JP2003241456A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003241456A
JP2003241456A JP2002041517A JP2002041517A JP2003241456A JP 2003241456 A JP2003241456 A JP 2003241456A JP 2002041517 A JP2002041517 A JP 2002041517A JP 2002041517 A JP2002041517 A JP 2002041517A JP 2003241456 A JP2003241456 A JP 2003241456A
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image forming
forming apparatus
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air flow
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JP2002041517A
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Yasuaki Iijima
泰明 飯嶋
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着後の記録媒体を冷却する冷却手段を有す
るとともに、ジャム処理の作業性を確保した画像形成装
置の提供。 【解決手段】 定着後の記録媒体の搬送路11を形成す
る、搬送路11中の記録媒体の、一方の面に対向するガ
イド部材12及び他方の面に対向するガイド部材13
と、ガイド部材12と一体化され搬送路11を通過する
記録媒体を冷却する冷却手段15とを有し、ガイド部材
12、13のうちガイド部材13が単独で画像形成装置
本体から引き出し可能な画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定着後の記録媒体
を冷却する冷却手段を有する複写機、ファクシミリ、プ
リンタ等の画像形成装置であって、特に、ジャム処理の
作業性を向上した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置においては、電子写真方式等の作像プロセス
機構により、シート状の記録媒体上に未定着トナー像を
転写方式または直接方式で形成担持させるようになって
いる。この未定着トナー像のトナーは簡単に剥がれ落ち
るので、トナーに熱あるいは圧力あるいは熱と圧力の両
方を加えることによりトナーを融解させ変形させた後、
冷却凝固させて、シート状の記録媒体表面に永久的に固
着させることが必要となる。この工程は定着プロセスと
呼ばれ、かかる画像形成装置に備えられた定着装置によ
って行われる。
【0003】定着プロセスを実現するには色々な方法が
あるが、熱と圧力の両方を加える方法が最も普及してお
り、その際の加熱方式として、従来から、熱ローラ定着
方式、フィルム加熱定着方式、ベルト加熱定着方式など
の接触加熱定着方式で定着を行う定着装置が一般に用い
られている。このように、一般の画像形成装置では、ト
ナー像の定着に熱を用いるようになっている。
【0004】従って、定着後の記録媒体はかなりの熱を
持ち、記録媒体のカールが大きくなったり、ブロッキン
グを生じたりするという問題がある。このような問題
は、特に生産性の高い画像形成装置、すなわち短時間に
大量の画像を形成できる画像形成装置において顕著とな
る。そのため、定着後の記録媒体に空気流を吹き付ける
こと等により冷却を行う冷却手段を設ける技術が実公平
7−33241号公報、特開2000−214746号
公報、特開2000−281257号公報、特開平7−
325539号公報、特開平11−30891号公報、
特開平11−202738号公報等において開示されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、画像形成装置
内では、定着装置の出口付近でジャムを生じることが多
く、定着後の記録媒体を冷却する冷却手段を設けると、
ジャム処理が困難となる。特に、記録媒体に空気流を吹
き付けて冷却するタイプの冷却手段の場合には、空気流
を効率良く記録媒体に吹き付けるために、ダクトを配設
する必要があり、このダクトを記録媒体の搬送方向にお
ける定着装置の下流側に配設するとジャム処理の作業性
が著しく低下することとなる。
【0006】本発明は、定着後の記録媒体を冷却する冷
却手段を有するとともに、ジャム処理の作業性を確保し
た画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、定着後の記録媒体の搬送路
を形成する、記録媒体の一方の面に対向するよう配設さ
れた第1のガイド部材及び記録媒体の他方の面に対向す
るよう配設された第2のガイド部材と、第1のガイド部
材と一体化され上記搬送路を通過する記録媒体を冷却す
る冷却手段とを有する画像形成装置であって、第1のガ
イド部材と第2のガイド部材とのうち第2のガイド部材
が単独で画像形成装置本体から引き出し可能であること
を特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、第1のガイド部材は上記搬送路を
通過する記録媒体の上面側に位置し、第2のガイド部材
は上記搬送路を通過する記録媒体の下面側に位置するこ
とを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載の画
像形成装置において、上記搬送路から分岐した記録媒体
の搬送経路を形成する排紙部を有し、上記排紙部の上面
が第2のガイド部材を形成していることを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3
の何れか1つに記載の画像形成装置において、記録媒体
の搬送方向における上記搬送路の上流側に配設され、記
録媒体に担持されたトナー像を同記録媒体に定着する定
着手段を有し、第2のガイド部材は上記定着手段と一体
で画像形成装置から引き出し可能であることを特徴とす
る。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項4記載の画
像形成装置において、第2のガイド部材と上記定着手段
とをユニット化した引き出しユニットを有し、この引き
出しユニットを画像形成装置本体から引き出すことで第
2のガイド部材と上記定着手段とを一体で画像形成装置
から引き出すことを特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
記載の画像形成装置において、上記冷却手段は、空気流
を発生する空気流発生手段と、この空気流発生手段によ
り発生した空気流を上記搬送路に導きこの搬送路を通過
する記録媒体に吹き付けるための空気流案内手段とを有
し、この空気流案内手段は、空気流を記録媒体の搬送方
向の下流側に傾けて記録媒体に吹き付けることを特徴と
する。
【0013】
【実施例】図1に本発明を適用した画像形成装置の概略
を示す。画像形成装置は複写機、ファクシミリ、プリン
タ等周知のものであれば何れでもよいが、本実施例にお
ける画像形成装置はプリンタである。本実施例の画像形
成装置は単色の画像を形成するものであるが、カラー画
像を形成するものであっても良い。
【0014】画像形成装置100は、一般にコピー等に
用いられる普通紙と、OHPシートや、カード、ハガキ
といった90K紙、坪量約100g/m相当以上の厚
紙や、封筒等の、普通紙よりも熱容量が大きないわゆる
特殊シートとの何れをもシート状の記録媒体としてトナ
ー像を定着するものとして用いることが可能である。記
録媒体の大きさは、A4サイズやA3サイズ等の一般的
な規格をなす大きさが一般的であるが、規格外の大きさ
であっても良い。
【0015】画像形成装置100は、矢印A方向に回転
駆動される円筒状に形成された像担持体としての光導電
性の感光体ドラム(以下、「感光体」という。)101
と、感光体101を帯電する帯電手段としての帯電装置
102と、帯電後の感光体101に潜像を形成するレー
ザー光103を発して光走査を行う露光手段としての露
光装置108と、露光後の感光体101上の潜像を現像
する現像手段としての現像装置104を有している。
【0016】画像形成装置100はまた、現像装置10
4による現像によって得られた感光体101上のトナー
像をシート状の記録媒体としての用紙Pに転写する転写
手段としての転写装置105と、転写後の感光体101
上をクリーニングするクリーニング手段としてのクリー
ニング装置106と、帯電装置102で帯電を行う前に
感光体101の除電を行う除電手段としての除電装置1
10とを有している。
【0017】画像形成装置100はまた、用紙Pを積載
している図示しない給紙トレイと、給紙トレイに積載し
た用紙Pを感光体101と転写装置104との対向部で
ある転写領域107に向けて送り出す給紙手段としての
図示しない給紙ローラと、給紙ローラによって給紙トレ
イから送られてきた用紙Pを所定のタイミングで転写領
域107に搬送するレジストローラ109と、転写装置
104により感光体101上のトナー像を転写された用
紙Pに、かかるトナー像の定着を行う定着手段としての
定着ユニットである定着装置1とを有している。
【0018】帯電装置102に備えられた帯電ローラ1
02a、現像装置104に備えられた現像ローラ104
a、転写装置105に備えられた転写ローラ105a、
クリーニング装置106に備えられたファーブラシ10
6aはそれぞれ、B方向、C方向、D方向、E方向に回
転する。B方向、C方向、D方向は何れも感光体101
との対向位置においてA方向と同じ方向に移動する方向
であり、E方向は感光体101との対向位置でA方向と
逆の方向に移動する方向である。
【0019】クリーニング装置106は、ファーブラシ
106aにより感光体101の表面に残留付着している
トナーや、微細な紙粉などを除去するものである。帯電
手段としては、コロナチャージャ、帯電ブラシ等を用い
ることができ、転写手段としては、転写チャージャ、転
写ベルト等を用いることができる。
【0020】定着装置1は、トナーを定着される用紙P
を搬送するための回転体としての定着ローラである加熱
ローラ59と、加熱ローラ59に当接し加熱ローラ59
との当接領域であるニップ部としての定着部116にお
いて加熱ローラ59の回転方向Fと同方向Gに回転する
加圧部材としての加圧ローラ60と、加熱ローラ59の
内部に配設された加熱手段としてのヒータ6と、加熱ロ
ーラ59をF方向に回転駆動する図示しない駆動手段と
を有する、熱ローラ定着方式で定着を行うものであっ
て、用紙Pに担持されたトナー像を用紙Pに定着するも
のである。
【0021】図2に示すように、画像形成装置100内
には、定着装置1によってトナー像を定着された後の用
紙Pの搬送路11が、用紙Pの搬送方向Hにおいて定着
装置1の下流側に形成されている。言い換えると、定着
装置1は、方向Hにおける搬送路11の上流側に配設さ
れている。搬送路11は、第1のガイド部材としての上
ガイド板12の下側の面12’と、第2のガイド部材と
しての排紙部13の上面14とによって形成されてい
る。
【0022】画像形成装置100内にはまた、上ガイド
板12とアッセンブリされて一体化され、搬送路11を
通過する用紙Pを冷却する冷却手段としての冷却ユニッ
トである冷却装置15と、排紙部13と定着装置1の筐
体24とに一体化され排紙部13と定着装置1とを下方
から支持するスライド板16と、スライド板16の下方
に位置する両面ユニット17とが配設されている。
【0023】冷却装置15は、空気流を発生する空気流
発生手段としてのファン18と、ファン18により発生
した空気流19を搬送路11に導き搬送路11を通過す
る用紙Pに吹き付けるための空気流案内手段としての排
紙冷却ダクトであるダクト20とを有している。冷却装
置15は上ガイド板12の上方に位置している。
【0024】上ガイド板12は、搬送路11を通過する
用紙Pの上面側に位置し、上面14は搬送路11を通過
する用紙Pの下面側に位置するようになっている。すな
わち、上ガイド部材12は、用紙Pの一方の面すなわち
上面に対向するように配設され、上面14は、用紙Pの
他方の面すなわち下面に対向するように配設されてい
る。上ガイド部材12は、ダクト20から送られてきた
空気流19を搬送路11に導くための図示しない孔を有
している。
【0025】排紙部13は、搬送路11から分岐した用
紙Pの搬送経路26を形成するものであり、軸27を中
心に揺動する分岐爪28と、分岐爪28の下方に位置す
るローラ対29とを有している。搬送経路26はY字状
をなしており、ローラ対29が位置する経路30と、経
路30から2股に分かれ搬送路11に通じた経路31及
び経路32とを有している。
【0026】スライド板16には、経路30に連通し用
紙Pが通過する図示しない長孔が形成されている。両面
ユニット17の、かかる長孔に対向した位置には、同長
孔を経て搬送されてきた用紙Pを受け入れる図示しない
長孔が形成されている。両面ユニット17の内部には、
排紙部13から搬送されてきた用紙Pをスイッチバック
する図示しない周知の機構が備えられている。両面ユニ
ット17は、スイッチバックした用紙Pをレジストロー
ラ109に向けて送るようになっている。
【0027】排紙部13は、定着装置1から排出された
用紙Pを単に画像形成装置100外に排出する際には、
分岐爪28を軸27を中心にして時計回り方向に回動
し、用紙Pが上面14上を滑らかに搬送されるようにす
る。排紙部13は、定着装置1から排出された用紙Pの
裏面に対し再度画像を形成して用紙Pの両面に画像を形
成する際には、分岐爪28を軸27を中心にして反時計
回り方向に回動し、分岐爪28を搬送路11内に突出さ
せ、定着装置1から搬送されてきた用紙Pを経路31に
導き、ローラ対29の回転駆動により経路30を経て用
紙Pを両面ユニット17に搬送する。
【0028】排紙部13は、定着装置1から排出された
用紙Pを裏返して画像形成装置100外に排出する際に
は、分岐爪28を軸27を中心にして反時計回り方向に
回動し、分岐爪28を搬送路11内に突出させ、定着装
置1から搬送されてきた用紙Pを経路31に導き、ロー
ラ対29の回転駆動により用紙Pの後端が経路31を出
るまで用紙を搬送した後、分岐爪28を軸27を中心に
して時計回り方向に回動し、ローラ対29を逆方向に回
転駆動して用紙Pを経路32を経て搬送路11内に戻
し、画像形成装置100外に排出するようになってい
る。
【0029】図3に示すように、本例では、ダクト20
は搬送路11を通過する用紙Pの上面にほぼ垂直にすな
わち方向Hにほぼ垂直に空気を吹き付けるようになって
いるが、図4に示すように、方向Hの下流側に傾けて空
気を吹き付けるようにしても良く、この場合には用紙P
を冷却し昇温した空気流19’が用紙Pとともに画像形
成装置1外に排出されるので、用紙Pを効率良く冷却で
きるとともに画像形成装置100内の雰囲気温度の上昇
を防止できる。
【0030】図5に示すように、排紙部13と、上ガイ
ド板12とにより、排紙ユニット22が形成されてい
る。上ガイド板12は、一端が一点鎖線で示す軸33を
中心に揺動可能となるように画像形成装置100本体側
に支持されていて、他端は定着装置1の筐体24の位置
側面に固設されたレール部材25上に載置されるように
して支持されている。
【0031】レール部材25は軸33の軸方向と平行な
I方向に延在するとともにI方向下流側に向けて下るよ
うに傾斜している。後述するように、定着装置1と排紙
部13とは一体でI方向に移動可能とされている。した
がって、図6に示すように定着装置1と排紙部13とが
一体でI方向に移動すると、上ガイド板12はレール部
材25により押し上げられ、画像形成装置100本体内
において軸33を中心に上方に揺動する。なお、図6に
おいて、搬送経路26及び分岐爪28の図示は省略して
いる。
【0032】図7に示すように、排紙部13と定着装置
1の筐体24とはスライド板16に固定されることで、
スライド板16を介して一体化され、これにより引き出
しユニット23が構成されている。スライド板16は画
像形成装置100本体側に配設された図示しないスライ
ドレールにより、図8に示すように、画像形成装置10
0の本体フレームである枠体21からI方向に引き出し
可能となる。
【0033】I方向は、画像形成装置100の前面方向
であり、H方向にほぼ垂直であるとともに、ほぼ水平な
方向である。引き出しユニット23をI方向に引き出す
ことにより、排紙部13と定着装置1とが一体で画像形
成装置100から引き出され、また、排紙ユニット22
を構成する上ガイド板12と排紙部13とのうち、排紙
部13のみが単独で引き出される。一方、上ガイド板1
2は枠体21内で軸33を中心に揺動する。
【0034】よって、引き出しユニット23を引き出す
と、排紙ユニット22が分離され、排紙ユニット22の
一部のみが画像形成装置100から引き出されることと
なる。なお、画像形成装置100の前面には図示しない
扉が配設されており、引き出しユニット23を引き出す
場合には、あらかじめこの扉を解放する。
【0035】引き出しユニット23を引き出すと、排紙
部13の上部に空間が出来る。したがって、用紙Pのジ
ャムは搬送路11内で生じることが多いが、搬送路11
内でジャムが生じたときに引き出しユニット23を引き
出すことで、ジャム処理の作業を容易に行うことが出来
るようになる。なお、近年においては、ジャム処理の作
業をユーザーが行う場合が多い。
【0036】通常、定着装置1、排紙ユニット22は、
画像形成装置100がオフィス等に置かれた状態ではユ
ーザーやサービスマン等の目線より低い位置にあり、ジ
ャム処理を行うユーザー等は、かかる引出しユニット2
3のような引出し機構を備えていない場合においては、
ジャム発生の確認を屈んでで行わなければならない。ま
た、かかる引出し機構を備えていてもそれがジャムを生
じる部位の下方に空間を形成するものである場合には、
やはりユーザー等はジャムの確認を屈んで行わなければ
ならない。
【0037】しかし、本発明を適用した画像形成装置1
00においては、引き出しユニット23を備えており、
引き出しユニット23を引き出せばジャムを生じる部位
の上方に空間を形成するため、ジャムの確認を屈んで行
う必要はなく、またジャム処理の作業を容易に行うこと
が可能となる。しかも、定着装置1を一体に引き出すた
め、用紙Pの一部が定着装置1内に残ったままジャムを
生じている場合においても、引き出しユニット23を引
き出すことにより用紙Pが破れてジャム処理を困難にす
ることもない。引き出しユニット23を引き出す際に上
ガイド板12が軸33を中心に上方に揺動するため、ジ
ャムが生じている場合であっても上ガイド板12が引き
出しユニット23の引き出しを阻害することもない。
【0038】また、用紙Pに蓄えられた熱は上昇して逃
げていくため、用紙Pの下面側から逃げていく熱よりも
用紙Pの上面側から逃げていく熱のほうが多い。一方、
用紙Pの冷却は、逃げていく熱が多いところにおいて行
うことが効率的である。これらを考慮すれば、用紙Pの
冷却は、用紙Pの上面側から行うこと望ましいことが明
らかであって、冷却装置15の配設位置はおのずと、用
紙Pの上面側に定められる。
【0039】一方、本発明を適用した画像形成装置10
0においては両面ユニットが搬送路11の下側に位置す
るため、冷却装置15を用紙の下面側に配設することは
困難である。そうすると、引き出しユニット23を引き
出して上方に空間を形成する構成とすることは、ジャム
の確認、ジャム処理作業のみならず、冷却装置15の配
設位置の制限にも適しており、画像形成装置100の構
造上極めて理に適った構成であるといえる。
【0040】画像形成装置100は以上のような構成で
あるので、操作者による所定の操作により、画像形成装
置100の電源が投入され、又は待機状態から動作状態
に移行した後、操作者が画像形成を開始する周知の操作
を行うと、帯電装置102による帯電工程によって均一
に帯電された感光体101は、矢印A方向の回転によ
り、外部から入力されるデータに応じて照射されるレー
ザ光103による露光工程における潜像形成、現像装置
104による反転現像によって行われる現像工程、転写
装置105による転写工程、クリーニング装置106に
よるクリーニング工程、除電装置110による除電工程
を経て再び帯電工程に移る。
【0041】転写工程によって用紙P上に転写されたト
ナー像は、定着装置1における定着工程によって用紙P
上に定着される。トナー像を定着された用紙Pは、搬送
路11を経て機外に排出されるが、搬送路11を通過す
る過程で冷却されるので、カールを生じることが防止さ
れ、ブロッキングを生じることが防止され、ジャムが生
じることが防止される。またジャムが生じた場合におい
ても、引き出しユニット23を引き出すことでジャムの
確認及びジャム処理作業が容易に行われ、ユーザーにと
って信頼性が高く、使い勝手が良い。
【0042】以上、本発明を適用した画像形成装置を説
明したが、第1のガイド部材が搬送路を通過する記録媒
体の下面側に位置し、第1のガイド部材、第2のガイド
部材のうち第2のガイド部材を単独で画像形成装置を引
き出すようにしても良い。定着手段は必ずしも引き出し
可能に設ける必要なない。冷却手段は、必ずしも空気を
吹き付けて記録媒体を冷却する方式で冷却を行うもので
なくても良い。
【0043】
【発明の効果】本発明は、定着後の記録媒体の搬送路を
形成する、記録媒体の一方の面に対向するよう配設され
た第1のガイド部材及び記録媒体の他方の面に対向する
よう配設された第2のガイド部材と、第1のガイド部材
と一体化され上記搬送路を通過する記録媒体を冷却する
冷却手段とを有する画像形成装置であって、第1のガイ
ド部材と第2のガイド部材とのうち第2のガイド部材が
単独で画像形成装置本体から引き出し可能であることと
したので、記録媒体を効率良く冷却するためにその配設
位置が限定される冷却手段を備えるに適した構成とする
ことができるとともに、定着後の記録媒体を冷却する冷
却手段を有するからジャムが発生しにくく、ブロッキン
グが生じにくいのでユーザーの信頼性が高く、また、ジ
ャムが発生しても、第1のガイド部材と第2のガイド部
材とにより形成される搬送路が解放され、ジャム処理の
作業が容易であり、ユーザーの使い勝手が良い画像形成
装置を提供することができる。
【0044】第1のガイド部材は搬送路を通過する記録
媒体の上面側に位置し、第2のガイド部材は搬送路を通
過する記録媒体の下面側に位置することとすれば、第2
のガイド部材を引き出すことにより第2のガイド部材の
上方の空間が開放されるので、通常第2のガイド部材上
で生じるジャムが発生したことをより確認しやすいとと
もにジャム処理の作業をより容易に行うことができ、ユ
ーザーの使い勝手が更に向上した画像形成装置を提供す
ることができる。
【0045】搬送路から分岐した記録媒体の搬送経路を
形成する排紙部を有し、排紙部の上面が第2のガイド部
材を形成していることとすれば、第2のガイド部材のた
めの特別な部材を必要とせず、構成を簡素化して価格を
押さえることができるとともに、排紙部にてジャムが生
じた場合にその処理を容易に行うことができる画像形成
装置を提供することができる。
【0046】記録媒体の搬送方向における搬送路の上流
側に配設され、記録媒体に担持されたトナー像を同記録
媒体に定着する定着手段を有し、第2のガイド部材は定
着手段と一体で画像形成装置から引き出し可能であるこ
ととすれば、記録媒体の一部が定着手段に係合した状態
でジャムを生じている場合においても、定着手段を第2
のガイド部材と一体で引き出すから、引き出しの際に記
録媒体が破れることが防止され、引き出すことにより記
録媒体が破れてジャム処理作業が困難になることを防止
することができる画像形成装置を提供することができ
る。
【0047】第2のガイド部材と定着手段とをユニット
化した引き出しユニットを有し、この引き出しユニット
を画像形成装置本体から引き出すことで第2のガイド部
材と定着手段とを一体で画像形成装置から引き出すこと
とすれば、第2のガイド部材と定着手段とを一体で容易
に画像形成装置本体から引き出すことができる画像形成
装置を提供することができる。
【0048】冷却手段が、空気流を発生する空気流発生
手段と、この空気流発生手段により発生した空気流を搬
送路に導きこの搬送路を通過する記録媒体に吹き付ける
ための空気流案内手段とを有し、この空気流案内手段
は、空気流を記録媒体の搬送方向の下流側に傾けて記録
媒体に吹き付けることとすれば、記録媒体を冷却するこ
とで昇温した空気流が記録媒体とともに画像形成装置本
体外に排出されるので、記録媒体を効率良く冷却できる
とともに画像形成装置本体内の雰囲気温度の上昇を抑制
することができる画像形成装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像形成装置の概略を示す側
面図である。
【図2】図1に示した画像形成装置に備えられた記録媒
体の搬送路周辺の構成の概略図である。
【図3】冷却手段の構成の一態様を示す側面図である。
【図4】冷却手段の構成の別の態様を示す側面図であ
る。
【図5】第1のガイド部材と第2のガイド部材とが画像
形成装置内において占める状態を示す斜視図である。
【図6】第2のガイド部材が画像形成装置本体から引き
出された状態及びこの状態において第1のガイド部材が
画像形成装置内において占める状態を示す斜視図であ
る。
【図7】引き出しユニットが画像形成装置100内の定
位置を占める状態を示した斜視図である。
【図8】引き出しユニットを画像形成装置100から引
き出した状態を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 定着手段 11 搬送路 12 第1のガイド部材 13 第2のガイド部材、排紙部 14 排紙部の上面 15 冷却手段 18 空気流発生手段 19 空気流 19’ 空気流 20 空気流案内手段 23 引き出しユニット 26 搬送経路 100 画像形成装置 H 記録媒体の搬送方向 P 記録媒体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】定着後の記録媒体の搬送路を形成する、記
    録媒体の一方の面に対向するよう配設された第1のガイ
    ド部材及び記録媒体の他方の面に対向するよう配設され
    た第2のガイド部材と、 第1のガイド部材と一体化され上記搬送路を通過する記
    録媒体を冷却する冷却手段とを有する画像形成装置であ
    って、 第1のガイド部材と第2のガイド部材とのうち第2のガ
    イド部材が単独で画像形成装置本体から引き出し可能で
    あることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、第
    1のガイド部材は上記搬送路を通過する記録媒体の上面
    側に位置し、第2のガイド部材は上記搬送路を通過する
    記録媒体の下面側に位置することを特徴とする画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の画像形成装置において、上
    記搬送路から分岐した記録媒体の搬送経路を形成する排
    紙部を有し、上記排紙部の上面が第2のガイド部材を形
    成していることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3の何れか1つに記載の画
    像形成装置において、記録媒体の搬送方向における上記
    搬送路の上流側に配設され、記録媒体に担持されたトナ
    ー像を同記録媒体に定着する定着手段を有し、第2のガ
    イド部材は上記定着手段と一体で画像形成装置から引き
    出し可能であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の画像形成装置において、第
    2のガイド部材と上記定着手段とをユニット化した引き
    出しユニットを有し、この引き出しユニットを画像形成
    装置本体から引き出すことで第2のガイド部材と上記定
    着手段とを一体で画像形成装置から引き出すことを特徴
    とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5記載の画像形成装置にお
    いて、上記冷却手段は、空気流を発生する空気流発生手
    段と、この空気流発生手段により発生した空気流を上記
    搬送路に導きこの搬送路を通過する記録媒体に吹き付け
    るための空気流案内手段とを有し、この空気流案内手段
    は、空気流を記録媒体の搬送方向の下流側に傾けて記録
    媒体に吹き付けることを特徴とする画像形成装置。
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