JP3810340B2 - インストルメントパネル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に設けられるインストルメントパネルに関し、特に、その物品収納部下壁の開口に嵌め込むトレー板の固定構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種のインストルメントパネルとして、例えば特開平5−270321号公報に開示されているように、インストルメントパネル本体の車体後側、即ち車室側に開口する物品収納部を備えたものがよく知られている。この物品収納部は、一般にインストルメントパネルの一部を車体後側から前側に向かって凹陥することで箱形に形成される。そして、開閉リッドを設けることで、中の小物等の収納物が外から見えないようにすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、部品点数の削減等の観点から物品収納部の開閉リッドを省略することがあり、このような場合には、収納物が車両の動きによって物品収納部内を移動しないように、物品収納部の下壁に皿状凹部を形成しておくことが好ましい。
【0004】
しかしながら、このように物品収納部の下壁に皿状凹部を形成すると、インストルメントパネルの成形時において物品収納部を一体に成形することができない。つまり、インストルメントパネルの物品収納部を樹脂材により射出成形するには、上記物品収納部を成形する成形型が成形後に大略車体後方に移動するようにしなければならず、上記のように物品収納部の下壁に皿状凹部を形成する場合、上記成形型の型抜きができなくなる。
【0005】
このために、皿状凹部が形成されたトレー板を別個に形成するとともに、物品収納部の下壁に開口部を形成し、上記トレー板をこの開口部に嵌め込むようにする構造が考えられる。このとき、トレー板を上記開口部に嵌め込むだけでは、車両の動きによっては、特に、例えば車両が衝突したような場合にトレー板が外れて乗員の方に向かって飛び出してしまうという問題が生じる。
【0006】
そこで、本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上記の如く、物品収納部の下壁に皿状凹部が設けられたトレー板を嵌め込むようにしたインストルメントパネルにおいて、そのトレー板の取付構造に工夫を加えることで、車両の衝突時等にトレー板の飛び出しを防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、インストルメントパネル本体の裏面と、物品収納部下壁の開口部に嵌め込まれたトレー板の裏面とを連結固定する固定部材を設けるようにしたものである。
【0008】
具体的に、請求項1の発明は、インストルメントパネル本体に車室側に向かって開口する物品収納部が凹設されたインストルメントパネルを前提として、上記物品収納部の下壁に該下壁の一部を残して開口部が形成されると共に、該開口部には皿状凹部を有するトレー板が嵌め込まれ、上記インストルメントパネル本体の裏面と上記トレー板の裏面とを連結固定する固定部材が設けられている。
【0009】
この請求項1の発明では、物品収納部の下壁に例えば小物等を載置する皿状凹部をトレー板によって形成することができ、上記小物が車両の動きによって移動することがなくなると共に、上記インストルメントパネル本体の裏面と上記トレー板の裏面とを固定部材によって連結固定するので、仮に物品収納部に開閉リッドを設けない場合においても、上記トレー板が車両の動きによって例えば車両の衝突時に乗員側に飛び出すのを確実に防止することができる。
【0010】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、固定部材は、略車体前後方向に延びる本体部と、該本体部の前側端部から上方に延びる前端延設部と、上記本体部の後側端部から下方に延びる後端延設部とを備え、上記本体部はトレー板の裏面と締結されている一方、上記前端延設部はインストルメントパネル本体における物品収納部の裏面と、また上記後端延設部は物品収納部の下方側におけるインストルメントパネル本体の裏面とそれぞれ締結されている。
【0011】
この請求項2の発明では、固定部材をインストルメントパネル本体に安定して確実に固定することができると共に、上記トレー板を固定部材に確実に固定することができる。これにより、上記トレー板をインストルメントパネル本体に確実に固定することができる。
【0012】
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、物品収納部の下側には、インストルメントパネル本体に固定されるボックス本体部と、進退可能な係合部を有し上記ボックス本体部の開口を開閉するリッド部とからなるグローブボックスが設けられ、固定部材には、上記グローブボックスのリッド部の上記係合部と係合するストライカが設けられている。
【0013】
この請求項3の発明では、インストルメントパネル本体における物品収納部の下側にグローブボックスが設けられ、上記グローブボックスのリッド部における進退可能な係合部を係合させるストライカを上記固定部材に設けるようにしたために、係合部の係合及びトレー板の固定を1つの上記固定部材で兼用させることができる。この結果、部品点数を削減することができる。
【0014】
また、請求項4の発明は、請求項3の発明において、トレー板の裏面は、グローブボックスのボックス本体部と締結されている。
【0015】
この請求項4の発明では、トレー板の裏面とボックス本体部とが連結されるために、トレー板及びボックス本体部の支持剛性を向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】
図1に示すように、本実施形態に係るインストルメントパネル1は、図の左側の部分が車体の左側、即ち助手席側となり、また図の右側の部分が車体の右側、即ち運転手席側となるように、車室の前端側に配設されるものである。
【0018】
上記インストルメントパネル1は、その基本部分をなすパネル本体10を有し、このパネル本体10は、アッパパネル10aとロアパネル10bとが結合されて構成されており、図2にも示すように、ロアパネル10bの左側(助手席側)において車体後側に略矩形状に開口する物品収納部12と、該物品収納部12の下方に位置するグローブボックス14とが設けられている。物品収納部12及びグローブボックス14はいずれも小物等を収納するためのものであり、グローブボックス14は、ロアパネル10bに締結固定され、車室内に開口する箱形のボックス本体15と、該ボックス本体15の下端部で回動自在に支持されたリッド16とを備え、該リッド16によりボックス本体15の開口を開閉するように構成されている。
【0019】
一方、上記物品収納部12は、ロアパネル10bの車体後側から車体前側に向かうと共に少し下方に傾斜して箱形に凹陥されるようにロアパネル10bに一体に形成されており、その下壁18における車体後側縁端、即ち乗員手前側には開口部20が形成されている。換言すれば、開口部20は、物品収納部12の下壁18の車体前側(下壁18の一部)を残して開口されている。この開口部20は、図4に示すように、ロアパネル10bと一体のブリッジ部11を挟んで第1開口部20aと第2開口部20bとからなり、これら開口部20a,20bには、左右方向に長い略矩形状のトレー板22が嵌め込まれている。このトレー板22は、その裏側においてロアパネル10bに締結固定された固定部材としての金属製ブラケット24によってパネル本体10と連結固定されている。
【0020】
上記トレー板22には、上記ブリッジ部11に形成された開口部11aを貫通すると共に、上記トレー板22の裏側から下方に向かって延びるボス状の中間固定部26が一体に形成されている。この中間固定部26は、トレー板22がロアパネル10bの開口部20(第1開口部20a及び第2開口部20b)に嵌め込まれた状態で略鉛直下方に延びており、その中央には下端が開口する中間締結孔26aが形成されている。
【0021】
上記ロアパネル10bには、物品収納部12の奥側壁30の裏側において該奥側壁30の下端に連続するように車体前方に向かって延びる奥側固定部32と、物品収納部12の後方側下方においてロアパネル10bの裏側から車体前方に向かって延びる手前側固定部34とがそれぞれ一体に形成されている。上記奥側固定部32の中央には先端(車体前方)に開口する奥側締結孔32aが形成されている。また、上記手前側固定部34は、ロアパネル10bの裏側に連設されたボス部35と、該ボス部35の前側面上部に突設され、車体前後方向に延びる位置決めピン36と、上記ボス部35の前側面下部に上記位置決めピン36と平行に突設された下側締結部37とを備えている。この下側締結部37には、その先端(車体前方)で開口する下側締結孔37aが形成されている。
【0022】
上記ブラケット24は、図2〜図4に示すように、車体前後方向に延びる本体部としてのブラケット本体40と、該ブラケット本体40の前側端部に連続し、上方に向かって延びる前端延設部42と、上記ブラケット本体40の後側端部に連続し、下方に向かって延びる後端延設部44とを備えている。
【0023】
尚、図4は、ロアパネル10bに固定されたブラケット24を下側(裏側)から見た図を示しており、図の上側が車体後側(乗員手前側)を、また図の左側がロアパネル10bの左側端部をそれぞれ示している。この図に示すように、ロアパネル10bには、上記ボックス本体15が嵌め込まれる開口部46が形成されている。この図では、便宜上上記ボックス本体15を省略しており、上記トレー板22及びブラケット24は、この開口部46の上方に配設され、該開口部46を通して下から見える状態となっている。
【0024】
上記ブラケット本体40は、図2及び図3に示すように、その車体前後方向の中間部で僅かに折れ曲がっており、図2に示すように、その車体前側では物品収納部12の下壁18に平行に形成され、また車体後側では図2において下方に折れ曲がるように形成されている。そして、ブラケット本体40における中間部よりも車体後側には中間挿通孔48が形成されており、この中間挿通孔48にタッピングねじからなるビス28を挿通し、このビス28を上記中間固定部26の中間締結孔26aに螺合させることにより、ブラケット本体40とトレー板22とが締結固定されている。
【0025】
上記前端延設部42には前側挿通孔52が形成されており、この前側挿通孔52にタッピングねじからなるビス50を挿通し、このビス50を上記奥側固定部32の奥側締結孔32aに螺合させることにより、ブラケット24は、前端延設部42において車体前側から上記ロアパネル10bの裏側に押し付けられるように上記奥側固定部32に締結固定されている。
【0026】
上記後端延設部44には、ピン挿通孔54と、該ピン挿通孔54よりも後端延設部44の先端寄りに開設された後側挿通孔58とが形成されている。上記ピン挿通孔54に上記手前側固定部34の位置決めピン36を嵌挿するとともに、上記後側挿通孔58にタッピングねじからなるビス56を挿通し、このビス56を上記下側締結部37の下側締結孔37aに螺合させることにより、ブラケット24は、後端延設部44において車体前側から上記ロアパネル10bの裏側に押し付けられるように上記手前側固定部34に締結固定されている。
【0027】
上記ブラケット24には、前端延設部42から後端延設部44に亘り、その左右両端部を同じ方向に直交するように折り曲げてなる左右延設部60が設けられている。この左右延設部60は、前端延設部42及び後端延設部44では車体後方に向かって延びるように、またブラケット本体40では上方に向かって延びるようにそれぞれ形成されている。そして、上記後端延設部44における各左右延設部60には、該左右延設部60に平行な鉛直部64aと、該鉛直部64aに直交すると共に車幅方向(左右)に延びる水平部64bとからなる一対の鉤状の翼部材64がそれぞれ鉛直部64aにて溶接固定されている。この各翼部材64の水平部64bには、翼挿通孔66がそれぞれの略中央に形成されている。
【0028】
上記後端延設部44の先端部には、上記グローブボックス14のリッド16に設けた係合部としてのリッド爪部68を係合させるストライカ69が固定されている。このストライカ69は、丸棒状体を略コ字状に折り曲げたもので、中央部を後端延設部44から突出させるように両先端部が後端延設部44に溶接されている。このことで、図2に示すように、グローブボックスリッド16のリッド爪部68が上記ストライカ69に係合可能となっている。上記リッド16には操作ノブ70が設けられていて、この操作ノブ70の操作によって上記リッド爪部68がストライカ69に対して進退移動可能となっており、操作ノブ70を手前に引き上げる操作を行うと、リッド爪部68がこれに連動して後退するようになっている。このことにより、グローブボックス14は、通常リッド16が閉鎖された状態にあるが、操作ノブ70の操作により、リッド16を開放させることができるようになっている。
【0029】
上記トレー板22には、図4及び図5に示すように、左右に並んで配置される一対の皿状凹部72と、この両皿状凹部72の間で車体前後方向に延びる3個の中央凹部74とが形成されていて、これら全体が樹脂材料からなる一体成形品とされている。上記各皿状凹部72は、上面から見て左右方向に長い略矩形状で、トレー板22の上面が凹設されて裏面に突出するように形成されている。上記中央凹部74は、皿状凹部72よりも浅い状態で上面が凹設されて裏面に僅かに突出するように形成されている。上述した中間固定部26は、この中央凹部74の内の真ん中の中央凹部74における裏面に突設されている。
【0030】
上記トレー板22は、その周縁部において湾曲して下方に向かうように形成されており、前側長辺部及び後側長辺部における周縁部の先端には前側爪部77及び後側爪部78がそれぞれ形成されている。前側長辺部の前側爪部77は、図7に示すように、周縁部の先端から前側に向かって延びるように形成され、上記物品収納部下壁18の開口部20における奥側周縁部の裏側に嵌め込まれるようになっている。また、後側爪部78は、下方に向かって延びると共にその先端において外側に突出する突起を有する略三角形状断面に形成されており、このことで、後側爪部78を上記開口部20における手前側周縁部に係合させるようにしている。
【0031】
上記トレー板22の各皿状凹部72における裏面には、その中間部において下方に向かって延びる突起部としての一対の脚部80と、該脚部80のトレー中央寄りで下方に向かって延びる一対の翼連結部82とがそれぞれ一体に形成されている。上記脚部80は、図5及び図6に示すように、車体前方側が開放した横断面コ字状であり、その先端面において脚挿通孔80aが形成されていて、図示省略したリベットにより上記ボックス本体15に締結固定されるようになっている。上記翼連結部82には下端面で開口する翼締結孔82aが形成されていて、図8に示すように、この翼締結孔82aには上記ブラケット24の翼部材64に挿通されるタッピングねじからなるビス65が螺合されている。また、翼連結部82には該翼連結部82の剛性を向上させる補強リブ85が左右方向に延びるように立設されている。
【0032】
そして、上記ブラケット24は、ブラケット本体40とトレー板22の2つの皿状凹部72の間の中間部とで、ロアパネル10bに一体の上記ブリッジ部11を挟むようにして(図8参照)、トレー板22,物品収納部奥側壁30及びロアパネル10bにおける物品収納部12手前下方に取付固定されている。
【0033】
以上説明したように、本実施形態によれば、インストルメントパネル1のロアパネル10bの裏面と上記トレー板22の裏面とがブラケット24によって連結固定されている。即ち、上記ブラケット本体40がトレー板22の裏面と締結され、また上記前端延設部42がロアパネル10bの物品収納部12における奥側壁30の裏面と、また上記後端延設部44が物品収納部12の手前側(車体後側)におけるロアパネル10bの裏面とそれぞれ締結されている。従って、ブラケット24をロアパネル10bに安定して確実に固定することができると共に、上記トレー板22をブラケット24に確実に固定することができる。これにより、上記トレー板22をロアパネル10bに確実に固定することができ、物品収納部12に開閉リッドを設けない場合においても、上記トレー板22が例えば車両の衝突時に乗員側に飛び出すのを確実に防止することができる。
【0034】
また、物品収納部12に例えば小物等を載置する皿状凹部72を形成するようにしたので、この小物が車両の動きによって移動するのを防止することができる。
【0035】
また、トレー板22の裏面にボックス本体15と連結される脚部80を設け、この脚部80とボックス本体15とを締結するようにしたので、トレー板22及びボックス本体15の支持剛性を向上させることができる。
【0036】
さらに、上記グローブボックス14のリッド16に設けられた進退可能なリッド爪部68を係合させるストライカ69を上記ブラケット24の後端延設部44に設けるようにしたために、リッド爪部68の係合及びトレー板22の固定を1つの部材で兼用させることができる。この結果、部品点数を削減することができる。
【0037】
【発明のその他の実施の形態】
上記実施形態では、インストルメントパネル1のパネル本体10をアッパパネル10aとロアパネル10bとを別体成形した後、両パネル10a、10bを結合したものについて説明したが、これに代え、インストルメントパネルのパネル本体は、アッパパネルとロアパネルとを一体成形したものとしてもよい。
【0038】
上記実施形態のように、ブラケット24は、前端延設部42、ブラケット本体40、後端延設部44及び翼部材64を全て備える構成に限られるものではなく、要は、パネル本体10の裏面とトレー板22の裏面とを連結固定する構成のものであればよい。
【0039】
また、上記実施形態では、インストルメントパネル1にグローブボックス14が配設された構造のものについて示したが、本発明は、物品収納部12の下方のグローブボックス14を省略したインストルメントパネルに適用することもできる。また、この場合にトレー板22の脚部80を省略する構成としてもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、物品収納部の下壁に例えば小物等を載置する皿状凹部を形成するに当たり、その皿状凹部を有するトレー板を物品収納部下壁の開口部に嵌合し、このトレー板を裏面にてインストルメントパネル本体の裏面に固定部材で固定したので、小物が車両の動きによって移動することがなくなると共に、物品収納部に開閉リッドを設けない場合においても、トレー板が車両の動きによって例えば車両の衝突時に乗員側に飛び出すのを確実に防止することができる。
【0041】
また、請求項2の発明によれば、固定部材をインストルメントパネル本体に安定して確実に固定することができると共に、トレー板を固定部材に確実に固定することができ、この結果、トレー板をインストルメントパネル本体に確実に固定することができる。
【0042】
また、請求項3の発明によれば、グローブボックスのリッド部に設けられた進退可能な係合部を係合させるストライカを固定部材に設けるようにしたために、係合部の係合及びトレー板の固定を1つの固定部材で兼用させることができる。この結果、部品点数を削減することができる。
【0043】
また、請求項4の発明によれば、トレー板とボックス本体部とが連結されるために、トレー板及びボックス本体部の支持剛性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るインストルメントパネルの全体構成を示す斜視図である。
【図2】図1のII−II線における部分断面図である。
【図3】本発明の実施形態におけるブラケットの全体構成を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施形態に係るインストルメントパネルの物品収納部周辺をインストルメントパネルの裏側から見た拡大図でる。
【図5】本発明の実施形態におけるトレー板の全体構成を示しており、(a)は平面図であり、(b)は側面図である。
【図6】図5のVI−VI線における断面図である。
【図7】図5のVII−VII線における断面図である。
【図8】図4のVIII−VIII線における断面図である。
【符号の説明】
10 パネル本体(インストルメントパネル本体)
10a アッパパネル
10b ロアパネル
11 ブリッジ部
12 物品収納部
14 グローブボックス
15 ボックス本体(ボックス本体部)
16 リッド(リッド部)
18 下壁
20 開口部
22 トレー板
24 ブラケット(固定部材)
40 ブラケット本体(本体部)
42 前端延設部
44 後端延設部
68 リッド爪部(係合部)
69 ストライカ
72 皿状凹部
80 脚部(突起部)

Claims (4)

  1. インストルメントパネル本体に車室側に向かって開口する物品収納部が凹設されたインストルメントパネルであって、
    上記物品収納部の下壁に該下壁の一部を残して開口部が形成されると共に、該開口部には皿状凹部を有するトレー板が嵌め込まれ、
    上記インストルメントパネル本体の裏面と上記トレー板の裏面とを連結固定する固定部材が設けられている
    ことを特徴とするインストルメントパネル。
  2. 請求項1において、
    固定部材は、略車体前後方向に延びる本体部と、該本体部の前側端部から上方に延びる前端延設部と、上記本体部の後側端部から下方に延びる後端延設部とを備え、
    上記本体部はトレー板の裏面と締結されている一方、上記前端延設部はインストルメントパネル本体における物品収納部の裏面と、また上記後端延設部は物品収納部の下方側におけるインストルメントパネル本体の裏面とそれぞれ締結されている
    ことを特徴とするインストルメントパネル。
  3. 請求項1又は2において、
    物品収納部の下側には、インストルメントパネル本体に固定されるボックス本体部と、進退可能な係合部を有し上記ボックス本体部の開口を開閉するリッド部とからなるグローブボックスが設けられ、
    固定部材には、上記グローブボックスのリッド部の上記係合部と係合するストライカが設けられている
    ことを特徴とするインストルメントパネル。
  4. 請求項3において、
    トレー板の裏面は、グローブボックスのボックス本体部と締結されている
    ことを特徴とするインストルメントパネル。
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