JP3730561B2 - 用紙搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機,プリンター,ファクシミリ,スキャナー等のように用紙搬送機構を備えた用紙搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
用紙搬送装置の例えば複写機では、下方に位置させた給紙部(以下、第1の給紙部と称することがある)と、複写機側面に配置したバイパストレイ(以下、第2の給紙部と称することがある)との2種類の給紙部を備えたものが一般的であり、上記第1の給紙部には、頻繁に使用する種類の用紙を収納し、上記第2の給紙部(バイパストレイ)には、通常使用しない種類の用紙を適宜収納して使用している。
【0003】
図7は上記複写機の概略構成を示す模式図であり、上記バイパストレイが複写機本体内に収納可能なタイプのものを示している。
【0004】
この複写機60は、複写機本体の下部に配設された給紙部200と、この給紙部200の上方に配設された画像形成部300と、この画像形成部300よりも排出側に配設された定着部400と、この定着部400の上方に配置された排出部600、並びに複写機本体の上部に配設された画像読取部500を備え、そして上記給紙部200,上記画像形成部300,上記定着部400,及び上記排出部600を繋ぐ用紙搬送部100を備えている。
【0005】
上記画像形成部300は、電子写真プロセスによって用紙に所定のトナー像を形成するものであり、回転可能に軸支された感光体ドラム301と、この感光体ドラム301の周囲にその回転方向(矢印A)に沿って、帯電ユニット302、露光ユニット303、現像ユニット304、転写ユニット305、クリーナー306を備えている。
【0006】
上記帯電ユニット302は、帯電ワイヤからのコロナ放電によって感光体ドラム301の表面に所定電位を与えるものである。露光ユニット303は、上記画像読取部500によって読み取られた原稿の画像データに基づいて、レーザ光を感光体ドラム301に照射することにより、感光体ドラム301表面の電位を選択的に減衰させて、この感光体ドラム301の表面に静電潜像を形成するものである。現像ユニット304は、上記静電潜像をトナーにより現像して、感光体ドラム301の表面にトナー像を形成するものである。転写ローラ305は、感光体ドラム301の表面のトナー像を用紙上に転写するものである。クリーナー306は、転写後の感光体ドラム301の表面に残留しているトナーを除去するものである。
【0007】
上記定着部400は、上記画像形成部300の用紙搬送方向の下流側に配置され、上記画像形成部300においてトナー像が転写された用紙を、一対のローラ(加熱ローラ401及び加圧ローラ402)によって挟んで加熱し、用紙上にトナー像を定着させるものである。
【0008】
画像読取部500は、コンタクトガラス上に載置された原稿に、露光ランプから光を照射し、その反射光を反射鏡を介して光電変換部に導くことにより、原稿の画像情報を読み取るものである。
【0009】
上記給紙部200は、複写機の下部に位置する第1の給紙部210と、この第1の給紙部210の上側側方に位置する第2の給紙部220の2種類からなる。上記第1の給紙部210は更に2つの給紙カセット201,202を備え、2種類の用紙を収納可能となっている。上記第2の給紙部(バイパストレイ)220は引出/収納可能なトレイ部221と、このトレイ部221を収納したときに複写機側壁を閉じる蓋部222からなり、複写機60の側面から用紙を補充できる様になっている。
【0010】
それぞれの給紙カセット201,202やトレイ部221には用紙搬送路が接続されており、このうち最も下に位置する給紙カセット201から上記画像形成部300に向かう第1の用紙搬送路110に対し、上記給紙カセット201の上に位置する給紙カセット202からの第3の用紙搬送路130が合流し、更に上記トレイ部221から導出される第2の用紙搬送路120が合流している。そして画像形成部300に向かった上記第1の用紙搬送路110は、更に上記画像形成部300から定着部400を経て排出部600に向かっている。尚これらの用紙搬送路により上記用紙搬送部100が構成されている。また複写が完了した用紙は、排出部600の排出ローラ605から排出トレイ610上に排出される。
【0011】
図7から分かる様にこの複写機60は縦搬送型であり、複写機全体がコンパクトになっている。またこのバイパストレイ収納タイプの複写機60では、バイパストレイ221に用紙を積載したままトレイ221を閉じることができるから、積載用紙の吸湿を防ぐことができ、また防塵にもなるという利点を有する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上記縦搬送型の複写機60では一般に上記第1の用紙搬送路110は複写機60の側壁面近傍に設けられており、この側壁面が扉状となって該扉を開けることにより上記第1の用紙搬送路110が容易に露出される構成となっている。上記複写機60は専ら上記第1の給紙部210の用紙を使用しており、上記第1の用紙搬送路110が主な用紙搬送路となることから、この箇所に紙詰まりを起こす可能性が高いが、上記の如く第1の用紙搬送路110が容易に露出されればジャム処理もし易い。
【0013】
これに対して第2の給紙部220からの第2の用紙搬送路120は複写機60内の奥まった箇所に位置しており、ジャム処理することが容易ではない。従ってこの第2の用紙搬送路120において紙詰まりが生じた場合には、ジャム処理に非常に時間がかかったり、サービスマンを呼ぶ必要が生じたりする。
【0014】
尚上記第2の用紙搬送路120も複写機60壁面近傍に配置して、露出が容易な様に構成することも考えられるが、装置の小型化の要請を満足させる為には、大抵の場合は第2の用紙搬送路120が奥まった位置となってしまい、ジャム処理の不便を容認せざるを得なかった。
【0015】
また特に上記第2の用紙搬送路120が上記第1の用紙搬送路110に対して合流する箇所は、搬送路が交錯するために紙詰まりを生じるおそれが高く、使用者自身でジャム処理を簡単に行えることが望まれていた。
【0016】
そこで本発明は上述の問題を解消する為になされたものであり、上記合流箇所におけるジャム処理を容易に行うことができる画像処理装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る用紙搬送装置は、第1の用紙搬送路と、この第1の用紙搬送路に合流する第2の用紙搬送路とを備えた用紙搬送装置であって、前記第1の用紙搬送路の一方面を形作る第1の相手部材と、前記合流する箇所近傍における前記第1の用紙搬送路の他方面を形作り且つ前記合流する箇所近傍における前記第2の用紙搬送路の一方面を形作る合流ユニットとを備え、前記第1の相手部材が開放可能に構成され、この第1の相手部材を開放することにより前記第1の用紙搬送路が露出されるものであり、この第1の用紙搬送路を露出させた状態のときに、前記合流ユニットが前記第1の用紙搬送路側から引出可能に構成されたものであることを要旨とする。
【0018】
上記合流ユニットは合流箇所近傍における第1の用紙搬送路の他方面(以下、第1他方面と称することがある)及び第2の用紙搬送路の一方面(以下、第2一方面と称することがある)を担っているが、本発明はこの様に合流箇所近傍の用紙搬送路面を構成する部材を引出可能なユニット構成としたものである。
【0019】
上記の如く合流ユニットの第1他方面に対向した上記第1の相手部材が開放可能に構成されているから、上記第1他方面を露出可能であり、そして合流ユニットが第1の用紙搬送路側から引出可能な構成であるから、上記の様にして露出された上記第1他方面側から引き出して、合流箇所付近の上記第2の用紙搬送路を露出させることができる。従ってたとえ第2の用紙搬送路が装置の奥まった箇所に位置していても、合流箇所近傍の第2の用紙搬送路を容易に露出させてジャム処理することができる。
【0020】
しかも上記の様に合流ユニットを取り出すにあたって、第1の用紙搬送路の部分を利用しているから、合流ユニット取出の為に専用の開口部を新たに形成する必要がない。
【0021】
尚上記合流ユニットは上記引出しに引き続いて、更に取り外すことができる様に構成しても良い。
【0022】
加えて本発明において、前記第1の用紙搬送路に合流する第3の用紙搬送路を更に備え、前記合流ユニットがこの合流する箇所近傍における前記第3の用紙搬送路の一方面を形作るものであることが好ましい。
【0023】
この様に、第1の用紙搬送路に対して第2,3の2つの用紙搬送路が合流する装置の場合に、第2の用紙搬送路が合流する箇所から第3の用紙搬送路が合流する箇所にわたってこれら合流箇所近傍の用紙搬送路面を形成する合流ユニットとしても良く、この装置の場合であれば、奥まって位置する第2,3の2つの用紙搬送路について容易に露出させてジャム処理することができる。
【0024】
また本発明において、前記第1の用紙搬送路が、用紙搬送装置の一方側側面近傍に形成され、第1の給紙部から画像形成部に向けて略上下方向に用紙を搬送する搬送路であり、前記第2の用紙搬送路が、前記一方側側面の反体側に設けられたバイパストレイから用紙を略水平方向に搬送するバイパス搬送路であることが好ましい。
【0025】
この様に縦(略上下方向)に走行する上記第1の用紙搬送路に対して横方向(略水平方向)からバイパス搬送路が合流するタイプの用紙搬送装置は、上記第2の用紙搬送路(バイパス搬送路)が非常に奥まって位置しているから、本発明の様に合流箇所近傍の第2の用紙搬送路を露出できる構成のものは有効である。
【0026】
更に本発明においては、前記合流ユニットが、前記第1または第2の用紙搬送路上の用紙を搬送する搬送ローラと、用紙搬送装置本体側から伝達される駆動を受けて前記搬送ローラを駆動する駆動力伝達部とを備えたものであることが好ましい。
【0027】
この様に合流ユニットに搬送ローラが設けられているから、該合流ユニットに形成された用紙搬送面上の用紙の搬送を円滑に行うことができる。
【0028】
加えて本発明においては、前記駆動力伝達部が、用紙搬送装置本体側に向けた駆動力を送出する送出部を有することが好ましい。
【0029】
即ち上記駆動力伝達部に伝達された駆動力を更に用紙搬送装置本体側に送出するものであるが、上記合流ユニットの設置位置は、言わば用紙搬送路が集約した箇所にあたることから、用紙搬送の為の駆動力を装置内に伝達する場合に、上記の如くこの合流ユニットから駆動力を伝番する様にすれば、用紙搬送装置全体の構造の簡素化を図ることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態1に係る複写機(用紙搬送装置)の一例を示す断面模式図である。尚図7と同じ構成部分については同一の符号を付して重複説明を避ける。
【0031】
この複写機10は縦搬送型であり、下部に位置する第1の給紙部210と、側方から用紙を導入する第2の給紙部220を備えており、上記第1の給紙部210からの第1の用紙搬送路110は複写機10の一方側側面(図では左側側面)に近接して位置しているが、上記第2の給紙部220からの第2の用紙搬送路(バイパス搬送路)120は複写機10の奥まった箇所に位置している。尚上記第2の給紙部220への用紙の補給は、上記第1の用紙搬送路110とは反対側の複写機側面(図では右側側面)から行われる様になっている。
【0032】
この複写機10は排出部として上シートトレイ601,下シートトレイ602,及び横シートトレイ603の3つの用紙排出トレイを有し、定着部400の下流側に設けられた第1の分岐点114、更に第2の分岐点115で分岐して、複写済みの用紙をそれぞれ上記上シートトレイ601,下シートトレイ602,横シートトレイ603に振り分けて排出できる様になっている。
【0033】
更に上記複写機10は両面印刷可能なものであり、上記第2の分岐点115で分岐した第4の用紙搬送路140を有し、この第4の用紙搬送路140が上記第1の用紙搬送路110における下流部分に合流し、続く画像形成部300に向かって用紙裏面の画像形成が行われる。
【0034】
複写機10の一方側側面(図では左側側面)には扉部11が形成されている。この扉部11は、第1の用紙搬送路110における第1の給紙部210付近から横シートトレイ603への排出ローラ604部分までの間が分離,開放できる様になっており、該扉部(第1の相手部材)11の内面(装置内側)に上記第1の用紙搬送路110の一方面110aが形成されている。上記扉部11は軸ピン12を軸として開動し、図2[図1に示す複写機10においてその扉部11を開放した状態を表す断面模式図]に示す様に、扉部(第1の相手部材)11を開放したときに(矢印B)、第1の用紙搬送路110が露出される様になっている。尚上記第4の用紙搬送路140は上記扉部11に内蔵されている。
【0035】
第1の用紙搬送路110への第2の用紙搬送路120の合流点124から、第1の用紙搬送路110への第3の用紙搬送路130の合流点134にかけた箇所において、上記第1の用紙搬送路110の他方面側に、着脱可能な合流ユニット15が設けられている。図3はこの合流ユニット15付近を示す拡大断面図であり、該合流ユニット15は、合流点124近傍における第1の用紙搬送路110の他方面(第1他方面)110bと第2の用紙搬送路120の一方面(第2一方面)120aとを形作っている。またこの合流ユニット15は、上記合流点134近傍における第3の用紙搬送路130の一方面(以下、第3一方面と称することがある)130aも形作っている。更に合流ユニット15の上記第1他方面110bに向かって上記第4の用紙搬送路140の出口が開口し、第1の用紙搬送路110への第4の用紙搬送路140の合流箇所となっている。
【0036】
上記合流ユニット15の第2一方面120aに対向した第2の用紙搬送路120の他方面(以下、第2他方面と称することがある)120bを形作る第2の相手部材、及び上記合流ユニット15の第3一方面130aに対向した第3の用紙搬送路130の他方面(以下、第3他方面と称することがある)130bを形作る第3の相手部材は、複写機本体に取り付けられている。
【0037】
上記第2の用紙搬送路120における上流部分の搬送路121は、その一方面を形作る部材と他方面を形作る部材が1つのユニット(上流第2用紙搬送ユニット122)となっており、この上流第2用紙搬送ユニット122は複写機10の正面側(手前側)に引出可能となっている。
【0038】
図4,5は上記合流ユニット15の斜視図であり、図4は第2の用紙搬送路120の一方面120a側からの斜視図で、図5は第1の用紙搬送路110の他方面110b側からの斜視図である。但し図4においては複写機本体側に取り付けられたレール部(引出案内部材)30も併せて図示している。
【0039】
該合流ユニット15は、第1の用紙搬送路110側の用紙搬送ガイド板22及び複数のリブ29、第2の用紙搬送路120側の用紙搬送ガイド板23を有し、用紙が円滑に搬送される様になっている(矢印D,矢印E)。尚上記リブ29の縁部分が搬送面となっている。またこの様にリブ構造にすることによって給紙性能が良好となる。
【0040】
また紙送り用のフィードローラ(搬送ローラ)21が第1の用紙搬送路110側に張り出して設けられており、第1の用紙搬送路110での用紙搬送時にこのフィードローラ21が回転して用紙を下流側に搬送する(図5)。尚上記フィードローラ21の駆動力は、後述するギア42からギア41及びクラッチ24を介して伝達される。
【0041】
合流ユニット15の両側面(用紙搬送面に対する両側面)には円柱状の突起(引出被案内部材)27,28が突出して設けられている(図5(尚、図の奥側の側面にも突起が設けられている))。この突起27,28は、上記レール部30に形成されたレール溝31内を走行できる様になっている。
【0042】
上記レール溝31はその走行方向が2段階の略円弧状となっており、これは合流ユニット15の引き出しに際して、合流ユニット15が第3の用紙搬送路130の他方面130b等に当接することがない様に引き抜き方向を導く為のものである。
【0043】
更に合流ユニット15の側面(用紙搬送面に対する側面)には駆動力伝達部40が設けられており、この駆動力伝達部40のギア42に複写機本体の駆動系から駆動力が伝達される。この駆動力伝達部40には両面駆動ギア25及びバイパス駆動ギア26が設けられており、上記ギア42に伝達された駆動力が上記ギア41と上記両面駆動ギア25に分配され、更に上記ギア41からバイパス駆動ギア26に伝達される構成となっている。そして合流ユニット15が複写機本体に装着された状態のとき、この両面駆動ギア25に伝えられた駆動力は上記第4の用紙搬送路140の駆動ローラに伝達され、上記バイパス駆動ギア26に伝えられた駆動力は上記第2の用紙搬送路120の駆動ローラに伝達されることとなる。
【0044】
上記合流ユニット15は様々な用紙搬送路が合流する用紙搬送の要であるが、この要である合流ユニット15に上記の如く駆動力の分配部を配置することにより、用紙搬送装置全体の構造の簡素化を図ることができる。例えば仮に合流ユニットを避けて駆動力分配を行った場合では、駆動力の伝達経路が回り道となる可能性がある。
【0045】
次に上記複写機10において、紙詰まりを生じた際のジャム処理操作について述べる。
【0046】
まず図2に示す様に扉部11を開けて(矢印B)第1の用紙搬送路110を露出させ、この箇所に詰まった紙片等があればこれを取り除く。
【0047】
次に図6[図1に示す複写機10においてその扉部11を開放し、更に合流ユニット15を取り出す様子を表す断面模式図]に示す様に、第1の用紙搬送路110側から上記合流ユニット15を引き出して取り外す(矢印C)。このとき、合流ユニット15は上記レール溝31に沿って2段階略円弧状に上向きに引き出されて(図4,6参照)、丁度第3の用紙搬送路の他方面130bに沿って上向きに引き出されることになるから、上記他方面130bに当接することなく円滑に取り外される。
【0048】
この取り外し操作により第2の用紙搬送路120(特に合流点124近傍の第2の用紙搬送路120部分)及び第3の用紙搬送路130(特に合流点134近傍の第3の用紙搬送路130部分)が露出され、この箇所に詰まった紙片等を容易に取り除くことができる。
【0049】
その後、合流ユニット15を所定位置に装着し(矢印Cの逆向き)、扉部11を閉じる(矢印Bの逆向き)。
【0050】
上述の様に合流ユニット15が引出可能な構成であるから、先ず第1の用紙搬送路を露出させ、次いで第2,3の用紙搬送路を露出させるといった2段階の露出操作を行うことにより、奥まって位置する第2の用紙搬送路120の合流箇所近傍また第3の用紙搬送路130の合流箇所近傍に対して容易にジャム処理を行うことができる。特に上記合流ユニット15付近は用紙搬送路が交錯する様な箇所であるから、紙詰まりのおそれが高いが、上述の様にして容易にジャム処理できるから便利である。
【0051】
以上、本発明に係る用紙搬送装置に関して、例を示す図面を参照しつつ具体的に説明したが、本発明はもとより図示例に限定される訳ではなく、前記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
【0052】
例えば上記実施形態では、給紙部200から画像形成部300への用紙搬送路(用紙供給側の用紙搬送路)における合流箇所において、着脱可能な合流ユニット15を設ける構成のものを示したが、本発明はこれに限るものではなく、様々な箇所の用紙搬送路が合流する部分に適用可能であり、例えば原稿読取部における両面読取りの為の用紙搬送路部分の様に搬送路が合流し交錯した部分に適用しても良い。
【0053】
また上記実施形態では両面印刷可能な複写機を例に挙げたが、上記第4の用紙搬送路140を有しない複写機であっても良い。更に複写機に限らず、プリンター等の画像形成装置等にも適用できる。
【0054】
加えて上記実施形態では合流ユニット15の側面に突起27,28を設け、複写機本体側にレール部30を設けて、合流ユニット15の円滑な引き抜きを実現しているが、これに限るものではなく、例えば突起を複写機本体側に、レール部を合流ユニット15側に設けても良い。また突起とレール部の組み合わせに限るものではなく、他の種類の案内部材と被案内部材の組み合わせてあっても良い。
【0055】
また合流ユニットの搬送面の形状としては、上記実施形態に限らず、例えば図8[合流ユニットの他の例を示す斜視図(第1の用紙搬送路の他方面側から見た図)]に示す様に、上記複数のリブ29に換えて、平面部分を搬送面とするガイド板43を用いたものであっても良い。
【0056】
【発明の効果】
本発明に係る用紙搬送装置においては、奥まって位置する用紙搬送路の合流箇所近傍に対しても容易にジャム処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る複写機(用紙搬送装置)の一例を示す断面模式図。
【図2】図1に示す複写機においてその扉部を開放した状態を表す断面模式図。
【図3】合流ユニット付近を示す拡大断面図。
【図4】第2の用紙搬送路の一方面側から見た合流ユニット(レール部も併せて図示)の斜視図。
【図5】第1の用紙搬送路の他方面側から見た斜視図。
【図6】図1に示す複写機においてその扉部を開放し、更に合流ユニットを取り出す様子を表す断面模式図。
【図7】複写機の概略構成を示す模式図。
【図8】合流ユニットの他の例を示す斜視図(第1の用紙搬送路の他方面側から見た図)。
【符号の説明】
11 扉部
12 軸ピン
15 合流ユニット
21 フィードローラ
22,23 用紙搬送ガイド板
27,28 突起
30 レール部
31 レール溝
40 駆動力伝達部
110 第1の用紙搬送路
110a 第1の用紙搬送路の一方面
110b 第1の用紙搬送路の他方面
120 第2の用紙搬送路
120a 第2の用紙搬送路の一方面
120b 第2の用紙搬送路の他方面
124,134 合流点
130 第3の用紙搬送路
130a 第3の用紙搬送路の一方面
130b 第3の用紙搬送路の他方面
140 第4の用紙搬送路

Claims (5)

  1. 第1の用紙搬送路と、この第1の用紙搬送路に合流する第2の用紙搬送路とを備えた用紙搬送装置において、
    前記第1の用紙搬送路の一方面を形作る第1の相手部材と、
    前記合流する箇所近傍における前記第1の用紙搬送路の他方面を形作り、且つ前記合流する箇所近傍における前記第2の用紙搬送路の一方面を形作る合流ユニットとを備え、
    前記第1の相手部材は開放可能に構成され、この第1の相手部材を開放することにより前記第1の用紙搬送路が露出されるものであり、
    この第1の用紙搬送路を露出させた状態のときに、前記合流ユニットが前記第1の用紙搬送路側から引出可能に構成されたものであることを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 前記第1の用紙搬送路に合流する第3の用紙搬送路を更に備え、前記合流ユニットがこの合流する箇所近傍における前記第3の用紙搬送路の一方面を形作るものである請求項1に記載の用紙搬送装置。
  3. 前記第1の用紙搬送路が、用紙搬送装置の一方側側面近傍に形成され、第1の給紙部から画像形成部に向けて略上下方向に用紙を搬送する搬送路であり、
    前記第2の用紙搬送路が、前記一方側側面の反体側に設けられたバイパストレイから用紙を略水平方向に搬送するバイパス搬送路である請求項1または2に記載の用紙搬送装置。
  4. 前記合流ユニットは、
    前記第1または第2の用紙搬送路上の用紙を搬送する搬送ローラと、
    用紙搬送装置本体側から伝達される駆動を受けて前記搬送ローラを駆動する駆動力伝達部とを備えたものである請求項1〜3のいずれかに記載の用紙搬送装置。
  5. 前記駆動力伝達部は、用紙搬送装置本体側に向けた駆動力を送出する送出部を有する請求項4に記載の用紙搬送装置。
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