JPH0347981Y2 - - Google Patents

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JPH0347981Y2
JPH0347981Y2 JP20017687U JP20017687U JPH0347981Y2 JP H0347981 Y2 JPH0347981 Y2 JP H0347981Y2 JP 20017687 U JP20017687 U JP 20017687U JP 20017687 U JP20017687 U JP 20017687U JP H0347981 Y2 JPH0347981 Y2 JP H0347981Y2
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  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば自動車前面のフロントパネ
ルに取り付けられるフロントパネルカバーの取付
構造に関する。
(従来の技術) 自動車は、通常、その車体の前部にラジエータ
を搭載しており、この場合、このラジエータをそ
の前方から覆つているフロントパネルに開口を形
成し、この開口を通してラジエータに給水できる
ようにしたものがある。そして、この場合には、
この開口を開閉自在とするフロントパネルカバー
が設けられ、これはフロントパネルに対して着脱
自在に取り付けられている。
上記フロントパネルに対してフロントパネルカ
バーを着脱自在に取り付けるための構成には、例
えば実開昭62−163127号公報で示されるものがあ
る。この構成によれば、開口の開口縁を形成して
いるフロントパネルに取付孔が形成され、フロン
トパネルカバーには無理嵌め部が突設されてい
る。そして、取付孔に無理嵌め部を嵌入して係止
させることにより、フロントパネルに対してフロ
ントパネルカバーが取り付けられる。
一方、フロントパネルからフロントパネルカバ
ーを取り外すには、無理嵌め部をフロントパネル
から離れる方向に向つて所定の大きさ以上の外力
で引っ張り、これによつて、この無理嵌め部を取
付孔から離脱させる。このようにしてフロントパ
ネルカバーが取り外される。
ところで、自動車の走行中には車体は強い振動
力で振動する。この際、取付孔に対する無理嵌め
部の係止力が弱いとフロントパネルカバーにがた
つきが生じる。そこで、上記無理嵌め部は大きい
係止力で取付孔に係止させ、これによりフロント
パネルカバーをフロントパネルに対して強固に取
り付けてある。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記のように無理嵌め部を大きい係止
力で係止させると、この後に、フロントパネルカ
バーを取り外そうとする場合には、この取り外し
のために更に大きい外力が必要となる。このた
め、フロントパネルカバーの取り外し作業が煩雑
となつている。
(考案の目的) この考案は、上記のような事情に注目してなさ
れたもので、車体静止側に対しパネルカバーを強
固に取り付けた場合でも、このパネルカバーの取
り外しが容易にできるようにすることを目的とす
る。
(考案の構成) 上記目的を達成するためのこの考案の特徴とす
るところは、車体静止側に係止部を設ける一方、
この係止部に係脱自在に係止される被係止部をパ
ネルカバーの端部に設けたものにおいて、パネル
カバーに向つて突出する係合突起を係止部に一体
成形し、この係合突起を上記被係止部よりもパネ
ルカバーの更に端部側で、このパネルカバーに近
接する位置に設けた点にある。
(作用) 上記構成による作用は次の如くである。
パネルカバー14を取り外す場合には、被係止
部26を設けたのとは反対側のパネルカバー14
の他端側を車体静止側3から離れる方向に向つて
引っ張る。すると、上記被係止部26が係止部2
5に係止されている部分をほぼ中心としてパネル
カバー14が回動を始める。この際、被係止部2
6よりもパネルカバー14の更に端部側は上記引
っ張り方向とは逆に車体静止側3に接近する方向
に回動する。
上記パネルカバー14の上記端部側にはこれに
近接して係合突起28が設けられているため、こ
の端部側は、上記パネルカバー14の回動開始後
に上記係合突起28に当接してそれ以上の回動が
阻止される。
更に、上記パネルカバー14の他端側を引っ張
ると、この後は、パネルカバー14は上記係合突
起28との当接部を支点として回動を始める。従
つて、てこの原理により、被係止部26は係止部
25から容易に離脱し、これにより、パネルカバ
ー14の取り外しが完了する。
また、上記の場合、係合突起28はパネルカバ
ー14の上記端部側に近接して設けられているた
め、パネルカバー14を取り外そうとしてこれを
上記のように回動させ始めるとき、このパネルカ
バー14の上記端部側が直ちに上記係合突起28
に当接し、これに伴つて被係止部26が係止部2
5から離脱させられることとなる。このため、パ
ネルカバー14はあまり大きく回動しなくてもこ
れを取り外すことができる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
第2図において、1は自動車で、その車体2の
前面は車体静止側たるフロントパネル3で形成さ
れている。また、4はフロントウインド、5はヘ
ツドランプ、6はバンパ、7は前輪である。
第2図から第4図において、上記自動車1は車
体2前部にラジエータ9を搭載している。このラ
ジエータ9はその上部に給水管10を有し、この
給水管10はキヤツプ11により開閉される。こ
の給水管10に対応する上記フロントパネル3の
前面が凹所12となつており、この凹所12の底
面には開口13が形成される。そして、この開口
13を通して給水管10に給水ができるようにな
つている。
上記開口13を開閉するフロントパネルカバー
14が設けられ、このフロントパネルカバー14
は上記凹所12に嵌入している。このフロントパ
ネルカバー14は板金製でインナパネル15とア
ウタパネル16とを最中状に接合して形成したも
のである。そして、このフロントパネルカバー1
4はそれぞれ左右一対の上部係止具18,18と
下部係止具19,19とによりフロントパネル3
に着脱自在に取り付けられている。
第3図により、上記下部係止具19について、
説明する。
上記フロントパネルカバー14のインナパネル
15には樹脂製で弾性のある突起20が嵌着さ
れ、この突起20はフロントパネル3に向つて突
出している。この突起20の突出端の外周面には
周方向複数箇所に被係止突起20aが形成されて
いる。また、この突起20はその軸心回りに回動
しないようにインナパネル15に嵌着されてい
る。一方、フロントパネル3に形成された開口1
3の下部開口縁には嵌合孔21が形成されてお
り、この嵌合孔21に上記突起20の突出端側が
嵌脱自在に嵌入している。
23は筒状ノブであり、この筒状ノブ23はフ
ロントパネル3の内部に位置している。この筒状
ノブ23の前端側内周面には周方向複数箇所に係
止突起23aが形成されており、上記嵌合孔21
を貫通した突起20の突出端側に上記筒状ノブ2
3の前端側が外嵌している。この場合、突起20
と筒状ノブ23とはほぼ同軸上に位置しており、
筒状ノブ23の上記前端側端面はフロントパネル
3の内面に弾性的に圧接している。この状態で、
上記突起20に形成した被係止突起20aに筒状
ノブ23に形成した係止突起23aが係合してお
り、これによつて、フロントパネルカバー14の
下端側が開口13の下部開口縁に係止されてい
る。
上記筒状ノブ23を第3図中矢印Aで示すよう
にその軸心回りに約90°回動させると、上記被係
止突起20aに対する係止突起23aの係合が解
除されるようになつている。よつて、この状態か
ら同上図中矢印Bと仮想線とで示すように筒状ノ
ブ23を後方移動させ、その一方で、同上図中矢
印Cと仮想線とで示すように突起20と共にフロ
ントパネル14の下端側を前方に移動させれば、
このフロントパネルカバー14の下端側はフロン
トパネル3から離脱されることとなる。
フロントパネルカバー14の下端側をフロント
パネル3に係止させるのは、上記と逆の操作によ
ればよい。
第3図と第4図とにより前記上部係止具18に
ついて説明する。
上記開口13の上部開口縁には係止部たる樹脂
製のフイーメイル25が嵌着されている。このフ
イーメイル25は弾性体で、断面がほぼC字状を
なすC字状部25aを有し、このC字状部25a
の軸心は車幅方向に延びている。また、このフイ
ーメイル25はそれ自体が回動しないようにして
上記開口13の上部開口縁に嵌着されている。
一方、上記フロントパネルカバー14の上端側
におけるインナパネル15には被係止部たる樹脂
製のメイル26が嵌着されている。このメイル2
6は弾性体で、円柱部26aを有し、この円柱部
26aは軸心は上記C字状部25aと平行となつ
ている。また、上記メイル26もそれ自体が回動
しないようにしてインナパネル15に嵌着されて
いる。そして、この円柱部26aは上記C字状部
25aに嵌脱自在に嵌入し、これにより、フロン
トパネルカバー14の上端側が開口13の上部開
口縁に係止されている。
なお、上記のように円柱部26aがC字状部2
5aに嵌入した状態では、C字状部25aの弾性
力により、このC字状部25aの内周面が円柱部
26aの外周面に圧接してフロントパネルカバー
14の上端側をフロントパネル3側に対し強固に
係止している。
また、上記状態で、円柱部26aはC字状部2
5a内で軸心回り回動自在とされている。つま
り、前記突起20が筒状ノブ23により係止され
ておらず、フロントパネルカバー14の下端側が
自由状態にあるときには、C字状部25aに嵌入
している円柱部26aの軸心を中心として上記フ
ロントパネルカバー14が前後に回動するように
なつている。
上記フイーメイル25からメイル26を離脱さ
せる場合には、車体2から離れる方向(第3図中
矢印Dの方向)に向つてメイル26を所定の大き
さ以上の外力で引っ張る。すると、このメイル2
6の円柱部26aは、フイーメイル25における
C字状部25aの弾性力に抗してこのC字状部2
5aの両開口縁を押し拡げるように弾性変形さ
せ、これにより、メイル26が離脱し、図中仮想
線で示すようにこのフロントパネルカバー14の
上端側は開口13の上部開口縁から離脱されるこ
ととなる。
上記とは逆に、フイーメイル25に対してメイ
ル26を係止させる場合には、上記と逆の操作に
より、円柱部26aをC字状部25aの両開口縁
間に押し込めばよい。このようにすると、円柱部
26aはC字状部25aの両開口縁を押し拡げる
ように弾性変形させ、これにより、円柱部26a
がC字状部25aに嵌入されて、メイル26がフ
イーメイル25に係止される。
第1図、第3図、および第4図において、28
は係合突起で、この係合突起28は前記フイーメ
イル25に一体成形してある。つまり、フイーメ
イル25から上方に向つて舌片29が延びてお
り、この舌片29は、一旦、上記フロントパネル
カバー14の上端側に向つて延びた後、フロント
パネル3に向つて折り返され、この折り返し部が
上記係合突起28となつている。
上記係合突起28は上記メイル26よりも更に
フロントパネルカバー14の端部側、つまり、メ
イル26よりも上方で、このフロントパネルカバ
ー14の内面に近い位置に設けられている。この
場合、係合突起28はフロントパネルカバー14
の内面に接していてもよい。また、上記舌片29
の延出端29aはフロントパネル3の凹所12外
面に近いところに位置している。
フロントパネルカバー14をフロントパネル3
から離脱させる場合には、まず、下部係止具19
を操作して、フロントパネルカバー14の下端側
をフロントパネル3から離脱させ、このフロント
パネルカバー14の下端側を自由状態とする。次
に、このフロントパネルカバー14の下端側を第
3図中矢印Cで示したようにフロントパネル3か
ら離れる方向に引っ張つて、これを円柱部26a
の軸心回りに回動させる。
すると、第1図中矢印Eで示すように、メイル
26よりも上方のフロントパネルカバー14の上
端側は、上記引っ張り方向(同上図中矢印C)と
は逆にフロントパネル3に接近する方向に回動す
る。そして、このとき、フロントパネルカバー1
4の上端側は上記係合突起28に当接し、それ以
上の回動が阻止される。
ここから、上記フロントパネルカバー14の下
端側を更に引っ張ると、フロントパネルカバー1
4は上記係合突起28との当接点Fを支点として
同上図中矢印Cの方向に回動を始める。従つて、
てこの原理により、メイル26の円柱部26aは
フイーメイル25のC字状部25aの両開口縁を
容易に押し拡げて、このC字状部25aから容易
に離脱し、これにより、フロントパネルカバー1
4の離脱が完了する。
上記係合突起28にフロントパネルカバー14
の上端側が当接した際に、係合突起28がこのフ
ロントパネルカバー14から所定以上の負荷を受
けるときには、舌片29は弾性変形してその延出
端29aがフロントパネル3の凹所12外面に当
接し、これによつて、上記負荷の一部がフロント
パネル3側で支持されるようになつている。
なお、以上は図示の例によるが、上記構成にお
いて、フイーメイル25をフロントパネルカバー
14に嵌着し、メイル26をフロントパネル3に
嵌着してもよく、この場合には、係合突起28は
メイル26に一体成形される。
(考案の効果) この考案によれば、パネルカバーに向つて突出
する係合突起を車体静止側に設けた係止部に成形
し、この係合突起を上記被係止部よりもパネルカ
バーの更に端部側で、このパネルカバーに近接す
る位置に設けたため、車体静止側に対しパネルカ
バーを強固に取り付けた場合でも、このパネルカ
バーを離脱させるための作業は容易にできること
となる。また、上記の場合、パネルカバーはあま
り大きく回動させなくても、これを離脱させるこ
とができるため、上記の離脱作業は更に容易とな
る。
また、パネルカバーを上記のように容易に離脱
させるために設けた係合突起は、係止部に一体成
形したため、部品点数の増加が抑制されており、
つまり、上記離脱作業の容易化は簡単な構成によ
り達成される。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図は上部係
止具の側面断面作用説明図、第2図が自動車の正
面図、第3図は第2図の−線矢視断面図、第
4図は上部係止具の展開斜視図である。 1……自動車、2……車体、3……フロントパ
ネル(車体静止側)、13……開口、14……フ
ロントパネルカバー(パネルカバー)、25……
フイーメイル(係止部)、26……メイル(被係
止部)、28……係合突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体の一部を覆うパネルカバーを設け、車体静
    止側に係止部を設ける一方、この係止部に係脱自
    在に係止される被係止部を上記パネルカバーの端
    部に設け、車体から離れる方向に向つてこの被係
    止部を所定の大きさ以上の外力で引つ張るとき、
    この被係止部が係止部から離脱するようにした自
    動車におけるパネルカバーの取付構造において、
    上記パネルカバーに向つて突出する係合突起を係
    止部に一体成形し、この係合突起を上記被係止部
    よりもパネルカバーの更に端部側で、このパネル
    カバーに近接する位置に設けたことを特徴とする
    自動車におけるパネルカバーの取付構造。
JP20017687U 1987-12-30 1987-12-30 Expired JPH0347981Y2 (ja)

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JP20017687U JPH0347981Y2 (ja) 1987-12-30 1987-12-30

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JPH01104869U JPH01104869U (ja) 1989-07-14
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