JP2023127839A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来に比べて、効率よく熱の排気を行う。【解決手段】装置内の熱を排気する排気部を有した画像形成装置であって、排気部は、画像形成記装置の側面に設けられ、熱が側面から排気される位置の上方が開口した切り欠き形状の凹み部、を有している。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、画像形成装置内を冷却するために気流経路を設置しており、その気流経路は吸気部もしくは排気部もしくはその両方を有する構成において、その吸気部もしくは排気部が構成されている画像形成装置外側の面が壁にピッタリとつけられると塞がれてしまう。そこで、画像形成装置外側の面を凹ませて、気流経路を塞がれないようにして、下面や左右の面に逃がす技術が既に知られている。
例えば、特許文献1には、機内排熱を目的として、排気用開口部として背面及び下側に開口部を設けている構成が開示されている。
特許文献1では、装置の後ろ、左、右を同時に壁につけられてしまうと、排熱の気流が逃げられないという問題があった。また、排熱の気流を下に逃がすという方式を採用した場合でも、空間が狭く熱がこもりやすいという問題がある。特に、排気部においては、熱は上昇する性質を有しているため、熱が外部に適切に抜けないという問題があった。さらに、排気部を装置の角部に限定して設けることもできるが、当該構成では排熱の気流を逃がす範囲が狭く、必ずしも当該角部から離れた位置の熱を逃がすことができていない。このように、従来の技術では、熱の特性を考慮して装置内の熱を逃がし、効率よく排気することができていないという問題があった。
本発明は、従来に比べて、効率よく熱の排気を行うことが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる画像形成装置は、装置内の熱を排気する排気部を有した画像形成装置であって、前記排気部は、前記画像形成記装置の側面に設けられ、前記熱が前記側面から排気される位置の上方が開口した切り欠き形状の凹み部、を有していることを特徴とする画像形成装置として構成される。
本発明によれば、従来に比べて、効率よく熱の排気を行うことができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す斜視図である。 図1の画像形成装置の内部構造を概念的に示す断面図である。 装置本体の概略図(図1)の矢印A方向(装置本体後ろ側)から見た図である。 ファン周辺の上側に切り欠くように凹みをもたせた箇所の断面図である。 装置裏面側に壁がある場合の排気の例を示す図である。 ダクトやファンの位置から上側に凹みがあり、切り欠きがない窪み部が形成されている例を示す図である。 装置本体よりも高さが低い壁がダクトをふさぐように配置された様子を示す図である。 装置本体に外装カバーが取り付けられ、ダクトやファンから排出された熱の気流が装置本体の上面側に流れる場合においてフィルタを脱着可能に配置した例を示す図である。
本発明の実施の形態を説明する。本発明は、排熱ダクトに際して、以下の特徴を有する。要するに、電子写真方式の画像形成装置では、画像形成装置内を冷却するために気流経路を設置しており、その気流経路は排気部を有する構成において、その排気部が構成されている画像形成装置外側の面が壁にピッタリとつけられると塞がれてしまう。そこで、画像形成装置外側の面に対して凹ませて気流経路を塞がれないようにして気流が上側に逃げる構成とする。また、角部に斜め凹み形状を設けるのでなく排気面から上面部にかけて経路を構成する状態でダクトを構成することが特徴になっている。上記記載の本発明の特徴について、以下の図面を用いて詳細に解説する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す斜視図、図2は、図1の画像形成装置の内部構造を概念的に示す断面図である。
本実施形態の胴内排紙タイプのカラー複写機1は、画像形成装置全体の筐体である天面が開口した概略箱状の装置本体10と、その装置本体10の上部に配置した、原稿の画像を読み取る画像読取部2と、この画像読取部2の下方に配置した、画像読取部2で読み取るか又は外部機器が送信してくる画像情報をもとに画像を形成する作像部である画像形成部3と、装置本体10の最下部に配置され、用紙搬送路に用紙(コピー用紙やOHP用の樹脂シート、厚紙、葉書などを含むシート状の部材を指す:以下同じ)等の記録媒体P(以下、用紙Pと記載する。)を供給する給紙部4と、画像形成部3の上方に設けてあって用紙Pを排出する排紙部5と、給紙部4と排紙部5の間に設けた用紙搬送路6などから主に構成してある。
画像読取部2は、装置本体10の天面部分に取り付けてあり原稿が載置される原稿台としてのコンタクトガラス20と、このコンタクトガラス20の直下に配置してあって移動しながら原稿に光を当てる光源21と、原稿からの反射光を結像する結像レンズ22と、その結像位置に配置してあり原稿画像を読み取る読取手段としてのCCD等のイメージセンサ23と、原稿からの反射光を反射しながら結像レンズ22に導く複数のミラーなどから構成してある。また、この画像読取部2の上部には、コンタクトガラス20に載置した原稿を押さえる圧板24が設けてある(図2記載、図1は省略)。なお、圧板24に代えて、コンタクトガラス20に原稿を自動給紙する自動原稿給紙装置(ADF)を設置する構造もあるが、周知であるので、図示及び説明を省略する。
画像形成部3は、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの計4色のトナーに対応する4つのプロセスカートリッジ3Y、3M、3C、3Kと、これら4つのプロセスカートリッジ3Y、3M、3C、3Kの下方に設けてあり、前記各感光体ドラムに潜像を書き込む書込ユニット30と、前記各プロセスカートリッジに対応する色の新規トナーを収容する4つのトナーボトル31Y、31M、31C、31Kと、各プロセスカートリッジで形成した画像をいったん転写した後、用紙Pに転写する転写ユニット32と、用紙Pに画像を定着する定着ユニット33などから構成してある。
プロセスカートリッジ3Y、3M、3C、3Kは、後述の中間転写ベルト32aの下面に沿って、図中の矢印で示す外周表面の移動方向上流側からイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に配してある。各プロセスカートリッジ3Y、3M、3C、3Kは、図2の紙面上で時計回りに回転駆動する潜像担持体である感光体ドラムY、M、C、Kを中心として、各感光体ドラムY、M、C、Kの外周面に帯電処理を施して一様に帯電させる帯電手段、各感光体ドラムY、M、C、K上に後述の書込ユニット30で形成された静電潜像を対応する各色のトナーで単色のトナー像に可視像化する現像手段30Y、30M、30C、30K、感光体ドラムY、M、C、Kの外周面に転写後も残留する転写残トナーをクリーニングして回収するクリーニング手段などから一体成型されて装置本体10に対して脱着可能に構成した作像装置である。
書込ユニット30は、ポリゴンミラーやfθレンズなどを備え、画像読取部2やパソコン、外部スキャナなどから入力した画像情報をもとに、レーザ発光装置からレーザ光を照射しながら走査し、一様に帯電した感光体ドラムY、M、C、Kの外周表面を選択的に露光させ、照射した部分の表面電位を低下させ、感光体ドラム上に静電潜像を形成する露光装置である。
トナーボトル31Y、31M、31C、31Kは、それぞれ前記4色の新規トナーが個別に充填してあり、図示しない搬送経路を通じて各プロセスカートリッジ3Y、3M、3C、3Kの現像手段30Y、30M、30C、30Kへ各色のトナーを補給する仕組みとなっている。
転写ユニット32は、中間転写体として弾性樹脂の多層構造体からなる無端状ベルトである中間転写ベルト32aと、この中間転写ベルト32aを支持、張架する4つの支持ローラ32b、32c、32d、32eと、感光体ドラムY、M、C、Kとそれぞれ中間転写ベルト32aを挟んで対向する4つの1次転写ローラ32f、支持ローラ32bに対向配置した2次転写ローラ32gなどから主に構成した中間転写方式の転写装置である。
支持ローラ32bは、図示しない駆動手段に接続した駆動ローラとなっており、図の矢印方向に中間転写ベルト32aを回転駆動させる機能を有している。 なお、この駆動ローラとなる支持ローラ32b(以下、駆動ローラ32bと記載する)と中間転写ベルト32aを挟んで対向する位置には2次転写ローラ32gが配してあり、支持ローラ32cの近傍には、中間転写ベルト32aの外周表面に付着する残留トナーを掻き取ってクリーニングするクリーニング装置32hが設けてある。
各1次転写ローラ32fは、接触印加方式の転写バイアス(転写電圧)印加手段であり、図示しないバイアス電源に接続され、1次転写バイアスを中間転写ベルト32aの裏面(内周面)から印加可能に構成されている。各1次転写ローラ32fの位置は、空隙放電による画像劣化を考慮してある。すなわち、各感光体ドラムY、M、C、Kと中間転写ベルト32aを挟んで中心間距離が最短距離で当接する正対位置から、中間転写ベルト32aの表面移動方向で下流側に少しずらした位置に配置してある。
2次転写ローラ32gは、図示しない付勢手段により付勢されて駆動ローラ32bの外周において中間転写ベルト32aに圧接し、駆動ローラ32bとの間に2次転写ニップを形成するよう構成してある。また、駆動ローラ32bは、図示しないバイアス電源に接続した接触方式の転写バイアス印加手段となっている。なお、2次転写ローラ32gを転写バイアス印加手段としてもよく、その場合、転写するトナー像とは逆極性の転写バイアスを印加することになる。
定着ユニット33は、定着ローラ33aと加熱ローラ33bに張架した無端状ベルトである定着ベルト33cと、この定着ベルト33cに圧接する加圧部材としての加圧ローラ33dとの間に定着ニップを形成する。この定着ニップにおいて後述の用紙搬送路6を通って搬送されてきた用紙Pに熱と圧力を加え、前述の転写ユニット32の2次転写ニップで転写されたトナー像を用紙Pに溶融付着させて定着させる。
給紙部4は、例えば、種々大きさの違う用紙Pを収容可能な給紙カセット40、41を備える。給紙カセット40、41は装置本体10から引き出し可能な構成としてあり、収容してある用紙Pに上方から圧接する給紙ローラ42、43などを備えている。そして、制御手段(図示せず)の制御信号に基づいて、給紙カセット40、41にそれぞれ収容している用紙Pを、給紙ローラ42、43で後述の用紙搬送路6に送り出す。
また、給紙部4には、搬送可能な所定の大きさの範囲内の任意の用紙を載置する手差トレイ44と、この任意の用紙を送り出す給紙ローラ45とが設けてある。手差トレイ44に載置した用紙を、給紙ローラ45を回転駆動させることにより後述の用紙搬送路6に送り出せる。
排紙部5は、前述のトナーボトル31Y、31M、31C、31Kと画像読取部2との間に形成した斜面部分や、それに続く平坦部分からなる排紙トレイ50を備える。 そして、排紙ローラ対63によって排紙口から排紙した用紙Pを排紙トレイ50上に集積する。 すなわち、図示の例は、いわゆる胴内排紙タイプの排紙部であるが、本発明はこのタイプの排紙部を有する画像形成装置には限定されない。この排紙部には、前述の画像形成部3(作像部)で発生する熱を放熱するため、後述する手段が設けてある。
用紙搬送路6は、主に、装置本体10の下部に設けた給紙部4から装置本体10の上部に設けられた排紙部5へ下から上に向けて搬送する縦搬送方式(縦パス方式)の通常搬送路60と、両面印刷のために用紙Pを反転させる反転搬送路61とから構成してある。これら通常搬送路60、反転搬送路61には、最小用紙サイズに応じた間隔で複数の搬送ローラ対が設けてあり、これらの搬送ローラ対が用紙Pを挟みながら回転することで用紙Pを搬送する。
通常搬送路60には、搬送ローラ対の他に2次転写ニップの下方にレジストローラ対62が、用紙搬送方向の末端付近に排紙ローラ対63が設けてある。そして、レジストローラ対62により、図示しない制御手段の指令に基づいて、転写ユニット32の2次転写ニップへ用紙Pを搬送するタイミングを調整したうえ、2次転写ニップで用紙Pに画像を転写させる。 その後、用紙Pは、定着ユニット33を通過して画像を定着され、排紙ローラ対63により排紙口64から排紙トレイ50上へ排紙される。
なお、前述の通常搬送路60、反転搬送路61の切り替えは切替爪65で行う。例えば、切替爪65で案内された用紙Pが通常搬送路60から離脱し、反転搬送ローラ対66で反転搬送路61の上部搬送路67へ運び、反転搬送ローラ対66が反転することによりスイッチバック式に用紙Pの先後端を反転させ、レジストローラ対62の手前の通常搬送路60へ搬送する間に、用紙Pの表裏が反転する。
次に、図示のカラー複写機1の画像形成動作について説明する。
コピーを取るときは、まず圧板24(図2記載、図1は不図示))を開いて画像読取部2のコンタクトガラス20上に原稿をセットする。圧板24に代えてADFを設けてあるときは、ADFの原稿台上に原稿がセットする。続いて、操作パネル71に設けてあるスタートスイッチを押すなどの操作をすると、画像読取部2が駆動され、走行する光源21から発せられた光が原稿面に当って反射し、その反射光を複数のミラーで反射して結像レンズ22を通してイメージセンサ23に結像させ、イメージセンサ23で電子信号に変換し、原稿の画像(原稿の内容)を読み取る。なお、ADFを取り付けた場合は、ADFの載置台から原稿をコンタクトガラス20上へ自動搬送した後、前記動作が実行される。 そして、操作パネルで選択されたモード設定等に応じて、フルカラーモード、又は白黒モードで画像形成動作を実行する。
フルカラーモードでカラー画像を形成する場合、カラー複写機1において画像形成動作を開始すると、各感光体ドラムY、M、C、Kがカラー複写機1の正面(図1の方向)から見て時計回りの方向に回転駆動される。 このとき、各帯電手段によって各感光体ドラムY、M、C、Kの外周面が所定の極性(例えば、マイナス)に一様に帯電される。 ついで、それぞれの帯電面に、書込ユニット30からトナー色に対応するよう色分解された画像情報に基づいてレーザ光を照射し、各感光体ドラムY、M、C、Kの外周面上に静電潜像を形成する。そして、この静電潜像を各現像手段30Y、30M、30C、30Kによって単色のトナー像として可視像化し、各色のトナー像に、それぞれ対応する1次転写ローラ32fによって1次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト32a上に順次重ねて転写してゆき、フルカラーのトナー像を形成する。なお、白黒モードでモノクロ画像を形成する場合は、ブラックのプロセスカートリッジ3Kだけを用いて前記の動作を実行する。
そして、給紙部4の給紙カセット40、41にストックされている用紙Pを、給紙ローラ42、43により1枚ずつ用紙搬送路6に送り出す。 送り出された用紙Pは用紙搬送路6を上昇して行き、先端がレジストローラ対62に突き当たるといったん停止する。用紙Pの先端が搬送方向に対して斜めになったりしていてもこの突き当たりによって整えられる。ついで、中間転写ベルト32a上に形成した前記カラートナー像が2次転写ニップに到達するタイミングに合わせてレジストローラ対62を回転駆動し、転写ユニット32の2次転写ニップに向けて用紙Pを送り出す。
次に、転写ユニット32の2次転写ニップで、2次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト32a上の前記フルカラーのトナー像が用紙Pに静電気力により転写する。その後、用紙Pは定着ユニット33の定着ニップに送られる。そこで、定着ベルト33cと加圧ローラ33dによって熱と圧力が加えられ、用紙P上の未定着のトナー像が用紙Pに定着される。トナー像が定着された後、用紙Pは排紙ローラ対63が回転することによって排紙トレイ50上に排紙される。用紙Pが複数枚排紙されると、図2に示すように排紙順に積載されてゆく。
また、両面モードが選択されて両面コピーを行う場合は、切替爪65で搬送路を切り替え、片面に画像を定着させた用紙Pを、反転搬送路61の上部搬送路67に一時的にストックした後、反転搬送ローラ対66でスイッチバック式に進行方向を反転させ、搬送ローラにより反転搬送路61を搬送し、レジストローラ対62の手前に再給紙し、前述した画像形成動作と同様に裏面側の画像形成(印刷)を行う。
なお、感光体ドラムY、M、C、K上の残留トナーは、各クリーニング手段でクリーニングし、その後、帯電手段によって直流に交流成分を重畳させたバイアスを印加し、感光体ドラムは除電と同時に一様に帯電される。 また、中間転写ベルト32a上の残留トナーは、クリーニング装置32hによってクリーニングし、カラー複写機1は次の画像形成動作に備える。
図3は装置本体10の概略図(図1)の矢印A方向(装置本体後ろ側)から見た図である。装置本体10の熱を排気するためのファン136周辺に、上側(ファン136周辺の上方)に切り欠くように凹みをもたせている。本箇所の断面図を図4に示す。本体内部からの熱を排熱するため、ダクト137からファン136を回転させ、装置内の熱を外へはきだす。裏面であるA面側に障害物がなければ、装置内の熱は排気508のように直線に排出される。本実施例では、装置裏面側のファン136周辺に、装置内から外部へ熱を排出する下流方向側の排熱流路の上方となる装置本体の部位に、当該部位を切り欠くような切り欠き形状138を設けている。このような構成により、例えば、装置裏面側に図5のように壁Bがある場合でも、上記切り欠き形状138により、装置内部から排出された熱が排気507のように上側に排気され、壁Bにより塞がれることがなくなる。
換言すれば、装置本体10において、ファン136により熱が排気される側となる排熱方向下流側に、ファン136の下端位置X1から同じか下側近傍の水平位置X2に配置される第1の排気面501と、当該第1の排気面501の幅方向の両側から上方(この例では略垂直上方)に延伸し、ファン136から排気された熱の気流を第1の排気面501の上方に導くための側面である第2の排気面502とにより、上記切り欠き形状の凹みが形成され、当該凹みの上方は開口している。このような構成により、装置本体10の背面、側面が壁面等により塞がれた場合でも、熱を効率の良く排気することができる。従来、上昇特性のある熱を下側に排熱すると熱がこもって熱がうまく抜けないという問題が生じていたが、このような問題を解消することができる。
また、ダクト137やファン136が装置本体10の下部に配置される場合は、切り欠き形状138を装置の縦方向に長くすることにより排気経路を確保すればよい。すなわち、上述した第2の排気面502をより上方に延伸させればよい。このように、熱が上昇する特性を考慮して、装置本体10の上面側に開口部を有した切り欠き形状を有することで、装置内部の熱の排気を効率よく行うことができる。
また、図6のように、装置本体10の排気口に設けられたダクト137やファン136の位置から上側に凹みがある他の例について説明する。装置本体10に上記凹みがあるものの、当該凹みの上方に、当該凹みの底面503から装置外側の壁方向に突出した部位602が形成されていることにより、上述した切り欠きがない窪み部601のような構成を考える。このような構成であれば、図7のように、装置本体10よりも高さが低い壁506がダクト137をふさぐように配置された場合でも、その位置を避けた位置から熱の排気507を行うことができる。すなわち、上述した第1の排気面501が、当該第1の排気面501以上の高さの上記壁506により塞がれた場合であっても、当該壁506の高さが上述した第2の排気面502の上端まで達していない場合には、窪み部601のうち、上記壁506により塞がれていない開口空間701から熱を排気することができる。この例では、上記壁506の上面の高さが、装置本体10の裏面に設けられた上記窪み部601の略中央の位置となっており、当該中央の位置よりも低い位置に配置されたダクト137やファン136から熱が排気された場合でも、上記窪み部601のうちの壁506に覆われていない当該中央の位置よりも高い位置の開口空間701から、装置内部の熱を逃がすことができる。
また、図8のように、装置本体10に外装カバー510が取り付けられ、ダクト137やファン136から排出された熱の気流が装置本体10の上面側に流れる構成を考える。この場合、当該気流が流れる下流側となる装置本体10の上面側の開口部に、排気された熱とともに排出される微粒子や粉塵を含む気流をフィルタリングするためのフィルタ509を、脱着可能に配置する。これにより、当該フィルタ509を交換する際は、図1に示したA方向と逆側のフロント側から、C方向に取り外すことが可能となり、フィルタの交換性が向上する。
以上説明したように、本実施例における画像形成装置は、装置内の熱を排気する排気部(例えば、ファン136、ダクト137)を有した画像形成装置1(あるいは装置本体10)において、上記排気部は、上記画像形成記装置の側面に設けられ、上記熱が上記側面から排気される位置(例えば、図4に示したA面の位置)の上方が開口した切り欠き形状の凹み部(例えば、切り欠き形状138の部位)、を有している。このような構成により、熱の特性を考慮して装置内の熱を逃がし、効率よく熱を排気することができる。
また、上記凹み部は、上記排気部の下端位置から同じか下側近傍の水平位置に配置される第1の排気面(例えば、第1の排気面501)と、上記第1の排気面の幅方向の両側から上方に延伸し、上記排気部から排気された熱の気流を上記第1の排気面の上方に導く第2の排気面(例えば、第2の排気面502)と、を有する。このような構成により、ファン136から排気された熱の気流を分散させることなく上方に導くことができる。
また、上記切り欠き形状を形成する上記上方の開口に、上記凹み部の底面(例えば、図6に示した凹みの底面503)から装置外側に突出した部位(例えば、図6に示した部位602)を有することにより、上記凹み部が窪み(例えば、図6に示した窪み部601)として形成されている。このような構成により、装置側面の開口部の一部を覆うような高さの低い壁(例えば、壁506)がある場合でも、当該開口部が覆われていない空間(例えば、開口空間701)から熱を排気することができる。
また、上記切り欠き形状を形成する上記上方の開口に、上記排気された熱の気流をフィルタリングするフィルタ(例えば、フィルタ509)が着脱可能に設けられている。このような構成により、ユーザは、装置後方に回り込むことなく、前方から容易に交換することができる。
また、上記凹み部と、上記画像形成装置の当該凹み部側の面に接する壁(例えば、図5に示した壁B)とにより、上記排気部から排気される熱の気流を導くダクト形状が形成される。このような構成により、熱の特性を考慮して装置内の熱を逃がし、より一層効率よく熱を排気することができる。
また、上記ダクト形状は、上記排気部の下端位置から同じか下側近傍の水平位置に配置される第1の排気面(例えば、第1の排気面501)と、上記第1の排気面の幅方向の両側から上方に延伸し、上記排気部から排気された熱の気流を上記第1の排気面の上方に導く第2の排気面(例えば、第2の排気面502)とを有して形成されている。このような構成により、ファン136から排気された熱の気流を分散させることなく、より確実に上方に導くことができる。
従来、特許文献1のような技術では、排紙トレイからのシートの積載を補助するスライドトレイの下面とスライド用開口とで吸気用開口を形成し、スライド用開口が吸気用開口を兼用した構成として、コンパクト化を図っていたが、当該構成では、画像形成装置を壁にピッタリ(もしくはかなり接近して)付くように設置された場合、吸気用開口が塞がれてしまうという課題があった。しかし、本実施例における凹み部を有した画像形成装置では、排気口は、壁に密接しても塞がれない位置に設け、排気口から画像形成装置の上面にむけて画像形成装置の外側に面に凹部が形成されていることにより、吸気用開口が塞がれてしまうことによる排気効率の悪化を低減させることができる。
1 カラー複写機
2 画像読取部
3 画像形成部
4 給紙部
5 排紙部
6 用紙搬送路
10 装置本体
136 ファン
137 ダクト
138 切り欠き形状
501 第1の排気面
502 第2の排気面
509 フィルタ
601 窪み部
特許第3923709号明細書

Claims (6)

  1. 装置内の熱を排気する排気部を有した画像形成装置であって、
    前記排気部は、前記画像形成記装置の側面に設けられ、
    前記熱が前記側面から排気される位置の上方が開口した切り欠き形状の凹み部、
    を有していることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記凹み部は、
    前記排気部の下端位置から同じか下側近傍の水平位置に配置される第1の排気面と、
    前記第1の排気面の幅方向の両側から上方に延伸し、前記排気部から排気された熱の気流を前記第1の排気面の上方に導く第2の排気面と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記切り欠き形状を形成する前記上方の開口に、前記凹み部の底面から装置外側に突出した部位を有することにより、前記凹み部が窪みとして形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記切り欠き形状を形成する前記上方の開口に、前記排気された熱の気流をフィルタリングするフィルタが着脱可能に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記凹み部と、前記画像形成装置の当該凹み部側の面に接する壁とにより、前記排気部から排気される熱の気流を導くダクト形状が形成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記ダクト形状は、
    前記排気部の下端位置から同じか下側近傍の水平位置に配置される第1の排気面と、前記第1の排気面の幅方向の両側から上方に延伸し、前記排気部から排気された熱の気流を前記第1の排気面の上方に導く第2の排気面とを有して形成されている、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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