JP2004067321A - 用紙搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ガイド板間のつなぎ部における用紙の引っかかりを防止し、信頼性の高い用紙搬送を行うことができる用紙搬送装置を提供する。
【解決手段】上下のガイド板2、3、4で形成される搬送経路1内で用紙を搬送する用紙搬送装置において、用紙の同一面側で水平に延びる複数のガイド板3、4のつなぎ部5に、搬送経路1内に開口するエアーダクト7を配置した。
【選択図】 図1
【解決手段】上下のガイド板2、3、4で形成される搬送経路1内で用紙を搬送する用紙搬送装置において、用紙の同一面側で水平に延びる複数のガイド板3、4のつなぎ部5に、搬送経路1内に開口するエアーダクト7を配置した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、FAX、プリンター、コピー機、印刷機などの画像形成装置、あるいは画像形成装置周囲の用紙後処理装置、自動原稿送り装置に適用される用紙搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置における用紙の搬送経路は上下のガイド板によって構成され、さらに上下いずれのガイド板も必要に応じて複数つなぎ合わされている。即ちユニット間にまたがる搬送経路はもちろん、ユニット内でも1部品(1枚のガイド板)で構成が困難である場合2部品に分けて搬送経路を形成し、搬送する用紙をガイドする。
【0003】
従ってその複数ガイド板間につなぎ部が存在する。従来より、用紙の先端がガイド板間のつなぎ部で引っかからないように、下流側のガイド板に逃げ部を構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように従来より、用紙の先端がガイド板間のつなぎ部で引っかからないように、下流側のガイド板に逃げ部を構成していたが、カールおよび調湿され波打った用紙の先端が引っかかる可能性はあり、この機構には限界があった。
【0005】
本発明は、ガイド板間のつなぎ部における用紙の引っかかりを防止し、信頼性の高い用紙搬送を行うことができる用紙搬送装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、上下のガイド板で形成される搬送経路内で用紙を搬送する用紙搬送装置において、用紙の同一面側で水平に延びる複数のガイド板のつなぎ部に、搬送経路内に開口するエアーダクトを配置した用紙搬送装置を最も主要な特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の用紙搬送装置において、エアーダクトは、用紙幅以上のエアー吹き付け面積を有する用紙搬送装置を主要な特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の用紙搬送装置において、エアーダクトのエアー吹き付け方向は、用紙の搬送方向と順方向で、かつ用紙の搬送方向に斜めの方向である用紙搬送装置を主要な特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項2記載の用紙搬送装置において、エアーダクトは、エアーを吹き付けるためのノズルを用紙の幅方向に多数有している用紙搬送装置を主要な特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。
先ず、図3に基づき、本発明が適用される画像形成装置の構成を説明する。画像形成装置本体10内には、画像形成部100を設ける。画像形成部100には、ドラム状の像担持体である感光体11を設け、その周りに帯電装置12、現像装置13、転写・搬送装置14、クリーニング装置15などを配置する。
【0011】
画像形成装部100の上には、レーザ書き込み装置16を設ける。図示省略するが、レーザ書き込み装置16にはレーザダイオード等の光源、ポリゴンミラーである走査用の回転多面鏡、ポリゴンモータ。fθレンズやミラー等の走査光学系などを備えてなる。
【0012】
クリーニング装置15の図中左側には定着装置17を設ける。定着装置17には、ヒータを内蔵する定着ローラ18とその定着ローラ18に下方から押し当てる加圧ローラ19を設ける。
【0013】
また、装置本体10内の下部には、両面ユニット22と4段の給紙カセット23を上下に備える。給紙カセット23には、用紙・OHPシート等のシート材を収納する。そして両面ユニット22からは再給紙路Aを通して、また給紙カセット23からは供給路Bを通して、それぞれ像担持体11の下方へと伸びる共通の給紙路Cへと通ずるようにする。両面ユニット22は定着装置17出口から伸びる排紙路D途中から分岐して反転路Eを形成してなる。
【0014】
そのような装置本体10の上面には、画像読取部24にコンタクトガラス26を設置する。そのコンタクトガラス26を被うように装置本体10上には、自動原稿搬送装置27を開閉自在に設ける。そして、自動原稿搬送装置27と光学読取装置20とで画像読取装置200を構成する。
【0015】
また、装置本体10の右側面には手差しシート材を給紙路Cに案内する手差しトレイ28を自在開閉に設ける。また、装置本体10に外付けして大量給紙装置30を配置し、その中に大量のシート材を積載して昇降自在に収納する。
【0016】
他方、装置本体10の左側面には、装置本体10に外付けしてシート後処理装置31を設置し、排紙路Dを通して排出するシート材を受け入れて上段のトレイ32上にそのまま排出し、またはステイプル・孔明け等の後処理を行った後、上段のトレイ32または下段のトレイ33上に排出する。
【0017】
この画像形成装置を用いてコピーをとるときは、自動原稿搬送装置27に原稿をセットし、または自動原稿装置27を開いてコンタクトガラス26上に直接原稿をセットする。そして、図示しないスタートスイッチを押し、自動原稿搬送装置27を駆動して画像読取部24のコンタクトガラス26上に搬送した原稿を、またはあらかじめコンタクトガラス26上に原稿をセットしたときは、そのセットした原稿を、画像形成部100の像担持体11の下方へと送り込む。
【0018】
同時に、適宜の給紙ローラ34を回転し、装置本体10内に多段に備える複数の給紙カセット23中の対応する給紙カセット23内からシート材を送り出し、供給路Bを通して給紙路Cに入れて搬送ローラ35で搬送し、レジストローラ36に突き当てて止める。そして、像担持体11の回転にタイミングを合わせて該レジストローラ36を回転し、画像形成部100の像担持体11の下方へと送り込む。
【0019】
もしくは、給紙ローラ37を回転して大量給紙装置30内からシート材を繰り出し、搬送路Fを通して給紙路Cに入れて搬送ローラ35で搬送し、レジストローラ36に突き当てて止める。または、手差し給紙部にある給紙ローラ38を回転し、開いた手差しトレイ28上にセットした手差しシート材を給紙路Cへと入れ、同じくレジストローラ36に突き当ててとめる。そして、像担持体11の回転にタイミングを合わせてレジストローラ36を回転し、画像形成部100の像担持体11の下方へと送り込む。
【0020】
他方、図示されないスタートスイッチを押したとき、同時に画像形成部100の像担持体11を図中時計方向に回転する。そして、その像担持体11の回転とともに、まず帯電装置12で表面を一様に帯電し、次いで上述した光学読取装置20で読み取った読取内容に応じてレーザ光を照射してレーザ書き込み装置16で書き込みを行い、像担持体11の表面に静電潜像を形成し、そののち現像装置13でトナーを付着してその静電潜像を可視像化する。
【0021】
それから、上述したごとく像担持体11の下方へと送り込んだシート材に、転写・搬送装置14でその可視像を転写する。画像転写後の像担持体11はクリーニング装置15で残留トナーを除去して表面を清掃し、次の同様な画像形成に備える。
【0022】
一方、画像転写後のシート材は、転写・搬送装置14で搬送して定着装置17に入れ、定着ローラ18と加圧ローラ19とで熱と圧力を加えて転写画像を定着する。その後、排紙路Dを通してシート後処理装置31へと排出する。
【0023】
シート材の両面に画像を形成するときには、排紙路Dの途中から反転路Eに入れ、両面ユニット22で反転して再給紙して転写・搬送装置14でシート材の裏面にも別途形成した像担持体11上の画像を転写した後、その転写画像を定着装置17で定着して、シート処理装置31に排出する。
【0024】
斯かる画像形成装置においては、記述の通り用紙搬送が頻繁に行われるため、搬送途中に用紙が滞留する場合が考えられる。図1は本発明の実施の形態に係る用紙搬送装置の構成図である。用紙搬送装置を構成する搬送経路1は、上ガイド板2と下ガイド板3、4から構成されている。
【0025】
下流側の下ガイド板3と上流側の下ガイド板4のつなぎ部5にあつて、下流側の下ガイド板3には、先端が下側に傾斜する逃げ部6が形成され、これによりつなぎ部5は開口している。
【0026】
そして本発明では、このつなぎ部5の下方にエアーダクト7を配置し、そのノズル8をつなぎ部5から搬送経路1の内部に臨ませている。エアーダクト7の内部にはファン9が設けてある。
【0027】
図2はエアーダクトの構成を中心とした斜視図である。エアーダクト7のノズル8は、最大通紙幅以上の範囲にわたって多数設けてある。Aは用紙搬送方向、図1においてPは用紙を示す。
【0028】
このような構成において、用紙Pが搬送経路1内をA方向に搬送されると、エアーダクト7のファン9が回り、ノズル8から搬送経路1内にエアーが吹き付けられる。
【0029】
このエアーの吹き付けにより用紙Pの先端が幅方向全域にわたって浮き、これにより、つなぎ部5における用紙Pの引っかかりを完全に防止することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の画像形成装置においては、上下のガイド板で形成される搬送経路内で用紙を搬送する用紙搬送装置において、用紙の同一面側で水平に延びる複数のガイド板のつなぎ部に、搬送経路内に開口するエアーダクトを配置したことで、搬送される用紙がつなぎ部に引っかかってジャムすることなく良好に用紙搬送が行える。
【0031】
請求項2の画像形成装置においては、エアーダクトは、用紙幅以上のエアー吹き付け面積を有することで、用紙先端の幅方向全域がつなぎ部での引っかかりをなくし、用紙先端コーナ部におきる耳折れも発生せず安定した用紙搬送性能が得られる。
【0032】
請求行3の画像形成装置においては、エアーダクトのエアー吹き付け方向は、用紙の搬送方向と順方向で、かつ用紙の搬送方向に斜めの方向であることで、用紙の引っかかりを防止しながら、用紙先端に推進力を付加できるので、用紙先端がガイド板に接触し発生する摩擦力による用紙のスリップを低減でき、用紙のスリップによるタイミングのバラツキを抑え、安定した搬送性能を維持できる。
【0033】
請求項4の画像形成装置においては、エアーダクトは、エアーを吹き付けるためのノズルを用紙の幅方向に多数有していることで、エアーの噴出力を同じにしながら、動力を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る用紙搬送装置の構成図である。
【図2】エアーダクトの構成を中心とした斜視図である。
【図3】本発明が適用される画像形成装置の構成図である。
【符号の説明】
1 搬送経路
2 上ガイド板
3、4 下ガイド板
5 つなぎ部
6 逃げ部
7 エアーダクト
8 ノズル
9 ファン
【発明の属する技術分野】
本発明は、FAX、プリンター、コピー機、印刷機などの画像形成装置、あるいは画像形成装置周囲の用紙後処理装置、自動原稿送り装置に適用される用紙搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置における用紙の搬送経路は上下のガイド板によって構成され、さらに上下いずれのガイド板も必要に応じて複数つなぎ合わされている。即ちユニット間にまたがる搬送経路はもちろん、ユニット内でも1部品(1枚のガイド板)で構成が困難である場合2部品に分けて搬送経路を形成し、搬送する用紙をガイドする。
【0003】
従ってその複数ガイド板間につなぎ部が存在する。従来より、用紙の先端がガイド板間のつなぎ部で引っかからないように、下流側のガイド板に逃げ部を構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように従来より、用紙の先端がガイド板間のつなぎ部で引っかからないように、下流側のガイド板に逃げ部を構成していたが、カールおよび調湿され波打った用紙の先端が引っかかる可能性はあり、この機構には限界があった。
【0005】
本発明は、ガイド板間のつなぎ部における用紙の引っかかりを防止し、信頼性の高い用紙搬送を行うことができる用紙搬送装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、上下のガイド板で形成される搬送経路内で用紙を搬送する用紙搬送装置において、用紙の同一面側で水平に延びる複数のガイド板のつなぎ部に、搬送経路内に開口するエアーダクトを配置した用紙搬送装置を最も主要な特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の用紙搬送装置において、エアーダクトは、用紙幅以上のエアー吹き付け面積を有する用紙搬送装置を主要な特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の用紙搬送装置において、エアーダクトのエアー吹き付け方向は、用紙の搬送方向と順方向で、かつ用紙の搬送方向に斜めの方向である用紙搬送装置を主要な特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項2記載の用紙搬送装置において、エアーダクトは、エアーを吹き付けるためのノズルを用紙の幅方向に多数有している用紙搬送装置を主要な特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。
先ず、図3に基づき、本発明が適用される画像形成装置の構成を説明する。画像形成装置本体10内には、画像形成部100を設ける。画像形成部100には、ドラム状の像担持体である感光体11を設け、その周りに帯電装置12、現像装置13、転写・搬送装置14、クリーニング装置15などを配置する。
【0011】
画像形成装部100の上には、レーザ書き込み装置16を設ける。図示省略するが、レーザ書き込み装置16にはレーザダイオード等の光源、ポリゴンミラーである走査用の回転多面鏡、ポリゴンモータ。fθレンズやミラー等の走査光学系などを備えてなる。
【0012】
クリーニング装置15の図中左側には定着装置17を設ける。定着装置17には、ヒータを内蔵する定着ローラ18とその定着ローラ18に下方から押し当てる加圧ローラ19を設ける。
【0013】
また、装置本体10内の下部には、両面ユニット22と4段の給紙カセット23を上下に備える。給紙カセット23には、用紙・OHPシート等のシート材を収納する。そして両面ユニット22からは再給紙路Aを通して、また給紙カセット23からは供給路Bを通して、それぞれ像担持体11の下方へと伸びる共通の給紙路Cへと通ずるようにする。両面ユニット22は定着装置17出口から伸びる排紙路D途中から分岐して反転路Eを形成してなる。
【0014】
そのような装置本体10の上面には、画像読取部24にコンタクトガラス26を設置する。そのコンタクトガラス26を被うように装置本体10上には、自動原稿搬送装置27を開閉自在に設ける。そして、自動原稿搬送装置27と光学読取装置20とで画像読取装置200を構成する。
【0015】
また、装置本体10の右側面には手差しシート材を給紙路Cに案内する手差しトレイ28を自在開閉に設ける。また、装置本体10に外付けして大量給紙装置30を配置し、その中に大量のシート材を積載して昇降自在に収納する。
【0016】
他方、装置本体10の左側面には、装置本体10に外付けしてシート後処理装置31を設置し、排紙路Dを通して排出するシート材を受け入れて上段のトレイ32上にそのまま排出し、またはステイプル・孔明け等の後処理を行った後、上段のトレイ32または下段のトレイ33上に排出する。
【0017】
この画像形成装置を用いてコピーをとるときは、自動原稿搬送装置27に原稿をセットし、または自動原稿装置27を開いてコンタクトガラス26上に直接原稿をセットする。そして、図示しないスタートスイッチを押し、自動原稿搬送装置27を駆動して画像読取部24のコンタクトガラス26上に搬送した原稿を、またはあらかじめコンタクトガラス26上に原稿をセットしたときは、そのセットした原稿を、画像形成部100の像担持体11の下方へと送り込む。
【0018】
同時に、適宜の給紙ローラ34を回転し、装置本体10内に多段に備える複数の給紙カセット23中の対応する給紙カセット23内からシート材を送り出し、供給路Bを通して給紙路Cに入れて搬送ローラ35で搬送し、レジストローラ36に突き当てて止める。そして、像担持体11の回転にタイミングを合わせて該レジストローラ36を回転し、画像形成部100の像担持体11の下方へと送り込む。
【0019】
もしくは、給紙ローラ37を回転して大量給紙装置30内からシート材を繰り出し、搬送路Fを通して給紙路Cに入れて搬送ローラ35で搬送し、レジストローラ36に突き当てて止める。または、手差し給紙部にある給紙ローラ38を回転し、開いた手差しトレイ28上にセットした手差しシート材を給紙路Cへと入れ、同じくレジストローラ36に突き当ててとめる。そして、像担持体11の回転にタイミングを合わせてレジストローラ36を回転し、画像形成部100の像担持体11の下方へと送り込む。
【0020】
他方、図示されないスタートスイッチを押したとき、同時に画像形成部100の像担持体11を図中時計方向に回転する。そして、その像担持体11の回転とともに、まず帯電装置12で表面を一様に帯電し、次いで上述した光学読取装置20で読み取った読取内容に応じてレーザ光を照射してレーザ書き込み装置16で書き込みを行い、像担持体11の表面に静電潜像を形成し、そののち現像装置13でトナーを付着してその静電潜像を可視像化する。
【0021】
それから、上述したごとく像担持体11の下方へと送り込んだシート材に、転写・搬送装置14でその可視像を転写する。画像転写後の像担持体11はクリーニング装置15で残留トナーを除去して表面を清掃し、次の同様な画像形成に備える。
【0022】
一方、画像転写後のシート材は、転写・搬送装置14で搬送して定着装置17に入れ、定着ローラ18と加圧ローラ19とで熱と圧力を加えて転写画像を定着する。その後、排紙路Dを通してシート後処理装置31へと排出する。
【0023】
シート材の両面に画像を形成するときには、排紙路Dの途中から反転路Eに入れ、両面ユニット22で反転して再給紙して転写・搬送装置14でシート材の裏面にも別途形成した像担持体11上の画像を転写した後、その転写画像を定着装置17で定着して、シート処理装置31に排出する。
【0024】
斯かる画像形成装置においては、記述の通り用紙搬送が頻繁に行われるため、搬送途中に用紙が滞留する場合が考えられる。図1は本発明の実施の形態に係る用紙搬送装置の構成図である。用紙搬送装置を構成する搬送経路1は、上ガイド板2と下ガイド板3、4から構成されている。
【0025】
下流側の下ガイド板3と上流側の下ガイド板4のつなぎ部5にあつて、下流側の下ガイド板3には、先端が下側に傾斜する逃げ部6が形成され、これによりつなぎ部5は開口している。
【0026】
そして本発明では、このつなぎ部5の下方にエアーダクト7を配置し、そのノズル8をつなぎ部5から搬送経路1の内部に臨ませている。エアーダクト7の内部にはファン9が設けてある。
【0027】
図2はエアーダクトの構成を中心とした斜視図である。エアーダクト7のノズル8は、最大通紙幅以上の範囲にわたって多数設けてある。Aは用紙搬送方向、図1においてPは用紙を示す。
【0028】
このような構成において、用紙Pが搬送経路1内をA方向に搬送されると、エアーダクト7のファン9が回り、ノズル8から搬送経路1内にエアーが吹き付けられる。
【0029】
このエアーの吹き付けにより用紙Pの先端が幅方向全域にわたって浮き、これにより、つなぎ部5における用紙Pの引っかかりを完全に防止することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の画像形成装置においては、上下のガイド板で形成される搬送経路内で用紙を搬送する用紙搬送装置において、用紙の同一面側で水平に延びる複数のガイド板のつなぎ部に、搬送経路内に開口するエアーダクトを配置したことで、搬送される用紙がつなぎ部に引っかかってジャムすることなく良好に用紙搬送が行える。
【0031】
請求項2の画像形成装置においては、エアーダクトは、用紙幅以上のエアー吹き付け面積を有することで、用紙先端の幅方向全域がつなぎ部での引っかかりをなくし、用紙先端コーナ部におきる耳折れも発生せず安定した用紙搬送性能が得られる。
【0032】
請求行3の画像形成装置においては、エアーダクトのエアー吹き付け方向は、用紙の搬送方向と順方向で、かつ用紙の搬送方向に斜めの方向であることで、用紙の引っかかりを防止しながら、用紙先端に推進力を付加できるので、用紙先端がガイド板に接触し発生する摩擦力による用紙のスリップを低減でき、用紙のスリップによるタイミングのバラツキを抑え、安定した搬送性能を維持できる。
【0033】
請求項4の画像形成装置においては、エアーダクトは、エアーを吹き付けるためのノズルを用紙の幅方向に多数有していることで、エアーの噴出力を同じにしながら、動力を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る用紙搬送装置の構成図である。
【図2】エアーダクトの構成を中心とした斜視図である。
【図3】本発明が適用される画像形成装置の構成図である。
【符号の説明】
1 搬送経路
2 上ガイド板
3、4 下ガイド板
5 つなぎ部
6 逃げ部
7 エアーダクト
8 ノズル
9 ファン
Claims (4)
- 上下のガイド板で形成される搬送経路内で用紙を搬送する用紙搬送装置において、用紙の同一面側で水平に延びる複数のガイド板のつなぎ部に、搬送経路内に開口するエアーダクトを配置したことを特徴とする用紙搬送装置。
- 請求項1記載の用紙搬送装置において、エアーダクトは、用紙幅以上のエアー吹き付け面積を有することを特徴とする用紙搬送装置。
- 請求項1記載の用紙搬送装置において、エアーダクトのエアー吹き付け方向は、用紙の搬送方向と順方向で、かつ用紙の搬送方向に斜めの方向であることを特徴とする用紙搬送装置。
- 請求項2記載の用紙搬送装置において、エアーダクトは、エアーを吹き付けるためのノズルを用紙の幅方向に多数有していることを特徴とする用紙搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002229205A JP2004067321A (ja) | 2002-08-06 | 2002-08-06 | 用紙搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002229205A JP2004067321A (ja) | 2002-08-06 | 2002-08-06 | 用紙搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004067321A true JP2004067321A (ja) | 2004-03-04 |
Family
ID=32015689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002229205A Pending JP2004067321A (ja) | 2002-08-06 | 2002-08-06 | 用紙搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004067321A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8141864B2 (en) | 2007-05-28 | 2012-03-27 | Ricoh Company, Limited | Recording-medium feeding device |
EP2703323A2 (en) | 2012-08-29 | 2014-03-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Conveying guide, sheet conveying apparatus, and image forming apparatus |
CN106056791A (zh) * | 2015-04-13 | 2016-10-26 | 冲电气工业株式会社 | 介质输送装置及介质交易装置 |
JP2021134012A (ja) * | 2020-02-24 | 2021-09-13 | セイコーエプソン株式会社 | 媒体搬送装置、記録装置、記録システム |
-
2002
- 2002-08-06 JP JP2002229205A patent/JP2004067321A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP2703323A2 (en) | 2012-08-29 | 2014-03-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Conveying guide, sheet conveying apparatus, and image forming apparatus |
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