JP2018136441A - 画像形成装置 - Google Patents

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【課題】装置の大型化を伴うことなく、反転搬送路によって案内されるシートを冷却可能な画像形成装置を提供すること。【解決手段】画像形成装置100は、シートの反転に用いられる第2搬送路23と、第2搬送路23においてシートが第2搬送路23によって案内されている間だけ駆動される搬送部材と、気流を発生させる冷却ファン61と、冷却ファン61の気流を現像装置14の外面に沿って案内する第1風路62と、冷却ファン61の気流を第2搬送路23の路面に沿って案内する第2風路63と、冷却ファン61で発生した気流を第1風路62へ案内する第1位置P3と第2風路63へ案内する第2位置P4との間で回動可能な可動ダクト64と、搬送部材から伝達される駆動力を受けて可動ダクト64を第1位置P3から第2位置P4へ回動させるダクト駆動部と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関する。
電子写真方式で画像を形成可能な画像形成装置では、トナー像が転写されたシートが加熱されて、そのシートにトナー像が定着される。シートに対する定着時の加熱によって、画像形成部の周辺の温度が上昇し、この影響を受けて現像装置内のトナーの温度も上昇する。トナーが高温化すると凝集するため、従来、画像形成装置には、現像装置の冷却に用いられる冷却ファンが設けられている。
また、画像形成装置は、両面印刷に用いられる反転搬送路を備えることがある。この種の画像形成装置では、反転搬送路によって案内されるシートから放出される熱により、画像形成装置の内部の温度が上昇することがある。これに対し、反転搬送路によって案内されるシートの冷却に用いられる冷却ファンを備える画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。
特開平7−239647号公報
ところで、画像形成装置において、反転搬送路によって案内されるシートの冷却に用いられる冷却ファンが現像装置の冷却に用いられる冷却ファンとは別に設けられる場合には、装置が大型化する。
本発明の目的は、装置の大型化を伴うことなく、反転搬送路によって案内されるシートを冷却可能な画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る画像形成装置は、第1搬送路と、トナー像形成部と、定着部と、第2搬送路と、搬送部材と、気流発生部と、第1風路と、第2風路と、可動ダクトと、付勢部材と、ダクト駆動部とを備える。前記第1搬送路は、予め定められた搬送方向へ搬送されるシートを案内する。前記トナー像形成部は、像担持体にトナー像を形成する現像装置を有し、前記現像装置によって前記像担持体に形成されるトナー像を前記第1搬送路によって案内されるシートに転写する。前記定着部は、前記トナー像形成部によってトナー像が転写されたシートを加熱してシート上のトナー像を定着させる。前記第2搬送路は、前記第1搬送路における前記定着部よりも前記搬送方向の下流側の分岐位置から分岐して前記トナー像形成部よりも前記搬送方向の上流側の合流位置で合流し、シートを前記合流位置へ案内する。前記搬送部材は、前記第2搬送路において回転可能に設けられ、トナー像が定着されたシートが前記第2搬送路によって案内されている間だけ駆動されてシートを搬送する。前記気流発生部は、前記現像装置及び前記第2搬送路よりも前記搬送部材の回転軸の軸方向における外側に設けられ、前記軸方向に沿った気流を発生させる。前記第1風路は、前記気流を前記現像装置の外面に沿って案内する。前記第2風路は、前記気流を前記第2搬送路の路面に沿って案内する。前記可動ダクトは、前記気流発生部に対向して設けられ、前記軸方向と直交する回転軸によって回動可能に支持されており、前記気流発生部で発生した前記気流を前記第1風路へ案内する第1位置と前記第2風路へ案内する第2位置との間で回動可能である。前記付勢部材は、前記可動ダクトを前記第2位置から前記第1位置へ向かう方向に付勢する。前記ダクト駆動部は、前記搬送部材から伝達される駆動力を受けて前記可動ダクトを前記第1位置から前記第2位置へ回動させる。
本発明によれば、装置の大型化を伴うことなく、反転搬送路によって案内されるシートを冷却することが可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係る画像形成装置における可動ダクトの構成を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるダクト駆動部の構成を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係る画像形成装置における可動ダクトの構成を示す図である。 図6は、本発明の他の実施形態に係る画像形成装置における可動ダクトの構成を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像形成装置100の構成]
まず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施形態に係る画像形成装置100の構成について説明する。ここで、図1は画像形成装置100の構成を示す断面模式図である。
なお、説明の便宜上、画像形成装置100が使用可能な設置状態(図1に示される状態)で鉛直方向を上下方向D1と定義する。また、図1に示される画像形成装置100の左側の面を正面(前面)として前後方向D2を定義する。また、前記設置状態の画像形成装置100の正面を基準として左右方向D3を定義する。
画像形成装置100は、画像データに基づいて画像を形成するプリント機能を有するプリンターである。また、本発明は、ファクシミリ装置、コピー機、及び複合機などの画像形成装置に適用可能である。
図1及び図2に示されるように、画像形成装置100は、画像形成部1、シート搬送部2、操作表示部4、制御部5、及び冷却部6を備える。画像形成部1、シート搬送部2、制御部5、及び冷却部6は、画像形成装置100の筐体100Aに収容される。筐体100Aの上面には、排紙トレイ100B、及び操作表示部4が設けられる。
画像形成部1は、外部のパーソナルコンピューター等の情報処理装置から入力された画像データに基づいて、電子写真方式で画像を形成することが可能である。図1に示されるように、画像形成部1は、感光体ドラム11、帯電装置12、光走査装置13、現像装置14、転写部材15、クリーニング装置16、及び定着装置17を備える。
感光体ドラム11は、図1に示されるように、筐体100Aの中央部において回転可能に設けられる。感光体ドラム11は、不図示のモーターから伝達される回転駆動力を受けて、図1に示される矢印方向に回転する。感光体ドラム11の表面には、静電潜像が形成される。ここに、感光体ドラム11が、本発明における像担持体の一例である。
帯電装置12は、図1に示されるように、感光体ドラム11の上方に配置される。帯電装置12は、感光体ドラム11の表面を帯電させる。
光走査装置13は、図1に示されるように、帯電装置12より上側に配置される。光走査装置13は、感光体ドラム11の表面に静電潜像を形成する。具体的に、光走査装置13は、帯電装置12によって帯電された感光体ドラム11の表面に、画像データに基づく光を照射する。なお、光走査装置13は、図1に示されるように、後述する第2搬送路23との間で現像装置14を挟む位置に配置される。
現像装置14は、図1に示されるように、感光体ドラム11の前方側の側方に配置される。現像装置14は、感光体ドラム11にトナー像を形成する。具体的に、現像装置14は、トナーを用いて光走査装置13によって感光体ドラム11の表面に形成された静電潜像を現像する。
転写部材15は、図1に示されるように、感光体ドラム11の下方に配置される。例えば、転写部材15は、感光体ドラム11の表面と接触して回転するローラー部材である。転写部材15は、感光体ドラム11との接触位置で、現像装置14によって感光体ドラム11に形成されるトナー像を、シート搬送部2によって搬送されるシートに転写する。
クリーニング装置16は、図1に示されるように、感光体ドラム11の後方側の側方に配置される。クリーニング装置16は、転写部材15によってトナー像がシートに転写された後の感光体ドラム11の表面を清掃する。例えば、クリーニング装置16は、感光体ドラム11の表面に残存するトナーを除去するブレード状のクリーニング部材、及び前記クリーニング部材によって除去されたトナーを不図示のトナー収容容器まで搬送する搬送スクリューを備える。ここに、感光体ドラム11、帯電装置12、光走査装置13、現像装置14、転写部材15、及びクリーニング装置16が、本発明におけるトナー像形成部の一例である。
定着装置17は、図1に示されるように、クリーニング装置16より後側に配置される。定着装置17は、転写部材15によってトナー像が転写されたシートを加熱して、シート上のトナー像を定着させる。例えば、定着装置17は、定着部材171、及び加圧部材172を備える。定着部材171は、加圧部材172と接触して設けられ、シートに転写されたトナー像を加熱する。加圧部材172は、定着部材171との間で形成されるニップ部を通過するシートを加圧する。ここに、定着装置17が、本発明における定着部の一例である。
シート搬送部2は、画像形成部1によって画像が形成されるシートを搬送する。図1及び図2に示されるように、シート搬送部2は、給紙カセット21、第1搬送路22、第2搬送路23、ピックアップローラー24、第1搬送ローラー25、レジストローラー26、第2搬送ローラー27、第3搬送ローラー28、第1駆動部29、第2駆動部30、伝達切替部31、第1センサー32、第2センサー33、及び第3センサー34を備える。
給紙カセット21は、画像形成部1によって画像が形成されるシートを収容する。給紙カセット21は、図1に示されるように、筐体100Aの底部に設けられる。例えば、給紙カセット21には、紙、コート紙、ハガキ、封筒、及びOHPシートなどのシート部材が収容される。給紙カセット21は、収容された複数枚のシートのうち、最上位のシートをピックアップローラー24との接触位置まで持ち上げる不図示のリフト板を有する。
第1搬送路22は、給紙カセット21、及び排紙トレイ100Bの間に形成されるシートの移動通路である。シート搬送部2では、給紙カセット21から排紙トレイ100Bへ向かう搬送方向D4(図1参照)へ搬送されるシートが第1搬送路22によって案内される。例えば、第1搬送路22は、筐体100A内に設けられた一対の搬送ガイド部材221、222(図3参照)により形成される。
図1に示されるように、第1搬送路22には、第1搬送ローラー25、レジストローラー26、第2搬送ローラー27、第1センサー32、及び第2センサー33が配置される。また、第1搬送路22には、画像形成部1の感光体ドラム11、転写部材15、及び定着装置17が配置される。第1搬送路22において、第1センサー32の配置位置から定着装置17の配置位置までの区間22A(図1参照)は、前後方向D2に延在している。
第2搬送路23は、第1搬送路22における定着装置17よりも搬送方向D4の下流側の分岐位置P1(図1参照)から分岐して、感光体ドラム11、及び転写部材15よりも搬送方向D4の上流側の合流位置P2(図1参照)で合流し、シートを合流位置P2へ案内する。例えば、第2搬送路23は、筐体100A内に設けられた一対の搬送ガイド部材231、232(図3参照)により形成される。
図1に示されるように、第2搬送路23には、第3搬送ローラー28、及び第3センサー34が配置される。第2搬送路23において、第1搬送路22の区間22Aの下方に位置する区間23A(図1参照)は、前後方向D2に延在している。
ピックアップローラー24は、図1に示されるように、給紙カセット21の前方端の上方において回転可能に設けられる。ピックアップローラー24は、給紙カセット21に収容された複数枚のシートのうち、最上位のシートを第1搬送路22へ搬送する。
第1搬送ローラー25は、第1搬送路22における分岐位置P1よりも搬送方向D4の上流側において回転可能に設けられる。第1搬送ローラー25は、第1搬送路22においてシートを搬送方向D4へ搬送する。
レジストローラー26は、第1搬送路22における感光体ドラム11、及び転写部材15よりも搬送方向D4の上流側であって、第1センサー32よりも搬送方向D4の下流側において回転可能に設けられる。レジストローラー26は、制御部5によって設定される送出タイミングで、シートを転写部材15によるトナー像の転写位置へ搬送する。
第2搬送ローラー27は、第1搬送路22における分岐位置P1よりも搬送方向D4の下流側において回転可能に設けられる。第2搬送ローラー27は、第1搬送路22においてシートを搬送方向D4へ搬送する。また、第2搬送ローラー27は、画像形成装置100において両面印刷が行われる場合に、シートを第2搬送路23へ搬送する。
第3搬送ローラー28は、第2搬送路23において回転可能に設けられる。第3搬送ローラー28は、シートを分岐位置P1から合流位置P2へ向かう搬送方向D5(図1参照)へ搬送する。第3搬送ローラー28は、回転軸28A(図4参照)に設けられるギヤ31B(図4参照)及びギヤ31Bと噛合して設けられるギヤ31A(図4参照)を介して伝達切替部31に接続される。
第1駆動部29は、第1搬送ローラー25及び第3搬送ローラー28に回転駆動力を供給するモーターである。第1駆動部29から第3搬送ローラー28への回転駆動力の伝達経路上には、伝達切替部31が設けられる。
第2駆動部30は、第2搬送ローラー27に回転駆動力を供給するモーターである。
伝達切替部31は、第1駆動部29から第3搬送ローラー28への回転駆動力の伝達の有無を切替可能である。具体的に、伝達切替部31は、制御部5からの制御信号の入力に応じて、第1駆動部29で発生する回転駆動力をギヤ31A(図4参照)及びギヤ31B(図4参照)を介して第3搬送ローラー28の回転軸28A(図4参照)へ伝達する電磁クラッチである。
第1センサー32は、シートの有無を検出可能なセンサーである。例えば、第1センサー32は、反射型又は透過型の光センサーである。第1センサー32は、制御部5による前記送出タイミングの設定に用いられる。
第2センサー33は、シートの有無を検出可能なセンサーである。例えば、第2センサー33は、第1センサー32と同様に、反射型又は透過型の光センサーである。第2センサー33は、シートが第2搬送路23へ搬送される場合における、第2駆動部30及び伝達切替部31の駆動制御に用いられる。
第3センサー34は、シートの有無を検出可能なセンサーである。例えば、第3センサー34は、第1センサー32と同様に、反射型又は透過型の光センサーである。第3センサー34は、シートが第2搬送路23へ搬送される場合における伝達切替部31の駆動制御に用いられる。
操作表示部4は、制御部5からの制御指示に応じて各種の情報を表示する液晶ディスプレーなどの表示部、及びユーザーの操作に応じて制御部5に各種の情報を入力する操作キー又はタッチパネルなどの操作部を有する。
制御部5は、不図示のCPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶装置である。前記RAMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される揮発性の記憶装置である。制御部5では、前記CPUにより前記ROMに予め記憶された各種の制御プログラムが実行される。これにより、画像形成装置100が制御部5により統括的に制御される。なお、制御部5は、集積回路(ASIC)などの電子回路で構成されたものであってもよく、画像形成装置100を統括的に制御するメイン制御部とは別に設けられた制御部であってもよい。
画像形成装置100では、シート搬送部2によって搬送されるシートに以下の手順で画像が形成される。
まず、帯電装置12によって感光体ドラム11の表面が所定の電位に一様に帯電される。次に、光走査装置13によって感光体ドラム11の表面に画像データに基づく光が照射される。これにより、感光体ドラム11の表面に画像データに対応する静電潜像が形成される。
そして、感光体ドラム11の表面に形成された静電潜像は、現像装置14によってトナー像として現像(可視像化)される。感光体ドラム11の表面に形成されたトナー像は、図1に示される矢印方向へ回転する感光体ドラム11によって、転写部材15によるトナー像の転写位置まで搬送される。
一方、シート搬送部2は、画像形成部1による画像形成動作と並行して、前記転写位置にシートを搬送する。具体的に、給紙カセット21は、前記リフト板を用いて、給紙カセット21に収容されているシートをピックアップローラー24との接触位置まで持ち上げる。ピックアップローラー24は、前記接触位置まで持ち上げられた最上位のシートを第1搬送路22へ搬送する。第1搬送ローラー25は、第1搬送路22へ搬送されたシートをレジストローラー26の配置位置まで搬送する。
第1センサー32は、第1搬送ローラー25によって搬送されるシートの先端を検出した場合に、シートの先端の検出を示す電気信号を制御部5に入力する。制御部5は、第1センサー32からのシートの先端の検出を示す電気信号の入力タイミングに基づいて、前記送出タイミングを設定する。具体的に、制御部5は、感光体ドラム11によって搬送されるトナー像の前記転写位置への到達タイミングと、レジストローラー26によって搬送されるシートの前記転写位置への到達タイミングとが一致するように、前記送出タイミングを設定する。レジストローラー26は、制御部5により設定される前記送出タイミングに基づいて、シートを前記転写位置へ搬送する。これにより、感光体ドラム11の表面に形成されたトナー像がシートに転写される。なお、感光体ドラム11の表面に残存したトナーは、クリーニング装置16によって除去される。
前記転写位置でトナー像が転写されたシートは、定着装置17へ搬送される。定着装置17では、定着部材171及び加圧部材172により、シートに転写されたトナー像が加熱される。これにより、トナー像がシートに定着する。定着装置17でトナー像が定着されたシートは、第1搬送ローラー25及び第2搬送ローラー27によって排紙トレイ100Bへ向けて搬送される。シートの片面だけに画像が形成される場合、第2搬送ローラー27は、画像形成後のシートを排紙トレイ100Bへ排出する。
一方、シートの両面に画像が形成される場合、第2センサー33は、第1搬送ローラー25によって搬送されるシートの後端を検出した場合に、シートの後端の検出を示す電気信号を制御部5に入力する。制御部5は、第2センサー33からシートの後端の検出を示す電気信号が入力されると、第2駆動部30を逆回転させる。これにより、第2搬送ローラー27の回転方向が切り替わって、シートが第2搬送路23へ搬送される。
また、制御部5は、第2センサー33からシートの後端の検出を示す電気信号が入力されると、伝達切替部31に制御信号を入力して、第1駆動部29で発生する回転駆動力を第3搬送ローラー28へ伝達させる。これにより、第2搬送路23へ搬送されたシートが第3搬送ローラー28によって合流位置P2へ搬送される。その後、シートは合流位置P2から第1搬送路22へ搬送されて、裏面に画像が形成される。
第3センサー34は、第3搬送ローラー28によって搬送されるシートの後端を検出した場合に、シートの後端の検出を示す電気信号を制御部5に入力する。制御部5は、第3センサー34からシートの後端の検出を示す電気信号が入力されると、伝達切替部31への制御信号の入力を停止して、第1駆動部29で発生する回転駆動力の第3搬送ローラー28への伝達を遮断させる。これにより、第3搬送ローラー28は、トナー像が定着されたシートが第2搬送路23によって案内されている間だけ駆動される。ここに、第3搬送ローラー28が、本発明における搬送部材の一例である。
なお、制御部5は、第1センサー32を用いて、伝達切替部31への制御信号の入力停止タイミングを判断してもよい。この場合、画像形成装置100に第3センサー34が設けられていなくてもよい。
ところで、画像形成装置100では、定着装置17によるシートに対する加熱によって画像形成部1の周辺の温度が上昇し、この影響を受けて現像装置14内のトナーの温度も上昇する。トナーが高温化すると凝集するため、画像形成装置100には、現像装置14の冷却に用いられる冷却ファン61(図3参照)が設けられている。
また、画像形成装置100では、第2搬送路23によって案内されるシートから放出される熱により、筐体100Aの内部の温度が上昇することがある。これに対し、第2搬送路23によって案内されるシートの冷却に用いられる冷却ファンを備える画像形成装置が知られている。
しかしながら、画像形成装置100において、第2搬送路23によって案内されるシートの冷却に用いられる冷却ファンが、冷却ファン61とは別に設けられる場合には、装置が大型化する。これに対し、本発明の実施形態に係る画像形成装置100では、以下に説明するように、装置の大型化を伴うことなく、第2搬送路23によって案内されるシートを冷却することが可能である。
以下、図3〜図5を参照しつつ、冷却部6について説明する。ここで、図3は図1におけるIII−III矢視断面図であって、可動ダクト64が第1位置P3に配置された状態を示す図である。また、図4はダクト駆動部66の構成を示す斜視図である。また、図5は可動ダクト64が第2位置P4に配置された状態を示す図である。なお、図4では、カバー部材67の記載が省略されている。また、図4では、第1ギヤ661等の回転方向が矢印線によって示されている。
冷却部6は、現像装置14と、第2搬送路23によって案内されるシートとを冷却可能である。図3及び図4に示されるように、冷却部6は、冷却ファン61、第1風路62、第2風路63、可動ダクト64、付勢部材65、ダクト駆動部66、及びカバー部材67を備える。
冷却ファン61は、第3搬送ローラー28の回転軸28A(図1参照)の軸方向(左右方向D3)に沿った気流を発生させる。具体的に、冷却ファン61は、回転軸28Aの軸方向に平行な回転軸を有する軸流ファンである。冷却ファン61は、現像装置14及び第2搬送路23よりも左右方向D3における外側に設けられる。例えば、冷却ファン61は、図3に示されるように、筐体100Aにおける右側面に形成された開口部100Cに対向して設けられる。例えば、開口部100Cには、冷却ファン61への接触を防止するためのスリット状のカバー部材が設けられる。冷却ファン61は、筐体100Aの外部から内部へ向けて送風する。ここに、冷却ファン61が、本発明における気流発生部の一例である。なお、冷却ファン61は、筐体100Aの内部から外部へ向けて送風してもよい。
第1風路62は、冷却ファン61で発生した気流を現像装置14の外面に沿って案内する。図3に示されるように、第1風路62は、現像装置14の底面と第1搬送路22における上側の搬送面を形成する搬送ガイド部材221との間に形成される間隙である。第1風路62における冷却ファン61側の端部には、冷却ファン61で発生した気流を第1風路62へ案内するガイド部材62A、62B(図3参照)が設けられている。冷却ファン61から第1風路62へ送られる空気は、筐体100Aの左側面に設けられた排気口100D(図3参照)から筐体100Aの外部へ排出される。
第2風路63は、冷却ファン61で発生した気流を第2搬送路23の路面に沿って案内する。図3に示されるように、第2風路63は、第2搬送路23における上側の搬送面を形成する搬送ガイド部材231と下側の搬送面を形成する搬送ガイド部材232との間に形成される間隙である。第2風路63における冷却ファン61側の端部には、冷却ファン61で発生した気流を第2風路63へ案内するガイド部材63A、63B(図3参照)が設けられている。冷却ファン61から第2風路63へ送られる空気は、排気口100D(図3参照)から筐体100Aの外部へ排出される。
可動ダクト64は、冷却ファン61に対向して設けられる。可動ダクト64は、給気口64A、及び排気口64Bを有する。給気口64Aは、可動ダクト64における冷却ファン61側の端部に設けられる。排気口64Bは、可動ダクト64における冷却ファン61側とは反対側の端部に設けられる。給気口64A、及び排気口64Bは、矩形状に形成される。図4に示されるように、可動ダクト64は、給気口64Aよりも排気口64Bが小さい先細り形状に形成される。具体的に、図4に示される状態において、排気口64Bは、給気口64Aよりも、前後方向D2に垂直な方向における幅が小さい。なお、図4に示される状態において、排気口64B、及び給気口64Aは、前後方向D2における幅が同一である。
可動ダクト64は、冷却ファン61で発生した気流を第1風路62へ案内する第1位置P3(図3参照)と、第2風路63へ案内する第2位置P4(図5参照)との間で回動可能である。具体的に、可動ダクト64は、前後方向D2における側面各々から第3搬送ローラー28の回転軸28A(図1参照)の軸方向(左右方向D3)と直交する前後方向D2に延出する回転軸641を有する。可動ダクト64は、回転軸641が筐体100Aによって回転可能に支持されることで、回転軸641を中心に第1位置P3と第2位置P4との間を回動可能に支持される。可動ダクト64の排気口64Bは、可動ダクト64が第1位置P3に配置された状態において、ガイド部材62A、62Bの間に向けられる。また、可動ダクト64の排気口64Bは、可動ダクト64が第2位置P4に配置された状態において、ガイド部材63A、63Bの間に向けられる。
図4に示されるように、可動ダクト64は、固定部642、及びかさ歯車643を有する。固定部642は、可動ダクト64の前後方向D2における側面から突出して設けられる。固定部642には、付勢部材65の一端が固定される。かさ歯車643は、回転軸641に設けられる。かさ歯車643は、ダクト駆動部66のかさ歯車664と噛合可能に設けられ、ダクト駆動部66から伝達される回転駆動力を受ける。
付勢部材65は、可動ダクト64を第2位置P4から第1位置P3へ向かう方向に付勢する。例えば、付勢部材65は、図3に示されるように、一端が可動ダクト64の固定部642に固定され、他端が筐体100Aに固定されたコイルばねである。例えば、可動ダクト64は、付勢部材65によって固定部642が上方向へ引っ張られることで、第2位置P4から第1位置P3へ向かう方向に付勢される。付勢部材65の付勢力による可動ダクト64の回動は、図3に示されるように、ガイド部材62Aによって第1位置P3で係止される。
ダクト駆動部66は、第3搬送ローラー28から伝達される回転駆動力を受けて、可動ダクト64を第1位置P3から第2位置P4へ回動させる。図3及び図4に示されるように、ダクト駆動部66は、第1ギヤ661、第2ギヤ662、伝達規制部663、かさ歯車664、及び係止部665を備える。
第1ギヤ661は、図4に示されるように、第3搬送ローラー28の回転軸28Aに設けられる。第2ギヤ662は、第1ギヤ661と噛合可能に設けられる。なお、図4では、第2ギヤ662が設けられる回転軸の記載が省略されている。
伝達規制部663は、かさ歯車664に加わる回転負荷が予め定められたトルク設定値を超える場合に、第3搬送ローラー28から可動ダクト64への駆動力の伝達を遮断する。具体的に、伝達規制部663は、トルクリミッターを内蔵したギヤである。図4に示されるように、伝達規制部663は、ギヤ部663A、及び回転軸663Bを有する。
ギヤ部663Aは、第2ギヤ662と噛合可能に設けられる。回転軸663Bは、ギヤ部663Aの軸心に配置される。例えば、ギヤ部663A及び回転軸663Bは、回転軸663Bの外周に巻き付けられた不図示のコイルばねがギヤ部663Aに固定されることで連結される。伝達規制部663では、回転軸663Bに設けられるかさ歯車664に加わる回転負荷が前記トルク設定値以下である場合には、前記コイルばねによる回転軸663Bに対する緊縛力によりギヤ部663Aと回転軸663Bとが連結される。一方、伝達規制部663では、かさ歯車664に加わる回転負荷が前記トルク設定値を超える場合には、前記コイルばねによる回転軸663Bに対する緊縛が解けて、ギヤ部663Aが回転軸663Bに対して空転する。ここで、前記トルク設定値は、付勢部材65の付勢力に抗って可動ダクト64を第1位置P3から第2位置P4へ回動させる際にかさ歯車664に加わる回転負荷より大きい値に設定される。
かさ歯車664は、図4に示されるように、伝達規制部663の回転軸663Bにおいて、可動ダクト64のかさ歯車643と噛合可能に設けられる。第1ギヤ661、第2ギヤ662、伝達規制部663のギヤ部663A、及びかさ歯車664により、第3搬送ローラー28から可動ダクト64への回転駆動力の伝達経路が構成される。ここに、かさ歯車664が、本発明におけるギヤの一例である。
係止部665は、第3搬送ローラー28から伝達される回転駆動力による可動ダクト64の回動を、第2位置P4(図5参照)で係止する。例えば、係止部665は、ガイド部材63Bである。即ち、冷却部6では、ガイド部材63Bが、第3搬送ローラー28から伝達される回転駆動力による可動ダクト64の回動を第2位置P4で係止可能に設けられており、係止部665を兼ねている。なお、ガイド部材63Bとは別の部材が、係止部665として機能してもよい。
制御部5は、画像データに基づく画像をシートに印刷する印刷処理が実行される場合に、冷却ファン61を駆動させる。ここで、可動ダクト64は、第3搬送ローラー28が回転していない場合は、付勢部材65の付勢力によって第1位置P3に配置される。これにより、冷却ファン61で発生した気流は、第1風路62へ案内される。そのため、現像装置14が冷却される。
ここで、冷却部6では、可動ダクト64が第1位置P3に配置されている場合に、可動ダクト64における付勢部材65による付勢方向の下流側の内壁64C(図3参照)、及び冷却ファン61の回転軸が平行になる。そのため、可動ダクト64が第1位置P3に配置されている場合に、内壁64C、及び冷却ファン61の回転軸が交差する構成と比較して、可動ダクト64内における送風抵抗を低下させることが可能である。なお、冷却部6において、可動ダクト64が第1位置P3に配置されている場合に、内壁64C、及び冷却ファン61の回転軸が交差してもよい。
一方、制御部5は、前記印刷処理においてシートが第2搬送路23によって案内されている間、第3搬送ローラー28を駆動させる。これにより、可動ダクト64は、ダクト駆動部66によって第1位置P3から第2位置P4へ回動される。具体的に、可動ダクト64は、第3搬送ローラー28から第1ギヤ661、第2ギヤ662、伝達規制部663、及びかさ歯車664を介して伝達される回転駆動力を受けて、第1位置P3から第2位置P4へ向けて回動する。また、可動ダクト64の回動は、係止部665によって第2位置P4で係止される。これにより、冷却ファン61で発生した気流は、第2風路63へ案内される。そのため、第2搬送路23によって案内されるシートが冷却される。
ここで、冷却部6では、可動ダクト64の回動が係止部665によって係止されると、かさ歯車664に加わる回転負荷が前記トルク設定値を超過する。そのため、第3搬送ローラー28から可動ダクト64への駆動力の伝達は、伝達規制部663によって遮断される。これにより、第1駆動部29に過大な負荷がかかることが回避される。なお、ギヤ部663Aが回転軸663Bに対して空転した後も、回転軸663Bは前記コイルばねとの間の摩擦を介してギヤ部663Aから回転駆動力を伝達される。これにより、ダクト駆動部66が、付勢部材65の付勢力によって第2位置P4から第1位置P3へ移動されることが阻止される。
また、冷却部6では、可動ダクト64が第2位置P4に配置されている場合に、可動ダクト64における付勢部材65による付勢方向の上流側の内壁64D(図5参照)、及び冷却ファン61の回転軸が平行になる。そのため、可動ダクト64が第2位置P4に配置されている場合に、内壁64D、及び冷却ファン61の回転軸が交差する構成と比較して、可動ダクト64内における送風抵抗を低下させることが可能である。なお、冷却部6において、可動ダクト64が第2位置P4に配置されている場合に、内壁64D、及び冷却ファン61の回転軸が交差してもよい。
その後、第3搬送ローラー28の駆動が停止されると、可動ダクト64は、付勢部材65の付勢力によって第2位置P4から第1位置P3へ回動される。
カバー部材67は、冷却ファン61及び可動ダクト64の間に形成される間隙を覆う。例えば、カバー部材67は、前記間隙を覆う筒状の部材である。カバー部材67により、前記間隙から空気が漏れて、第1風路62又は第2風路63を通過する気流の量が低減することが回避される。
ここで、カバー部材67は、可動ダクト64の回動に応じて、左右方向D3に伸縮可能である。例えば、カバー部材67は、図3及び図5に示されるように、蛇腹状に形成される。これにより、可動ダクト64が回動しても、前記間隙をカバー部材67で覆うことが可能である。なお、カバー部材67は、ゴムなどの弾性部材よって形成されていてもよい。なお、冷却部6において、カバー部材67は左右方向D3に伸縮可能に設けられていなくてもよい。また、冷却部6において、カバー部材67は設けられていなくてもよい。
このように、画像形成装置100では、シートが第2搬送路23によって案内されている間だけ、第3搬送ローラー28が回転する。また、画像形成装置100では、第3搬送ローラー28が回転していない場合には、可動ダクト64が第1位置P3に配置され、第3搬送ローラー28が回転している場合には、可動ダクト64が第2位置P4に配置される。これにより、シートが第2搬送路23によって案内されている間だけ、冷却ファン61で発生する気流を第2搬送路23へ送ることが可能である。そのため、装置の大型化を伴うことなく、第2搬送路23によって案内されるシートを冷却することが可能である。
[他の実施形態]
以下、図6を参照しつつ、本発明の他の実施形態に係る画像形成装置100について説明する。ここで、図6は他の実施形態に係る画像形成装置100に設けられる可動ダクト69の構成を示す図である。なお、図6では、付勢部材65、及びカバー部材67の記載が省略されている。
図6に示される画像形成装置100は、第3風路68を備える点、及び可動ダクト64に替えて可動ダクト69を備える点で、これまでに述べた画像形成装置100の構成とは異なっている。
第3風路68は、冷却ファン61で発生した気流を光走査装置13の外面に沿って案内する。図6に示されるように、第3風路68は、光走査装置13の底面と、現像装置14の上面との間に形成される間隙である。第3風路68における冷却ファン61側の端部には、冷却ファン61で発生した気流を第3風路68へ案内するガイド部材68A、68B(図6参照)が設けられている。冷却ファン61から第3風路68へ送られる空気は、排気口100D(図6参照)から筐体100Aの外部へ排出される。なお、第3風路68は、光走査装置13の底面と、光走査装置13及び現像装置14の間に設けられるガイド部材との間に形成される間隙であってもよい。
可動ダクト69は、冷却ファン61で発生した気流を第3風路68及び第1風路62に案内する第3位置P5(図6参照)と、冷却ファン61で発生した気流を第1風路62及び第2風路63に案内する第4位置P6(図6参照)との間で回動可能である。
具体的に、図6に示されるように、可動ダクト69は、回転軸691、固定部692、及び不図示のかさ歯車を有する。回転軸691、固定部692、及び不図示のかさ歯車は、可動ダクト64の回転軸641、固定部642、及びかさ歯車643と同一の機能を有する。
また、可動ダクト69は、図6に示されるように、給気口69A、第1排気口69B、及び第2排気口69Cを有する。給気口69Aは、可動ダクト69の左右方向D3における冷却ファン61側の端部に設けられる。第1排気口69B、及び第2排気口69Cは、可動ダクト69の左右方向D3における冷却ファン61側とは反対側の端部において、可動ダクト69の回転方向に沿って離間して設けられる。給気口69A、第1排気口69B、及び第2排気口69Cは、矩形状に形成される。第1排気口69B、及び第2排気口69Cは、給気口69Aとつながっている。即ち、可動ダクト69において、可動ダクト69内部の気流の移動経路は、第1排気口69Bにつながる第1の経路と、第2排気口69Cにつながる第2の経路に分岐している。
可動ダクト69は、第3位置P5に配置されている場合に、第1排気口69Bが第3風路68に対向すると共に、第2排気口69Cが第1風路62に対向する。また、可動ダクト69は、第4位置P6に配置されている場合に、第1排気口69Bが第1風路62に対向すると共に、第2排気口69Cが第2風路63に対向する。ここに、第1排気口69Bが、本発明における第1開口部の一例である。また、第2排気口69Cが、本発明における第2開口部の一例である。また、第3位置P5が、本発明における第1位置の他の一例である。また、第4位置P6が、本発明における第2位置の他の一例である。
なお、可動ダクト69は、第1排気口69B、及び第2排気口69Cに替えて、一つの排気口を有していてもよい。この場合、可動ダクト69が第3位置P5に配置されている場合に、ガイド部材68A、68B、及びガイド部材62A、62Bによって、冷却ファン61で発生した気流が第3風路68、及び第1風路62に案内されてもよい。また、可動ダクト69が第4位置P6に配置されている場合に、ガイド部材62A、62B、及びガイド部材63A、63Bによって、冷却ファン61で発生した気流が第1風路62、及び第2風路63に案内されてもよい。
このように、他の実施形態に係る画像形成装置100では、第3搬送ローラー28が回転していない場合には、可動ダクト69が第3位置P5に配置されて、光走査装置13及び現像装置14が冷却される。また、第3搬送ローラー28が回転している場合には、可動ダクト69が第4位置P6に配置されて、第2搬送路23によって案内されるシート及び現像装置14が冷却される。そのため、一つの冷却ファン61で、第2搬送路23によって案内されるシート、光走査装置13、及び現像装置14を冷却可能である。
1 画像形成部
2 シート搬送部
4 操作表示部
5 制御部
6 冷却部
11 感光体ドラム
12 帯電装置
13 光走査装置
14 現像装置
15 転写部材
16 クリーニング装置
17 定着装置
21 給紙カセット
22 第1搬送路
23 第2搬送路
24 ピックアップローラー
25 第1搬送ローラー
26 レジストローラー
27 第2搬送ローラー
28 第3搬送ローラー
29 第1駆動部
30 第2駆動部
31 伝達切替部
32 第1センサー
33 第2センサー
34 第3センサー
61 冷却ファン
62 第1風路
63 第2風路
64 可動ダクト
65 付勢部材
66 ダクト駆動部
67 カバー部材
68 第3風路
69 可動ダクト
100 画像形成装置

Claims (7)

  1. 予め定められた搬送方向へ搬送されるシートを案内する第1搬送路と、
    像担持体にトナー像を形成する現像装置を有し、前記現像装置によって前記像担持体に形成されるトナー像を前記第1搬送路によって案内されるシートに転写するトナー像形成部と、
    前記トナー像形成部によってトナー像が転写されたシートを加熱してシート上のトナー像を定着させる定着部と、
    前記第1搬送路における前記定着部よりも前記搬送方向の下流側の分岐位置から分岐して前記トナー像形成部よりも前記搬送方向の上流側の合流位置で合流し、シートを前記合流位置へ案内する第2搬送路と、
    前記第2搬送路において回転可能に設けられ、トナー像が定着されたシートが前記第2搬送路によって案内されている間だけ駆動されてシートを搬送する搬送部材と、
    前記現像装置及び前記第2搬送路よりも前記搬送部材の回転軸の軸方向における外側に設けられ、前記軸方向に沿った気流を発生させる気流発生部と、
    前記気流を前記現像装置の外面に沿って案内する第1風路と、
    前記気流を前記第2搬送路の路面に沿って案内する第2風路と、
    前記気流発生部に対向して設けられ、前記軸方向と直交する回転軸によって回動可能に支持されており、前記気流発生部で発生した前記気流を前記第1風路へ案内する第1位置と前記第2風路へ案内する第2位置との間で回動可能な可動ダクトと、
    前記可動ダクトを前記第2位置から前記第1位置へ向かう方向に付勢する付勢部材と、
    前記搬送部材から伝達される駆動力を受けて前記可動ダクトを前記第1位置から前記第2位置へ回動させるダクト駆動部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記ダクト駆動部は、
    前記搬送部材から前記可動ダクトへの駆動力の伝達経路上に設けられるギヤと、
    前記搬送部材から伝達される駆動力による前記可動ダクトの回動を前記第2位置で係止する係止部と、
    前記ギヤに加わる回転負荷が予め定められたトルク設定値を超える場合に、前記搬送部材から前記可動ダクトへの駆動力の伝達を遮断する伝達規制部と、を含む、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記気流発生部は、前記可動ダクトへ向けて送風する軸流ファンであって、
    前記可動ダクトは、前記第1位置に配置されている場合に前記付勢部材による付勢方向の下流側の内壁及び前記軸流ファンの回転軸が平行になり、前記第2位置に配置されている場合に前記付勢方向の上流側の内壁及び前記軸流ファンの回転軸が平行になる、
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記気流発生部及び前記可動ダクトの間に形成される間隙を覆うカバー部材を備える、
    請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記カバー部材は、前記可動ダクトの回動に応じて前記軸方向に伸縮可能である、
    請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記トナー像形成部は、前記第2搬送路との間で前記現像装置を挟む位置で前記像担持体に静電潜像を形成する光走査装置を含み、
    前記現像装置は、トナーを用いて前記光走査装置によって前記像担持体に形成された静電潜像を現像し、
    前記画像形成装置は、前記気流を前記光走査装置の外面に沿って案内する第3風路を備え、
    前記可動ダクトは、前記第1位置において前記気流発生部で発生した気流を前記第3風路及び前記第1風路に案内し、前記第2位置において前記気流発生部で発生した気流を前記第1風路及び前記第2風路に案内する、
    請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記可動ダクトは、前記軸方向における前記気流発生部側とは反対側の端部に設けられる第1開口部及び第2開口部を有し、前記第1位置に配置されている場合に前記第1開口部が前記第3風路に対向すると共に前記第2開口部が前記第1風路に対向し、前記第2位置に配置されている場合に前記第1開口部が前記第1風路に対向すると共に前記第2開口部が前記第2風路に対向する、
    請求項6に記載の画像形成装置。
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