JP3966013B2 - 開口部カバー構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、取り外しの容易な開口部カバー構造に関し、主に自動車の牽引フックを収納した部分の開口部に用いられる開口部カバー構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の開口部カバー構造としては、図8乃至図10に示すようなものが知られている(特開2001−294105号公報等参照)。
【0003】
このようなものでは、車両1の前部に設けられたバンパ2の内部に、車両牽引用の牽引フック3が収納されている。
【0004】
このバンパ2は、外表面が、車両用外装品としてのバンパフェイシャ4で覆われると共に、バンパフェイシャ4の一部には、前記牽引フック3用の開口部4aが形成されている。
【0005】
また、この開口部4aには、カバー部材5が装脱着可能に取り付けられている。
【0006】
このカバー部材5の外周縁には、前記開口部4a周縁に形成されたフランジ4b,4cに各々係合する上,下係合爪部5a,5b及び左,右係合爪部5c,5cが一体に設けられている。
【0007】
このうち、下側の係合爪部5bには、マイナスドライバ等のへら状工具6を係合可能な引っ掛かり部7が、開口形成されている。
【0008】
次に、この従来の開口部カバー構造の作用について説明する。
【0009】
このように構成された従来の開口部カバー構造では、図9に示すように、前記カバー部材5を前記バンパ2から取り外す際には、前記カバー部材5の外周縁と、前記開口部4a周縁に形成されたフランジ4cとの間に、へら状工具6が差し込まれる。
【0010】
そして、そのまま、へら状工具6を車外側方向へ引っ張ることにより、カバー部材5が開口部4a周縁から取り外される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の開口部カバー構造では、前記カバー部材5を前記バンパ本体2から取り外す際、前記カバー部材5の外周縁と、前記開口部4a周縁に形成されたフランジ4cとの間に、へら状工具6を差し込むため、開口部4a周縁及びカバー部材5の外周縁を傷つけてしまう虞があった。
【0012】
また、マイナスドライバ等のへら状工具6が無ければ、前記カバー部材5を取り外すことが出来ないといった問題もあった。
【0013】
そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解消し、工具等を使用すること無く、装脱着が行えて、外観品質を良好な状態に保持できる開口部カバー構造を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、車両用外装品に形成された開口部に装着されることにより、該開口部を閉塞するカバー部材を有する開口部カバー構造において、
前記カバー部材の一側縁には、前記開口部周縁に係止する係止部を設けると共に、該一側縁と対向する他側縁に押圧部を設け、前記係止部と前記押圧部との間には、前記押圧部への押圧によって、該カバー部材を回動させて、前記係止部をカバー離脱方向に移動させる際に支点となる突当部を形成し、
前記カバー部材の押圧部形成位置近傍の裏面側には、前記開口部周縁にカバー離脱方向に向けて当接する抜け止め片が突設形成される一方、該押圧部をカバー離脱方向に向けて付勢すると共に、前記押圧部への押圧によって弾性変形して、該カバー部材の回動を許容するダンパ部が設けられ、
前記押圧部及び前記係止部には、前記カバー部材のカバー面体の裏面側に、面内外方向の剛性を向上させるために、前記係止部,前記押圧部及び前記突当部間を結んで延設される補強リブ部が設けられ、
前記カバー面体周縁に一体に形成された周縁フランジ部が設けられている開口部カバー構造を特徴としている。
【0015】
このように構成された請求項1記載のものでは、前記押圧部を押すと、前記カバー部材が、前記突当部を支点として回動されて、前記係止部をカバー離脱方向に移動させる。
【0016】
このため、前記係止部の前記開口部周縁に対する係止は解除されて、該カバー部材が、前記開口部から取り外される。
【0017】
従って、工具等を使用すること無く、前記カバー部材の装脱着が行える。
【0018】
また、前記カバー部材及び車両用外装品を傷つけることなく、前記カバー部材及び開口部周縁の外観品質を良好な状態に保持できる。
【0020】
そして、前記カバー部材装着状態では、前記抜け止め片が、前記ダンパ部によってカバー離脱方向に向けて付勢されて、前記開口部周縁に当接されている。
【0021】
このため、該カバー部材が、開口部内部に向けて落ち込んでしまうことが無い。
【0022】
そして、前記カバー部材を取り外す際には、前記ダンパ部材が、前記押圧部への押圧によって弾性変形して、該カバー部材の回動が許容される。
【0023】
従って、装着状態での取付寸法精度を良好なものとして、外観品質を向上させると共に、装脱着を容易に行うことができる。
【0025】
また、前記補強リブ部、及び、前記周縁フランジ部によって、前記押圧部及び係止部の面内外方向の剛性が向上されている。
【0026】
このため、前記カバー部材を取り外す際に、前記押圧部に加えられた押圧力が確実に受け止められると共に、前記係止部では、カバー離脱方向に向けて確実に力を作用させることが出来る。
【0028】
そして、前記カバー部材のカバー面体の裏面側に形成された前記補強リブ部が、前記カバー部材を取り外す際に、前記押圧部に加えられた押圧力を確実に受け止めて、前記係止部に伝達する。
【0029】
このため、更に確実に、該係止部の前記開口部周縁に対する係止を解除させることが出来る。
【0031】
更に、前記周縁フランジ部が、前記カバー面体周縁に一体に形成されているので、更に、該カバー面体の面剛性を向上させることができる。
【0032】
また、請求項2に記載されたものでは、前記周縁フランジ部と前記開口部の内周との間には、前記カバー部材の回動を妨げない大きさのクリアランスが設定されている請求項1記載の開口部カバー構造を特徴としている。
【0033】
このように構成された請求項2記載のものでは、前記クリアランスが、前記周縁フランジ部と前記開口部の内周との間に設定されているので、前記周縁フランジ部と該開口部の内周とが干渉することなく、カバー部材の回動が妨げられない。従って、取り外しが容易に行える。
【0034】
そして、請求項に記載されたものでは、前記係止部は、前記開口部周縁に内側から係止する係止爪本体を有し、該係止爪本体の付根部には、前記開口部周縁から内側方向に向けて屈曲可能とする薄肉溝部が形成されている請求項1または2のうち何れか一項記載の開口部カバー構造を特徴としている。
【0035】
このように構成された請求項記載のものでは、該係止爪本体の付根部に形成された薄肉溝部が、前記カバー部材を取り外す際に、前記開口部周縁から内側方向に向けて屈曲して該係止爪本体を移動させる。
【0036】
このため、前記係止部の前記開口部周縁に対する係止は、容易に解除されて、該カバー部材が、前記開口部から取り外される。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な実施の形態について、図示例と共に説明する。
【0038】
図1乃至図7は、この発明の実施の形態を示すものである。なお、前記従来例と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
【0039】
まず、構成を説明すると、この実施の形態の開口部カバー構造では、車両10の前部に設けられたバンパ11の内部に、車両牽引用の牽引フック3が収納されている。
【0040】
このバンパ11は、外表面が、車両用外装品としてのバンパフェイシャ12で覆われると共に、バンパフェイシャ12の一部には、前記牽引フック3に対応する位置に、この牽引フック用の開口部12aが形成されている。
【0041】
この開口部12aの内周縁には、深さaを有して、前記バンパフェイシャ12のフェイシャ表面よりも、バンパ11内側方向に凹ませた位置に受けフランジ部12bが、略環状に形成されている。
【0042】
この受けフランジ部12bのうち、上側縁部には、被係止溝12cが凹設形成されると共に、下側縁部には、抜止溝12dが、この受けフランジ部12bに凹設形成されている。
【0043】
また、この開口部12aには、カバー部材13が装脱着可能に取り付けられていて、装着状態では、前記開口部12aが、このカバー部材13によって閉塞されるように構成されている。
【0044】
このカバー部材13には、装着状態で、前記バンパフェイシャ12のフェイシャ表面に略面一となる略平板状のカバー面体13aが設けられている。
【0045】
このカバー面体13aは、前記開口部12aの外側開口周縁形状と略同様の形状を呈すると共に、この開口部12aの開口面積よりもやや小さく、かつ、前記受けフランジ部12bによって形成される内側開口周縁12eの開口面積よりは、大きな面積を有している。
【0046】
このカバー面体13aの外周縁には、面内外方向の剛性を向上させる剛性向上手段としての周縁フランジ部13bが、裏面側からバンパ11内側に向けて略環状を呈するように、一体に突設形成されている。
【0047】
また、この周縁フランジ部13bの上側縁には、前記開口部12a周縁の被係止溝12cに係止される係止部としての係止爪部13cが一体に設けられている。
【0048】
この係止爪部13cは、前記被係止溝12cに内側から係止する係止爪本体13dと、この係止爪本体13dの周縁フランジ部13b側の付根部に位置して、前記開口部12a周縁から内側方向に向けて、この係止爪本体13bを屈曲可能とする薄肉溝部13eとを有して、前記周縁フランジ13bの端縁から一体に連設形成されている。
【0049】
また、前記係止爪部13cが形成された上側縁と対向する下側縁近傍には、カバー面体13aの左右方向略中央(図1中二点鎖線で示す範囲近傍)に、取り外す際に押圧する範囲となる押圧部14を有している。
【0050】
更に、このカバー部材13の前記押圧部14形成位置近傍の裏面側には、前記抜け止め片13fが、前記周縁フランジ部13bから一体に突設形成されている。 この抜け止め片13fは、前記開口部12a周縁下側に形成された抜け止め溝12dに係合して、カバー離脱方向に向けて当接するように構成されている。
【0051】
また、この周縁フランジ部13bの左,右縁部で、図3に示すように、上下方向で前記係止爪部13cと押圧部14との間には、突当部16,16が左,右一対各々一体に形成されている。
【0052】
そして、前記押圧部14の押圧によって、この突当部16,16を支点として、このカバー部材13が、図1中白抜き矢印に示す方向に回動されて、前記係止爪部13cが、カバー離脱方向に移動されるように構成されている。
【0053】
また、このカバー部材13の裏面側には、ダンパ部としてのダンパ片15,15が一体に設けられている。
【0054】
このダンパ片15,15は、平帯状を呈して左,右一対設けられると共に、先端15a,15aが、前記内側開口部周縁12eに当接されて、前記押圧部14をカバー離脱方向である車外側に向けて付勢されている。
【0055】
前記押圧部14への押圧によって、前記カバー面体13aが車内側に移動すると、このダンパ片15,15は、弾性変形して、このカバー面体13aの回動が許容されるように構成されている。
【0056】
そして、このカバー面体13aの裏面側には、前記押圧部14裏面側の周縁フランジ部13b下側縁及び前記抜け止め片13fと、前記係止爪部13cが形成された上側縁との間には、面内外方向の剛性を向上させる剛性向上手段の一つとしての縦補強リブ17が設けられている。
【0057】
また、このカバー面体13aの裏面側には、前記周縁フランジ部13bの左,右側縁の前記突当部16,16間を結んで、面内外方向の剛性を向上させる剛性向上手段の一つとしての水平補強リブ18が設けられている。
【0058】
これらの縦補強リブ17及び水平補強リブ18は、カバー面体13aの裏面側の略中央位置の交点19で交差して連結されている。
【0059】
また、前記周縁フランジ部13bと前記開口部12aの内周との間には、前記カバー部材13の回動を妨げない大きさのクリアランスが設定されている。
【0060】
次に、この実施の形態1の作用について説明する。
【0061】
この実施の形態1では、まず、前記カバー部材13を装着する際、このカバー部材13の抜け止め片13fが、前記バンパ11に形成された開口部12aの抜け止め溝12dに挿入される。
【0062】
そして、前記係止爪部13cを前記被係止溝12cに係止させると、図3又は図4に示すように、前記カバー部材13が、開口部12a内に装着されて前記カバー面体13a外側面が、バンパフェイシャ12外側面と略面一となり、この開口部12aが閉塞される。
【0063】
次に、内部の牽引フック3を使用するため、前記カバー部材13を取り外す順序を図7に基づいて説明する。
【0064】
前記カバー部材13を取り外す際には、図7中(a)に示すように、前記押圧部14近傍を押すと、前記カバー部材13が、図7中に前記突当部16を支点として回動されて、前記係止爪部13cをカバー離脱方向に移動させるように力が作用する。
【0065】
このため、図7中(b)に示すように、この係止爪本体13dの付根部に形成された薄肉溝部13eが、前記カバー部材13を取り外す際に、内側に向けて屈曲して、前記開口部12a周縁から内側方向に向けて該係止爪本体13dを移動させる。
【0066】
このため、前記係止爪本体13dが、前記被係止溝12cを乗り越え易くなり、図7中(c)に示すように、前記係止爪部13cの前記開口部12a周縁に対する係止が、容易に解除されて、前記カバー部材13が、前記開口部12aから取り外される。
【0067】
従って、工具等を使用すること無く、前記カバー部材13の装脱着が行える。
【0068】
また、前記カバー部材13及びバンパ11の開口部12a周縁を傷つけることなく、前記カバー部材13及び開口部12a周縁外表面の外観品質を良好な状態に保持できる。
【0069】
そして、図3に示すように、前記カバー部材13装着状態では、前記抜け止め片13fが、前記ダンパ片15,15の先端15a,15a後端面を前記受けフランジ部12bに当接させることによって、カバー離脱方向に向けて付勢されて、前記開口部12a周縁に形成された抜け止め溝12dにバンパ内側から外側に向けて当接されている。
【0070】
このため、このカバー部材13は、バンパ内外方向での位置を規制されて、前記バンパフェイシャ12のフェイシャ表面と、前記カバー面体13a表面との間の面高さ取付寸法精度を良好なものとしている。
【0071】
また、前記カバー面体13aは、カバー離脱方向に向けて付勢されているので、開口部12a内部に向けて落ち込んでしまうことが無い。
【0072】
そして、前記カバー部材13を取り外す際には、前記ダンパ片15,15が、前記押圧部14への押圧によって撓み、弾性変形して、図7中に示すように、カバー部材13の回動が許容される。
【0073】
従って、装着状態での取付寸法精度を良好なものとして、外観品質を向上させることが出来ると共に、装脱着を容易に行うことができる。
【0074】
また、前記縦補強リブ17及び水平補強リブ18が、交点19で一体に連結されて、前記押圧部14近傍及び係止爪部13cの面内外方向の剛性が向上されている。
【0075】
更に、この実施の形態1では、前記周縁フランジ部13bが、前記カバー面体13a周縁に一体に形成されて、これらの縦補強リブ17及び水平補強リブ18にも一体に連結されているので、更に、カバー面体13aの面剛性を向上させることができる。
【0076】
このため、前記カバー部材13を取り外す際に、前記押圧部14に加えられた押圧力が確実に受け止められると共に、前記係止爪部13cに確実に伝達されて、前記係止爪部13cでは、カバー離脱方向に向けて、確実に力を作用させることが出来る。
【0077】
従って、カバー面体13aが、面内外方向に撓んでこの押圧力が逃げてしまう様なことが無く、更に確実に、前記係止爪部13cの前記開口部12a周縁に対する係止を解除させることが出来る。
【0078】
また、前記一定のクリアランスが、前記周縁フランジ部13bと前記開口部12aの内周との間に設定されているので、前記周縁フランジ部13bとこの開口部12aの内周とが干渉することなく、カバー部材13の回動が妨げられることがない。従って、取り外しが容易に行える。
【0079】
しかも、この実施の形態1では、前記縦補強リブ17,水平補強リブ18及び周縁フランジ部13bによって、面剛性を向上させているので、カバー面体13aの厚みを厚く設定する必要が無い。従って、前記クリアランス設定量を最小として、外観品質を向上させつつ、取り外しが容易に行える開口部カバー構造を提供できる。
【0080】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1の発明によれば、前記押圧部を押すと、前記カバー部材が、前記突当部を支点として回動されて、前記係止部をカバー離脱方向に移動させる。
【0081】
このため、前記係止部の前記開口部周縁に対する係止は解除されて、該カバー部材が、前記開口部から取り外される。
【0082】
従って、工具等を使用すること無く、前記カバー部材の装脱着が行える。
【0083】
また、前記カバー部材及び車両用外装品を傷つけることなく、前記カバー部材及び開口部周縁の外観品質を良好な状態に保持できる。
【0084】
そして、前記カバー部材装着状態では、前記抜け止め片が、前記ダンパ部によってカバー離脱方向に向けて付勢されて、前記開口部周縁に当接されている。
【0085】
このため、該カバー部材が、開口部内部に向けて落ち込んでしまうことが無い。
【0086】
そして、前記カバー部材を取り外す際には、前記ダンパ部材が、前記押圧部への押圧によって弾性変形して、該カバー部材の回動が許容される。
【0087】
従って、装着状態での取付寸法精度を良好なものとして、外観品質を向上させると共に、装脱着を容易に行うことができる。
【0088】
また、前記補強リブ部、及び、前記周縁フランジ部によって、前記押圧部及び係止部の面内外方向の剛性が向上されている。
【0089】
このため、前記カバー部材を取り外す際に、前記押圧部に加えられた押圧力が確実に受け止められると共に、前記係止部では、カバー離脱方向に向けて確実に力を作用させることが出来る。
【0090】
そして、前記カバー部材のカバー面体の裏面側に形成された前記補強リブ部が、前記カバー部材を取り外す際に、前記押圧部に加えられた押圧力を確実に受け止めて、前記係止部に伝達する。
【0091】
このため、更に確実に、該係止部の前記開口部周縁に対する係止を解除させることが出来る。
【0092】
更に、前記周縁フランジ部が、前記カバー面体周縁に一体に形成されているので、更に、該カバー面体の面剛性を向上させることができる。
【0093】
また、請求項2に記載されたものでは、前記クリアランスが、前記周縁フランジ部と前記開口部の内周との間に設定されているので、前記周縁フランジ部と該開口部の内周とが干渉することなく、カバー部材の回動が妨げられない。
【0094】
従って、取り外しが容易に行える。
【0095】
そして、請求項に記載されたものでは、該係止爪本体の付根部に形成された薄肉溝部が、前記カバー部材を取り外す際に、前記開口部周縁から内側方向に向けて該係止爪本体を屈曲させる。
【0096】
このため、前記係止部の前記開口部周縁に対する係止は、容易に解除されて、該カバー部材が、前記開口部から取り外される、という実用上有益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の開口部カバー構造を示し、要部の分解斜視図である。
【図2】実施の形態1の開口部カバー構造で、カバー部材裏面側の斜視図である。
【図3】実施の形態1の開口部カバー構造で、図1中B−B線に沿った位置での断面図である。
【図4】実施の形態1の開口部カバー構造で、図1中C−C線に沿った位置での断面図である。
【図5】実施の形態1の開口部カバー構造で、車両の斜視図である。
【図6】実施の形態1の開口部カバー構造が適用されるバンパの構造を示す斜視図である。
【図7】実施の形態1の開口部カバー構造で、図3に示された位置に相当する部分での取り外しの様子を説明し、(a)は、カバー部材装着状態、(b)は、押圧開始状態、(c)は、係止解除状態、(d)は、カバー部材が取り外された状態を説明する模式図である。
【図8】従来例の開口部カバー構造に用いられるカバー部材を裏面側から見た構成を示す斜視図である。
【図9】従来例の開口部カバー構造で、図8中A−A線に沿った位置での断面図である。
【図10】従来例の開口部カバー構造が適用された車両の斜視図である。
【符号の説明】
3 牽引フック
12 バンパフェイシャ(車両用外装品)
12a 開口部
13 カバー部材
13a カバー面体
剛性向上手段
13b 周縁フランジ部
17 縦補強リブ
18 水平補強リブ
13c 係止爪部(係止部)
13d 係止爪本体
13e 薄肉溝部
13f 抜け止め片
14 押圧部
15,15 ダンパ片(ダンパ部材)
16,16 突当部

Claims (3)

  1. 車両用外装品に形成された開口部に装着されることにより、該開口部を閉塞するカバー部材を有する開口部カバー構造において、
    前記カバー部材の一側縁には、前記開口部周縁に係止する係止部を設けると共に、該一側縁と対向する他側縁に押圧部を設け、前記係止部と前記押圧部との間には、前記押圧部への押圧によって、該カバー部材を回動させて、前記係止部をカバー離脱方向に移動させる際に支点となる突当部を形成し、
    前記カバー部材の押圧部形成位置近傍の裏面側には、前記開口部周縁にカバー離脱方向に向けて当接する抜け止め片が突設形成される一方、該押圧部をカバー離脱方向に向けて付勢すると共に、前記押圧部への押圧によって弾性変形して、該カバー部材の回動を許容するダンパ部が設けられ、
    前記押圧部及び前記係止部には、前記カバー部材のカバー面体の裏面側に、面内外方向の剛性を向上させるために、前記係止部,前記押圧部及び前記突当部間を結んで延設される補強リブ部が設けられ、
    前記カバー面体周縁に一体に形成された周縁フランジ部が設けられていることを特徴とする開口部カバー構造。
  2. 前記周縁フランジ部と前記開口部の内周との間には、前記カバー部材の回動を妨げない大きさのクリアランスが設定されていることを特徴とする請求項1記載の開口部カバー構造。
  3. 前記係止部は、前記開口部周縁に内側から係止する係止爪本体を有し、該係止爪本体の付根部には、前記開口部周縁から内側方向に向けて該係止爪本体を屈曲可能とする薄肉溝部が形成されていることを特徴とする請求項1または2のうち何れか一項記載の開口部カバー構造。
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