JP6254426B2 - 車両用内装構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用内装構造に関する。
車両の内装部のサービスホールをカバーで覆う構造が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。下記特許文献1では、カバーが引掛部及び爪部を備えており、これらがサービスホールの周縁部に係止されている。
特開2012−206643公報 特開2004−338681公報
しかしながら、衝突時におけるカバーの外れを抑制する観点からは改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して、衝突時におけるカバーの外れを抑制することができる車両用内装構造を得ることが目的である。
請求項1に記載する本発明の車両用内装構造は、車両内装部に立設配置され、カバー取付用の開口部が貫通形成された内装本体と、前記内装本体の車室内側に配置され、係止部を介して前記内装本体に着脱可能に係止されるカバー本体と、前記カバー本体における車室外側の面から立設された第一壁部と前記第一壁部の車室外側の端部から曲げられて延出する第二壁部とでL字状に形成されて前記カバー本体とで二股形状を形成し、前記第一壁部が前記開口部の上下左右のいずれかの端縁である第一端縁の側に隣接配置されると共に、前記第二壁部が前記内装本体の車室外側の面に対向配置され、前記第二壁部の幅方向両側には前記第一壁部よりも幅方向外側に張り出した一対の張出部が形成された引掛片部と、を有し、前記開口部は、前記開口部における前記第一端縁とその対向端縁としての第二端縁との対向方向である第一方向の中間部を構成し、前記第一方向に直交する第二方向の開口幅が前記第二壁部の最大幅部位における幅よりも広く設定された幅広部と、前記開口部に対して前記第二方向の両側でかつ前記幅広部に対して前記第一方向における前記第一端縁の側に隣接する一対の第一外側部の間に設けられて前記開口部の前記第一方向における前記第一端縁の側を構成し、前記第二方向の開口幅が前記第一壁部の幅よりも広くかつ前記第二壁部の最大幅部位における幅よりも狭く設定された第一幅狭部と、前記開口部に対して前記第二方向の両側でかつ前記幅広部に対して前記第一方向における前記第二端縁の側に隣接する一対の第二外側部の間に設けられ、前記第二方向の開口幅が前記第一壁部の幅よりも広くかつ前記第二壁部の最大幅部位における幅よりも狭く設定された第二幅狭部と、を備え、前記第二外側部は、前記第一外側部と比べ、車室外側に向いた面がより車室内側の位置に設定されている
請求項2に記載する本発明の車両用内装構造は、車両内装部に立設配置され、カバー取付用の開口部が貫通形成された内装本体と、前記内装本体の車室内側に配置され、係止部を介して前記内装本体に着脱可能に係止されるカバー本体と、前記カバー本体における車室外側の面から立設された第一壁部と前記第一壁部の車室外側の端部から曲げられて延出する第二壁部とでL字状に形成されて前記カバー本体とで二股形状を形成し、前記第一壁部が前記開口部の上下左右のいずれかの端縁である第一端縁の側に隣接配置されると共に、前記第二壁部が前記内装本体の車室外側の面に対向配置され、前記第二壁部の幅方向両側には前記第一壁部よりも幅方向外側に張り出した一対の張出部が形成された引掛片部と、を有し、前記開口部は、前記開口部における前記第一端縁とその対向端縁としての第二端縁との対向方向である第一方向の中間部を構成し、前記第一方向に直交する第二方向の開口幅が前記第二壁部の最大幅部位における幅よりも広く設定された幅広部と、前記開口部に対して前記第二方向の両側でかつ前記幅広部に対して前記第一方向における前記第一端縁の側に隣接する一対の第一外側部の間に設けられて前記開口部の前記第一方向における前記第一端縁の側を構成し、前記第二方向の開口幅が前記第一壁部の幅よりも広くかつ前記第二壁部の最大幅部位における幅よりも狭く設定された第一幅狭部と、前記開口部に対して前記第二方向の両側でかつ前記幅広部に対して前記第一方向における前記第二端縁の側に隣接する一対の第二外側部の間に設けられ、前記第二方向の開口幅が前記第一壁部の幅よりも広くかつ前記第二壁部の最大幅部位における幅よりも狭く設定された第二幅狭部と、を備え、前記第一外側部は、車室外側に向いた面に前記開口部の前記第一方向における前記第二端縁の側へ向けて車室外側に傾斜した傾斜面を備えている
請求項3に記載する本発明の車両用内装構造は、車両内装部に立設配置され、カバー取付用の開口部が貫通形成された内装本体と、前記内装本体の車室内側に配置され、係止部を介して前記内装本体に着脱可能に係止されるカバー本体と、前記カバー本体における車室外側の面から立設された第一壁部と前記第一壁部の車室外側の端部から曲げられて延出する第二壁部とでL字状に形成されて前記カバー本体とで二股形状を形成し、前記第一壁部が前記開口部の上下左右のいずれかの端縁である第一端縁の側に隣接配置されると共に、前記第二壁部が前記内装本体の車室外側の面に対向配置され、前記第二壁部の幅方向両側には前記第一壁部よりも幅方向外側に張り出した一対の張出部が形成された引掛片部と、を有し、前記開口部は、前記開口部における前記第一端縁とその対向端縁としての第二端縁との対向方向である第一方向の中間部を構成し、前記第一方向に直交する第二方向の開口幅が前記第二壁部の最大幅部位における幅よりも広く設定された幅広部と、前記開口部に対して前記第二方向の両側でかつ前記幅広部に対して前記第一方向における前記第一端縁の側に隣接する一対の第一外側部の間に設けられて前記開口部の前記第一方向における前記第一端縁の側を構成し、前記第二方向の開口幅が前記第一壁部の幅よりも広くかつ前記第二壁部の最大幅部位における幅よりも狭く設定された第一幅狭部と、前記開口部に対して前記第二方向の両側でかつ前記幅広部に対して前記第一方向における前記第二端縁の側に隣接する一対の第二外側部の間に設けられ、前記第二方向の開口幅が前記第一壁部の幅よりも広くかつ前記第二壁部の最大幅部位における幅よりも狭く設定された第二幅狭部と、を備え、前記第一外側部の前記第一方向における前記第二端縁の側に向いた端面は、車室外側へ向けて当該第一外側部の板厚方向よりも前記第一方向における前記第一端縁の側に傾斜している
請求項4に記載する本発明の車両用内装構造は、車両内装部に立設配置され、カバー取付用の開口部が貫通形成された内装本体と、前記内装本体の車室内側に配置され、係止部を介して前記内装本体に着脱可能に係止されるカバー本体と、前記カバー本体における車室外側の面から立設された第一壁部と前記第一壁部の車室外側の端部から曲げられて延出する第二壁部とでL字状に形成されて前記カバー本体とで二股形状を形成し、前記第一壁部が前記開口部の上下左右のいずれかの端縁である第一端縁の側に隣接配置されると共に、前記第二壁部が前記内装本体の車室外側の面に対向配置され、前記第二壁部の幅方向両側には前記第一壁部よりも幅方向外側に張り出した一対の張出部が形成された引掛片部と、を有し、前記開口部は、前記開口部における前記第一端縁とその対向端縁としての第二端縁との対向方向である第一方向の中間部を構成し、前記第一方向に直交する第二方向の開口幅が前記第二壁部の最大幅部位における幅よりも広く設定された幅広部と、前記開口部に対して前記第二方向の両側でかつ前記幅広部に対して前記第一方向における前記第一端縁の側に隣接する一対の第一外側部の間に設けられて前記開口部の前記第一方向における前記第一端縁の側を構成し、前記第二方向の開口幅が前記第一壁部の幅よりも広くかつ前記第二壁部の最大幅部位における幅よりも狭く設定された第一幅狭部と、前記開口部に対して前記第二方向の両側でかつ前記幅広部に対して前記第一方向における前記第二端縁の側に隣接する一対の第二外側部の間に設けられ、前記第二方向の開口幅が前記第一壁部の幅よりも広くかつ前記第二壁部の最大幅部位における幅よりも狭く設定された第二幅狭部と、を備え、前記第一外側部は、前記第二外側部と比べ、車室内側に向いた面がより車室内側の位置に設定されている
請求項1〜請求項4にそれぞれ記載された構成によれば、カバー本体が内装本体の車室内側に配置されかつ係止部を介して内装本体に着脱可能に係止されると共に、引掛片部がカバー本体における車室外側の面から立設された第一壁部とこの第一壁部の車室外側の端部から曲げられて延出する第二壁部とでL字状に形成されてカバー本体とで二股形状を形成している。引掛片部は、その第一壁部が開口部の上下左右のいずれかの端縁である第一端縁の側に隣接配置されると共に、第二壁部が内装本体の車室外側の面に対向配置され、第二壁部の幅方向両側には第一壁部よりも幅方向外側に張り出した一対の張出部が形成されている。ここで、開口部における第一端縁とその対向端縁としての第二端縁との対向方向である第一方向の中間部は、幅広部で構成されており、幅広部における第一方向に直交する第二方向の開口幅が第二壁部の最大幅部位における幅よりも広く設定されている。従って、カバー組付時には、引掛片部の一部で一対の張出部を備えた第二壁部を車室内側から幅広部の内側に通して内装本体の車室外側の面に対向配置させることが可能となっている。
また、開口部に対して第二方向の両側でかつ幅広部に対して第一方向における第一端縁の側に隣接する一対の第一外側部の間には、第一幅狭部が設けられており、この第一幅狭部は、開口部の第一方向における第一端縁の側を構成している。そして、第一幅狭部における第二方向の開口幅が第一壁部の幅よりも広くかつ第二壁部の最大幅部位における幅よりも狭く設定されている。従って、カバー組付時には、引掛片部の第一壁部を第一幅狭部の内側に通すことで第一壁部を開口部の第一端縁の側に隣接配置することができる。また、衝突時にカバー本体に対して車室内側へ向けた力が作用した場合、引掛片部の張出部が一対の第一外側部の車室外側に向いた面に当たると、カバー本体の変位を抑えようとする反力を発生させることができる。
さらに、開口部に対して第二方向の両側でかつ幅広部に対して第一方向における第二端縁の側に隣接する一対の第二外側部の間には第二幅狭部が設けられており、この第二幅狭部における第二方向の開口幅は、第一壁部の幅よりも広くかつ第二壁部の最大幅部位における幅よりも狭く設定されている。このため、衝突時にカバー本体に対して車室内側へ向けた力が作用した場合に、引掛片部の第一壁部が変位して第二幅狭部の内側に入り込むことで、引掛片部の張出部が一対の第二外側部の車室外側に向いた面に当たると、張出部の車室内側への変位が一対の第二外側部によって抑えられる。
また、請求項1に記載の構成によれば、第二外側部は、第一外側部と比べ、車室外側に向いた面がより車室内側の位置に設定されているので、衝突時にカバー本体に対して車室内側へ向けた力が作用した場合に、引掛片部が車室内側に変位しようとする過程で、引掛片部の張出部を第二外側部の車室外側に向いた面に当てることができる。
また、請求項2に記載の構成によれば、第一外側部が車室外側に向いた面に傾斜面を備え、傾斜面は、開口部の第一方向における第二端縁の側へ向けて車室外側に傾斜している。このため、衝突時にカバー本体に対して車室内側へ向けた力が作用した場合に、引掛片部の張出部が変位して傾斜面に接すると、引掛片部の張出部は、傾斜面に沿ってその車室外側に傾斜する方向に案内される。これにより、引掛片部の張出部は、前記車室外側に傾斜する方向に沿って変位して飛び出してから車室内側に変位し、第二外側部の車室外側に向いた面に当たる。従って、第二外側部の車室外側に向いた面に対して引掛片部の張出部を安定的に当てることができる。
また、請求項3に記載の構成によれば、第一外側部の第一方向における第二端縁の側に向いた端面は、車室外側へ向けて当該第一外側部の板厚方向よりも第一方向における前記第一端縁の側に傾斜しているので、カバー組付時には、引掛片部の張出部を第一外側部の第一方向における第二端縁の側に向いた端面に沿わせて移動させることで、張出部ひいては引掛片部を組付位置の側へ案内させることができる。
また、請求項4に記載の構成によれば、第一外側部は、第二外側部と比べ、車室内側に向いた面がより車室内側の位置に設定されているので、カバー組付時には、第二外側部の車室内側に向いた面に隣接する位置から引掛片部の張出部を下方側へ変位させれば、張出部を第一外側部の第一方向における第二端縁の側に向いた端面に当てることができる。よって、引掛片部の第二壁部を開口部の内側に容易に挿入させることができる。
以上説明したように、本発明の車両用内装構造によれば、衝突時におけるカバーの外れを抑制することができるという優れた効果を有する。
また、請求項に記載の車両用内装構造によれば、衝突時にカバー本体に対して車室内側へ向けた力が作用した場合に、車室内側に変位しようとする引掛片部の張出部を第二外側部の車室外側に向いた面に安定的に当てることで、カバーの外れを一層安定的に抑制することができるという優れた効果を有する。
また、請求項に記載の車両用内装構造によれば、衝突時にカバー本体に対して車室内側へ向けた力が作用した場合に、引掛片部の張出部を第一外側部の傾斜面に沿って車室外側に傾斜する方向へ変位させて飛び出させることで、引掛片部の張出部を第二外側部の車室外側に向いた面に安定的に当てることができ、その結果としてカバーの外れを一層安定的に抑制することができるという優れた効果を有する。
また、請求項に記載の車両用内装構造によれば、カバー組付時には、張出部を組付位置の側へ案内させることができるので、カバー組付性を向上させることができるという優れた効果を有する。
また、請求項に記載の車両用内装構造によれば、カバー組付時には、張出部を第一外側部の第一方向における第二端縁の側に向いた端面に容易に当てることができるので、カバー組付性を向上させることができるという優れた効果を有する。
本発明の一実施形態に係る車両用内装構造が適用されたサイドドアの一部を車室内斜め後方側から見た状態で示す斜視図である。 図1のプルハンドル及びカバーの配置状態を示す縦断面図である。図2(A)は図1の2A−2A線に沿った拡大断面図(図4の2a−2a線に沿った縮小断面を含む断面図)である。図2(B)は図2(A)よりも僅かに車両後方側となる引掛片部の張出部の配置位置で上下に切断した状態を示す断面図(図4の2b−2b線に沿った縮小断面を含む断面図)である。 図1のプルハンドルの取付基部及びその周囲部並びにカバーを車室内側から見た状態で示す分解図である。 図3のプルハンドルの取付基部の下部にカバーの引掛片部が組み付けられた状態を車室外側(図3とは反対側)から見て示す背面図である。 図3のカバーを背面側から見た状態で示す斜視図である。 衝突時におけるカバーの変位状態を示す縦断面図である。図6(A)はカバーの張出部が下側サイド部に乗り上げた状態を示す。図6(B)はカバーの張出部が上側サイド部に当たった状態を示す。 カバーの組付途中の状態を示す縦断面図である。
(実施形態の構成)
本発明の一実施形態に係る車両用内装構造について図1〜図7を用いて説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印INは車両幅方向内側を示している。
図1には、本実施形態に係る車両用内装構造が適用された自動車用のサイドドア12の一部が車室内斜め後方側から見た状態の斜視図で示されている。図1に示されるように、サイドドア12における車室内側(ドア閉止状態における車両幅方向内側)の面には、内装本体としての樹脂製のドアトリム20が内張りされている。ドアトリム20は、車両内装部に立設配置され、ドアインナパネル14(図2参照)等のドア本体にクリップ16等で取り付けられている。ドアトリム20には、車室内側から見て中央部にサイドドア12を開閉する際の取っ手となるプルハンドル24が設けられている。
図2(A)には、プルハンドル24及びその周囲部が図1の2A−2A線に沿った拡大断面図で示されている。図2(A)に示されるように、プルハンドル24の取付基部26は、ドアトリム20の意匠面を構成する一般部22からドアインナパネル14の側へ凹状に凹んだサービスホール部とされている。そして、プルハンドル24の取付基部26は、サイドドア12の閉止時の荷重に耐えられるように、ドアインナパネル14に対してスクリュー18A及びナット18Bで締め付けられている。なお、図中では取付基部26のドアインナパネル14への取付構造を簡略化して示している。プルハンドル24の取付基部26の車室内側には、スクリュー18A(締結部)を隠すために、カバー本体32を備えたカバー(「オープニングカバー」、「ホールカバー」ともいう。)30が配置されている。このカバー30は、樹脂製で着脱可能とされ、サービス時(点検時等)には取り外される。
図3には、プルハンドル24の取付基部26及びその周囲部並びにカバー30が車室内側から見た状態の分解図で示されている。なお、プルハンドル24の本体部分は図3の図中手前側に配置されるが、図3ではプルハンドル24の本体部分を切断した状態で示している。また、図5には、カバー30を背面側(組付状態では車室外側)から見た状態の斜視図が示されている。
図5に示されるように、カバー30の背面上端部における幅方向中央部には係止部としての第一爪部34が突出形成されており、カバー30の背面両サイド部における上下方向中間部には係止部としての第二爪部36が突出形成されている。また、カバー30の背面下端部における幅方向両サイド側には引掛片部40が延出して形成されている。なお、第一爪部34、第二爪部36、及び引掛片部40は、カバー本体32と一体成形されたものである。これらに対して、図3に示されるプルハンドル24の取付基部26には、第一爪部34が挿入されて係止される係止部としての第一係止孔26A、第二爪部36が挿入されて係止される係止部としての一対の第二係止孔26B、及び、引掛片部40が挿入される一対の開口部50が貫通形成されている。すなわち、第一係止孔26A、第二係止孔26B、及び開口部50は、カバー30の取付用の取付孔とされている。また、カバー本体32は、第一爪部34及び第一係止孔26A、並びに、第二爪部36及び第二係止孔26Bを介してプルハンドル24の取付基部26に着脱可能に係止される。
図2(A)及び図5に示されるように、引掛片部40は、カバー本体32における裏面(組付状態では車室外側の面)から立設された第一壁部としての横壁部42とこの横壁部42の車室外側の端部から曲げられて延出する(垂下された)第二壁部としての垂下部44とでL字状(図2(A)の断面視で上下逆のL字状)に形成されている。そして、引掛片部40とカバー本体32とで二股形状が形成されている。図4には、プルハンドル24(図2(A)参照)の取付基部26の下部にカバー30の引掛片部40が組み付けられた状態が車室外側(図3とは反対側)から見た背面図で示されている。なお、以下の説明においては、図4に示される開口部50における下側の端縁である第一端縁としての下端縁52とその対向端縁である第二端縁としての上端縁53との対向方向を第一方向としての開口上下方向Yといい、開口上下方向Yに直交する方向を第二方向としての開口左右方向Xという。図2(A)及び図4に示されるように、引掛片部40は、横壁部42が開口部50の下端縁52の側に隣接配置されて下端縁52に支持されると共に、垂下部44がプルハンドル24の取付基部26の車室外側の面26Cに対向配置されている。
また、図4に示されるように、引掛片部40における垂下部44の幅方向両側の上部には横壁部42よりも幅方向外側に舌片状に張り出した一対の張出部44Aが形成されている。一対の張出部44Aは、本実施形態では左右対称に形成されている。張出部44Aの上部における幅方向外側の端面は、下方側へ向けて幅方向外側に傾斜しており、張出部44Aの下部における幅方向外側の端面は、下方側へ向けて幅方向内側に傾斜している。また、張出部44Aの上下方向中間部における端面は、幅方向外側に凸となる湾曲状に形成されている。図2(B)には、図4の2b−2b線に沿った縮小断面を含む断面図が示されている。図2(A)及び図2(B)に示されるように、垂下部44の上部(張出部44Aを含む)及び上下方向中間部は、プルハンドル24の取付基部26における車室外側の面26Cに接して配置されている。また、垂下部44の下部は、下方側へ向けて車室外側に若干傾斜するように曲げられている。
図4に示されるように、開口部50の開口上下方向Yの中間部は、その上下に比べて幅広とされた幅広部54で構成されている。幅広部54の開口左右方向Xの開口幅54Wは、垂下部44の最大幅部位における幅W1よりも広く設定されている。なお、垂下部44の最大幅部位は、一対の張出部44Aの張出方向の最先端部を含む部位とされている。
また、開口部50に対して開口左右方向Xの両側(両サイド)でかつ幅広部54に対して開口上下方向Yにおける下方側(下端縁52の側)には、左右一対の第一外側部としての下側サイド部62が隣接すると共に、左右一対の下側サイド部62の間に第一幅狭部としての下側幅狭部56が設けられている。すなわち、幅広部54の下方側には、幅広部54よりも幅狭とされた下側幅狭部56が隣接しており、下側幅狭部56は、開口部50の開口上下方向Yにおける下端側(下端縁52の側)を構成している。下側幅狭部56の両サイドの開口端縁は、幅広部54の両サイドの開口端縁の直下に対して開口左右方向Xの内側に設定されている。下側幅狭部56の開口左右方向Xの開口幅56Wは、横壁部42の幅W2よりも広くかつ垂下部44の最大幅部位における幅W1よりも狭く設定されている。
さらに、開口部50に対して開口左右方向Xの両側(両サイド)でかつ幅広部54に対して開口上下方向Yにおける上方側(上端縁53の側)には、左右一対の第二外側部としての上側サイド部60が隣接すると共に、左右一対の上側サイド部60の間に第二幅狭部としての上側幅狭部58が設けられている。すなわち、幅広部54の上方側には、幅広部54よりも幅狭とされた上側幅狭部58が隣接しており、上側幅狭部58は、開口部50の開口上下方向Yにおける上端側(上端縁53の側)を構成している。上側幅狭部58の両サイドの開口端縁は、幅広部54の両サイドの開口端縁の上端から上方側へ向けて開口左右方向Xの内側に傾斜すると共にその傾斜部分の上端から直上に延びている。すなわち、上側幅狭部58の両サイドの開口端縁は、幅広部54の両サイドの開口端縁の直上に対して開口左右方向Xの内側に設定されている。上側幅狭部58の開口左右方向Xの開口幅58Wは、横壁部42の幅W2よりも広くかつ垂下部44の最大幅部位における幅W1よりも狭く設定されている。
上側幅狭部58に対して開口左右方向Xの外側でかつ幅広部54に対して開口上下方向Yの上方側を構成する一対の上側サイド部60は、図2(B)の部分拡大図に示されるように、車室外側に向いた面60Aが取付基部26における車室外側に向いた面26Cの一般面に対して、車室内の側に一段下がっている。一対の上側サイド部60の下端面60Bは、上側サイド部60の板厚方向に概ね沿った面とされている。また、上側サイド部60の車室内側に向いた面60Cは、その上方に連続する面(取付基部26における車室内側に向いた面)と同一平面上に設定されている。
図4に示される下側幅狭部56に対して開口左右方向Xの外側でかつ幅広部54に対して開口上下方向Yの下方側を構成する一対の下側サイド部62は、図2(B)の部分拡大図に示されるように、車室外側に向いた面に開口部50の開口上下方向Yにおける上方側(上端縁53の側)へ向けて車室外側に傾斜した傾斜面62Aを備えている。一対の下側サイド部62の開口上下方向Yにおける上方側(上端縁53の側)に向いた上端面62Bは、車室外側へ向けて当該下側サイド部62における板厚方向よりも開口上下方向Yにおける下方側(下端縁52の側)に傾斜している。また、下側サイド部62の車室内側に向いた面62Cは、その下方に連続する面(取付基部26における車室内側に向いた面)と同一平面上に設定されている。
一対の上側サイド部60における車室外側に向いた面60Aは、一対の下側サイド部62における車室外側に向いた傾斜面62Aと比べ、より車室内側の位置に設定されている。また、上側サイド部60における車室外側に向いた面60Aは、傾斜面62Aを上方側に延長した仮想延長面と比べても、より車室内側の位置に設定されている。一方、一対の下側サイド部62における車室内側に向いた面62Cは、一対の上側サイド部60における車室内側に向いた面60Cと比べ、より車室内側の位置に設定されている。また、一対の下側サイド部62における車室内側に向いた面62Cは、一対の上側サイド部60における車室内側に向いた面60Cを下方側に延長した仮想延長面と比べても、より車室内側の位置に設定されている。
(実施形態の作用・効果)
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
図4に示されるように、カバー取付用の開口部50の上下方向中間部は幅広部54で構成されており、幅広部54の開口幅54Wは、引掛片部40の垂下部44の最大幅部位における幅W1よりも広く設定されている。従って、カバー組付時には、引掛片部40の一部で一対の張出部44Aを備えた垂下部44を車室内側から幅広部54の内側に通して取付基部26の車室外側の面26Cに対向配置させることが可能となっている。
また、幅広部54の下方側両サイドに左右一対の下側サイド部62が隣接すると共に、左右一対の下側サイド部62の間に設けられた下側幅狭部56が開口部50の下端側を構成している。そして、下側幅狭部56の開口幅56Wは、引掛片部40の横壁部42の幅W2よりも広くかつ垂下部44の最大幅部位における幅W1よりも狭く設定されている。従って、カバー組付時には、引掛片部40の横壁部42を下側幅狭部56の内側に通すことで横壁部42を開口部50の下端縁52の上に配置することができる。また、衝突時にカバー本体32に対して車室内側へ向けた力が作用した場合、引掛片部40の張出部44Aが下側幅狭部56の両サイド側の下側サイド部62に車室外側から当たると(図6(A)参照)、カバー本体32の変位を抑えようとする反力を発生させることができる。
さらに、図4に示されるように、幅広部54の上方側両サイドに左右一対の上側サイド部60が隣接すると共に、開口部50は、左右一対の上側サイド部60の間に設けられた上側幅狭部58を備えている。そして、上側幅狭部58の開口幅58Wは、引掛片部40の横壁部42の幅W2よりも広くかつ垂下部44の最大幅部位における幅W1よりも狭く設定されている。このため、衝突時にカバー本体32に対して車室内側へ向けた力が作用した場合に、引掛片部40の横壁部42が上方側に変位して上側幅狭部58の内側に入り込むと、引掛片部40の張出部44Aが上側幅狭部58の両サイド側の上側サイド部60に車室外側から当たる。従って、張出部44Aの車室内側への変位が上側サイド部60によって抑えられる(図6(B)参照)。
すなわち、衝突時には、下側サイド部62及び上側サイド部60が張出部44Aの座部として機能し、張出部44Aが下側サイド部62及び上側サイド部60に引っ掛かることで、カバー30の車室内側への変位が抑えられる。
また、本実施形態では、図2(B)に示される下側サイド部62が車室外側に向いた面に傾斜面62Aを備え、傾斜面62Aは、開口部50の上方側へ向けて車室外側に傾斜している。このため、図6(A)に示されるように、衝突時にカバー本体32に対して車室内側へ向けた力Fが作用した場合に、引掛片部40の張出部44Aが上方側へ変位して傾斜面62Aに接すると、引掛片部40の張出部44Aは、傾斜面62Aに沿って車室外側斜め上方側に案内される。これにより、傾斜面62Aが言わばジャンプ台として機能することで、引掛片部40の張出部44Aは、車室外側斜め上方側(矢印A参照)へ向けて飛び出してから車室内側へ向けて(矢印B参照)変位し、上側サイド部60の車室外側に向いた面60Aに当たる(引っ掛かる)。従って、例えば、引掛片部40の張出部44Aを車室外側斜め上方側(矢印A参照)へ向けて飛び出させないような対比の構造と比べ、引掛片部40の張出部44Aを上側サイド部60の車室外側に向いた面60Aに安定的に当てる(引っ掛ける)ことができる。
また、本実施形態では、上側サイド部60の車室外側に向いた面60Aは、下側サイド部62の車室外側に向いた傾斜面62Aよりも車室内側の位置に設定されている。このため、衝突時にカバー本体32に対して車室内側へ向けた力Fが作用した場合に、図6(B)に示されるように、引掛片部40が車室内側(矢印B方向参照)に変位しようとする過程で、引掛片部40の張出部44Aを上側サイド部60の車室外側に向いた面60Aに当てることができる。よって、例えば、上側サイド部60の車室外側に向いた面60Aと下側サイド部62の車室外側に向いた面とが同一平面上に設定されたような対比の構造と比べて、引掛片部40の張出部44Aを上側サイド部60により安定的に当てる(引っ掛ける)ことが可能となる。
以上説明したように、本実施形態に係る車両用内装構造によれば、衝突時におけるカバー30の外れを抑制することができる。
また、本実施形態では、図2(B)の部分拡大図に示されるように、下側サイド部62の車室内側に向いた面62Cは、上側サイド部60の車室内側に向いた面60Cよりも車室内側の位置に設定されている。このため、カバー30の組付時には、図7に示されるように、引掛片部40の張出部44Aを上側サイド部60の車室内側に向いた面60Cに隣接する位置から下方側(矢印C方向参照)へ変位させれば、張出部44Aを下側サイド部62の上端面62Bに容易に当てることができる。よって、引掛片部40の垂下部44を開口部50の内側に容易に挿入させることができる。
また、本実施形態では、下側サイド部62の上端面62Bは、車室外側へ向けて当該下側サイド部62における板厚方向よりも下方側に傾斜している。このため、カバー30の組付時には、引掛片部40の張出部44Aを下側サイド部62の上端面62Bに沿わせて移動させることで(矢印D方向参照)、張出部44Aひいては引掛片部40を組付位置の側へ案内させることができる。
このように、本実施形態では、カバー30の組付性も良好に確保することができる。なお、カバー30を外したい場合は、カバー30を組み付ける場合とは反対の手順によりカバー30を外すことができる。
(実施形態の補足説明)
なお、上記実施形態では、ドアトリム20の一部をカバー30で覆う部位に車両用内装構造が適用されているが、車両用内装構造は、例えば、車両内装部としてのインストルメントパネルに設けられたフューズボックス用サービスホールをカバーで覆う部位等のような他の部位に適用されてもよい。なお、前記フューズボックス用サービスホールを覆うカバーは、サービス時(点検時等)に取り外し可能であることが求められる一方で、例えば、衝突時に乗員の膝がカバーに当たり得る部位(モーメントが発生し得る部位)である。しかしながら、前記カバーを含む構造部に本発明の車両用内装構造が適用されることで、衝突時におけるカバーの外れを抑制することができる。
また、上記実施形態では、引掛片部40の張出部44Aが垂下部44の上部に形成されているが、例えば、引掛片部の張出部が垂下部の上部から下部にかけて形成される等のような他の構成も採り得る。なお、上記実施形態のように、引掛片部40の張出部44Aが垂下部44の上部にのみ形成されることで、図4に示される幅広部54の上下方向の長さが抑えられても引掛片部40の組み付けが可能となり、また、幅広部54の上下方向の長さが抑えられることで、衝突時には張出部44Aを上側サイド部60により容易に当てることができる。
また、上記実施形態では、図2(B)等に示される上側サイド部60の車室外側に向いた面60Aは、下側サイド部62の車室外側に向いた傾斜面62Aよりも車室内側の位置に設定されているが、例えば、上側サイド部(第二外側部)の車室外側に向いた面が下側サイド部(第一外側部)の車室外側に向いた面と比べ、車室内側の位置に設定されていない構成も採り得る。
また、上記実施形態では、下側サイド部62は、車室外側に向いた面に開口部50の上方側へ向けて車室外側に傾斜した傾斜面62Aを備えているが、下側サイド部(第一外側部)がこのような傾斜面を備えない構成も採り得る。また、下側サイド部(第一外側部)における車室外側に向いた面に形成されて開口部の開口上下方向における上方側(第一方向における第二端縁の側)へ向けて車室外側に傾斜した傾斜面は、下側サイド部(第一外側部)における車室外側に向いた面の全部で構成されても一部で構成されてもよい。
また、上記実施形態では、下側サイド部62の上端面62Bは、車室外側へ向けて当該下側サイド部62の板厚方向よりも車両下方側に傾斜しているが、下側サイド部の上端面(第一外側部の第一方向における第二端縁の側に向いた端面)がこのように傾斜していない構成も採り得る。
また、上記実施形態では、下側サイド部62の車室内側に向いた面62Cは、上側サイド部60の車室内側に向いた面60Cよりも車室内側の位置に設定されているが、下側サイド部(第一外側部)の車室内側に向いた面が上側サイド部(第二外側部)の車室内側に向いた面と比べて車室内側の位置に設定されていない構成も採り得る。
また、上記実施形態の変形例として、横壁部42の下面側にリブが形成され、横壁部42が当該リブを介して開口部50の下端縁52に支持されるような構成でもよい。
また、上記実施形態では、図3に示される第一爪部34及び第一係止孔26A、並びに、第二爪部36及び第二係止孔26Bが係止部とされているが、係止部は、例えば、カバー本体及び内装本体にそれぞれ貼り付けられてフック部とループ部とが互いに係止可能な一対の面ファスナー等のような他の係止部としてもよい。すなわち、カバー本体32は、例えば、一対の面ファスナー等のような他の係止部を介してプルハンドル24の取付基部26に着脱可能に係止されてもよい。上記に例示した面ファスナーの貼付位置は、一例として、第一爪部34の形成位置と概ね同様の位置及び第一係止孔26Aの形成位置と概ね同様の位置としてもよい。
また、上記実施形態の変形例として、上記実施形態におけるドアトリム20のプルハンドル24の取付基部26及びカバー30を上下逆向きにしたような構成も採り得る。この場合、開口部の上側の端縁(上端縁)が請求項1〜請求項4にそれぞれ記載された「第一端縁」に該当し、開口部の下側の端縁(下端縁)が請求項1〜請求項4にそれぞれ記載された「第二端縁」に該当する。また、この場合、開口部の開口上下方向が請求項1〜請求項4にそれぞれ記載された「第一方向」に該当し、開口左右方向が請求項1〜請求項4にそれぞれ記載された「第二方向」に該当する。
また、上記実施形態の変形例として、上記実施形態におけるドアトリム20のプルハンドル24の取付基部26及びカバー30を図3の方向視で右回りに90°回転させたような構成も採り得る。この場合、図3の方向視で開口部の左側の端縁(左端縁)が請求項1〜請求項4にそれぞれ記載された「第一端縁に該当し、図3の方向視で開口部の右側の端縁(右端縁)が請求項1〜請求項4にそれぞれ記載された「第二端縁に該当する。また、この場合、開口部の開口左右方向が請求項1〜請求項4にそれぞれ記載された「第一方向」に該当し、開口上下方向が請求項1〜請求項4にそれぞれ記載された「第二方向」に該当する。
また、上記実施形態におけるドアトリム20のプルハンドル24の取付基部26及びカバー30を図3の方向視で左回りに90°回転させたような構成も採り得る。この場合、図3の方向視で開口部の右側の端縁(右端縁)が請求項1〜請求項4にそれぞれ記載された「第一端縁に該当し、図3の方向視で開口部の左側の端縁(左端縁)が請求項1〜請求項4にそれぞれ記載された「第二端縁に該当する。また、この場合、開口部の開口左右方向が請求項1〜請求項4にそれぞれ記載された「第一方向」に該当し、開口上下方向が請求項1〜請求項4にそれぞれ記載された「第二方向」に該当する。
なお、上記実施形態及び上述の複数の変形例は、適宜組み合わされて実施可能である。
以上、本発明の一例について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
20 ドアトリム(内装本体)
26A 第一係止孔(係止部)
26B 第二係止孔(係止部)
34 第一爪部(係止部)
36 第二爪部(係止部)
32 カバー本体
40 引掛片部
42 横壁部(第一壁部)
44 垂下部(第二壁部)
44A 張出部
50 開口部
52 下端縁(第一端縁)
53 上端縁(第二端縁)
54 幅広部
56 下側幅狭部(第一幅狭部)
58 上側幅狭部(第二幅狭部)
60 上側サイド部(第二外側部)
62 下側サイド部(第一外側部)
62A 傾斜面
62B 下側サイド部の上端面(第一外側部の第一方向における第二端縁の側に向いた端面)
X 開口左右方向(第二方向)
Y 開口上下方向(第一方向)

Claims (4)

  1. 車両内装部に立設配置され、カバー取付用の開口部が貫通形成された内装本体と、
    前記内装本体の車室内側に配置され、係止部を介して前記内装本体に着脱可能に係止されるカバー本体と、
    前記カバー本体における車室外側の面から立設された第一壁部と前記第一壁部の車室外側の端部から曲げられて延出する第二壁部とでL字状に形成されて前記カバー本体とで二股形状を形成し、前記第一壁部が前記開口部の上下左右のいずれかの端縁である第一端縁の側に隣接配置されると共に、前記第二壁部が前記内装本体の車室外側の面に対向配置され、前記第二壁部の幅方向両側には前記第一壁部よりも幅方向外側に張り出した一対の張出部が形成された引掛片部と、
    を有し、
    前記開口部は、
    前記開口部における前記第一端縁とその対向端縁としての第二端縁との対向方向である第一方向の中間部を構成し、前記第一方向に直交する第二方向の開口幅が前記第二壁部の最大幅部位における幅よりも広く設定された幅広部と、
    前記開口部に対して前記第二方向の両側でかつ前記幅広部に対して前記第一方向における前記第一端縁の側に隣接する一対の第一外側部の間に設けられて前記開口部の前記第一方向における前記第一端縁の側を構成し、前記第二方向の開口幅が前記第一壁部の幅よりも広くかつ前記第二壁部の最大幅部位における幅よりも狭く設定された第一幅狭部と、
    前記開口部に対して前記第二方向の両側でかつ前記幅広部に対して前記第一方向における前記第二端縁の側に隣接する一対の第二外側部の間に設けられ、前記第二方向の開口幅が前記第一壁部の幅よりも広くかつ前記第二壁部の最大幅部位における幅よりも狭く設定された第二幅狭部と、
    を備え
    前記第二外側部は、前記第一外側部と比べ、車室外側に向いた面がより車室内側の位置に設定されている、車両用内装構造。
  2. 車両内装部に立設配置され、カバー取付用の開口部が貫通形成された内装本体と、
    前記内装本体の車室内側に配置され、係止部を介して前記内装本体に着脱可能に係止されるカバー本体と、
    前記カバー本体における車室外側の面から立設された第一壁部と前記第一壁部の車室外側の端部から曲げられて延出する第二壁部とでL字状に形成されて前記カバー本体とで二股形状を形成し、前記第一壁部が前記開口部の上下左右のいずれかの端縁である第一端縁の側に隣接配置されると共に、前記第二壁部が前記内装本体の車室外側の面に対向配置され、前記第二壁部の幅方向両側には前記第一壁部よりも幅方向外側に張り出した一対の張出部が形成された引掛片部と、
    を有し、
    前記開口部は、
    前記開口部における前記第一端縁とその対向端縁としての第二端縁との対向方向である第一方向の中間部を構成し、前記第一方向に直交する第二方向の開口幅が前記第二壁部の最大幅部位における幅よりも広く設定された幅広部と、
    前記開口部に対して前記第二方向の両側でかつ前記幅広部に対して前記第一方向における前記第一端縁の側に隣接する一対の第一外側部の間に設けられて前記開口部の前記第一方向における前記第一端縁の側を構成し、前記第二方向の開口幅が前記第一壁部の幅よりも広くかつ前記第二壁部の最大幅部位における幅よりも狭く設定された第一幅狭部と、
    前記開口部に対して前記第二方向の両側でかつ前記幅広部に対して前記第一方向における前記第二端縁の側に隣接する一対の第二外側部の間に設けられ、前記第二方向の開口幅が前記第一壁部の幅よりも広くかつ前記第二壁部の最大幅部位における幅よりも狭く設定された第二幅狭部と、
    を備え
    前記第一外側部は、車室外側に向いた面に前記開口部の前記第一方向における前記第二端縁の側へ向けて車室外側に傾斜した傾斜面を備えている、車両用内装構造。
  3. 車両内装部に立設配置され、カバー取付用の開口部が貫通形成された内装本体と、
    前記内装本体の車室内側に配置され、係止部を介して前記内装本体に着脱可能に係止されるカバー本体と、
    前記カバー本体における車室外側の面から立設された第一壁部と前記第一壁部の車室外側の端部から曲げられて延出する第二壁部とでL字状に形成されて前記カバー本体とで二股形状を形成し、前記第一壁部が前記開口部の上下左右のいずれかの端縁である第一端縁の側に隣接配置されると共に、前記第二壁部が前記内装本体の車室外側の面に対向配置され、前記第二壁部の幅方向両側には前記第一壁部よりも幅方向外側に張り出した一対の張出部が形成された引掛片部と、
    を有し、
    前記開口部は、
    前記開口部における前記第一端縁とその対向端縁としての第二端縁との対向方向である第一方向の中間部を構成し、前記第一方向に直交する第二方向の開口幅が前記第二壁部の最大幅部位における幅よりも広く設定された幅広部と、
    前記開口部に対して前記第二方向の両側でかつ前記幅広部に対して前記第一方向における前記第一端縁の側に隣接する一対の第一外側部の間に設けられて前記開口部の前記第一方向における前記第一端縁の側を構成し、前記第二方向の開口幅が前記第一壁部の幅よりも広くかつ前記第二壁部の最大幅部位における幅よりも狭く設定された第一幅狭部と、
    前記開口部に対して前記第二方向の両側でかつ前記幅広部に対して前記第一方向における前記第二端縁の側に隣接する一対の第二外側部の間に設けられ、前記第二方向の開口幅が前記第一壁部の幅よりも広くかつ前記第二壁部の最大幅部位における幅よりも狭く設定された第二幅狭部と、
    を備え
    前記第一外側部の前記第一方向における前記第二端縁の側に向いた端面は、車室外側へ向けて当該第一外側部の板厚方向よりも前記第一方向における前記第一端縁の側に傾斜している、車両用内装構造。
  4. 車両内装部に立設配置され、カバー取付用の開口部が貫通形成された内装本体と、
    前記内装本体の車室内側に配置され、係止部を介して前記内装本体に着脱可能に係止されるカバー本体と、
    前記カバー本体における車室外側の面から立設された第一壁部と前記第一壁部の車室外側の端部から曲げられて延出する第二壁部とでL字状に形成されて前記カバー本体とで二股形状を形成し、前記第一壁部が前記開口部の上下左右のいずれかの端縁である第一端縁の側に隣接配置されると共に、前記第二壁部が前記内装本体の車室外側の面に対向配置され、前記第二壁部の幅方向両側には前記第一壁部よりも幅方向外側に張り出した一対の張出部が形成された引掛片部と、
    を有し、
    前記開口部は、
    前記開口部における前記第一端縁とその対向端縁としての第二端縁との対向方向である第一方向の中間部を構成し、前記第一方向に直交する第二方向の開口幅が前記第二壁部の最大幅部位における幅よりも広く設定された幅広部と、
    前記開口部に対して前記第二方向の両側でかつ前記幅広部に対して前記第一方向における前記第一端縁の側に隣接する一対の第一外側部の間に設けられて前記開口部の前記第一方向における前記第一端縁の側を構成し、前記第二方向の開口幅が前記第一壁部の幅よりも広くかつ前記第二壁部の最大幅部位における幅よりも狭く設定された第一幅狭部と、
    前記開口部に対して前記第二方向の両側でかつ前記幅広部に対して前記第一方向における前記第二端縁の側に隣接する一対の第二外側部の間に設けられ、前記第二方向の開口幅が前記第一壁部の幅よりも広くかつ前記第二壁部の最大幅部位における幅よりも狭く設定された第二幅狭部と、
    を備え
    前記第一外側部は、前記第二外側部と比べ、車室内側に向いた面がより車室内側の位置に設定されている、車両用内装構造。
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