JP2005250048A - 記録媒体搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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章郎 小笠原
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Abstract

【課題】ジャム処理を簡易な構成で容易に実施できる定着ユニットを提供する。
【解決手段】定着−排紙間でジャム処理が起こったときは、カバー27の先端部を手で矢印A方向に持ち上げる。これにより、カバー27の操作部27bが回動レバー24の一端部24bを持ち上げて矢印A’方向に回動させるので、回動レバー24は回動軸24aを中心にして矢印A’方向に回動する。この回動によって、回動レバー24の他端部24cがコイルばね50の付勢力に打ち勝って、回動軸28aを中心にして回動フレーム28を矢印B’方向に回動させる。この結果、定着フィルム18aが加圧ローラ18bから離れる方向に移動する。また、中排紙ローラ25aが中排紙ローラ25bから離れるとほぼ同時に、排紙ローラ21bが排紙ローラ21aから離れる。
【選択図】 図9

Description

本発明は、記録媒体を搬送する記録媒体搬送装置、及びこの記録媒体搬送装置が組み込まれた画像形成装置に関する。
複写装置などの画像形成装置では、記録媒体に転写像を定着させる定着器において記録媒体が紙詰まり(ジャム)を生じた場合、感光体ドラムと定着部に設けられた搬送ユニットを開放して搬送力を解除すると共にジャム紙(紙詰まりを生じた記録媒体)を挟持しているローラ対を手動によって回転させてジャム紙を搬送させて送り出す、あるいは定着装置そのものを複写装置本体から引き出してジャム紙を取り出す必要がある。このようなジャム処理の際に、印刷中にジャムが生じたときは高温になっている定着器の近傍にユーザの手が近づくことになり、やけどの恐れがある。また、ジャム処理を行う場合には搬送ユニットの搬送力を解除させた後にジャム紙を送り出す動作が必要になる。さらには、この解除作業を行うまでに複写装置の本体カバーを複数回開閉することが必要であり、ジャム処理には煩わしさが伴う。
この煩わしさを解消するために、画像形成装置本体の外側から脱着レバーを操作して定着装置を本体外に引き出した後、排紙搬送経路を構成する上ガイドが定着本体に対して回動可能となり上ガイドを開くと排紙コロも移動して定着ニップ近傍の排紙搬送路が開放し、ジャム紙を取り出す構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、定着装置の搬送経路である上ガイドが回動可能になると同時に排紙コロも移動してジャム紙を取り除き易くしているものの、同動作を行うまでに本体の脱着レバーの操作と定着装置を引き出す操作を行っており、ユーザのジャム処理の容易・簡易化が実現されているとは言い難い。
また、定着装置と定着装置に向けて記録紙を搬送する搬送ユニットを備えた画像形成装置において、搬送ユニットがカムにより回動されると定着装置の加圧ローラユニットがジャム紙把持を開放する位置まで回動されると同時に保護カバーが定着装置の開口部を塞ぐ構成が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
上記の構成の場合、カムの回転動作によりジャム用紙を挟持している搬送ユニットと定着ユニットの各ローラが離間するためにジャム処理が容易になり、保護カバーにより高温となった定着装置にユーザが触れることがなくなる。しかし、機構の複雑化あるいは複数の保護シャッター等の部材が必要になるためコスト高になってしまう。
特開2002−72720号公報 特開平10−31380号公報
本発明は、上記事情に鑑み、ジャム処理を簡易な構成で容易に実施できる記録媒体搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の記録媒体搬送装置は、所定のカバーと、記録媒体を所定の搬送方向に搬送する複数の搬送ローラ対とを備えた記録媒体搬送装置において、
(1)前記所定のカバーを開くことにより、前記複数の搬送ローラ対のうち3組の搬送ローラ対それぞれの搬送ニップが開放されることを特徴とするものである。
ここで、
(2)前記複数の搬送ローラ対それぞれの一方の搬送ローラが回転自在に固定された搬送フレームと、
(3)前記複数の搬送ローラ対それぞれの他方の搬送ローラが回転自在に固定された、前記カバーの開閉に連動して所定角度だけ回動する回動フレームとを備え、
(4)前記カバーが開かれると、前記回動フレームが前記所定角度だけ回動して前記複数の搬送ローラ対それぞれの搬送ニップが開放されるように構成してもよい。
また、
(5)前記カバーは、記録媒体を案内するガイドを備え、
(6)前記カバーが閉じられると、記録媒体を搬送する搬送路が前記ガイドによって形成されるように構成してもよい。
また、上記目的を達成するための本発明の画像形成装置は、
(7)上記した記録媒体搬送装置を備えたことを特徴とするものである。
本発明の記録媒体搬送装置よれば、カバーを開くことにより3組の搬送ローラ対それぞれの搬送ニップが開放されるので、一つの動作でジャム処置を行えることとなり、ジャム処理を簡易な構成で容易に実施できる。
本発明は、転写像の形成された記録媒体を挟持して所定の搬送方向に搬送しながら記録媒体に転写像を定着する一対の回転体を備えた定着装置(本発明にいう定着ユニットの一例である)に実現された。
図1を参照して、本発明の画像形成装置について説明する。
図1は、画像形成装置の一例であるレーザープリンタを示す模式図である。
レーザープリンタ10では、例えば外部のコンピュータから送られてくる画像情報がビデオコントローラ(図示せず)によって受信されたときに、その受信された画像情報はレーザ発光書込部11によって光変調情報11aに変換されて射出される。レーザ発光書込部11から射出された光変調情報11aは紙面垂直方向に走査されながら、プロセスカートリッジ12内の感光ドラム121(像担持体の一例である)上にスポット状に結像される。この感光ドラム121上に照射された光スポットは軸方向(主走査方向)に往復走査され、これにより感光ドラム121上に、上述した原稿画像情報に対応した静電潜像が形成される。この感光ドラム121上の静電潜像に対して、同じくプロセスカートリッジ12内に一体的に設けられた現像装置122から現像剤(トナー)が供給されることによって未定着トナー像が形成される。
上述したプロセスカートリッジ12は、適宜の着脱機構(図示せず)を介して、略水平方向(図1の紙面では左右方向)に移動されることにより着脱される構成になっている。この着脱操作は、プロセスカートリッジ12の後端側部分(図1の紙面では右端側部分)に設けられた操作レバー12aをユーザが手で把持した状態で行われるように構成されている。
プロセスカートリッジ12の後方側(図1の紙面では右方側)には、板状部材からなる内カバー12bおよび前カバー12cが開閉自在に設けられており、通常の使用状態においては図示のように閉塞された状態にロックされている。これらの内カバー12bおよび前カバー12cは、各々の部材の下端側部分に設けられた回動支点12d,12eを中心にして回動することにより開閉される構成になっており、ロック機構(図示せず)によって閉塞位置(図1に示す位置)に固定されていると共に、解除機構(図示せず)によって回動可能な状態に開放される構成になっている。
装置本体部の下部側には、多数枚の記録媒体が積載される給紙カセット13が給紙手段を構成するように配置されている。給紙カセット13の内部には、適宜のサイズの記録紙(記録媒体の一例であり、図示せず)が積層状に収容される。また、給紙カセット13に収容される記録紙のサイズはサイズ検知装置(図示せず)によって設定される。この給紙カセット13の内部側の上方位置には、略「く」の字状に屈曲した板状部材からなるセンサフラグ13aが上下方向に動くように配置されている。このセンサフラグ13aの屈曲端部分が、給紙カセット13の内部に収容された記録紙の最上面位置にその自重で当接することによって、給紙カセット13内における記録紙の有無が検出される。
給紙カセット13の紙送り方向前端部分(図1の紙面では左端部分)には、円筒状の給紙ローラ13bが配置されている。この給紙ローラ13bの回転軸には、電磁クラッチ(図示せず)のオン・オフ制御によって適宜のタイミングで回転駆動力が伝達される。給紙カセット13内に収容された記録紙は給紙ローラ13bの回転によって、板状部材からなる分離パッド13cとの間のニップ部を通過して給紙通路14に引き出される。給紙通路14に引き出された記録紙は、給紙通路14に配置された一対のレジストローラ15,15のニップ部に突き当てられることによって適宜のタイミングをとられながら、上述した感光ドラム121と対面する転写領域に送り込まれる。
上述した給紙カセット13の直上位置には、給紙カセットと同じサイズの記録媒体に加えて給紙カセットとは異なるサイズの記録媒体を給紙可能としたマルチ給紙機構16が設けられている。このマルチ給紙機構16は、上述した前カバー12cを開放することによって使用可能となる。開放された前カバー12cから略水平方向に連続するようにして、記録媒体を積層状に積載するマルチトレイ16aが配置されており、このマルチトレイ16aは、紙送り方向の前方側(図1では左方側)に向かって緩やかな傾斜をなすようにして延在している。
このマルチトレイ16aの延在方向における前端部分(図示左端部分)には、円筒状のマルチ給紙ローラ16bが配置されている。この給紙ローラ16bの回転軸には、電磁クラッチ(図示せず)の動作により適宜のタイミングで回転駆動力が伝達される。また、マルチ給紙ローラ16bの直下位置には、上述したマルチトレイ16aの紙送り方向前端部分(図1では左端部分)に取り付けられた板状の分離パッド16cが当接するように配置されている。
そのマルチトレイ16a上に積載された記録媒体は、マルチ給紙ローラ16bの回転によって分離パッド16cとの間のニップ部を通過して給紙通路14に引き出されていき、上述した給紙カセット13の場合と同様に、一対のレジストローラ15,15に突き当てられて適宜のタイミングをとられながら、感光ドラム121と対面する転写領域に送り込まれていく。
上記したようにレーザープリンタ10では、円筒状部材からなるマルチ給紙ローラ16bが用いられているので、断面半月状をなす給紙ローラを用いた場合とは異なり、マルチトレイ16aに取り付けられた分離パッド16cがマルチ給紙ローラ16bに常時圧接するように配置されている。このため、記録媒体をマルチトレイ16a上にセットする際には、そのマルチトレイ16aを下方に押し下げてマルチ給紙ローラ16b側から分離パッド16cを離間させることが必要となるので、マルチトレイ16aの全体が上下方向に回動する構成になっている。
マルチトレイ16aの両側縁部部の途中位置には、回動ピン16d,16dが両側外方(図1の紙面に直交する方向)に向かって所定量だけ突出するように設けられており、それらの両回動ピン16d,16dが、装置本体部の軸受部(図示せず)に回動自在に支持されている。この軸受部によって、それら両回動ピン16d,16dを中心にしてマルチトレイ16aの全体が上下方向に回動する構成になっている。
マルチトレイ16aの紙送り方向前端側部分(図1の紙面では左端側部分)の直下位置には、押上げコイルバネ16eが圧縮状態で装着されている。この押上げコイルバネ16eがマルチトレイ16aの下面側に当接することによって、マルチトレイ16aの前端側部分(図1の紙面では左端側部分)を図1の紙面の上方側に向かって付勢している。この上方付勢力によって、上述した分離パッド16cがマルチ給紙ローラ16bの下面側に圧接されるようになっている。マルチトレイ16a上に記録媒体をセットする際には、解除レバー16fをユーザが手動操作することによって、上述した押上げコイルバネ16eの付勢力に抗してマルチトレイ16aが下方に押し下げられ、それに伴って、分離パッド16cがマルチ給紙ローラ16b側から下方側に向かって離間される。
一方、上述した感光ドラム121の転写領域には、感光ドラム121の表面に接触するように転写ローラ17(接触転写体の一例である)が配置されている。この転写ローラ17には転写バイアスが印加され、この転写バイアスによって、感光ドラム121上に形成された未定着トナー像が記録紙上に静電的に転写される。なお、転写後に感光ドラム121上に残留したトナーは、感光ドラム121の表面上に圧接するように配置されたクリーニングブレード123の摺接力により掻き落とされる。
上述した転写作用によって未定着トナーが担持された記録紙は、プロセスカートリッジ12の上方位置に隣接するように配置された定着装置18(本発明にいう定着ユニットの一例である)に向かって搬送される。定着装置18には、加熱手段としての定着フィルム18aが環状をなすように配置されていると共に、その定着フィルム18aに対面するようにして加圧ローラ18bが配置されている。これらの定着フィルム18a及び加圧ローラ18bのニップ部における加圧・加熱作用に基づく定着作用によって、記録紙上の未定着トナーが融解され、記録紙上にトナー像が固定され定着される。
また、このような加熱定着動作によってトナー像を固定された記録紙は、定着装置18の出口部から装置上方側に配置された排紙通路19内に送り出された後、その排紙通路19に設けられた排紙ローラ対21の搬送作用によって、装置本体部の最上位置に設けられた排紙トレイ22上に排出されるように構成されている。この排紙トレイ22の紙送り方向(図1の紙面では右方向)後端部分には延長トレイ23が連続して配置されている。この延長トレイ23は、上述した排紙トレイ22の直下に形成された空間内に滑動するようにして収納される構成になっている。
このような構成を備えた装置本体の背面側(図示左面側)には、両面給紙ユニット30が着脱自在に配置されている。この両面給紙ユニット30はガイドピン(図示せず)によって位置決めされながら略水平方向に沿って装着されるように構成されており、装着後の状態においては、ロック機構(図示せず)により不動の固定状態に維持される。
上記した両面給紙ユニット30の内部側には、略C字形状をなすように反転搬送通路31が形成されている。この反転搬送通路31の図示上端側の開口部が、上述した排紙通路19に合流するように配置されていると共に、図示下端側に設けられた開口部が、上記の給紙通路14に合流するように配置されている。片面側に画像が形成された記録紙が、上述した排紙ローラ21の逆回転によるスイッチバック搬送作用により、両面給紙ユニット30の反転通路31内に送り込まれていき、その反転搬送通路31に設けられた複数の両面搬送ローラ32,32,・・・の搬送作用によって、上記した給紙通路14内に記録紙を再度送り込む構成になっている。
図2から図9までを参照して、上記した定着装置18について説明する。
図2は、定着装置を示す斜視図である。図3は、図2の定着装置を排紙側から示す正面図である。図4は、図2の定着装置の左側端部を拡大して示す斜視図である。図5は、図2の定着装置の右側端部を拡大して示す斜視図である。図6は、カバーの下端部の周辺を拡大して示す斜視図である。図7は、図2の定着装置の側面部の構成を示す側面図である。図8は、コイルばねによる付勢力を示す説明図であり、図7以外はカバーを示していない。図9(a)は、カバーを閉じた状態の定着装置を模式的に示す説明図であり、(b)は、カバーを開いた状態の定着装置を模式的に示す説明図である。これらの図では、図1に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
定着装置18には、上述したように、定着フィルム18a及び加圧ローラ18bを備えており、これらのニップ(定着フィルム18aと加圧ローラ18bとが接触している部分)は、記録紙を搬送する搬送ニップとしても機能する。また、定着フィルム18aと加圧ローラ18bは本発明にいう一対の回転体の一例である。
定着装置18には、排紙通路19(本発明にいう搬送路の一例である)を覆うカバー27と、加圧ローラ18bが回転自在に固定された定着フレーム28’と、定着フィルム18aが回転自在に固定された回動フレーム28とを備えている。これらカバー27、定着フレーム28’、及び回動フレーム28には、後述するように、各種の部材やローラ等が取り付けられている。
定着フレーム28’は固定されて回動しないが、図9に示すように、カバー27は、定着フレーム28’の上部に設けられた回動軸27aを回動中心として矢印A,A’方向に回動する。カバー27の下面には搬送リブ27cが形成されており、搬送リブ27cが、搬送される記録媒体をガイドする案内部材としての機能を有する。また、回動フレーム28は、回動フレーム28及び定着フレーム28’の下部に設けられた回動軸28aを回動中心として矢印B,B’方向に回動する。定着フレーム28’及び回動フレーム28双方の下部は回動軸28aによって連結されている。
定着フレーム28’及び回動フレーム28双方の両側壁の上部それぞれにはコイルばね50の端部が引っ掛けられており、この2つのコイルばね50によって、図9(a)に示すように、回動フレーム28の上部が定着フレーム28’の上部に接近するように回動フレーム28が付勢されている。すなわち、図8に示すように、回動フレーム28は矢印C方向に付勢されており、定着フレーム28’は矢印D方向に付勢されていることとなる。また、回動フレーム28に回転自在に固定された定着フィルム18aはコイルばね52によって矢印E方向に付勢されて、カバー27が閉じた状態では加圧ローラ18bに押し付けられている。
定着フィルム18aと加圧ローラ18bの上方(搬送方向下流側)には、中排紙ローラ25a,25b(本発明に言う搬送ローラ対の一例である)が配置されている。定着フィルム18aと加圧ローラ18bのニップを通過した記録紙は、中排紙ローラ25a,25bのニップで挟持されながら搬送路19を搬送される。定着フレーム28’には、定着フィルム18aと加圧ローラ18bのニップを通過した記録紙を搬送方向に案内する排紙下ガイド54が取り付けられている。回動フレーム28には、排紙下ガイド54と協働して記録紙を搬送方向に案内する排紙上ガイド56が取り付けられている。
上記した中排紙ローラ25aは排紙上ガイド56に回転自在に固定されており、中排紙ローラ25bは排紙下ガイド54に回転自在に固定されている。また、排紙ローラ21aは回転軸21cを介して定着フレーム28’に回転自在に固定されており、排紙ローラ21bは排紙上ガイド56に回転自在に固定されている。定着フィルム18a、排紙ローラ21b、中排紙ローラ25a、及び排紙上ガイド56は回動フレーム28と共に回動する。
また、定着フレーム28’には、図6や図9に示すように、カバー27の開閉に伴って(連動して)回動する回動レバー24の回動軸24aが回転自在に固定されている。回動レバー24が配置されている位置は、図9に示すようにカバー27の下端部の近傍であって、図4と図5に示すように定着フレーム28’の両側壁の近傍である。カバー27の下端部は折れ曲がっており、この折れ曲がった部分は操作部27bであって、回動レバー24の一端部24bに接触して回動レバー24を回動させる。回動レバー24の他端部24cは回動フレーム28の内壁面に接触している。カバー27が閉じているときは、図9(a)に示すように、回動フレーム28がコイルばね50によって図9の紙面での反時計方向(矢印A方向)に回動するように付勢されているので、回動レバー24も反時計方向に回動し、その一端部24bがカバー27の操作部27bに当接している。一方、カバー27が開いているときは、図9(b)に示すように、カバー27の操作部27bによって回動レバー24の一端部24bが押し上げられるように回動し、回動レバー24の他端部24cがコイルばね50の付勢力に打ち勝って回動フレーム28を図9の紙面での時計方向(矢印A’方向)に回動させる。
ここで、搬送中の記録紙がなんらかの原因により、定着フィルム18aと加圧ローラ18bのニップ(定着ニップ)に挟持された状態で搬送動作が停止した(紙詰まり、ジャム状態)場合、紙詰まりを発生させた記録紙を取り除く手順を説明する。
ジャムが発生した場合、ユーザはレーザープリンタ10(図1参照)本体の情報表示部あるいはPC(パソコン)でのアプリケーションエラー情報からジャム発生を認識する。ジャム情報はレーザープリンタ10のどの位置でジャムが発生したかをユーザに知らせる。この場合、定着−排紙間(定着フィルム18aから排紙ローラ21までの間)でジャム処理が起こったときは、図7に示すようにカバー27の先端部を手で矢印A方向に持ち上げる。これにより、図9に示すように、カバー27の操作部27bが回動レバー24の一端部24bを持ち上げて矢印A’方向に回動させるので、回動レバー24は回動軸24aを中心にして矢印A’方向に回動する。回動レバー24の回動によって、回動レバー24の他端部24cがコイルばね50の付勢力に打ち勝って、回動軸28aを中心にして回動フレーム28を矢印B’方向に回動させる。
このように回動フレーム28が回動軸28aを中心にして矢印B’方向に回動する結果、図9(b)に示すように、定着フィルム18aが加圧ローラ18bから離れる方向に移動する。このため、定着ニップが開放(解除)されるので、この定着ニップに挟持されていた記録紙にはニップ圧が作用しない。また、上記のように排紙ローラ21b、中排紙ローラ25a、及び排紙上ガイド56は回動フレーム28と共に回動するので、中排紙ローラ25aが中排紙ローラ25bから離れるとほぼ同時に、排紙ローラ21bが排紙ローラ21aから離れる。従って、定着−排紙間では記録紙にニップ圧が作用しないので、記録紙を容易に取り除いてジャム処理できる。このようにカバー27を所定方向(ここでは矢印A方向)に回動させるだけで定着−排紙間でのジャムを容易に処理できる。
なお、本実施例では定着ニップよりも搬送方向下流側に配置された搬送ローラ対(21,25)は2組であるが、搬送ローラ対の数を増加してもよい。また、本実施例ではカバー27の回動に連動して回動レバー24が定着フレーム28を回動させる構成にしたが、回動レバー24を用いずにカバー27の一部がカバー27の回動に連動して(伴って)定着フレーム28を回動させる構成にしてもよい。
画像形成装置の一例であるレーザープリンタを示す模式図である。 本発明の一例の定着装置を示す斜視図である。 図2の定着装置を排紙側から示す正面図である。 図2の定着装置の左側端部を拡大して示す斜視図である。 図2の定着装置の右側端部を拡大して示す斜視図である。 カバーの下端部の周辺部を拡大して示す斜視図である。 図2の定着装置の側面部の構成を示す側面図である。 コイルばねによる付勢力を示す説明図であり、カバーを示していない。 9(a)は、カバーを閉じた状態の定着装置を模式的に示す説明図であり、(b)は、カバーを開いた状態の定着装置を模式的に示す説明図である。
符号の説明
10 レーザープリンタ
18 定着装置
18a 定着フィルム
18b 加圧ローラ
19 排紙通路
21 排紙ローラ
24 回動レバー
25a,25b 中排紙ローラ
27 カバー
28’ 定着フレーム
28 回動フレーム

Claims (4)

  1. 所定のカバーと、記録媒体を所定の搬送方向に搬送する複数の搬送ローラ対とを備えた記録媒体搬送装置において、
    前記所定のカバーを開くことにより、前記複数の搬送ローラ対のうち3組の搬送ローラ対それぞれの搬送ニップが開放されることを特徴とする記録媒体搬送装置。
  2. 前記複数の搬送ローラ対それぞれの一方の搬送ローラが回転自在に固定された搬送フレームと、
    前記複数の搬送ローラ対それぞれの他方の搬送ローラが回転自在に固定された、前記カバーの開閉に連動して所定角度だけ回動する回動フレームとを備え、
    前記カバーが開かれると、前記回動フレームが前記所定角度だけ回動して前記複数の搬送ローラ対それぞれの搬送ニップが開放されることを特徴とする請求項1に記載の記録媒体搬送装置。
  3. 前記カバーは、記録媒体を案内するガイドを備え、
    前記カバーが閉じられると、記録媒体を搬送する搬送路が前記ガイドによって形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録媒体搬送装置。
  4. 前記請求項1から3までのうちのいずれか一項に記載の記録媒体搬送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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