JP6409566B2 - 車両用フード構造 - Google Patents
車両用フード構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6409566B2 JP6409566B2 JP2014262795A JP2014262795A JP6409566B2 JP 6409566 B2 JP6409566 B2 JP 6409566B2 JP 2014262795 A JP2014262795 A JP 2014262795A JP 2014262795 A JP2014262795 A JP 2014262795A JP 6409566 B2 JP6409566 B2 JP 6409566B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hood
- panel
- inner panel
- width direction
- central region
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Superstructure Of Vehicle (AREA)
Description
請求項2に記載する本発明の車両用フード構造は、フードの外板を構成するフードアウタパネルと、前記フードアウタパネルに対してフード下方側に配置されると共に前記フードアウタパネルに結合され、フードの内板を構成するフードインナパネルと、を有し、前記フードインナパネルは、パネル外周を一周してフード上方側が開放された環状凹部の底部を構成する外周底部と、前記外周底部よりもパネル中央側を構成して前記外周底部よりもフード上方側に配置され、前記フードアウタパネルのパネル中央側を支持する中央領域部と、前記環状凹部の内周壁部を構成して前記外周底部の内周端部と前記中央領域部の外周端部とを全周に亘って繋ぐと共に、フード平面視で前記中央領域部のフード前方側に位置する前側部位に脆弱部が設定された立壁部と、を備え、前記立壁部は、そのフード前後方向の前端部を構成してフード幅方向に沿って延在する前壁部を備え、前記脆弱部の少なくとも一部は、前記前壁部と、前記中央領域部の前端部と、に跨る範囲に設定された上側脆弱部を備えており、前記フードインナパネルのフード幅方向の両サイド部の前部側に形成され、フード閉止状態では車体側のストッパに当接するストッパ当接部と、前記フードインナパネルのフード前後方向の前端部のフード幅方向中央部に形成され、車体側のロック機構部に係止されるストライカが取り付けられるストライカ取付部と、前記フードインナパネルのフード前後方向の前端部の中央領域に配置され、前記ストライカ取付部の補強用とされると共に、フード幅方向の両サイド部には前記フードインナパネルに接合される左右一対のサイド接合部を備えるロックリインフォースと、を有し、前記上側脆弱部は、前記左右一対のサイド接合部よりもフード幅方向内側に設定されている。
請求項3に記載する本発明の車両用フード構造は、請求項1記載の構成において、前記フードインナパネルのフード幅方向の両サイド部の前部側に形成され、フード閉止状態では車体側のストッパに当接するストッパ当接部と、前記フードインナパネルのフード前後方向の前端部のフード幅方向中央部に形成され、車体側のロック機構部に係止されるストライカが取り付けられるストライカ取付部と、前記フードインナパネルのフード前後方向の前端部の中央領域に配置され、前記ストライカ取付部の補強用とされると共に、フード幅方向の両サイド部には前記フードインナパネルに接合される左右一対のサイド接合部を備えるロックリインフォースと、を有し、前記上側脆弱部は、前記左右一対のサイド接合部よりもフード幅方向内側に設定されている。
また、請求項1及び請求項2にそれぞれ記載された構成によれば、上側脆弱部が、前壁部と、中央領域部の前端部と、に跨る範囲に設定されているので、前突時には、前壁部の上端縁側の稜線に沿って一層安定的にフードインナパネルを車両側面視で逆V字状に変形させることができる。
また、請求項1に記載の構成によれば、互いに隣り合うビード部同士の間で平坦部を構成する部位のフード前方側を含む位置において、前壁部と、中央領域部の前端部と、に跨る貫通孔が形成されることで上側脆弱部が構成されている。このため、前壁部に対してフード上方斜め前方側から衝突荷重が入力された場合には、上側稜線の分断によって前壁部が安定的に傾倒するだけでなく、互いに隣り合うビード部同士の間で平坦部を構成する部位が車両正面視でV字状に安定的に変形する。よって、フード上方斜め前方側から衝突荷重が入力された場合に衝突エネルギーを効果的に吸収することができる。
また、請求項2及び請求項3にそれぞれ記載された構成によれば、フード閉止時には、フードインナパネルに取り付けられたストライカが車体側のロック機構部に係止されると共に、フードインナパネルに形成されたストッパ当接部が車体側のストッパに当接する。このとき、フードインナパネルのフード前後方向の前端部には、車両正面視でフード幅方向の中央部をフード下方側に撓ませようとする力が作用する。また、フードインナパネルには、前壁部と中央領域部の前端部とに跨る上側脆弱部が設定されているため、フードインナパネルのフード前後方向の前端部は、上側脆弱部が設定されていない構造に比べて曲げ剛性が低い。
ここで、請求項2及び請求項3にそれぞれ記載された構成では、上側脆弱部は、ロックリインフォースのフード幅方向の両サイド部でフードインナパネルに接合される左右一対のサイド接合部よりもフード幅方向内側に設定されている。このため、フード閉止時にフードインナパネルのフード前後方向の前端部に対して、車両正面視でフード幅方向の中央部をフード下方側に撓ませようとする力が作用しても、フードインナパネルのフード前後方向の前端部の撓みが抑えられる。よって、上側脆弱部が設定されても、フードの建付け性能を良好に維持することができる。
本発明の一実施形態に係る車両用フード構造について図1及び図2を用いて説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印Wは車両幅方向を示している。また、フード閉止状態では、フード前方側は車両前方側と同じ方向であり、フード上方側は車両上方側と同じ方向であり、フード幅方向は車両幅方向と同じ方向である。
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
なお、上記実施形態では、立壁部26の前側部位26Fに第一脆弱部36及び第二脆弱部38が設定されているが、例えば、立壁部26の前側部位26Fに第一脆弱部36のみが設定されて第二脆弱部38が設定されない構成も採り得る。すなわち、脆弱部の設定個数は上記実施形態の例に限定されない。
16A ロック機構部
16S ストライカ
20 フードアウタパネル
22 フードインナパネル
22S 環状凹部
24 外周底部
24D ストッパ当接部
24F ストライカ取付部
26 立壁部
26A 前壁部
26F 前側部位
30 中央領域部
32 平坦部
34 ビード部
36 第一脆弱部(脆弱部)
36A 上側脆弱部
36H 貫通孔
38 第二脆弱部(脆弱部)
42 ヒンジリインフォース
46 ロックリインフォース
46S サイド接合部
48 デントリインフォース
Claims (5)
- フードの外板を構成するフードアウタパネルと、
前記フードアウタパネルに対してフード下方側に配置されると共に前記フードアウタパネルに結合され、フードの内板を構成するフードインナパネルと、
を有し、
前記フードインナパネルは、
パネル外周を一周してフード上方側が開放された環状凹部の底部を構成する外周底部と、
前記外周底部よりもパネル中央側を構成して前記外周底部よりもフード上方側に配置され、前記フードアウタパネルのパネル中央側を支持する中央領域部と、
前記環状凹部の内周壁部を構成して前記外周底部の内周端部と前記中央領域部の外周端部とを全周に亘って繋ぐと共に、フード平面視で前記中央領域部のフード前方側に位置する前側部位に脆弱部が設定された立壁部と、
を備え、
前記立壁部は、そのフード前後方向の前端部を構成してフード幅方向に沿って延在する前壁部を備え、
前記脆弱部の少なくとも一部は、前記前壁部と、前記中央領域部の前端部と、に跨る範囲に設定された上側脆弱部を備えており、
前記中央領域部は、
その一般面を構成して平坦状に形成された平坦部と、
前記平坦部から前記フードアウタパネルの側に凸形状とされてフード前後方向に沿って延在すると共に、フード幅方向に間隔を開けて並列に設けられた複数のビード部と、
を備え、
前記上側脆弱部は、互いに隣り合う前記ビード部同士の間で前記平坦部を構成する部位のフード前方側を含む位置において、前記前壁部と、前記中央領域部の前端部と、に跨る貫通孔が形成されることで構成されている、車両用フード構造。 - フードの外板を構成するフードアウタパネルと、
前記フードアウタパネルに対してフード下方側に配置されると共に前記フードアウタパネルに結合され、フードの内板を構成するフードインナパネルと、
を有し、
前記フードインナパネルは、
パネル外周を一周してフード上方側が開放された環状凹部の底部を構成する外周底部と、
前記外周底部よりもパネル中央側を構成して前記外周底部よりもフード上方側に配置され、前記フードアウタパネルのパネル中央側を支持する中央領域部と、
前記環状凹部の内周壁部を構成して前記外周底部の内周端部と前記中央領域部の外周端部とを全周に亘って繋ぐと共に、フード平面視で前記中央領域部のフード前方側に位置する前側部位に脆弱部が設定された立壁部と、
を備え、
前記立壁部は、そのフード前後方向の前端部を構成してフード幅方向に沿って延在する前壁部を備え、
前記脆弱部の少なくとも一部は、前記前壁部と、前記中央領域部の前端部と、に跨る範囲に設定された上側脆弱部を備えており、
前記フードインナパネルのフード幅方向の両サイド部の前部側に形成され、フード閉止状態では車体側のストッパに当接するストッパ当接部と、
前記フードインナパネルのフード前後方向の前端部のフード幅方向中央部に形成され、車体側のロック機構部に係止されるストライカが取り付けられるストライカ取付部と、
前記フードインナパネルのフード前後方向の前端部の中央領域に配置され、前記ストライカ取付部の補強用とされると共に、フード幅方向の両サイド部には前記フードインナパネルに接合される左右一対のサイド接合部を備えるロックリインフォースと、
を有し、
前記上側脆弱部は、前記左右一対のサイド接合部よりもフード幅方向内側に設定されている、車両用フード構造。 - 前記フードインナパネルのフード幅方向の両サイド部の前部側に形成され、フード閉止状態では車体側のストッパに当接するストッパ当接部と、
前記フードインナパネルのフード前後方向の前端部のフード幅方向中央部に形成され、車体側のロック機構部に係止されるストライカが取り付けられるストライカ取付部と、
前記フードインナパネルのフード前後方向の前端部の中央領域に配置され、前記ストライカ取付部の補強用とされると共に、フード幅方向の両サイド部には前記フードインナパネルに接合される左右一対のサイド接合部を備えるロックリインフォースと、
を有し、
前記上側脆弱部は、前記左右一対のサイド接合部よりもフード幅方向内側に設定されている、請求項1記載の車両用フード構造。 - 前記フードアウタパネルと前記フードインナパネルとの間においてフード前後方向の前端部の中央領域に配置され、前記フードアウタパネルに接合された補強用のデントリインフォースと、
前記フードインナパネルのフード幅方向の両サイド部の後部側に接合された補強用の左右一対のヒンジリインフォースと、
を有し、
前記脆弱部の少なくとも一部は、前記デントリインフォースよりもフード後方側でかつ前記ヒンジリインフォースよりもフード前方側のフード前後方向位置に設定されている、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両用フード構造。 - 前記脆弱部は、フード平面視で前記前側部位の延在方向に沿って断続的又は連続的に設定されている、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の車両用フード構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014262795A JP6409566B2 (ja) | 2014-12-25 | 2014-12-25 | 車両用フード構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014262795A JP6409566B2 (ja) | 2014-12-25 | 2014-12-25 | 車両用フード構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016120862A JP2016120862A (ja) | 2016-07-07 |
JP6409566B2 true JP6409566B2 (ja) | 2018-10-24 |
Family
ID=56327949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014262795A Expired - Fee Related JP6409566B2 (ja) | 2014-12-25 | 2014-12-25 | 車両用フード構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6409566B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6955872B2 (ja) * | 2017-02-20 | 2021-10-27 | 日産自動車株式会社 | 繊維強化樹脂成形品 |
CN108466656B (zh) * | 2018-04-25 | 2023-08-04 | 江苏敏安电动汽车有限公司 | 用于车辆的发动机罩 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005119512A (ja) * | 2003-10-17 | 2005-05-12 | Toyota Motor Corp | 車両用フード構造 |
JP4200941B2 (ja) * | 2004-06-01 | 2008-12-24 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用フード構造 |
JP4733581B2 (ja) * | 2006-07-21 | 2011-07-27 | 株式会社神戸製鋼所 | 自動車用フード |
JP5067262B2 (ja) * | 2008-05-29 | 2012-11-07 | マツダ株式会社 | 車両用フード構造 |
KR20120093450A (ko) * | 2009-12-28 | 2012-08-22 | 도요타 지도샤(주) | 차량용 후드 구조 |
JP5709610B2 (ja) * | 2011-03-31 | 2015-04-30 | 株式会社神戸製鋼所 | 車輌用フードパネル |
JP5719721B2 (ja) * | 2011-08-22 | 2015-05-20 | 本田技研工業株式会社 | 車両用フード |
JP6119705B2 (ja) * | 2014-09-19 | 2017-04-26 | マツダ株式会社 | 自動車のボンネット構造 |
-
2014
- 2014-12-25 JP JP2014262795A patent/JP6409566B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016120862A (ja) | 2016-07-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4407755B2 (ja) | 車両用フード構造 | |
JP4479844B2 (ja) | 車両用フード構造 | |
JP6160464B2 (ja) | 車両の前部車体構造 | |
JP2020199904A (ja) | 車両用フード | |
US9688226B2 (en) | Bumper reinforcement | |
JP4758875B2 (ja) | 車両用フード構造 | |
JP2011143762A (ja) | 車両骨格構造 | |
JP2017088058A (ja) | バンパリインフォースメント | |
JP5251442B2 (ja) | 車両用フード構造 | |
JP2010143477A (ja) | 車体側部構造 | |
JP5109350B2 (ja) | フェンダ支持部構造 | |
JP2019172104A (ja) | 車両用ドア構造 | |
JP6176086B2 (ja) | 車体下部構造 | |
JP6409566B2 (ja) | 車両用フード構造 | |
JP6155228B2 (ja) | 車両のバンパビーム構造 | |
JP6107347B2 (ja) | 車両用フード構造 | |
JP5803790B2 (ja) | 車体構造 | |
JP5672209B2 (ja) | 自動車の車体側部構造 | |
JP2008290681A (ja) | 車体下部構造 | |
JP2019182151A (ja) | 車両骨格構造 | |
JP7107176B2 (ja) | 車両の下部車体構造 | |
JP6225858B2 (ja) | 自動車のボンネット構造 | |
JP6566018B2 (ja) | 車両の衝撃吸収構造 | |
JP2008114758A (ja) | 車両用フード構造 | |
JP7380450B2 (ja) | 車両の前部車体構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170811 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180515 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180522 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180718 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180828 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180910 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6409566 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |