JP7059808B2 - 車両用グローブボックス連結構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用グローブボックス連結構造に関するものである。
車両のインストルメントパネルには、小物を入れるグローブボックスが装備されている。グローブボックスは、主にインストルメントパネルのうち乗員の膝の正面付近に取り付けられる。一般的なグローブボックスは、下端側に支持軸が設けられていて、この支持軸を中心とした回転の軌跡で開閉する構造となっている。
インストルメントパネルのうち、グローブボックスを設ける開口の内部には、グローブボックスが連結する部材として、ストライカと呼ばれる連結用の部材が設置されている。例えば特許文献1の小物収容構造では、インストルメントパネル9の開口の内部にストライカ42が設けられていて、これにグローブボックス12のフック部材43が連結する構成となっている。ストライカ42は、ブラケット33の下面に対して、下方へコ字状に突出するよう溶接によって接合されている。
特開2005-324668号公報
グローブボックスは乗員の視界に入る位置に設けられるため、車室内の美観の向上を目的として、グローブボックスとインストルメントパネルとの境目(見切り線)を精度よく形成および維持したいという要望がある。グローブボックスには、収容物からの荷重がかかるだけでなく、乗員の足が触れることによる衝撃も加わる場合がある。これら荷重を受けても見切り線の精度が維持できるよう、グローブボックスを支えるストライカ等の構造物には、十全な剛性が求められている。
しかしながら、特許文献1の構成では、図10に示されているように、ストライカ42をブラケット33のうち下方に屈曲させた後端部の下面に溶接している。この場合、ブラケット33は、ストライカ42を介してグローブボックス12から受ける車両前方への荷重を屈曲部分で受け、曲げ変形を起こすおそれがある。その点において、ブラケット33の形状は、ストライカ42の支持剛性に不安が残る。
本発明は、このような課題に鑑み、グローブボックスの支持剛性を向上させて見切り線を精度よく形成および維持することが可能な車両用グローブボックス連結構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両用グローブボックス連結構造の代表的な構成は、車両のステアリングサポートメンバから車両後方側に延びてインストルメントパネルのグローブボックス用開口の上方に接続されるストライカステイと、ストライカステイに設けられていてグローブボックスが着脱可能に連結されるストライカとを備えた車両用グローブボックス連結構造において、ストライカステイは、ステアリングサポートメンバとインストルメントパネルとにかけ渡される底板部と、底板部の幅方向両側の側縁から上方に屈曲している一対のフランジとを有し、底板部は、ステアリングサポートメンバ側に形成されている幅細領域と、幅細領域に連続してインストルメントパネル側に形成されていて幅細領域よりも幅広な幅広領域とを含んでいて、一対のフランジには、幅細領域から幅広領域に沿って互いに底板部の幅方向外側へ屈曲しているガイド領域が形成されていて、ストライカは、底板部からグローブボックス用開口側に離間して底板部の幅方向に延びている横棒部と、横棒部の両端それぞれから屈曲してガイド領域に接合される一対の脚部とを有し、ガイド領域は、フランジの下端側から上端側にわたって、グローブボックスの開閉時の軌跡に沿う方向に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、グローブボックスの支持剛性を向上させて見切り線を精度よく形成および維持することが可能な車両用グローブボックス連結構造を提供することが可能になる。
本発明の実施例にかかる車両用グローブボックス連結構造の概要を示す図である。 図1(b)のストライカステイおよびストライカを各方向から示した図である。 図2(b)のストライカステイおよびストライカを車幅方向の左側から見た図である。 (b)のA-A断面図である。 図4のグローブボックスを開けたときの様子を示した図である。
本発明の一実施の形態に係る車両用グローブボックス連結構造は、車両のステアリングサポートメンバから車両後方側に延びてインストルメントパネルのグローブボックス用開口の上方に接続されるストライカステイと、ストライカステイに設けられていてグローブボックスが着脱可能に連結されるストライカとを備えた車両用グローブボックス連結構造において、ストライカステイは、ステアリングサポートメンバとインストルメントパネルとにかけ渡される底板部と、底板部の幅方向両側の側縁から上方に屈曲している一対のフランジとを有し、底板部は、ステアリングサポートメンバ側に形成されている幅細領域と、幅細領域に連続してインストルメントパネル側に形成されていて幅細領域よりも幅広な幅広領域とを含んでいて、一対のフランジには、幅細領域から幅広領域に沿って互いに底板部の幅方向外側へ屈曲しているガイド領域が形成されていて、ストライカは、底板部からグローブボックス用開口側に離間して底板部の幅方向に延びている横棒部と、横棒部の両端それぞれから屈曲してガイド領域に接合される一対の脚部とを有し、ガイド領域は、フランジの下端側から上端側にわたって、グローブボックスの開閉時の軌跡に沿う方向に形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、ストライカの脚部は、ストライカステイのフランジのガイド領域に、幅方向の両側から挟み込むようにして接合される。ガイド領域は、フランジのうち幅細領域と幅広領域との間に形成された角の部分であり、ストライカの脚部に対して車幅方向および車両前後方向に接触するため、強固な溶接を行うことが可能である。
加えて、上記のガイド領域は、フランジの下端側から上端側にわたって、グローブボックスの開閉時の軌跡に沿う方向に形成されている。したがって、ガイド領域に接合されたストライカも、グローブボックスの軌跡に沿った姿勢となる。これはすなわち、グローブボックスの開閉時の荷重が、ストライカとストライカステイとの接合箇所に対して、せん断方向にかかることを意味する。一般に、溶接等による接合は、剥離方向よりもせん断方向において剛性が高い。したがって、上記のストライカであれば、グローブボックスをより高い剛性で支えることができ、グローブボックスとインストルパネルとの見切り線も精度よく形成および維持することが可能になる。
上記のフランジの上端は、幅細領域側から幅広領域側にわたって滑らかに連続しているとよい。フランジの上端に余計な段差や屈曲箇所を無くすことで、フランジは荷重を前後方向に効率よく伝達することが可能になり、ストライカステイの全体的な剛性を高めることが可能になる。
上記の底板部はさらに、幅広領域に連続してインストルメントパネル側に形成されていて幅広領域から下方へ屈曲しインストルメントパネルに接続されている先端領域を含んでいてもよい。
ストライカステイのガイド領域よりもインストルメントパネル側に屈曲箇所が形成されていることによって、ストライカステイはインストルメントパネルのたわみを適度に許容することが可能になる。この構成によっても、グローブボックスとインストルメントパネルとの見切り線を精度よく維持することが可能になる。
上記の底板部の一部は、横棒部の上側にて開閉時の軌跡に対向するよう傾斜していてグローブボックスの緩衝部材を受け止めるとよい。
上記構成によれば、剛性の高いストライカステイでグローブボックスを受け止めることで、グローブボックスからの荷重がインストルメントパネルに伝わることを防ぎ、これらグローブボックスとインストルメントパネルとの見切り線を精度よく維持することが可能になる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。かかる実施例に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本発明の実施例にかかる車両用グローブボックス連結構造(以下、連結構造100)の概要を示す図である。図1(a)は、連結構造100が実施されるインストルメントパネル104等の構造物を示した斜視図である。以下、図1その他の本願のすべての図面において、車両前後方向をそれぞれ矢印F(Forward)、B(Backward)、車幅方向の左右をそれぞれ矢印L(Leftward)、R(Rightward)、車両上下方向をそれぞれ矢印U(Upward)、D(Downward)で例示する。
当該連結構造100が実施される基礎的な構造物には、ステアリングサポートメンバ102およびインストルメントパネル104が含まれている。ステアリングサポートメンバ102は、インストルメントパネル104や不図示のステアリングホイールなどを支える部品であり、車体側壁にわたるよう車幅方向に延びている。ステアリングサポートメンバ102には、各種部品と接続する複数のステー(ステー106等)が設けられている。インストルメントパネル104は、樹脂製であって、ステー106などの複数のステーを介して、ステアリングサポートメンバ102に車両後方から取り付けられる。インストルメントパネル104の左側下方には、グローブボックス110の設置場所として、グローブボックス用の開口(ボックス用開口108)が開けられている。
図1(b)は、図1(a)のインストルメントパネル104のボックス用開口108付近の拡大図である。図1(b)では、インストルメントパネル104の一部を透過させ、奥のステアリングサポートメンバ102およびストライカステイ112を露出させている。
ストライカステイ112は、ストライカ114を介してグローブボックス110を支える金属製の部品であり、ステアリングサポートメンバ102から車両後方側に延び、インストルメントパネル104のボックス用開口108の上方に接続される。ストライカ114は、ストライカステイ112に設けられた、グローブボックス110が着脱可能に連結される部位である。ストライカ114は、丸棒をコ字状に曲げた構成になっていて、ストライカステイ112から下側、すなわちボックス用開口108側に突出している。
図2は、図1(b)のストライカステイ112およびストライカ114を各方向から示した図である。図2(a)は、図1(b)と同じ方向からストライカステイ112およびストライカ114を拡大した斜視図である。ストライカステイ112は、車両前後方向の全体にわたって、底板部116と、一対のフランジ118a、118bとによって形成されている。底板部116は、車両前側にてステアリングサポートメンバ102(図1(b)参照)に溶接によって接合され、車両後側にてインストルメントパネル104にスクリュー等の締結によって接続される。一対のフランジ118a、118bは、底板部116の幅方向両側の側縁から上方に屈曲している。
図2(b)は、図2(a)のストライカステイ112を上方から見た図である。底板部116は、車両前後方向の途中箇所にて幅が変わっている。幅細領域116aは、幅の細い領域であり、ステアリングサポートメンバ102側に形成されている。幅広領域116bは、幅細領域116aよりも幅の広い領域であり、幅細領域116aに連続して車両後方側、すなわちインストルメントパネル104側(図4参照)に形成されている。
フランジ118a、118bには、ストライカ114が接合される部位として、ガイド領域120a、120bが形成されている。ガイド領域120a、120bは、幅細領域116aから幅広領域116bに沿って互いに底板部116の幅方向外側へ離れるように屈曲している角の部分である。本実施例では、ガイド領域120a、120bを利用してストライカステイ112にストライカ114を高い剛性で接合させ、これによってグローブボックス110(図1(b)参照)の支持剛性を高めている。
再び図2(a)を参照する。上述したように、ストライカ114は、丸棒をコ字状に曲げた構成になっていて、横棒部114aと一対の脚部114b、114cとが形成されている。横棒部114aは、ストライカステイ112の底板部116から下側、すなわちボックス用開口108側(図4参照)に離間した位置にて、底板部116の幅方向に延びている。脚部114b、114cは、横棒部114aの両端それぞれからストライカステイ112側に屈曲して、フランジ118a、118bのガイド領域120a、120bに接合される。
図2(b)に示すように、ストライカ114は、脚部114b、114cによって、ストライカステイ112を底板部116の幅方向両側から挟み込むようにしてガイド領域120a、120bに溶接される。ガイド領域120a、120bは、幅細領域116aと幅広領域116bとの間に形成された角の部分であり、ストライカ114の脚部114b、114cに対して車幅方向および車両前後方向に接触するため、強固な溶接を行うことが可能になっている。
図3は、図2(b)のストライカステイ112およびストライカ114を車幅方向の左側から見た図である。ガイド領域120a、120bは、下端側である底板部116から上端122側にわたって車両前側斜め上方へ向かうように、斜めの直線状に形成されている。このガイド領域120aが延びている斜めの方向は、グローブボックス110(図4参照)の開閉時の軌跡R1に沿った方向(後述する接線L1の方向)である。
図4は、図(b)のA-A断面図である。グローブボックス110は、下端側にツメ124が設けられている。ツメ124はボックス用開口108の下縁に設けられた支持軸125と噛み合い、グローブボックス110は支持軸125を中心とした回転する軌跡R1(図5参照)に沿って開閉する。
グローブボックス110を閉じるときには、グローブボックス110のフック126がストライカ114(図2(a)参照)の横棒部114aに引っ掛かり、またグローブボックス110の車両前側の上縁に設けられた緩衝部材(クッション128)がストライカステイ112に接触し、グローブボックス110の回転は停止する。
図5は、図4のグローブボックス110を開けたときの様子を示した図である。グローブボックス110は、支持軸125の中心点P1を中心とした回転する軌跡で開閉する。ここで、軌跡R1は、ストライカ114(図2(a)参照)の横棒部114aを通る回転の軌跡である。また、接線L1は、軌跡R1の横棒部分114aの位置における接線である。
本実施例では、ストライカ114(図2(a)参照)によってグローブボックス110の開閉時の荷重が効率よく吸収できるよう、ガイド領域120a、120b(図3のガイド領域120a参照)が接線L1の方向に沿って形成されている。そして、ガイド領域120a、120bに接合されたストライカ114の脚部114b、114cも、接線L1の方向に沿った姿勢となっている。
上記構成によって、ストライカ114は、グローブボックス110の開閉時の荷重を、ストライカステイ112との接合箇所、すなわち溶接個所に対して主にせん断方向に受けることが可能になっている。一般に、溶接等による接合は、剥離方向よりもせん断方向において剛性が高い。本実施例では、ストライカ114の溶接に対して、グローブボックス110を閉めるときにフック126によって押される際、またグローブボックス110を開けるときにフック126によって引っ張られる際のいずれにおいても、荷重が主にせん断方向にかかる。したがって、本実施例のストライカ114であれば、グローブボックス110をより高い剛性で支えることができ、グローブボックス110とインストルパネルとの見切り線も精度よく形成および維持することができる。
本実施例では、グローブボックス110とインストルメントパネル104との見切り線の精度向上および維持のために、さらなる工夫を凝らしている。例えば、図3に示すように、ストライカステイ112の底板部116のうち、ストライカ114の横棒部114aの上側であって、幅広領域116bの一部には、傾斜部130が形成されている。図4に示すように、傾斜部130は、グローブボックス110のクッション128を受け止める部位である。
傾斜部130は、接線L1の方向に対向するよう傾斜していて、クッション128からの荷重を好適に受け止めることが可能になっている。傾斜部130がクッション128を受け止めること、すなわち剛性の高いストライカステイ112によってグローブボックス110を受け止めることによって、グローブボックス110を閉めるときの荷重をインストルメントパネル104に伝えることなく好適に吸収し、グローブボックス110とインストルメントパネル104との見切り線を精度よく形成および維持することが可能になる。
図3に示すように、フランジ118aは、上端122が幅細領域116a側から幅広領域116b側にわたって滑らかに連続するよう形成されている。フランジ118aの上端122に余計な段差や屈曲箇所を無くすことで、フランジ118aは荷重を前後方向に効率よく伝達することが可能になる(フランジ118bも同様)。したがって、ストライカステイ112の全体的な剛性を高めることにもなり、ストライカステイ112を通じてグローブボックス110からの荷重を好適に吸収することが可能になる。
図4に示すように、ストライカステイ112の底板部116は、ステアリングサポートメンバ102と、インストルメントパネル104のボックス用開口108の上方とにかけ渡される。このとき、ストライカステイ112は、車両後方側の先端領域116cによって、ボックス用開口108の上方に設けられたリブ132に接続される。
図3に示すように、先端領域116cは、幅広領域116bに連続してインストルメントパネル104側に形成されていて、幅広領域116bから下方へやや屈曲している。そして、先端領域116cでは、フランジ118a、118bの高さも低くなっている。図2(a)に示すように、先端領域116cは、幅広領域116bとの間の屈曲箇所134から先端側に形成されていて、計2つの貫通孔136が設けられている。貫通孔136は、下方側からスクリュー等の所定の締結具が使用され、リブ132(図4参照)に接続される。すなわち、ストライカステイ112は、下方に屈曲した先端領域116cによってインストルメントパネル104と接続され、ガイド領域120aよりもインストルメントパネル104側に屈曲箇所134を有する構成となっている。
図3を参照して述べたように、先端領域116cはフランジ118a、118bが低いため、屈曲箇所134はストライカステイ112の中でもややたわみやすい箇所になっている。この屈曲箇所134によって、ストライカステイ112は、インストルメントパネル104のたわみを適度に許容することが可能になっている。すなわち、ストライカステイ112は、全体としては高い剛性を有しつつも、インストルメントパネル104側の屈曲箇所134にて適度なたわみを生むことで、樹脂製のインストルメントパネル104の変形や熱膨張などに追従することが可能になっている。この構成によっても、グローブボックス110とインストルメントパネル104の見切り線を精度よく維持することが可能になる。
また、ストライカステイ112に先端領域116cを設けることは、緊急時においても利点がある。車両に前突等が発生した場合、インストルメントパネル104には乗員が接触することがある。その際、ストライカステイ112は、剛性の高いガイド領域120a、120bの周辺よりもインストルメントパネル104側にて屈曲箇所134を備えていることで、屈曲箇所134を起点にして変形を誘発することができる。したがって、ストライカステイ112は、乗員がインストルメントパネル104に接触したときのエネルギーを吸収して乗員に与える反力を減らし、乗員の保護に資することが可能になっている。これらのように、本実施例のストライカステイ112は、通常時はグローブボックス110を十全に支えつつ、緊急時には乗員からの荷重を吸収するといった、支持剛性の向上と荷重の吸収性能との両立が図られている。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車両用グローブボックス連結構造に利用することができる。
100…連結構造、102…ステアリングサポートメンバ、104…インストルメントパネル、106…ステー、108…ボックス用開口、110…グローブボックス、112…ストライカステイ、114…ストライカ、114a…横棒部、114b、114c…脚部、116…底板部、116a…幅細領域、116b…幅広領域、116c…先端領域、118a、118b…フランジ、120a、120b…ガイド領域、122…上端、124…ツメ、125…支持軸、126…フック、128…クッション、130…傾斜部、132…リブ、134…屈曲箇所、136…貫通孔、L1…回転の奇跡の接線、P1…支持軸の中心点、R1…グローブボックスの回転の軌跡

Claims (4)

  1. 車両のステアリングサポートメンバから車両後方側に延びてインストルメントパネルのグローブボックス用開口の上方に接続されるストライカステイと、該ストライカステイに設けられていてグローブボックスが着脱可能に連結されるストライカとを備えた車両用グローブボックス連結構造において、
    前記ストライカステイは、
    前記ステアリングサポートメンバと前記インストルメントパネルとにかけ渡される底板部と、
    前記底板部の幅方向両側の側縁から上方に屈曲している一対のフランジとを有し、
    前記底板部は、
    前記ステアリングサポートメンバ側に形成されている幅細領域と、
    前記幅細領域に連続して前記インストルメントパネル側に形成されていて該幅細領域よりも幅広な幅広領域とを含んでいて、
    前記一対のフランジには、前記幅細領域から前記幅広領域に沿って互いに前記底板部の幅方向外側へ屈曲しているガイド領域が形成されていて、
    前記ストライカは、
    前記底板部から前記グローブボックス用開口側に離間して該底板部の幅方向に延びている横棒部と、
    前記横棒部の両端それぞれから屈曲して前記ガイド領域に接合される一対の脚部とを有し、
    前記ガイド領域は、前記フランジの下端側から上端側にわたって、前記グローブボックスの開閉時の軌跡に沿う方向に形成されていることを特徴とする車両用グローブボックス連結構造。
  2. 前記フランジの上端は、前記幅細領域側から前記幅広領域側にわたって滑らかに連続していることを特徴とする請求項1に記載の車両用グローブボックス連結構造。
  3. 前記底板部はさらに、前記幅広領域に連続して前記インストルメントパネル側に形成されていて該幅広領域から下方へ屈曲し該インストルメントパネルに接続されている先端領域を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用グローブボックス連結構造。
  4. 前記底板部の一部は、前記横棒部の上側にて前記開閉時の軌跡に対向するよう傾斜していて前記グローブボックスの緩衝部材を受け止めることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用グローブボックス連結構造。
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