JP4546763B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機などの、電子写真方式を用いた画像形成装置に関し、特に装置本体の内部及び、定着装置を通過することによって加熱された記録媒体、を共に冷却することができる冷却手段を備えた画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機などの、電子写真方式を用いた画像形成装置の本体内には、例えば、普通紙などの記録媒体に転写されたトナー像を熱定着するための定着装置、定着装置によりトナー像が熱定着されて搬送される記録媒体、駆動源としての電動モータ、駆動力を接続・遮断するための電磁クラッチ、露光用光源、制御回路などが配設され、装置本体内の温度を上昇させる熱源となっている。特にトナーの色の数と同数のプロセスユニットを含む画像形成手段を備えたタンデム型カラー画像形成装置においては、小型化の要請からLEDヘッドが用いられることがあるが、このLEDヘッドの温度や感光体ドラムを回転駆動させる電動モータの温度が画像形成動作に伴って上昇して、装置本体内の温度を上昇させる大きな要因となっている(LEDヘッド、感光体ドラム及び電動モータは、プロセスユニット毎にそれぞれ1個備えられている)。特に、装置全体が小型化するにしたがって、プロセスユニットの各々間の間隔が狭くなるので、装置本体内の温度の上昇傾向は更に高くなる。また、カラー画像のグロス(光沢性)を所望する範囲内に安定して維持させるためには、モノクロ画像以上にトナー像を十分に溶融する必要がある。このため、上下の定着用ローラにハロゲンヒータなどの加熱手段を内蔵させた場合には、装置の本体内における温度及び、定着装置によりトナー像が熱定着されて搬送される記録媒体の温度の上昇傾向は更に高くなる。装置本体内の温度が過剰に高くなると、現像装置内に貯蔵されたトナーやクリーニング装置内に回収されたトナーが固化するおそれがある。またトナー像が熱定着された記録媒体の温度が過剰に高くなると、トレイに排出されたときに、他の記録媒体に貼り付くおそれがある。
このような技術的背景から、画像形成装置本体内の冷却及びトナー像が熱定着された記録媒体の冷却はきわめて重要であるといえる。ところで、この種の冷却手段を備えた従来の画像形成装置としては、例えば次の特許文献に開示されたものを挙げることができる。
特許文献1に開示された画像形成装置において、装置本体内には、上流側画像形成ユニットと下流側画像形成ユニットとが、互いの記録媒体(転写材)の搬送方向が交互になるように配設されている。上流側及び下流側画像形成ユニットの各々間は1つの連結パスで結ばれている。該1つの連結パスを通して記録媒体を搬送することにより、記録媒体の両面に画像を形成することができる。装置本体内には、冷却ファン及びダクトが、連結パスを通して装置本体の一側の外部から内部へ空気を吸引するとともに定着装置で発生した熱も吸引して装置本体の後側から外部に排出するように設けられている。このように構成された画像形成装置の狙いは、連結パスを強制的に冷却することにより、上流側画像形成ユニットから搬送された高温状態の記録媒体によって下流側画像形成ユニットが昇温することを防止し、そして現像器内に貯蔵されたトナーの固化を防止することである。
特許文献2に開示された画像形成装置は、トナー像が熱定着された記録媒体(シート)が、装置本体に設けられた複数の排出口から、それぞれ複数のトレイに排出されるよう構成されている。この装置は、排出口から排出される記録媒体及びトレイに排出された記録媒体に向けて空気を吹き付けて、該記録媒体を冷却する共通の冷却手段を備えている。この冷却手段は、冷却ファンと、冷却ファンにより吸引された空気を複数のトレイに向けてそれぞれガイドするための複数のダクトとを備えている。また同時に装置内部を冷却することも意図している。このように構成された画像形成装置の狙いは、コストアップ及び装置の大型化を招くことなく、トレイに排出された記録媒体の貼り付きを防止することである。
特許文献3に開示された画像形成装置は、記録媒体(転写材)の種類を入力する入力手段と、記録媒体にトナー像を熱定着する定着手段と、トナー像が熱定着された記録媒体を定着手段から排出口まで搬送する搬送手段と、搬送手段による搬送途中の記録媒体に空気を吹き付けるための冷却ファンと、入力手段により特定の記録媒体の種類が入力された場合に、冷却ファンを作動させる制御手段とを備えている。冷却ファンは搬送手段に含まれる搬送路の外側に配置されている。入力手段により特定の記録媒体の種類が入力されると冷却ファンが作動させられて、搬送途中の記録媒体に装置本体の外部から吸引した空気が吹き付けられ、該記録媒体が冷却される。このように構成された画像形成装置の狙いは、普通紙などの通常の記録媒体が使用されているときの稼動音を上げることなく、トナー像が熱定着された後の特定の記録媒体(例えば、OHP用記録媒体)を速やかに冷却して搬送路、特に屈曲した搬送路を通過する際に、OHP用記録媒体が高温状態になって硬度が低下した状態で発生するこすれ傷の発生を防止することである。
特許文献4には、定着手段の直後に排紙部が配置された画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、装置本体に形成された吸引口の近傍に設けられた冷却ファンと、冷却ファンが吸引した外気を排紙部に導くための通風ダクトとが備えられている。通風ダクトの排気口は定着手段の記録媒体出口直後に開口させられている。このように構成された画像形成装置の狙いは、通風ダクトの排気口から空気を定着直後の記録媒体(両面印字する場合には装置本体内に戻される)に吹き付けて該記録媒体を効率良く冷却することにより、記録媒体が大サイズあるいはOHP用シートなどであっても十分に冷却して、装置本体内における温度の上昇を抑えることである。
しかしながら上記特許文献1〜4に開示された画像形成装置は、次のような問題点を有している。
すなわち、特許文献1に開示された画像形成装置においては、冷却ファンにより、連結パス及び連結パスを通過する記録媒体を冷却することはできる。しかしながら、装置本体内に配置された上流側及び下流側画像形成ユニットを共に冷却するようには構成されていない。特に冷却ファンにより下流側画像形成ユニットを冷却することは実質的にできないといえる。また、連結パス及び定着装置の冷却手段として、冷却ファンの他に大きなスペースを要するダクトを必要としているので、装置本体が大型化すると共に重量が増加し、コストアップを招く。
特許文献2に示された画像形成装置は、排出口から排出される記録媒体及びトレイに排出された記録媒体をそれぞれ冷却することはできる。また、一つの排気ファンにより装置本体内の排気と、複数のトレイへの空気の吹き出しができる構成も開示されている。しかしながら、この排気ファンは、排紙通路の外側に配置されているので、記録媒体が該排紙通路を連続して通過した場合には、装置本体内の排気が実質的に遮断され、熱定着された記録媒体の冷却及び装置本体内の排気が所望するとおりに行われなくなる可能性が高い。その結果、一時的に、記録媒体の温度及び装置本体内の温度が過剰に上昇するおそれが多分にある。また、冷却ファンの他に、冷却ファンにより吸引された空気を複数のトレイに向けてそれぞれガイドするための複数のダクトを必要とするので、装置本体の構成が複雑となり、そして装置本体が大型化すると共に重量が増加し、コストアップを招く。
特許文献3に開示された画像形成装置においては、冷却ファンは搬送路の外側に配置されているので、搬送路を通過中の記録媒体に装置本体の外部から吸引した空気が吹き付けられ、記録媒体が冷却される。しかしながら、冷却ファンにより装置本体内の排熱が行われるとは考えにくい。その理由は、冷却ファンにより装置本体内に導入された空気の排気についての開示がないこと、この装置は、OHPシートのような特定の記録媒体にのみ冷却ファンを稼動させて記録媒体を冷却することを意図しているので、普通紙を用いた画像形成では冷却ファンは動作されないこと、などである。またこの画像形成装置で画像形成部を冷却するためにこの冷却ファンを用いたとすると、冷却ファンが送り込んだ外気は定着装置付近を通らざるを得なくなる。その結果、冷却ファンにより装置本体内に導入された空気は、定着装置により加熱され、加熱された空気は内部において更に加熱されることになるので、装置本体内の温度が過剰に上昇するおそれがある。
特許文献4に開示された画像形成装置においては、熱定着された直後の記録媒体を冷却することはできる。しかしながら、装置本体内の排熱が行われる構成は開示されていない。また、冷却ファンが吸引した外気を排紙部に導くための専用の通風ダクトが必要であるので、構成が複雑となり、重量が増加するとともに高価となる。
上記説明から明らかなように、上記の特許文献1〜4に開示された画像形成装置に備えられた冷却手段は、熱定着された記録媒体の冷却が主体であり、装置本体内の排熱、特に装置本体内に配設された画像形成手段の冷却については考慮されていない。
特開2000−296934号公報 特開2002−072729号公報 特開2002−311758号公報 特開2002−333814号公報
本発明の目的は、簡単かつ安価な構成により、画像形成装置本体の内部、特に画像形成手段の周辺と、定着装置により熱定着された記録媒体とを効率的にかつ効果的に冷却することができる、新規な画像形成装置を提供することである。
本発明によれば、電子写真方式でトナー像を形成して記録媒体に転写する画像形成手段と、トナー像を記録媒体に熱定着する定着手段と、トナー像が熱定着された記録媒体を排出部へ搬送するための排出搬送路とが装置本体内に配設され、排出搬送路は装置本体の一側壁に沿って上下方向に延在する画像形成装置において、画像形成手段と排出搬送路との間には、画像形成手段側から排出搬送路に向う空気流を生成する、少なくとも1個の冷却ファンが、排出搬送路に対向した内側に配設され、冷却ファンに対向した排出搬送路及び該一側壁にはそれぞれ排気口が形成されており冷却ファンが作動させられると、装置本体の外部から内部に吸引された空気は、画像形成手段の周辺を通り抜けて排出搬送路に吹き付けられる、ことを特徴とする画像形成装置、が提供される。
冷却ファンは、画像形成手段に対し、水平方向に間隔をおいて配置されている、ことが好ましい。
画像形成手段は、ほぼ冷却ファンの軸方向に並列させられた複数個のプロセスユニットを含み、冷却ファンが作動させられると、装置本体の外部から内部に吸引された空気は、プロセスユニットの各々の周辺を通り抜けて排出搬送路に吹き付けつけられる、ことが好ましい。
定着手段は冷却ファンの下方において冷却ファンの軸方向に直交する水平方向に延在するよう配置され、定着手段と、冷却ファン及び画像形成手段との間には、定着手段と、冷却ファン及び画像形成手段とを実質的に仕切る仕切り壁が、該軸方向に直交する水平方向に延在するよう配設され、画像形成手段側から排出搬送路に向う空気は、仕切り壁の上方を通過する、ことが好ましい。
仕切り壁と画像形成手段との間には、画像形成手段の下方から冷却ファンに向って上方に空気が流れるような、傾斜した隙間が形成されている、ことが好ましい。
装置本体は、冷却ファンの軸方向に直交する水平方向に相互に間隔をおいて対向する他の二つの側壁を有し、該他の二つの側壁の片方又は両方には通気口が形成され、該通気口は、該他の二つの側壁の片方又は両方における仕切り壁の延長上において、仕切り壁の下方から上方に跨った領域に配置されている、ことが好ましい。
該他の二つの側壁の片方に形成された該通気口の内側であって、仕切り壁の内側領域の延長上には、装置本体の内部から該通気口を通して外部に向かう空気流を生成して定着手段を冷却するための冷却ファンが配設されている、ことが好ましい。
該他の二つの側壁の片方の上端部であって、該一側壁に対向する更に他の側壁の近傍位置には、他の通気口が形成され、該他の通気口の内側には、装置本体の外部から該他の通気口を通して内部に空気を吸引するための冷却ファンが配設されている、ことが好ましい。
装置本体は、装置本体の前側に位置する前側壁と、前側壁に対し後方に間隔をおいて対向する後側壁と、装置本体の右側に位置する右側壁と、右側壁に対し左方に間隔をおいて対向する左側壁とを含む4つの側壁と、4つの側壁を上方から覆う上カバーとを備え、該一側壁は該後側壁からなる、ことが好ましい。
上カバーは、装置本体の前側から後側に冷却ファンの直上方に向って下方に傾斜する該排紙部を含み、該画像形成手段の頂部は、該排紙部の下面に対し直下方に隙間をおいて配置され、冷却ファンが作動させられると、装置本体内部で温められて上昇する空気は、画像形成手段の頂部と該排紙部の下面との隙間を通り、該排紙部の下面に沿って冷却ファンに向って流動させられる、ことが好ましい。
以下、本発明に従って構成された画像形成装置の実施形態であるタンデム型カラー画像形成装置を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図5を参照して、全体を番号100で示すタンデム型カラー画像形成装置(更に具体的にはタンデム型カラープリンタ)は、ほぼ直方体形状の装置本体2を備えている。装置本体2は、4つの側壁、すなわち、装置本体2の前側(図4及び図5において右側)に位置する前側壁4と、前側壁4に対し後方(図4及び図5において左方)に間隔をおいて対向する後側壁6と、装置本体2の右側(図5において上側)に位置する右側壁8と、右側壁8に対し装置本体2の左方(図5において下方)に間隔をおいて対向する左側壁10とを有している。ユーザが対面する装置本体2の前側に位置する前側壁4の上端には、装置本体2の後方に向って上方に傾斜する傾斜部4aが配設され、この傾斜部4aに各種の操作ボタンが配設されている。装置本体2の上面は、上カバーと一体に形成された排紙トレイ12により覆われている。記録媒体の排出部を構成する排紙トレイ12は、装置本体2の前側から後側に向って下方に傾斜している。後側壁6にはほぼ矩形の開口14が形成されるとともに、開口14を開閉するほぼ矩形の後カバー16が装着されている。後カバー16は、開口14を閉じた状態(図1に示される状態)で、後側壁6の一部を構成するといえる。
図4及び図5を参照して、装置本体2内には、イエロー用プロセスユニット20、マゼンタ用プロセスユニット22、シアン用プロセスユニット24及びブラック用プロセスユニット26が、図4において左から右に向かってこの順に配列されている。これらのプロセスユニット20、22、24及び26は、それぞれ、感光体ドラム30、帯電器31、LEDヘッド32、現像装置33、一次転写ローラ34、クリーニング装置35などの作像エレメントを備えている。なお、図4においては、図示の簡略化のため、上記作像エレメントの符号は、ブラック用プロセスユニット26においてのみ付してある。これらのプロセスユニット20、22、24及び26は、ほぼ水平方向に、実施形態においては図4において左から右斜め上方に向かってほぼ直線状に前記順序で並列されている。
各プロセスユニット20、22、24及び26の現像装置33には、それぞれ、対応する色のトナーを補給するためのトナー補給容器33Y、33M、33C及び33Bが装着されている。プロセスユニット20、22、24及び26の下側には、中間転写ベルト機構36が配設されている。中間転写ベルト機構36は、駆動ローラ38と、従動ローラ40及び42と、これらのローラに巻き掛けられた中間転写ベルト44とを備えている。従動ローラ40は、図4において装置本体2内の左側に配置され、駆動ローラ38は、従動ローラ40に対し、図4において右側に間隔をおいて配置されている。駆動ローラ38は、従動ローラ40よりも若干高い位置にある。従動ローラ42は、従動ローラ40に対し、図4において右斜め下方に配置されている。中間転写ベルト44をクリーニングするためのクリーニング装置45は、中間転写ベルト機構36の、図4において左端に隣接して配設されている。
駆動ローラ38と従動ローラ40との間を直線状に延在する中間転写ベルト44の上端走行領域は、図4において左から右に向かって水平線に対し若干上方に傾斜するよう位置付けられている。プロセスユニット20、22、24及び26の各々において、一次転写ローラ34は、感光体ドラム30に対し中間転写ベルト44の上端走行領域を介して下方から圧接させられている。従動ローラ42の下方には二次転写ローラ46が配置され、二次転写ローラ46は、従動ローラ42に対し中間転写ベルト44を介して下方から圧接されている。駆動ローラ38は図4において時計方向に回転駆動させられるので、中間転写ベルト44、従動ローラ42及び44も時計方向に回転させられる。なお、一次転写ローラ34の各々は、中間転写ベルト機構36側に配設されているので、装置としてはプロセスユニット20、22、24及び26の各々に一体的に備えられているものではないが、ここでは、転写機能としてプロセスユニット20、22、24及び26の各々に含ませている。プロセスユニット20、22、24及び26の各々と、中間転写ベルト機構36と、二次転写ローラ46と、クリーニング装置45とは、画像形成装置100における画像形成手段100Aを構成する。
画像形成手段100Aの頂部、実施形態において、各プロセスユニット20、22、24及び26のトナー補給容器33Y、33M、33C及び33Bの頂部は、装置本体2の前側から後側に向って下方に傾斜する排紙部である排紙トレイ12の下面に対し直下方に隙間をおいて配置されている。
中間転写ベルト機構36の下方には、記録媒体、一般的には普通紙Pを搬送する搬送路48が、図4においてほぼ水平方向に延在している。二次転写ローラ46と従動ローラ42とのニップ部は搬送路48の途中に配置されている。搬送路48の下方には給紙カセット50が配設されている。給紙カセット50の、図4において右端部における直上方にはピックアップローラ52が配設され、ピックアップローラ52の下流側には、分離ローラ対54が配設されている。分離ローラ対54の下流側は、反転路56を介して搬送路48に接続されている。搬送路48の、二次転写ローラ46よりも上流側にはレジストローラ対58が配設されている。搬送路48の、二次転写ローラ46よりも下流側には、定着手段60及び搬送ローラ対62が下流に向かってこの順に配設されている。定着手段60は定着ローラ対63を備えている。定着ローラ対63は、右側壁8及び左側壁10間を延在するよう(図4において紙面に垂直な方向に延在するよう)配設されている。
搬送ローラ対62の下流側には、定着手段60によりトナー像が熱定着された記録媒体を排紙トレイ12へ搬送するための排出搬送路64が配設されている。排出搬送路64は、装置本体2の一側壁である後側壁6の一部を構成する後カバー16に沿って上下方向に延在するよう後カバー16の内側に配設されている。排出搬送路64の途中には搬送ローラ対66が配設され、排出搬送路64の出口には排出ローラ対68が配設されている。排出搬送路64は、後カバー16の内側に配設された複数のリブ16Rと、装置本体2内において後側壁6の内側に間隔をおいて対向するよう配設された内側壁70に配設された複数のリブ70Rとによって形成されている。内側壁70に配設された複数のリブ70Rは、後カバー16のリブ16Rに対し相互に隙間をおいて対向するよう配置される(後カバー16が閉じられた状態で)。後カバー16のリブ16R及び内側壁70のリブ70Rは、それぞれ、図4において紙面に垂直な方向に間隔をおいて上下方向に延在するよう配設されている。
画像形成手段100A、実施形態においては画像形成手段100Aにおけるプロセスユニット20と排出搬送路64との間の空間には、画像形成手段100A側から排出搬送路64に向う空気流(図4における矢印参照)を生成する、少なくとも1個の冷却ファン、実施形態においては2個の冷却ファン72が、排出搬送路64に対向した内側に配設されている。更に具体的に説明すると、上記内側壁70には、内側壁70から更に内側に延び出す2個の筒状ケース72Cが、図4において紙面に垂直な方向に間隔をおいて配設されている。ケース72Cの各々内には冷却ファン72が回転自在に配設されている。ケース72Cの各々及び冷却ファン72の軸線は、図4及び図5において左右方向(装置本体2の前後方向)に相互に平行に水平に延在する。
冷却ファン72の各々に対向した排出搬送路64にはそれぞれ複数の排気口74が形成されている。排気口74の各々は、内側壁70の、ケース72Cの各々に対応した位置(したがって冷却ファン72の各々に対応した位置)に形成され、内側壁70に形成された上記リブ70Rの間に開口している。後カバー16の、ケース72Cの各々に対応した位置(したがって冷却ファン72の各々に対応した位置)には複数の排気口76が、上下方向に間隔をおいて上記リブ16Rに直交する方向に延在するよう形成されている。排気口76の各々は、後カバー16形成された上記リブ16Rの間に開口している。
定着手段60は冷却ファン72の各々の下方において、冷却ファン72の各々の軸方向に直交する水平方向に延在するよう配置されている。冷却ファン72の各々と定着手段60との間には、冷却ファン72の各々により生成される空気流に対し定着手段60を実質的に仕切る仕切り壁78が配設されている。仕切り壁78は、冷却ファン72の各々の軸方向に直交する水平方向に延在するよう配設されている。仕切り壁78は、図4において一定の左右方向幅を有する水平頂部を有し、この水平頂部の、図4において左端は上記内側壁70に接続され、右端は、プロセスユニット20と定着手段60との間を搬送路48に向かって下方に傾斜して延びてから更に搬送路48に向かって垂下する側部の上端に接続されている。仕切り壁78と画像形成手段100A、実施形態においてはプロセスユニット20との間には、プロセスユニット20の下方から冷却ファン72に向って上方に空気が流れるような、傾斜した隙間79が形成されている、
装置本体2は、冷却ファン72の各々の軸方向に直交する水平方向に相互に間隔をおいて対向する他の二つの側壁である前記右側壁8と前記左側壁10を有している。右側壁8と左側壁10の片方又は両方、実施形態においては両方には、複数の通気口80が形成されている(図1〜図3参照)。右側壁8と左側壁10の両方に形成された通気口80の各々は、右側壁8と左側壁10の両方における仕切り壁78の延長上において、仕切り壁78の下方から上方に跨った領域に配設されている。右側壁8に形成された通気口80の各々の内側であって、仕切り壁78の下側領域の延長上には、装置本体2の内部から通気口80の各々を通して外部に向かう空気流を生成して定着手段60を冷却するための冷却ファン61が配設されている(図5において点線で示されている)。
右側壁8の上端部であって、後側壁6に対向する更に他の側壁である前側壁4の近傍位置には、複数の他の通気口82が形成されている(図1及び図2参照)。通気口82の内側には、装置本体2の外部から通気口82を通して内部に空気を吸引するための冷却ファン84が配設されている(図5において点線で示されている)。
上記画像形成装置100において、プリント動作そのものは周知のとおりにして行われるので、以下、簡単に説明する。
図4を参照して、プリントが行われるに際しては、プロセスユニット20、22、24及び26において、それぞれ帯電器31により一様に帯電された感光体ドラム30の表面がLEDヘッド32により露光されることにより静電潜像が形成され、この静電潜像は現像装置33により現像されてトナー像となる。このトナー像は、一次転写ローラ34によって、中間転写ベルト機構36の中間転写ベルト44に、上流側のプロセスユニット20によって形成されたトナー像から順次重ね合わされて転写される。中間転写ベルト44に転写されたカラートナー像は、給紙カセット50から送られた普通紙Pが、従動ローラ42と二次転写ローラ46とのニップ部を通過する間に普通紙Pに転写される。普通紙Pに転写されたトナー像は、定着手段60を通過する間に普通紙Pに熱定着される。トナー像が熱定着された普通紙Pは、搬送ローラ対62及び66により排出搬送路64を通して搬送され、排出ローラ対68により排紙トレイ12上に排出される。なお、プロセスユニット20、22、24及び26において、転写されないで感光体ドラム30の表面に残留したトナーは、クリーニング装置35によって清掃される。また中間転写ベルト44に残留したとトナーは中間転写ベルト44を挟んで従動ローラ40と対向する位置に配置された中間転写ベルト44用のクリーニング装置45によって清掃される。
図4及び図5を参照して、上記画像形成装置100において、冷却ファン72の各々を回転駆動させると、空気は、冷却ファン72の各々における、装置本体2の内側から(図4及び図5において、冷却ファン72の各々の軸方向右側から)、排出搬送路64及び後カバー16に向う(図4及び図5において、冷却ファン72の各々の軸方向左側に向う)、ほぼ水平な空気流が生成される。その結果、装置本体2の外部から内部に空気が吸引され、装置本体2の内部に吸引された空気は、プロセスユニット26、24、22及び20の各々の周辺を通り抜けて冷却ファン72の各々により排気口74の各々を通って排出搬送路64に吹き付けられる。このとき、プリント動作が行われていない場合には、排出搬送路64に吹き付けられた空気は、後カバー16の排気口76の各々を通って装置本体2の外部に排気される。図4及び図5における矢印は、このような空気の流れを示している。
上記したように装置本体2の内部に吸引された空気は、プロセスユニット26、24、22及び20の各々の周辺を通り抜けて冷却ファン72の各々により装置本体2の外部に排気されるので、プロセスユニット26、24、22及び20の各々につきそれぞれ1個設けられているLEDヘッド32、同様に、プロセスユニット26、24、22及び20の各々につきそれぞれ1個設けられている、感光体ドラム30を駆動する電動モータなどにより昇温させられた装置本体2の内部空気は滞留することなく、強制排気される。その結果、装置本体2の内部、特にプロセスユニット26、24、22及び20の各々の周辺が効果的に冷却されるので、現像装置33内のトナーやクリーニング装置35内に回収されたトナーが固化する不具合は防止される。
また、装置本体2の外部から内部への空気の吸引は、前側壁4、右側壁8及び左側壁10の各々に存在する隙間を利用することにより十分可能である。その結果、空気を装置本体2の外部から吸引するためのダクトを使用する必要がないので、構成が簡単となって装置本体2の軽量化及び小型化が可能になり、コストダウンが可能になる。
上記したように、冷却ファン72の各々を回転駆動させて、装置本体2の外部から内部に吸引した空気でプロセスユニット26、24、22及び20の各々を冷却するとともに、冷却ファン72の各々により排出搬送路64に空気を吹き付けた状態で、プリント動作が行われている場合には、排出搬送路64を通過する、定着手段60によりトナー像が熱定着された普通紙Pに空気が吹き付けられる。トナー像が熱定着された普通紙Pは十分確実に冷却されるので、排出トレイ12に排出されたときに、他の普通紙Pに貼り付く不具合も防止され、普通紙Pを排紙トレイ12から取り出す際に普通紙Pが熱くて取り出しにくいという不具合も防止できる。このように本発明によれば、冷却ファン72の各々により、装置本体2の内部とトナー像が熱定着された普通紙Pとを同時に冷却することができるので、効率的かつ効果的な冷却が可能になる。
カラー画像が定着された普通紙Pはカールしやすく、特に4色ベタに近いような印字率の高い画像が定着されると非常にカールしやすくなる。本発明によれば、定着手段60によりトナーが熱定着された直後に冷却ファン72の各々によって冷却されるので、上記カールは効果的に防止される。
プロセスユニット26、24、22及び20は、装置本体2の内部において、ほぼ冷却ファン72の各々の軸方向に並列されているので、換言すれば、冷却ファン72の各々により生成される空気流の方向(図4においてほぼ水平方向)に並列されているので、プロセスユニット26、24、22及び20の周辺の温度の高い空気を効率良く排気することが容易に可能になる。
上カバーは、装置本体2の前側から後側に冷却ファン72の各々の直上方に向って下方に傾斜する排紙部、実施形態においては排紙トレイ12を含んでいる。そして、上記画像形成手段100Aの頂部は、排紙トレイ12の下面に対し直下方に隙間をおいて配置されている。冷却ファン72の各々が作動させられると、装置本体2の内部でLEDヘッド32などにより温められて上昇する空気は、画像形成手段100Aの頂部と排紙トレイ12の下面との隙間を通り、排紙トレイ12の下面に沿って冷却ファン72の各々に向って流動させられる。このような構成は、装置本体2の内部で温められて上昇した空気を、特別なダクトを設けることなく効率良くかつコストを要することなく冷却ファン72に集めて排気することを可能にする。
定着手段60は冷却ファン72の下方において冷却ファン72の軸方向に直交する水平方向に延在するよう配置されている。そして、定着手段60と、冷却ファン72の各々及び画像形成手段100A、実施形態においてはプロセスユニット20との間には、定着手段60と、冷却ファン72の各々及びプロセスユニット20とを実質的に仕切る仕切り壁78が、該軸方向に直交する水平方向に延在するよう配設されている。冷却ファン72の各々の回転駆動によって生成される、画像形成手段100A側から排出搬送路64に向う空気は仕切り壁78の上方を通過するので、排出搬送路64を通過する上記普通紙Pに吹き付けられる該空気に定着手段60により熱せられた空気が吸引されて、普通紙Pの冷却効果が損なわれることはない。また、画像形成手段100Aの温度が定着手段60の熱によって上昇してしまうこともない。
仕切り壁78と画像形成手段100A、実施形態においてはプロセスユニット20との間には、プロセスユニット20の下方から冷却ファン72の各々に向って上方に空気が流れるような、傾斜した隙間79が形成されている。この構成は、装置本体2で温められて上昇する空気を効果的に排出させ、装置本体2の内部の冷却に寄与する。
冷却ファン72の各々は、画像形成手段100A、実施形態においてはプロセスユニット20と、排出搬送路64との間、すなわち排出搬送路64の内側に配置されているので、排出搬送路64を通過する上記普通紙Pに空気が吹き付けられると、該空気は、上記普通紙Pに流れを遮断されるので、右側壁8及び左側壁10に指向させられる。上記仕切り壁78が設けられている場合には、該空気は、仕切り壁78の上面に沿って、右側壁8及び左側壁10にそれぞれ向って流れることになる。右側壁8及び左側壁10には、それぞれ複数の通気口孔80が形成されている。そして、通気口80は、右側壁8及び左側壁10における仕切り壁の延長上において、仕切り壁78の下方から上方に跨った領域に配置されているので、該空気を通気口孔80の各々から外部に排気することは可能である。該空気は通気口孔80だけでなく、右側壁8及び左側壁10と後側壁6との間の隙間や排紙トレイ12に画像が定着された普通紙Pを排出するための排出開口からも装置本体2の外部に排出されるので、より効果的に装置本体2の内部の冷却を行うことが可能になる。
先に述べたように、右側壁8に形成された通気口80の各々の内側であって、仕切り壁78の内側領域の延長上には、定着手段60を冷却するための冷却ファン61が配設されている。そして、プリント作動時には、この冷却ファン61が回転駆動させられるので、外部の空気が左側壁10の通気口80の各々から装置本体2内に吸引される。装置本体2内に吸引された空気は、仕切り壁78の内側に位置する定着手段60の周辺を通り抜け、該冷却ファンにより右側壁8の通気口80の各々から外部に排気される。したがって、上記したように、普通紙Pに流れを遮断されて、仕切り壁78の外側において右側壁8及び左側壁10にそれぞれ指向させられた空気は、最終的には、定着手段60を冷却するために冷却ファン61によって生じる空気とは別個に通気口80の各々から排出される(仕切り壁78で仕切られているため)。定着手段60の熱は、仕切り壁78によって、画像形成手段100A側に指向されないように遮断されるので、装置本体2の内部の昇温防止に寄与する。
先に述べたように、右側壁8の上端部であって、前側壁4の近傍位置には、複数の他の通気口82が形成されている。他の通気口82の内側には、装置本体2の外部から他の通気口82を通して内部に空気を吸引するための冷却ファン84(図5)が配設されている。なお、図面には示されていないが、プロセスユニット20、22、24及び26の長手方向(図5において上下方向)両端部は、装置本体2内に配設された右側板及び左側板に支持されている。右側板及び左側板は、それぞれ右側壁8及び左側壁10の内側に隙間をおいて配設されている。右側板の外側には隙間をおいて電装基板が取り付けられ、電装基板には、プロセスユニット20、22、24及び26の各々における感光体ドラムなどの回転体をそれぞれ駆動する電動モータが4個取り付けられている。右側板の上部位置には複数の通気口が形成されている。
冷却ファン84が回転駆動されると、装置本体2の外部から他の通気口82を通して吸引された空気は、ダクトとして機能する電装基板と右側板との間の隙間を通って、右側壁8の上記通気口80から外部に排出される。この空気流により上記電動モータが冷却される。また、冷却ファン84により右側板及び電装基板との間に吸引された空気の一部は右側板に形成された複数の通気口から画像形成手段100Aの側に吹き出される。この空気は電動モータの冷却によって温まっているので、プロセスユニット20、22、24及び26の各々の近傍に上昇気流を発生させる。この上昇空気に引きずられる形で各プロセスユニット20、22、24及び26の各々の周囲にも上昇気流が発生し、これらの気流は冷却ファン72によって吸引され、先に述べたとおりにして装置本体2の外部に排出される。
冷却ファン61、72及び84の回転に伴って少なからず騒音が発生する。上記画像形成装置100において、冷却ファン72の各々は、ユーザが対面することになる前側壁4から最も遠い後側壁6の内側に配設された排出搬送路64の内側に配設されているので、ユーザに与える不快感の低減に寄与する。
一般的に、モノクロ画像形成装置においては、画像形成手段の周囲にはかなり隙間があるので、LEDヘッドを意図して冷却する必要がなく、定着手段の冷却ファンによって装置本体内に生じる空気流で十分冷却可能である。しかしながら、図示のタンデム型カラー画像形成装置はモノクロ画像形成装置と同様の大きさであり(つまり小型であり)、装置本体内に4色分のプロセスユニットが配設されているため、装置本体内にわずかの隙間しかなく、LEDヘッドから発生する熱を強制的に外部に排出しないと装置本体内が非常に高温になる。特にカラー画像形成装置においては形成画像がモノクロ画像形成装置と比べて写真等のベタに近い画像が多く、その分LED素子の点灯時間も長くなるので、LEDヘッドがモノクロ画像形成装置で使用する場合より温度が高くなる傾向がある。LEDヘッドは高温になると故障する危険があり、熱によって反りが生じると色ずれが発生する可能性がある。また、感光体ドラムなどを駆動する電動モータから発生する熱は感光体ドラムなどにも伝達され、不具合発生のおそれがある。本発明によれば、これらの問題を簡単かつ安価な構成により解消することができるのである。
本発明はタンデム型カラー画像形成装置に適用されるが、他の形態のカラー画像形成装置、あるいはモノクロ画像形成装置にも適用可能である。他の形態のカラー画像形成装置としては、例えば3色のカラートナーを使用する形態のカラー画像形成装置、あるいは搬送される記録媒体に直接、相互に異なる色のトナーを順次に重ね合せて転写する形態のカラー画像形成装置、などを挙げることができる。本発明の上記実施形態において、冷却ファン72は2個配設されているが、その個数は、画像形成装置の大きさなどの諸条件に応じて適宜に決定すればよい。また、排気口74及び76、通気口80の個数も適宜に設定されることはいうまでもない。
本発明に従って構成された画像形成装置の実施形態であるタンデム型カラー画像形成装置の斜視図である。 図1に示す画像形成装置を、後カバーを開いた状態で示す斜視図である。 図1に示す画像形成装置を、後カバーを取り外した状態で示す後面図である。 図1に示す画像形成装置の断面図である。 図1に示す画像形成装置を、上カバーを取り外した状態で示す平面図である。
符号の説明
2:画像形成装置本体
4:前側壁
6:後側壁
8:右側壁
10:左側壁
12:排紙トレイ(排紙部)
20、22、24、26:プロセスユニット
60:定着手段
61、72、84:冷却ファン
64:排出搬送路
74、76:排気口
78:仕切り壁
80、82:通気口
100:画像形成装置
100A:画像形成手段

Claims (10)

  1. 電子写真方式でトナー像を形成して記録媒体に転写する画像形成手段と、トナー像を記録媒体に熱定着する定着手段と、トナー像が熱定着された記録媒体を排出部へ搬送するための排出搬送路とが装置本体内に配設され、排出搬送路は装置本体の一側壁に沿って上下方向に延在する画像形成装置において、
    画像形成手段と排出搬送路との間には、画像形成手段側から排出搬送路に向う空気流を生成する、少なくとも1個の冷却ファンが、排出搬送路に対向した内側に配設され、冷却ファンに対向した排出搬送路及び該一側壁にはそれぞれ排気口が形成されており冷却ファンが作動させられると、装置本体の外部から内部に吸引された空気は、画像形成手段の周辺を通り抜けて排出搬送路に吹き付けられる、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 冷却ファンは、画像形成手段に対し、水平方向に間隔をおいて配置されている、請求項1記載の画像形成装置。
  3. 画像形成手段は、ほぼ冷却ファンの軸方向に並列させられた複数個のプロセスユニットを含み、冷却ファンが作動させられると、装置本体の外部から内部に吸引された空気は、プロセスユニットの各々の周辺を通り抜けて排出搬送路に吹き付けつけられる、請求項2記載の画像形成装置。
  4. 定着手段は冷却ファンの下方において冷却ファンの軸方向に直交する水平方向に延在するよう配置され、定着手段と、冷却ファン及び画像形成手段との間には、定着手段と、冷却ファン及び画像形成手段とを実質的に仕切る仕切り壁が、該軸方向に直交する水平方向に延在するよう配設され、画像形成手段側から排出搬送路に向う空気は、仕切り壁の上方を通過する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 仕切り壁と画像形成手段との間には、画像形成手段の下方から冷却ファンに向って上方に空気が流れるような、傾斜した隙間が形成されている、請求項4記載の画像形成装置。
  6. 装置本体は、冷却ファンの軸方向に直交する水平方向に相互に間隔をおいて対向する他の二つの側壁を有し、該他の二つの側壁の片方又は両方には通気口が形成され、該通気口は、該他の二つの側壁の片方又は両方における仕切り壁の延長上において、仕切り壁の下方から上方に跨った領域に配置されている、請求項4又は請求項5記載の画像形成装置。
  7. 該他の二つの側壁の片方に形成された該通気口の内側であって、仕切り壁の内側領域の延長上には、装置本体の内部から該通気口を通して外部に向かう空気流を生成して定着手段を冷却するための冷却ファンが配設されている、請求項6記載の画像形成装置。
  8. 該他の二つの側壁の片方の上端部であって、該一側壁に対向する更に他の側壁の近傍位置には、他の通気口が形成され、該他の通気口の内側には、装置本体の外部から該他の通気口を通して内部に空気を吸引するための冷却ファンが配設されている、請求項7記載の画像形成装置。
  9. 装置本体は、装置本体の前側に位置する前側壁と、前側壁に対し後方に間隔をおいて対向する後側壁と、装置本体の右側に位置する右側壁と、右側壁に対し左方に間隔をおいて対向する左側壁とを含む4つの側壁と、4つの側壁を上方から覆う上カバーとを備え、該一側壁は該後側壁からなる、請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 上カバーは、装置本体の前側から後側に冷却ファンの直上方に向って下方に傾斜する該排紙部を含み、該画像形成手段の頂部は、該排紙部の下面に対し直下方に隙間をおいて配置され、冷却ファンが作動させられると、装置本体内部で温められて上昇する空気は、画像形成手段の頂部と該排紙部の下面との隙間を通り、該排紙部の下面に沿って冷却ファンに向って流動させられる、請求項9記載の画像形成装置。
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