JP5488819B2 - インストルメントパネル - Google Patents

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Description

本発明は、
グローブボックスが取り付けられる開口がインストルメントパネル本体に形成され、
前記グローブボックスのロック機構の係合部を係合させるストライカーバーが前記開口の周縁部に設けられているインストルメントパネルに関する。
上記のインストルメントパネルの一例として特許文献1に開示されている技術がある。この技術では、前記開口の内部を覆うカバーポケットにグローブボックスの回動軸部を設けるとともに、ストライカーバーをカバーポケットにスクリューで固定し、グローブボックスを支持させたカバーポケットを前記開口の周縁部に取り付けてあった。
特開平11−115638号公報
グローブボックスが取り付けられるインストルメントパネル本体の開口の上側周縁部は、グローブボックスの繰返しの開閉による衝撃を受け、収納物の出し入れの際にも収納物や乗員の手が頻繁に当たる個所であることから、前記開口の上側周縁部の耐久性の向上が望まれている。
しかしながら、上記従来の構造ではストライカーバーがカバーポケットにスクリューで固定されているため、グローブボックスが大型化すると、前記ロック機構から受ける負担によりストライカーバーの取り付け部が変形する虞れがあった。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、グローブボックスの容量が大きい場合においてもストライカーバーの固定強度を確保でき、グローブボックスが取り付けられるインストルメントパネル本体の開口の上側周縁部の耐久性を向上させることができるインストルメントパネルを提供する点にある。
本発明の特徴は、
グローブボックスが取り付けられる開口がインストルメントパネル本体に形成され、
前記グローブボックスのロック機構の係合部を係合させるストライカーバーが前記開口の周縁部に設けられているインストルメントパネルであって、
門形のブラケット本体の上片部に前記ストライカーバーを固着して構成されたストライカーブラケットが、門形のカバーを介して前記開口の上側周縁部の裏面と両側縁の上部の裏面とにわたって取り付けられ
その取り付け前に前記ストライカーブラケットとカバーを互いに結合する係合爪と係合孔が、前記ストライカーブラケットとカバーに振り分け配設されている点にある。(請求項1)
上記構成によれば、門形のブラケット本体の上片部にストライカーバーを固着して構成されたストライカーブラケットが前記開口の上側周縁部に取り付けられているから、ストライカーバーの固定強度を強くすることができるとともに、前記開口の上側周縁部の剛性を向上させることができる。
また、ストライカーブラケットは門形に形成されて、開口の上側周縁部だけでなく開口の両側縁の上部にも取り付けられているから、開口の上側周縁部に取り付けられたストライカーブラケット部分を、開口の両側縁の上部に取り付けられたストライカーブラケット部分で支持することができて、ストライカーバーの固定強度をより強くすることができるとともに、前記開口の上側周縁部の剛性をより強くすることができる。
前記開口の上側周縁部は、グローブボックスの繰返しの開閉による衝撃を受け、収納物の出し入れの際にも収納物や乗員の手が頻繁に当たる個所であるが、本発明の上記構成によれば、前記開口の上側周縁部の剛性とストライカーバーの固定強度を強くすることができて、前記開口の上側周縁部の耐久性を向上させることができる。
従って、開口の上側周縁部に対するストライカーバーの位置を正確に設定することができ、ストライカーバーとグローブボックスのロック機構の係合部との相対位置の寸法精度を向上させることができる。
また、門形のカバーでブラケット本体を覆うことができ、グローブボックスの開放時にブラケット本体が開口内に露出しない様にすることができて外観品質を向上させることができる。
この場合、インストルメントパネル本体とは別体に成形したカバーでブラケット本体を覆うので、カバーをインストルメントパネル本体に一体に設ける場合に比べて、型抜き方向などの事情によるインストルメントパネル本体の形状の制約を格段に減らすことができ、インストルメントパネル本体の形状の自由度を十分確保できる。(請求項1)
本発明において、
前記ストライカーブラケットとカバーの一方に、他方に当接する当てリブが突設され、
前記ストライカーブラケットとカバーに振り分け配設された係合爪と係合孔が、前記当てリブの突っ張り力に抗して係合していると、次の作用を奏することができる。(請求項
前記突っ張り力の作用で前記係合爪と係合孔の係合力を十分強くすることができ、ストライカーブラケットとカバーの間に隙間が発生することを防ぐことができて、ストライカーブラケットとカバーの見切り部の外観品質を向上させることができる。
また、ストライカーブラケットとカバーが前記開口の上側周縁部と両側縁の上部に取り付けられる前に、前記係合爪と係合孔を係合させることで、ストライカーブラケットとカバーを仮結合させることができる。
これにより、ストライカーブラケットとカバーをインストルメントパネルの開口の周縁部に取り付ける際の工数を減らすことができて組み付け作業の作業性を向上させることができる。(請求項
本発明において、
前記係合爪と係合孔は、前記ストライカーブラケットとカバーに複数個ずつ振り分け配設され、
前記カバーの上片部の長手方向中央部に、前記複数個の係合爪のうちの1個の係合爪とストライカーバー挿通孔とが、前記カバーの上片部の幅方向に間隔を開けて形成され、
前記当てリブは、前記1個の係合爪とストライカーバー挿通孔の間の前記カバーの上片部と、前記1個の係合爪とストライカーバー挿通孔の左右両側の前記カバーの上片部とにそれぞれ形成されている構成にすることができる。(請求項3)
本発明において、
前記開口の上側周縁部の裏面と前記カバーの一方に、他方に当接する当てリブが突設され、
前記開口の上側周縁部の裏面と前記カバーに振り分け配設された係合爪と係合孔が、前記開口の上側周縁部の裏面と前記カバーの一方に突設された当てリブの突っ張り力に抗して係合し、
前記ストライカーブラケットが前記開口の上側周縁部に第1締め付け部材で締め付け固定されていると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
前記突っ張り力の作用で係合爪と係合孔の係合力を十分に強くすることができる。しかも、ストライカーブラケットが前記開口の上側周縁部に第1締め付け部材で締め付け固定されているから、ストライカーブラケットを前記開口の上側周縁部の裏面にしっかりと固定することができ、カバーと前記開口の上側周縁部の見切り部の外観を向上させることができる。(請求項4)
本発明において、
前記ストライカーブラケットの両側片部の下端部と前記カバーの両側片部の下端部とが、前記開口の両側縁の裏面に第2締め付け部材で締め付け固定されていると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
ストライカーブラケットの両側片部の下端部と前記カバーの両側片部の下端部とが、前記開口の両側縁の裏面に第2締め付け部材で車室内側から締め付け固定されているから、ストライカーブラケットとカバーの固定強度を確保できる。(請求項5)
本発明において、
前記第1締め付け部材は、頭部を車室内とは反対側に位置させて、前記ストライカーブラケットを前記開口の上側周縁部に前記車室内とは反対側から締め付け固定し、
前記第2締め付け部材は、頭部を車室内側に位置させて、前記ストライカーブラケットの両側片部の下端部と前記カバーの両側片部の下端部とを前記開口の両側縁の裏面に前記車室内側から締め付け固定していると、次の作用を奏することができる。(請求項6)
ストライカーブラケットとカバーをインストルメントパネルの内側(車室内とは反対側)と外側(車室内側)から固定することができ、前記内側と外側からの力に対するストライカーブラケットとカバーの固定強度を確保できる。
すなわち、ストライカーブラケットとカバーをインストルメントパネルからインストルメントパネルの内側に分離させようとする力が加わった場合には、前記第2締め付け部材の頭部がインストルメントパネル開口の両側縁に圧接して前記頭部で前記力に抗することができる。
また、インストルメントパネルをストライカーブラケットとカバーからインストルメントパネルの外側に分離させようとする力が加わった場合には、前記第1締め付け部材の頭部がストライカーブラケットの両側片部の下端部に圧接して前記力に抗することができる。
そして、前記第2締め付け部材は、頭部を車室内側に位置させてストライカーブラケットの両側片部の下端部とカバーの両側片部の下端部とを前記開口の両側縁の裏面に前記車室内側から締め付け固定しているから、グローブボックスを開けた状態でもグローブボックスに視線を遮られて目立たない個所に締め付け部材の頭部を配置することができて外観品質を向上させることができる。(請求項6)
本発明によれば、
グローブボックスの容量が大きい場合においてもストライカーバーの固定強度を確保でき、グローブボックスが取り付けられるインストルメントパネル本体の開口の上側周縁部の耐久性を向上させることができ、ストライカーバーとグローブボックスのロック機構の係合部との相対位置の寸法精度を向上させることができるインストルメントパネルを提供することができた。
インストルメントパネルの斜視図 開放状態のグローブボックスとその周りの構造を示す斜視図 インストルメントパネル本体とグローブボックスアッパーカバーとストライカーブラケットの分解斜視図 ストライカーブラケットの斜視図 グローブボックスアッパーカバーの斜視図 互いに結合されたグローブボックスアッパーカバーとストライカーブラケットを車両前方側から見た斜視図 互いに結合されたグローブボックスアッパーカバーとストライカーブラケットを上方から見た斜視図 インストルメントパネル本体の開口の裏側と、互いに結合されたグローブボックスアッパーカバーとストライカーブラケットとをインストルメントパネルの裏側(車両前方側)から見た斜視図 互いに結合されたグローブボックスアッパーカバーとストライカーブラケットを車両後方側(車室内側)から見た斜視図 (a)は図9のA−A断面図(b)は図9のB−B断面図(c)は図9のC−C断面図(d)は図9のD−D断面図(e)は図9のE−E断面図 インストルメントパネル本体と、互いに結合されたグローブボックスアッパーカバーとストライカーブラケットとの分解斜視図 グローブボックスアッパーカバーの斜視図
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に車両室内の前方側に設けられたインストルメントパネル1を示してある。符号2はクラスタパネル、3は車検証や小物を入れる為のグローブボックス、4は操作パネル、5はエアコンからの空気を吹き出す空気吹き出し口、6は助手席用エアーバッグ、9はインストルメントパネル本体である。このインストルメントパネル1の中央下端から車両のフロアパネル7の面上をセンターコンソールボックス10が車両後方側Rrに延びている。
図2に示すように、インストルメントパネル本体9の助手席側の前壁8には、グローブボックス3が取り付けられる開口11が形成されている。前記前壁8は車両前方側Frほど下方に位置するように前下がりに傾斜し、前記開口11も前下がりに傾斜している。また、グローブボックス3のロック機構の係合部(図示せず)を係合させるストライカーバー34が前記開口11の上側周縁部11Jに設けられている。
グローブボックス3は、リッド21と左右一対の三角形状の側壁22と奥壁23とから成り、奥壁23の下端部がリッド21の下端部に接続して、縦断面V字状の物品収納部が形成されている。そして、このグローブボックス3が前記開口11の下側周縁部11K付近に設けられた横軸90の軸芯90P(図8参照)周りに揺動開閉自在に前記開口11に取り付けられている。
この構造により、前記ロック機構の係合部がストライカーバー34に係合してグローブボックス3が閉じ状態を保持し、グローブボックス3のリッド21に設けられたノブ24が操作されると、前記係合部とストライカーバー34との係合が解除されて、グローブボックス3が前記横軸90の軸芯90P周りに揺動開放可能な状態になる。
図3,図4,図8に示すように、左右に長い門形のブラケット本体30の上片部31にストライカーバー34を固着して構成されたストライカーブラケット29が、左右に長い門形のグローブボックスアッパーカバー39(カバーに相当)を介して前記開口11の上側周縁部11Jの裏面11J1と両側縁11Sの上部の裏面11S1とにわたって取り付けられている。ブラケット本体30は金属板で形成されて補強材としての役割を果たす。グローブボックスアッパーカバー39は樹脂で成形されている。
[インストルメントパネル本体9の開口11の周縁部の構造]
図8に示すように、前記開口11の上側周縁部11Jの長手方向中央部の裏面に左右一対の円筒状の位置決めボスB1が前記長手方向に間隔を空けて突設されている。また、スクリュー孔Hを備えた複数の取り付けボスB2が前記開口11の上側周縁部11Jの裏面11J1に、前記上側周縁部11Jの左端部から右端部にわたって間隔を空けて突設されている。図10(b)に示すように、前記位置決めボスB1と取り付けボスB2は前記開口11の上側周縁部11Jの裏面11J1から前下方に向かって突出している。
前記複数の取り付けボスB2のうち前記開口11の上側周縁部11Jの中央部に位置する左右一対の取り付けボスB2は前記左右一対の位置決めボスB1の上方に位置して、取り付けボスB2と位置決めボスB1とが上下に並んでいる(図8参照)。
また、前記開口11の上側周縁部11Jの裏面11J1に、複数の第1係合爪51が前記長手方向に間隔を空けて突設され、各第1係合爪51の近傍に第1当てリブL1がそれぞれ突設されている。第1係合爪51と第1当てリブL1は位置決めボスB1や取り付けボスB2よりも下方に位置する。前記第1当てリブL1は後述のグローブボックスアッパーカバー39の第3当てリブL3に上方から圧接する(図10(c)参照)。
図11にも示すように、インストルメントパネル本体9の開口11の両側縁11Sの上部にはスクリュー挿通孔S4(以下、「第4スクリュー挿通孔S4」と称する)がそれぞれ形成されている。
[ストライカーブラケット29の構造]
前記ブラケット本体30は1枚の金属板をプレス加工して成形されている。また、図4,図10(a)〜図10(c)に示すように、ブラケット本体30の左右方向に沿う上片部31は断面コの字状に形成されて、前記開口11の上側周縁部11Jの裏面11J1に前下がり傾斜姿勢に取り付けられる背壁31Hと、その取り付け状態で背壁31Hの上端部から前上方に延びる上壁31Jと、背壁31Hの下端部から前上方に延びる下壁31Kとを備えている。
前記上片部31の左右両端部側における上壁31Jと下壁31Kの前記背壁31Hからの突出長さ(延出長さ)は、左右中間部における上壁31Jと下壁31Kの突出長さよりも短く設定されている。
前記ストライカーバー34は金属製の円柱状のワイヤー材をU字状に折曲して形成され、ストライカーバー34の両脚部の基端部が前記上片部31の下壁31Kの長手方向中央部に溶接固着されて(図10(a)参照)、前記取り付け状態でストライカーバー34が後ろ下方側に突出している。
ブラケット本体30の左側の側片部32は、幅方向外側(左側)の側部が車両前方側Frにフランジ状に折曲して断面L字状に形成され、右側の側片部33は、両側部が車両前方側Frにフランジ状に折曲した断面コの字状に形成されている。上記の構造により、ブラケット本体30の強度・剛性を強くすることができる。左側の側片部32は右側の側片部33よりも下方に長く延びている。
図4に示すように、ブラケット本体30の上片部31の上壁31Jに、上壁31Jの左端部から右端部にわたって複数の第1スクリュー挿通孔S1が間隔を空けて分散配置されている。上壁31Jの中央部には前記左右一対の位置決めボスB1を各別に挿通させる左右一対のボス挿通孔70が上壁31Jの長手方向に間隔を空けて形成され、一方の右側のボス挿通孔70は横長の長孔に形成されている。
前記複数の第1スクリュー挿通孔S1のうち上壁31Jの中央部側の左右一対の第1スクリュー挿通孔S1は、図10(b)に示すように、前記左右一対のボス挿通孔70の上方に各別に位置して、第1スクリュー挿通孔S1とボス挿通孔70とが上下に並んでいる。
また、前記上片部31の背壁31Hの左右中央部に横長の第1係合孔61が形成され、背壁31Hの左右両端部に横長の長方形状の第3係合孔73がそれぞれ形成されている。そして、前記左右一対の側片部32,33の下端部に第2スクリュー挿通孔S2がそれぞれ形成されている。
[グローブボックスアッパーカバー39の構造]
グローブボックスアッパーカバー39は樹脂成形によりインストルメントパネル本体9と同色(または同系色)に成形されるとともに、ストライカーブラケット29を車両後方側Rr(車室内側)から覆うことができるように、ストライカーブラケット29よりも大きい門形に成形されている(図6参照)
グローブボックスアッパーカバー39の上片部40は断面クランク状に形成されて、図5,図10(a)〜図10(d),図12に示すように、前記開口11の上側周縁部11Jに前下がり傾斜姿勢に取り付けられる縦壁40Tと、その取り付け状態で縦壁40Tの上端部から後ろ下方に延びる上壁40Jと、縦壁40Tの下端部から前上方に延びる下壁40Kとを備えている。
図12に示すように、グローブボックスアッパーカバー39の上片部40の上壁40Jには、複数の長方形状の第2係合孔62が上壁40Jの長手方向に分散配置され、各第2係合孔62の側方に、前記取り付け状態で後ろ上方に突出する第3当てリブL3が突設されている。前記第3当てリブL3はインストルメントパネル本体9の第1当てリブL1に下方から圧接する(図10(c)参照)。
また、前記縦壁40Tの長手方向中央部に横長のストライカーバー挿通孔55が形成され、縦壁40Tの左右両端部に、グローブボックス3の周縁部に対するクッション材49(図5参照)の取り付け孔49Hがそれぞれ形成されて、前記取り付け孔49Hにクッション材49が係合している。
さらに、縦壁40Tの左右両端部に前記取り付け状態で前上方に突出する第2係合爪52がそれぞれ突設され、この第2係合爪52にクリップ57が外嵌している(図10(e)参照)。また、縦壁40Tのストライカーバー挿通孔55の上側に横長の第3係合爪53が形成され、縦壁40Tの車両前方側Frの面に縦長の複数の第2当てリブL2が縦壁40Tの長手方向に間隔を空けて形成されている(図10(a),図12参照)。
図10(a),図12に示すように、複数の第2当てリブL2のうち一対の第2当てリブL2は前記第3係合爪53とストライカーバー挿通孔55の両側に位置している。また、1個の第2当てリブL2は他の第2当てリブL2よりも短く設定されて、第3係合爪53とストライカーバー挿通孔55の間に配置されている。
そして、グローブボックスアッパーカバー39の両側片部42,43の下端部に、前記ブラケット本体30の左右一対の側片部32,33の下端部に形成された第2スクリュー挿通孔S2に重なる第3スクリュー挿通孔S3がそれぞれ形成されている。
[ストライカーブラケット29とグローブボックスアッパーカバー39の組み付け]
ストライカーブラケット29とグローブボックスアッパーカバー39は、インストルメントパネル本体9の開口11の上側周縁部11Jと両側縁11Sの上部に取り付けられる前に互いに仮り結合される。
(1) すなわち、図6,図10(e)に示すように、グローブボックスアッパーカバー39の第2係合爪52(図12参照)を、ストライカーブラケット29のブラケット本体30の第3係合孔73(図4参照)に係合するとともに、図6,図10(a)に示すように、グローブボックスアッパーカバー39の第3係合爪53(図12参照)を、前記ブラケット本体30の第1係合孔61(図4参照)に係合する。
この時、グローブボックスアッパーカバー39の第2当てリブL2(図6,図10(a),図12参照)がブラケット本体30の上片部31の背壁31Hに圧接して突っ張り力が生じる。従って、第2係合爪52は第3係合孔73に前記突っ張り力に抗して係合し、第3係合爪53は第1係合孔61に前記突っ張り力に抗して係合する。これにより、前記突っ張り力の作用で第2係合爪52と第3係合孔73との係合力と、第3係合爪53と第1係合孔61との係合力を十分に強くすることができる。
そして、ストライカーブラケット29とグローブボックスアッパーカバー39をワンタッチで簡単に取り付けできて、品質の安定性を確保することができる。
上記のように、前記ストライカーブラケット29とグローブボックスアッパーカバー39の一方に、他方に当接する第2当てリブL2が突設され、ストライカーブラケット29とグローブボックスアッパーカバー39に振り分け配設された第2係合爪52と第3係合孔73、第3係合爪53と第1係合孔61が前記第2当てリブL2の突っ張り力に抗して係合している。
(3) 互いに仮り結合したストライカーブラケット29とグローブボックスアッパーカバー39をインストルメントパネル本体9の開口11の周縁部に組み付ける。
すなわち、図10(b)に示すように、インストルメントパネル本体9の開口11の上側周縁部11Jに形成された複数の位置決めボスB1(図8参照)を、前記ブラケット本体30の上片部31の上壁31Jに形成された複数のボス挿通孔70に各別に挿通させる。また、図10(d)に示すように、前記開口11の上側周縁部11Jの裏面11J1に突設された複数の第1係合爪51(図8参照)を、グローブボックスアッパーカバー39の上片部40の上壁40Jに分散配置された第2係合孔62(図6,図12参照)に係合させる。
この時、図10(c)に示すように、インストルメントパネル本体9の第1当てリブL1がグローブボックスアッパーカバー39の第3当てリブL3に上側から圧接して突っ張り力が生じる。
従って、第1係合爪51は第2係合孔62に前記突っ張り力に抗して係合する。これにより、前記突っ張り力の作用で第1係合爪51と第2係合孔62との係合力を十分に強くすることができる。
また、前記複数の位置決めボスB1を複数のボス挿通孔70に各別に挿通させることにより、ストライカーブラケット29及びグローブボックスアッパーカバー39をインストルメントパネル本体9の開口11の周縁部に対して正確に位置決めすることができる。
(4) 上記(3)の工程により、ブラケット本体30の上片部31の上壁31Jに形成された複数の第1スクリュー挿通孔S1と、インストルメントパネル本体9の開口11の上側周縁部11Jに形成された複数の取り付けボスB2のスクリュー孔Hとが各別に重なる。
そこで、図10(b)に示すように、前記第1スクリュー挿通孔S1に第1スクリューSa(第1締め付け部材に相当)を挿通させて前記取り付けボスB2のスクリュー孔Hに螺合する。すなわち、第1スクリューSaは頭部Sa1を車室内とは反対側に位置させて、ストライカーブラケット29を前記開口1の上側周縁部11Jに前記車室内とは反対側から締め付け固定する。
上記のように、前記開口11の上側周縁部11Jの裏面11J1とグローブボックスアッパーカバー39の一方に、他方に当接する第1当てリブL1(又は第3当てリブL3)が突設され、開口11の上側周縁部11Jの裏面11J1とグローブボックスアッパーカバー39に振り分け配設された第1係合爪51と第2係合孔62が、前記第1当てリブL1(又は第3当てリブL3)の突っ張り力に抗して係合し、ストライカーブラケット29が開口11の上側周縁部11Jに第1スクリューSaで締め付け固定されている。
これにより、本結合したストライカーブラケット29をインストルメントパネル本体9の開口11の上側周縁部11Jにしっかり固定することができて、前記開口11の上側周縁部11Jの剛性を向上させることができる。そして、グローブボックスの見切り部A(図10(a)〜図10(e)参照)が安定し、インストルメントパネル1とグローブボックス3の合わせのバラツキを少なくすることができる。
(5) グローブボックスアッパーカバー39の両側片部42,43と、ストライカーブラケット29の両側片部32,33とをインストルメントパネル本体9の開口11の両側縁11Sの裏面11S1に重ね合わせ、グローブボックスアッパーカバー39の両側片部42,43の下端部に形成された第3スクリュー挿通孔S3と、ストライカーブラケット29の両側片部32,33の下端部に形成された第2スクリュー挿通孔S2と、インストルメントパネル本体9の開口11の両側縁11Sの上部に形成された第4スクリュー挿通孔S4とを重ね合わせる。
そして、第3スクリュー挿通孔S3と第2スクリュー挿通孔S2と第4スクリュー挿通孔S4に第2スクリューSb(第2締め付け部材に相当)を車室内側から挿通させて螺合する。
すなわち、第2スクリューSbは、頭部Sb1を車室内側に位置させて、グローブボックスアッパーカバー39の両側片部42,43と、ストライカーブラケット29の両側片部32,33とをインストルメントパネル本体9の開口11の両側縁11Sの裏面11S1に車室内側から締め付け固定している。(図10(e)参照)。
前記開口11の上側周縁部11Jは、グローブボックス3の繰返しの開閉による衝撃を受け、収納物の出し入れの際にも、収納物や乗員の手が頻繁に当たる個所であるが、本発明の上記構成によれば、前記開口11の上側周縁部11Jの剛性とストライカーバー34の固定強度を強くすることができて、前記開口11の上側周縁部11Jの耐久性を向上させることができる。
また、グローブボックスアッパーカバー39でブラケット本体30を覆うから、グローブボックス3の開放時に金属製のブラケット本体30が開口11内に露出しない様にすることができる。
さらに、予めストライカーブラケット29とグローブボックスアッパーカバー39を仮り結合することにより、ストライカーブラケット29とグローブボックスアッパーカバー39をインストルメントパネル1の開口11の周縁部に取り付ける際の工数を減らすことができて組み付け作業の作業性を向上させることができる。
また、グローブボックスアッパーカバー39を開口11の上側周縁部11Jの裏面11J1に取り付けることにより、ブラケット本体30とインストルメントパネル本体9とでグローブボックスアッパーカバー39をしっかりと挟み込むことができ、当てリブ構造と相まって、隙間の発生を防ぐ事ができて、部品同士の合わせ目である見切り部Aの外観を向上させることができる。
3 グローブボックス
9 インストルメントパネル本体
11 開口
11J 上側周縁部
11J1 上側周縁部の裏面
11S 側縁
11S1 側縁の上部の裏面
29 ストライカーブラケット
30 ブラケット本体
31 ブラケット本体の上片部
32,33 ストライカーブラケットの両側片部
34 ストライカーバー
39 カバー(グローブボックスアッパーカバー)
42,43 カバーの両側片部
51 係合爪(第1係合爪、開口の上側周縁部の裏面に配設された係合爪)
52 係合爪(第2係合爪、カバーに配設された係合爪)
53 係合爪(第3係合爪、カバーに配設された係合爪)
61 係合孔(第1係合孔、ストライカーブラケットに配設された係合孔)
62 係合孔(第2係合孔、カバーに配設された係合孔)
73 係合孔(第3係合孔、ストライカーブラケットに配設された係合孔)
L1 当てリブ(第1当てリブ、開口の上側周縁部の裏面に突設された当てリブ)
L2 当てリブ(第2当てリブ、カバーに突設された当てリブ)
L3 当てリブ(第3当てリブ、カバーに突設された当てリブ)
Sa 第1締め付け部材(第1スクリュー)
Sa1 頭部(第1締め付け部材の頭部)
Sb 第2締め付け部材(第2スクリュー)
Sb1 頭部(第2締め付け部材の頭部)

Claims (6)

  1. グローブボックスが取り付けられる開口がインストルメントパネル本体に形成され、
    前記グローブボックスのロック機構の係合部を係合させるストライカーバーが前記開口の周縁部に設けられているインストルメントパネルであって、
    門形のブラケット本体の上片部に前記ストライカーバーを固着して構成されたストライカーブラケットが、門形のカバーを介して前記開口の上側周縁部の裏面と両側縁の上部の裏面とにわたって取り付けられ
    その取り付け前に前記ストライカーブラケットとカバーを互いに結合する係合爪と係合孔が、前記ストライカーブラケットとカバーに振り分け配設されているインストルメントパネル。
  2. 前記ストライカーブラケットとカバーの一方に、他方に当接する当てリブが突設され、
    前記ストライカーブラケットとカバーに振り分け配設された係合爪と係合孔が、前記当てリブの突っ張り力に抗して係合している請求項1記載のインストルメントパネル。
  3. 前記係合爪と係合孔は、前記ストライカーブラケットとカバーに複数個ずつ振り分け配設され、
    前記カバーの上片部の長手方向中央部に、前記複数個の係合爪のうちの1個の係合爪とストライカーバー挿通孔とが、前記カバーの上片部の幅方向に間隔を開けて形成され、
    前記当てリブは、前記1個の係合爪とストライカーバー挿通孔の間の前記カバーの上片部と、前記1個の係合爪とストライカーバー挿通孔の左右両側の前記カバーの上片部とにそれぞれ形成されている請求項2記載のインストルメントパネル。
  4. 前記開口の上側周縁部の裏面と前記カバーの一方に、他方に当接する当てリブが突設され、
    前記開口の上側周縁部の裏面と前記カバーに振り分け配設された係合爪と係合孔が、前記開口の上側周縁部の裏面と前記カバーの一方に突設された当てリブの突っ張り力に抗して係合し、
    前記ストライカーブラケットが前記開口の上側周縁部に第1締め付け部材で締め付け固定されている請求項1〜3のいずれか一つに記載のインストルメントパネル。
  5. 前記ストライカーブラケットの両側片部の下端部と前記カバーの両側片部の下端部とが、前記開口の両側縁の裏面に第2締め付け部材で締め付け固定されている請求項4記載のインストルメントパネル。
  6. 前記第1締め付け部材は、頭部を車室内とは反対側に位置させて、前記ストライカーブラケットを前記開口の上側周縁部に前記車室内とは反対側から締め付け固定し、
    前記第2締め付け部材は、頭部を車室内側に位置させて、前記ストライカーブラケットの両側片部の下端部と前記カバーの両側片部の下端部とを前記開口の両側縁の裏面に前記車室内側から締め付け固定している請求項5記載のインストルメントパネル。
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