JP4140572B2 - 車両の荷室構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体後部の荷室空間を上下に区画する荷室区画部材を備えた車両の荷室構造に関する。
車両の後部に形成された荷室は各種大きさの荷物が収容されることが有効であり、荷室フロアは利用目的に応じてフロア面の高さが可変することが望ましい。
例えば、特開2001−328488号公報(特許文献1)には、リアシートバックとテールゲートとの間に車両前後方向に分割されたパッケージトレイが設けられた車両の後部荷室構造が開示されている。このパッケージトレイは左右両端部を内側に折りたたむことで車幅方向長さが変化して、上下位置を変更できるものである。
更に、特許第3302571号公報(特許文献2)には、図12に示すように、荷室の車幅方向Yにおいて相対する左右側壁100を成すクオータトリム110の一部に左右非対称の突き出し量A1、A2の棚受け段部120を形成し、左右の棚受け段部120間に板状のカーゴボード130を掛け渡すよう配設した構造が開示されている。
このようなカーゴボード130はその左右一方が引き上げられた上で(符号up参照)、同カーゴボードが左右方向に抜き差しされることでボード高さを調整して、フロア面を上段位置faと下段位置fbとに移動でき、荷室空間を可変調整するようにしている。
特開2001−328488号公報 特許第3302571号公報
ところで、特許文献1の技術では、物品収容のための荷室空間を車両前後方向に配備される一対のパッケージトレイで上下に区画し、特許文献2の技術では、荷室空間をカーゴボード130で上下に区画しており、荷室空間を上下に分割して有効利用している。
しかし、特許文献1、2の技術では、物品収容のための荷室空間を上下に分割し、車両前後方向に分割することは行っていない。このため、複数物品の一部を他物品からは前後に分けて収容することが出来ない。特に、複数物品の一部を他物品からは覆う状態で、他物品とは分けて収容するということは出来ず、改善が望まれている。
本発明は、以上のような課題に基づきなされたもので、目的とするところは、荷室空間を車両前後方向に区画し、複数物品の一部を他物品からは前後に分けて、特に、複数物品の一部を他物品からは覆う状態で前後に分けて収容する車両の荷室構造を提供することにある。
この発明の請求項1に係る車両の荷室構造は、後席シートの後方に設けられた荷室と、上記荷室を構成すると共に車両の車幅方向に対して相対向して設けられた左右一対の側壁と、上記荷室を構成する床面に対して車両の前後方向に回動可能に設けられた第1荷室区画部材と、上記一対の側壁にそれぞれ形成され上下に延びると共に穴状受部を左右に有する前後溝と、上記第1荷室区画部材が上記一対の側壁に係合するよう上記第1荷室区画部材の両側部に設けられると共に上記前後溝に沿って移動し上記穴状受部に離脱可能に係合するピン部材と、上記第1荷室区画部材に設けられると共に、上記第1荷室区画部材が両側部のピン部材を上記左右の穴状受部に係合し同ピン部材中心に回動した際に上記後席シートに取付けられることで該第1荷室区画部材を所定開度に保持可能な保持手段と、を備え、上記第1荷室区画部材は、上記一対の側壁に係合し少なくとも上段と下段とに位置を偏向可能であり、上記保持手段は、該第1荷室区画部材が下段に位置するとき該第1荷室区画部材を所定開度に保持可能であることを特徴とする。
この発明の請求項2に係る車両の荷室構造は、請求項1記載の車両の荷室構造において、上記車両の車幅方向に対して相対向し上記荷室の一部を構成する一対の側壁と、上記一対の側壁を互いに掛け渡すよう該一対の側壁に係合されると共に、上記後席シートと上記第1荷室区画部材との間で車両上下方向に昇降可能な第2荷室区画部材と、を備えたことを特徴とする。
この発明の請求項3に係る車両の荷室構造は、請求項1又は2記載の車両の荷室構造において、上記第1荷室区画部材の裏面に上記保持手段を格納する格納部が形成されていることを特徴とする。
この発明の請求項4に係る車両の荷室構造は、請求項1乃至3のいずれかの車両の荷室構造において、上記保持手段は、一端が上記第1荷室区画部材の裏面に取付けられた紐部と、該紐部の他端に設けられたフック部とからなることを特徴とする。
この発明によれば、第1荷室区画部材の両側部に設けられるピン部材が前後溝に沿って移動し穴状受部に係合することで第1荷室区画部材の高さ位置を上下自由に調整でき、しかも、第1荷室区画部材が左右一対の穴状受部に嵌合する左右のピン部を支点として後端側を上方に揺動させ、保持手段のフック部を後席シートに係止するという、即ち、第1区画部材を床面に対して所定開度に保持するという簡単な操作で第1荷室区画部材の後方に大容量の物品収容のための主荷室空間と同第1荷室区画部材と後席シートとに覆われた前側荷室空間とを形成でき、複数物品の一部を他物品からは前後に分けて収容することができる。更に、前側荷室空間に物品を置いた場合、この物品は後席シートと第1荷室区画部材により囲まれて収容することができるので、移動し易い物品の収容に適している。特に、下段に位置する第1荷室区画部材を回動し、そこに主荷室空間の低壁をなすフロア下壁部に荷物、例えば、ポリタンク等を安定して比較的揺れを抑えて積載できる。
更に、この発明によれば、第1荷室区画部材と後席シートとの間に配備された第2荷室区画部材を車両上下方向に昇降させることで、後席シートと第1荷室区画部材との間の前側荷室空間の大きさをそこに収容する物品の大きさに応じて適正に上下に分割し保持できる。
更に、この発明によれば、床面に対して回動操作された第1荷室区画部材の裏面に格納部を設けるので、格納部より保持手段を取出し、その保持手段で第1荷室区画部材を所定開度に容易に保持できる。
更に、この発明によれば、床面に対して所定開度に回動された第1荷室区画部材の裏面の格納部より取出した紐部の延出端のフック部を前側の後席シート側の係止部材、例えばヘッドレストの支持軸に容易に係止でき、第1荷室区画部材と後席シートとの間に前側荷室空間を、後方に主荷室空間をそれぞれ容易に形成することができる。
図1、2にはこの発明の一実施形態としての車両の荷室構造が車体後部に適用されたワゴン車Cを示した。
ワゴン車Cはフロントシート1及びリアシート2が配備された車室FRと、その後方に連続しリアシート2のシートバック3とテールゲート4との間に確保される荷室(カーゴルーム)Rとを備え、テールゲート4の開放時に荷室Rに対して荷物M1(図9参照)の出し入れが可能なよう形成される。
ここで、荷室Rは車両前後方向Xでの前部がフロントカバー部材5及びその上側に位置するリアシートバック3とで区画され、その車幅方向Yの相対する左右側壁がトランクトリム6及びその下方のクオータトリム7で形成され、後部がテールエンドカバー8及びその上方のテールゲート4とで区画される。更に、荷室Rのフロアはタイヤハウス部9を備えたフロア部材11で形成され、ここでは上下2段のフロア面f1、f2を確保できるよう形成されている。ここでは前側の第2荷室区画部材である前カーゴボード12及びこの前カーゴボード12より車両前後方向に続く後側の第1荷室区画部材である後カーゴボード13が上側位置(図3(a)参照)に保持されることで基準フロア面f1が確保され、一対の前後カーゴボード12、13がタイヤハウス部9の近傍(図2、図3(b)参照)に保持されることで下側の下フロア面f2が確保される。なお、上側位置にある基準フロア面f1はリアシートバック3が前方に倒された際に、そのリアシートバック3の上面とほぼ同一高さで連続するように形成される(図10参照)。
左右側壁をなすトランクトリム6及びその下方のクオータトリム7は共に樹脂成形され、図1、図3(a)、(b)に示すように、車体後部外壁部材の内壁側を覆うように形成される。ここで、トランクトリム6は不図示の後輪の後ろ上方を覆う上膨出部14とその後方に形成される上凹状部15とそれらの上方で後端窓16の周縁を覆うインナカバー部17と、それらの後方に続くゲートカバー部18とを有し、一体形成されている。
クオータトリム7はトランクトリム6の下方形状を連続させるように形成され、上膨出部14に連続する下膨出部19と、その後方に形成される下凹状部21とを備える。下膨出部19の主要部には前段部形成部材22が一体的に取付けられる。下凹状部21の前後縁部にはそれぞれ前後ガイドレール23、24が一体的に取付けられる。
相対する左右の前段部形成部材22には前カーゴボード12の左右端を上下位置に切り換え支持する上下屈曲段部221、222が形成されている。ここで、上下屈曲段部221、222は図2に示すように、上下同一形状で段差H0だけ離れて形成され、それぞれが車体中央への突き出し量E1(図3(a)参照)の前側部e1とそれより小さい突き出し量E2の後側部e2を形成される。
このような上下屈曲段部221、222に左右端が係止される前カーゴボード12は、図1、図3に示すように、長板状に樹脂成形され、長手方向である車幅方向Yでの中央後縁近傍にボード引出し操作用の手かけ部材25を一体的に取付けている。しかも、前カーゴボード12はその左右端が上下屈曲段部221、222に沿う形状を成すように屈曲して切り込まれ、即ち、後側より前側が大きく切り込まれた屈曲係合縁121として形成される。
このような屈曲係合縁121を有する第2荷室区画部材である前カーゴボード12は上下屈曲段部221、222に必要に応じて移動される。その際、図9に示すように、ボード引出し操作用の手かけ部材25に操作者が手を掛け、上下屈曲段部221、222の一方より前カーゴボード12を、後方に引出し、その上で、前カーゴボード12を他方の上下屈曲段部221、222に後方より前方に差し込むように押し込み操作することで容易に上下位置の切り換えを行え、後述の前側荷室空間rfを上下に区画できる。
図2に示すように、下凹状部21の前後縁部wf、wrに設けられた前後ガイドレール23、24は硬質樹脂で成形され、それぞれが前後縁部wf、wrに不図示の締結手段により一体的に取付けられる。ここで、前後縁部wf、wrと前後ガイドレール23、24の荷室対向面は同一面をなすように形成され、これらが荷室Rにおいて左右相対してそれぞれ形成されることで、後述する後カーゴボード13の上下移動操作時に後カーゴボード13の左右端部が垂直平面と干渉することを防止している。
前ガイドレール23は、図2、図3(b)、図6に示すように、上下に溝幅gで直状に延びる前溝26を形成される。同前溝26の溝深さtfは図6に示すように、比較的大きな溝深さtf1、tf2の下端穴状受部27と上端段状受部28とこれらを連続させる浅底の湾曲状部dとを備える。なお、湾曲状部dの下端はロック孔である下端穴状受部27より連続的に溝深さが低減するよう形成され、これにより後カーゴボード13が強制的に引き上げられた場合に後述の前ピン部331が退却変位可能に形成されている。
後ガイドレール24は、図2に示すように、下方より上方に向けて二股状に延びる後溝29を形成される。後溝29の溝深さtrは、前溝26とほぼ同様に、溝深さtf1、tf2の下端穴状受部27と上端段状受部28とこれらを連続させる浅底の湾曲状部dとを備え、特に上方ほど前側に大きく分岐する部位は浅底の湾曲状分岐部31をなし、上端はやや溝深さを増すように形成される。
なお、図2に示すように、浅底の湾曲状分岐部31の形状は、下端穴状受部27に後述の後カーゴボード13のコ字状ピン33の前ピン部331を係合させた状態で、同後カーゴボード13の後縁側を回動させた際に(図7、11参照)、コ字状ピン33の後ピン部332が描く軌跡に沿うように形成される。つまり、後カーゴボード13が上位置又は下位置にあっても前ピン部331を回転軸として開閉可能であり、その際に後カーゴボード13がその前後に前側荷室空間rfと主荷室空間rmを区分けできる。
このような前後ガイドレール23、24上のコ字状ピン33の前後ピン部331、332は前後溝26、29に沿って摺動できる。
図3に示すように、肉厚の長板状に樹脂成形され、後カーゴボード13はその前端縁が前カーゴボード12の後縁部に付合わされるような形状に、後端縁はテールエンドカバー8の内壁面に沿う形状に、左右側縁部はクオータトリム7の前後縁部及び前後ガイドレール23、24の荷室対向面に沿う形状にそれぞれ形成される。なお、図3に示す符号qは下凹状部21を覆う脇蓋を示す。
更に、図4、図5(a)、(b)に示すように、後カーゴボード13はボード本体34の前後縁近傍で低壁面fdに前後嵌合溝35、36が凹状に形成されている。これら前後嵌合溝35、36には補強部材であるブラケット37のビード371が嵌着される。前後のブラケット37は金属性で、ハット型断面の直状部材であり、それらの各フランジ部372の複数箇所がボード本体34側にビス止めされ、これら前後ブラケット37が後カーゴボード13の剛性を強化している。
更に、図5(a)、(b)に示すように、後カーゴボード13はボード本体の低壁面fdであって、左右側縁近傍に、コ字状ピン33を収容する。コ字状ピン33は前後嵌合溝35、36の方向である車幅方向Yに向け摺動可能な一対の前後ピン部331、332と、一対の前後ピン部331、332を一体結合しボード本体34の幅方向に延びる中間部333とを備え、全体は略コ字状に一体形成されている。
コ字状ピン33を収容するピン受け凹部38(図4参照)はその前後端が前後嵌合溝35、36の内側域に形成され、前後嵌合溝35、36に重なる前後ピン受け凹部381、382とこれらを連続させる中間部383とを備える。図4、図5(b)に示すように、左右側縁近傍の前後ピン受け凹部38には樹脂製の軸受け材39に摺動可能に覆われた前後ピン部331、332が配備される。軸受け材39は主部391とフランジ部392を備え、フランジ部392は前後ガイドレール23、24に対して上下動する際にスムーズに摺接できるように比較的横幅が大きく形成される。
金属カバー部材41は軸受け材39を支持すると共にブラケット37の端部に重ね合わされ、溶着され、ブラケット37と共に後カーゴボード13のボード本体34にビス止めされている。なお、一対の前後ピン部331、332にはコイルバネ42がそれぞれ外嵌され、図5(b)に示すように、各コイルバネ42はカバー部材41側の係止部hと前後ピン部331、332の突起部Jとの間に圧縮変形可能に装着される。これによりコイルバネ42が一対の前後ピン部331、332を車幅方向Y外側に突き出し付勢している。
ボード本体34は左右ピン受け凹部38の各中間位置にコ字状ピン33を車幅方向Y内側に引き込み変位させる解除装置43を装着している。更に、図7、図8(a)、(b)に示すように、ボード本体34にはその低壁面の一部であって、一方である右側の解除装置43の近傍に後カーゴボード13を所定の開度に保持する保持手段60及びこれを格納する格納部61が形成されている。
図6に示すように、解除装置43は、左右側縁近傍の上面fhに略同一面を成す状態で環状フランジ44を係止させて嵌着される皿状の本体45と、本体45の上面側の環状凹部46に嵌着され、ハンドル軸47を介し上下に揺動可能に支持されるハンドル(操作部材)48と、ハンドル48で囲まれる中央孔に突き出す状態で嵌着されるスイッチ部材53と、スイッチ部材53に切り換えられるカム部材54とを備える。
ここで、スイッチ部材53は車幅方向Yに摺動でき、空作動位置P0と作動位置P1との間で切り換り、これに連動してカム部材54が前後方向X(図6では紙面垂直方向)に移動変位可能である。なお、カム部材54にはハンドル対向部541が突設される。
ここで、スイッチ部材53が空作動位置P0にあると、カム部材54のハンドル対向部541はハンドル48側の操作片483と対向しない非対向位置(図6の符号B0の状態にある位置)に保持される。更に、スイッチ部材53が作動位置P1に切り換ると、カム部材54のハンドル対向部541はハンドル48側の操作片483と対向する対向位置(図6の符号B1の状態にある位置)に切り換え保持される。
このためスイッチ部材53が空作動位置P0にあると、ハンドル48側の操作片483がカム部材54のハンドル対向部と対向せず、ハンドル48を空作動させる。一方、スイッチ部材53が作動位置P1に切り換わると、カム部材54が対向位置B1に保持され、ハンドル48側の操作片483がカム部材54のハンドル対向部541と対向し、ハンドル48の上下揺動による押圧力がカム部材54よりコ字状ピン33の中間部333に加わり、これを車体中央側に引き込み変位させることができる。
なお、カム部材54はハンドル48側の操作片483より押圧力を受けて、コ字状ピン33の中間部333を引き戻し、解除位置Q2に移動させると、その後、カム部材54は自動的に作動位置P1より非作動位置P0に戻るように構成されている。
このような解除装置43は後カーゴボード13の左右2箇所に配備され、後カーゴボード13の左右端に装着される左右のコ字状ピン33に装着されるコイルバネ42の弾性力に抗して車体中央側、即ち解除位置Q2に引き込み操作するようにしている。
図7、図8(a)、(b)に示すように、後カーゴボード13が左右一対の下端穴状受部27に嵌合する左右前ピン部331を支点に後端側を上方に揺動させた状態において、ボード本体34の揺動端の近傍に格納部61が形成され、格納部61には後カーゴボード13を所定の開度に保持する保持手段60が収容される。
格納部61はボード本体34の揺動端の近傍に形成される横向き凹部611と、その横向き凹部611の中央側端部より下方に延びる縦向き凹部612とを備える。保持手段60は横向き凹部611に重なる状態で嵌着され、一対のビスで横向き凹部の中央低壁部に締結される締結金具62と、この締結金具62に一端が結合される合成樹脂製の紐部63と、この紐部63の延出端に一体的に固着されているフック部64を備える。
なお、ここでは、フック部64がシートバック上のヘッドレスト65の支持軸66に係止された状態において図8(b)、図11に示すように、左右一対の下端穴状受部27に後カーゴボード13側の左右前ピン部331が嵌合したまま回動した上で、この後カーゴボード13を直立状態を超えて所定量揺動端(後カーゴボード13の後端)が前側に傾くような開度を保持できるよう、紐部63及びその先端のフック部64の全体の長さが予め設定される。図8(b)に示すように、保持手段60はフック部64がシートバック上のヘッドレスト65の支持軸66に係止された状態において、シートバック3と後カーゴボード13(第1荷室区画部材)との間にこの後カーゴボード13に覆われた前側荷室空間rfを後側の大容量の主荷室空間rmとは区画して別途形成できる。
保持手段60の締結金具62は略十の字型を成し、上下側の突部がビス67により横向き凹部611の低壁面に対し所定量tかさ上げされて形成されたかさ上げ底部iにビス止めされ、中央側の突部が紐部63の基端を一体的に連結し、外側の突部が横向き凹部611の低壁面に対し所定量t離れて配備される。ここで締結金具62の外側の突部はその低壁面対向面側にコ字型に屈曲された弾性ばね68が一体的に取付けられ、これにより、外側の突部と弾性ばね68の間に矩形空間を形成している。この弾性ばね68により形成された矩形空間は、フック部64の先端の膨出部641(図8(c)参照)を押し込み、あるいは引き出し操作された際に弾性変形でき、フック部64の先端の膨出部641の近傍のくびれ部642を弾性ばね68が挟持することで、フック部64を締結金具62に弾性的に取付け支持できるように形成される。
締結金具62の中央側の突部と、外側の突部に弾性ばね68により支持されたフック部64とを結ぶ紐部63は、格納部61の縦向き凹部612に収容可能に形成される。特に、縦向き凹部612の下端側には紐止め突部613が形成される。ここで縦向き凹部612の下端側と紐止め突部613の外周縁との間のU字型の隙間uは、紐部63の外形より小さなフック縁(図8(d)参照)qを形成され、同フック縁q内に弾性変形して押し込まれた紐部63がその自重によって離脱することが阻止されている。
次に、上述の車両の荷室構造における、複数の荷室態様への切り換え操作を順次説明する。
図2、図9に示すように、荷室Rが上部フロア面f1を形成する場合、前カーゴボード12はその左右端を前段部形成部材22の上屈曲段部221に係止され、その前カーゴボード12の後端縁には後カーゴボード13の前端が突き当てられる。後カーゴボード13はその左右端より一対のコ字状ピン33(図5(b)参照)を係合位置Q1(図6参照)に突き出し保持し、各コ字状ピン33の前後ピン部331、332が前後ガイドレール23、24の各上端段状受部28にそれぞれ係合される。
次に、図9に2点鎖線で示すように、後カーゴボード13の上部フロア面f1を荷受面としてそこに荷物M1を載せたまま下位置に移動させるとする。
この場合、後カーゴボード13の荷受面の両端近傍の解除装置43(図6参照)上のスイッチ部材53(図6参照)を作動位置P1に切換え、カム部材54を対向位置B1に切換える。これにより一対の左右のハンドル(操作部材)48を引き上げ揺動操作し、操作片483がカム部材54を介しコ字状ピン33の中間部333を係合位置Q1より解除位置Q2に引き込み作動させ、前後ガイドレール23、24の各上端段状受部28より退却させる。これにより非係合状態となった、後カーゴボード13をその荷受面に荷物Mを載せたまま下位置に移動させる。この場合、左右側端を左右のそれぞれの前後ガイドレール23、24に沿って下方に容易に降下移動でき、下端穴状受部27に対向させる。この状態で左右ハンドル48を放すと、左右のコ字状ピン33の前後ピン部331、332が対向する下端穴状受部27にコイルバネ42の弾性力で突き出し係合される。
このように、ここでは左右ハンドル48は解除装置の解除操作部材として用いると共に、後カーゴボード13の昇降用の取っ手としても兼用することとなる。
この場合、図2、9に2点差線で示すように、後カーゴボード13は前カーゴボード12に対して段差H0だけ降下し、前カーゴボード12の下方空間を側方側に開口させ、前カーゴボード12に荷物M1を載置したままでも、前カーゴボード12の下方空間を有効利用可能である。
この後、前カーゴボード12の手かけ部材25に操作者が手を掛け、上屈曲段部221より後方に引出し、その上で、前カーゴボード12を下屈曲段部222に後方より前方に差し込むように押し込み操作することで、図9に2点差線で示すように、前カーゴボード12を下位置に切り換え、この前カーゴボード12と後カーゴボード13とで下フロア面f2を比較的大きく確保でき、より大きな荷室空間を確保でき、前後カーゴボード12、13による下フロア面f2が大きな荷受面を形成し、十分に大きな荷物M1の載置、収納を可能とすることが出来る。
次に、図10に示すように、前後カーゴボード12、13により上部フロア面f1を形成する状態において、後席側リアシートバック3が起立位置より前倒し位置に切換え保持されるとする。
この場合、リアシートバック3の上面、前後カーゴボード12、13の上面により大きなフラットスペースが確保される。この場合、車室FRと荷室Rを連続させる大きな上部フロア面f1を形成でき、車室FRを拡大して有効利用出来る。しかも、リアシートバック3の上面にまで達する大きな載置面に大きな荷物を容易に載置できる。このように、ここではコ字状ピン33の摺動切換えにより容易に高さを調整して、荷室Rに安易な凹凸形状をつくることなく利用性が高く、大きく広い荷室Rを実現できる。
これに対し、後席側リアシートバック3が前倒し位置に切換え保持されたまま図10に2点差線で示すように、後カーゴボード13及び前カーゴボード12を下位置に切り換え、前カーゴボード12と後カーゴボード13とで下フロア面f2を比較的大きく確保し、より大きな荷物M1の載置、収納を可能とすることが出来る。
次に、図11に示すように、前後カーゴボード12、13により上部フロア面f1を形成する状態より、前後カーゴボード12、13を、一旦、共に下位置に切り換え、その上で、下位置の後カーゴボード13が左右一対の下端穴状受部27に嵌合する左右前ピン部331を支点として後端側を上方に揺動させ、直立状態を超えて前側に傾くような開度に保つとする。
その上で保持手段60の紐部63をU字型の隙間uより引き出し、フック部64の先端の膨出部641を弾性ばね68を弾性変形させて引き抜き、その上でフック部64をシートバック3上のヘッドレストの支持軸66に係止し、その状態においてシートバックと後カーゴボード13との間に、後カーゴボード13に覆われた前側荷室空間rを後側の大容量の主荷室空間rmとは区画して別途形成できる。
この状態においてフロア部材11の低壁をなすタイヤハウス部9が上方に向けて完全に開放され、タイヤハウス部9上に例えばポリタンクM2のような縦向き載置を必要とする容器を安定して載置できる。
特に、この場合、大容量の主荷室空間rmの荷物M2に対して前側荷室空間rfの荷物Mbが前カーゴボード12により覆われ、接することがないので、主荷室空間rmの荷物により前側荷室空間rfの荷物が汚れたり、濡れたりすることを確実に防止することができる。
なお、ここでの前側荷室空間rfの低壁は下位置の下屈曲段部222上の前カーゴボード12により確保されていたが、場合により、前カーゴボード12を下屈曲段部222上より後方に引出し、上屈曲段部221上に差し込むように押し込み操作することで、前カーゴボード12を下位置より上位置に切り換え、前側荷室空間rfの低壁の位置を切り換え、前側荷室空間rfの大きさを上下方向で狭め、ガタ無く小物品Msを収容しても良い。
このように、図1の車両に適用された車両の荷室構造では、後カーゴボード13の左右端のコ字状ピン33が係合位置Q1と解除位置Q2との間で摺動して、前後ピン部331、332を前後ガイドレール23、24の各下端穴状受部27と上端段状受部28に切り換えて係合させることで後カーゴボード13の高さ位置を上下自由に調整できる。更に、解除装置43により、孔部である下端穴状受部27と上端段状受部28と係合するコ字状ピン33を解除でき、後カーゴボード13の装着位置の移動操作が容易化される。
上述のところにおいて、後カーゴボード13は前後ガイドレール23、24の各下端穴状受部27と上端段状受部28に2段に切り換えて高さ調整するものとしたが、場合により前後ガイドレール23、24に各下端穴状受部27と上端段状受部28以外に中間段状受け部(不図示)を設け3段に高さ調整できるカーゴボード構造としてもよい。この場合も、後カーゴボード13が後端側を上方に揺動させ、直立状態を超えて前側に傾くような開度に保ち、その上でフック部64をヘッドレストの支持軸66に係止し、その状態においてシートバックと後カーゴボード13との間に、後カーゴボード13に覆われた前側荷室空間rfを後側の大容量の主荷室空間rmとは区画して確保し、主荷室空間rmの荷物M2に対して前側荷室空間rfの荷物Mbが前カーゴボード12により覆われるようにし、荷物M2により前側荷室空間rfの荷物Mb、Msが汚れたり、濡れたりすることを防止することができる。
上述のところにおいて、本発明の車両の荷室構造はワゴン車の後部荷室に適用されていたが、その他の後部荷室を備えた商用車、ワンボックスカー等の多種の車両に有効利用できる。
本発明の一実施形態としての車両の荷室構造が適用されたワゴン車の概略平断面図である。 図1のワゴン車の荷室の内側面図である。 図1のワゴン車の荷室の内側面斜視図で(a)は上フロア面形成時、(b)は下フロア面形成時を示す。 図1の車両の荷室構造で用いる後カーゴボードの概略分解図である。 図1の車両の荷室構造で用いる後カーゴボードを示し、(a)はコ字状ピン回りの要部切欠斜視図、(b)はコ字状ピンの支持部材の拡大要部斜視図である。 図1の車両の荷室構造で用いる後カーゴボード上の解除装置の作動説明図で、上側は解除時、下側は係合時を示す。 図1の車両の荷室構造で用いる後カーゴボードを縦向きに回動させた状態での側面図である。 図1の車両の荷室構造で用いる後カーゴボードの格納部61を示し、(a)は格納部61の拡大側面図、(b)は格納部61より延びる紐部63及びフック部64の要部斜視図、(c)はフック部64の支持状態を説明する断面図、(d)は紐部の支持状態を説明する断面図である。 図1の車両の荷室構造における前後カーゴボードが上フロア面f1と、下フロア面f2をそれぞれ形成する状態を示す概略側面図である。 図1の車両の荷室構造における前後カーゴボードが上フロア面f1を形成する状態より、シートバック側に上フロア面f1を拡張した状態を示す概略側面図である。 図1の車両の荷室構造における前後カーゴボードが下フロアf1を形成する状態より後カーゴボードを前側に回動した場合と、前カーゴボードのみを上下移動した場合とを示す概略側面図である。 従来の車両の荷室構造の概略作動説明図である。
符号の説明
6 トランクトリム
7 クオータトリム
13 後カーゴボード(荷室区画部材)
27 下端穴状受部
28 上端段状受部
33 コ字状ピン
41 カバー部材
42 コイルバネ
43 解除装置
48 ハンドル(操作部材)
f1 上フロア面
f2 下フロア面
X 前後方向X
Y 車幅方向Y

Claims (4)

  1. 後席シートの後方に設けられた荷室と、
    上記荷室を構成すると共に車両の車幅方向に対して相対向して設けられた左右一対の側壁と、
    上記荷室を構成する床面に対して車両の前後方向に回動可能に設けられた第1荷室区画部材と、
    上記一対の側壁にそれぞれ形成され上下に延びると共に穴状受部を左右に有する前後溝と、
    上記第1荷室区画部材が上記一対の側壁に係合するよう上記第1荷室区画部材の両側部に設けられると共に上記前後溝に沿って移動し上記穴状受部に離脱可能に係合するピン部材と、
    上記第1荷室区画部材に設けられると共に、上記第1荷室区画部材が両側部のピン部材を上記左右の穴状受部に係合し同ピン部材中心に回動した際に上記後席シートに取付けられることで該第1荷室区画部材を所定開度に保持可能な保持手段と、を備え、
    上記第1荷室区画部材は、上記一対の側壁に係合し少なくとも上段と下段とに位置を偏向可能であり、上記保持手段は、該第1荷室区画部材が下段に位置するとき該第1荷室区画部材を所定開度に保持可能であることを特徴とする車両の荷室構造。
  2. 請求項1記載の車両の荷室構造において、
    上記車両の車幅方向に対して相対向し上記荷室の一部を構成する一対の側壁と、
    上記一対の側壁を互いに掛け渡すよう該一対の側壁に係合されると共に、上記後席シートと上記第1荷室区画部材との間で車両上下方向に昇降可能な第2荷室区画部材と、
    を備えたことを特徴とする車両の荷室構造。
  3. 請求項1又は2記載の車両の荷室構造において、
    上記第1荷室区画部材の裏面に上記保持手段を格納する格納部が形成されていることを特徴とする車両の荷室構造。
  4. 請求項1乃至3のいずれかの車両の荷室構造において、
    上記保持手段は、一端が上記第1荷室区画部材の裏面に取付けられた紐部と、該紐部の他端に設けられたフック部とからなることを特徴とする車両の荷室構造。
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