JP2007122044A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007122044A
JP2007122044A JP2006268787A JP2006268787A JP2007122044A JP 2007122044 A JP2007122044 A JP 2007122044A JP 2006268787 A JP2006268787 A JP 2006268787A JP 2006268787 A JP2006268787 A JP 2006268787A JP 2007122044 A JP2007122044 A JP 2007122044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
space
forming apparatus
blower
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006268787A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yuasa
博 湯浅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Data Corp filed Critical Oki Data Corp
Priority to JP2006268787A priority Critical patent/JP2007122044A/ja
Publication of JP2007122044A publication Critical patent/JP2007122044A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】画像品位を向上させることができ、高速で画像の形成を行うことができ、現像剤の融着が起こるのを防止することができるようにする。
【解決手段】現像剤像を形成する現像装置13BK、13Y、13M、13Cと、現像剤像を記録媒体に転写する転写部と、転写された現像剤像を記録媒体に定着させる定着器15と、定着器15と現像装置13BK、13Y、13M、13Cの本体との間に形成された第1の空間部と、第1の空間部に向けて形成された送風口29と、送風口29から第1の空間部に送風する送風装置とを有する。定着器15で発生した熱が空気に乗って、現像装置13BK、13Y、13M、13Cの本体の方向に流出するのを防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置、例えば、カラーのプリンタにおいては、感光体ドラムの表面を、帯電ローラによって帯電させ、LEDヘッドによって露光して静電潜像を形成し、該静電潜像に現像ローラ上で薄層化されたトナーが静電的に付着させられてトナー像が形成され、該トナー像を転写ローラによって用紙に転写し、画像の形成、すなわち、印刷を行うようになっている。また、転写後に前記感光体ドラム上に残留したトナーは、クリーニング装置によって除去される。なお、前記感光体ドラム、帯電ローラ、現像ローラ等によって現像装置が構成される。
そして、トナー像が転写された用紙は、定着器に送られ、該定着器においてトナー像が用紙に定着させられるようになっている。
ところで、前記プリンタにおいては、温度センサによって検出された温度に基づいて、定着器における温度の制御を行い、感光体ドラムの温度を低くしてプリンタの内部温度 が過剰に高くなるのを防止するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−325762号公報
しかしながら、前記従来のプリンタにおいては、印刷速度を高くしたり、多様な用紙を使用したりすることができるように、定着器に必要とされる熱量が多くされ、しかも、プリンタを小型化するために、定着器と感光体ドラムとを近接させる必要があるので、定着器の熱を受けて、現像装置内のトナーが溶融してしまうことがある。
そして、印刷速度を高くするために、溶融温度の低いトナーが使用されると、現像装置内のトナーが一層溶融しやすくなる。
その結果、印刷結果である画像品位が低下してしまう。
本発明は、前記従来のプリンタの問題点を解決して、画像品位を向上させることができ、高速で画像の形成を行うことができ、現像剤の融着が起こるのを防止することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の画像形成装置においては、現像剤像を形成する現像装置と、前記現像剤像を記録媒体に転写する転写部と、転写された現像剤像を記録媒体に定着させる定着器と、該定着器と前記現像装置の本体との間に形成された第1の空間部と、該第1の空間部に向けて形成された送風口と、該送風口から前記第1の空間部に送風する送風装置とを有する。
本発明によれば、画像形成装置においては、現像剤像を形成する現像装置と、前記現像剤像を記録媒体に転写する転写部と、転写された現像剤像を記録媒体に定着させる定着器と、該定着器と前記現像装置の本体との間に形成された第1の空間部と、該第1の空間部に向けて形成された送風口と、該送風口から前記第1の空間部に送風する送風装置とを有する。
この場合、送風口から定着器と現像装置の本体との間に形成された第1の空間部に送風されるので、定着器で発生した熱が空気に乗って、現像装置の本体の方向に流出するのを防止することができる。したがって、画像品位を向上させることができ、高速で画像の形成を行うことができ、現像剤の融着が起こるのを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、画像形成装置としてのプリンタについて説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの概略図、図2は本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの要部を示す斜視図である。
図において、11は、図示されない駆動部によって駆動され、媒体積載部としての給紙カセット12に載置された記録媒体としての図示されない用紙を搬送路23に供給、すなわち、給紙する媒体供給装置としての給紙ローラであり、該給紙ローラ11によって給紙された用紙は、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの現像装置(画像形成ユニット)13Bk、13Y、13M、13Cに送られる。該現像装置13Bk、13Y、13M、13Cにおいて、用紙は、搬送部材としての搬送ベルト24が走行させられるのに伴って、該搬送ベルト24によって搬送され、現像装置13Bk、13Y、13M、13Cと転写部としての転写ローラ22Bk、22Y、22M、22Cとの間を通過する。
なお、本実施の形態において、用紙は、中央揃えで搬送される。すなわち、用紙の幅方向における中央部と搬送路23の幅方向における中央部とを一致させて用紙が搬送される。
前記現像装置13Bk、13Y、13M、13Cは、現像装置本体14Bk、14Y、14M、14C、及び現像装置本体14Bk、14Y、14M、14Cに対して着脱自在に配設された現像剤収容部としてのトナーカートリッジ91Bk、91Y、91M、91Cから成り、現像装置本体14Bk、14Y、14M、14C内に像担持体としての感光体ドラム20、帯電装置としての図示されない帯電ローラ、現像器としての図示されない現像ローラ等を備える。
また、前記感光体ドラム20の表面を露光して静電潜像を形成するために露光装置としての各LEDヘッド21Bk、21Y、21M、21Cが、感光体ドラム20と対向させて配設される。
したがって、各感光体ドラム20の表面が、帯電ローラによって一様に、かつ、均一に帯電させられた後、各LEDヘッド21Bk、21Y、21M、21Cによって露光され、各感光体ドラム20の表面に静電潜像が形成される。続いて、前記現像ローラは、各静電潜像を現像して各色の現像剤としてのトナー像を形成し、転写ローラ22Bk、22Y、22M、22Cは、トナー像を順次用紙に重ねて転写し、カラーのトナー像を形成する。
続いて、用紙は、定着装置としての定着器15に送られ、該定着器15において、カラーのトナー像が第1のローラとしての加熱ローラ15aによって加熱され、第2のローラとしての加圧ローラ15bによって加圧され、用紙に定着させられ、カラーの画像が形成される。そして、定着器15から排出された用紙は、排出ローラ対16によって搬送された後、第1、第2の排出口17a、17bからプリンタの装置本体10外に排出され、第2の排出口17bから排出された用紙は、スタッカ25aに積載される。なお、25bは上面カバーであり、前記スタッカ25a及び上面カバー25bによって、プリンタの外周を覆う外装部材25が構成される。
前記各現像装置13Bk、13Y、13M、13Cは、プリンタの装置本体10に対して着脱自在に配設され、現像装置13Bk、13Y、13M、13Cの着脱を行うために、装置本体10の上部に画像形成部上面カバー19が配設される。また、前記各LEDヘッド21Bk、21Y、21M、21Cは画像形成部上面カバー19によって保持される。
そして、90は、装置本体10内において、特に、前記定着器15によって発生した余分な熱を装置本体10外に排気し、現像装置13Bk、13Y、13M、13Cへの熱の影響を抑える排気装置としての排気ファンである。
また、26は前記現像装置13Bk、13Y、13M、13Cのうち最も定着器15に近い位置に配設された現像装置13Cの現像装置本体14Cと定着器15との間の上方に配設された送風装置支持部としての送風ファンフォルダであり、該送風ファンフォルダ26は、装置本体10の正面側から背面側へかけての主走査方向であるプリンタの幅方向(用紙の搬送面に平行、かつ、用紙の搬送方向に対して直交する方向)におけるほぼ中央部に配設され、送風装置としての送風ファン27を保持する。なお、送風ファンフォルダ26の側面には、開口部26aが形成される。
図2に示されるように、前記送風ファンフォルダ26は、下面に吹出部28に向けて形成された送風口29を備える。そして、前記送風ファン27が、図示されない電源部から供給された電流によって駆動されると、送風ファンフォルダ26の周辺の空気が開口部26aを介して送風ファン27に取り込まれる。そして、送風ファン27は、送風口29から現像装置本体14Cと定着器15との間に形成された第1の空間部としての吹出部28に送風する。
本実施の形態においては、送風ファン27及び排気ファン90の動作によって、前記現像装置本体14Cから定着器15に向けて矢印で示されるような風の流れを作ることができるので、定着器15で発生した熱が空気に乗って、現像装置本体14Cの方向に流出するのを防止することができる。
また、前記現像装置本体14Cから定着器15の方向への風の流れによって、現像装置本体14C自体を冷却することもでき、現像装置本体14C自体を冷却した風は、矢印で示されるように定着器15の上方を流れ、排気ファン90によって装置本体10外に排出される。
したがって、印刷速度を高くしたり、多様な用紙を使用したりすることができるように、定着器15に必要とされる熱量が多くされ、しかも、プリンタを小型化するために、定着器15と現像装置本体14Cの感光体ドラム20とを近接させる必要があっても、定着器15の熱を受けて、現像装置13C内のトナーが溶融してしまうことがない。
しかも、印刷速度を高くするために、溶融温度の低いトナーが使用されても、現像装置13C内のトナーが溶融するのを防止することができる。
その結果、印刷結果である画像品位を向上させることができる。
そして、前記送風ファン27がプリンタの幅方向の端部に配設されず、ほぼ中央部に配設されるので、現像装置本体14Cの幅方向における冷却効果にばらつきが発生するのを防止することができ、バランスのよい冷却を行うことができる。
また、設定時間だけ定着器15の加熱源による加熱を停止させたり、定着器15の加熱ローラ15a及び加圧ローラ15bのほかに他のローラ類を空回りさせたりして、間欠的に印刷動作を行う必要がないので、印刷に必要な時間を短くすることができ、高速で印刷を行うことができる。
そして、定着器15から現像装置13Cに熱が伝達されて、現像装置13C内の温度センサによって温度の上昇が検出される前に、現像装置本体14C及びトナーカートリッジ91Cに熱が伝わることがないので、トナーの融着が起こるのを防止することができる。
また、定着器15から現像装置13Cに熱が伝達されて、該現像装置13C内の温度センサによって温度の上昇が検出される前に、現像装置本体14C及びトナーカートリッジ91Cに熱が伝わることがないので、トナーの融着が起こるのを防止することができる。
なお、本実施の形態においては、送風ファン27としてDC−ファンモータ、AC−ファンモータ、シロッコファン等を使用することができる。シロッコファンを使用する場合は、送風装置としての有効幅、すなわち、プリンタの幅方向における送風口29の長さを定着器15の幅以上にしてもよい。
また、本実施の形態においては、用紙が水平に搬送されるプリンタについて説明しているが、下部に媒体供給装置を配設し、上部に定着器を配設するようにした垂直搬送型のプリンタに適用することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図3は本発明の第2の実施の形態におけるプリンタの概略図、図4は本発明の第2の実施の形態におけるプリンタの要部を示す斜視図である。
本実施の形態においては、現像装置本体14Cと定着器15との間に第1の空間部としての吹出部28が、外装部材25と画像形成部上面カバー19との間に第2の空間部としての送風通路32が、吹出部28と送風通路32との間に第3の空間部としての、かつ、送風装置支持部としての送風チャンバー31が形成され、送風通路32と送風チャンバー31とが連結口としての連結開口部33によって連結される。前記送風通路32は、外装部材25の少なくとも一部の内側の現像装置13Bk、13Y、13M、13Cの上方に形成される。
前記送風チャンバー31は、前記現像装置13Bk、13Y、13M、13Cのうち最も定着器15に近い位置に配設された現像装置13Cの現像装置本体14Cと定着器15との間の上方に配設される。また、送風装置としての送風ファン27が送風チャンバー31の筐体31aによって支持される。
前記送風ファン27を動作させると、送風通路32の上流側(図3において右側)にあり、定着器15から離れた側の比較的冷えた空気が前記送風通路32及び連結開口部33を介して送風チャンバー31内に吸引され、該送風チャンバー31内から送風口29を介して吹出部28に吐出される。
このような動作によって、送風ファン27と装置本体10の上部の空間とが送風チャンバー31を介して接続されるので、前記第1の実施の形態より低い温度の風の流れを形成することができる。したがって、前記第1の実施の形態より冷却効果を高くすることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1、第2の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図5は本発明の第3の実施の形態におけるプリンタの概略図、図6は本発明の第3の実施の形態におけるプリンタの要部を示す斜視図である。
本実施の形態においては、第1の空間部としての吹出部28が、外装部材25と画像形成部上面カバー19との間に第2の空間部としての送風通路32が、吹出部28と送風通路32との間に第3の空間部としての、かつ、送風装置支持部としての送風チャンバー41が形成され、送風通路32と送風チャンバー41とが連結口としての連結開口部33によって連結される。前記送風チャンバー41は箱状体から成り、長辺が定着器15とほぼ平行に配設される。また、送風装置としての送風ファン27が送風チャンバー41の筐体41aによって支持される。
前記送風通路32は、プリンタの外装部材25における媒体供給装置としての給紙ローラ11側の側面に形成された開口部44を有する。そして、外装部材25と一体的に形成された画像形成部上面カバー19、及び送風通路32の下部を仕切る仕切り部材42によってダクト構造が構成される。
なお、前記送風通路32は、送風方向に垂直な面の断面積が送風ファン27の実効断面積、すなわち、送風ファン27によって送風可能である面積より大きくなるようにその形状が決定され、送風通路32の高さ方向の寸法が小さくなる空間32aにおいては、送風通路32の幅が大きくされる。
また、図6に示されるように、前記送風チャンバー41は、ダクト構造を構成する。したがって、仕切り部材42、画像形成部上面カバー19、及び外装部材25で仕切られる範囲の空間部である送風通路32と連結開口部33とによって連結されるので、多くの空気を送風チャンバー41に取り込むことができる。
この場合、前記送風ファン27を動作させると、プリンタの外部の空気が開口部44を介して吸引され、前記第2の実施の形態と同様に、送風通路32を介して送風チャンバー41に導かれるので、一層低い温度の空気を利用して冷却を行うことができる。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。なお、第1〜第3の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図7は本発明の第4の実施の形態におけるプリンタの概略図、図8は本発明の第4の実施の形態におけるプリンタの要部を示す斜視図、図9は本発明の第4の実施の形態における吹出部の風の流れを示す図である。なお、図9は、図7におけるA−A断面方向から見たときの吹出部における風の流れを示す図である。
本実施の形態においては、送風ファン27の送風口29に風向規制板46が配設される。該風向規制板46は、逆「V」字形の形状を有し、第1、第2のアーム46a、46bを備え、折曲点p11を送風口29に固定することによって取り付けられ、送風ファン27から排出された風を、プリンタの幅方向の中央部だけでなく、両側の端部にも振り分けて向ける。
したがって、定着器15の中央部だけが過剰に冷却されるのを防止し、定着器15の両端部も冷却することができる。
また、前記風向規制板46は、図7に示されるように、送風口29における定着器15側に配設されるので、送風ファン27から排出される風を、定着器15側においてプリンタの幅方向における両端部に、現像装置本体14C側において中央部に送ることができる。したがって、風をプリンタの幅方向における全体に送ることができるので、現像装置本体14C内の全域にわたってトナーが溶融するのを防止することができる。
なお、定着器15の端部の付近に、例えば、用紙の温度を検出する温度検知部としての温度センサ47が配設されている場合には、振り分けられる風が温度センサ47に当たるように風向規制板46の第1、第2のアーム46a、46bの角度を設定することができる。
ところで、プリンタにおいて大量の印刷を行うとき、定着器15は設定された温度でカラーのトナー像の定着を行うが、このとき、用紙によって熱が奪われ、定着器15の幅方向において、用紙が通過する範囲と通過しない範囲とで、定着器15に温度差が生じる。
そして、温度がほとんど低下しない前記定着器15の端部の付近に温度センサ47を配設し、定着器15の端部の温度を検出し、検出された温度に基づいて定着器15の制御を行うと、定着器15の端部温度が低下した定着器15の中央部、すなわち、用紙が通過する範囲の定着器15の温度はさらに低下する。ところが、本実施の形態においては、風向規制板46によって振り分けられた風が定着器15及び温度センサ47に当たるので、温度がほとんど低下しない前記定着器15の端部及びその付近を冷却することができ、用紙が通過する範囲と通過しない範囲とで定着器15に温度差が生じるのを防止することができる。したがって、定着器15の制御を適正に行うことができる。
本実施の形態においては、送風ファン27から排出された風が風向規制板46によって両側に振り分けられ、このとき、送風ファン27から排出された風は、定着器15側においてプリンタの幅方向における両端部に送られるので、定着器15の両端部を冷却することができる。
定着器15においては、加熱ローラ15aによってトナー像が加熱されるが、印刷可能な用紙のサイズに対応するために、定着器15に配設される加熱ローラ15aの幅は、印刷可能な最大の用紙の幅、すなわち、最大用紙幅より大きくされる。そして、印刷に使用される用紙の幅は、前記最大用紙幅以下にされる。
ところで、加熱ローラ15aにおいて、用紙が定着器15を通過するときに用紙と接触する部分、すなわち、中央部分においては熱が用紙に移動するが、用紙と接触しない部分、すなわち、端部においては熱が用紙に移動しない。したがって、連続して印刷が行われる場合、加熱ローラ15aの端部の温度が上昇してしまう。
そこで、本実施の形態のように、送風口29における定着器15側に風向規制板46を配設して、送風ファン27から排出される風を、定着器15側においてプリンタの幅方向における両端部に送り、定着器15の端部を冷却することが好ましい。
一方、送風ファン27から排出される風は、現像装置本体14C側において、中央部に送られるので、現像装置本体14Cの中央部を中心にして幅方向の全体にわたって現像装置本体14Cを均一に冷却することができる。
また、定着器15からの熱が現像装置本体14Cに伝達されなくなるので、現像装置本体14C内のトナーが溶融するのを防止することができる。
このように、送風ファン27から排出される風を、現像装置本体14C側において中央部に送り、現像装置本体14Cを冷却することが好ましい。
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。なお、第1〜第4の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図10は本発明の第5の実施の形態におけるプリンタの概略図、図11は本発明の第5の実施の形態におけるプリンタの要部を示す斜視図である。
本実施の形態においては、外装部材25の媒体供給装置側の側面に開口部44が形成され、該開口部44の内側に、送風装置としての送風ファン51が配設される。
また、50は前記現像装置13Bk、13Y、13M、13Cのうち最も定着器15に近い位置に配設された現像装置13Cの現像装置本体14Cと定着器15との間の上方に配設された吹出装置であり、該吹出装置50は、装置本体10の正面側(図10において手前側)から背面側(図10において奥側)へかけてのプリンタの幅方向に全体にわたって配設される。
そのために、前記吹出装置50は、下面に、プリンタの幅方向の全体にわたって形成された送風口52を備え、前記送風ファン51は、外装部材25と画像形成部上面カバー19との間に形成された第2の空間部としての送風通路32、連結開口部33、及び吹出部28と送風通路32との間に形成された第3の空間部としての送風チャンバー55を介して、現像装置本体14Cと定着器15との間の第1の空間部としての吹出部28に送風する。
この場合、前記送風ファン51を動作させると、プリンタの外部の空気が開口部44を介して吸引され、前記第2の実施の形態と同様に、送風通路32を介して吹出装置50に導かれるので、一層低い温度の空気を利用して冷却を行うことができる。
そして、前記吹出装置50はプリンタの幅方向の全体にわたって配設されるので、定着器15の中央部だけが過剰に冷却されるのを防止し、定着器15の両端部も冷却することができる。
また、吹出装置50及び送風口52は長手方向の全体にわたって配設されているので、中央部はもちろん端部にも風が流れ、長手方向の全体を冷却することができる。したがって、定着器15の端部で温度が上昇するのを防止することができる。
なお、本実施の形態においては、吹出装置50は長手方向の全体にわたって配設されるようになっているが、中央部だけに配設することもできる。また、第4の実施の形態と同様に、風向規制板46を配設することもできる。
このように、本実施の形態においては、送風ファン51が開口部44の内側に配設されるので、送風ファン51の自由度を高くすることができ、風量の大きい送風ファンを使用することができる。したがって、定着器15の冷却効果を高くすることができる。
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。なお、第1〜第5の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図12は本発明の第6の実施の形態におけるプリンタの概略図である。
本実施の形態においては、外装部材25の媒体供給装置側の側面に開口部44が形成され、該開口部44の内側に、送風装置としての送風ファン51が配設される。
吹出装置50は、下面に送風口52を備え、前記送風ファン51は、外装部材25と画像形成部上面カバー61との間に形成された第2の空間部として送風通路32、連結開口部33、及び吹出部28と送風通路32との間に形成された第3の空間部としての送風チャンバー55を介して、現像装置本体14Cと定着器15との間の第1の空間部としての吹出部28に送風する。
また、現像装置13Bk、13Y間に吹出部63が、現像装置13Y、13M間に吹出部64が、現像装置13M、13C間に吹出部65が形成され、前記画像形成部上面カバー61における各吹出部63〜65に対応する箇所に、送風口63a〜65aが形成される。各吹出部63〜65によって、第4の空間部及び装置間空間部が構成される。
前記送風ファン51は、送風通路32、連結開口部33、及び送風チャンバー55を介して、送風口52から吹出部28に送風するほかに、各送風口63a〜65aから吹出部63〜65に送風する。
そして、各吹出部63〜65に送風された空気は、現像装置13Bk、13Y、13M、13Cを冷却するとともに、排気ファン90の動作と相まって現像装置13Bk、13Y、13M、13Cから定着器15に向かう風の流れを形成し、用紙の搬送方向における上流から定着器15を冷却する。
各実施の形態においては、カラーのプリンタについて説明しているが、本発明を他のプリンタに適用したり、ファクシミリ、複写機、複合機等に適用したりすることができる。
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの概略図である。 本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの要部を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態におけるプリンタの概略図である。 本発明の第2の実施の形態におけるプリンタの要部を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態におけるプリンタの概略図である。 本発明の第3の実施の形態におけるプリンタの要部を示す斜視図である。 本発明の第4の実施の形態におけるプリンタの概略図である。 本発明の第4の実施の形態におけるプリンタの要部を示す斜視図である。 本発明の第4の実施の形態における吹出部の風の流れを示す図である。 本発明の第5の実施の形態におけるプリンタの概略図である。 本発明の第5の実施の形態におけるプリンタの要部を示す斜視図である。 本発明の第6の実施の形態におけるプリンタの概略図である。
符号の説明
13BK、13Y、13M、13C 現像装置
14BK、14Y、14M、14C 現像装置本体
15 定着器
22BK、22Y、22M、22C 転写ローラ
27 送風ファン
28 吹出部
29 送風口

Claims (12)

  1. (a)現像剤像を形成する現像装置と、
    (b)前記現像剤像を記録媒体に転写する転写部と、
    (c)転写された現像剤像を記録媒体に定着させる定着器と、
    (d)該定着器と前記現像装置の本体との間に形成された第1の空間部と、
    (e)該第1の空間部に向けて形成された送風口と、
    (f)該送風口から前記第1の空間部に送風する送風装置とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記送風口は主走査方向のほぼ中央部に形成される請求項1に記載の画像形成装置。
  3. (a)画像形成装置の外周を覆う外装部材と、
    (b)該外装部材の少なくとも一部の内側に形成された第2の空間部と、
    (c)前記送風口の上流側に形成された第3の空間部と、
    (d)前記第2、第3の空間部を連通させる連結口とを有する請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2の空間部は、前記外装部材の内側の現像装置の上方に形成される請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第3の空間部は、前記定着器とほぼ平行に配設された箱状体によって形成される請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2の空間部は、前記外装部材に形成された開口部を備える請求項3〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第2の空間部は、前記外装部材と一体的に形成された仕切り部材によって形成される請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記送風口は、主走査方向における端部に風を向ける風向規制板を備える請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記送風装置は前記送風口の近傍に配設される請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記送風装置は前記開口部の近傍に配設される請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記送風口は、主走査方向の全体にわたって形成される請求項1、3〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. (a)複数の現像装置を有するとともに、
    (b)該各現像装置間に装置間空間部が形成され、
    (c)前記第2の空間部は、外装部材と画像形成部上面カバーとの間に形成され、
    (d)前記画像形成部上面カバーに前記各装置間空間部に送風する送風口が形成される請求項10又は11に記載の画像形成装置。
JP2006268787A 2005-09-29 2006-09-29 画像形成装置 Pending JP2007122044A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006268787A JP2007122044A (ja) 2005-09-29 2006-09-29 画像形成装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005284597 2005-09-29
JP2006268787A JP2007122044A (ja) 2005-09-29 2006-09-29 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007122044A true JP2007122044A (ja) 2007-05-17

Family

ID=38145886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006268787A Pending JP2007122044A (ja) 2005-09-29 2006-09-29 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007122044A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010072042A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US7865122B2 (en) 2007-10-22 2011-01-04 Fuji Xerox Co., Ltd. Recording material cooling apparatus, and image forming apparatus including the same
JP2011107604A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2012073282A (ja) * 2010-09-27 2012-04-12 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2017044846A (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 キヤノン株式会社 画像形成装置
US10942488B2 (en) 2019-03-25 2021-03-09 Oki Data Corporation Image forming apparatus with air blowing part controlling air blow rate in accordance with image forming state

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0451179A (ja) * 1990-06-19 1992-02-19 Canon Inc 画像形成装置
JP2001166622A (ja) * 1999-12-09 2001-06-22 Konica Corp 定着装置
JP2001194979A (ja) * 2000-01-11 2001-07-19 Konica Corp 画像形成装置
JP2003316237A (ja) * 2002-04-18 2003-11-07 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2005258318A (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0451179A (ja) * 1990-06-19 1992-02-19 Canon Inc 画像形成装置
JP2001166622A (ja) * 1999-12-09 2001-06-22 Konica Corp 定着装置
JP2001194979A (ja) * 2000-01-11 2001-07-19 Konica Corp 画像形成装置
JP2003316237A (ja) * 2002-04-18 2003-11-07 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2005258318A (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7865122B2 (en) 2007-10-22 2011-01-04 Fuji Xerox Co., Ltd. Recording material cooling apparatus, and image forming apparatus including the same
JP2010072042A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2011107604A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2012073282A (ja) * 2010-09-27 2012-04-12 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2017044846A (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 キヤノン株式会社 画像形成装置
US10942488B2 (en) 2019-03-25 2021-03-09 Oki Data Corporation Image forming apparatus with air blowing part controlling air blow rate in accordance with image forming state

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7469112B2 (en) Image forming apparatus having an air-cooling system
JP5521765B2 (ja) 画像形成装置
JP4961896B2 (ja) 画像形成装置
JP6582376B2 (ja) 画像形成装置
JP2007122044A (ja) 画像形成装置
JP2009237016A (ja) 画像形成装置
JP2011107511A (ja) 画像形成装置
JP2010002711A (ja) 画像形成装置
JP2013114134A (ja) 画像形成装置
JP5392279B2 (ja) 画像形成装置
JP4995615B2 (ja) 画像形成装置
JPH0934321A (ja) 画像形成装置
JP2008268527A (ja) 画像形成装置
JP2013054206A (ja) 画像形成装置
JP4546763B2 (ja) 画像形成装置
JP4842662B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5144184B2 (ja) 画像形成装置
JP5589456B2 (ja) 画像形成装置
JP6097680B2 (ja) 画像形成装置
JP6132956B2 (ja) 画像形成装置
US11221586B2 (en) Image forming apparatus
JP6872109B2 (ja) 画像形成装置
JP2010230945A (ja) 画像形成装置
JP2009198847A (ja) 画像形成装置
JP2022126472A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110415

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110607