JP2008179229A - リフトゲートのプルハンドル構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】プルハンドル操作時に乗員の指先がネジ等による締結部に当たらないようにする。
【解決手段】プルハンドル25をリフトゲート5の構成材であるインナトリム19にリフトゲート5の車幅方向中心Cから左右いずれか一方に偏った位置に略矩形に凹陥するように設ける。プルハンドル25の凹陥底部45におけるリフトゲート5の車幅方向中心C側の端にインナパネル11との締結部53を設ける。
【選択図】図1
【解決手段】プルハンドル25をリフトゲート5の構成材であるインナトリム19にリフトゲート5の車幅方向中心Cから左右いずれか一方に偏った位置に略矩形に凹陥するように設ける。プルハンドル25の凹陥底部45におけるリフトゲート5の車幅方向中心C側の端にインナパネル11との締結部53を設ける。
【選択図】図1
Description
この発明は、リフトゲートのプルハンドル構造の改良に関するものである。
特許文献1には、自動車のサイドドアのドアトリムに設けられたプルハンドルが開示されている。このプルハンドルは、上方が開放された矩形ボツクス状に形成され、上記ドアトリムに上方に開口するように形成された開口部に上方から挿入され、その底部中央がネジでドアトリムに締結されて組付剛性が確保されている。
特開平7−304335号公報(第3頁、図14)
ところで、自動車の車体後部の開口を上下方向に開閉するリフトゲートにもプルハンドルが設けられている。この場合、プルハンドルの奥行きを深く形成するとリフトゲートの厚みが厚くなってデザイン上等の観点から好ましくないことから、プルハンドルの奥行きを深く形成しないのが現状である。したがって、乗員がリフトゲートを閉めようとしてプルハンドルに手の指を掛けると、プルハンドルをリフトゲートのインナパネルに締結しているネジに指先が当たって乗員に違和感を与えたり、爪が割れるおそれがある。さりとて、プルハンドルをリフトゲートのインナパネルに締結しないと、組付剛性の低下を招く。
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、プルハンドル操作時に乗員の指先がネジ等による締結部に当たらないようにしたことである。
上記の目的を達成するため、この発明は、プルハンドルの取付箇所及び締結箇所を工夫したことを特徴とする。
具体的には、この発明は、アウタパネルとインナパネルとからなるリフトゲート本体を備え、上記インナパネルをインナトリムで車室内側から覆い、車体後部の開口を上下方向に開閉するリフトゲートにおいて、上記インナトリムに略矩形に凹陥するように設けられたプルハンドルの構造を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記リフトゲートの車幅方向中心から左右いずれか一方に偏った位置に設けられ、凹陥底部における上記リフトゲートの車幅方向中心側の端には、上記インナパネルとの締結部が設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、締結部は、凹陥底部の上側の端に設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、インナトリムは樹脂製であり、プルハンドルは上記インナトリムと別部品であることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、乗員がプルハンドルに手の指を掛けると、親指を除いて最も短い小指が締結部に対応するため、乗員の指先が締結部に当たらず、乗員に違和感を与えたり、爪を損傷しないようにすることができて商品性を高めることができるとともに、締結部によりプルハンドルの組付剛性を確保することができる。
請求項2に係る発明によれば、締結部が指先から遠ざかる方向である上端のしかも端にあるため、指先の締結部に対する当たりを確実に防止することができる。
請求項3に係る発明によれば、プルハンドルの凹陥方向をインナトリム成形時の型抜き方向に制約されずに手の指を掛け易い方向に設定することができる。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図8は車体1後部の開口3を上下方向に開閉するリフトゲート5を備えた自動車7を示す。上記リフトゲート5は、図7に示すように、アウタパネル9とインナパネル11とからなる横長矩形状の金属製のリフトゲート本体13を備え、該リフトゲート本体13の上端にはバックウインドガラス15がゴム製のウェザーストリップ17を介して連結され、上記インナパネル11は樹脂製のインナトリム19で車室内側から覆われている。図7中、21は上記アウタパネル9とインナパネル11との間に配置された補強パネルである。
上記インナトリム19の下端には、図1〜6に示すように、矩形開口部23が車室内側から見て上記リフトゲート5の車幅方向中心Cから左側に偏った位置に設けられ(図1参照)、該開口部23に上記インナトリム19と別部品である矩形ボツクス状の樹脂製のプルハンドル25が上記インナトリム19に凹陥するように挿着されている。これにより、プルハンドル25がインナトリム19の下端に車室内側から見て上記リフトゲート5の車幅方向中心Cから左側に偏った位置に設けられている。
具体的には、上記プルハンドル25は、乗員が手Hの指Fを掛ける略矩形状の凹部27を有するプルハンドル本体29を備え、該プルハンドル本体29の下端外面には、上記開口部23の下端縁に係合する係合片部31が一体に形成され、上端の左右2箇所には、ネジ挿入孔33aを有するボス部33が一体に突設されている。また、上記プルハンドル本体29の両サイド外面には、係止爪部35がそれそれ一体に形成されている。一方、上記開口部23の上端には、2個のボス挿入孔37aを有する取付板部37が上記各ボス部33を覆うように一体に突設され、上記開口部23の両サイドには、上記各係止爪部35が係止する被係止片部39がそれぞれ一体に突設されている。
そして、上記係合片部31を上記開口部23の下端縁に係合させて各ボス部33先端を取付板部37の各ボス挿入孔37aに挿入するとともに、上記各係止爪部35を上記各被係止片部39にそれぞれ係止させ、さらに、ネジ41を上記各ボス部33のネジ挿入孔33aにねじ込むことにより、上記プルハンドル25がインナトリム19の開口部23に取り付けられている。図3及び図4中、43は補強リブである。
上記プルハンドル本体29の凹陥底部45における上記リフトゲート5の車幅方向中心C側の端で、かつ凹陥底部45の上側の端には、ネジ挿通孔47aを有する凹部47が形成されている。一方、上記インナパネル11には係止孔11aが形成され、該係止孔11aには、ネジ挿入孔49aを有するグロメット49が挿入されて係止部49bを係止孔11a周縁に係止させて取り付けられている。
そして、ネジ51を上記プルハンドル本体29の凹部27内からネジ挿通孔47aを経てグロメット49のネジ挿入孔49aにねじ込むことにより、プルハンドル25がインナパネル11に組み付けられている。すなわち、当該箇所を上記インナパネル11との締結部53としている。
図5及び図6中、55は車体1側のストライカ(図示せず)とロック装置を構成するラッチ(図示せず)のメンテナンス用の蓋、57はバックランプのメンテナンス用の蓋、59はインナトリム19をインナパネル11に組み付ける際の位置決めピン、61はその際にインナパネル11側の係止部(図示せず)に係止するクリップである。
このように、この実施形態では、プルハンドル25をインナトリム19の下端に車室内側から見てリフトゲート5の車幅方向中心Cから左側に偏った位置に設け、しかも、インナパネル11との締結部53を凹陥底部45におけるリフトゲート5の車幅方向中心C側の端に設けているので、乗員が自動車7の後に立ってリフトゲート5を閉じる時、プルハンドル25は乗員の右側に位置し、乗員はプルハンドル25を右手Hで操作することになり、図2に示すように、乗員がプルハンドル25に右手Hの指Fを掛けると、親指f1を除いて最も短い小指f2が締結部53に対応するため、乗員の指先が締結部53に当たらず、爪を損傷しないようにすることができて商品性を高めることができるとともに、締結部53によりプルハンドル25の組付剛性を確保することができる。
さらに、この実施形態では、締結部53を凹陥底部45の上側のしかも端に設けているので、締結部53が指先から遠ざかり、ネジ51の頭部が指先に確実に当たらないようにすることができる。
また、この実施形態では、プルハンドル25をインナトリム19と別部品にしているので、プルハンドル25の凹陥方向をインナトリム19成形時の型抜き方向に制約されずに手Hの指Fを掛け易い方向に設定することができる。
なお、上記実施形態では、プルハンドル25をインナトリム19の下端に車室内側から見てリフトゲート5の車幅方向中心Cから左側に偏った位置に設けたが、これとは逆に、図1に仮想線で示すように、インナトリム19の下端に車室内側から見てリフトゲート5の車幅方向中心Cから右側に偏った位置に設けてもよく、この場合にも、インナパネル11との締結部53を凹陥底部45におけるリフトゲート5の車幅方向中心C側の端に設けるようにすればよい。
この発明は、自動車の車体後部の開口を上下方向に開閉するリフトゲートのプルハンドルについて有用である。
5 リフトゲート
9 アウタパネル
11 インナパネル
13 リフトゲート本体
19 インナトリム
25 プルハンドル
45 凹陥底部
53 締結部
C リフトゲートの車幅方向中心
9 アウタパネル
11 インナパネル
13 リフトゲート本体
19 インナトリム
25 プルハンドル
45 凹陥底部
53 締結部
C リフトゲートの車幅方向中心
Claims (3)
- アウタパネルとインナパネルとからなるリフトゲート本体を備え、上記インナパネルをインナトリムで車室内側から覆い、車体後部の開口を上下方向に開閉するリフトゲートにおいて、上記インナトリムに略矩形に凹陥するように設けられたプルハンドルの構造であって、
上記リフトゲートの車幅方向中心から左右いずれか一方に偏った位置に設けられ、
凹陥底部における上記リフトゲートの車幅方向中心側の端には、上記インナパネルとの締結部が設けられていることを特徴とするリフトゲートのプルハンドル構造。 - 請求項1に記載のリフトゲートのプルハンドル構造において、
締結部は、凹陥底部の上側の端に設けられていることを特徴とするリフトゲートのプルハンドル構造。 - 請求項1又は2に記載のリフトゲートのプルハンドル構造において、
インナトリムは樹脂製であり、プルハンドルは上記インナトリムと別部品であることを特徴とするリフトゲートのプルハンドル構造。
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JP2007013828A JP2008179229A (ja) | 2007-01-24 | 2007-01-24 | リフトゲートのプルハンドル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010101059A (ja) * | 2008-10-23 | 2010-05-06 | Nissan Motor Co Ltd | インサイドハンドルの取付構造 |
JP2016030467A (ja) * | 2014-07-25 | 2016-03-07 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用ドア構造 |
WO2018235693A1 (ja) * | 2017-06-20 | 2018-12-27 | 株式会社 ニフコ | ドアハンドル構造体 |
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2007
- 2007-01-24 JP JP2007013828A patent/JP2008179229A/ja active Pending
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