JP2001295900A - 減速機構、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

減速機構、画像読取装置及び画像形成装置

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JP2001295900A
JP2001295900A JP2000111522A JP2000111522A JP2001295900A JP 2001295900 A JP2001295900 A JP 2001295900A JP 2000111522 A JP2000111522 A JP 2000111522A JP 2000111522 A JP2000111522 A JP 2000111522A JP 2001295900 A JP2001295900 A JP 2001295900A
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timing belt
pulley
intermediate pulley
reduction mechanism
support member
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JP2000111522A
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English (en)
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Michiya Harada
道也 原田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二本のタイミングベルトのテンション調整を
同時にかつ容易に行うことができる減速機構、画像読取
装置及び画像形成装置を提供する。 【解決手段】 第一のタイミングベルト33と第二のタ
イミングベルト34とが架け渡された中間プーリ32を
回動自在に支持して回動中心軸37により回動自在な支
持部材36を弾性部材39によって付勢することで回動
させ、固定部材44によって所定の位置で固定する。こ
れにより、第一のタイミングベルト33と第二のタイミ
ングベルト34とに対して張力を付与することができ、
簡単な構成で二本のタイミングベルト33,34を同時
に張架することができるので、二本のタイミングベルト
33,34のテンション調整を同時にかつ容易に行うこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイミングベルト
を使用した減速機構、この減速機構を備え、パーソナル
コンピュータ等の外部装置に接続されて使用されるイメ
ージスキャナ、または、複写機やファクシミリ装置に備
えられるスキャナ部等の画像読取装置、この画像読取装
置を備える複写機やファクシミリ装置等の画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、駆動モータに連結されて用いられ
る減速機構において大きな減速比を得ようとする場合に
は、例えば特開平6−131790号公報に記載されて
いるようにギヤとの組み合わせが必要であった。
【0003】しかしながら、ギヤを使用した減速機構に
おいては発生する振動が大きいという欠点があり、ギヤ
を使用した減速機構を例えば画像読取装置等のように低
振動が要求される装置に適用するには問題があった。
【0004】そこで、低振動が要求される複写機等の画
像読取装置においては、ギヤによる減速機構に比べて振
動が小さなタイミングベルトを使用した減速機構を用い
るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、タイミング
ベルトを使用した減速機構ではギヤを使用した減速機構
に比べて減速比が大きく取れないため、大きな減速比を
得ようとする場合には2段階の減速機構が必要になり、
タイミングベルトのテンション調整機構が複雑になると
いう問題あった。
【0006】本発明の目的は、二本のタイミングベルト
のテンション調整を同時にかつ容易に行うことができる
減速機構、画像読取装置及び画像形成装置を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の減
速機構は、所定の駆動軸を回転駆動するための駆動モー
タによって駆動されるモータプーリと、前記駆動軸に設
けられる駆動プーリと、二種類の歯数のタイミングプー
リを同軸一体に構成した中間プーリと、この中間プーリ
と前記モータプーリとの間に架け渡された第一のタイミ
ングベルトと、前記中間プーリと前記駆動プーリの間に
架け渡された第二のタイミングベルトと、前記中間プー
リを回動自在に支持し、所定の位置に設けられる回動中
心軸により回動自在な支持部材と、この支持部材を前記
回動中心軸を中心として回動させるように付勢する弾性
部材と、この弾性部材の有する弾性力によって回動され
た前記支持部材を所定の位置で固定し、前記第一のタイ
ミングベルトと前記第二のタイミングベルトとに対して
張力を付与する固定部材と、を備える。
【0008】したがって、第一のタイミングベルトと第
二のタイミングベルトとが架け渡された中間プーリを回
動自在に支持して回動中心軸により回動自在な支持部材
が、弾性部材によって付勢されることで回動され、固定
部材によって所定の位置で固定されることで、第一のタ
イミングベルトと第二のタイミングベルトとに対して張
力が付与される。これにより、簡単な構成で二本のタイ
ミングベルトを同時に張架することが可能になるので、
二本のタイミングベルトのテンション調整を同時にかつ
容易に行うことが可能になる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の減
速機構において、前記支持部材は、その支持部材の前記
回動中心軸から前記中間プーリの中心までの距離に比
べ、前記中間プーリの中心から前記弾性部材による付勢
位置までの距離が長く設定されている。
【0010】したがって、テコの原理によって弾性部材
の弾性力をそれ程大きくしなくても必要なテンションを
得ることが可能になるので、各部の組付け時の作業性を
向上させることが可能になる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の減速機構において、前記弾性部材による前記支持
部材の回動による前記中間プーリの移動方向が、前記モ
ータプーリと前記中間プーリの中心とを結ぶ線分と、前
記中間プーリの中心と前記駆動軸とを結ぶ線分と、のな
す角を二等分する方向になる位置に、前記支持部材の前
記回動中心軸が設けられる。
【0012】したがって、第一のタイミングベルトと第
二のタイミングベルトとに対して一度に同一のテンショ
ンを与えることが可能になる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1または2
記載の減速機構において、前記支持部材の前記回動中心
軸の位置を変更することで、前記第一のタイミングベル
トと前記第二のタイミングベルトとにかかる張力の配分
を変えるようにした。
【0014】したがって、第一のタイミングベルトと第
二のタイミングベルトとの種類や幅、長さが異なること
によって各タイミングベルトのテンション調整の最適値
が異なる場合であっても、適正な張力の配分が可能にな
る。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれか一記載の減速機構において、前記モータプー
リと前記中間プーリとの間の距離と、前記中間プーリと
前記駆動プーリとの間の距離とは、前記第一のタイミン
グベルトの長さと前記第二のタイミングベルトの長さと
を同一にすることができる距離に調整されている。
【0016】したがって、同一サイズのタイミングベル
トを使用することが可能になるので、同じ部品の使用個
数を増やすことが可能になり、装置の製造コストを低減
することが可能になる。
【0017】請求項6記載の発明の画像読取装置は、原
稿を載置するコンタクトガラスと、前記コンタクトガラ
スに対向して設けられて前記原稿に対して光を照射して
その原稿の画像を読み取る光学ユニットを有し、その光
学ユニットを副走査方向に移動させる走査機構と、この
走査機構に設けられる駆動軸を回転駆動するための駆動
モータと、この駆動モータの駆動力を前記走査機構の駆
動軸に伝達する請求項1ないし5のいずれか一記載の減
速機構と、を備える。
【0018】したがって、コンタクトガラスに載置され
た原稿に対して光を照射してその原稿の画像を読み取る
光学ユニットを副走査方向に移動させる走査機構に対し
て駆動モータの駆動力を伝達する減速機構の二本のタイ
ミングベルトのテンション調整を同時にかつ容易に行う
ことが可能になることにより、低振動で画像読み取り精
度が高い画像読取装置を安価な構成で提供することが可
能になる。
【0019】請求項7記載の発明の画像形成装置は、請
求項6記載の画像読取装置と、この画像読取装置の光学
ユニットによって読み取られた画像を印刷する画像印刷
装置と、を備える。
【0020】したがって、請求項6記載の発明の画像読
取装置と同様の作用を奏する画像形成装置を提供するこ
とが可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図4に基づいて説明する。本実施の形態は、画像
形成装置として複写機に適用したものである。ここで、
図1は複写機1のスキャナ部1aを主体に示す断面図、
図2はスキャナ部1aの走査機構Sの構成を示す斜視図
である。図1に示すように、複写機1の画像読取装置で
あるスキャナ部1aの上部には、原稿3がセットされる
コンタクトガラス2が設けられている。このコンタクト
ガラス2の下方には、第一の走行体4と、第二の走行体
5とが配置されている。この場合、第一の走行体4は、
原稿3の面を下方から照明するための露光ランプ6と、
光を集光させるための反射板7,8と、第一ミラー9と
を備えている。また、第二の走行体5は、第一の走行体
4からの光路の方向を変えるための第二ミラー10と、
第3ミラー11とを備えている。このように構成された
第一の走行体4と第二の走行体5とは、摺動部材12を
介してガイドレール13上に載せられており、後述する
走査機構S(図2参照)によって副走査方向Yに直線移
動させられる。これにより、第一の走行体4は原稿面の
全面を走査し、第二の走行体5は所定の光路長を保つよ
うに、第一の走行体4の1/2の速度で移動する。そし
て、第一の走行体4、第二の走行体5を所定の速度で移
動させることにより、原稿面に照射され反射された光
は、第一ミラー9、第二ミラー10、第3ミラー11に
より反射されてレンズ14aに入射した後、ミラー14
bにより反射されて複写機1の画像印刷装置であるプリ
ント部1bの感光体ドラム15の面上に結像され、画像
の潜像が形成される。つまり、第一及び第二の走行体
4,5によって、光学ユニットが構成されている。な
お、画像印刷装置であるプリント部1bとしては、電子
写真方式のほか、インクジェット方式、昇華型熱転写方
式、銀塩写真方式、直接感熱記録方式、溶融型熱転写方
式など、種々の印刷方式を適用することができる。その
具体的な構成については周知であるため、詳細な説明は
省略する。
【0022】次に、第一及び第二の走行体4,5を走査
するための走査機構Sについて説明する。本実施の形態
の走査機構Sは、タイミングベルト駆動方式とされてい
る。図2に示すように、第一及び第二の走行体4,5の
左右両側には、副走査方向Yに長い形状のタイミングベ
ルト16,17と、副走査方向Yに短い形状のタイミン
グベルト18,19とが配設されている。タイミングベ
ルト16はタイミングベルトプーリ20,21間で、タ
イミングベルト17はタイミングベルトプーリ22,2
3間でそれぞれ巻掛けされている。また、タイミングベ
ルト18はタイミングベルトプーリ24,25間で、タ
イミングベルト19はタイミングベルトプーリ26,2
7間でそれぞれ巻掛けされている。タイミングベルトプ
ーリ20,24と、タイミングベルトプーリ22,26
とはそれぞれ同軸構造とされており、これら左右のプー
リ間は主走査方向Xに延在した駆動軸28で連結されて
いる。この駆動軸28の一端には、駆動プーリ29が連
結されている。この駆動プーリ29は、後述する減速機
構30(図3参照)の一部を構成する。
【0023】次いで、減速機構30について説明する。
ここで、図3は減速機構30及び駆動モータMを示す平
面図、図4はその一部分を示す分解斜視図である。図3
に示すように、減速機構30は、駆動モータMに連結さ
れており、この駆動モータMの駆動力を駆動プーリ29
に伝達するものである。
【0024】減速機構30は、駆動モータMのモータ軸
mに設けられるモータプーリ31、二種類の歯数のタイ
ミングプーリを同軸一体に構成した減速プーリ(中間プ
ーリ)32、前述した駆動軸28に取り付けられた駆動
プーリ29を備えている。また、モータプーリ31と中
間プーリ32との間には、第一のタイミングベルト33
が、中間プーリ32と駆動プーリ29との間には第二の
タイミングベルト34が架け渡されている。中間プーリ
32はこの中間プーリ32を軸支する軸35を有する支
持部材36によって支持されており、支持部材36は回
動中心軸37を中心として回動自在にブラケット38に
取り付けられている。なお、ブラケット38には、駆動
モータMも固定されている。
【0025】ここで、モータプーリ31と中間プーリ3
2との間の距離と、中間プーリ32と駆動プーリ29と
の間の距離とは、第一のタイミングベルト33と第二の
タイミングベルト34とについて同じ長さ(ピッチ周長)
のタイミングベルトを使用することができる距離に調整
されている。このように同じ部品の使用個数を増やすこ
とにより、装置の製造コストを低減することができる。
【0026】加えて、支持部材36とブラケット38と
には、弾性部材である引張スプリング39を引っ掛ける
ためのフック部40,41がそれぞれ設けられている。
これらの支持部材36のフック部40とブラケット38
のフック部41とに引張スプリング39を引っ掛けた場
合には、第一のタイミングベルト33と第二のタイミン
グベルト34とは二本同時に引っ張られることになる。
なお、支持部材36の回動中心軸37は、支持部材36
のフック部40とブラケット38のフック部41とに引
張スプリング39を引っ掛けた場合に、モータプーリ3
1と軸35とを結ぶ線分と、軸35と駆動軸28とを結
ぶ線分とのなす角を二等分する方向Aに第一のタイミン
グベルト33と第二のタイミングベルト34とが引っ張
られる位置に設けられている。なお、支持部材36は、
回動中心軸37から中間プーリ32を軸支する軸35ま
での距離よりも軸35からフック部40までの距離の方
が長く設定されている。このように、回動中心軸37か
ら中間プーリ32を軸支する軸35までの距離よりも軸
35から引張スプリング39による付勢位置であるフッ
ク部40までの距離の方が長い場合には、テコの原理に
より、引張スプリング39の引っ張り力をそれ程大きく
しなくても必要なテンションを得ることができることに
より、減速機構30の各部の組付け時の作業性を向上さ
せることができる。
【0027】ここで、本実施の形態の減速機構30にお
いては、上述したように第一のタイミングベルト33と
第二のタイミングベルト34とに対して所定のテンショ
ンをかけた後に、支持部材36をその支持部材36に設
けられた長穴42と長穴43との二箇所でブラケット3
8に固定部材である螺子44で固定するものとされてい
る。これにより、支持部材36のフック部40とブラケ
ット38のフック部41とに引張スプリング39を引っ
掛けて所定の位置で支持部材36を固定した場合には、
第一のタイミングベルト33と第二のタイミングベルト
34とに対して一度に同一のテンションを与えることが
可能になり、第一のタイミングベルト33と第二のタイ
ミングベルト34とに対して張力を付与することが可能
になる。
【0028】ここに、第一のタイミングベルト33と第
二のタイミングベルト34とが架け渡された中間プーリ
32を回動自在に支持して回動中心軸37により回動自
在な支持部材36が、弾性部材39によって図3におい
ては上方に付勢されることにより回動され、固定部材4
4によって所定の位置で固定されることで、第一のタイ
ミングベルト33と第二のタイミングベルト34とに対
して張力が付与される。これにより、簡単な構成で二本
のタイミングベルト33,34を同時に張架することが
可能になるので、二本のタイミングベルト33,34の
テンション調整を同時にかつ容易に行うことが可能にな
る。
【0029】本発明の第二の実施の形態を図5に基づい
て説明する。なお、本発明の第一の実施の形態において
説明した部分と同一部分については同一符号を用い、説
明も省略する。本実施の形態は、第一の実施の形態で説
明した減速機構30の変形例である。
【0030】第一の実施の形態で説明したように、減速
機構30においては、支持部材36のフック部40とブ
ラケット38のフック部41とに引張スプリング39を
引っ掛けた場合に、モータプーリ31と軸35とを結ぶ
線分と、軸35と駆動軸28とを結ぶ線分とのなす角を
二等分する方向Aに第一のタイミングベルト33と第二
のタイミングベルト34とが引っ張られるように支持部
材36の回動中心軸37の位置を決めることによって、
第一のタイミングベルト33と第二のタイミングベルト
34とに対して一度に同じテンションを与えるようにし
ていた。本実施の形態の減速機構50は、支持部材36
の回動中心軸37の位置を減速機構30における支持部
材36の回動中心軸37の位置から軸35を中心にして
ずらしたものである。
【0031】ここで、図5(a)は減速機構50の支持
部材36の回動中心軸37の位置の一例を模式的に示す
説明図、図5(b)は減速機構50の支持部材36の回
動中心軸37の位置の別の一例を模式的に示す説明図で
ある。図5(a)は、第一のタイミングベルト33に比
べて第二のタイミングベルト34の方に対し、より大き
なテンションが配分されるような位置に支持部材36の
回動中心軸37を位置させた例である。また、図5
(b)は、第二のタイミングベルト34に比べて第一の
タイミングベルト33の方に対し、より大きなテンショ
ンが配分されるような位置に支持部材36の回動中心軸
37を位置させた例である。
【0032】このように支持部材36の回動中心軸37
の位置を変化させることにより、引っ張り方向を変える
ことが可能であるため、第一のタイミングベルト33と
第二のタイミングベルト34とへの張力の配分を変える
こともできるので、第一のタイミングベルト33と第二
のタイミングベルト34との種類や幅、長さが異なるこ
とによって各タイミングベルト33,34のテンション
調整の最適値が異なる場合であっても、適正な張力の配
分が可能になっている。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明の減速機構によれ
ば、所定の駆動軸を回転駆動するための駆動モータによ
って駆動されるモータプーリと、前記駆動軸に設けられ
る駆動プーリと、二種類の歯数のタイミングプーリを同
軸一体に構成した中間プーリと、この中間プーリと前記
モータプーリとの間に架け渡された第一のタイミングベ
ルトと、前記中間プーリと前記駆動プーリの間に架け渡
された第二のタイミングベルトと、前記中間プーリを回
動自在に支持し、所定の位置に設けられる回動中心軸に
より回動自在な支持部材と、この支持部材を前記回動中
心軸を中心として回動させるように付勢する弾性部材
と、この弾性部材の有する弾性力によって回動された前
記支持部材を所定の位置で固定し、前記第一のタイミン
グベルトと前記第二のタイミングベルトとに対して張力
を付与する固定部材と、を備え、第一のタイミングベル
トと第二のタイミングベルトとが架け渡された中間プー
リを回動自在に支持して回動中心軸により回動自在な支
持部材を弾性部材によって付勢することで回動させ、固
定部材によって所定の位置で固定することで、第一のタ
イミングベルトと第二のタイミングベルトとに対して張
力を付与することにより、簡単な構成で二本のタイミン
グベルトを同時に張架することができるので、二本のタ
イミングベルトのテンション調整を同時にかつ容易に行
うことができる。
【0034】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の減速機構において、前記支持部材は、その支持部材
の前記回動中心軸から前記中間プーリの中心までの距離
に比べ、前記中間プーリの中心から前記弾性部材による
付勢位置までの距離が長く設定されていることにより、
テコの原理によって弾性部材の弾性力をそれ程大きくし
なくても必要なテンションを得ることができるので、各
部の組付け時の作業性を向上させることができる。
【0035】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の減速機構において、前記弾性部材による前
記支持部材の回動による前記中間プーリの移動方向が、
前記モータプーリと前記中間プーリの中心とを結ぶ線分
と、前記中間プーリの中心と前記駆動軸とを結ぶ線分
と、のなす角を二等分する方向になる位置に、前記支持
部材の前記回動中心軸が設けられることにより、第一の
タイミングベルトと第二のタイミングベルトとに対して
一度に同一のテンションを与えることができる。
【0036】請求項4記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の減速機構において、前記支持部材の前記回
動中心軸の位置を変更することで、前記第一のタイミン
グベルトと前記第二のタイミングベルトとにかかる張力
の配分を変えるようにしたことにより、第一のタイミン
グベルトと第二のタイミングベルトとの種類や幅、長さ
が異なることによって各タイミングベルトのテンション
調整の最適値が異なる場合であっても、適正な張力を配
分することができる。
【0037】請求項5記載の発明によれば、請求項1な
いし4のいずれか一記載の減速機構において、前記モー
タプーリと前記中間プーリとの間の距離と、前記中間プ
ーリと前記駆動プーリとの間の距離とは、前記第一のタ
イミングベルトの長さと前記第二のタイミングベルトの
長さとを同一にすることができる距離に調整されている
ことにより、同一サイズのタイミングベルトを使用する
ことができるので、同じ部品の使用個数を増やすことが
でき、装置の製造コストを低減することができる。
【0038】請求項6記載の発明の画像読取装置によれ
ば、原稿を載置するコンタクトガラスと、前記コンタク
トガラスに対向して設けられて前記原稿に対して光を照
射してその原稿の画像を読み取る光学ユニットを有し、
その光学ユニットを副走査方向に移動させる走査機構
と、この走査機構に設けられる駆動軸を回転駆動するた
めの駆動モータと、この駆動モータの駆動力を前記走査
機構の駆動軸に伝達する請求項1ないし5のいずれか一
記載の減速機構と、を備え、コンタクトガラスに載置さ
れた原稿に対して光を照射してその原稿の画像を読み取
る光学ユニットを副走査方向に移動させる走査機構に対
して駆動モータの駆動力を伝達する減速機構の二本のタ
イミングベルトのテンション調整を同時にかつ容易に行
うことができることにより、低振動で画像読み取り精度
が高い画像読取装置を安価な構成で提供することができ
る。
【0039】請求項7記載の発明の画像形成装置によれ
ば、請求項6記載の画像読取装置と、この画像読取装置
の光学ユニットによって読み取られた画像を印刷する画
像印刷装置と、を備えることにより、請求項6記載の発
明の画像読取装置と同様の作用効果を奏する画像形成装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の複写機のスキャナ
部を主体に示す断面図である。
【図2】スキャナ部の走査機構の構成を示す斜視図であ
る。
【図3】減速機構及び駆動モータを示す平面図である。
【図4】その一部分を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の第二の実施の形態の減速機構を示し、
(a)は減速機構の支持部材の回動中心軸の位置の一例
を模式的に示す説明図、(b)は減速機構の支持部材の
回動中心軸の位置の別の一例を模式的に示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 画像形成装置 1a 画像読取装置 1b 画像印刷装置 2 コンタクトガラス 3 原稿 4,5 光学ユニット 28 駆動軸 29 駆動プーリ 30,50 減速機構 31 モータプーリ 32 中間プーリ 33 第一のタイミングベルト 34 第二のタイミングベルト 36 支持部材 37 回動中心軸 39 弾性部材 44 固定部材 M 駆動モータ S 走査機構

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の駆動軸を回転駆動するための駆動
    モータによって駆動されるモータプーリと、 前記駆動軸に設けられる駆動プーリと、 二種類の歯数のタイミングプーリを同軸一体に構成した
    中間プーリと、 この中間プーリと前記モータプーリとの間に架け渡され
    た第一のタイミングベルトと、 前記中間プーリと前記駆動プーリの間に架け渡された第
    二のタイミングベルトと、 前記中間プーリを回動自在に支持し、所定の位置に設け
    られる回動中心軸により回動自在な支持部材と、 この支持部材を前記回動中心軸を中心として回動させる
    ように付勢する弾性部材と、 この弾性部材の有する弾性力によって回動された前記支
    持部材を所定の位置で固定し、前記第一のタイミングベ
    ルトと前記第二のタイミングベルトとに対して張力を付
    与する固定部材と、を備える減速機構。
  2. 【請求項2】 前記支持部材は、その支持部材の前記回
    動中心軸から前記中間プーリの中心までの距離に比べ、
    前記中間プーリの中心から前記弾性部材による付勢位置
    までの距離が長く設定されている請求項1記載の減速機
    構。
  3. 【請求項3】 前記弾性部材による前記支持部材の回動
    による前記中間プーリの移動方向が、前記モータプーリ
    と前記中間プーリの中心とを結ぶ線分と、前記中間プー
    リの中心と前記駆動軸とを結ぶ線分と、のなす角を二等
    分する方向になる位置に、前記支持部材の前記回動中心
    軸が設けられる請求項1または2記載の減速機構。
  4. 【請求項4】 前記支持部材の前記回動中心軸の位置を
    変更することで、前記第一のタイミングベルトと前記第
    二のタイミングベルトとにかかる張力の配分を変えるよ
    うにした請求項1または2記載の減速機構。
  5. 【請求項5】 前記モータプーリと前記中間プーリとの
    間の距離と、前記中間プーリと前記駆動プーリとの間の
    距離とは、前記第一のタイミングベルトの長さと前記第
    二のタイミングベルトの長さとを同一にすることができ
    る距離に調整されている請求項1ないし4のいずれか一
    記載の減速機構。
  6. 【請求項6】 原稿を載置するコンタクトガラスと、 前記コンタクトガラスに対向して設けられて前記原稿に
    対して光を照射してその原稿の画像を読み取る光学ユニ
    ットを有し、その光学ユニットを副走査方向に移動させ
    る走査機構と、 この走査機構に設けられる駆動軸を回転駆動するための
    駆動モータと、 この駆動モータの駆動力を前記走査機構の駆動軸に伝達
    する請求項1ないし5のいずれか一記載の減速機構と、
    を備える画像読取装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の画像読取装置と、 この画像読取装置の光学ユニットによって読み取られた
    画像を印刷する画像印刷装置と、を備える画像形成装
    置。
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