JPS6353567A - 複写機の冷却装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は原稿台固定、スリット露光方式の複写機におけ
る冷却装置に関するものである。

（従来の技術） この種複写機では原稿の照明光源が、熱源となって原稿
台上面まわりを昇温させ、複写機の使用者に熱い思いを
させるし、場合によっては危険さえある。そこで原稿台
上面まわりの安全温度の基準が定められ、冷却ファンに
より強制冷却して対処している。

従来この冷却ファンは一定の場所に一定の排気方向を持
つようにして設けている。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、前記熱源である照明光源は前記スリット露光
のための露光光学系の走査動作に伴って走査移動させら
れるので、前記一定の場所に一定の排気方向を持って設
けられる冷却ファンによっては効率よく冷却され雌い。

殊に小型の複写機では冷却ファンの能力や設置場所、冷
却風の排気経路等に制限があるため、冷却効率がさらに
低く充分な冷却効果が得難い。

（問題点を解決するための手段） 本発明は前記のような問題点を解決するために、原稿台
固定、スリット露光方式の複写機において、排気方向可
変な冷却ファンと、この冷却ファンの排気方向を照明光
学系の走査移動に対応して変化させる排気方向制御手段
とを備えたことを特徴とするものである。

（作用） 複写時スリットｎ光のための露光光学系が走査動作され
、その露光光学系の一部である照明光学系も走査移動す
る。一方冷却フアンが複写動作の開始とともに作動され
、しかも排気方向制御手段によって前記照明光学系の走
査移動に対応して排気方向を変化させられる。

これによって冷却ファンは照明光学系の各移動位置に対
応して常時最も冷却効率のよい向きに冷却風を送ること
ができる。

（実施例） 第１図から第４図に示す本発明の一実施例について説明
すれば、第４図に示すように複写機の本体１内のほぼ中
央に感光体ドラム２が設けられ、この感光体ドラム２の
上部空間に本体１の天面に設けられている原稿載置ガラ
ス３上に置かれる原稿４の像を感光体ドラム２にスリッ
トｎ光させる露光光学系５が設けられている。

露光光学系５は第１移動台６に設けられた照明ランプ７
、反射笠８（照明光学系）および第１移動ミラー９と、
第２移動台１０に設けられた第２、第３各移動ミラー１
）．１２と、固定ミラー１３と、第３移動ミラー１２と
固定ミラー１３との間に設けたスルーレンズ１４とから
なり、照明ランプ７および反射笠８によって照明する原
稿４の像を、第１、第２、第３各移動ミラー９．１）．
１２によってスルーレンズ１４に導き、スルーレンズ１
４を経た結像光束を固定ミラー１３によって感光体ドラ
ム２上にスリット露光する。

この際第１移動台６は駆動ワイヤ１５との直結によって
直接矢印ａ方向に速度Ｖで走査移動させられ、第２移動
台１０は駆動ワイヤ１５の途中を巻回した移動プーリ１
６を介した駆動ワイヤ１５との間接連結によって矢印ａ
方向に速度ｖ／２で走査移動させられる。これによって
露光光学系５の共役長を一定に保ちながら原稿４の像の
全範囲につき、前記走査移動に同期して矢印す方向に回
転駆動される感光体ドラム２上に連続的にスリット露光
していく。

感光体ドラム２は、そのまわりに配されたイレーザ１７
、帯電チャージャ１８、現像器１９、クリーニング装置
２０、転写チャージャ２１と云った作像、転写プロセス
機器の作用によって、前記スリット露光される原稿の像
を静電潜像とするとともにそれをトナー現像され通紙経
路２２を通じタイミングローラ２３によるタイミング調
整を受けて供給されてくる複写紙にトナー像を転写させ
る。

トナー像を転写された複写紙は定着器２４によって定着
した後排出される。

本体１内の感光体ドラム２の設置部に対し露光光学系５
の設置部が仕切壁２５によって仕切られている。２６は
スリット露光のための露光窓である。

この仕切壁２５の露光光学系待機位置側の部分に設けら
れた凹陥部２５ａ上に冷却用のクロスフローファンく冷
却ファン）２７を設けである。クロスフローファン２７
はその軸線が前記走査方向と直交する向きに設置してあ
り、第１図から第３図に示すように仕切壁２５上に固設
された左右一対の取付ステー２８に回動軸３３により回
動自在に保持され、第１図、第３図の如く吸気口３０お
よび排気口３１を形成する回動ケーシング２９を有し、
回動軸３３を中心に回動することで、排気口３１の向き
を第１図、第３図の矢印ｃ、ｅで示すように変化させる
ようになっている。排気口３１の向きの変化に対応し吸
気口３０の向きも変化する。回動軸３３はファンロータ
３２の回転軸３２ａを軸受している。

ファンロータ３２は一方のステー２８の外側に固定し回
転軸３２ａに連結したモータ３４により駆動するように
しである。

ここで回動ケーシング２９の下を潜るようにして露光光
学系５の走査方向に張設した排気方向制御用の制御ワイ
ヤ４１を設け、この制御ワイヤ４１の一端を仕切壁２５
上のビン４２にばね４３を介し連結し、他端を前記駆動
ワイヤ１５の駆動ドラム３５が設けられている駆動軸３
６上の巻取ドラム４４に止着しかつ巻回させている。、
３７は仕切壁２５上の取付ステー４５上に設けた中継プ
ーリであって制御ワイヤ４１の途中をｉＪ）けである。

そして制御ワイヤ４１の途中を前記回動ケーシング２９
の一部に取付金具４６によって止着し、露光光学系５に
おける照明ランプ７の走査動作に連動してクロスフロー
ファン２７の排気口３１の向きを変える排気方向制御手
段４７を形成している。

以上において、複写動作開始によって駆動軸３６が駆動
されると、駆動ドラム３５を回転させそれに途中が巻回
されている駆動ワイヤ１５を作動させる。この作動で駆
動ワイヤ１５は移動プーリ１６の速度ν／２での移動を
伴って途中部分が速度■で移動させられ、駆動ワイヤ１
５と直結している第１移動台６を矢印ａ方向に速度Ｖで
走査移動させる。また移動プーリ１６と連結している第
２移動台１０を速度ｖ／２で矢印ａ方向に走査移動させ
る。

これによって原稿載置ガラス３上の原稿４の像を感光体
ドラム２上にスリット露光し複写を行わせる。

一方、前記駆動軸３６の回転によって巻取ドラム４４も
回転され、制御ワイヤ４１をばね４３に抗し巻取る。こ
のため制御ワイヤ４１は第１図、第３図、第４図の矢印
ｄ方向に引っ張られ、クロスフローファン２７の回動ケ
ーシング２９を矢印ｅ方向に回動させるので、吸気口３
０、排気口３１の向きを同方向に変化させる。この排気
口３１の向きの変化で、クロスフローファン２７からの
冷却風は第４図に示す如く走査移動される第１移動台６
上の照明ランプ７および反射笠８を追従し、移動する熱
源としての照明ランプ７および反射笠８を常時効率よく
冷却することができる。

排気口３１の向きの変化に対応して吸気口３０の向きも
変化し、常時排気口３１の反対側に位置することで、排
気口３１からの冷却風の排気特性に変化を及ぼしたりし
ないようになっている。

露光光学系５は走査動作終了復元の待機位置に戻される
が、このときの駆動軸３６の逆転によって制御ワイヤ４
１は巻取ドラム４４から巻戻されるがばね４３によって
常時緊張状態を保ち、矢印ｄとは逆の方向に移動され、
ケーシング２９を矢印Ｃ方向に移動させる。したがって
クロスフローファン２７の排気口３１からの冷却風排気
方向が待機位置へ復動される照明ランプ７および反射笠
８に追従して変化し、オフした後の照明ランプ７および
反射笠８をも効率よく冷却し余熱を奪いやすい。

なお照明ランプ７の走査移動と排気口３１の向き変化と
の速度関係は、巻をドラム４４の直径を調整することで
簡単に調整することができる。

第５図に示す第２の実施例は、クロスフローファン２７
のケージングを軸線方向途中部分で２分割された固定ケ
ーシング２９ａと回動ケーシング２９とで形成し、回動
ケーシング２９はその外端を第１実施例と同じ回動軸３
３によってステー２８に支持され、内端を固定ケーシン
グ２９ａと一体に設けた中間ステー５１上の回動板５２
と一体化して支持される。

回動ケーシング２９には第１実施例と同様の制御ワイヤ
４】に連結して露光光学系の走査移動に連動させ゛ζク
ロスフローファン２７の半部からの冷却風排気方向を制
御し、走査移動される照明光学系を効率よく冷却させら
れるようにしである。

またクロスフローファン２７の固定ケーシング２９ａが
もうけられる半部では、冷却風排気方向が不変であるこ
とによって、一定位置にある感光体ドラム２のまわりに
発生するオゾンの排出、あるいはモータ等定位置にある
ものや場所を常時冷却することができる。　第６図に示
す第３実施例は、クロスフローファン２７の排気口３１
の両縁に、支持軸６１によって揺動可能に支持されたル
ーパー６２．６３を設けてステー６４により相互に連結
しである。そしてこのルーパー６２．６３を第１、第２
実施例と同様に制御ワイヤ４１と金具６５により連結し
、露光光学系の走査動作に連動してルーパー６２．６３
が揺動され排気口３１の向きを変化させるようになって
いる。

この実施例では固定ケーシング２９ａを採用しているの
で、吸気口３０の向きは変らない。

第７図に示す第４実施例は、クロスフローファン２７を
その軸線が露光光学系の走査動作方向と平行なように配
する場合を示し、排気口３１にその両縁部に軸７１．７
２により回動自在に支持されてファン２７の軸線方向に
自由端部が揺動されるルーパー７３を通数設け、この各
ルーパー７３を前記各実施例同様制御ワイヤ４１に連結
して露光光学系の走査動作に連動させ、排気口３１の向
きを照明光学系の走査移動対応して変化させられるよう
にしである。

この実施例の場合、送風域を照明光学系の走査移動方向
北天きくするのに有効である。

なお、前記各実施例では露光光学系の駆動ワイヤによっ
て露光光学系の走査動作に冷却ファンの排気口の向き変
化を連動させたが、どのような連動構造を採ってもよい
し、必ずしも連動する必要はなく電気的信号による同期
を取ると云った他の方法も採用することができる。

（発明の効果） 本発明は前記構成および作用を有するので、走査移動さ
れる照明光学系に追従して冷却風の排気方向を変え効率
よく冷却させることができ、冷却ファンの能力や設置場
所、冷却風の排気経路に制限を受けやすい小型複写機に
特に有効である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を示す要部の斜視図、第２
図はクロスフローファンの一部の拡大縦断面図、第３図
はクロスフローファン横断面図、第４図は複写機全体の
内部構造を示す側面図、第５図は第２実施例を示すクロ
スフローファンの斜視図、第６図、第７図はそれぞれ第
３、第４実施例を示すクロスフローファンの斜視図であ
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）原稿台固定、スリット露光方式の複写機において
   、排気方向可変な冷却ファンと、この冷却ファンの排気
   方向を照明光学系の走査移動に対応して変化させる排気
   方向制御手段とを備えたことを特徴とする複写機の冷却
   装置。