JP2002187484A - 自動車のパッケージトレイ - Google Patents

自動車のパッケージトレイ

Info

Publication number
JP2002187484A
JP2002187484A JP2000384590A JP2000384590A JP2002187484A JP 2002187484 A JP2002187484 A JP 2002187484A JP 2000384590 A JP2000384590 A JP 2000384590A JP 2000384590 A JP2000384590 A JP 2000384590A JP 2002187484 A JP2002187484 A JP 2002187484A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
package tray
support member
width direction
vehicle width
tray body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000384590A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4501095B2 (ja
Inventor
Tadanori Takushige
忠則 宅重
Shigemi Takagi
茂実 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikyo Nishikawa Corp
Original Assignee
Nishikawa Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nishikawa Kasei Co Ltd filed Critical Nishikawa Kasei Co Ltd
Priority to JP2000384590A priority Critical patent/JP4501095B2/ja
Publication of JP2002187484A publication Critical patent/JP2002187484A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4501095B2 publication Critical patent/JP4501095B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッケージトレイを不使用時にフロア上に載
置して荷室空間を広く利用する。 【解決手段】 パッケージトレイ本体17の車幅方向端
縁部近傍に支持部材31を車幅方向に出退自在に設け
る。使用時に支持部材31をパッケージトレイ本体17
の外方に進出させて荷室側壁の受け部13に着脱自在に
係合させてパッケージトレイ本体17を支持し、パッケ
ージトレイ15で荷室を上下に区分する。不使用時に支
持部材31をパッケージトレイ本体17の内方に後退さ
せて格納し、この格納状態でパッケージトレイ15を荷
室のフロア上に載置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車の車体後
部荷室を上下に区分するパッケージトレイの改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ハッチバック車は、後部座席後方の大き
な空間を荷室として利用できる。この空間はそのまま大
きな1つの荷室として利用されたり、あるいは、平板状
のパッケージトレイで上下に区分して利用される。
【0003】このようなパッケージトレイとして、実開
昭64−50145号公報に開示されているように、パ
ッケージトレイ本体の車幅方向両端縁部に一対のサイド
トレイを設け、該サイドトレイには軸受け部とストッパ
とを設ける一方、上記パッケージトレイ本体には2本の
軸を設けたパッケージトレイが知られている。このパッ
ケージトレイは、サイドトレイを車体側に固定するよう
になっており、パッケージトレイの下に収納した荷物を
取り出すとき、パッケージトレイ本体の後部を持ち上げ
ると、2本の軸がそれぞれ軸受け部とストッパとに係合
してトレイ本体の後部が上方に持ち上げられた状態で保
持されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の公報
例のパッケージトレイは、サイドトレイが固定式であっ
て常に荷室内を上下に区分しているため、不使用時にパ
ッケージトレイを取り外して荷室空間を広く利用するこ
とができず、利用状況に応じた臨機応変な対応が十分で
ない。つまり、使用時にはパッケージトレイを車体側の
受け部に載置して荷室空間を上下に区分して利用した
り、あるいは、不使用時にはパッケージトレイを上記受
け部から取り外して荷室のフロア上に載置して荷室空間
を広く利用するといったことができない。
【0005】この問題は、パッケージトレイを車体側の
受け部に対して着脱自在にすることで一見、解決可能の
ように思われるが、実際には、車体後部の荷室は後輪の
ホイールハウスがあったり、あるいは車種によっては下
部の車幅方向の長さが上部より狭くなっている自動車が
あるため、受け部から取り外したパッケージトレイを荷
室のフロア上に載置しようとしても、フロアの車幅方向
の長さがパッケージトレイの車幅方向の長さよりも短い
ため、パッケージトレイをフロア上に載置することがで
きず、不使用時に荷室空間を広く利用することができな
い。
【0006】この発明はかかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、パッケージトレイを
不使用時にフロア上に載置して荷室空間を広く利用する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、パッケージトレイの車幅方向の実質的
な長さを、上下で車幅方向の長さが異なる荷室に対応さ
せて変えるようにしたことを特徴とする。
【0008】具体的には、この発明は、車体後部荷室の
車幅方向両側壁に少なくとも一対の受け部が設けられた
自動車において、使用時に上記受け部に着脱自在に載置
されて上記荷室を上下に区分する一方、不使用時に上記
荷室のフロア上に載置されるパッケージトレイを対象と
し、次のような解決手段を講じた。
【0009】すなわち、請求項1に記載の発明は、パッ
ケージトレイ本体と、該パッケージトレイ本体の車幅方
向端縁部近傍に車幅方向に出退自在に設けられ、使用時
にパッケージトレイ本体の外方に進出して上記受け部に
着脱自在に係合してパッケージトレイ本体を支持する一
方、不使用時にパッケージトレイ本体の内方に後退して
格納される支持部材とを備えたことを特徴とする。
【0010】上記の構成により、請求項1に記載の発明
では、使用時に支持部材を進出させてパッケージトレイ
の車幅方向の実質的な長さを長くし、車幅方向の支間距
離がフロアの車幅方向の長さよりも長い受け部間にパッ
ケージトレイ本体が上記支持部材を介して支持され、荷
室空間がパッケージトレイで上下に区分される。
【0011】一方、不使用時に上記支持部材を後退させ
てパッケージトレイの車幅方向の実質的な長さを短く
し、車幅方向の長さが受け部間の支間距離よりも短いフ
ロア上にパッケージトレイ本体が載置され、荷室空間が
広くなる。
【0012】このような利用状況に応じた対応は、支持
部材を出退させるだけで簡単にかつ迅速に行われる。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、支持部材は、パッケージトレイ本体の
裏面に回動自在に設けられていることを特徴とする。
【0014】上記の構成により、請求項2に記載の発明
では、支持部材は回動動作により使用時の進出位置と不
使用時の後退した格納位置とに容易に変更され、しか
も、パッケージトレイ本体の裏面側に設けられているた
め、支持部材の取付部がパッケージトレイの表面側から
見えず、見栄えが損なわれない。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、支持部材は、棒状体を略コ字状に折曲
して形成され、その開放部と対向する連結部がブラケッ
トによりパッケージトレイ本体に取り付けられているこ
とを特徴とする。
【0016】上記の構成により、請求項3に記載の発明
では、支持部材の形状及びパッケージトレイ本体に対す
る支持部材の取付け方が具体化される。しかも、支持部
材の略コ字状の形状からして弾発力が効果的に得られ、
支持部材はその弾発力によって車体側の受け部に圧接状
態で係合し、パッケージトレイ本体がガタ付くことなく
受け部に支持される。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、ブラケットは、支持部材の連結部を跨
いで車幅方向外方に延出して該連結部の両側でパッケー
ジトレイ本体に結合されていることを特徴とする。
【0018】上記の構成により、請求項4に記載の発明
では、支持部材の回動支点である連結部がブラケットに
より両側から保持され、支持部材の取付け強度が高ま
る。
【0019】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、ブラケットは、パッケージトレイ本体
の車幅方向略全幅に亘って延び、その両端部に配置され
た支持部材をパッケージトレイ本体とで挟持しているこ
とを特徴とする。
【0020】上記の構成により、請求項5に記載の発明
では、2つの支持部材が1つのブラケットでパッケージ
トレイ本体に取り付けられ、しかも、支持部材をブラケ
ットとパッケージトレイ本体との間に挟んで挟持するだ
けであるため、支持部材の取付けが容易になる。また、
ブラケットがパッケージトレイ本体の車幅方向略全幅に
亘って延びていて補強材の役目をなし、パッケージトレ
イ本体が補強される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面に基づいて説明する。
【0022】(実施の形態1)図9は自動車がハッチバ
ック車1であってバックドア3を上方に開けて車体5後
部の荷室7を開放した状態を示す。この荷室7の車幅方
向両側にはサイドトリム9が配置され、該サイドトリム
9の上端縁部には、車幅方向を左右として互いに対向す
る左右一対の矩形溝からなる受け部13が車体前後方向
に間隔をあけて二対形成されている。上記サイドトリム
9の上下方向中程から下方が車体5内方に突出してい
て、上記フロア11の車幅方向の長さが左右一対の受け
部13間の支間距離よりも短くなっている。
【0023】上記二対の受け部13には、図4に示すよ
うなパッケージトレイ15が使用時に着脱自在に係合載
置されて上記荷室7を上下に区分するようになってい
る。また、このハッチバック車1では、パッケージトレ
イ15を使用しないときには、パッケージトレイ15が
上記荷室7のフロア11上に載置されるようになってい
る。このパッケージトレイ15をフロア11上に載置す
ることで広くなった荷室空間は、大きな荷物を収容する
ことに利用される。
【0024】図1及び図4はこの発明の実施の形態1に
係るパッケージトレイ15を示す。このパッケージトレ
イ15は、車幅方向に長い略長方形の樹脂製パッケージ
トレイ本体17を備え、このパッケージトレイ本体17
はブロー成形により成形され、内部に中空部19を有し
ている。
【0025】上記パッケージトレイ本体17は、車体前
後方向中程で車幅方向に延びる薄肉ヒンジ21を境に前
方トレイ本体部23と後方トレイ本体部25とに区分さ
れ、上記後方トレイ本体部25が薄肉ヒンジ21を回動
支点として車体5前方へ回動するようになっている。上
記後方トレイ本体部25後端の車幅方向両端寄りには、
吊り紐27がそれぞれ取り付けられており、この吊り紐
27は上記バックドア3に引っ掛けられ、バックドア3
の開動作に連動してパッケージトレイ本体17全体を車
体前方へ上向きに回動させるようになっているが、人が
直接に手で持ち上げることもできる。29は、上記後方
トレイ本体部25後端の吊り紐27間に配置されたゴム
等からなる弾性材であり、バックドア3を閉じた状態で
バックドア3に接触してパッケージトレイ本体17のガ
タ付きを防止するようになっている。
【0026】図2にも示すように、上記パッケージトレ
イ本体17の前方及び後方トレイ本体部23,25裏面
の車幅方向両端縁部近傍には、金属製棒状体を略コ字状
に折曲して形成された2つの支持部材31がブラケット
33の両端に1つずつそれぞれ回動自在に取り付けられ
ている。
【0027】具体的には、上記パッケージトレイ本体1
7の前方及び後方トレイ本体部23,25裏面には、車
幅方向に全幅に亘って延びる溝35が凹設され、この溝
35は、車幅方向両端部が幅広に形成された幅広溝部3
7と、該幅広溝部37間に亘って連続して幅狭に形成さ
れ、パッケージトレイ本体17裏面で車幅方向に延びる
隆起部39(図1参照)の車体前後方向両側に位置する
2条の幅狭溝部41とからなる。上記幅広溝部37に
は、車体前後方向に互いに対向する一対の係合突起43
が車幅方向に間隔をあけて二対突設され、該各係合突起
43の幅広溝部37底面側には、凹状に湾曲したアンダ
ー部43aが形成されている。
【0028】上記ブラケット33は、図3に示すよう
に、両側壁45と底壁47とで断面コ字状に曲折されて
形成された長尺物であり、長手方向両端に上記支持部材
31が回動自在に取り付けられる断面円形のヒンジ部4
9が形成されているとともに、上記底壁47には複数の
孔部47aが穿設されている。また、上記パッケージト
レイ本体17の隆起部39には、上記ブラケット33の
各孔部47aに対応して複数の孔部39aが形成されて
いる。そして、ブラケット33の両側壁45を上記両幅
狭溝部41に配置して底壁47をパッケージトレイ本体
17の隆起部39に沿わせた状態で、リベット51を孔
部47a,39aに挿入してかしめることにより、上記
底壁47をリベット51でパッケージトレイ本体17の
隆起部39に締結し、ブラケット33がパッケージトレ
イ本体17の裏面にその車幅方向略全幅幅に亘って延び
て取り付けられるようになっている。この取付け状態
で、上記ヒンジ部49が上記幅広溝部37の車幅方向中
程に臨むようになっている。
【0029】上記支持部材31は、弾発力を得るように
両端が離れていて当該部分を開放部31aとし、該開放
部31aと対向する連結部31bが上記ブラケット33
のヒンジ部49に回動自在に嵌挿され、これにより、連
結部31bがブラケット33によりパッケージトレイ本
体17の裏面に取り付けられている。そして、この取付
け状態で、上記支持部材31は、パッケージトレイ15
の使用時に、幅広溝部37底面の奥部側に沿った格納状
態(図2仮想線参照)から回動してパッケージトレイ本
体17の車幅方向端縁部から車幅方向外方に進出し、車
体5側に取り付けられたサイドトレイ9の受け部13に
着脱自在に係合してパッケージトレイ本体17を支持す
るようになっている(図1及び図2実線参照)。この
際、上記支持部材31はその弾発力によって上記受け部
13の側面に圧接状態で係合しており、これにより、パ
ッケージトレイ本体17をガタ付くことなく受け部13
で支持することができる。一方、上記支持部材31は、
パッケージトレイ15の不使用時に、進出状態(図1及
び図2実線参照)から回動してパッケージトレイ本体1
7の車幅方向端縁部から車幅方向内方に後退して格納さ
れるようになっている(図2仮想線参照)。この進出及
び格納動作時に、上記支持部材31は、両側の係合突起
43に圧接して開放部31a間を狭めながらアンダー部
43aに嵌め込まれ、垂れ下がらないように進出及び格
納姿勢を保持するようになっている。
【0030】図4に示すように、上記パッケージトレイ
本体17の前方トレイ本体部23裏面の車体前方端縁部
でかつ車幅方向端縁部近傍には、車体前方側及び車幅方
向端縁部側が開放した切欠部53が形成されているとと
もに、金属棒からなる別の支持部材55がパッケージト
レイ本体17の成形時にインサートされ、その先端側部
分を上記切欠部53に突出させてパッケージトレイ本体
17裏面から露出させている。この支持部材55はサイ
ドトリム9における車体前方側の受け部13に接近して
設けられた図示しない受け部に着脱自在に係合し、吊り
紐27をバックドア3に引っ掛けてパッケージトレイ1
5全体を車体前方へ上向きに回動させるときの回動支点
となる。
【0031】したがって、上述の如く構成されたパッケ
ージトレイ15を使用する時には、支持部材31を回動
させてパッケージトレイ本体17の車幅方向端縁部から
車体外方に進出させる。これにより、パッケージトレイ
15の車幅方向の実質的な長さが長くなり、車幅方向の
支間距離がフロア11の車幅方向の長さよりも長い受け
部13間にパッケージトレイ15を上記支持部材31を
介して支持させることができ、荷室空間をパッケージト
レイ15で上下に区分することができる。
【0032】一方、パッケージトレイ15を使用しない
時には、支持部材31を回動させてパッケージトレイ本
体17の車幅方向端縁部から車体内方に後退させて格納
する。これより、パッケージトレイ15の車幅方向の実
質的な長さが短くなり、車幅方向の長さが受け部13間
の支間距離よりも短いフロア11上にパッケージトレイ
15を載置することができ、荷室空間を広くして形状の
大きな収容物を収容することができる。
【0033】このような利用状況に応じた対応は、支持
部材31を単に回動させて出退させるだけでよいので、
簡単にかつ迅速に行うことができる。
【0034】また、支持部材31をパッケージトレイ本
体17の裏面側に設けていることから、支持部材31の
取付部がパッケージトレイ15の表面側から見えず、見
栄えをよくすることができる。
【0035】さらに、支持部材31をその弾発力を利用
して係合突起43のアンダー部43aに係合させるよう
にしていることから、支持部材31を垂れ下がることな
く進出位置及び後退位置に安定して保持することができ
る。また、支持部材31を車体5側サイドトリム9の受
け部13に圧接係合させてパッケージトレイ本体17を
ガタ付くことなく受け部13で支持することができる。
【0036】加えて、2つの支持部材31を1つのブラ
ケット33でパッケージトレイ本体17に取り付けてい
ることから、ブラケット33がパッケージトレイ本体1
7の車幅方向略全幅に亘って延びて補強材の役目をな
し、パッケージトレイ本体17を補強することができ
る。
【0037】(実施の形態2)図5〜8はこの発明の実
施の形態2に係るパッケージトレイ15を示す。この実
施の形態2のパッケージトレイ15は、ブラケット33
の形状が実施の形態1と若干異なっている。つまり、実
施の形態2のブラケット33は、パッケージトレイ本体
17の車幅方向略全幅に亘って延び、支持部材31の連
結部31bを跨いで車幅方向外方に延出して該連結部3
1bの両側でパッケージトレイ本体17に結合されてい
る。これに伴い、パッケージトレイ本体17裏面の隆起
部39も幅広溝部37内に延出しており、上記ブラケッ
ト33の延出部33aが上記隆起部39の延出部39a
に沿うようになっている。そして、上記ブラケット33
の延出部33a基端には、半円形のヒンジ部49が形成
され、ブラケット33の両端に配置された支持部材31
の連結部31bを上記ヒンジ部49に対応させて両者を
パッケージトレイ本体17の溝35に配置し、ねじ57
をパッケージトレイ本体17にインサートされたウェル
ドナット59に螺合させることで、支持部材31をブラ
ケット33とパッケージトレイ本体17の隆起部39と
で挟持するようになっている。
【0038】なお、実施の形態2の支持部材31は、実
施の形態1と異なり互いに内方に曲がっておらず、開放
部31a側の先端が真っ直ぐになっている。また、パッ
ケージトレイ本体17の表面には、見栄えを良くする等
の観点から布地61が貼着されている。
【0039】そのほかは実施の形態1と同様に構成され
ているので、同一の構成箇所には同一の符号を付してそ
の詳細な説明を省略する。
【0040】したがって、この実施の形態2では実施の
形態1と同様の作用効果を奏することができるものであ
る。
【0041】加えて、この実施の形態2では、ブラケッ
ト33を支持部材31の連結部31bを跨いで車幅方向
外方に延出させて該連結部31bの両側でパッケージト
レイ本体17に結合していることから、支持部材31の
回動支点である連結部31bをブラケット33により両
側から保持して、支持部材31の取付け強度を高めるこ
とができる。
【0042】さらに、支持部材31をブラケット33と
パッケージトレイ本体17との間に挟んで挟持している
ことから、支持部材31を容易に取り付けることができ
る。
【0043】なお、実施の形態1,2では共に、支持部
材31を回動させることで進退させるようにしたが、直
線的にスライドさせることで進退させるようにしてもよ
い。さらに、支持部材31のブラケット33への取付け
方も、各実施の形態1,2とは逆に開放部31a側をヒ
ンジ部49に取り付けるようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、支持部材をパッケージトレイ本体の車幅方
向端縁部近傍に車幅方向に進退自在に設けたので、車体
側の受け部間の支間距離と、これよりも車幅方向の長さ
が短いフロアとの間でパッケージトレイを載置して使い
分けすることができ、支持部材を出退させるだけで利用
状況に応じて簡単にかつ迅速に対応することができる。
【0045】請求項2に係る発明によれば、支持部材を
パッケージトレイの表面側から見えないようにパッケー
ジトレイ本体の裏面に回動自在に設けたので、支持部材
を進出位置と後退位置に容易に変更できるとともに、見
栄えを向上させることができる。
【0046】請求項3に係る発明によれば、支持部材を
略コ字状に折曲して弾発力が得られるようにしたので、
支持部材を車体側の受け部に圧接係合させてパッケージ
トレイ本体をガタ付くことなく安定支持することができ
る。
【0047】請求項4に係る発明によれば、ブラケット
を支持部材の連結部を跨いで車幅方向外方に延出させて
該連結部の両側でパッケージトレイ本体に結合したの
で、支持部材の回動支点である連結部をブラケットで両
側から保持して支持部材を強固に取り付けることができ
る。
【0048】請求項5に係る発明によれば、ブラケット
をパッケージトレイ本体の車幅方向略全幅に亘って延ば
し、その両端部に配置された支持部材をパッケージトレ
イ本体とで挟持したので、支持部材をパッケージトレイ
本体に簡単に取り付けることができるとともに、長尺の
ブラケットによってパッケージトレイ本体を補強するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1においてパッケージト
レイを受け部で支持した状態の図2のA−A線に相当す
る断面図である。
【図2】この発明の実施の形態1においてパッケージト
レイの支持部材取付け箇所を裏側から見た斜視図であ
る。
【図3】この発明の実施の形態1においてブラケットの
両端に支持部材が取り付けられた状態の斜視図である。
【図4】この発明の実施の形態1に係るパッケージトレ
イの斜視図である。
【図5】この発明の実施の形態2においてパッケージト
レイを受け部で支持した状態を示し、(a)は図6のB
−B線に相当する断面図、(b)は図2のC−C線に相
当する断面図である。
【図6】この発明の実施の形態2においてパッケージト
レイの支持部材取付け箇所を裏側から見た斜視図であ
る。
【図7】この発明の実施の形態2におけるブラケットの
斜視図である。
【図8】この発明の実施の形態2に係るパッケージトレ
イの斜視図である。
【図9】ハッチバック車の車体後部の荷室の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ハッチバック車(自動車) 5 車体 7 荷室 11 フロア 13 受け部 15 パッケージトレイ 17 パッケージトレイ本体 31 支持部材 31a 開放部 31b 連結部 33 ブラケット 33a 延出部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体後部荷室の車幅方向両側壁に少なく
    とも一対の受け部が設けられた自動車において、使用時
    に上記受け部に着脱自在に載置されて上記荷室を上下に
    区分する一方、不使用時に上記荷室のフロア上に載置さ
    れるパッケージトレイであって、 パッケージトレイ本体と、 該パッケージトレイ本体の車幅方向端縁部近傍に車幅方
    向に出退自在に設けられ、使用時にパッケージトレイ本
    体の外方に進出して上記受け部に着脱自在に係合してパ
    ッケージトレイ本体を支持する一方、不使用時にパッケ
    ージトレイ本体の内方に後退して格納される支持部材と
    を備えたことを特徴とする自動車のパッケージトレイ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車のパッケージトレ
    イにおいて、 支持部材は、パッケージトレイ本体の裏面に回動自在に
    設けられていることを特徴とする自動車のパッケージト
    レイ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の自動車のパッケージトレ
    イにおいて、 支持部材は、棒状体を略コ字状に折曲して形成され、そ
    の開放部と対向する連結部がブラケットによりパッケー
    ジトレイ本体に取り付けられていることを特徴とする自
    動車のパッケージトレイ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の自動車のパッケージトレ
    イにおいて、 ブラケットは、支持部材の連結部を跨いで車幅方向外方
    に延出して該連結部の両側でパッケージトレイ本体に結
    合されていることを特徴とする自動車のパッケージトレ
    イ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の自動車のパッケージトレ
    イにおいて、 ブラケットは、パッケージトレイ本体の車幅方向略全幅
    に亘って延び、その両端部に配置された支持部材をパッ
    ケージトレイ本体とで挟持していることを特徴とする自
    動車のパッケージトレイ。
JP2000384590A 2000-12-19 2000-12-19 自動車のパッケージトレイ Expired - Fee Related JP4501095B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000384590A JP4501095B2 (ja) 2000-12-19 2000-12-19 自動車のパッケージトレイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000384590A JP4501095B2 (ja) 2000-12-19 2000-12-19 自動車のパッケージトレイ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002187484A true JP2002187484A (ja) 2002-07-02
JP4501095B2 JP4501095B2 (ja) 2010-07-14

Family

ID=18852003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000384590A Expired - Fee Related JP4501095B2 (ja) 2000-12-19 2000-12-19 自動車のパッケージトレイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4501095B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006335082A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Hayashi Telempu Co Ltd 自動車用デッキボードおよび樹脂製中空二重壁構造体
DE102005058954A1 (de) * 2005-11-18 2007-05-31 Hyundai Motor Co. Hintere Gepäckablage für ein Steilheck-Fahrzeug
JP2010269792A (ja) * 2010-07-26 2010-12-02 Hayashi Telempu Co Ltd 樹脂製中空二重壁構造体
JP2016101834A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 ダイハツ工業株式会社 車両後部構造
JP2018012500A (ja) * 2017-10-27 2018-01-25 ダイハツ工業株式会社 樹脂製バックドアの補強構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01126841U (ja) * 1988-02-25 1989-08-30
JPH01145849U (ja) * 1988-03-31 1989-10-06

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01126841U (ja) * 1988-02-25 1989-08-30
JPH01145849U (ja) * 1988-03-31 1989-10-06

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006335082A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Hayashi Telempu Co Ltd 自動車用デッキボードおよび樹脂製中空二重壁構造体
JP4658256B2 (ja) * 2005-05-31 2011-03-23 林テレンプ株式会社 自動車用デッキボード
DE102005058954A1 (de) * 2005-11-18 2007-05-31 Hyundai Motor Co. Hintere Gepäckablage für ein Steilheck-Fahrzeug
DE102005058954B4 (de) * 2005-11-18 2007-09-06 Hyundai Motor Co. Hintere Gepäckablage für ein Steilheck-Fahrzeug
JP2010269792A (ja) * 2010-07-26 2010-12-02 Hayashi Telempu Co Ltd 樹脂製中空二重壁構造体
JP2016101834A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 ダイハツ工業株式会社 車両後部構造
JP2018012500A (ja) * 2017-10-27 2018-01-25 ダイハツ工業株式会社 樹脂製バックドアの補強構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP4501095B2 (ja) 2010-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4140571B2 (ja) 車両の荷室構造
JP6096153B2 (ja) 車両用荷室構造
JP2002187484A (ja) 自動車のパッケージトレイ
JP2000108793A (ja) 車両後部構造
JP2003246241A (ja) 車両用リヤパッケージトレイの支持構造
JP4658256B2 (ja) 自動車用デッキボード
JP3810340B2 (ja) インストルメントパネル
JP4640638B2 (ja) 車両の荷室構造
JP2004114766A (ja) 車両用カップホルダー
JP4140572B2 (ja) 車両の荷室構造
JP2003341432A (ja) 車両用ラゲージフロアボード構造
JP4202341B2 (ja) タイヤリッド構造
JP2002079886A (ja) 自動車のパッケージトレイ
JP4674957B2 (ja) 自動車のパッケージトレイ
JPS643712Y2 (ja)
JP4038082B2 (ja) 自動車の容器保持装置
JP4682486B2 (ja) 車室内ポケット
JP4140570B2 (ja) 車両の荷室構造
JP2000095014A (ja) 車両用カップホルダー
JP3636621B2 (ja) 自動車のデッキボード支持構造
JPH046984Y2 (ja)
JPS632376Y2 (ja)
JPH107030A (ja) ラゲッジルームの車載ユニット収納構造
JP4103472B2 (ja) 自動車用荷室構造及び荷室用吊り支持具
JP4429139B2 (ja) 車載用テーブルの固定具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091027

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100330

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100408

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140430

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees