搬送される用紙Pの上面と対向する上送風ダクト115の上用紙ガイド面部115bの用紙搬送方向(以下、単に搬送方向ともいう)の下流側に設けられ、下流端部まで延び、さらに、上送風ダクト115の搬送方向下流側の下流側側壁部115fの下側にまで延設されている。これにより、上搬送路吹き出し口21の搬送方向下流端が、上用紙ガイド面部115bよりも排紙路206から退避した位置となる。その結果、搬送用紙の先端が、上搬送路吹き出し口21の搬送方向下流端に引っ掛るのを防止することができ、耳折れや搬送不良が発生するのを抑制することができる。
また、上搬送路吹き出し口21を、下流側側壁部115fの下側にまで延設させることで、下送風ダクト116(図中矢印G2)以外に、図中破線よりも左側の排紙部260へ向けて(図中矢印G1)冷却空気を吹き出させることができる。これにより、広範囲で用紙の上面に冷却空気を吹き付けることができ、良好に、用紙Pの温度を低下させることができる。
また、排紙部260の排紙路206や返送路209へ向けて(図中矢印G1)冷却空気を吹き出させることができるので、良好に排紙路206や返送路209のガイド部材や搬送ローラ対を冷却することができ、排紙部260の温度上昇を抑制することができる。
また、下搬送路吹き出し口41も、上搬送路吹き出し口21と同様、排紙路206を搬送される用紙Pの下面と対向する下送風ダクト116の下用紙ガイド面部116aの搬送方向下流側に設けられ、搬送方向下流端部まで延び、さらに、下送風ダクト116の下流側側壁部116cの上側にまで延設されている。これにより、下搬送路吹き出し口41の下流端が、下用紙ガイド面部116aよりも排紙路206から退避した位置となる。よって、搬送用紙の先端が、下搬送路吹き出し口41の搬送方向下流端に引っ掛るのを防止することができ、耳折れや搬送不良が発生するのを抑制することができる。
また、下搬送路吹き出し口41を、下流側側壁部116cの上側にまで延設させることで、排紙路206(図中矢印H2)以外に、図中破線よりも左側の排紙部260の排紙路206や返送路209へ向けて(図中矢印H1)冷却空気を吹き出させることができる。これにより、下搬送路吹き出し口41から吹き出した冷却空気の一部を、排紙路206や返送路209へ向けて流すことができ、排紙路206や返送路209のガイド部材や搬送ローラ対を良好に冷却することができる。
また、本実施形態では、図4の矢印F1に示すように、ローラ吹き出し口22から吹き出した冷却空気のうち、従動ローラ112の表面に沿って流れて、搬送方向上流側へ向かう冷却空気を、上側ニップガイド部材113で堰き止めることができる。これにより、ローラ吹き出し口22から吹き出した冷却空気が、定着装置106に流れるのを抑制することができ、定着装置106(定着ローラ106a)の温度低下を抑制することができ、定着不良の発生を抑制することができる。
図5は、プリンター1から引き出し可能な用紙搬送部100の搬送冷却ユニット110付近を示す部分斜視図である。用紙搬送部100のフレーム107cには、外気を取り入れるための吸気口107bが設けられている。また、フレーム107cには、前側板107aが取り付けられている。この前側板107aには、保持部材108を介して、搬送冷却ユニット110の吸気ダクト128が固定されている。
吸気ダクト128の一端は、送気ファン124の吸気部に連結されている。また、吸気ダクト128の他端は、開口をフレーム107cの吸気口107bに対向させている。
吸気ダクト128は、保持部材108を介してプリンター1から引き出し可能な用紙搬送部100の前側板107aに取り付けられるため、用紙搬送部100の引き出し動作や押し込み動作に追従して複写機の前後方向に動く。
プリンター1のプリントジョブ中には、用紙搬送部100がプリンター1の内部に押し込まれている。この状態で送気ファン124が回転すると、送気ファン124の吸気部に吸引力が発生する。この吸引力により、外気が図中点線で示されるようにフレーム107cの吸気口107b内に吸引され、吸気ダクト128を経由して送気ファン124内に取り込まれる。その後、送気ファン124の排気部から排気されてから、連通管123を経由して上送風ダクト115内や下送風ダクト116内に送り込まれる。
図6は、吸気ダクト128を取り外した用紙搬送部100の搬送冷却ユニット110付近の正面図である。
送気ファン124は、ファンホルダ408に固定されている。ファンホルダ408は、第一部材であるセンサホルダ401に固定されており、センサホルダ401は、前側板107aに固定されている。図6に示す符号407は、金属からなるアース部材たるアース板であって、その一端部407aが、金属からなり電気的に接地された前側板107aに弾性的に当接している。これにより、アース板407は、前側板107aを介して電気的に接地される。なお、アース板407の詳細については、後述する。
図7は、用紙搬送部100が装置本体であるプリンター1の内部の収納位置に位置している状態を示す斜視図である。図8は、用紙搬送部100がプリンター1の外部の非収納位置である引き出し位置まで引き出された状態を示す斜視図である。
本実施形態において、用紙搬送部100は、プリンター1に対し、保持手段であるスライドレール6によって、装置前後方向に沿ってスライド移動可能に設けられている。定着装置106で用紙のジャムが発生した場合、ユーザは、用紙搬送部100の前カバー100aに設けられた取っ手部100bを把持して定着装置106を有する用紙搬送部100を、図7に示すプリンター1内の収納位置から装置前面側へ引き出す。そして、図8に示す引き出し位置(最大引き出し位置)まで引き出し、紙ジャム処理を実施する。引き出し位置において、ユーザは、図9に示すように、定着装置106の定着上カバー106cを開く。定着上カバー106cを開くと、定着上カバー106cに取り付けられている定着ニップを抜けた用紙をガイドする定着上搬送ガイドが、定着上カバー106cとともに回動して、定着ニップ下流側の用紙搬送経路が露出する。これにより、定着装置106内の用紙に対する紙ジャム処理を実施することができる。紙ジャム処理の終了後、ユーザは、定着上カバー106cを閉じた後、用紙搬送部100を図7に示す収納位置まで押し込む。
図10(a)は、定着上カバー106cを閉じた状態を示す用紙搬送部100の要部拡大斜視図であり、図10(b)は、定着上カバー106cを開いた状態を示す用紙搬送部100の要部拡大斜視図である。
定着上カバー106cの手前側端部には、ユーザーが把持して定着上カバー106cの開閉を操作するためのカバー取っ手部106dを有している。また、定着上カバー106cの開閉を検知するための反射型光学センサからなる開閉センサ403が、センサホルダ401に取り付けられている。
図10(a)に示すように、定着上カバー106cが閉じられているときは、カバー取っ手部106dが、開閉センサ403に近接対向している。そのため、開閉センサ403の発光部からの光(例えば、赤外光)が、カバー取っ手部106dに反射し、この反射した光が、開閉センサ403の受光部に受光される。これにより、定着上カバー106cが閉じ位置にあることが検知される。
図10(b)に示すように、ユーザーがカバー取っ手部106dを把持して定着上カバー106cが開かれると、カバー取っ手部106dは、開閉センサ403と対向しない。その結果、開閉センサ403の発光部からの光は、受光部に受光されない。これにより、定着上カバー106cが開かれている(閉じられていない)ことが検知される。
定着上カバー106cが開かれた状態で用紙搬送部100をプリンター1の内部の収納位置へ押し入れると、図9に示すプリンター1の外装カバー1aに定着上カバー106cが突き当たるおそれがある。定着上カバー106cが突き当たることで、定着上カバー106cにせん断力が加わり、定着上カバー106cが塑性変形するおそれがある。本実施形態では、用紙搬送部100は、定着上カバー106cが完全に閉じられていない(半開き)状態でも、収納位置に収納することができる。このように、定着上カバー106cが完全に閉じられていない(半開き)状態のときは、定着上カバー106cに取り付けられている定着上搬送ガイドが用紙ガイド位置に位置していない。そのため、定着上カバー106cが完全に閉じられていない(半開き)状態で、画像形成を行うと、定着ニップを抜けた用紙を良好にガイドできず、用紙のジャムが発生するおそれがある。
そのため、本実施形態では、定着上カバー106cが閉じられていないことを開閉センサ403が検知しているときは、操作表示部400に定着上カバー106cが開かれている旨を表示し、ユーザーが定着上カバー106cが閉じられていない状態で、用紙搬送部100がプリンター1の内部の収納位置へ押し入れられてしまうのを抑制している。さらに、定着上カバー106cが閉じられていないことを開閉センサ403が検知しているときは、画像形成動作を行えないようにして、定着ニップを抜けた用紙がガイドされずに用紙のジャムが発生するのを防止している。
また、例えば、定着上カバー106cが閉じられていないことを開閉センサ403が検知しているときは、用紙搬送部100をプリンター1の内部の収納位置へ押し入れられないようにしてもよい。これにより、ユーザーが定着上カバー106cが閉じられていない状態で、用紙搬送部100がプリンター1の内部の収納位置へ押し入れられてしまうのを防止できる。
図11は、従来のハーネス保持部材502が取り付けられた開閉センサ403付近を示す斜視図である。
開閉センサ403は、発光部と受光部とを備えたセンサ部403aと、センサ部403aが実装された基板403bとを備えている。基板403bの一端に設けられた接続端子403cにハーネス500のコネクタ505が接続されている。
また、センサホルダ401には、ハーネス500の複数の電線504を保持するハーネス保持部材502が取り付けられている。複数の電線504は、ハーネス保持部材502の保持孔に挿通されて保持され、センサホルダ401の定着装置106との対向側から反対側へ配線される。
図11においては、ハーネス500の電線504およびコネクタ505が、露出している。開閉センサ403は、ユーザーが操作するカバー取っ手部106dを検知する構成上、カバー取っ手部106dの近傍に配置される。その結果、開閉センサ403の接続端子403cに接続されるコネクタ505もカバー取っ手部106dの近傍に配置されることになる。カバー取っ手部106dは、ユーザーが定着上カバー106cを開閉する際に掴むものである。そのため、ユーザーがカバー取っ手部106dを持って定着上カバー106cを開閉する際にユーザーの指がハーネス500の電線504に引っ掛かるおそれがある。この引っ掛かった電線504を指から取り外す際に、電線504が引っ張られてしまい、コネクタ505から電線504が外れてしまい、ハーネス500が破損するおそれがあった。また、引っ掛かった電線504を指から取り外す際の電線504の引っ張りでコネクタ505が開閉センサ403の接続端子403cから外れてしまい断線したり、半接続状態となり、接続不良による開閉センサ403の誤検知を引き起こしたりするおそれがある。
また、ユーザーが定着上カバー106cを開閉すべくカバー取っ手部106dにアクセスする際に、ユーザーの指がコネクタ505に接近する。そのとき、指からコネクタ505の電線挿入孔505aに向けて静電気が放電するおそれがある。電線挿入孔505aに向けて放電された静電気は、コネクタ505を介して開閉センサ403に通電し、開閉センサ403が、静電破壊するおそれがある。
コネクタ505への静電気の放電や、電線504の引っ掛かり防止するために、ハーネス500の電線504やコネクタ505を覆うカバー部材を別に設けることも考えられる。しかし、部品点数増大による装置のコストアップや、組み立て工数の増加による製造コストアップにつながるおそれがある。
そこで、本実施形態では、ハーネス保持部材にハーネス500のコネクタ505や電線504を覆うカバー部を設けた。以下、本実施形態の特徴点について、具体的に説明する。
図12は、本実施形態のハーネス保持部材46の正面図であり、図13は、本実施形態のハーネス保持部材46を下方から見た斜視図であり、図14は、ハーネス保持部材46の取り付け部46aの断面を示す断面斜視図である。
本実施形態の第二部材たるハーネス保持部材46は、取り付け部46aとカバー部46bとを有している。取り付け部46aは、第一部材であるセンサホルダ401の上部に設けられた取り付け溝401b(図15参照)に取り付けられ、取り付け溝401bとの間でハーネス500の電線504を保持するものである。カバー部46bは、ハーネス500のセンサホルダ401よりも定着装置106側にある電線504およびコネクタ505を覆うものである。
カバー部46bは、ハーネスカバー部46b1と、電線ガイド部46b2と、オーバーラップ部46b3とを備えている。ハーネスカバー部46b1は、ハーネス500のコネクタ505とセンサホルダ401よりも定着装置106側に位置する電線504とを覆うものである。
電線ガイド部46b2は、ハーネス500の電線504を覆うとともに、取り付け部46aの電線保持溝46a1に電線504をガイドするものである。電線ガイド部46b2は、コネクタ505から離れるにつれて、取り付け部46aに近づくような傾斜面であって、一端がハーネスカバー部46b1に接続されており、他端が、電線保持溝46a1の開閉センサ側と反対側の側壁に接続されている。
オーバーラップ部46b3は、一部がセンサホルダ401のセンサ上カバー部401a(図16参照)の下方に入り込むとともに、コネクタ505と上方から対向して、コネクタ505の一部を上方から覆うものである。
取り付け部46aは、電線保持溝46a1と、電線保持溝46a1を挟んで設けられた一対の係止爪部46a2と、前後方向に向かい合って設けられ、ハーネス保持部材46を、センサホルダ401に対して前後方向に止める一対の止め部46a3(図13参照)とを有している。
電線保持溝46a1は、前後と下方とが開口した矩形状の溝であって、ハーネス500の電線504が前後方向に挿通される。電線504は、取り付け溝401bと電線保持溝46a1とにより保持される。
一対の係止爪部46a2は、図14に示すように、それぞれ、電線保持溝46a1から離間する方向に左右方向に平行に延び出した後、斜め上方に延びるような形状をしており、先端が左右方向に弾性変形可能となっている。
図13、図14に示すように、一対の止め部46a3は、係止爪部46a2を取り囲むように設けられている。取り付け部46aが、取り付け溝401bに取り付けられると、取り付け溝401bの縁が、向かい合う一対の止め部46a3の間に入り込む。これにより、ハーネス保持部材46は、一対の止め部46a3によりセンサホルダ401に対して前後方向に止められる。
図15は、センサホルダ401の取り付け溝401bを示す図である。
取り付け溝401bは、前後と上方が開口した矩形状の溝であって、取り付け溝401bの両側壁には、係止突起401cが設けられている。また、取り付け溝401bの上端部401fは、R形状となっている。
図16は、ハーネス保持部材46を取り外した状態のセンサホルダ付近を示す斜視図である。
センサホルダ401には、開閉センサ403やコネクタ505と上方から対向し、開閉センサ403およびコネクタ505を上方から覆うセンサ上カバー部401aを有している。また、センサホルダ401には、開閉センサ403やコネクタ505と下方から対向し、開閉センサ403およびコネクタ505を下方から覆うセンサ下カバー部401dを有している。センサ下カバー部401dは、取り付け溝401bまで延びており、センサホルダ401よりも定着装置側(後側)に位置する複数の電線504も下方から対向している。
また、センサホルダ401には、複数の定着ガイドリブ401eが設けられている。この定着ガイドリブ401eの上端は、センサ下カバー部401dに接続されており、下方へ行くに従って、前側へ位置するように(センサホルダ401の側壁からの突出量が減少するように)傾斜している。
定着装置106は、用紙搬送部100に対して着脱可能となっている。定着装置106の交換時は、用紙搬送部100をプリンター1から引き出した後に、図中矢印Eに示すように、定着装置106を用紙搬送部100から持ち上げて、用紙搬送部100から取り外す。そして、新品の定着装置106を用紙搬送部100へ降ろし入れる。
本実施形態では、定着装置106を用紙搬送部100から取り出すときに定着装置106は、定着ガイドリブ401eにより開閉センサ403から離間する方向にガイドされる。これにより、定着装置106を用紙搬送部100から取り出すときに定着装置106が、開閉センサ403やコネクタ505にぶつかるのを抑制することができ、開閉センサ403やコネクタ505に外的ダメージが加わるのを抑制することができ、開閉センサ403やコネクタ505が破損するのを抑制することができる。
また、定着装置106を用紙搬送部100から取り出すときに定着ガイドリブ401eの間に定着装置106の部材が入り込んでいたとしても、その部材は、センサ下カバー部401dにぶつかり、開閉センサ403やコネクタ505にぶつかることがない。これにより、より一層、開閉センサ403やコネクタ505に外的ダメージが加わるのを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、センサ下カバー部401dは、センサホルダ401よりも定着装置側(後側)に位置する複数の電線504も下方から覆っている。これにより、定着装置106を用紙搬送部100から取り出すときに、定着装置106の部材が、ハーネス500の定着装置側(後側)に位置する複数の電線504に下方から引っ掛かるのを防止できる。これにより、電線504への外的付加によるハーネスの破損や、コネクタ505の開閉センサ403との接続外れを抑制できる。
また、センサ上カバー部401aを有しているので、定着装置106を用紙搬送部100に降ろし入れることきに、上方から開閉センサ403やコネクタ505に定着装置106がぶつかるのを防止できる。これにより、定着装置106を用紙搬送部100に降ろし入れることきに、開閉センサ403やコネクタ505に外的ダメージが加わるのを抑制することができ、開閉センサ403やコネクタ505が破損するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、センサ下カバー部401dの上面のコネクタ505および開閉センサ403と対向する箇所に複数のリブが設けられている。これにより、センサ下カバー部401dと開閉センサ403との隙間や、センサ下カバー部401dとコネクタ505との隙間に、指などが突っ込まれることを防止できる。
次に、本実施形態のハーネス保持部材46のセンサホルダ401の取り付け溝401bへの取り付けについて説明する。
図17は、ハーネス保持部材46を取り付け溝401bに取り付ける様子を後側(定着装置側)から見た斜視図である。また、図18は、ハーネス保持部材46を取り付け溝401bに取り付ける様子を前側から見た斜視図である。
本実施形態のハーネス保持部材46は、センサ上カバー部401aの下方に入り込むオーバーラップ部46b3を有している。そのため、取り付け溝401bの真上からハーネス保持部材46を取り付け溝401bに取り付けようとしても、オーバーラップ部46b3がセンサ上カバー部401aに突き当たり、ハーネス保持部材46を取り付け溝401bに取り付けられない。
そのため、本実施形態では、図の矢印Bに示すように、上方が下方よりも後側に位置するように、ハーネス保持部材46を傾斜させた状態で、後側からハーネス保持部材46を取り付け溝401bに差し込む。具体的には、ハーネス保持部材46を傾斜させた状態で、取り付け溝401bの縁の上端が、ハーネス保持部材46の一対の止め部46a3(図13参照)の間に入るように、ハーネス保持部材46を取り付け溝401bに差し込む。
取り付け溝401bの上端部401fはR形状となっている。そのため、ハーネス保持部材46が取り付け溝401bに対して多少左右にずれた状態であっても、ハーネス保持部材46が取り付け溝401bの上端部401fのR形状に案内されハーネス保持部材46を取り付け溝401bに差し込むことができる。
ハーネス保持部材46を取り付け溝401bに差し込むと、係止爪部46a2の傾斜面46a4(図14参照)が、取り付け溝401bの係止突起401cの上端に当接する。このように、係止爪部46a2が係止突起401cに当接したら、ハーネス保持部材46を起立させる。
本実施形態では、図18に示すように、オーバーラップ部46b3の上端から係止爪部46a2の下端までの距離L2が、センサ上カバー部401aの下端から、係止突起401cの上端までの距離L1よりも短くなっている。そのため、ハーネス保持部材46を起立させたときに、オーバーラップ部46b3がセンサ上カバー部401aの下方に入り込む。
ハーネス保持部材46を起立させたら、ハーネス保持部材46を下方へ押し込み、ハーネス保持部材46を取り付け溝401bに取り付ける。
図19は、ハーネス保持部材46を下方へ押し込んで取り付け溝401bに取り付ける様子を示す図である。
図19の矢印Fに示すように、ハーネス保持部材46を下方へ押し込むと、一対の係止爪部46a2が係止突起401cに押圧され、図中矢印K1方向に弾性変形する。また、取り付け部46aの開閉センサ403側の壁部が、係止爪部46a2が係止突起401cに押圧されることで、図中矢印K2方向に弾性変形する。一方、取り付け部46aの開閉センサ403側と反対側の壁部には、電線ガイド部46b2が接続されているため、開閉センサ403側の壁部よりも剛性が高い。そのため、取り付け部46aの開閉センサ403側と反対側の壁部は弾性変形しない。
各係止爪部46a2および取り付け部46aの開閉センサ403側の壁部が弾性変形することで、係止爪部46a2が係止突起401cを乗り越え、係止爪部46a2が係止突起401cよりも下方に位置する。これにより、係止爪部46a2が、係止突起401cにより係止され、ハーネス保持部材46が、取り付け溝401bに取り付けられる。
図20は、ハーネス保持部材46を取り付けたセンサホルダ401を前側から見た要部拡大図である。
ハーネス500の電線504は、取り付け部46aと、取り付け溝401bとで囲われ凸形状の空間に挿通され、取り付け部46aと取り付け溝401bとにより保持される。すなわち、本実施形態では、センサホルダ401とハーネス保持部材46とが、電線504を保持する配線保持具として機能する。
本実施形態では、取り付け溝401bの溝深さが、ハーネス保持部材46の取り付け部46aの高さよりも深くなっている。そのため、図20に示すように、取り付け溝401bの底部と取り付け部46aとの間には、所定の隙間Sが形成される。
図16、図17に示すように、ハーネス500の電線504が取り付け溝401bを跨いだ状態で、ハーネス保持部材46を取り付け溝401bに取り付けている。取り付け部46aが、取り付け溝401bの底部に接触する構成の場合、ハーネス保持部材46を取り付け溝401bに取り付けるときに、電線504が、取り付け溝401bの底部と取り付け部46aとに挟まれてしまい、断線の不具合が発生するおそれがある。そうならないように、電線504が電線保持溝46a1に入るように、注意しながらハーネス保持部材46を取り付け溝401bに取り付ける必要があり、組み立て作業性が悪い。
これに対して、本実施形態では、取り付け溝401bの底部と取り付け部46aとの間には、所定の隙間Sが形成される構成であるので、電線504が取り付け溝401bの底部と取り付け部46aとに挟まれることがなく、断線が発生するのを回避できる。また、電線504が電線保持溝46a1に入っていることを注意せずにハーネス保持部材46を取り付け溝401bに取り付けることができ、組み立て作業性が改善される。隙間Sに位置する電線504は、ハーネス保持部材46を取り付け溝401bに取り付けた後に、電線保持溝46a1に入れればよい。
本実施形態では、コネクタ505から離れるにつれて、取り付け部46aに近づくように傾斜した電線ガイド部46b2を有している。これにより、センサホルダ401よりも後側の電線504は、この電線ガイド部46b2によりスムーズに曲げられ、緩やかな湾曲で電線504を電線保持溝46a1へ這い回すことができる。
また、係止爪部46a2は、上部が下部よりも電線保持溝46a1から離れる方向に位置するような傾斜した形状となっている。そのため、ハーネス保持部材46を、取り付け溝401bから抜き出すときは、係止突起401cからの押圧により、係止爪部46a2の先端が、係止突起401cの根元側へ位置する(電線保持溝46a1から離れる)ように弾性変形する。このため、ハーネス保持部材46は、取り付け溝401bに取り付け後は容易に外れることがない。
さらに、本実施形態では、取り付け部46aの開閉センサ403側と反対側の壁部に電線ガイド部46b2が接続されており、取り付け部46aの開閉センサ403側と反対側の壁部が弾性変形し難い構成となっている。かかる構成とすることで、より一層、ハーネス保持部材46は、取り付け溝401bから容易に外れることのない構成となっている。
このように、本実施形態では、ハーネス保持部材46は、取り付け溝401bから容易に外れない構成となっている。よって、ジャム処理時などにおいて、ハーネス保持部材46に取り付け溝401bから外れる方向の外力が不意に加わった際に、ハーネス保持部材46が取り付け溝401bから外れてしまうのを抑制できる。よって、ハーネス保持部材46が取り付け溝401bから外れて、ハーネス保持部材46が無くなってしまうのを抑制できる。また、外れたハーネス保持部材46を取り付け溝401bに再組付けする際、指がコネクタ505に近接し、指からコネクタ505に静電気が放電し、開閉センサ403が静電破壊してしまうのを抑制できる。
図21は、ハーネス保持部材46を取り付けたセンサホルダ401付近の斜視図であり、図22は、ハーネス保持部材46を取り付けたセンサホルダ401を後側から見た正面図である。また、図23は、図22のG−G断面図である。
図21〜図23に示すように、ハーネスカバー部46b1と電線ガイド部46b2とで、ハーネス500のコネクタ505とセンサホルダ401よりも後側に位置する電線504を側方から覆って、ハーネス500のセンサホルダ401よりも後側の部分の側方を隙間なく覆っている。
また、ハーネス保持部材46のカバー部46bは、図21に示すように、上カバー部46b4を有しており、上方から電線504を覆っている。また、ハーネス保持部材46のカバー部46bは、上カバー部46b4よりも一段低くしたオーバーラップ部46b3を設けて、オーバーラップ部46b3の先端側を、センサ上カバー部401aの下に入り込ませている。これにより、ハーネス500のセンサホルダ401よりも後側の部分の上方が、上カバー部46b4とオーバーラップ部46b3とセンサ上カバー部401aとにより隙間なく覆われる。ハーネス500のセンサホルダ401よりも後側の部分の下方は、センサ下カバー部401dにより隙間なく覆われる。
コネクタ505は、上下方向と前方がセンサホルダ401により覆われ、後方がハーネス保持部材46に覆われる。その結果、センサホルダ401とハーネス保持部材46とによりコネクタ505は、四方を覆われる。これにより、四方のどの方向からも、コネクタ505へのアクセスを阻止できる。
また、センサホルダ401よりも後側に位置する電線504もハーネス保持部材46により覆われることで、センサホルダ401よりも後側に位置する電線504へのアクセスも阻止できる。
これにより、ユーザーが定着上カバー106cを開閉すべくカバー取っ手部106dにアクセスする際に、ユーザーの指などがハーネス500の電線504やコネクタ505に触れるのを防止できる。これにより、ユーザーの指が電線504に引っ掛かって、コネクタ505から電線504が外れてハーネス500が破損してしまうのを防止することができる。コネクタ505の開閉センサ403との接続外れによる断線を防止できる。さらに、半接続状態による接続不良の発生を防止でき、開閉センサ403の誤検知の発生を防止できる。
また、コネクタ505がセンサホルダ401とハーネス保持部材46とにより覆われることで、コネクタ505の電線挿入孔505aに向けて静電気が放電するのを防止でき開閉センサ403の静電破壊を防止できる。
さらには、ハーネス500の電線504を保持する部材(本実施形態では、第一部材たるセンサホルダ401と第二部材たるハーネス保持部材46)とは別に、ハーネス500の電線504やコネクタ505を覆うカバー部材を設ける場合に比べて、部品点数を削減でき、装置のコストダウンを図ることができる。また、ハーネス保持部材46をセンサホルダ401に組付ける作業のみで、ハーネスの電線504の保持と、ハーネス500のセンサホルダ401よりも後側部分のカバーとがなされ、ハーネス500の電線やコネクタ505を覆うカバー部材を設ける場合に比べて、組み立て工数の削減を図ることができる。
ハーネス保持部材46にセンサ上カバー部401aにオーバーラップするオーバーラップ部46b3がない場合、センサ上カバー部401aと、ハーネス保持部材46のカバー部46bとの間に隙間ができてしまう。その結果、その隙間からドライバーなどの工具がコネクタ505に近接し、工具からコネクタ505の電線挿入孔505aに向けて静電気が放電し、開閉センサ403が静電破壊するおそれがある。
しかし、本実施形態では、オーバーラップ部46b3を設けているので、センサ上カバー部401aとカバー部46bとの間から工具がコネクタ505に接近することがない。よって、コネクタ505の電線挿入孔505aへの静電気の放電をより一層防止でき、開閉センサ403が静電破壊をより一層抑制できる。
本実施形態では、ハーネス保持部材46のオーバーラップ部46b3が、センサ上カバー部401aの下から重なる構成であるが、センサ上カバー部401aの取り付け溝401b側端部を一段低くし、ハーネス保持部材46のオーバーラップ部46b3が、センサ上カバー部401aの上から重なる構成としてもよい。
図23に示すように、開閉センサ403は、上下方向に所定の間隔を開けて設けられた一対の取り付け爪部403dが、左右方向に所定の間隔を開けて2組設けられている。センサホルダ401は、左右方向に所定の間隔を開けて設けられ、上下方向に長い2つのセンサ取り付け穴401hが設けられている。各一対の取り付け爪部403dを、それぞれセンサ取り付け穴401hに通して、上側の取り付け爪部403dの先端を、センサ取り付け穴401hの上端に引っ掛け、下側の取り付け爪部403dの先端を、センサ取り付け穴401hの下端に引っ掛けることで、開閉センサ403は、センサホルダ401に取り付けられる。
なお、図22に示す符号401gは、後述するアース部材たるアース板407の対向部407bが貫通する貫通孔である。また、図21に示す符号100cは、前カバー100a(図7参照)と、前側板107aとの間の空間を隠すための搬送上カバー部100cである。この搬送上カバー部100cは、前カバー100aに設けられている。
搬送上カバー部100cのセンサ上カバー部401aとの対向箇所には、下側に延びる外縁部100dが無く、センサ上カバー部401aの前側部分が搬送上カバー部100cの下側に入り込んでいる。また、ハーネス保持部材46の上側は、搬送上カバー部100cの外縁部100dと対向している。
この図21に示す構成では、ハーネス保持部材46と搬送上カバー部100cの外縁部100dとの間に所定の隙間を有している。本実施形態では、図6などに示したように、前カバー100a(図7参照)と、前側板107aとの間に上送風ダクト115および下送風ダクト116へ空気を送り込むための機構(送気ファン124や吸気ダクト128)が設けられている。ハーネス保持部材46と搬送上カバー部100cの外縁部100dとの間に所定の隙間があると、その隙間から気流が漏れ出たり、空気が入り込んだりして、狙いでない圧力損失を発生させ、上送風ダクト115および下送風ダクト116へ狙いの量の空気を送り込めないおそれがある。
そのため、例えば、図24に示すように、ハーネス保持部材46と搬送上カバー部100cの外縁部100dとの隙間をほとんどない構成とするのが好ましい。しかし、寸法公差などにより、搬送上カバー部100cの外縁部100dの位置が狙いの位置よりも後側に寄ったとき、搬送上カバー部100cの外縁部100dが、ハーネス保持部材46を後側に押し込むおそれがある。そのため、ハーネス保持部材46は、図24の矢印J方向に弾性変形可能に構成するのが好ましい。これにより、ハーネス保持部材46が搬送上カバー部100cの外縁部100dにより後側へ押圧されたとき、ハーネス保持部材46が図中矢印J方向に弾性変形し、ハーネス保持部材46の外縁部100dとの対向箇所が、後側へ移動して逃げることができる。これにより、ハーネス保持部材46の破損を防止することができる。
また、上述の構成に限らず、図13に示す一対の止め部46a3の間の距離を、取り付け溝401bの縁の厚みよりも長くして、ハーネス保持部材46が所定範囲で前後方向に移動可能に取り付け溝401bに取り付けられる構成としてもよい。かかる構成とすることでも、搬送上カバー部100cの外縁部100dの位置が狙いの位置よりも後側に寄って、搬送上カバー部100cの外縁部100dが、ハーネス保持部材46を後側に押し込んだときに、ハーネス保持部材46が後側へスライドし、ハーネス保持部材46の破損を防止することができる。
また、図24では、搬送上カバー部100cのハーネス保持部材46と対向箇所を後側に突出させて、ハーネス保持部材46と搬送上カバー部100cの外縁部100dとの隙間を狭くしているが、ハーネス保持部材46を前側に延ばしてハーネス保持部材46と搬送上カバー部100cの外縁部100dとの隙間を狭くしてもよい。
また、搬送上カバー部100cのハーネス保持部材46との対向箇所の外縁部100dを無くし、搬送上カバー部100cの後側部分が上からハーネス保持部材46の前側部分に重なる構成として、ハーネス保持部材46と搬送上カバー部100cとの隙間を狭くしてもよい。かかる構成とすることで、搬送上カバー部100cの外縁部100dの位置が狙いの位置よりも後側に寄ったとしても、搬送上カバー部100cがハーネス保持部材46を押し込むことがない。
次に、図6に示したアース板407の詳細について説明する。
開閉センサ403は、上述したように光学センサで、カバー取っ手部106dからの反射光を検知して定着上カバー106cの開閉を検知する関係上、カバーで覆うことができない。その結果、カバー取っ手部106dにユーザーがアクセスする際に、ユーザーの指が開閉センサ403に近接し、指から開閉センサ403へ向けて静電気が放電し、開閉センサ403が静電破壊を起こすおそれがある。
このような、開閉センサ403への静電気の放電を防止するために、アース板407を設けている。
図25(a)は、アース板407と、センサホルダ401とを示す斜視図であり、図25(b)は、アース板407と、センサホルダ401と、開閉センサ403とハーネス保持部材46とを示す斜視図である。
アース部材たるアース板407には、センサホルダ401に設けられた貫通孔401gを貫通して、開閉センサ403と上方から対向する2個の対向部407bが設けられている。図25(b)に示すように、対向部407bの先端は、前後方向において、開閉センサ403のセンサ部403aの検知面Hと同一の位置に位置している。
通常、上方からカバー取っ手部106dにユーザーはアクセスする。そのため、ユーザーがカバー取っ手部106dにアクセスする際、ユーザーの指は、開閉センサ403よりも先に、開閉センサ403よりも上方に配置されたアース板407の対向部407bに近接する。その結果、指からアース板407の対向部407bへ静電気が放電する。よって、アース板407により静電気が除去された後に、指が開閉センサ403に近接することになる。よって、指から開閉センサ403へ静電気が放電するのを抑制し、開閉センサ403の静電破壊が抑制される。
また、対向部407bの先端を、前後方向において、開閉センサ403のセンサ部の検知面Hよりも後側に位置させるのがより好ましい。このようにすることで、前後方向において、指が開閉センサ403に近づいてきた場合でも、開閉センサ403よりも先にアース板407の対向部407bに指が近接することになる。よって、対向部407bへ静電気が放電して除電された後に指が開閉センサ403に近づくことになる。よって、前後方法において、指が開閉センサ403に近づいてくる場合でも、開閉センサ403への静電気の放電が抑制され、より一層、開閉センサ403の静電破壊を抑制することができる。
センサ取り付け穴401hの上方にもアース板407の対向部407bが貫通する貫通孔を設けるとセンサホルダ401の剛性が弱くなる。そのため、本実施形態では、左右方向において、センサ取り付け穴401hとは異なる位置に貫通孔401gを設けて、対向部407bを複数に分割している。しかしながら、センサホルダ401の剛性を十分に確保できるならば、ひとつの対向部407bが、開閉センサ403の全体と対向するようにするのが好ましい。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
センサホルダ401などの第一部材と、第一部材に取り付けられるハーネス保持部材46などの第二部材とを有し、第一部材と第二部材とで電線504を保持する配線保持具であって、第一部材および第二部材の少なくとも一方に、電線504の一端に設けられたコネクタ505を覆うコネクタカバー部(本実施形態では、ハーネス保持部材46のハーネスカバー部46b1、センサホルダ401のセンサ上カバー部401aおよびセンサ下カバー部401dが該当する)を設けた。
これによれば、第一部材および第二部材の少なくとも一方に設けたコネクタカバー部でコネクタ505を覆うことで、指などからコネクタ505へ向けて静電気が放電するのを防止できる。これにより、コネクタ505が接続された開閉センサ403などの電気部品が静電破壊を起こすのを抑制することができる。
(態様2)
態様1において、センサホルダ401などの第一部材と、ハーネス保持部材46などの第二部材それぞれにカバー部が設けられており、第一部材のコネクタカバー部と、第二部材のコネクタカバー部とで、コネクタ505の四方を覆っている。
これによれば、実施形態で説明したように、四方のどの方向からも、コネクタ505への接近を阻止でき、指などからコネクタ505へ向けて静電気が放電するのをより一層抑制できる。
(態様3)
態様1または2において、センサホルダ401などの第一部材およびハーネス保持部材46などの第二部材の少なくとも一方に、コネクタ505から第一部材と第二部材とにより形成された配線保持部(本実施形態では、センサホルダ401の取り付け溝401bの底部と、ハーネス保持部材46の取り付け部46aの下部との隙間Sと、電線保持溝46a1とで形成される凸形状の空間が該当する)までの電線504をカバーする電線カバー部(本実施形態では、センサホルダ401のカバー部46bおよびセンサ下カバー部401dで構成)を有する。
これによれば、実施形態で説明したように、指などが電線504に引っ掛かるのを抑制できる。これにより、ハーネス500に外力が加わり、ハーネス500が破損するのを抑制できる。また、コネクタ505と開閉センサ403などの電気部品との接続部が外れたり、半接続状態となったりするのを抑制することができる。
(態様4)
態様1乃至3いずれかにおいて、センサホルダ401などの第一部材は、ハーネス保持部材46などの第二部材が取り付けられる取り付け溝401bなどの取り付け溝部を有し、取り付け溝部の両側面には、係止突起401cなどの突起部が形成されており、第二部材は、弾性変形可能で、突起部に引っ掛けて第二部材を第一部材に止める係止爪部46a2などの爪部を有し、取り付け溝部に取り付けられる取り付け部46aを有する。
これによれば、係止爪部46a2など爪部を係止突起401cなどの突起部に係止することで、取り付け部46aを、取り付け溝401bなどの取り付け溝部に取り付けることができる。
(態様5)
態様4において、取り付け部46aと、取り付け溝401bなどの取り付け溝部の底面との間に隙間Sを有する。
これによれば、図20を用いて説明したように、電線504が、取り付け部46aと取り付け溝部の底面とに挟まれることがなく、電線504の断線が発生するのを抑制することができる。
(態様6)
態様4または5において、取り付け溝401bなどの取り付け溝部の上端部401fなどの開口縁部を、R形状とした。
これによれば、実施形態で説明したように、R形状の開口縁部により、ハーネス保持部材46などの第二部材の取り付け部46aを、取り付け溝401bなどの取り付け溝部へ案内することができる。これにより、容易に取り付け部46aを取り付け溝部に取り付けることができる。
(態様7)
態様1乃至6いずれかにおいて、ハーネス保持部材46などの第二部材は、第一部材と第二部材とにより形成された配線保持部(本実施形態では、センサホルダ401の取り付け溝401bの底部と、ハーネス保持部材46の取り付け部46aの下部との隙間Sと、電線保持溝46a1とで形成される凸形状の空間)に電線504を案内する電線ガイド部46b2などのガイド部を有する。
これによれば、コネクタ505から延び出した電線504を、スムーズに配線保持部へ這い回すことができる。
(態様8)
態様7において、電線ガイド部46b2などのガイド部は、コネクタ505から離れるにつれて配線保持部(本実施形態では、センサホルダ401の取り付け溝401bの底部と、ハーネス保持部材46の取り付け部46aの下部との隙間Sと、電線保持溝46a1とで形成される凸形状の空間)に近づく傾斜面である。
これによれば、コネクタ505から延び出した電線504を、スムーズに配線保持部へ這い回すことができる。
(態様9)
態様7または8において、電線ガイド部46b2などのガイド部は、センサホルダ401などの第一部材に取り付けられるハーネス保持部材46などの第二部材の取り付け部46aに接続されている。
これによれば、実施形態で説明したように、取り付け部46aの剛性を高めることができ、取り付け部46aに外力が加わった際に、弾性変形して第二部材が第一部材から外れてしまうのを抑制することができる。
(態様10)
態様1乃至9いずれかにおいて、センサホルダ401などの第一部材と、ハーネス保持部材46などの第二部材それぞれにコネクタカバー部が設けられており、第二部材に、第一部材のコネクタカバー部(本実施形態では、センサ上カバー部401a)に重なるオーバーラップ部46b3を有する。
これによれば、第一部材のコネクタカバー部と第二部材のコネクタカバー部との間に隙間が生じるのを防止できる。これにより、第一部材のコネクタカバー部と第二部材のコネクタカバー部との隙間から工具などの部材の接近を防ぐことができ、コネクタ505へ静電気の放電が発生するのをより一層、抑制することができる。
(態様11)
態様1乃至10いずれかにおいて、ハーネス保持部材46などの第二部材は、少なくとも第二部材に対向する対向部材(本実施形態では、搬送上カバー部100c)との対向部が対向部材との対向方向に所定範囲で移動可能である。
これによれば、図24を用いて説明したように、寸法公差により搬送上カバー部100cなどの対向部材の位置が狙いの位置に対して第二部材側にずれて、対向部材が第二部材を押圧すると、少なくとも第二部材の対向部材との対向部が対向方向に移動して逃げることができる。これにより、ハーネス保持部材46などの第二部材の破損を防止することができる。
(態様12)
態様1乃至11いずれかにおいて、センサホルダ401などの第一部材は、コネクタ505が接続される開閉センサ403などの電気部品を保持する部品保持部材であって、部品保持部材は、電気部品に対向する対向部407bを有し、電気的に接地されたアース板407などのアース部材が取り付けられている。
これによれば、実施形態で説明したように、電気部品に指などが近接する前に、指からアース板407などのアース部材の対向部407bへ向けて静電気を放電させることが可能となる。電気部品へ静電気が放電されるのを抑制することができ、電気部品の静電破壊を抑制することができる。
(態様13)
態様1乃至12いずれかにおいてセンサホルダ401などの第一部材は、コネクタ505が接続される開閉センサ403などの電気部品を保持する部品保持部材であって、前記部品保持部材は、前記電気部品を覆う部品カバー部(本実施形態では、センサ上カバー部401aおよびセンサ下カバー部401dが該当する)を有する。
これによれば、実施形態で説明したように、開閉センサ403などの電気部品に、定着装置106などがぶつかるのを抑制することができ、電気部品の破損を抑制することができる。
(態様14)
開閉センサ403などの電気部品と、電気部品に接続されるコネクタ505が一端に設けられた電線504と、電線504を保持する配線保持具とを備えた画像形成装置において、配線保持具として、態様1乃至13いずれかの配線保持具を用いた。
これによれば、電気部品の静電破壊を抑制することができる。
1 :プリンター
46 :ハーネス保持部材
46a :取り付け部
46a1 :電線保持溝
46a2 :係止爪部
46a3 :止め部
46a4 :傾斜面
46b :カバー部
46b1 :ハーネスカバー部
46b2 :電線ガイド部
46b3 :オーバーラップ部
46b4 :上カバー部
100 :用紙搬送部
100a :前カバー
100b :取っ手部
100c :搬送上カバー部
100d :外縁部
106 :定着装置
106c :定着上カバー
106d :カバー取っ手部
107a :前側板
107b :吸気口
124 :送気ファン
128 :吸気ダクト
401 :センサホルダ
401a :センサ上カバー部
401b :取り付け溝
401c :係止突起
401d :センサ下カバー部
401e :定着ガイドリブ
401f :上端部
401g :貫通孔
401h :センサ取り付け穴
403 :開閉センサ
403a :センサ部
403b :基板
403c :接続端子
403d :取り付け爪部
407 :アース板
407a :一端部
407b :対向部
408 :ファンホルダ
500 :ハーネス
504 :電線
505 :コネクタ
505a :電線挿入孔
特開2018−168894号公報

Claims (14)

  1. 第一部材と、
    前記第一部材に取り付けられる第二部材とを有し、
    前記第一部材と前記第二部材とで電線を保持する配線保持具であって、
    前記第一部材および前記第二部材の少なくとも一方に、前記電線の一端に設けられたコネクタを覆うコネクタカバー部を設けたことを特徴とする配線保持具。
  2. 請求項1に記載の配線保持具において、
    前記第一部材と、前記第二部材それぞれにコネクタカバー部が設けられており、
    前記第一部材のコネクタカバー部と、前記第二部材のコネクタカバー部とで、前記コネクタの四方を覆っていることを特徴とする配線保持具。
  3. 請求項1または2に記載の配線保持具において、
    前記第一部材および前記第二部材の少なくとも一方に、前記コネクタから前記第一部材と第二部材とにより形成された配線保持部までの電線を覆う電線カバー部を有することを特徴とする配線保持具。
  4. 請求項1乃至3いずれか一項に記載の配線保持具において、
    前記第一部材は、前記第二部材が取り付けられる取り付け溝部を有し、
    前記取り付け溝部の両側面には、突起部が形成されており、
    前記第二部材は、弾性変形可能で、前記突起部に引っ掛けて前記第二部材を前記第一部材に止める爪部を有し、前記取り付け溝部に取り付けられる取り付け部を有することを特徴とする配線保持具。
  5. 請求項4に記載の配線保持具において、
    前記取り付け部と、前記取り付け溝部の底面との間に隙間を有することを特徴とする配線保持具。
  6. 請求項4または5に記載の配線保持具において、
    前記取り付け溝部の開口縁部を、R形状としたことを特徴とする配線保持具。
  7. 請求項1乃至6いずれか一項に記載の配線保持具において、
    前記第二部材は、前記第一部材と第二部材とにより形成された配線保持部に前記電線を案内するガイド部を有することを特徴とする配線保持具。
  8. 請求項7に記載の配線保持具において、
    前記ガイド部は、前記コネクタから離れるにつれて配線保持部に近づく傾斜面であることを特徴とする配線保持具。
  9. 請求項7または8に記載の配線保持具において、
    前記ガイド部は、前記第一部材に取り付けられる前記第二部材の取り付け部に接続されていることを特徴とする配線保持具。
  10. 請求項1乃至9いずれか一項に記載の配線保持具において、
    前記第一部材と、前記第二部材それぞれにコネクタカバー部が設けられており、
    前記第二部材に、第一部材のコネクタカバー部に重なるオーバーラップ部を有することを特徴とする配線保持具。
  11. 請求項1乃至10いずれか一項に記載の配線保持具において、
    前記第二部材は、少なくとも前記第二部材に対向する対向部材との対向部が、前記対向部材との対向方向に所定範囲で移動可能であることを特徴とする配線保持具。
  12. 請求項1乃至11いずれか一項に記載の配線保持具において、
    前記第一部材は、前記コネクタが接続される電気部品を保持する部品保持部材であって、
    前記部品保持部材は、前記電気部品に対向する対向部を有し、電気的に接地されたアース部材が取り付けられていることを特徴とする配線保持具。
  13. 請求項1乃至12いずれか一項に記載の配線保持具において、
    前記第一部材は、前記コネクタが接続される電気部品を保持する部品保持部材であって、
    前記部品保持部材は、前記電気部品を覆う部品カバー部を有することを特徴とする配線保持具。
  14. 電気部品と、
    前記電気部品に接続されるコネクタが一端に設けられた電線と、
    前記電線を保持する配線保持具とを備えた画像形成装置において、
    前記配線保持具として、請求項1乃至13いずれか一項に記載の配線保持具を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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