JPH045988B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電子写真複写装置、ことに可動なレ
ンズを使う可変倍率式電子写真複写装置に関す
る。

従来の電子写真複写装置では可動なレンズを使
い光導電性表面に焦点合わせされる光像の倍率を
変える。しかしこのレンズはその光学軸に沿いカ
メラのレンズと同じように移動させられる。レン
ズのこの並進運動を生じさせることは、種種の倍
率で正確な焦点を得なければならない精度の点か
ら機械的に複雑で費用が高くなる。本発明ではレ
ンズをその光学軸に直交する軸線のまわりに回転
することにより可変倍率が得られ、この場合機械
的に一層簡単で一層正確であり一層安価な構造に
なる。

電子写真複写装置で倍率を変える問題は、焦点
距離が一定のレンズを持つ電子写真複写装置では
とくにむずかしい。このような電子写真複写装置
では倍率を変えるには、像距離に対する物距離の
比を変えるだけでなく又物距離及び像距離の和を
変えることが必要である。

本発明の目的は、光学軸に直交する軸線のまわ
りに回転するレンズを持つ可変倍率式電子写真複
写装置を提供しようとするにある。

本発明の目的は、機械的に簡単で安価な可変倍
率式電子写真複写装置を提供しようとするにあ
る。

本発明のその他の目的は以下に述べる所から明
らかである。

一般に本発明は、光学軸に直交する軸線のまわ
りに回転する電子写真複写装置用レンズに係わ
る。本発明の好適とする実施例ではレンズは固定
焦点距離を持つ反射レンズである。このレンズは
原稿書類のような物体からの光を帯電した光導電
性表面に焦点合わせをし静電潜像を生ずる。この
静電潜像は当業界にはよく知られているようにし
て現像し複写紙に転写される。レンズをその光学
軸に直交しこれから変位した軸線のまわりに回転
することにより、像距離に対する物距離の比が容
易に変えられる。原稿書類及びレンズの間又はレ
ンズ及び光導電性映像面の間又はレンズと対象物
及び像の両方との間に位置させた鏡を動かし物距
離及び像距離の和を変える。

以下本発明電子写真複写装置の実施例を添付図
面について詳細に説明する。

第１図、第２図及び第３図は本発明電子写真複
写装置の第１の実施例を示す。複写しようとする
対象物である書類２は透明な受け板４に乗せる。
受け板４は本発明電子写真装置のハウジング６の
上部に取付けてある。ランプ８からの光は半だ円
形反射鏡１０及び平面鏡１２により反射され書類
２の横方向帯状部を照明する。書類２の照明した
帯状部からの光は、全速度走査鏡１４、半速度走
査鏡１６及び鏡１８からの逐次の反射後に反射レ
ンズ２０に差向ける。反射レンズ２０は、両とつ
レンズ２２及び平面鏡２４を備え軸２６にレンズ
２０の光学軸に直交する軸線のまわりに回転する
ように取付けてある。反射レンズ２０からの光は
鏡２８，３０からの逐次の反射後に帯電した導電
性表面３２に焦点合わせをする。光導電性表面３
２はドラム３４に取付けてある。

反射レンズ２０により表面３２に形成した像の
倍率は像距離の物距離に対する比に等しい。１の
倍率に対しては光導電性表面３２の像は書類と同
じ寸法である。そしてレンズ２０からの物距離及
び像距離は互いに等しい。像が書類２より小さく
て倍率が１より小さければ、物距離を増し像距離
を短くしなければならない。倍率のこの減小は、
鏡１８を別の位置１８Ａに動かし、反射レンズ２
０をそのレンズ２２及び鏡２４が別の位置２２
Ａ，２４Ａに位置するように回転し、鏡２８を別
の位置２８Ａに動かし、そして鏡３０をその軸３
１のまわりに別の位置３０Ａに回転することによ
つて行われる。

第２図に示すようにクランクハンドル３７を設
けた倍率変更クランク３６は、たわみケーブル４
０をまわりに巻付けた回転ドラム３８に取付けて
ある。ケーブル４０は、固定軸４６に軸架したレ
バー４４に取付けた張りプーリ４２に掛けてあ
る。レバー４４はばね部片４８によりばね止め５
０に向い付勢されケーブル４０のたるみを取る。
ケーブル４０はさらに、ドラム３８にもどる前に
各プーリ５２，５４，５６に掛けてある。

ばね部片５８の一端部はケーブル４０に取付け
られ、他端部は反射レンズ２０を取付けたハウジ
ング６０に固定してある。ハウジング６０の下側
に止め片６２，６４を固定してある。止め片６２
は、１の倍率に対する角度の向きにハウジング６
０の逆時計回りの回動を制限し、そして止め片６
４は減少した倍率に対する別の角度の向き６０Ａ
にハウジング６０の時計回りの回動を制限する。

ばね部片６６の一端部はケーブル４０に取付け
られ、他端部は軸７０に一端部を軸架したレバー
６８に固定してある。レバー６８の他端部は鏡１
８を固定した軸７２を回動自在に取付ける。止め
片７４は、レバー６８の逆時計回りの回転を制限
し鏡１８を１の倍率に対する位置及び角度に保持
する。止め片７６はレバー６８の時計回りの回転
を制限し減少した倍率に対する別の位置及び角度
１８Ａに鏡１８を保持する。

ばね部片７８の一端部はケーブル４０に取付け
られ、他端部は固定軸８２に一端部を軸架したレ
バー８０に取付けてある。レバー８０の他端部
は、鏡２８を固定した軸８４を回転自在に取付け
ている。止め片８６は、レバー８０の時計回りの
回転を制限し鏡２８を１の倍率に対する位置及び
角度に保持する。止め片８８は、レバー８０の逆
時計回りの回転を制限し鏡２８を減少した倍率に
対する別の位置及び角度２８Ａに保持する。

ばね部片９０の一端部はケーブル４０に取付け
られ、そして他端部は鏡３０に取付けてある。止
め片９２は１の倍率に対する角度の向きに鏡３０
の時計回りの回転を制限する。止め片９４は鏡３
０の逆時計回りの回転を減少した倍率に対する別
の角度の向きに制限する。

倍率変更クランク３６が第２図に示した位置に
あるときには、この光学装置は１の倍率を生ず
る。ケーブル４０をその径路に沿い逆時計回りに
動かして各ばね部片５８，６６，７８，９０の取
付け端部を図示の位置に動かす。ばね部片５８は
ハウジング６０を止め片６２に向つて付勢する。
ばね部片６６は鏡１８を止め片７４を向い付勢す
る。ばね部片７８は鏡２８を止め片８６に向い付
勢する。ばね部片９０は鏡３０を止め片９２に向
つて付勢する。すなわちこの光学装置の光学部片
は１の倍率に対し適正な位置にある。クランク３
６は、ドラム３８の表面の第１のもどり止め１０
１と協働するもどり止め部片９８により図示の位
置に保たれる。もどり止め部片９８は、固定のケ
ーシング９６内で伸縮する軸に固定の半球形頭部
を設けられ、つる巻ばね部片１００によりドラム
３８に向つて付勢されこれと連関する。

倍率の減少はクランク３６を別の位置３６Ａに
時計回りに回すことにより得られる。ばね部片１
００の付勢力に逆つてドラム３８の表面のもどり
止め１０１から頭部９８をはずすには初めにクラ
ンクハンドル３７に十分な手動力を加えなければ
ならない。次でクランク３６は、ばね部片１００
が頭部９８をドラム３８の表面の第２のもどり止
め１０２内に押込む別のクランク位置３６Ａに容
易に回されクランク３６を位置３６Ａに保つ。ケ
ーブル４０はその径路に沿い時計回りに動かされ
各ばね部片５８，６６，７８，９０を第２図に示
した別の位置に動かす。この場合ばね部片５８は
ハウジング６０を止め片６４に対する別の角度の
向き６０Ａに付勢する。ばね部片６６は鏡１８を
止め片７６に対する別の角度位置１８Ａに付勢す
る。ばね部片７８は鏡２８を止め片８８に対する
別の角度位置２８Ａに付勢する。そしてばね部片
９０は鏡３０を止め片９４に対する別の角度の向
き３０Ａに付勢する。この場合全部の光学部片が
減少した倍率に対する適正な位置になる。

第３図にに示すようにランプ８、反射鏡１０、
照明鏡１２及び走査鏡１４はすべて全速度往復台
１２０に取付けてある。鏡１６は半速度往復台１
２２に取付けてある。全速度往復台１２０及び半
速度往復台１２２は共に、横方向に互に間隔を隔
てたレール１２４（そのうち一方だけ示してあ
る）に乗つている。全速度往復台１２０及び半速
度往復台１２２はそれぞれ図示の各位置と別の各
位置１２０Ａ，１２２Ａとの間を移動する。

各往復台１２０，１２２はたわみケーブル１２
６により動かす。ケーブル１２６は固定の止め具
１３２に取付けてある。ケーブル１２６は途中
で、半速度往復台１２２に回転自在に取付けた２
条みぞ付き網車１３０の一方のみぞの半周に巻付
けられ次でクランプ１２８により全速度往復台１
２０に固定してある。クランプ１２８からケーブ
ル１２６はプーリ１３４のまわりを通りドラム１
３６に達する。ドラム１３６は２速度変速機１３
８の出力軸に取付けてある。ケーブル１２６は、
ドラム１３６のまわりに巻付けられ次でレバー１
４２の一端部に軸架した張りプーリ１４０に掛け
てある。レバー１４２の他端部は固定軸１４４に
軸架してある。レバー１４２は、固定具１４８に
取付けたばね部片１４６により付勢してある。ケ
ーブル１２６は次でプーリ１５０に掛けられ網車
１３０の他方のみぞの半周に巻付け固定具１５２
に取付けてある。

クランプ１２８から網車１３０までのケーブル
１２６の部分は、網車１３０から固定具１３２ま
でのケーブル部分に平行である。ケーブル１２６
はクランプ１２８及び固定具１３２の両方に固定
してある。これ等の２つのケーブル部分の長さの
和は一定である。往復台１２２が固定具１３２に
向つて移動するときは、網車１３０から固定具１
３２までのケーブル部分の長さは減るが、網車１
３０からクランプ１２８までのケーブル部分の長
さは増す。クランプ１２８の移動量は網車１３０
に対するクランプ１２８の移動量と往復台１２２
の移動量との和である。すなわち往復台１２０は
往復台１２２の２倍の速さで移動する。

全速度往復台１２０が位置１２０Ａから実線で
示した位置１２０に移動する際に、半速度往復台
１２２は位置１２２Ａから実線で示した位置に移
動する。往復台１２０の右方への移動によりこの
ような移動の量だけ物距離が増す。往復台１２２
の右方への移動によりこのような移動の量の２倍
だけ物距離が減る。往復台１２０が往復台１２２
の２倍の早さで移動するから物距離は一定のまま
である。書類２の走査は表面３２への像の焦点を
変えない。

鏡１４が書類２の物体界域を走査する際に、光
導電性表面３２の像界域も同様に移動する。像の
ぼやけを防ぐには、表面３２が鏡１４の走査速度
と表面３２に集束した像の倍率との相乗積に等し
い速度で移動しなければならない。

第３図は光導電性表面３２の運動を走査鏡１４
の運動に互に異る２種類の倍率で同期させる機構
を示す。電動機１６２は、チエーン１６６を駆動
するスプロケツト１６４を回転する。チエーン１
６６は、２速度変速機１３８の入力軸に取付けた
第１のスプロケツト１６８とドラム３４の支持軸
に取付けた第２のスプロケツト１７０とを回転す
る。スプロケツト１６８の回転によつて変速機１
３８によりドラム１３６を回転する。ドラム１３
６はケーブル１２６を動かし全速度往復台１２０
及び半速度往復台１２２により書類２を走査す
る。スプロケツト１７０の回転によりドラム３４
を回転し光導電性表面３２を往復台１２０と同期
して動かす。

又ケーブル１５４がドラム３８のまわりに部分
的に巻付けてドラム３８に取けてある。ケーブル
１５４はプーリ１５６に掛けられて速度変速機１
３８の歯車シフトレバー１５８に延びている。ハ
ンドル３６を図示の位置にすると、ケーブル１５
４は歯車シフトレバー１５８を図示の位置に保
つ。この位置では１の倍率に対する適正な歯車比
を生ずる。この歯車比ではドラム３４の光導電性
表面の周速度は往復台１２０の速度に等しい。ハ
ンドル３６を時計回りに第２図に示した位置３６
Ａに回すと、ケーブル１５４はドラム３８から巻
きほぐればね部片１６０によりシフトレバー１５
８を右方に引張り変速機１３８を減少した倍率に
適正な歯車比に設定する。減少した倍率がたとえ
ば1/2であると、歯車比を２倍にして往復台１２
０がドラム３４の周面３２の２倍の速度で動くよ
うにしなければならない。

第４図及び第５図は本発明電子写真複写装置の
変型を示す。

複写しようとする書類２００は本発明電子写真
複写装置のハウジング２０４の上部に取付けた透
明な受け板２０２に乗せる。ランプ２０６からの
光は反射鏡２０８及び鏡２１０から反射して帳票
２００の狭い帯状部を照明する。この照明した帯
状部からの光は、全速度走査鏡２１２及び半速度
鏡２１４からの逐次の反射後に反射レンズ２１６
に差向けられる。反射レンズ２１６は一定の焦点
距離を持ち、第５図の軸２３８の軸線２２８のま
わりに１単位として回転するように取付けたレン
ズ２１８及び鏡２２０を備えている。反射レンズ
２１６からの光は、鏡２２２からの反射後にドラ
ム２２６の光導電性表面２２４に集束したとえば
１の倍率を持つ像を生ずる。

減少した倍率が望ましい場合には反射レンズ２
１６を軸線２２８のまわりに位置２１６Ａに回
す。回転軸線２２８は反射レンズ２１６の光学軸
に対し直交しているがこれから或る程度変位して
いるから、レンズ２１６の光学的中心が或る程度
変位する。

位置２１６Ａへの反射レンズ２１６の回転によ
り鏡２３０が現われる。そして半速度鏡２１４か
らの光は、鏡２３０からの反射後に初めて位置２
１６Ａにある反射レンズに達する。この場合物距
離が増す。位置２１６A′の反射レンズからの光
はこの場合位置２３２Ａの鏡と鏡２３４とからの
逐次の反射後に光導電性表面２２４に焦点合わせ
される。鏡２３２は回転軸２３３に取付けてあ
る。１の倍率に対しては鏡２３２は、これが鏡２
２２から光導電性表面２２４までの光径路に交さ
しない図示の位置にある。減少した倍率に対して
は鏡２３２は軸２３３により別の位置２３２Ａに
回転する。物距離の像距離に対する増加した比率
により倍率は減少するが適正な焦点合わせされた
像を保持する。

第５図は第４図の光学部片すなわち反射レンズ
２１６及び鏡２３２を動かし倍率を変えるように
する機構を示す。倍率変更クランクハンドル２３
６を図示の位置から別の位置２３６Ａに動かすこ
とにより、軸２３８を回す。軸２３８は、反射レ
ンズ２１６を取付けた偏心輪又はわく２４０の各
側に配置した２部分を備えている。軸２３８の２
部分は回転軸線２２８と同軸である。軸２３８は
各軸受２４２，２４６により回転及び並進運動が
できるように取付けてある。軸受２４２には、軸
２３８の上部部分に取付けたピン２５０がはまる
つる巻形カムみぞ２４８を形成してある。軸２３
８をクランクハンドル２３６により上方から時計
回りに回すと、ピン２５０はカムみぞ２４８内で
上向きに動き軸２３８を上向きに動かす。クラン
クハンドル２３６を位置２３６Ａに動かすと、ピ
ン２５０は位置２５０Ａに移動する。従つてわく
２４０は軸線２２８のまわりに約180°回るだけで
なく上向きにも移動する。第５図の平面図におけ
る上昇運動は実際上水平運動を表わすのはもちろ
んである。この水平運動により減少した倍率で生
ずる像が１の倍率で生ずる像に対し共通の端縁を
持つ。種種の倍率で共通の端縁が得られるように
する光学軸に直交する向きへの反射レンズのこの
移動はまだ本発明の前記した第１の実施例にも適
用できる。

プーリ２５２は軸受２４６の内部の軸２３８の
下部部分に取付けてある。軸２３８のこの下部部
分には細長いみぞ２６４を形成してある。プーリ
２５２には、みぞ２６４にはまるピン又はキー
（図示していない）を設けてある。すなわち軸２
３８の回転運動によりプーリ２５２が回転運動す
る。しかしプーリ２５２に対する軸２３８の並進
運動を伴う。軸２４６には、プーリ２５２の軸線
方向の運動を妨げる保持部片すなわち推力軸受２
４４を取付ける腕部片２４５を固定してある。

プーリ２５２は、軸２３３に取付けた別のプー
リ２５６にたわみベルト２５４により連結してあ
る。軸２３３は各軸受２６０，２６２により回転
自在に支えてある。すなわちクランクハンドル２
３６の回転により軸２３３とこれに固定した鏡２
３２とが回転する。プーリ２５６は、倍率変更用
の鏡２３２の回転が90°よりわずかしか大きくな
いから、プーリ２５２の直径のほぼ２倍の直径を
持つ。

カムみぞ２４８の各端部は、各倍率に対しわく
２４０従つて鏡２３２の各位置を正確に定めるよ
うに止め部として作用する。偏心して取付けた反
射レンズ２１６に作用する重力によりピン２５０
を図示の位置でみぞ２４０の内端部に向い付勢す
る。別の位置ではみぞ２４８の外端部に向つて位
置２５０Ａのピンを付勢する。

このようにして本発明の目的が達成できるのは
明らかである。本発明により焦点合わせ装置をそ
の光学軸に直交する軸線のまわりに回転する可変
倍率式電子写真複写装置が得られるわけである。
回転軸線は第１図の場合のように光学軸に実質的
に交さし又は第４図の場合のように光学軸から或
る程度変位している。光学軸に沿う焦点合わせ装
置の並進運動を必要としないから、構造が簡単で
安価になると共に種種の倍率で正確な焦点合わせ
作用が得られる。本発明によれば、レンズの回転
を、像伝達用の鏡の運動と連動させる機構を設け
ることにより、２つの異なる倍率において適正な
像レジストレーシヨンを持ち適正に焦点合わせさ
れた複写写真を得ることができる。

以上本発明をその実施例について詳細に説明し
たが本発明はなおその精神を逸脱しないで種種の
変化変型を行うことができるのはもちろんであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明電子写真複写装置の第１の実施
例の互に異る倍率に対する光学径路を示す側面
図、第２図は第１図の本発明電子写真複写装置の
種種の光学部片を駆動する駆動機構の側面図、第
３図は第１図及び第２図の構造を使つた本発明電
子写真複写装置の側面図である。第４図は本発明
電子写真複写装置の第２の実施例の互に異る倍率
に対する光学径路を示す側面図、第５図は第４図
の光学装置の種種の光学部品を駆動する駆動機構
の部分平面図である。 ２０……反射レンズ、２２……両とつレンズ、
２４……平面鏡、３２……光導電性表面、３６…
…倍率変更クランク、３７……クランクハンド
ル。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ (イ) 写真複写しようとする書類を支える固定
   の受け板と、 (ロ) 光導電性表面と、 (ハ) レンズ２１８と、この後に配置した鏡２２０
   とから成り、光学軸を持つ反射レンズ２１６
   と、 (ニ) この反射レンズが、第１の倍率の焦点合わせ
   された書類の像を前記光導電性表面上に形成す
   る第１の角度位置と、 前記反射レンズが、第２の倍率の焦点合わせ
   された書類の像を前記光導電性表面上に形成す
   ると共に前記第１の角度位置との間に約180°の
   角度間隔を置いた第２の角度位置と に、前記反射レンズが、前記光学軸に大体にお
   いて直交すると共にこの光学軸から変位した固
   定の回転軸線のまわりに回転できるように、前
   記反射レンズを取付ける取付け装置と、 (ホ) 前記反射レンズを、前記第１の角度位置から
   前記第２の角度位置へ、又前記第２の角度位置
   から前記第１の角度位置へ、選択的に回転させ
   る回転装置と、 (ヘ) 前記反射レンズが、前記第１の角度位置にあ
   るときには、前記書類の像を、前記受け板から
   前記反射レンズへ伝達するが、前記反射レンズ
   が、前記第２の角度位置にあるときには、前記
   書類の像を、前記受け板から第２の像伝達用の
   鏡２３０へ伝達し、次いで前記反射レンズへ伝
   達する第１の像伝達用の鏡２１２，２１４と、 (ト) 前記反射レンズが、前記第１の角度位置にあ
   るときに、前記書類の像を、前記反射レンズか
   ら前記光導電性表面へ伝達する第３の像伝達用
   の鏡２２２と、 (チ) 前記反射レンズが、前記第２の角度位置にあ
   るときに、前記書類の像を、前記反射レンズか
   ら前記光導電性表面へ伝達する第４及び第５の
   像伝達用の鏡２３２，２３４と、 (リ) 前記反射レンズが、前記第１の角度位置にあ
   るときに、前記第４の像伝達用の鏡２３２が、
   前記書類の像をさえぎらない第１の位置にある
   が、前記反射レンズが、前記第２の角度位置に
   あるときに、前記第４の像伝達用の鏡２３２
   が、前記書類の像をさえぎる第２の位置にある
   ように、前記第４の像伝達用の鏡２３２を、固
   定の回転軸線のまわりに回転できるように取付
   ける取付け装置と、 (ヌ) 前記第１及び第２の角度位置の間を前記反射
   レンズが回転すると同時に、前記第４の像伝達
   用の鏡２３２の位置決めをするように、前記反
   射レンズの前記回転軸線と、前記第４の像伝達
   用の鏡の前記回転軸線との間に設けた機械的連
   結機構と、 を備えた電子写真複写装置。 ２ (イ) 写真複写しようとする書類を支える固定
   の受け板と、 (ロ) 光導電性表面と、 (ハ) レンズ２２と、この後に配置した鏡２４とか
   ら成り、光学軸を持つ反射レンズ２０と、 (ニ) この反射レンズが、第１の倍率の焦点合わせ
   された書類の像を前記光導電性表面上に形成す
   る第１の角度位置と、 前記反射レンズが、第２の倍率の焦点合わせ
   された書類の像を前記光導電性表面上に形成す
   る第２の角度位置とに、前記反射レンズが、前
   記光学軸に大体において直交すると共に実質的
   に交差する固定の回転軸線のまわりに回転でき
   るように、前記反射レンズを取付ける取付け装
   置と、 (ホ) 前記反射レンズを、前記第１の角度位置から
   前記第２の角度位置へ、又前記第２の角度位置
   から前記第１の角度位置へ、選択的に回転させ
   る回転装置と、 (ヘ) 前記書類の像を、前記受け板から第２の像伝
   達用の鏡１８へ伝達する第１の像伝達用の鏡１
   ４，１６と、 を備え、 前記第２の像伝達用の鏡１８により前記書類
   の像を、前記第１の像伝達用の鏡１４，１６か
   ら前記反射レンズへ伝達し、 さらに、 (ト) 前記書類の像を、前記反射レンズから前記光
   導電性表面へ伝達する第３及び第４の像伝達用
   の鏡２８，３０と、 (チ) 前記第１及び第２の角度位置の間を前記反射
   レンズが回転すると同時に、前記第２、第３及
   び第４の像伝達用の鏡の位置決めをするよう
   に、前記第２及び第３の像伝達用の鏡１８，２
   ８を並進移動させると共に回転させ、かつ前記
   第４の像伝達用の鏡３０を回転させる機械的リ
   ンク機構と、 を備えた電子写真複写装置。 ３ 前記反射レンズが、光学的中心を持ち、前記
   回転軸線が、前記光学的中心を実質的に通過する
   特許請求の範囲第２項記載の電子写真複写装置。