JP4991821B2 - バンパ用開口部カバー係止構造 - Google Patents

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Description

本発明は、バンパ用開口部カバー係止構造の改良に関するものである。
従来のバンパ用開口部カバー係止構造として、バンパに設けられた牽引フック用の開口部にカバーが設けられ、カバーの端部を押圧することによりカバーを回転させて開口部を開状態とするものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1の図2、図6によれば、バンパ1に、開口部2と、この開口部2の側縁部から内側に突出する一対の軸部6,6と、下縁部に形成されたスリット7とを備え、カバー3に、左右端部から後方に突出する一対の支持片10,10と、下縁部から後方に突出する係留片14とを備え、支持片101,10がそれぞれ軸部6,6に回動可能に取付けられ、係留片14がスリット7内に通されることで、カバー3がバンパ1に取付けられる。
特開2004−175190公報
特許文献1の図6に示されるように、バンパ1にカバー3が取付けられた状態では、カバー3において、支持片10と軸部6との嵌合部に対して係留片14とは反対側の端部は自由端となり、例えば、車体の振動に共振しやすくなる。
このような共振を抑えるには、例えば、カバー3の剛性を高めることが考えられる。
しかし、剛性を高めることでカバー3が撓みにくくなり、バンパ1からカバー1を取外しにくくなる。
更に、軸部6と嵌合させるために支持片10に深い溝部11を形成したり、係留片14に弾凸部15、第1ストッパ部16、第2ストッパ部17を形成することにより、カバー3の形状が複雑になるため、コストアップを招く。
本発明の目的は、開口部カバーが共振しにくく、また、取外しが容易であり、更にコストアップを抑えることが可能なバンパ用開口部カバー係止構造を提供することにある。
請求項1に係る発明は、車体に設けられた牽引フック及び/又は牽引フックが取付けられる牽引フック取付部を外部に露出させるためにバンパに設けられたバンパ開口部と、このバンパ開口部を塞ぐためにバンパ開口部を跨ぐように設けられた一対の軸部を中心にして回動可能に設けられた開口部カバーとを、開口部カバーの閉状態に係止手段で係止するバンパ用開口部カバー係止構造において、軸部は、バンパ開口部の縁部に設けられた軸を形成する一対の凸部と、この凸部を受けるために前記開口部カバーに設けられた平坦面とからなり、開口部カバーの一端部が、一対の凸部を通る軸線を中心にしてバンパの内方へ回動するときに一対の凸部と平坦面の接触点が一端部側に移動可能に形成され、係止手段は、軸線に対して一方側に配置されるとともに一端部の回動軌跡よりも軸線から遠くなるようにバンパ開口部の縁部からバンパの内方に延びるように形成されたバンパ側係止部と、このバンパ側係止部と係止するために開口部カバーの一端部に形成されたカバー側係止片とからなり、バンパ側係止部に被係止部が設けられ、カバー側係止片に、被係止部におけるバンパの意匠面側の面に係止する前側係止突部が設けられ、これらの係止部分が一端部の回動軌跡より外側に位置することを特徴とする。
軸部に対して一方側に有る開口部カバーの押す側の一端部に係止手段を設けることで、係止手段によって、開口部カバーの押す側の一端部の共振が抑えられる。
また、バンパ開口部の縁部からバンパの後方に延びるように形成されたバンパ側係止部は、開口部カバーの一端部の回動軌跡よりも軸部から遠くなるように形成されているから、バンパ側係止部をバンパの表側の面よりも奥まった位置に配置することが可能になる。
従って、バンパ側係止部の全長が大きくなってバンパ側係止部が撓みやすくなるとともに、カバー側係止片の前側係止突部とバンパ側係止部の被係止部との係止部に作用する力の方向が係止状態を解除されやすい向きに変化する。
また軸部は、一対の凸部と、この凸部を受ける平坦面とから簡素に形成される。
請求項2に係る発明は、軸線の延長線側に、開口部カバーの周縁部に形成されたリブが挿入される外周溝が形成されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、カバー側係止片の前側係止突部よりも後方に後側係止突部が設けられ、被係止部が前側係止突部と後側係止突部とで挟持されることを特徴とする。
被係止部が前側係止突部と後側係止突部とで挟持されて強固に係合される。
請求項4に係る発明は、軸部を通る軸線に対して他方側に、バンパ開口部と開口部カバーとを係止する第2係止手段が設けられ、この第2係止手段が開口部カバーの他端部の外方への移動を規制することを特徴とする。
係止手段と第2係止手段によって、開口部カバーはバンパ開口部の縁部に強固に係止される。
請求項1に係る発明では、車体に設けられた牽引フック及び/又は牽引フックが取付けられる牽引フック取付部を外部に露出させるためにバンパに設けられたバンパ開口部と、このバンパ開口部を塞ぐためにバンパ開口部を跨ぐように設けられた一対の軸部を中心にして回動可能に設けられた開口部カバーとを、開口部カバーの閉状態に係止手段で係止するバンパ用開口部カバー係止構造において、軸部は、バンパ開口部の縁部に設けられた軸を形成する一対の凸部と、この凸部を受けるために前記開口部カバーに設けられた平坦面とからなり、開口部カバーの一端部が、一対の凸部を通る軸線を中心にしてバンパの内方へ回動するときに一対の凸部と平坦面の接触点が一端部側に移動可能に形成され、係止手段は、軸線に対して一方側に配置されるとともに一端部の回動軌跡よりも軸線から遠くなるようにバンパ開口部の縁部からバンパの内方に延びるように形成されたバンパ側係止部と、このバンパ側係止部と係止するために開口部カバーの一端部に形成されたカバー側係止片とからなり、バンパ側係止部に被係止部が設けられ、カバー側係止片に、被係止部におけるバンパの意匠面側の面に係止する前側係止突部が設けられ、これらの係止部分が一端部の回動軌跡より外側に位置するようにしたので、軸部に対して一方側に有る開口部カバーの押す側の一端部に係止手段を設けることで、係止手段によって、開口部カバーの押す側の一端部の共振を抑えることができる。
更に、バンパ側係止部の被係止部と前側係止突部との係止部をバンパ意匠面よりも奥まった位置に設けることができ、開口部カバーを比較的容易に取外すことができる。
また軸部は、一対の凸部と、この凸部を受ける平坦面とから簡素に形成される。
請求項2に係る発明では、軸線の延長線側に、開口部カバーの周縁部に形成されたリブが挿入される外周溝が形成されているので、軸部の構造を簡素にすることができ、コストアップを抑えることができる。
また、外周溝によって、開口部カバーにリブを設けやすくすることができるとともに、リブを高くすることができ、開口部カバーの剛性をより高めることができる。従って、開口部カバーの共振を一層抑えることができる。
請求項3に係る発明では、カバー側係止片の前側係止突部よりも後方に後側係止突部が設けられ、被係止部が前側係止突部と後側係止突部とで挟持されるので、係止手段の係止力をより大きくすることができ、開口部カバーの共振を一層防止することができる。
請求項4に係る発明では、軸部を通る軸線に対して他方側に、バンパ開口部と開口部カバーとを係止する第2係止手段が設けられ、この第2係止手段が開口部カバーの他端部の外方への移動を規制するので、係止手段と第2係止手段とで開口部カバーをバンパ開口部の縁部に更に強固に係止することができ、開口部カバーの共振をより一層防止することができる。
本発明に係る開口部カバー係止構造が採用されたバンパの正面図である。 本発明に係るバンパ開口部の正面図である。 本発明に係る開口部カバー係止構造を示す斜視図である。 本発明に係る開口部カバーの斜視図である。 図3の5−5線断面図である。 図5のA部拡大図である。 本発明に係る開口部カバー係止構造の作用を示す作用図である。 開口部カバー係止構造の比較例の作用を示す作用図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、説明中の左、右、前、後は車両に乗車した運転者を基準にした向きを示している。また、図面は符号の向きに見るものとする。
本発明の実施例を説明する。図中の矢印(FRONT)は車両前方を表している。
図1に示すように、エネルギー吸収体、補強材等と共にバンパを構成するバンパ表皮である樹脂製のバンパフェイス10は、フロントグリルを取付けるために中央に設けられたグリル用開口部11の左右下部に一対のフォグランプ12,13が取付けられ、グリル用開口部11の左側に牽引フック用開口部(不図示)を塞ぐ開口部カバー14が着脱自在に取付けられている。
フォグランプ11,12は、バンパフェイス10に形成されたフォグランプ用開口部10a,10bの縁部にフォグランプカバー16,17を介して取付けられている。
牽引フック用開口部に挿入される牽引フックは、端部に車体にねじ結合される締結部を有し、自車が他車に牽引されるときに、牽引用ワイヤを繋ぐための部品であり、開口部カバー14は、牽引フックを使用するとき以外は牽引フック用開口部の縁部に取付けられている。
図2に示すように、牽引フック用開口部21は、横長の穴であり、牽引フック用開口部21の縁部21aの左右に開口部カバー14(図1参照)が係止される一対の係止凹部21b,21cが形成され、縁部21aの上部及び下部下に開口部カバー14を受けるために車体後方へ突出する凸状受け部21d,21eが形成され、縁部21aにおける下側の凸状受け部21eの右方(図2では左方)に開口部カバー14の一部が通される長穴状の通し穴21gが形成されている。
縁部21aは、バンパフェイス10の表側の面10dに対して一段低く且つ輪郭が円形又は円形に近い面に形成され、この面に上記の係止凹部21b,21c、凸状受け部21d,21e、通し穴21gが設けられる。
凸状受け部21d,21eは、その外側面21hが、バンパフェイス10の表側の面10dと縁部21aとの境界である円筒状の境界部10eから離れた位置に設けられ、外側面21hと境界部10eとの間に開口部カバー14の一部が挿入されるカバー挿入部23が設けられる。なお、符号25は一対の凸状受け部21d,21eの各中心を通る軸線であり、係止凹部21bは軸線25に対して一方側に配置され、係止凹部21cは軸線25に対して他方側に配置される。
図3は開口部カバー14と、開口部カバー14が取付けられるバンパフェイス10の牽引フック用開口部21とをバンパフェイス10の裏側から見た状態を示している。
開口部カバー14は、楕円又は楕円に近い形状に形成されたプレート状基部14aと、このプレート状基部14aの裏側の面14pの左右端部から後方に突出する左係止片14b及び右係止片14cと、これらの左係止片14b及び右係止片14cの付け根部近傍を除いてプレート状基部14aの周縁部に形成された外周リブ14e,14fと、一方の外周リブ14fに隣接するようにプレート状基部14aから後方に延びて牽引フック用開口部21側の通し穴21gに通される引掛け片14gとが一体成形された樹脂状の部品である。
左係止片14b及び右係止片14cは、それぞれ牽引フック用開口部21側の係止凹部21b,21cに係止される。
上記の左係止片14bと係止凹部21bとは、左係止部31を構成する部分であり、右係止片14cと係止凹部21cとは、右係止部32を構成する部分である。
図4(a)に示されるように、開口部カバー14の左係止片14bは、係止片ベース部14jと、この係止片ベース部14jから側方に突出する一対の前側係止突部14k,14kと、これらの前側係止突部14k,14kよりも係止片ベース部14jから離れた位置で係止片ベース部14jの先端部に設けられた後側係止突部14mとからなる。
図4(b)は図4(a)の左係止片14bを中心に拡大したものであり、前側係止突部14kは、その端面14nが波形に形成され、この端面14nが牽引フック用開口部21(図3参照)の係止凹部21b(図3参照)に係止される。
図5に示すように、バンパフェイス10の筒状の境界部10eは、バンパフェイス10の表側の面10dから後方へ延びて牽引フック用開口部21の縁部21aに連結されている。
縁部21aの係止凹部21b,21cは、それぞれ前後方向に幅を有する被係止部21p,21qを備える。
開口部カバー14の左係止片14bは、前側係止突部14kと後側係止突部14mとを備え、これらの前側係止突部14kと後側係止突部14mとの間に牽引フック用開口部21の縁部21aの被係止部21pが挟持されている。
開口部カバー14の右係止片14cは、牽引フック用開口部21の縁部21aの被係止部21qに係止されている。
また、開口部カバー14のプレート状基部14aの平坦な裏側の面14pは縁部21aの凸状受け部21d(図2参照)及び凸状受け部21eに当たっている。
上記の凸状受け部21eと裏側の面14pは、軸と軸受との関係にあり、軸部34を構成する部分であり、同様に、凸状受け部21dと裏側の面14pは、軸と軸受との関係にあり、軸部33(図3参照)を構成する部分である。
以上のように、開口部カバー14は、凸状受け部21d,21eに支持されるとともに、左係止部31及び右係止部32で係止されてバンパフェイス10に取付けられている。
図中の符号35は凸状受け部21d,21eとプレート状基部14aの裏側の面14pとの接触点36を中心とした開口部カバー14の端部14q(黒丸で示した部分である。)が描く円である。
開口部カバー14の端部14qがバンパフェイス10の内方へ回動する、即ち後方へ回動するにつれて、凸状受け部21d,21eとプレート状基部14aの裏側の面14pとの接触点36は左方に移動するため、端部14qの回動半径が小さくなり、端部14qの回動軌跡は、円35の内側へずれる。
左係合部31、詳しくは、係止凹部21bと左係止片14bの端面14nとの係止部分である中央係止部37は、円35より外側に配置されている、即ち、端部14qの回動軌跡より外側に配置されることで、係止凹部21bはバンパフェイス10の表側の面10dに対して奥側に離れた位置に配置されている。
図中の符号38は接触点36を中心として中央係止部37を通る円弧であり、端面14nの回動軌跡にほぼ一致している。従って、端面14nはほぼ円弧38の接線方向に描いた矢印の方向へ移動する。
図6に示すように、中央係止部37は、縁部21aの係止凹部21bに開口部カバー14側へ凸に湾曲、例えば、円弧状に湾曲した凸状断面部21kと、この凸状断面部21kに当てられた、例えば円弧状に凹んだ凹状断面部14rとからなり、凸状断面部21kの凸状湾曲面21mに、この凸状湾曲面21mに倣うように凹状断面部14rの凹状湾曲面14tが接している。
このように、それぞれ滑らかに湾曲した凸状断面部21kと凹状断面部14rとを係止することで、比較的容易に係止状態を解除することができる。
以上に述べた開口部カバー14の取外し要領を次に説明する。
図7に示すように、凸状受け部21d,21e(一方の符号21eのみ示す。)に対して左係止部31側のプレート状基部14aの表側の面14sを、白抜き矢印で示すように押すと、開口部カバー14は、凸状受け部21d,21e、詳しくは、接触点36を中心にして反時計回りに回動する。
この結果、左係止部31の開口部カバー14側の凹状断面部14r(図6参照)が、牽引フック用開口部21の縁部21a側の凸状断面部21k(図6参照)から外れて矢印Bで示すように回動する。また、右係止部32の右係止片14cが被係止部21qから外れて矢印Cで示すように回動する。
このとき、牽引フック用開口部21の縁部21a側の被係止部21pはバンパフェイス10の表側の面10dに対して奥側の離れた位置に配置されているため、境界部10eの高さを大きくすることができ、境界部10eを撓みやすくすることができるから、凹状断面部14rが、牽引フック用開口部21の縁部21a側の凸状断面部21kから外れやすくなる。
また、被係止部21pがバンパフェイス10の表側の面10dに対して奥側の離れた位置に配置されることで、中央係止部37を構成する凹状断面部14r(図6参照)は、前後方向に対して傾いた方向である図の矢印B方向に回動するので、被係止部21pに対して左係止片14bの前側係止突起14kが次第に離れていくことになり、係止状態が外れやすくなる。従って、比較的容易に開口部カバー14を取外すことができる。
上記の凸状受け部21d,21eは、牽引フック用開口部21の車幅方向の中央に対して左側に寄せて配置されている。従って、開口部カバー14の一端部を押したときに、一端部の押し込み量に比べて開口部カバー14の他端部の飛出し量を大きくすることができ、開口部カバー14の大きく飛び出した他端部を摘んで開口部カバー14を容易に外すことができる。
図8(a)に示すように、牽引フック用開口部101の縁部101aに後方に突出する筒部101bが形成され、この筒部101aの端部に一対の係止凹部101c,101dが形成され、牽引フック用開口部101を塞ぐ開口部カバー102に後方に突出する一対の左係止片102a及び右係止片102bが形成され、これらの左係止片102a及び右係止片102bをそれぞれ縁部101aの係止凹部101c,101dに係止する。
開口部カバー102の一端部を白抜き矢印で示すように押したときには、図中の想像線で示すように、開口部カバー102が、縁部101aに対する開口部カバー102の回動中心103を中心にして回動し、左係止片102aと係止凹部101c、右係止片102bと係止凹部101dのそれぞれの係止状態が解除され、縁部101aから開口部カバー102が外れた状態を示している。
図8(b)は図8(a)のE部を拡大したものであり、開口部カバー102の一端部を押すときには、開口部カバー102の一端部の先端に矢印Fで示す力が作用する。
この力の向きは、開口部カバー102の基部102cにほぼ直交し、且つ牽引フック用開口部101の縁部101aの剛性の高い角部101gに係止しているため、角部101gが撓みにくいので、左係止片102aと係止凹部101cとの係止状態が解除されにくく、縁部101aから開口部カバー102がなかなか外れない。
これに対して、本発明の実施例では、図5、図6に示したように、縁部21aの被係止部21pをバンパフェイス10の表側の面10dに対して奥側に離れた位置に配置することで、境界部10eが撓みやすくなり、更に、中央係止部37の凹状断面部14rを矢印B方向に回動させることで回動方向を前後方向に対して変更することにより、図8に示された比較例より係止状態が外れやすくなり、比較的容易に開口部カバー14を取外すことができる。
上記の図2、図3、図5に示したように、車体の前部に設けられた牽引フック及び/又は牽引フックが取付けられる牽引フック取付部を外部に露出させるためにバンパフェイス10に設けられたバンパ開口部としての牽引フック用開口部21と、この牽引フック用開口部21を塞ぐために牽引フック用開口部21を跨ぐように設けられた一対の軸部33,34を中心にして回動可能に設けられた開口部カバー14とを、開口部カバー14の閉状態に係止手段としての左係止部31で係止するバンパ用開口部カバー係止構造において、左係止部31は、軸部33,34を通る軸線25に対して一方側に配置されるとともに開口部カバー14の一端部が軸部33,34を中心にしてバンパフェイス10の内方へ回動するときの一端部(詳しくは、端部14q)の回動軌跡よりも軸部33,34から遠くなるように牽引フック用開口部21の縁部21aからバンパフェイス10の後方に延びるように形成されたバンパ側係止部としての係止凹部21bと、この係止凹部21bと係止するために開口部カバー14の一端部に形成されたカバー側係止片としての左係止片14bとからなり、係止凹部21bに被係止部21pが設けられ、左係止片14bに、被係止部21pにおけるバンパフェイス10の意匠面(表側の面10d)側の面としての凸状湾曲面21mに係止する前側係止突部14kが設けられることを特徴とする。
上記構成により、軸部33,34に対して一方側に有る開口部カバー14の押す側の一端部に左係止部31を設けることで、左係止部31によって、開口部カバー14の押す側の一端部の共振を抑えることができる。
更に、係止凹部21bの被係止部21pと前側係止突部14kとの係止部をバンパフェイス10の表側の面10dよりも奥まった位置に設けることができ、開口部カバー14を比較的容易に取外すことができる。
上記の図2、図3に示したように、軸部33,34が、牽引フック用開口部21の縁部21aに設けられた軸を形成する一対の凸部としての凸状受け部21d,21eと、これらの凸状受け部21d,21eを受けるために開口部カバー14に設けられた平坦面としての裏側の面14pとから構成され、一対の凸状受け部21d,21eを結ぶ直線(軸線25)の延長線側に、開口部カバー14の周縁部に形成されたリブとしての外周リブ14e,14fが挿入される外周溝としてのカバー挿入部23,23が形成されているので、軸部33,34の構造を簡素にすることができ、コストアップを抑えることができる。
また、カバー挿入部23,23によって、開口部カバー14に外周リブ14e,14fを設けやすくすることができるとともに、外周リブ14e,14fを高くすることができ、開口部カバー14の剛性をより高めることができる。従って、開口部カバー14の共振を一層抑えることができる。
上記の図5に示したように、左係止片14bの前側係止突部14kよりも後方に後側係止突部14mが設けられ、被係止部21pが前側係止突部14kと後側係止突部14mとで挟持されるので、左係止部31の係止力をより大きくすることができ、開口部カバー14の共振を一層防止することができる。
上記の図2、図5に示したように、軸部33,34を通る軸線25に対して他方側に、牽引フック用開口部21と開口部カバー14とを係止する第2係止手段としての右係止部32が設けられ、この右係止部32が開口部カバー14の他端部の前方への移動を規制するので、左係止部31と右係止部32とで開口部カバー14を牽引フック用開口部21の縁部21aに更に強固に係止することができ、開口部カバー14の共振をより一層防止することができる。
本発明のバンパ用開口部カバー取付構造は、自動車に好適である。
10…バンパ(バンパフェイス)、14…開口部カバー、14b…カバー側係止片(左係止片)、14e,14f…リブ(外周リブ)、14k…前側係止突部、14m…後側係止突部、14p…プレート状基部の裏側の面(平坦面)、14q…一端部、21…バンパ開口部(牽引フック用開口部)、21a…縁部、21b…バンパ側係止部(係止凹部)、21d,21e…凸部(凸状受け部)、21m…バンパの意匠面側の面(凸状湾曲面)、21p…被係止部、23…外周溝(カバー挿入部)、25…軸線、31…係止手段(左係止部)、32…第2係止手段(右係止部)、33,34…軸部。

Claims (4)

  1. 車体に設けられた牽引フック及び/又は牽引フックが取付けられる牽引フック取付部を外部に露出させるためにバンパに設けられたバンパ開口部と、このバンパ開口部を塞ぐためにバンパ開口部を跨ぐように設けられた一対の軸部を中心にして回動可能に設けられた開口部カバーとを、開口部カバーの閉状態に係止手段で係止するバンパ用開口部カバー係止構造において、
    前記軸部は、前記バンパ開口部の縁部に設けられた軸を形成する一対の凸部と、この凸部を受けるために前記開口部カバーに設けられた平坦面とからなり、
    前記開口部カバーの一端部が、前記一対の凸部を通る軸線を中心にして前記バンパの内方へ回動するときに前記一対の凸部と前記平坦面の接触点が前記一端部側に移動可能に形成され、
    前記係止手段は、前記軸線に対して一方側に配置されるとともに前記一端部の回動軌跡よりも前記軸線から遠くなるように前記バンパ開口部の縁部からバンパの内方に延びるように形成されたバンパ側係止部と、このバンパ側係止部と係止するために前記開口部カバーの一端部に形成されたカバー側係止片とからなり、
    前記バンパ側係止部に被係止部が設けられ、前記カバー側係止片に、前記被係止部における前記バンパの意匠面側の面に係止する前側係止突部が設けられ、これらの係止部分が前記一端部の回動軌跡より外側に位置する、
    ことを特徴とするバンパ用開口部カバー係止構造。
  2. 前記軸線の延長線側に、前記開口部カバーの周縁部に形成されたリブが挿入される外周溝が形成されていることを特徴とする請求項1記載のバンパ用開口部カバー係止構造。
  3. 前記カバー側係止片の前記前側係止突部よりも後方に後側係止突部が設けられ、前記被係止部が前側係止片と後側係止片とで挟持されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のバンパ用開口部カバー取付構造。
  4. 前記軸部を通る軸線に対して他方側に、前記バンパ開口部と前記開口部カバーとを係止する第2係止手段が設けられ、この第2係止手段は前記開口部カバーの他端部の外方への移動を規制することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載のバンパ用開口部カバー係止構造。
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