JP2021055678A - カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】開口部の閉鎖状態を維持し易く、開口部の開閉時には容易に開閉できるカバーを提供する。【解決手段】車両部材の開口部を開閉するカバーであって、前記開口部の一部を覆う第一面と、前記第一面とは異なる方向に延びて前記開口部の他部を覆う第二面とを備え、前記第一面は、前記カバーの開閉時の回動軸となるように前記車両部材に係合される第一係合部と、前記回動軸を中心とした前記カバーの開放方向に対して抗するように前記車両部材に係合される第二係合部とを有し、前記第二面は、前記カバーの開放動作時に前記開口部に対して干渉せず、前記カバーの閉鎖時に前記開口部に対する前記第二面の位置ずれを規制するように前記車両部材に係合される第三係合部を有する、カバー。【選択図】図2

Description

本発明は、車両部材の開口部を開閉するカバーに関する。
特許文献1のバンパーの牽引フック用リッド構造は、リッドと、上部延設片と、一対の延設片と、支持部とを有する。
リッドは、バンパーの貫通孔を開閉する。バンパーの貫通孔は、バンパーの鉛直面から水平面へと屈曲した屈曲部位に設けられている。リッドの形状は、屈曲部位に合致した形状である。上部延設片は、リッドの上部に、車内方向に延びるように設けられている。上部延設片の先端上部には、貫通孔の上辺に係合する上部係合部が設けられている。一対の延設片は、リッドの両側部に、車内方向に延びるように設けられている。一対の延設片は、先端の第1係合部と、先端と基端との間の第2係合部とを有する。第1係合部は、リッドの開時に、貫通孔の側部にある側辺に係合し、リッドの下方への回動を阻止している。第2係合部は、リッドの閉時に、貫通孔の側部にある拡張孔に係合し、リッドの下方への回動を阻止している。支持部は、リッドの下部に、車内方向に延びるように設けられている。支持部は、貫通孔の下方に形成される支持孔に挿通されている。支持部は、先端の切り起こし部と、途中の曲面形状部とを有する。曲面形状部は、支持孔を出入り可能となっている。切り起こし部は、リッドの開放時に支持孔の縁に引っ掛かることで、リッドがバンパーから脱落することを防止している。
特開2000−6740号公報
上述のリッド構造は、リッドによるバンパーの貫通孔の閉鎖時、上部延設片の上部係合部と一対の延設片の第二係合部とがそれぞれバンパーに係合されているため、貫通孔の閉鎖状態を維持し易い。しかし、貫通孔の開放時には、バンパーに対する上部係合部の係合状態と一対の第二係合部の係合状態の両方の係合状態を解除する必要があるため、閉鎖状態のリッドを容易に開くことが難しい。
本発明の目的の一つは、開口部の閉鎖状態を維持し易く、開口部の開閉時には容易に開閉できるカバーを提供することにある。
本発明の一態様に係るカバーは、
車両部材の開口部を開閉するカバーであって、
前記開口部の一部を覆う第一面と、
前記第一面とは異なる方向に延びて前記開口部の他部を覆う第二面とを備え、
前記第一面は、
前記カバーの開閉時の回動軸となるように前記車両部材に係合される第一係合部と、
前記回動軸を中心とした前記カバーの開放方向に対して抗するように前記車両部材に係合される第二係合部とを有し、
前記第二面は、前記カバーの開放動作時に前記開口部に対して干渉せず、前記カバーの閉鎖時に前記開口部に対する前記第二面の位置ずれを規制するように前記車両部材に係合される第三係合部を有する。
上記カバーは、開口部の閉鎖状態を維持し易く、開口部の開閉時には容易に開閉できる。開口部の閉鎖状態を維持し易い理由は、第一面がカバーの開放方向に対して抗するように車両部材に係合される第二係合部を有し、第二面がカバーの閉鎖時に開口部に対する第二面の位置ずれを規制するように車両部材に係合される第三係合部を有するからである。開口部の開閉時に容易に開閉できる理由は、第三係合部が、第二係合部のようにカバーの開放方向に対して抗するように係合しているのではなく、カバーの開放動作時に開口部に対して干渉しないように車両部材に係合されているからである。即ち、車両部材に対して第二係合部を係合させれば、車両部材に対して第三係合部を係合させられてカバーを閉じることができ、車両部材に対する第二係合部の係合状態を解除させれば、車両部材に対する第三係合部の係合状態を解除させられてカバーを開くことができるからである。
図1は、実施形態に係るカバーを車両部材の開口部に装着した状態を車外側から見た正面図である。 図2は、実施形態に係るカバーを車両部材の開口部に装着した状態を車内側から見た斜視図である。 図3は、図2の(III)−(III)切断線で切断したカバーの概略を示す断面図である。 図4は、図2の(IV)−(IV)切断線で切断したカバーの概略を示す断面図である。
図1から図4を参照して、本発明のカバーの実施形態を説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。図中の「FR」は実施形態のカバー1が設けられる車両の前方、「RR」は後方、「LH」は左方、「RH」は右方、「UP」は上方、「LWR」は下方を示す。また、「OUT」は車両の車幅方向の外方、「IN」は内方を示す。図3及び図4は、説明の便宜上、車両部材6の開口部7をカバー1により閉鎖した状態を実線で示し、カバー1における開閉動作の途中の状態を二点鎖線で示している。以下の説明は、実施形態に係るカバー1が装着される車両部材6の開口部7の概要、実施形態に係るカバー1の構成、の順に行う。
[車両部材]
車両部材6は、ここではフロントグリルである。図1は、フロントグリルの車両左側の部分を示している。なお、車両部材6は、フロントグリルに特に限定されない。その他の車両部材6としては、例えば、バンパー、車両のアウタパネル、インストルメントパネルなどが挙げられる。車両部材6は、開口部7を有する。
(開口部)
開口部7は、実施形態のカバー1で開閉される。開口部7は、図示は省略するものの、ここでは車両に取り付けられる牽引フックに引っ掛けるロープを挿通させる。開口部7は、ここではL字状に開口しており、第一開口部8と第二開口部9とを有する。即ち、車両部材6に対してL字状の貫通孔が形成されている。第一開口部8と第二開口部9とは、互いに異なる方向に開口しており、互いに連通している。
〈第一開口部〉
第一開口部8は、車両の前方に開口している(図1、図3)。第一開口部8を開口方向から見た形状は、特に限定されず適宜選択できる。第一開口部8の上記形状は、ここでは平行四辺形状としている(図1)。第一開口部8の開口縁は、第一縁81と第二縁82と第三縁83とで構成されている(図2)。第一縁81及び第二縁82は、車幅方向の外方側及び内方側に位置し、車両の上下方向に延びる。第三縁83は、車両の上方側に位置し、車幅方向に延びる。第一縁81の上端と第二縁82の上端とは、第三縁83の左右の各端部に繋がる。第一縁81の下端と第二縁82の下端とは、後述する第二開口部9の開口縁に繋がる。
第一縁81は、断面L字状に構成されており、第一片と第二片とを有する(図2,図3)。第一片は、車両の後方に延びる(図3)。第二片は、第一片の先端から第二縁82側に向かって延びる。第二片は、車両の前後方向に交差する交差面を有する。そのため、第二片は、カバー1の第一面2における車両の外方側縁を当て止めして、カバー1が開口部7の内部に入り込みすぎることを規制できる。第一縁81には、貫通孔815が形成されている(図2,図3)。この貫通孔815には、後述するカバー1の第一係合部21が係合される。貫通孔815の数は、第一係合部21の数に対応する数が挙げられ、ここでは二つである(図2)。各貫通孔815は、車両の上下方向に互いに間隔を開けて設けられている。各貫通孔815は、ここでは第一片と第二片との角部に第一片から第二片にわたってL字状に貫通している(図3)。
第二縁82は、車両の後方に向かって突出する突条によって構成されている(図2,図3)。第二縁82の長手方向の途中には、第二縁82の先端から第一縁81側に向かって突出する突片85が設けられている(図2)。突片85は、車両の前後方向に交差する交差面を有する。そのため、突片85は、カバー1の第一面2における車両の内方側縁を当て止めし、カバー1が開口部7の内部に入り込みすぎることを規制できる。この突片85を挟んで第二縁82の上方側と下方側とには、それぞれ後述するカバー1の第二係合部22が係合される(図2、図3)。
第三縁83は、第一縁81と同様、断面L字状に構成されており、第一片と第二片とを有する(図2)。第一片は、車両の後方に延びる。第二片は、第一片の先端から車両の下方に向かって延びる。第二片は、車両の前後方向に交差する交差面を有する。そのため、第二片は、カバー1の第一面2における上方側縁を当て止めし、カバー1が開口部7の内部に入り込みすぎることを規制できる。
〈第二開口部〉
第二開口部9は、車両の下方に開口している(図1,図4)。第二開口部9を開口方向から見た形状は、特に限定されず適宜選択できる。第二開口部9の上記形状は、ここでは平行四辺形状である(図1)。第二開口部9の開口縁は、第一縁91と第二縁92と第三縁93とで構成されている(図2)。第一縁91及び第二縁92は、車幅方向の外方側及び内方側に位置し、車両の前後方向に延びる。第三縁93は、車両の後方側に位置し、車幅方向に延びる。第一縁91の前端は、第一開口部8の第一縁81の下端に繋がる。第二縁92の前端は、第一開口部8の第二縁82の下端に繋がる。第一縁91の後端と第二縁92の後端とは、第三縁93の左右の各端部に繋がる。
第三縁93は、ここでは凹部935を有する(図2,図4)。凹部935は、後述するカバー1の第三係合部31が係合される。凹部935は、底面と一対の端面とを有する。底面は、車両の上下方向に交差する。底面は、ここでは車両の前方側に向かって下方に下がる傾斜面で構成されている(図4)。各端面は、車幅方向の内方側と外方側とに位置し、車幅方向に交差する(図2)。第三縁93に沿った凹部935の長さは、同方向に沿った第三係合部31の長さよりも長い。具体的には、凹部935の長さは、カバー1の開放動作時における第三係合部31の回転軌跡上に、凹部935の端面が位置しない長さとすることが挙げられる(図2)。そのため、カバー1の開閉動作時、第三係合部31が凹部935に干渉しないため、カバー1を開閉させられる。
《実施形態》
〔カバー〕
実施形態に係るカバー1は、上述した車両部材6の開口部7を開閉する(図1)。即ち、本形態におけるカバー1は、牽引フック用のカバーである。カバー1は、第一面2と第二面3とを有する。第一面2と第二面3とは、互いに異なる方向に延びていて、一連に形成されている。第一面2は、開口部7の一部を覆う。第二面3は、開口部7の他部を覆う。カバー1の特徴の一つは、第一面2が特定の第一係合部21と第二係合部22とを有し、第二面3が特定の第三係合部31を有する点にある(図2から図4)。カバー1は、本形態では、車両の上下方向を回動軸とし、車幅方向に開閉する。なお、カバー1は、車幅方向を回動軸として、車両の上下方向に開閉してもよい。カバー1の材質としては、樹脂が挙げられる。
[第一面]
第一面2は、本形態では第一開口部8を覆う。第一面2は、板状に構成されている。第一面2は、車両の前後方向に交差する。第一面2の形状は、第一開口部8の上記形状に対応した形状であり、本形態では平行四辺形状である。この平行四辺形における両斜辺が、車幅方向の外方側と内方側とに位置する。本形態では、車幅方向の外方側に位置する斜辺に沿った回転軸により、カバー1は開閉する。第一面2は、第一係合部21と第二係合部22とを有する。
(第一係合部)
第一係合部21は、カバー1の開閉時の回動軸となるように車両部材6に係合される(図2、図3)。第一係合部21の数は、特に限定されず適宜選択できる。第一係合部21の数は、本形態では二つである(図2)。二つの第一係合部21の形成箇所は、第一面2における車幅方向の外方側縁である。二つの第一係合部21は、第一面2の上記外方側縁に沿って互いに間隔を開けて設けられている。
各第一係合部21は、本形態では屈曲片で構成される(図3)。各第一係合部21は、断面L字状に形成されており、第一片と第二片とを有する。本形態では、第一片と第二片とは、第一開口部8の第一縁81の各貫通孔815に挿通されている(図2)。第一片は、第一面2から第一面2に交差する方向、本形態では車両の後方に延びる(図3)。第二片は、第一片の先端から第一片に交差する方向、本形態では車幅方向の外方に延びる。各第一係合部21の第二片における車両の前方側面が、第一縁81における第一片のうち貫通孔815の内縁に当て止めされることで、各第一係合部21が第一開口部8の第一縁81に係合される。
(第二係合部)
第二係合部22は、上記回転軸を中心としたカバー1の開放方向に対して抗するように車両部材6に係合される(図3)。第二係合部22の数は、特に限定されず適宜選択できる。第二係合部22の数は、本形態では二つである(図2)。二つの第二係合部22の形成箇所は、本形態では第一面2における車幅方向の内方側縁である。二つの第二係合部22は、第一面2の上記内方側縁に沿って互いに間隔を開けて設けられている。二つの第二係合部22同士の間には、第二縁82に設けられる突片85が介在されている。
各第二係合部22は、本形態では爪部で構成される(図3)。各第二係合部22は、第一面2から第一面2に対して交差する方向、本形態では車両の後方に向かって延びる。各第二係合部22は、その先端側ほど厚みが薄くなるように傾斜する傾斜面を有する。この傾斜面は、各第二係合部22における第一係合部21側とは反対側、本形態では車幅方向の内方側に配置される。爪部の根元側が第一開口部8の第二縁82の端面に引っ掛かることで、各第二係合部22が第二縁82に係合される。
(その他)
第一面2は、更に切欠25を有することが好ましい(図1)。切欠25は、例えば、マイナスドライバなどの工具を差し込むためのものである。この切欠25に工具を差し込むことで、各第二係合部22の係合を解除する方向に各第二係合部22を容易に変形させ易くして、カバー1を開け易くすることができる。切欠25の形成箇所は、第一面2における第二係合部22側である。切欠25は、第一面2の車幅方向の内方側縁における第二係合部22同士の間に設けられている。即ち、切欠25は、第一開口部8の第二縁82に設けられる突片85に臨む。よって、カバー1を開ける際に工具が切欠25に差し込まれても、工具が突片85に当たることで工具が第一開口部8の内部に入り込みすぎることを規制できる。
[第二面]
第二面3は、本形態では第一面2に覆われない開口部7の残部を覆う(図1,図4)。具体的には、第二面3は、第二開口部9を覆う。第二面3は、第一面2と同様、板状に構成されている。第二面3は、車両の上下方向に交差する。第二面3の形状は、第二開口部9の開口縁の形状に対応した形状であり、本形態では平行四辺形状である(図1)。第二面3は、第三係合部31を有する(図2、図4)。
(第三係合部)
第三係合部31は、カバー1の開放動作時に第二開口部9に対して干渉せず、カバー1の閉鎖時に第二開口部9に対する第二面3の位置ずれを規制するように車両部材6に係合される。第三係合部31の数は、特に限定されず適宜選択できる。第三係合部31の数は、本形態では一つである(図2)。第三係合部31の形成箇所は、本形態では第二面3における車両の後方側縁である。第三係合部31は、第二面3の上記後方側縁の中央に設けられている。
第三係合部31は、本形態では凸部で構成される(図2、図4)。第三係合部31は、第二面3の後方側縁から車両の後方側に突出する。第三係合部31は、凹部935に係合される。第三係合部31は、自重により凹部935に当て止めされる。そのため、第二開口部9に対する第二面3の下方への位置ずれが規制される。第三係合部31における凹部935との対向面は、傾斜面で構成されている(図4)。第三係合部31の傾斜面は、車両の後方に向かって上方に上がるように傾斜していて、凹部935の傾斜面に沿っている。そのため、第三係合部31を凹部935に対して面接触させられるため、第三係合部31が凹部935に支持され易い。第二面3の上記後方側縁に沿った第三係合部31の長さは、上述したようにカバー1の開放動作時に凹部935の端面に接触しない程度に短い(図2)。そのため、カバー1の開閉動作時、第三係合部31は凹部935に対して干渉しないため、カバー1を開閉させられる。
[その他]
(脱落抑制部)
カバー1は、脱落抑制部4を有していることが好ましい(図2)。脱落抑制部4は、カバー1の開放時にカバー1が車両部材6から脱落することを抑制する。脱落抑制部4の数は、特に限定されず適宜選択できる。脱落抑制部4の数は、本形態では一つである。脱落抑制部4は、本形態では延設部41と弾性部42とを有する。延設部41は、本形態では第一係合部21の先端から車幅方向の外方側に沿って延びる。弾性部42は、延設部41との間に中空の閉断面を形成するように、延設部41に対して一連に形成されている。弾性部42の形状は、本形態ではL字状である。なお、弾性部42の形状は、円弧状でもよい。
脱落抑制部4の車両部材6への取り付けは、次のようにして行える。弾性部42に荷重をかけて弾性部42を延設部41に近づけるように弾性変形させた状態で、弾性部42と延設部41とをまとめて貫通孔815に挿通させる。弾性部42が貫通孔815を通り過ぎれば、弾性部42への荷重を取り除く。荷重が取り除かれた弾性部42は、延設部41から離れた元の形状に戻る。元の形状に戻った弾性部42は貫通孔815を通らないため、カバー1が車両部材6から脱落することを抑制できる。カバー1を車両部材6から取り外す場合は、カバー1を開放した状態で、弾性部42に荷重を負荷して弾性部42と延設部41とを貫通孔815から引き抜くとよい。
(リブ)
カバー1は、リブ5を有していることが好ましい(図2)。リブ5は、カバー1を補強する。リブ5の数は本形態では二つである。各リブ5の形状は、本形態では三角形状である。各リブ5は、本形態では第一面2から第二面3にわたって設けられている。このリブ5により、カバー1の開閉時などにカバー1が変形し難い。
[用途]
本形態のカバー1は、牽引フックのカバーの他、フューエルリッド、車両のオプション品の取付箇所にオプション品を取り付けない場合にその取付箇所を隠すカバーなどに好適に利用できる。
〔作用効果〕
本形態のカバー1は、以下の効果を奏することができる。
(1)開口部7の閉鎖状態を維持し易く、開口部7の開閉時には容易に開閉できる。開口部7の閉鎖状態を維持し易い理由は、第二係合部22がカバー1の開放方向に対して抗するように第二縁82に係合されていて、第一開口部8に対する第一面2の前方への位置ずれが規制されるからである。その上、第三係合部31が凹部935によって下方から支持されていて、第二開口部9に対する第二面3の下方への位置ずれが規制されるからである。開口部7の開閉時に容易に開閉できる理由は、第三係合部31が、第二係合部22のようにカバー1の開放方向に対して抗するように係合されておらず、凹部935によってカバー1の開放方向に交差する下方から支持されているだけだからである。即ち、第二縁82に対して第二係合部22を係合させれば、第三係合部31が凹部935に支持されてカバー1を閉じることができ、第二縁82に対する第二係合部22の係合状態を解除させれば、凹部935による第三係合部31の支持が解除されてカバー1を開くことができるからである。
(2)車両部材6に対する建て付け性に優れる。カバー1の開閉時に第三係合部33が凹部935の端面に引っ掛からない程度に凹部935の長さが長いため、カバー1の寸法公差によって第三係合部33の位置にばらつきが生じても、そのばらつきは凹部935によって吸収されるからである。
(3)成形性に優れる。カバー1の形状及び構成が、比較的、単純な形状及び単純な構成だからである。
本発明は、これらの例示に限定されず、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。例えば、カバーにおける開口部を覆う面は、第一面及び第二面に加えて、更に少なくとも一つの面を有していてもよい。その場合、車両部材の開口部は、第一開口部及び第二開口部に加えて、第一開口部及び第二開口部の少なくとも一方に連通する少なくとも一つの開口部を有していてもよい。その一例として、カバーは、互いの沿面方向が異なる第一面、第二面、及び第三面を有することが挙げられる。第一面と第三面とは第二面の各端部からそれぞれ延びるように設けられている。車両部材の開口部は、カバーの第一面に覆われる第一開口部、第二面に覆われる第二開口部、及び第三面に覆われる第三開口部を有する。
1 カバー
2 第一面
21 第一係合部
22 第二係合部
25 切欠
3 第二面
31 第三係合部
4 脱落抑制部
41 延設部
42 弾性部
5 リブ
6 車両部材
7 開口部
8 第一開口部
81 第一縁
815 貫通孔
82 第二縁
83 第三縁
85 突片
9 第二開口部
91 第一縁
92 第二縁
93 第三縁
935 凹部

Claims (1)

  1. 車両部材の開口部を開閉するカバーであって、
    前記開口部の一部を覆う第一面と、
    前記第一面とは異なる方向に延びて前記開口部の他部を覆う第二面とを備え、
    前記第一面は、
    前記カバーの開閉時の回動軸となるように前記車両部材に係合される第一係合部と、
    前記回動軸を中心とした前記カバーの開放方向に対して抗するように前記車両部材に係合される第二係合部とを有し、
    前記第二面は、前記カバーの開放動作時に前記開口部に対して干渉せず、前記カバーの閉鎖時に前記開口部に対する前記第二面の位置ずれを規制するように前記車両部材に係合される第三係合部を有する、
    カバー。
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