JP2005227724A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置において、装置サイズ等の問題を生じることなく、両面給紙ユニット装着時の電源ボックスユニット内の効果的な冷却を行う。
【解決手段】両面給紙ユニット30は画像形成装置本体に着脱可能に装着される。両面給紙ユニット30の非装着状態で電源ボックスユニット50は本体の側端部にユニット面が外部に露出されるように配置される。電源ボックスユニット50は、通気口51,52,53を有し、両面給紙ユニット非装着状態では対流により外気を内部に取り込み外部へ自然排気する。両面給紙ユニット30は、本体への装着状態で電源ボックスユニット30の一つの通気口に対して対向する位置に冷却ファン55を有するとともに、その回転駆動時に外気を電源ボックスユニット50内に取り込むための吸気口40,37と、電源ボックスユニット30内から吸い込んだ空気を排出する排気口36,39とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真複写装置、静電情報記録装置などの画像形成装置に用いられる冷却装置の省スペースに関するものであり、特に、両面給紙ユニット装着時の電源ボックスユニット内の効果的な冷却を行うことができる画像形成装置に関するものである。
従来、この種の電子写真複写機やプリンタ等の電子写真方式を応用した画像形成装置は、感光体ドラム上に原稿の画像に対応したトナー像を形成し、この感光体ドラム上に形成されたトナー像を、転写用紙等の転写材上に転写するとともに、定着装置によって転写材上にトナー像を定着することにより、画像を形成するように構成されている。このような画像形成装置では、通常、加熱ロールと加圧ロールとを互いに圧接させた定着装置によって、熱及び圧力で転写材上にトナー像を定着するため、定着装置からは画像形成装置内部に熱が放出され、これが装置内の温度を上昇させる原因となる。
また、両面印刷を行うための両面給紙ユニットを装着した場合の両面画像形成時は、一旦、定着装置によって転写材上にトナー像を定着された高温の紙が再度画像形成装置本体内に給紙され、搬送経路によっては電気構成部品などを高温にさらす状態となる。
そのため、上記の如く構成される画像形成装置においては、定着装置から放出される熱によって、装置内の温度が上昇し、感光体ドラムに熱的なダメージを与えたり、光学系を構成する部品の熱膨張によって画質の劣化が発生したり、現像装置内のトナーや廃棄トナーがブロッキングしたりする異常が発生しうる。このような異常昇温に伴う異常の発生を防止するために、各々のユニット近傍を冷却する複数個の冷却ファンを各所に配置する等の対処を行っている。
特許文献1は、定着性を犠牲にすることなく、定着器近傍でユーザが手で触れる虞れのある部材の温度上昇を低減するために、記録媒体排出部の加熱定着器側の端部近傍に位置する底部に通気口を設けた画像形成装置を開示している。
特開2003−186326号公報
しかしながら、画像形成装置本体を冷却するための冷却ファンを本体内に複数個用いるとすると、近年の画像形成装置の小型化に伴い、密集スペースにファンを配置しなければならなくなる。そのため、冷却ファンが画像形成装置本体から出張ったりするなど、装置のサイズやデザイン上の問題が発生する。また、吸気口と排気口とを近接配置しなければならないため、効果的な冷却が行えないという問題も生じうる。
本発明はこのような背景においてなされたものであり、その目的は、装置サイズや配置上の問題を生じることなく、両面給紙ユニットを装着した場合の電源ボックスユニット内の効果的な冷却を行うことができる画像形成装置を提供することにある。
本発明による他の目的は、吸気口と排気口とを近接配置しても電源ボックスユニット内の効果的な冷却を行うことができる画像形成装置を提供することにある。
本発明による画像形成装置は、片面に画像が形成された記録媒体を搬送するための搬送通路を有する両面給紙ユニットを画像形成装置本体に着脱可能に装着する画像形成装置において、前記両面給紙ユニットの非装着状態で、前記画像形成装置本体の側端部に少なくとも一部のユニット面が外部に露出されるように配置された電源ボックスユニットを備え、該電源ボックスユニットは、その外部に露出するユニット面に、前記両面給紙ユニットの装着時に該両面給紙ユニットが備えた冷却ファンの少なくとも一部が入り込む領域を有することを特徴とする。
本発明では、電源ボックスユニット内を強制的に冷却するための冷却ファンは、装置本体に着脱可能な両面給紙ユニット側に設けられる。電源ボックスユニットは、両面給紙ユニットの非装着状態では、画像形成装置本体の側端部に少なくとも一部のユニット面が外部に露出されるように配置されている。両面給紙ユニットの非装着状態では、電源ボックスユニット内の空気の自然対流により電源ボックス内の冷却が行うことができる。一方、両面給紙ユニットの装着状態では、その冷却ファンが電源ボックスユニット内を強制的に冷却する。これによって、両面給紙ユニットが電源ボックスユニットを覆う形で装着されても、冷却ファンの強制的な空気流の生成により電源ボックスユニット内の冷却を効果的に行うことができる。また、電源ボックスユニットは、その外部に露出するユニット面に、前記両面給紙ユニットの装着時に該両面給紙ユニットが備えた冷却ファンの少なくとも一部が入り込む領域を有することにより、冷却ファンは電源ボックスユニット内の空気を効果的に吸引することができるとともに、両面給紙ユニット装着時の装置サイズを小さくすることができる。
本発明の一実施の形態では、前記両面給紙ユニットは、前記画像形成装置本体に装着された状態で、前記冷却ファンの回転駆動時に前記両面給紙ユニットの外部の空気を前記電源ボックスユニット内に取り込むための吸気口と、前記冷却ファンが前記電源ボックスユニット内から吸い出した空気を排出する排気口とを有する。
前記両面給紙ユニットは、前記冷却ファンにより前記排気口から排出される前の空気を前記冷却ファンで吸収しないように前記両面給紙ユニット内の空気流を規制する空気流規制手段を有することが好ましい。
前記両面給紙ユニットは前記搬送通路を挟んで外側の第1の空間と内側の第2の空間に分割される場合、前記空気流規制手段として、前記第1の空間で前記吸気口と前記排気口の間の空気の移動を阻止する仕切リブを有することができる。あるいは、前記空気流規制手段として、前記第2の空間で前記冷却ファンと前記吸気口との間の空気の移動を阻止する遮断リブを有することができる。これにより、両面給紙ユニットの冷却ファンのための吸気口と排気口とは接近していても、所期の空気流を形成することができる。
本発明の画像形成装置によれば、両面給紙ユニットに冷却ファンを搭載し、両面給紙ユニットの非装着時と装着時とで電源ボックス内の空気流(エアーフロー)を切替えることにより、両面給紙ユニットを装着した場合の電源ボックスユニット内の効果的な冷却を行うことができるとともに、冷却ファン装着による画像形成装置本体の大型化を防止することができる。
また、両面給紙ユニット内に設けた冷却ファンは少なくともその一部が電源ボックスユニットの凹部に入り込むよう構成することにより、画像形成装置全体の小型化を図ることができる。
さらに、両面給紙ユニット内に空気流規制手段を設けることにより、吸気口と排気口とを近接配置しても電源ボックスユニット内の効果的な冷却を行うことができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について図面に基づいて詳細に説明する。
まず、本発明を適用する画像形成装置の一例として、図1によりレーザプリンタを例にとってその全体構造を概説する。
図1に示したレーザプリンタ10においては、例えば外部のコンピュータから送られてくる画像情報が、ビデオコントローラ(図示せず)によって受信されると、その受信された画像情報は、レーザ発光書込部11により光変調情報11aに変換され射出される。レーザ発光書込部11から射出された光変調情報11aは、紙面垂直方向に走査されながら、プロセスカートリッジ12内に像担持体として設けられた感光ドラム121上にスポット状に結像される。その感光ドラム121上に照射された光スポットは、軸方向(主走査方向)に往復走査され、それによって当該感光ドラム121上に、上述した原稿画像情報に対応した静電潜像が形成される。この感光ドラム121上の静電潜像に対して、同じくプロセスカートリッジ12内に一体的に設けられた現像装置122から現像剤(トナー)が供給されることによって未定着トナー像が形成されるようになっている。
上述したプロセスカートリッジ12は、図示を省略した適宜の着脱機構を介して、略水平方向(図示左右方向)に移動されることにより着脱される構成になされている。その着脱操作は、プロセスカートリッジ12の後端側部分(図示右端側部分)に設けられた操作レバー12aを、ユーザが手で把持した状態で行われるようになっている。
プロセスカートリッジ12の後方側(図示右方側)には、板状部材からなる内カバー12bおよび前カバー12cが開閉自在に設けられており、通常の使用状態においては図示のように閉塞された状態にロックされている。これらの内カバー12bおよび前カバー12cは、それぞれ、各々の部材の下端側部分に設けられた回動支点12d,12eを中心にして回動することにより開閉される構成になされており、図示を省略したロック機構により図示した閉塞位置に固定されているとともに、同じく図示を省略した解除機構によって、回動可能な状態に開放される構成になされている。
一方、装置本体部の下部側には、記録媒体積載部としての給紙カセット13が、給紙手段を構成するように配置されている。給紙カセット13の内部に、図示を省略した適宜のサイズの記録媒体(例えば記録紙)が積層状に蓄えられるようになっている。この給紙カセット13の内部側の上方位置には、略「く」の字状に屈曲した板状部材からなるセンサフラグ13aが上下方向に揺動するように配置されている。センサフラグ13aの屈曲端部分が、給紙カセット13の内部に蓄えられた記録媒体の最上面位置に自重で当接することによって、給紙カセット13内における記録媒体の有無が検出されるようになっている。
また、給紙カセット13の紙送り方向前端部分(図示左端部分)には、円筒状部材から形成された給紙ローラ13bが設けられている。この給紙ローラ13bの回転軸に対しては、図示を省略した電磁クラッチのオン・オフ制御を介して、適宜のタイミングで回転駆動力が断続されるように構成されている。給紙カセット13内に積層された記録媒体は、上述した給紙ローラ13bの回転によって、板状部材からなる分離パッド13cとの間のニップ部を通過するようにして給紙通路14側に引き出されていき、その給紙通路14に設けられた1対のレジストローラ15のニップ部に突き当てられることによって適宜のタイミングをとられながら、上述した感光ドラム121と対面する転写領域に送り込まれていく構成になっている。
さらに、給紙カセット13の直上位置には、給紙カセットと同じサイズの記録媒体に加えて給紙カセットと異なるサイズの記録媒体を給紙可能としたマルチ給紙機構16が設けられている。このマルチ給紙機構16は、上述した前カバー12cを開放することによって使用可能となる構成になされている。その開放された前カバー12cから略水平方向に連続するようにして、記録媒体を積層状に積載するマルチトレイ16aが配置されており、そのマルチトレイ16aは、紙送り方向の前方側(図示左方側)に向かって、緩やかな傾斜をなすようにして延在している。
このマルチトレイ16aの延在方向における前端部分(図示左端部分)には、円筒状部材から形成されたマルチ給紙ローラ16bが設けられている。マルチ給紙ローラ16bの回転軸に対しては、図示を省略した電磁クラッチの動作により適宜のタイミングで回転駆動力が伝達または遮断される制御が行われている。また、このマルチ給紙ローラ16bの直下位置には、マルチトレイ16aの紙送り方向前端部分(図示左端部分)に取り付けられた板状の分離パッド16cが当接するように配置されている。
マルチトレイ16a上に積載された記録媒体は、マルチ給紙ローラ16bの回転によって分離パッド16cとの間のニップ部を通過するようにして給紙通路14側に引き出されていき、上述した給紙カセット13の場合と同様に、1対のレジストローラ15に突き当てられて適宜のタイミングをとられながら、感光ドラム121と対面する転写領域に送り込まれていくようになっている。
このように本実施の形態においては、円筒状部材からなるマルチ給紙ローラ16bが用いられていることから、断面半月状をなす給紙ローラを用いた場合とは異なり、マルチトレイ16aに取り付けられた分離パッド16cが、マルチ給紙ローラ16bに常時圧接する配置関係になされている。そのため、記録媒体をマルチトレイ16a上にセットする際には、そのマルチトレイ16aを下方に押し下げてマルチ給紙ローラ16b側から分離パッド16cを離間させることが必要となることから、上記マルチトレイ16aの全体が、上下方向に回動する構成になされている。
すなわち、そのマルチトレイ16aの両側縁部部の途中位置には、回動ピン16dが両側外方(図示直交方向)に向かって所定量だけ突出するように設けられており、それらの両回動ピン16dが、図示を省略した装置本体部の軸受部に回動自在に支持されている。これによって、両回動ピン16dを中心にして、マルチトレイ16aの全体が上下方向に回動可能となる構成になされている。
さらに、マルチトレイ16aの紙送り方向前端側部分(図示左端側部分)の直下位置には、押上げコイルバネ16eが圧縮状態で装着されており、その押上げコイルバネ16eがマルチトレイ16aの下面側に当接することによって、当該マルチトレイ16aの前端側部分(図示左端側部分)を図示上方側に向かって付勢しており、その上方付勢力によって、分離パッド16cがマルチ給紙ローラ16bの下面側に圧接されるようになっている。マルチトレイ16a上に記録媒体をセットする際には、解除レバー16fをユーザが手動操作することによって、上述した押上げコイルバネ16eの付勢力に抗してマルチトレイ16aが下方に押し下げられ、それに従って、分離パッド16cがマルチ給紙ローラ16b側から下方側に向かって離間される構成になされている。
一方、上述した感光ドラム121の転写領域には、当該感光ドラム121の表面に接触するようにして接触転写体としての転写ローラ17が接触するように配置されている。この転写ローラ17には転写バイアスが印加され、その転写バイアスによって、上述した感光ドラム121上に形成された未定着トナー像が記録媒体上に静電的に転写されるようになっている。さらに、転写後において感光ドラム121上に残留するトナーは、当該感光ドラム121の表面上に圧接するように配置されたクリーニングブレード123の摺接力により掻き落とされるようになっている。
さらに、上述した転写作用によって未定着トナーを担持した記録媒体は、上述したプロセスカートリッジ12の上方位置に隣接するように配置された定着装置18に向かって搬送される。当該定着装置18には、加熱手段としての定着フィルム18aが環状をなすように配置されているとともに、その定着フィルム18aに対面するようにして加圧ローラ18bが配置されている。定着フィルム18aおよび加圧ローラ18bのニップ部における加圧・加熱作用に基づく定着作用によって、記録媒体上の未定着トナーが融解され、記録媒体上にトナー像が固定され定着されるようになっている。
このような加熱定着動作によってトナー像を固定された記録媒体は、定着装置18の出口部から装置上方側に配置された排紙通路19内に送り出された後、その排紙通路19に設けられた排紙ローラ21の搬送作用によって、装置本体部の最上位置に設けられた排紙トレイ22上に排出されるように構成されている。この排紙トレイ22の紙送り方向(図示右方向)後端部分には、延長トレイ23が連設されているが、この延長トレイ23は、上述した排紙トレイ22の直下に形成された空間内に、滑動するようにして収納される構成になされている。
このような構成を備えた装置本体の背面側(図示左面)には、両面給紙ユニット30が着脱自在に配置されている。この両面給紙ユニット30は、図示を省略したガイドピンにより位置決めされながら略水平方向に沿って装着されるように構成されていて、装着後の状態においては、同じく図示を省略したロック機構により不動の固定状態に維持されるようになっている。
この両面給紙ユニット30の内部側には、略C字形状をなすように形成された搬送通路31が設けられており、その搬送通路31の図示上端側の開口部が、上述した排紙通路19に合流するように配置されているとともに、図示下端側に設けられた開口部が、前述した給紙通路14に合流するように配置されている。片面側に画像が形成(現像定着)された記録媒体が、上述した排紙ローラ21の逆回転によるスイッチバック搬送作用により、両面給紙ユニット30の搬送通路31内に送り込まれていき、その搬送通路31に設けられた複数の両面搬送ローラ32の搬送作用によって、記録媒体を反転しながら、前述した給紙通路14内に記録媒体を再度送り込む構成になされている。
図2は、本発明が適用されるプリンタの概略の内部構成を示す側断面図である。本実施の形態では、両面印刷を行うための両面給紙ユニットを選択的に装着できるタイプのプリンタを想定している。図2は両面給紙ユニット30を装着していない状態を示しており、図3は両面給紙ユニット30を装着している状態を示している。また、図4に単独の両面給紙ユニット30の概略断面図を示してある。
図2に示すように両面給紙ユニット30を装着していないときには、装置内端部に配置された電源ボックスユニット50の側板(ユニット面)56が外部に露出している。電源ボックスユニット50内には、複数の電気構成部品が搭載された基板が収納されている。電源ボックスユニット50の上下部分を被覆するために装置本体にカバー61,62が取り付けられるようになっている。電源ボックスユニット50は単独の概略斜視図として図5に示してある。電源ボックスユニット50の外気に接する側の側板56の下端側には通気口53が設けられている。また、側板56の上辺に沿って通気口51が設けられている。さらに、側板56の通気口51と通気口53との間の主要部(中央部近傍)には通気口(吸排気ルーバー)52が設けられている。この通気口52は、この例では電源ボックスユニット50の側板56に対し別体部品でルーバー形成されているが、一体形成されてもよい。また、この通気口52は側板56の凹部に配置されている。すなわち、通気口52の面位置は、側板56の面位置から内側へ入り込んだ位置にある。
図2から分かるように、両面給紙ユニット30を装着していない状態では、熱気を有する電源ボックスユニット50内で自然の対流により、下側の通気口53や通気口52から電源ボックスユニット50内部に外気が入り込み、この外気は内部の熱を奪って上側の通気口51から外部へ自然排気される。これにより、両面給紙ユニット非装着時の電源ボックスユニット50の冷却が図られている。また、両面給紙ユニット30に冷却ファン55を備えるにもかかわらず、冷却ファン55の少なくとも一部が電源ボックスユニット50の凹部に入り込む構成により、両面給紙ユニット装着時の装置の大型化を防止することができる。
なお、プリンタ内部の他の部分の冷却は、電源ボックスユニット50の上部に壁面を介して配置された冷却ファン33で行われるようになっている。
両面給紙ユニット30を本体に装着する際には、図2に示したカバー61,62を本体から取り外して、図4に示した両面給紙ユニット30を本体に取り付ける。この両面給紙ユニット30は、図1で説明したように、複数箇所に両面搬送ローラ32を配置した搬送通路31を有する。搬送通路31は、搬送リブ34と両面搬送フレーム35との隙間で形成される。搬送リブ34は、図6に示すように、下側側部に設けられた軸57を中心に回動可能に開く扉38の内側に複数枚互いに並列に設けられている。扉38は搬送通路31における記録媒体ジャム発生時等にこれを開いて対処することができる。複数の搬送リブ34の細長い側端部が記録媒体を案内する搬送通路31の片側を構成している。扉38には、その下辺に沿って設けられた吸気口40と、その上側に設けられた排気口39とを有する。図7および図8から分かるように、吸気口40は電源ボックスユニット50の通気口53の位置にほぼ対応し、排気口39は電源ボックスユニット50の通気口52の位置にほぼ対応している。冷却ファン55は、両面給紙ユニット30の内側において両面搬送フレーム35の非通紙面側に配置され、搬送通路31から外側へ突出している。両面給紙ユニット30を本体へ装着したとき、冷却ファン55の少なくとも一部分は通気口52の設けられた凹部に入り込む(または嵌合する)ように構成されている。
図4によく表れるように、吸気口40と排気口39との間にはほぼ水平方向に延びる仕切りリブ42が設けられている。この仕切りリブ42の先端は搬送リブ34の端部近傍まで延びる。本実施の形態では、仕切りリブ42の高さ(水平方向)は搬送リブ34の高さ(水平方向)よりも低く、両面搬送フレーム35の搬送面から5〜10mmの隙間を持って配置されている。仕切りリブ42の高さを搬送リブ34より低くしているのは、搬送される記録媒体の先端部が仕切リブ42に当接することのないようにするためである。記録媒体搬送の妨げにならなければ、仕切りリブ42の高さはさらに高くてもよい。両面給紙ユニット30は、搬送通路31(厳密には両面搬送フレーム35)を挟んで外側の第1の空間と内側の第2の空間に分割される。仕切りリブ42は、第1の空間内で、吸気口40より空気を取り込み、両面搬送フレーム35に設けられた吸気口37に空気を受け渡す際に、排気口36より排気された空気が吸気口37に逆流するのを防止する。仕切りリブ42を設けたことにより、吸気口40と排気口39の配置距離は互いに近接して配置することができる。例えば、電源ボックスユニット鉛直方向距離で約20〜70mmの距離で配置することができる。これにより、両面給紙ユニットの小型化が図れる。
両面搬送フレーム35の搬送通路31の背面側からは、仕切りリブ42の位置より鉛直方向に若干低い位置から水平方向外方に、電源ボックスユニット50の側板56にほぼ達する位置まで遮断リブ41が延びている。本実施の形態では、遮断リブ41の先端部から側板56までは約1〜2mmの隙間を設けて配置される。遮断リブ41は、第2の空間内で、吸気口40および吸気口37から吸入された空気が、冷却ファン55の作用により電源ボックスユニット50に吸入される前に冷却ファン55に吸収されるのを防止するためのものである。なお、本実施の形態において、仕切リブ42と遮断リブ41とは、冷却ファン55により排気口39から排出される前の空気を、両面給紙ユニット30内部で吸収しないようにする「空気流規制手段」を構成している。
このような構成により、両面給紙ユニット30の装着状態では、冷却ファン55は、電源ボックスユニット50内部から外部方向へ排気する方向に回転駆動される。これにより、主として、図3のほぼ矢印64のような空気の流れが発生する。すなわち、扉38の吸気口40から取り込まれた外気は、両面搬送フレーム35の吸気口37および側板56の通気口53を経由して、電源ボックスユニット50内に入り、電源ボックスユニット50内を上方へ移動した後、通気口52から冷却ファン55を通って排気口39から外部へ強制的に排出される。この際、冷却ファン55の少なくとも一部は電源ボックスユニット50の側板56の凹部に入り込む(または嵌合する)構成となっているので、電源ボックスユニット50内の空気を効果的に吸引することができる。これによって、両面給紙ユニット30の使用時にも電源ボックスユニット50内に熱気が蓄積されるのが防止される。
なお、図示しないが、両面給紙ユニット30の駆動電源は本体から供給されるようになっている。両面給紙ユニット30の装着は本体が検出することができ、その装着状態では冷却ファン55を駆動するようになっている。このような制御は、装置動作を制御する制御装置(図示せず)によって行うことができる。両面給紙ユニット30の装着状態でもこれを用いずに片面画像形成を行う場合もありうるが、そのような場合でも電源ボックスユニット50を両面給紙ユニット30が覆う状態となっているので、冷却ファン55は装置電源ON中は常時、または、少なくとも画像形成時は(片面画像形成時であっても)回転駆動することが望ましい。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、上記で言及した以外にも種々の変形、変更を行うことが可能である。例えば、上記実施の形態ではプリンタについてのみ説明したが、両面給紙ユニットを採用しうる複写機などの他の画像形成装置についても本発明は適用可能である。
本発明が適用されるレーザプリンタの全体構造を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態に係るプリンタの、両面給紙ユニット非装着時の概略の内部構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係るプリンタの、両面給紙ユニット装着時の概略の内部構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係るプリンタの両面給紙ユニットを示す概略断面図である。 本実施の形態に係るプリンタの電源ボックスユニットの概略斜視図である。 本発明の実施の形態に係るプリンタの両面給紙ユニットの扉の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るプリンタの両面給紙ユニットの扉と電源ボックスユニットとの関係を示す一部切り欠き正面図である。 本発明の実施の形態に係るプリンタの両面給紙ユニットの扉と電源ボックスユニットとの関係を示す一部切り欠き斜視図である。
符号の説明
10…レーザプリンタ、13…給紙カセット、14…給紙通路、18…定着装置、19…排紙通路、30…両面給紙ユニット、31…搬送通路、32…両面搬送ローラ、33…冷却ファン、34…搬送リブ、35…両面搬送フレーム、36…排気口、37…吸気口、38…扉、39…排気口、40…吸気口、41…遮断リブ(空気流規制手段)、42…仕切リブ(空気流規制手段)、50…電源ボックスユニット、51…通気口、52…通気口(吸排気ルーバー)、53…通気口、55…冷却ファン、56…側板、57…軸、61,62…カバー、64…矢印

Claims (8)

  1. 片面に画像が形成された記録媒体を搬送するための搬送通路を有する両面給紙ユニットを画像形成装置本体に着脱可能に装着する画像形成装置において、
    前記両面給紙ユニットの非装着状態で、前記画像形成装置本体の側端部に少なくとも一部のユニット面が外部に露出されるように配置された電源ボックスユニットを備え、
    該電源ボックスユニットは、その外部に露出するユニット面に、前記両面給紙ユニットの装着時に該両面給紙ユニットが備えた冷却ファンの少なくとも一部が入り込む領域を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記両面給紙ユニットは、前記画像形成装置本体に装着された状態で、前記冷却ファンの回転駆動時に前記両面給紙ユニットの外部の空気を前記電源ボックスユニット内に取り込むための吸気口と、前記冷却ファンが前記電源ボックスユニット内から吸い出した空気を排出する排気口とを有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記両面給紙ユニットは、前記冷却ファンにより前記排気口から排出される前の空気を前記冷却ファンで吸収しないように前記両面給紙ユニット内の空気流を規制する空気流規制手段を有することを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記両面給紙ユニットは前記搬送通路を挟んで外側の第1の空間と内側の第2の空間に分割され、前記空気流規制手段として、前記第1の空間で前記吸気口と前記排気口の間の空気の移動を阻止する仕切リブを有することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記両面給紙ユニットは前記搬送通路を挟んで外側の第1の空間と内側の第2の空間に分割され、前記空気流規制手段として、前記第2の空間で前記冷却ファンと前記吸気口との間の空気の移動を阻止する遮断リブを有することを特徴とする請求項3または4記載の画像形成装置。
  6. 片面に画像が形成された記録媒体を搬送するための搬送通路を備え、画像形成装置本体に着脱可能に装着される両面給紙ユニットにおいて、
    該両面給紙ユニットを画像形成装置本体に装着したときに該画像形成装置本体を冷却する冷却ファンを有することを特徴とする両面給紙ユニット。
  7. 片面に画像が形成された記録媒体を搬送するための搬送通路を有する両面給紙ユニットを画像形成装置本体に着脱可能に装着する画像形成装置において、
    前記両面給紙ユニットの非装着状態で、前記画像形成装置本体の側端部に少なくとも一部のユニット面が外部に露出されるように配置された電源ボックスユニットを備え、
    該電源ボックスユニットは、前記両面給紙ユニットの非装着状態で対流により外気を内部に取り込むとともに外部へ自然排気するための複数の通気口を有し、
    前記両面給紙ユニットは、前記画像形成装置本体に装着された状態で前記電源ボックスユニットの一つの通気口に対して対向する位置に冷却ファンを備えるとともに、前記冷却ファンの回転駆動時に前記両面給紙ユニットの外部の空気を前記電源ボックスユニット内に取り込むための吸気口と、前記冷却ファンが前記電源ボックスユニット内から吸い出した空気を排出する排気口とを有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記電源ボックスユニットは、その外部に露出するユニット面に、前記両面給紙ユニットの装着時に前記冷却ファンの少なくとも一部が入り込む領域を有することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
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