JP7169542B2 - 冷却装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷却装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、シート搬送路へ空気を送風するためのダクトを備えた冷却装置が知られている。
特許文献1には、上記冷却装置として、定着装置を抜けたシートが搬送されるシート搬送路のシートの第1面に対向する側と、シートの第1面の裏側の第2面に対向する側とに、ダクトを配設して、シート搬送路を搬送されてきたシートの両面に空気を吹き付けてシートを冷却するものが記載されている。
しかしながら、シートの熱がシートを搬送する搬送ローラに移り、搬送ローラの温度が上昇してしまうおそれがあった。
上述した課題を解決するために、本発明は、シート搬送路へ空気を送風するためのダクトを備えた冷却装置において、前記ダクトは、前記シート搬送路に向けて空気を吹き出す第一吹き出し口と、シートを搬送する搬送ローラに向けて空気を吹き出す第二吹き出し口と、前記シート搬送路に沿うシート対向面部と、前記シート対向面部のシート搬送方向下流側端部から前記シート搬送路から離れる方向の延び出す下流側側壁部とを備え、前記シート対向面部に前記第一吹き出し口を設け、前記下流側側壁部に第三吹き出し口を設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、シートと搬送ローラの温度上昇を抑制することができる。
実施形態に係る複写機を示す外観斜視図。 この複写機のプリンター及び給排紙装置の内部構成の概略を、複写機の前側から示す構成図。 定着装置と、搬送冷却ユニットとを示す斜視図。 搬送冷却ユニットを搬送中の用紙とともに示す横断面図。 搬送冷却ユニットの分解斜視図。 搬送冷却ユニットの要部拡大斜視図。 (a)は、前側板及びその周辺を部分的に示す部分斜視図であり、(b)は、後側板及びその周辺を部分的に示す部分斜視図。 排紙路のジャム紙を取り除く様子を示す図。 上送風ダクトの斜視図。 上送風ダクトの断面斜視図。 上送風ダクトの分解斜視図。 第一上部材と第二上部材との組み付けについて説明する図。 上送風ダクトの上搬送路吹き出し口の詳細について説明する図。 図9(a)の一点鎖線γで示す箇所の断面図。 図9(c)の一点鎖線νで示す箇所の断面図。 (a)は、下送風ダクトの斜視図であり、(b)は、(a)のQ方向から見た要部拡大斜視図。 下送風ダクトと、板金フレームとを示す斜視図。 (a)は、図16(b)の二点鎖線Kの位置の断面図であり、(b)は、その位置の断面斜視図。 図16(b)のJ-J断面図。 図19の矢印P方向から見た図。 図16のC-C断面図。 図16(a)のW-W断面の一部を示す図。 変形例の搬送冷却ユニットを示す横断面図。 変形例の搬送冷却ユニットにおける下送風ダクトの断面図。
以下、本発明を画像形成装置としての複写機に適用した一実施形態について説明する。
まず、実施形態に係る複写機の基本的な構成について説明する。図1は、実施形態に係る複写機を示す外観斜視図である。この複写機は、電子写真方式によって画像を形成するプリンター1と、給排紙装置200と、自動原稿搬送装置を搭載したスキャナー300と、操作表示部400とを備えている。
シートとしての用紙に画像を形成するプリンター1は、画像形成部2と、用紙搬送部100とを有している。用紙搬送部100は、図示のように、プリンター1の画像形成部2を含む本体に対してスライド移動して本体から引き出されるようになっている。
同図においては、複写機を左斜め前側から示している。同図における矢印F方向は、複写機内部において複写機の前側に向かう方向を示している。また、矢印Re方向は、複写機内部において複写機の後側に向かう方向を示している。また、矢印Ri方向は、複写機内部において複写機の右側に向かう方向を示している。また、矢印L方向は、複写機内部において複写機の左側に向かう方向を示している。
図2は、この複写機のプリンター1及び給排紙装置200の内部構成の概略を、複写機の前側から示す構成図である。プリンター1の画像形成部2は、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)のトナー像を作像するための作像ユニット3Y,3M,3C,3Kを有しており、これらは複写機の左右方向に所定のピッチで並んでいる。なお、数字の符号の後に付されているY,M,C,Kという添字は、Y,M,C,K用の部材や装置であることを示すものである。
画像形成部2は、Y,M,C,K用の作像ユニット3Y,3M,3C,3Kの他に、これらの下方に配設された転写ユニット15を有している。
Y,M,C,K用の作像ユニット3Y,3M,3C,3Kは、互いに使用するトナーの色が異なっている点の他が、ほぼ同様の構成になっている。以下、Yトナー像を作像するための作像ユニット3Yを例にして、作像ユニットの構成について説明する。
Y用の作像ユニット3Yは、ドラム状の感光体4Yを有している。また、感光体4Yの周囲に配設された、帯電器5Y、露光装置6Y、現像装置7Y、ドラムクリーニング装置8Yなども有している。
作像ユニット3Yにおいては、感光体4Yが図中反時計回り方向に回転駆動され、帯電器5Yとの対向位置で帯電器5Yによって周面がトナーの帯電極性と同じ極性に一様に高圧帯電せしめられる。一様帯電後の感光体4Y表面は、画像情報に基づいて変調されるレーザー光を出射する露光装置6Yによって光走査される。この光走査によって露光された感光体4Yの表面箇所は、電位を減衰させて静電潜像を担持する。
この静電潜像は、現像装置7YによってYトナーが選択的に付着せしめられることで、現像されてYトナー像となる。このYトナー像は、感光体4Yの回転に伴って、感光体4Yと、後述する中間転写ベルト16との当接によるY用の一次転写ニップに進入する。
転写ユニット15は、無端状の中間転写ベルト16を、これのループ内側に配設された複数のローラに掛け回して張架しながら、何れか一つのローラの回転駆動によって図中矢印A方向に無端移動せしめる。
中間転写ベルト16のループ内側に配設された複数のローラのうち、Y用の一次転写ローラ17Yは、Y用の感光体4Yとの間に中間転写ベルト16を挟み込んでいる。これにより、Y用の感光体4Yと中間転写ベルト16の外周面との当接によるY用の一次転写ニップが形成されている。
Y用の一次転写ローラ17Yには、トナーの帯電極性とは逆極性の一次転写バイアスが印加される。これにより、Y用の一次転写ニップには、Y用の感光体4Y上のYトナー像を感光体側からベルト表面側に向けて静電移動させる一次転写電界が形成される。Y用の感光体4Y上のYトナー像は、Y用の一次転写ニップにおいて、一次転写電界やニップ圧の作用によって中間転写ベルト16の外周面に一次転写される。
Y用の一次転写ニップを通過した後の感光体4Yの表面には、中間転写ベルト16に一次転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、ドラムクリーニング装置8Yによって感光体4Yの表面から除去される。
M,C,K用の作像ユニット3M,3C,3Kにおいても、Y用の作像ユニット3Yと同様の電子写真プロセスにより、感光体4M,4C,4Kの表面にMトナー像,Cトナー像,Kトナー像を作像する。
中間転写ベルト16のループ内には、Y用の一次転写ローラ17Yの他に、M,C,K用の一次転写ローラ17M,17C,17Kが配設されており、M,C,K用の感光体4Y,4M,4C,4Kとの間に中間転写ベルト16を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト16の外周面と、M,C,K用の感光体4M,4C,4Kとの当接によるM,C,K用の一次転写ニップが形成されている。
中間転写ベルト16の外周面に一次転写されたYトナー像には、M,C,K用の一次転写ニップにおいてMトナー像,Cトナー像,Kトナー像が順次重ね合わせて一次転写される。これにより、中間転写ベルト16の外周面には四色重ね合わせトナー像が形成される。
中間転写ベルト16の下方には、二次転写ローラ103が配設されており、中間転写ベルト16のループ内に配設された二次転写対向ローラ18との間に中間転写ベルト16を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト16の外周面と二次転写ローラ103との当接による二次転写ニップが形成されている。この二次転写ニップには、トナーの帯電極性と同極性の二次転写バイアスが印加される二次転写対向ローラ18と、電気的に接地された二次転写ローラ103との間に二次転写電界が形成されている。
中間転写ベルト16の外周面に形成された四色重ね合わせトナー像は、中間転写ベルト16の無端移動に伴って、二次転写ニップに進入する。
複写機の給排紙装置200は、プリンター1の用紙搬送部100の下方に、給紙バンク201や給紙カセット202を有している。そして、給紙バンク201や給紙カセット202から供給搬送路203内に送り出した用紙Pを、供給搬送路203に沿って配設された複数の搬送ローラ対によって上方に向けて搬送する。そして、供給搬送路203の末端付近に設けられた受け渡しローラ対204により、プリンター1の用紙搬送部100の給紙路101内に受け渡す。
供給搬送路203から給紙路101に受け渡された用紙Pは、給紙路101に沿って配設された複数の搬送ローラ対によって搬送され、給紙路101の末端付近に配設されたレジストローラ対102のレジストニップに突き当たってスキューが補正される。その後、レジストローラ対102の回転駆動により、中間転写ベルト16上の四色重ね合わせトナー像に同期するタイミングで、二次転写ニップに向けて送り出される。
二次転写ニップで中間転写ベルト16上の四色重ね合わせトナー像に密着された用紙Pには、二次転写電界やニップ圧の作用によって四色重ね合わせトナー像が二次転写される。これにより、白色の用紙P上にフルカラー画像が形成される。
二次転写ニップを通過した中間転写ベルト16の外周面には、用紙Pに二次転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、ベルトクリーニング装置19によって中間転写ベルト16から除去される。
プリンター1の用紙搬送部100は、給紙路101、レジストローラ対102、二次転写ローラ103の他に、転写後搬送路104、用紙搬送ベルトユニット105、定着装置106、搬送冷却ユニット110などを有している。
二次転写ニップを通過した用紙Pは、転写後搬送路104に送り出される。この転写後搬送路104は、用紙搬送ベルトユニット105、定着装置106、及び搬送冷却ユニット110を経由する。
転写後搬送路104に送り出された用紙Pは、まず、用紙搬送ベルトユニット105によって複写機の右側から左側に向けて搬送された後、定着装置106内に送り込まれる。
定着装置106は、ハロゲンランプ等の熱源を内包する定着ローラ106aと、これに向けて押圧される加圧ローラ106bとの当接による定着ニップを形成している。定着装置106内に送り込まれた用紙Pは、定着ニップに進入して加熱及び加圧される。これにより、用紙Pの表面にフルカラー画像が定着せしめられる。
定着装置106を通過した用紙Pは、搬送冷却ユニット110を経由した後、給排紙装置200の左側端部に送り込まれる。
給排紙装置200の左側端部には、切替爪205、排紙路206、排紙ローラ対207、返送路209、スイッチバック路210などが配設されている。また、給排紙装置200における給紙バンク201の上方には、再供給路211が配設されている。
プリンター1の用紙搬送部100の搬送冷却ユニット110から給排紙装置200の左側端部に受け渡された用紙Pは、切替爪205によってその後の搬送先が選択される。用紙Pの片面だけに画像を形成する片面モードや、用紙のPの両面に画像を形成する両面モードにおける両面プリント終了時には、用紙Pの搬送先として排紙路206が選択される。排紙路206に送り込まれた用紙Pは、排紙ローラ対207を経由した後、機外に排出されてスタックトレイ208上にスタックされる。
一方、両面モードにおける片面プリント終了時には、用紙Pの搬送先として返送路209が選択される。返送路209に送り込まれた用紙Pは、スイッチバック路210に進入した後、スイッチバックによって上下反転せしめられて再供給路211に送り込まれる。そして、再供給路211を経由した後、給紙路101に再び送り込まれる。その後、二次転写ニップでもう一方の面にもフルカラー画像が二次転写された後、定着装置106、搬送冷却ユニット110、排紙路206、排紙ローラ対207を順次経由した後、機外へと排出される。
定着装置106を経由した用紙Pは、高温になっている。プリント速度の高速化が進められる近年においては、用紙Pが高温のままで搬送されると、用紙P上の画像表面にガイド部材負荷によるスジ、キズや、搬送によるローラ跡が付いたり、用紙P同士が張り付くブロッキング現象を引き起こしたりし易くなってきている。
搬送冷却ユニット110は、定着装置106から送り出されてくる用紙Pを搬送しながら冷却するものである。
図3は、定着装置106と、搬送冷却ユニット110とを示す斜視図である。同図の矢印で示されるように、搬送冷却ユニット110は、定着装置106から排出された直後の用紙を搬送しながら冷却できるように、定着装置106に取り付けられる。
図4は、搬送冷却ユニット110を搬送中の用紙Pとともに示す横断面図である。搬送冷却ユニット110は、回転駆動する駆動ローラ111と、これに押圧される従動ローラ112との当接によって搬送ニップを形成しており、搬送ニップに挟み込んだ用紙Pに対して搬送力を付与する。
また、搬送冷却ユニット110は、上側ニップガイド部材113、板金フレーム119に設けられた下側ニップガイド部材119d、上送風ダクト115、下送風ダクト116なども有している。定着装置106から送り出された直後の用紙Pを、上側ニップガイド部材113と下側ニップガイド部材119dとの間に通して前述の搬送ニップに向けて案内する。
ダクトとしての上送風ダクト115には、用紙搬送路である排紙路206に向けて空気を吹き出す上搬送路吹き出し口21と、搬送ローラである従動ローラ112に対向し、従動ローラ112に向けて空気を吹き出すローラ吹き出し口22とが、用紙の幅方向(従動ローラの軸方向およびダクト長手方向とも言う)に所定の間隔を開けて複数設けられている。
また、第二ダクトたる下送風ダクト116には、排紙路206に向けて空気を吹き出す下搬送路吹き出し口41が設けられている。
上送風ダクト115の上空気送風路115dに送られてきた冷却用の空気が、図中矢印Gに示すように、上搬送路吹き出し口21から搬送ニップを通過した用紙Pの上面に吹き付けられる。また、下送風ダクト116の下空気送風路116dに送られてきた冷却用の空気が、図中矢印Hに示すように、下搬送路吹き出し口41から搬送ニップを通過した用紙Pの上面に吹き付けられる。これにより、定着装置(106)で加熱された用紙Pが両面側から冷却される。
定着装置106によって画像が定着された用紙Pは、温度が高い状態で従動ローラ112と駆動ローラ111の搬送ニップへ搬送される。この搬送ニップで、用紙Pの熱が、従動ローラ112や駆動ローラ111に受け渡され、従動ローラ112や駆動ローラ111の温度が上昇する。連続で通紙される場合、初期段階では用紙温度に対してローラ温度が低いため、用紙からローラ対へ熱交換が行われるが、次第に温度が高くなったローラ対にニップされる用紙Pは熱交換が行われず、用紙温度が高いまま下流へ搬送される。その結果、上送風ダクト115および下送風ダクト116からの空気の吹き付けによる冷却で狙いの温度まで用紙温度を低下させることができないおそれがあり、用紙P同士が張り付くブロッキング現象を引き起こすおそれがある。
また、連続で通紙される場合、従動ローラ112や駆動ローラ111の表面温度がトナー融点に近い温度にまで上昇するおそれがあり、ローラの表面温度がトナー融点に近い温度にまで上昇すると、用紙上のトナーが、ローラ表面に固着するおそれがある。このように、ローラの表面にトナーが固着すると、搬送された用紙が、ローラに張り付きやすくなり、ローラの外径に沿って用紙がローラに巻き付いて搬送不良となり装置内で用紙が紙詰まりを起こすおそれがある。特に、従動ローラ112は、用紙を加熱する定着ローラが当接する側の表面に当接するため、駆動ローラ111よりも温度が上昇しやすい。さらに、従動ローラ112には、定着直後のトナー像が接触するため、トナー固着も起こりやすい。
しかし、本実施形態では、図中矢印Fに示すように、上送風ダクト115に設けた従動ローラ112と対向するローラ吹き出し口22から直接近距離で従動ローラ112に向けて冷却空気を送風することで、ローラを常に冷却させる効果が得られる。それにより通紙によって従動ローラ112の温度の上昇が発生すると同時に冷却が行なわれ、従動ローラ112の温度上昇が抑えられる。これにより、従動ローラ112にトナーが固着するのを抑制することができ、搬送された用紙が従動ローラ112に巻き付くのを抑制することができる。
また、非通紙時は、駆動ローラ111の熱が従動ローラ112に移動して駆動ローラ111の温度上昇が抑えられる。また、駆動ローラ111の熱が従動ローラ112に移動して従動ローラ112の温度の上昇が発生すると同時に冷却が行なわれる。これにより、駆動ローラ111の温度上昇も抑制され、駆動ローラ111表面のトナー固着も抑制することができ、搬送された用紙が従動ローラ112に巻き付くのを抑制することができる。
さらには、従動ローラ112や駆動ローラ111の温度上昇を抑制することができるので、搬送ニップで良好に用紙Pとの間で熱交換が行われ、用紙Pの温度を下げることができる。これにより、上送風ダクト115および下送風ダクト116からの空気の吹き付けによる冷却で、良好に狙いの温度まで用紙温度を低下させることができ、用紙P同士が張り付くブロッキング現象の発生を抑制することができる。
従動ローラ112としては、金属ローラを用いることができる。従動ローラ112の材質を金属とした場合、ゴム部材に比べ熱伝導率が高いため、ローラ温度は高くなる傾向にある。従って、本実施形態のように、従動ローラ112を直接空冷する構成とすることで、効果的に従動ローラ112の温度上昇を抑制することができるとともに、用紙Pとの熱交換性を高めることができ、搬送ニップで用紙Pを良好に冷却することもできる。
また、従動ローラ112としては、表面にトナーが固着しにくい材質の中空形状のフィルム材等をチュービングしたものでもよい。さらには、従動ローラ112の表面を導電性とするのが好ましい。従動ローラ112の表面を導電性とすることで、ローラの帯電を抑える効果が得られる。
さらに、従動ローラ112としては、例えば芯金の外形をシリコンのようなゴム部材等によって覆い、さらにPFAといったトナーが固着しにくい素材によってチュービングされた構成でもよい。この際、ゴム部材は導電性とすることで通紙時に発生する静電気をアースに落とすといった手法を取ることが好ましい。これにより、ローラの帯電を防止することができる。また、ゴム部材にPTFEといったトナーが固着しにくくなるような材料を含有、もしくは表面にコーティングをすることにより、PFA等のチュービングを省略する構成をとることができる。
また、本実施形態では、用紙Pが搬送冷却ユニット110にないときでも、上搬送路吹き出し口21、ローラ吹き出し口22、および下搬送路吹き出し口41から冷却空気を吹き出し続ける。これにより、従動ローラ112の温度上昇を良好に抑制することができる。また、用紙Pが搬送冷却ユニット110にないときでも、上搬送路吹き出し口21や下搬送路吹き出し口41から冷却空気を吹き出し続けることで、上搬送路吹き出し口21から吹き出した空気が、図中破線よりも左側の排紙部260へ流れ、排紙部260を冷却することができる。
上搬送路吹き出し口21は、排紙路206を搬送される用紙Pの上面と対向する上送風ダクト115の上用紙ガイド面部115bの用紙搬送方向(以下、単に搬送方向ともいう)の下流側に設けられ、下流端部まで延び、さらに、上送風ダクト115の搬送方向下流側の下流側側壁部115fの下側にまで延設されている。これにより、上搬送路吹き出し口21の搬送方向下流端が、上用紙ガイド面部115bよりも排紙路206から退避した位置となる。その結果、搬送用紙の先端が、上搬送路吹き出し口21の搬送方向下流端に引っ掛るのを防止することができ、耳折れや搬送不良が発生するのを抑制することができる。
また、上搬送路吹き出し口21を、下流側側壁部115fの下側にまで延設させることで、下送風ダクト116(図中矢印G2)以外に、図中破線よりも左側の排紙部260へ向けて(図中矢印G1)冷却空気を吹き出させることができる。これにより、広範囲で用紙の上面に冷却空気を吹き付けることができ、良好に、用紙Pの温度を低下させることができる。
また、排紙部260へ向けて(図中矢印G1)冷却空気を吹き出させることができるので、非通紙中のときは、良好に排紙部260へ冷却空気を流すことができ、排紙部260の温度上昇を抑制することができる。
また、下搬送路吹き出し口41も、上搬送路吹き出し口21と同様、排紙路206を搬送される用紙Pの下面と対向する下送風ダクト116の下用紙ガイド面部116aの搬送方向下流側に設けられ、搬送方向下流端部まで延び、さらに、下送風ダクト116の下流側側壁部116cの上側にまで延設されている。これにより、下搬送路吹き出し口41の下流端が、下用紙ガイド面部116aよりも排紙路206から退避した位置となる。よって、搬送用紙の先端が、下搬送路吹き出し口41の搬送方向下流端に引っ掛るのを防止することができ、耳折れや搬送不良が発生するのを抑制することができる。
また、下搬送路吹き出し口41を、下流側側壁部116cの上側にまで延設させることで、排紙路206(図中矢印H2)以外に、図中破線よりも左側の排紙部260へ向けて(図中矢印H1)冷却空気を吹き出させることができる。これにより、下搬送路吹き出し口41から吹き出した冷却空気の一部を、排紙部260へ流すことができ、排紙部260を良好に冷却することができる。
また、本実施形態では、図4の矢印F1に示すように、ローラ吹き出し口22から吹き出した冷却空気のうち、従動ローラ112の表面に沿って流れて、搬送方向上流側へ向かう冷却空気を、上側ニップガイド部材113で堰き止めることができる。これにより、ローラ吹き出し口22から吹き出した冷却空気が、定着装置106に流れるのを抑制することができ、定着装置106(定着ローラ106a)の温度低下を抑制することができ、定着不良の発生を抑制することができる。
次に、本実施形態の搬送冷却ユニット110の構成について具体的説明する。
図5は、搬送冷却ユニット110の分解斜視図である。
搬送冷却ユニット110の板金フレーム119は、前側板119aと、後側板119bと、底板119cとを具備している。なお、上述した下側ニップガイド部材(図4の119d)も、板金フレーム119に一体形成されている。
下送風ダクト116は、板金フレーム119の底板119cの上面に固定される。上送風ダクト115は、長手方向の両端部のそれぞれに設けられた支持部115aの貫通孔に支持軸117,125(図7参照)が挿入された状態で、前側板119aと後側板119bとに回動可能に支持される。上搬送路吹き出し口21は、ダクト長手方向(従動ローラ112の軸方向、用紙の幅方向、装置の前後方向でもある)に所定の間隔を開けて複数設けられている。同様に、下搬送路吹き出し口41も、ダクト長手方向に所定の間隔を開けて複数設けられている。
駆動ローラ111や従動ローラ112は、前側板119aに設けられた軸受けと、後側板119bに設けられた軸受けとによって回転可能に受けられている。板金フレーム119の後側板119bの背面には、駆動ローラ111に駆動力を伝達するための駆動伝達機構120が固定される。また、板金フレーム119の前側板119aの搬送方向下流側端部に連通管123が固定される。
連通管123は、装置外部から取りこんだ冷却空気が流れ込む受入部123aと、上送風ダクト115に連通して、上送風ダクト115に冷却空気を送り込む第一連通部123bと、下送風ダクト116に連通して、下送風ダクト116に冷却空気を送り込む第二連通部123cとを有している。
図6は、搬送冷却ユニット110の要部拡大斜視図である。
図6に示すように、下送風ダクト116の下搬送路吹き出し口41と、上送風ダクト115の上搬送路吹き出し口21は、用紙幅方向において、同一の位置に設けられている。また、上送風ダクト115は、トーションスプリング118aによって、下送風ダクト116側へ付勢されている。
図7(a)は、前側板119a及びその周辺を部分的に示す部分斜視図であり、図7(b)は、後側板119b及びその周辺を部分的に示す部分斜視図である。
図7(a)に示すように、前側板119aには、上送風ダクト115の支持部115aが支持される前側支持軸117が設けられている。前側支持軸117は、付勢手段としての前側トーションスプリング118aが挿入されるバネ支持部117aと、上送風ダクトの前側の支持部115aが挿入されるバネ支持部117aよりも小径なダクト支持部117bとを有している。
前側トーションスプリング118aの一端は、前側板119aに設けられた前側バネ引っ掛け部119eに引っ掛けられており、他端は、上送風ダクト115に当接して、上送風ダクト115を図中矢印D1方向に付勢する。この矢印D1方向は、下送風ダクト116に向かう方向である。
図7(b)に示すように、後側板119bには、上送風ダクト115を回転自在に支持するダクト支持部材121が締結される。このダクト支持部材121には、後側支持軸125が設けられている。後側支持軸125には、根元側から順に、後側トーションスプリング118bが挿入されるバネ支持部125cと、留め輪122が嵌る溝部125bと、上送風ダクト115の後側の支持部115aが挿入されるダクト支持部125aとを有している。
後側トーションスプリング118bの一端は、後側板119bに設けられた後側バネ引っ掛け部119fに引っ掛けられており、他端は、上送風ダクト115に当接して、上送風ダクト115の後側を、図中矢印D2方向に付勢する。この矢印D2方向は、下送風ダクト116に向かう方向である。
また、後側トーションスプリング118bと上送風ダクトの後側の支持部115aとの間に留め輪122を、後側支持軸125に嵌め込むことで、上送風ダクト115の前後方向の移動を規制し、上送風ダクト115が前側支持軸117や後側支持軸125から脱落するのを防止することができる。
このように、本実施形態では、上送風ダクト115の前後方向(ダクト長手方向)の両側に設けられた各支持部115aが、それぞれ支持軸117,125に挿入されることで、上送風ダクト115が、支持軸117,125を回転軸として、回動自在に支持される。これにより、上送風ダクト115は、排紙路206に対向する対向位置(図4に示す位置)と、この対向位置から退避した退避位置との間で移動することができる。
また、本実施形態では、上送風ダクト115のダクト長手方向(装置の前後方向)における両端部のそれぞれを下送風ダクト116側に(上送風ダクト115が、対向位置に位置するように)付勢している。これにより、通紙時に用紙Pが上送風ダクト115に接触したときに、用紙Pの搬送力によって上送風ダクト115を下送風ダクト116から遠ざける方向にがたつかせてしまうことを防止することができる。
なお、本実施形態では、上送風ダクト115を対向位置側へ付勢する付勢手段として、トーションスプリングを用いているが、引張スプリング等による付勢でもよい。また、本実施形態では、上送風ダクト115のダクト長手方向の両端を付勢手段により付勢しているが、これは一例であり、ダクトの強度によって片側付勢や、ダクト長手方方向中央を付勢してもよい。
また、本実施形態では、前側板119aに支持軸117を設け、後側板119bにダクト支持部材121を締結しているが、後側板119bに支持軸117を設け、前側板119aにダクト支持部材121を締結する構成としてもよい。
図8は、排紙路206のジャム紙を取り除く様子を示す図である。
排紙路206にジャムが発生したときは、用紙搬送部100を、図1に示すように、プリンター1の本体に対してスライド移動して本体から引き出す。次に、排紙部260の排紙カバー260a(図4参照)を開いて、排紙路206を露出させる。次に、図8に示すように排紙路206でジャムしたジャム紙Pを掴んで上方に引き抜く。この際、上送風ダクト115が、ジャム紙の動きに追髄して図中破線で示す対向位置から図中実線で示す退避位置へ回動する。これにより、上送風ダクト115がジャム紙の移動の妨げになるのを抑制することができ、ジャム紙を容易に除去することができる。
ジャム紙を排紙路206から除去すると、上送風ダクト115は、トーションスプリング118a,118bの付勢力により図中反時計周りに回動し、図中破線の対向位置へ自動的に戻る。
次に、上送風ダクト115について、詳細に説明する。
図9は、上送風ダクト115の斜視図である。図9(b)は、上送風ダクト115を図9(a)の矢印αから見た図であり、図9(c)は、上送風ダクト115を図9(a)の矢印β方向から見た図である。
図9(a)に示すように、上搬送路吹き出し口21が、上用紙ガイド面部115bと下流側側壁部115fとに渡って設けられている。また、図9(b)に示すように、上送風ダクト115の従動ローラ112とのローラ対向面部115cは、円弧状になっており、かかるローラ対向面部115cに用紙の幅方向に所定の間隔を開けて複数の第二吹き出し口としてのローラ吹き出し口22が設けられている。
複数のローラ吹き出し口22のうち、上送風ダクト115の冷却空気を受け入れる上受け入れ口115eが設けられた側(冷却空気の流れ方向最上流側)に配置されたローラ吹き出し口22は、他のローラ吹き出し口22よりも開口面積が広くなっている。これは、上受け入れ口115eから上送風ダクト115に進入した冷却空気は、勢いよく流れているため、冷却空気の流れ方向最上流側のローラ吹き出し口から、冷却空気が吹き出し難くなっている。従って、冷却空気の流れ方向最上流側のローラ吹き出し口の開口面積を広くして、他のローラ吹き出し口よりも冷却空気が流れや易くし、各ローラ吹き出し口22から吹き出される冷却空気の流量の均一化を図っている。これにより、従動ローラ112を軸方向に均一に冷やすことができる。
また、図9(c)に示すように、ローラ吹き出し口22と、上搬送路吹き出し口21とが、ダクト長手方向(冷却空気の流れ方向)において、互い違いに設けられている。ローラ吹き出し口22と、上搬送路吹き出し口21とが、ダクト長手方向で同一の位置に設けた場合、ローラ吹き出し口22と上搬送路吹き出し口21のうちの一方に偏って冷却空気が吹き出すおそれがあり、他方の吹き出し口から所望の流量の冷却空気が吹き出さないおそれがある。しかし、本実施形態のように、ローラ吹き出し口22と、上搬送路吹き出し口21とが、ダクト長手方向(冷却空気の流れ方向)において、互い違いに設けることで、ローラ吹き出し口22から吹き出す冷却空気の流量および上搬送路吹き出し口21から吹き出す冷却空気の流量のいずれも大きく低下するのを抑制することができる。これにより、用紙と従動ローラ112の両方を良好に空冷することができる。
図10は、上送風ダクト115の断面斜視図であり、図11は、上送風ダクト115の分解斜視図である。
図10,図11に示すように、上送風ダクト115は、第一上部材31と第二上部材32とからなり、これらが組み合わせることで、内部に冷却空気が流れる上空気送風路115dが形成される。第一上部材31は、上送風ダクト115の従動ローラと対向するローラ対向面部115cと、上流側側壁部115hと、上壁部115iの一部115ibとを有している。第二上部材32は、上用紙ガイド面部115bと、下流側側壁部115fと上壁部115iの一部115iaとを有している。
また、図11に示すように、第二上部材32の上面には、爪部32aが、ダクトの長手方向に所定の間隔を開けて3個設けられている。また、第二上部材32のダクトの長手方向一端(冷却空気の流れ方向下流側端部)には、一箇所、爪部32bが設けられており、第二上部材32のダクトの長手方向他端(冷却空気の流れ方向上流側端部)の下側にも、爪部32cが設けられている。更には、上受け入れ口115eの上部にも爪部32d(図12(a)参照)が設けられている。
第一上部材31には、図中一点鎖線に示すように、第二上部材32の各爪部32a~32dに対応するように、フック部31a,31b,31c,31dが設けられている。
図12は、第一上部材31と第二上部材32との組み付けについて、説明する図である。
図12(a)や図12(b)に示すように、第一上部材31のフック部を弾性変形させて第二上部材32の爪部をフック部に嵌め込む、所謂スナップフィットにより第一上部材31と第二上部材32とを組み付けて、上送風ダクト115を組み立てる。このように、本実施形態では、スナップフィットで第一上部材31と第二上部材32とを組み付けることで、簡単に上送風ダクト115を組み立てることができる。
図13は、上送風ダクト115の上搬送路吹き出し口21の詳細について説明する図である。
図13(a),(b)に示すように、上搬送路吹き出し口21は、上用紙ガイド面部115bに設けられた第一吹き出し口としての上第一開口21aと、下流側側壁部115fに設けられた第三吹き出し口として上第二開口21bとで構成される。
上搬送路吹き出し口21の上第一開口21aから図中矢印G2に示すように、下送風ダクト116に向けて冷却空気が吹き出し、上第二開口21bから図中矢印G1に示すように、排紙部260へ向けて冷却空気が吹き出す。これにより、上述したように、用紙の上面を広範囲にわたり冷却空気を吹き付けることができ、良好に用紙の上面を冷却することができるとともに、排紙部260を空冷することができる。
なお、本実施形態では、上第一開口21aと上第二開口21bとを連結させているが、上第一開口21aと上第二開口21bとを分けて設けてもよい。かかる構成としても、矢印G2方向と、矢印G1方向とに冷却空気を吹き付けることができ、用紙の上面の広範囲にわたり冷却空気を吹き付けることができ、良好に用紙を冷却することができるとともに、排紙部260を空冷することができる。
しかしながら、上第一開口21aと上第二開口21bとを連結させることで、吹き出し口の用紙搬送方向下流側端部を、上用紙ガイド面部115bよりも排紙路206から退避した位置に設けることができる。これにより、上述したように、用紙の先端が、吹き出し口の用紙搬送方向下流側端部に引っ掛るのを抑制することができ、耳折れや、ジャムなどの発生を抑制することができる。
図14は、図9(a)の一点鎖線γで示す箇所の断面図である。
図14に示すように、上送風ダクト115の上壁部115iは、冷却空気の流れ方向下流側にいくに従って、徐々に上用紙ガイド面部115bに近づく(下降する)ような(図中実線の水平方向に対して角度θ1の)傾斜となっている。かかる構成とすることで、上空気送風路115dの断面積が冷却空気の流れ方向上流から下流にいくに従って徐々に狭くなる。
上空気送風路115dの冷却空気は、冷却空気の流れ方向(図中矢印R方向)の上流側の上搬送路吹き出し口21やローラ吹き出し口22から吹き出していくことで、流れ方向Rの下流側にいくに従って、冷却空気の流量が低下する。しかし、上空気送風路115dの断面積を、下流に行くに従って、徐々に狭くしていくことで、流量の低下による流速の低下を抑えることができる。これにより、流れ方向下流側から吹き出す上搬送路吹き出し口21やローラ吹き出し口22から吹き出す単位時間当たりの冷却空気の流量の低下を抑制することができる。これにより、各吹き出し口から均一に冷却空気を吹き出すことができ、用紙幅方向で均一に用紙および従動ローラ112を空冷することができる。また、流速の低下を抑制することができるので、複数の上搬送路吹き出し口21が同形状にあっても、冷却空気の流れ方向上流側、下流側で均一な流速で、各上搬送路吹き出し口21から冷却空気を吹き出すことができる。
上用紙ガイド面部115bや、ローラ対向面部115cを傾斜させて上空気送風路115dの断面積が徐々に狭くなるようにした場合は、流れ方向上流側と下流側とで、冷却対象(用紙や従動ローラ)との距離が異なってしまい、用紙幅方向で冷却対象を均一に冷却できないおそれがある。また、上用紙ガイド面部115bや、ローラ対向面部115cの厚みを、流れ方向下流にいくに従って厚くして、上用紙ガイド面部115bの上面やローラ対向面部115cの上面を傾斜させて、上空気送風路115dの断面積が徐々に狭くなるようにすることも考えられる。しかし、上送風ダクトを構成する第一上部材31や第二上部材32は、樹脂の成型品であるため、厚みが変化するような構成とした場合、ヒケなどが発生して、上用紙ガイド面部115bやローラ対向面部115cに凹凸が出来てしまう。その結果、上用紙ガイド面部115bやローラ対向面部115cに設けられた、吹き出し口から所望の方向に冷却空気が吹き出されなくなり、冷却ムラが生じるおそれがある。
一方で、上送風ダクト115の上壁部115iを傾斜とすることで、上述した冷却空気の吹き出しに問題が生じることがないため好ましい。また、本実施形態では、上壁部115iを傾斜させて冷却空気の下流側に行くに従って上空気送風路115dの断面積が小さくなるようにしているが、上壁部115iの厚みを冷却空気の流れ方向下流側に行くに従って厚くし、上空気送風路115dの上面を傾斜面としてもよい。
また、上流側側壁部115hを傾斜させるなどして、上空気送風路115dの用紙搬送方向上流側の側壁面を傾斜させ、冷却空気の下流側に行くに従って上空気送風路115dの断面積が小さくなるようにしてもよい。
また、図14に示すように、上搬送路吹き出し口21は、用紙搬送方向(図中矢印S)下流にいくに従って、軸方向の幅が、徐々に広がる形状をしており、上搬送路吹き出し口21の用紙搬送方向に延びる縁21c1,21c2が、傾斜する形状となっている。このように、一方の縁21c1と他方の縁21cとが、用紙搬送方向(図中矢印S)下流にいくに従って、軸方向に離れていくような傾斜とすることで、用紙の角部が、縁21c1や縁21c2に引っ掛るのを抑制することができる。これにより、用紙の耳折れが発生するのを抑制することができる。また、縁21c1や縁21c2を傾斜させることで、用紙に形成された画像が縁21c1,21c2に当接した際に用紙上の画像が、縁21c1,21c2によって引っ掛かれにくくすることができ、画像にスジなどが形成されるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、装置本体の後側(上空気送風路115d内の冷却空気の流れ方向下流側)に装置内の空気を排気する排気口が設けられている。そのため、上搬送路吹き出し口21から吹き出した冷却空気の一部は、図14の矢印R1に示すように、装置の後側へ流れる。これにより、用紙の幅方向において、上搬送路吹き出し口21と対向していない部分にも、冷却空気を接触させることができる。これにより、用紙上面を、用紙幅方向に均一に冷却することができる。
図15は、図9(c)の一点鎖線νで示す箇所の断面図である
ローラ吹き出し口22の上空気送風路115d内の冷却空気の流れ方向上流側の端面が、上空気送風路115dから外側へ向かうにつれて、上空気送風路115d内の冷却空気の流れ方向下流側に位置するように傾斜した(上空気送風路115d内の冷却空気の流れ方向に対して、外側に角度θ2傾斜した)傾斜面としている。かかる構成とすることで、図中矢印R2で示すローラ吹き出し口22から吹き出す冷却空気の圧力損失を抑えることができ、吹き出し効率の低下を抑制することができる。
また、上述したように、装置本体の後側に排気口が設けられているため、ローラ吹き出し口22から吹き出した冷却空気の一部は、図15の矢印F1に示すように、装置の後側へ流れる。これにより、従動ローラ112の軸方向において、ローラ吹き出し口22と対向していない部分にも、冷却空気を接触させることができる。これにより、従動ローラ112を軸方向に均一に冷却することができる。
次に、下送風ダクト116について、詳細に説明する。
図16(a)は、下送風ダクトの斜視図であり、図16(b)は、図16(a)のQ方向から見た要部拡大斜視図である。
図16(a)に示すように、下送風ダクト116には、用紙搬送方向下流側に延設された下送風ダクト内の冷却空気を下搬送路吹き出し口41から排気するための排気部42が、ダクト長手方向(軸方向、用紙幅方向、装置の前後方向および冷却空気の流れ方向でもある)に所定の間隔を開けて複数設けられている。また、下送風ダクト116の用紙搬送方向下流側の前側端部と後側端部とには、板金フレーム119に締結するための被締結部116hが設けられている。
また、下送風ダクト116の前側端部には、連通管123の第二連通部123c(図5参照)に連通し、第二連通部123cから冷却空気を受け入れる下受け入れ口116bが設けられている。
また、図16(a),(b)に示すように、下搬送路吹き出し口41は、下用紙ガイド面部116aの用紙搬送方向下流側に設けられた第四吹き出し口としての下第一開口41aと、排気部42の上端部に設けられた第五吹き出し口としての下第二開口41bとで構成されており、ダクトの長手方向に所定の間隔を開けて複数設けられている。
下用紙ガイド面部116aは、用紙搬送方向下流にいくに従って上方に位置するように傾斜(用紙搬送方向に対して上方に傾斜)しており、一方、排気部42の上面部は、用紙搬送方向下流にいくに従って下方に位置するように傾斜(用紙搬送方向に対して下方に傾斜)している。
図17は、下送風ダクト116と、板金フレーム119とを示す斜視図である。
図17に示すように、板金フレーム119の底板119cの用紙搬送下流側(図中左側)の前後方向の両端部付近には、内周面にネジ溝が形成されたネジ穴119gが形成されている。
下送風ダクト116の被締結部116hに設けられたネジ貫通孔にネジを挿入して、そのネジをネジ穴119gにねじ込むことで、下送風ダクト116が、板金フレーム119に締結される。
図18(a)は、図16(b)の二点鎖線Kの位置の断面図であり、図18(b)は、その位置の断面斜視図である。
図18(a),(b)に示すように、下送風ダクト116は、樹脂からなる第一下部材34と、樹脂からなる第二下部材35とで構成されており、第一下部材34は、下空気送風路116dの上壁部116fと、下流側側壁部116cとを有している。第二下部材35は、下空気送風路116dの下壁部116eを有している。また、第二下部材35の下壁部116eの用紙搬送方向上流側端部には、上方へ延び出した凸状部35aを有している。一方、第一下部材34の上壁部116fの用紙搬送方向上流側端部には、下方へ延び出して、凸状部35aが嵌る溝部34aを有している。この凸状部35aが、溝部34aに嵌ることで、下空気送風路116dの用紙搬送方向上流側の上流側側壁部116gが形成される。
スナップフィット等により第一下部材34と第二下部材35とが組みつけられることで、内部に下空気送風路116dが形成された下送風ダクト116が形成される。
下搬送路吹き出し口41は、下用紙ガイド面部116aに設けられた第四吹き出し口としての下第一開口41aと、排気部42の上面部に設けられた第五吹き出し口としての下第二開口41bとで構成される。
このように、下用紙ガイド面部116aの用紙搬送方向下流側端部から用紙搬送方向下流側の延設された排気部42に下第二開口41bを設けることで、下搬送路吹き出し口41が用紙搬送方向下流側に延設され、広範囲にわたり用紙の下面に対して冷却空気を吹き付けることができる。これにより、良好に用紙を冷却することができる。
また、下第二開口41bは、用紙搬送方向下流に行くに従って下降するように傾斜している。これにより、下搬送路吹き出し口41の下第一開口41aから図中矢印H2に示すように、上送風ダクト115に向けて冷却空気が吹き出し、下第二開口41bから図中矢印H1に示すように、排紙部260へ向けて冷却空気が吹き出す。これにより、上述したように、用紙の下面に冷却空気を吹き付けることができ、良好に用紙を冷却することができるとともに、排紙部260を空冷することができる。
なお、本実施形態では、下第一開口41aと下第二開口41bとを連結させているが、下第一開口41aと下第二開口41bとを分けて設けてもよい。かかる構成としても、矢印H2方向と、矢印H1方向とに冷却空気を吹き付けることができ、用紙の下面と排紙部260を空冷することができる。
しかしながら、下第一開口41aと下第二開口41bとを連結させることで、吹き出し口の用紙搬送方向下流側端部を、下用紙ガイド面部116aの下流側端部よりも排紙路206から退避した位置に設けることができる。これにより、上述したように、用紙の先端が、吹き出し口の用紙搬送方向下流側端部に引っ掛るのを抑制することができ、耳折れや、ジャムなどの発生を抑制することができる。
図19は、図16(b)のJ-J断面図である。
図19に示すように、排気部42には、ダクトの長手方向に対して直交する壁部42cを有している。この壁部42cの一部は、下空気送風路116d側へ突出している。この壁部42cにより下空気送風路116d内を流れる冷却空気の一部を堰き止め、堰き止めた冷却空気を上方の下搬送路吹き出し口41から吹き出させることができる。また、排気部42には、壁部42cよりも下空気送風路116d内の空気流れ方向上流側に配置されダクトの長手方向に対して傾斜した第一傾斜部42aと、第二傾斜部42bとを有している。
図20は、図19の矢印P方向から見た図である。
第一傾斜部42aは、下空気送風路116dの長手方向に平行な壁面に対して用紙搬送方向下流側に傾斜角度θ3傾斜している。第一傾斜部42aを設けることで、排気部42へ流れ込んできた冷却空気の圧力損失を抑制することができ、流速の低下を抑えることができる。これにより、下搬送路吹き出し口41からの冷却空気の吹き出しの勢いの低下を抑制することができる。
図21は、図16のC-C断面図であり、(a)は、断面斜視図、(b)は、正面図である。
図21に示すように、第二傾斜部42bは、下空気送風路116dの下面から下空気送風路116d内の冷却空気流れ方向下流に行くに従って、高さが徐々に高くなり、壁部42cに繋がる傾斜であって、本実施形態では、第二傾斜部42bは、円弧形状となっている。これにより、排気部42に流れ込んだ冷却空気は、図中矢印に示すように、第二傾斜部42bにより上方へガイドされる。これにより、圧力損失を抑制し、排気部42上部に設けられた下搬送路吹き出し口41から、冷却空気の吹き出しの勢いの低下を抑制することができる。
図22は、図16(a)のW-W断面の一部を示す図である。
下空気送風路116dの下面を形成する下壁部116eは、冷却空気の流れ方向のある地点から、下流側にいくに従って、徐々に下用紙ガイド面部116aに近づく(上昇)するような傾斜(図中実線の水平方向に対して角度θ4傾斜する傾斜)となっている。かかる構成とすることで、下空気送風路116dの断面積が徐々に狭くなる。
これにより、下空気送風路116dの冷却空気は、冷却空気の流れ方向(図中矢印T方向)の上流側の下搬送路吹き出し口41から吹き出していくことで、流れ方向Tの下流側にいくに従って、冷却空気の流量が低下する。しかし、下空気送風路116dの断面積を、下流に行くに従って、徐々に狭くしていくことで、流量の低下による流速の低下を抑えることができる。これにより、下流側の下搬送路吹き出し口41から吹き出す単位時間当たりの冷却空気の流量低下を抑制することができる。よって、各下搬送路吹き出し口41から均一に冷却空気を吹き出すことができ、用紙幅方向(軸方向)で均一に用紙の下面を空冷することができる。また、流速の低下を抑制することができるので、複数の下搬送路吹き出し口41が同形状にあっても、冷却空気の流れ方向上流側、下流側で均一な流速で、各下搬送路吹き出し口41から冷却空気を吹き出すことができる。
下空気送風路116dは、上空気送風路115dとは異なり、断面積を狭くする傾斜が、下空気送風路116dの途中から始まり、また、傾斜角度も、上空気送風路115dよりも小さい。これは、下送風ダクト116は、空気の吹き出しが、下搬送路吹き出し口41のみであり、上搬送路吹き出し口21と、ローラ吹き出し口22とから冷却空気が吹き出す上送風ダクト115よりも空気送風路内の流量の低下が少ない。従って、断面積を狭くする傾斜が、下空気送風路116dの途中から始まり、かつ、傾斜角度も上空気送風路115dよりも小さくても、各下搬送路吹き出し口41から均一に冷却空気を吹き出すことができる。
下送風ダクト116においても、上空気送風路115dと同様に、冷却空気の吹き出しに問題が生じるのを抑制するために、断面積を狭くする傾斜は、吹き出し口が形成された壁部に設けないことことが好ましい。従って、下壁部116eまたは上流側側壁部116gを、傾斜させるのが好ましい。また、下壁部116eまたは上流側側壁部116gの厚みを、冷却空気の流れ方向下流に行くに従って厚くし、下送風ダクト116の壁面を内側に傾斜させて、冷却空気の流れ方向下流に行くに従って断面積を狭くしてもよい。
また、上述したように装置本体の後側(冷却空気の流れ方向下流側)に装置内の空気を排気する排気口が設けられている。そのため、下搬送路吹き出し口41から吹き出した冷却空気の一部は、図22の矢印H1に示すように、装置の後側へ流れる。これにより、用紙の幅方向において、下搬送路吹き出し口41と対向していない部分にも、冷却空気を接触させることができる。これにより、用紙下面の幅方向を均一に冷却することができる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
図23は、変形例の搬送冷却ユニット110Aを示す横断面図である。また、図24は、変形例の搬送冷却ユニット110Aにおける下送風ダクト116の断面図である。
図23に示すように、この変形例は、下送風ダクトに、駆動ローラ111に向けて冷却空気を吹き出すローラ吹き出し口142を設けたものである。
図24に示すように、第一下部材34の溝部34aを、ダクトの長手方向において、所定の間隔で切り欠きを設けることで、ローラ吹き出し口142が形成されている。また、第二下部材35の凸状部35aのローラ吹き出し口142に対応する箇所の下空気送風路116d側は、上方にいくに従って外側に位置にするような傾斜面35bとなっており、圧力損失を抑制している。
この変形例においては、下送風ダクト116に設けたローラ吹き出し口142から直接近距離で駆動ローラ111に向けて冷却空気を送風することで、ローラを常に冷却させる効果が得られる。それにより通紙によって駆動ローラ111の温度の上昇が発生すると同時に冷却が行なわれ、駆動ローラ111の温度上昇が抑えられる。また、従動ローラ112の熱を、駆動ローラ111に移動させることができ、従動ローラ112の温度上昇も抑制することができる。これにより、駆動ローラ111と従動ローラ112とからなるローラ対の温度上昇を抑制することができる。よって、従動ローラ112や駆動ローラ111にトナーが固着するのを抑制することができ搬送された用紙がローラに巻き付くのを抑制することができる。
また、上送風ダクト115を、先の図4に示した構成とし、下送風ダクト116を、図23に示した構成として、従動ローラ112と駆動ローラ111とを冷却空気で冷却してもよい。かかる構成とすることで、より一層、駆動ローラ111と従動ローラ112とからなるローラ対の温度上昇を抑制することができる。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
シート搬送路へ空気を送風するための上送風ダクト115などのダクトを備えた搬送冷却ユニット110などの冷却装置において、ダクトは、排紙路206などのシートの搬送路に向けて空気を吹き出す上第一開口21aなどの第一吹き出し口と、シートを搬送する従動ローラ112などの搬送ローラに向けて空気を吹き出すローラ吹き出し口22などの第二吹き出し口とを備える。
これによれば、第一吹き出し口から吹き出した空気によりシート搬送路を搬送されてきたシートを冷却し、第二吹き出し口から吹き出した空気により搬送ローラを冷却することができる。これにより、シートと搬送ローラの温度上昇を抑制することができる。
(態様2)
態様1において、上送風ダクト115などのダクトは、上第一開口21aなどの第一吹き出し口を有し、排紙路206などのシート搬送路に沿う上用紙ガイド面部115bなどのシート対向面部と、シート対向面部のシート搬送方向下流側端部からシート搬送路から離れる方向の延び出す下流側側壁部115fとを備え、下流側側壁部に上第二開口21bなどの第三吹き出し口を設けた。
これによれば、実施形態で説明したように、広範囲にわたりシートに対して冷却空気を吹き付けることができ、良好にシートを冷却することができる。また、上第二開口21bなどの第三吹き出し口から吹き出した冷却空気で、シート搬送方向下流側に配置された部材(排紙部260のガイド板やローラなど)を空冷することができる。
(態様3)
態様2において、上第一開口21aなどの第一吹き出し口と上第二開口21bなどの第三吹き出し口とが繋がっている。
これによれば、実施形態で説明したように、上第一開口21aなどの第一吹き出し口と上第二開口21bなどの第三吹き出し口とを繋げて、上搬送路吹き出し口21を形成することで、上搬送路吹き出し口21の下流側端部を、上用紙ガイド面部115bなどのシート対向面部よりも、排紙路206などのシート搬送路から離れた位置に設けることができる。これにより、シートが、第一吹き出し口のシート搬送方向下流側端部に引っ掛るのを防止することができ、耳折れや搬送不良が発生するのを抑制することができる。
(態様4)
態様1乃至3いずれかにおいて、上送風ダクト115などのダクトを、排紙路206などのシート搬送路に対向する対向位置と退避位置との間で回動可能に支持した。
これによれば、実施形態で説明したように、排紙路206などのシート搬送路からジャム紙を取り除く際に、上送風ダクト115などのダクトが、ジャム紙の動きに追髄して対向位置から退避位置へ回動することができ、ダクトがジャム紙の除去の妨げになるのを抑制することができる。これにより、ジャム紙を容易に除去することができる。
(態様5)
態様4において、上送風ダクト115などのダクトを対向位置側へ付勢するトーションスプリング118a,118bなどの付勢手段を備える。
これによれば、実施形態で説明したように、通紙時にシートが上送風ダクト115などのダクトに接触したときに、シートの搬送力によってダクトを退避位置にがたつかせてしまうことを防止することができる。
(態様6)
態様1乃至5いずれかにおいて、上第一開口21aなどの第一吹き出し口およびローラ吹き出し口22などの第二吹き出し口は、上送風ダクト115などのダクト内の空気流れ方向に所定の間隔を開けて複数設けられており、ダクトの上空気送風路115dなどの空気送風路が、空気の流れ方向上流から下流に向けて狭くなる。
これによれば、実施形態で説明したように、空気流れ方向上流側の第一吹き出し口や第二吹き出し口から空気が吹き出すことで、上空気送風路115dなどの空気送風路内の空気の流量が低下するが、それに合わせて上空気送風路115dなどの空気送風路の断面積が狭くなるため、空気送風路内の流速の低下を抑制することができる(流量/管の断面積=流速)。これにより、空気流れ方向下流側の第一吹き出し口や第二吹き出し口の単位時間当たりの流量の低下を抑制することができる。これにより、各吹き出し口の形状を、空気の流れ方向に変えずとも、各吹き出し口から均一に空気を吹き出すことができる。その結果、シートの幅方向、搬送ローラの軸方向均一にシートおよび搬送ローラを冷却することができる。
(態様7)
態様1乃至6いずれかにおいて、上第一開口21aなどの第一吹き出し口がシート搬送方向下流に行くに従って広がるように、第一吹き出し口のシート搬送方向に延びる縁を傾斜させた。
これによれば、実施形態で説明したように、上第一開口21aなどの第一吹き出し口のシート搬送方向に延びる縁21c1や21c2に引っ掛るのを抑制することができる。これにより、シートの耳折れが発生するのを抑制することができる。また、縁21c1や縁21c2を傾斜させることで、用紙に形成された画像が縁21c1,21c2に当接した際に用紙上の画像が、縁21c1,21c2によって引っ掛かれにくくすることができ、画像にスジなどが形成されるのを抑制することができる。
(態様8)
態様1乃至7いずれかにおいて、ローラ吹き出し口22などの第二吹き出し口は、従動ローラ112などの搬送ローラに対向している。
これによれば、実施形態で説明したように、ローラ吹き出し口22などの第二吹き出し口から、直接、従動ローラ112などの搬送ローラに向けて空気を吹き付けることができ、搬送ローラを良好に空冷することができる。
(態様9)
態様1乃至8いずれかにおいて、排紙路206などのシート搬送路を挟んで上送風ダクト115などのダクトが配置された側の反対側に配置され、反対側からシート搬送路へ向けて空気を吹き出す下第一開口41aなどの第四吹き出し口を有する下送風ダクト116などの第二ダクトを備える。
これによれば、実施形態で説明したように、シートの両面を空冷することができ、良好にシートを冷却することができる。
(態様10)
態様9において、下送風ダクト116などの第二ダクトは、下第一開口41aなどの第四吹き出し口を有しシート搬送路に沿う下用紙ガイド面部116aなどのシート対向面部と、シート対向面部のシート搬送方向下流側端部より下流側に空気を吹き出す下第二開口41bなどの第五吹き出し口とを備える。
これによれば、実施形態で説明したように、広範囲にわたりシートに対して冷却空気を吹き付けることができ、良好にシートを冷却することができる。
(態様11)
態様10において、下送風ダクト116などの第二ダクトにおける、下第一開口41aなどの第四吹き出し口と、下第二開口41bなどの第五吹き出し口とが繋がっており、第五吹き出し口のシート搬送方向下流側端部を、下用紙ガイド面部116aなどのシート対向面部の最もシート搬送路側の箇所よりもシート搬送路から退避した位置に設けた。
これによれば、実施形態で説明したように、下第一開口41aなどの第四吹き出し口と下第二開口41bなどの第五吹き出し口とを繋げて、下搬送路吹き出し口41を形成し、第五吹き出し口のシート搬送方向下流側端部を下用紙ガイド面部116aなどのシート対向面部の最もシート搬送路側の箇所よりもシート搬送路から退避した位置に設けることで、下搬送路吹き出し口41の下流側端部に、シート引っ掛るのを防止することができ、耳折れや搬送不良が発生するのを抑制することができる。
(態様12)
態様10または11において、下送風ダクト116などの第二ダクトは、搬送ローラの軸方向に空気を送風するものであって、第二ダクトの下空気送風路116dなどの空気送風路に対してシート搬送方向下流側に突出して設けられ、下第一開口41aなどの第四吹き出し口および下第二開口41bなどの第五吹き出し口から第二ダクト内の空気を排出する排気部42を有し、排気部42は、第二ダクトの空気送風路内の空気の流れ方向上流から下流に向かって勾配を有する傾斜部(本実施形態では、第一傾斜部42a,第二傾斜部42b)を備える。
これによれば、実施形態で説明したように、排気部42へ流れる空気の圧力損失を抑制することができる。これにより、下第一開口41aなどの第四吹き出し口および下第二開口41bなどの第五吹き出し口から吹き出す空気の流速の低下を抑制することができる。
(態様13)
態様9乃至12いずれかにおいて、下第一開口41aなどの第四吹き出し口は、下送風ダクト116などの第二ダクト内の空気流れ方向に所定の間隔を開けて複数設けられており、第二ダクトの下空気送風路116dなどの空気送風路が、空気の流れ方向上流から下流に向けて狭くなる。
これによれば、実施形態で説明したように、空気流れ方向上流側の下第一開口41aなどの第四吹き出し口から空気が吹き出すことで、下空気送風路116dなどの空気送風路内の空気の流量が低下するが、それに合わせて空気送風路の断面積が狭くなるため、空気送風路内の流速の低下を抑制することができる(流量/管の断面積=流速)。これにより、空気流れ方向下流側の第四吹き出し口の単位時間当たりの流量の低下を抑制することができる。これにより、各吹き出し口の形状を、空気の流れ方向に変えずとも、各吹き出し口から均一に空気を吹き出すことができる。その結果、シートの幅方向均一にシートを冷却することができる。
(態様14)
用紙などのシートに画像を記録する画像形成部2などの画像記録手段と、これによって記録された画像をシートに定着せしめる定着装置106などの定着手段と、定着手段から送り出されたシートを冷却する搬送冷却ユニット110などの冷却手段とを備える画像形成装置において、冷却手段として、態様1乃至13いずれかの冷却装置を用いた。
これによれば、定着手段から送り出されたシートと、定着手段から送り出されたシートを搬送する搬送ローラとを冷却することができる。
2 :画像形成部
21 :上搬送路吹き出し口
21a :上第一開口
21b :上第二開口
22 :ローラ吹き出し口
31 :第一上部材
31a :フック部
31b :フック部
31c :フック部
31d :フック部
32 :第二上部材
32a :爪部
32b :爪部
32c :爪部
32d :爪部
34 :第一下部材
34a :溝部
35 :第二下部材
35a :凸状部
35b :傾斜面
41 :下搬送路吹き出し口
41a :下第一開口
41b :下第二開口
42 :排気部
42a :第一傾斜部
42b :第二傾斜部
42c :壁部
106 :定着装置
110 :搬送冷却ユニット
111 :駆動ローラ
112 :従動ローラ
113 :上側ニップガイド部材
115 :上送風ダクト
115a :支持部
115b :上用紙ガイド面部
115c :ローラ対向面部
115d :上空気送風路
115e :上受け入れ口
115f :下流側側壁部
115h :上流側側壁部
115i :上壁部
116 :下送風ダクト
116a :下用紙ガイド面部
116b :下受け入れ口
116c :下流側側壁部
116d :下空気送風路
116e :下壁部
116f :上壁部
116g :上流側側壁部
116h :被締結部
117 :前側支持軸
117a :バネ支持部
117b :ダクト支持部
118a :前側トーションスプリング
118b :後側トーションスプリング
119 :板金フレーム
119a :前側板
119b :後側板
119c :底板
119d :下側ニップガイド部材
119e :前側バネ引っ掛け部
119f :後側バネ引っ掛け部
119g :ネジ穴
120 :駆動伝達機構
121 :ダクト支持部材
122 :留め輪
123 :連通管
123a :受入部
123b :第一連通部
123c :第二連通部
125 :後側支持軸
125a :ダクト支持部
125b :溝部
125c :バネ支持部
142 :ローラ吹き出し口
206 :排紙路
260 :排紙部
260a :排紙カバー
特開2010-215311号公報

Claims (16)

  1. シート搬送路へ空気を送風するためのダクトを備えた冷却装置において、
    前記ダクトは、前記シート搬送路に向けて空気を吹き出す第一吹き出し口と、シートを搬送する搬送ローラに向けて空気を吹き出す第二吹き出し口と、前記シート搬送路に沿うシート対向面部と、前記シート対向面部のシート搬送方向下流側端部から前記シート搬送路から離れる方向の延び出す下流側側壁部とを備え、
    前記シート対向面部に前記第一吹き出し口を設け、前記下流側側壁部に第三吹き出し口を設けたことを特徴とする冷却装置。
  2. 請求項1に記載の冷却装置において、
    前記第一吹き出し口と前記第三吹き出し口とが繋がっていることを特徴とする冷却装置。
  3. 請求項1または2に記載の冷却装置において、
    前記ダクトを、前記シート搬送路に対向する対向位置と退避位置との間で回動可能に支持したことを特徴とする冷却装置。
  4. 請求項3に記載の冷却装置において、
    前記ダクトを前記対向位置側へ付勢する付勢手段を備えることを特徴とする冷却装置。
  5. 請求項1乃至いずれか一項に記載の冷却装置において、
    前記第一吹き出し口および前記第二吹き出し口は、前記ダクト内の空気流れ方向に所定の間隔を開けて複数設けられており、
    前記ダクトの空気送風路が、空気の流れ方向上流から下流に向けて狭くなることを特徴とする冷却装置。
  6. 請求項1乃至いずれか一項に記載の冷却装置において、
    前記第一吹き出し口がシート搬送方向下流に行くに従って広がるように、前記第一吹き出し口のシート搬送方向に延びる縁を傾斜させたことを特徴とする冷却装置。
  7. 請求項1乃至いずれか一項に記載の冷却装置において、
    前記第二吹き出し口は、前記搬送ローラに対向していることを特徴とする冷却装置。
  8. 請求項1乃至いずれか一項に記載の冷却装置において、
    前記シート搬送路を挟んで前記ダクトが配置された側の反対側に配置され、前記反対側から前記シート搬送路へ向けて空気を吹き出す第四吹き出し口を有する第二ダクトを備えることを特徴とする冷却装置。
  9. 請求項8に記載の冷却装置において、
    前記第二ダクトは、前記第四吹き出し口を有し、前記シート搬送路に沿うシート対向面部と、前記シート対向面部のシート搬送方向下流側端部より下流側に空気を吹き出す第五吹き出し口とを備えることを特徴する冷却装置。
  10. 請求項9に記載の冷却装置において、
    前記第二ダクトにおける、前記第四吹き出し口と、前記第五吹き出し口とが繋がっており、
    前記第五吹き出し口のシート搬送方向下流側端部を、前記シート対向面部の最もシート搬送路側の箇所よりも前記シート搬送路から退避した位置に設けたことを特徴とする冷却装置。
  11. 請求項9または10に記載の冷却装置において、
    前記第二ダクトは、搬送ローラの軸方向に空気を送風するものであって、
    前記第二ダクトの空気送風路に対してシート搬送方向下流側に突出して設けられ、前記第四吹き出し口および前記第五吹き出し口から第二ダクト内の空気を排出する排気部を有し、
    前記排気部は、前記第二ダクトの空気送風路内の空気の流れ方向上流から下流に向かって勾配を有する傾斜部を備えることを特徴とする冷却装置。
  12. 請求項8乃至11いずれか一項に記載の冷却装置において、
    前記第四吹き出し口は、前記第二ダクト内の空気流れ方向に所定の間隔を開けて複数設けられており、
    前記第二ダクトの空気送風路が、空気の流れ方向上流から下流に向けて狭くなることを特徴とする冷却装置。
  13. シートに画像を記録する画像記録手段と、これによって記録された画像をシートに定着せしめる定着手段と、定着手段から送り出されたシートを冷却する冷却手段とを備える画像形成装置において、
    前記冷却手段として、請求項1乃至12いずれか一項に記載の冷却装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  14. シート搬送路へ空気を送風するためのダクトを備えた冷却装置において、
    前記ダクトは、前記シート搬送路に向けて空気を吹き出す第一吹き出し口と、シートを搬送する搬送ローラに向けて空気を吹き出す第二吹き出し口とを備え、
    前記ダクトを、前記シート搬送路に対向する対向位置と退避位置との間で回動可能に支持したことを特徴とする冷却装置。
  15. シート搬送路へ空気を送風するためのダクトを備えた冷却装置において、
    前記ダクトは、前記シート搬送路に向けて空気を吹き出す第一吹き出し口と、シートを搬送する搬送ローラに向けて空気を吹き出す第二吹き出し口とを備え、
    前記第一吹き出し口および前記第二吹き出し口は、前記ダクト内の空気流れ方向に所定の間隔を開けて複数設けられており、
    前記ダクトの空気送風路が、空気の流れ方向上流から下流に向けて狭くなることを特徴とする冷却装置。
  16. シート搬送路へ空気を送風するためのダクトを備えた冷却装置において、
    前記ダクトは、前記シート搬送路に向けて空気を吹き出す第一吹き出し口と、シートを搬送する搬送ローラに向けて空気を吹き出す第二吹き出し口とを備え、
    前記第一吹き出し口がシート搬送方向下流に行くに従って広がるように、前記第一吹き出し口のシート搬送方向に延びる縁を傾斜させたことを特徴とする冷却装置。
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