JP2000177491A - 自動車用トノカバー - Google Patents

自動車用トノカバー

Info

Publication number
JP2000177491A
JP2000177491A JP10354438A JP35443898A JP2000177491A JP 2000177491 A JP2000177491 A JP 2000177491A JP 10354438 A JP10354438 A JP 10354438A JP 35443898 A JP35443898 A JP 35443898A JP 2000177491 A JP2000177491 A JP 2000177491A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tonneau cover
tonneau
luggage compartment
luggage
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10354438A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Kaneko
正己 金子
Takaatsu Watanabe
崇敦 渡辺
Kazuyuki Yamamoto
和之 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Plast Co Ltd
Marelli Corp
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Plast Co Ltd, Kansei Corp filed Critical Nihon Plast Co Ltd
Priority to JP10354438A priority Critical patent/JP2000177491A/ja
Publication of JP2000177491A publication Critical patent/JP2000177491A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の荷物室に、荷物を整然かつ安定した
状態で積載できるようにする。 【解決手段】 車体後部に設けられた荷物室3の上面開
口部3cを、開閉自在なトノカバー本体4で覆うように
した自動車用トノカバーにおいて、上記トノカバー本体
4を前後に複数分割して、第1トノカバー41 及び第2
トノカバー42を形成し、かつ上記第1トノカバー41
及び第2トノカバー42 を荷物室3内に上下複数段に設
置可能としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車の荷物室へ
荷物が効率よく収納できる自動車用トノカバーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来後部に荷物室の設けられた乗用車の
ような自動車においては、荷物室が車外より見えないよ
うに、荷物室の上部を開閉自在なトノカバーで覆ったも
のがある。
【0003】また荷物室の上面をトノカバーで覆った自
動車としては、例えば実公平3−13075号公報や、
特開平10−138840号公報に記載されたものが公
知である。
【0004】前者公報の自動車では、図14に示すよう
にに荷物室aの左右に設けられたサイドパネルbのリア
パーセル受け台部cに、永久磁石が設けられたほぼU字
形の溝dを形成して、これら溝dに、リアルパーセルe
の左右に延出された軸fを嵌脱及び回転自在に吸着保持
したもので、リアパーセルeの軸fが永久磁石により吸
着保持されていることから、走行中の振動により、溝d
より軸fが濫りに抜け外れることがないなどの効果を有
している。
【0005】また後者公報の自動車では、図15及び図
16で示すように、荷物室aの上部を覆うように設けら
れたトリム本体gの下面側に、後面に小物出入用の開口
部hを有する収納箱iを一体に設けると共に、上記トリ
ム本体gの上面を覆うように取付けたカーペットjの後
端部を延長して、上記収納箱iの開口部hを開閉する開
閉蓋kとしたもので、見栄えが良好な収納箱付きパッケ
ージトレイが安価に提供できるなどの効果を有してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の自動
車では、荷物室aの上部をリアパーセル(トノカバー)
eで覆った構成のため、リアパーセルeの下側に小物類
を収容した場合、走行中に荷物が移動して、荷物を安定
した状態で積載できない不具合がある。
【0007】また荷物室aの空間がリアパーセルeによ
って上下に2分されているため、多量の小物類が収納し
にくいと共に、大きな荷物を積載する場合は、その都度
リアパーセルeを取外して別の場所へ保管する必要があ
るため、操作や保管が面倒であるなどの不具合もある。
【0008】一方後者公報の自動車では、トリム本体g
と収納箱iが一体に形成されていることから、荷物室a
へ大きな荷物を積載する場合、収納箱iが邪魔になっ
て、大きな荷物が積載できないなどの不具合がある。
【0009】この発明はかかる従来の不具合を改善する
ためになされたもので、多量の小物類や大きな荷物など
が簡単な操作で効率よく積載できる自動車用トノカバー
を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、車体後部に設けられた荷物室の
上面開口部を、開閉自在なトノカバー本体で覆うように
した自動車用トノカバーにおいて、上記トノカバー本体
を前後に複数分割して、第1トノカバー及び第2トノカ
バーを形成し、かつ上記第1トノカバー及び第2トノカ
バーを荷物室内に上下複数段に設置可能としたものであ
る。
【0011】上記構成により、荷物室に小物類を収納す
る場合、第1、第2トノカバーを上下複数段に設置する
ことにより、多量の小物類が容易かつ整然と収納できる
ようになる。
【0012】上記目的を達成するため請求項2記載の発
明は、第1トノカバーと第2トノカバーの間をリンクよ
りなる連結手段で連結したものである。
【0013】上記構成により、第1、第2トノカバーの
間が連結手段で連結されているため、トノカバー本体の
開閉が容易に行えると共に、第1、第2トノカバーの間
を折り曲げることにより、荷物室内に上下複数段に設置
することができるため、設置作業も容易である。
【0014】上記目的を達成するため請求項3記載の発
明は、第1トノカバー及び第2トノカバーの少なくとも
一方の周辺部に、側壁を立設して、この側壁内に荷物を
収納できるようにしたものである。
【0015】上記構成により、側壁内に小物類を収容す
ることにより、走行中に小物類が移動することがないた
め、小物類を安定した状態で積載することができる。
【0016】上記目的を達成するため請求項4記載の発
明は、上下2段に設置した第1、第2トノカバーの下段
トノカバーの一端を、荷物室の内面に突設した係止突部
で係止し、他端を連結手段のリンクで支持することによ
り、下段のトノカバーをほぼ水平状態に保持したもので
ある。
【0017】上記構成により、下段のトノカバーを安定
した状態で保持することができると共に、下段のトノカ
バーの係止部には、トノカバーの自重や、積載された荷
物の荷重が下向きに加わるため、走行中の振動などによ
って係止部が外れることがない。
【0018】上記目的を達成するため請求項5記載の発
明は、第1トノカバー及び第2トノカバーの少なくとも
一方に、出し入れ自在な引き出しを設けたものである。
【0019】上記構成により、引き出しを引き出して、
引き出し内に小物類を収納することにより、小物類の整
理が容易になると共に、引き出しを引き出した状態で使
用すれば、収納面積が倍増するため、より多くの小物類
が収納できる。
【0020】上記目的を達成するため請求項6記載の発
明は、トノカバー本体を荷物室の開口部より取外し自在
に設けると共に、上記トノカバー本体に折り畳み自在な
複数の脚部を設けたものである。
【0021】上記構成により、荷物室の上面開口部より
トノカバー本体を取外すことにより、大きな荷物も容易
に積載することができると共に、トノカバー本体を車外
に持ち出して、脚部を起立させることにより、トノカバ
ー本体をテーブルとして使用することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1ない
し図6に示す図面を参照して詳述する。
【0023】図1は自動車の荷物室をトノカバーで覆っ
た状態の斜視図、図2はトノカバーを2段にして使用す
る状態の斜視図、図3はトノカバーを取外した状態の斜
視図、図4はトノカバーの分解斜視図、図5はトノカバ
ーを荷物室へ格納した状態の斜視図、図6の(イ)ない
し(ハ)はトノカバーを2段で使用する際の作用説明図
である。 これら図において1は自動車の車体、2は車
体後部に設置された後部座席、3は後部座席2の後方に
設けられた荷物室で、車体1の後面に開口された後部開
口部1aより荷物が出し入れできるようになっており、
後部開口部1aは開閉自在なリアドア(図示せず)によ
り閉鎖されている。
【0024】上記荷物室3は、前部にフロントパネル3
aが、そして両側にサイドパネル3bが設けられてお
り、これらパネル3a,3bの高さは後部座席2のシー
ドバック2aよりやや低くなっていると共に、これらパ
ネル3a,3bの上面開口部3cにトノカバー本体4が
開閉及び着脱自在に嵌合されている。
【0025】上記トノカバー本体4は前後に2分割され
ていて、前側が第1トノカバー41に、そして後側が第
2トノカバー42 になっており、第1、第2トノカバー
1,42 とも樹脂などにより一体成形されている。
【0026】上記第1トノカバー41 は図4に示すよう
に、左右に長い長方形の平板より形成されていて、前部
両側にピン5の一端が水平方向にインサート成形により
埋設されており、これらピン5の他端は、サイドパネル
3bの前側上面に凹設されたほぼU字形のピン受け部3
dに、上方より着脱自在に嵌合できるようになってい
る。
【0027】上記第1トノカバー41 の両側上部には、
板状の張り出し部4aがほぼ全長に亘って突設されてい
て、これら張り出し部4aは、上記サイドパネル3bの
上面開口縁に形成された凹段部3eに上方より嵌合でき
るようになっており、この凹段部3eに張り出し部4a
を嵌合すると、第1トノカバー41 の上面とサイドパネ
ル3bの上面がほぼ同一平面となるように構成されてい
る。
【0028】また上記第2トノカバー42 は、第1トノ
カバー41 の張り出し部4a分だけ左右の長さが短くな
っていて、両側部に突設された張り出し部4bとサイド
パネル3bの内面との間に大きな隙間が生じないよう左
右方向の長さが設定されていると共に、後側の角部がサ
イドパネル3bの後部に突設された突出部3fと干渉し
ないように切欠き部4eが形成されている。
【0029】上記第2トノカバー42 の下面には、高さ
の低い側壁4cが全周に亘って立設されており、下面の
中央部には、補強を兼ねた仕切壁4dが前後方向に立設
されている。
【0030】そして上記第1、第2トノカバー41 ,4
2 の間は、連結手段6により連結されている。
【0031】上記連結手段6は図4に示すように、左右
一対のリンク6aより構成されていて、これらリンク6
aの一端側は、ピン孔6bに挿入されたビスなどの固着
具7と2枚の座金8により、第1トノカバー41 の両側
面に回動自在に取付けられていると共に、リンク6aの
他端側は、ピン孔6aに挿入された同様な固着具7と2
枚の座金8により第2トノカバー42 の両側面に回動自
在に取付けられている。
【0032】これらリンク6aは、第1、第2トノカバ
ー41 ,42 の張り出し部4a,4bの先端より内側に
取付けられていて、第1、第2トノカバー41 ,42
フロントパネル3a及びサイドパネル3bの上面開口部
3cに嵌合した際、リンク6aがサイドパネル3bと干
渉しないようになっている。
【0033】一方サイドパネル3bより突出された突出
部3fの上部には、第2トノカバー42 の切欠き部4e
より突設された張り出し部4bが嵌合する凹段部3gが
形成されていて、これら凹段部3gにより第2トノカバ
ー42 の後端部が支持されるようになっていると共に、
フロントパネル3aの中央部には、第2トノカバー42
の後端部に形成されたスリット状の孔や溝よりなる係止
凹部4fが係合するフック状の係止突部3hが突設され
ている。
【0034】この係止突部3hは、第1トノカバー41
のピン5を支承するピン受け部3dより、上記リンク6
aのほぼ全長分だけ下方に突設されていて、この係止突
部3hに第2トノカバー42 の係止凹部4fを係止する
ことにより、第2トノカバー42 がほぼ水平状態に保持
できるようになっている。
【0035】次に上記構成された自動車用トノカバーの
使用方法を説明すると、通常の状態では、荷物室3の上
面開口部3cに第1、第2トノカバー41 ,42 を上方
より嵌合して、荷物室3の上面を図1に示すようにトノ
カバー本体4で覆う。
【0036】この状態で図示しないリアドアを開放する
と、荷物室3の後部開口部1aが開口するので、この後
部開口部1aよりトノカバー本体4下方の荷物室3へ荷
物を積み込むことができる。
【0037】またこの状態では、第1トノカバー41
前部がピン5によりピン受け部3dに支承されているた
め、ピン5を中心にトノカバー本体4が上下方向へ開閉
できると共に、予め第2トノカバー42 の後部とリアド
アの間を図示しない紐状物で接続しておけば、リアドア
を開放することにより、トノカバー本体4も上方へ開放
することができる。
【0038】次に荷物室3へ小物類を積み込む場合は、
まず図6の(イ)に示すトノカバー本体4の水平状態か
ら、第1、第2トノカバー41 ,42 の接続部付近を持
ち上げて、図6の(ロ)に示すように、第1、第2トノ
カバー41 ,42 間をほぼへ字状に折り曲げ、この状態
で第2トノカバー42 の後端を矢印方向へ回動させる。
【0039】そして第2トノカバー42 の後部に形成さ
れた係止凹部4fを、フロントパネル3aより突設され
たフック状の係止突部3hに図6の(ハ)に示すように
係合すると、第2トノカバー42 の前端は係止突部3h
により、また後端は直立したリンク6aによりほぼ水平
状態に保持されるので、第1、第2トノカバー41 ,4
2 が図1に示すように上下2段となり、これによって第
1、第2トノカバー41 ,42 上に多量の小物類が収容
できるようになる。
【0040】また第2トノカバー42 の周辺部には側壁
4cがそして中央部には仕切壁4dが立設されているた
め、第2トノカバー42 上に積載された小物類が走行中
に移動したり、落下することがなく、これによって小物
類を安定した状態で積載することができると共に、第2
トノカバー42 の自重や第2トノカバー42 上に積載さ
れた荷物の重量により、第2トノカバー42 には常に下
方向へ荷重が作用するため、走行中の振動などにより第
2トノカバー42 の係止凹部4fが係止突部3hより抜
け外れる心配もない。さらにこの状態では、第1、第2
トノカバー41,42 の後方に比較的広い空間が生じる
ので、この空間に中型の荷物を積み込むことができる。
【0041】一方荷物室3へ大型の荷物を積み込む場合
は図3に示すように、荷物室3の上面開口部3cよりト
ノカバー本体4を取外す。
【0042】これによってトノカバー本体4が荷物の邪
魔にならないので、荷物室3に大型の荷物を積み込むこ
とができると共に、取外したトノカバー本体4は、第
1、第2トノカバー41 ,42 を折り畳んだ状態で図5
に示すように、一方のサイドパネル3bに沿って立て掛
けるように収納することにより、容易に格納することが
でき、また荷物積み込み時の邪魔になることも少ない。
【0043】一方図7及び図8は、第2トノカバー42
の変形例を示すもので、次にこれを説明する。
【0044】この変形例では、第2トノカバー42 の第
1トノカバー41 側の側壁をなくして、第2トノカバー
2 内に引き出し9を設けたものである。
【0045】引き出し9は、第2トノカバー42 の側壁
内に納まる大きさとなっていて、第2トノカバー42
第1トノカバー41 の下方へ設置した際上側となる面が
開口するよう周辺部に側壁9aが立設されており、側壁
9aの高さは、第2トノカバー42 の側壁4cとほぼ同
じ高さとなっている。
【0046】また引き出し9の側壁9aの下部には、ガ
イドレール9bが突設されていて、これらガイドレール
9bは、第2トノカバー42 の側壁4cの内側下部に凹
設されたガイド溝4jに摺動自在に嵌合されていて、こ
れらガイド溝4jに沿って引き出し9が第2トノカバー
2 内より引き出せるようになっている。
【0047】次に上記構成された第2トノカバー42
変形例の作用を説明すると、第1トノカバー41 と第2
トノカバー42 を2段に設ける手順は上記実施の形態と
同様であるが、第2トノカバー42 内に設けた引き出し
9を使用する場合は、図7及び図8に示すように引き出
し9の手前の側壁9aを持って、第2トノカバー42
より引き出し9を引き出せばよい。
【0048】そして引き出した引き出し9内に小物類を
収納したら、引き出し9を第2トノカバー42 内へ押し
込むことにより、上段側の第1トノカバー41 に邪魔さ
れることなく、第2トノカバー42 内へ小物類が収納で
きると共に、引き出し9を引き出したまま使用すれば、
第2トノカバー42 をほぼ2倍の広さに使用することも
できる。
【0049】また図9ないし図11は、第1トノカバー
1 と第2トノカバー42 の連結部及びこれらを連結す
る連結手段6の変形例を示すもので、次にこれを説明す
る。
【0050】この変形例では、第1トノカバー41 の後
縁に、左右方向に離間して一対のフック4kが突設さ
れ、第2トノカバー42 の前縁に、これらフック4kが
係脱自在に係合する切欠き4mが設けられている。
【0051】また第1、第2トノカバー41 ,42 を連
結する連結手段6に、X字形に交差させた第1、第2リ
ンク6c,6dが使用されている。
【0052】上記第1リンク6cの一端側はピン13に
より第1トノカバー41 の後部両側に回動自在に枢着さ
れ、他端側はピン10により第2トノカバー42 の後部
両側に回動自在に枢着されていると共に、第1リンク6
cの一端側には、第2トノカバー42 の側壁4cと干渉
するのを防止するため、ほぼコ字形の屈曲部6eが形成
されている。
【0053】さらに上記第2リンク6dの一端側はピン
11により第1トノカバー41 の前部両側に回動自在に
枢着されており、他端側には切欠き6fが形成されてい
て、これら切欠き6fは第1リンク6cの一端を枢着す
るピン13と、第2トノカバー42 の両側面に突設され
たピン12に選択的に係合できるようになっている。
【0054】次に上記構成された第1、第2トノカバー
1 ,42 及び連結手段6の変形例の作用を説明する
と、荷物室3の上部開口部3cを閉鎖している状態で
は、図10に示すように第1、第2トノカバー41 ,4
2 がほぼ同一平面にあり、第1トノカバー41 のフック
4kに第2トノカバー42 の切欠き4mが係合されてい
る。
【0055】次にこの状態から、第1、第2トノカバー
1 ,42 を2段に使用する場合は、第1トノカバー4
1 のフック4kより第2トノカバー42 の切欠き4mを
外した後、第2トノカバー42 の後端側を図10の矢印
方向を回動して、図11に示すように第2トノカバー4
2 を反転させた状態で第1トノカバー41 の下側に位置
させ、この状態でピン13より外した第2リンク6dの
切欠き6fを、第2トノカバー42 の両側面に突設され
たピン12に係合する。
【0056】これによって第1、第2リンク6c,6d
はX字形に交差された状態となって、第1トノカバー4
1 の下方に第2トノカバー42 をほぼ水平状態に保持す
ることができるため、第2トノカバー42 上に、小物類
が収納できるようになる。
【0057】一方図12及び図13は、第1、第2トノ
カバー41 ,42 に折畳み自在な脚部14を設けて、第
1、第2トノカバー41 ,42 が車外でテーブルとして
使用できるようにした変形例を示すもので、次にこれを
説明する。
【0058】第1、第2トノカバー41 ,42 の下面隅
角部に、軸15により脚部14の基端部が枢着されてい
て、軸15を中心に脚部14が起伏自在となっている。
【0059】上記図12の変形例では、左右脚部14の
間に、脚部14を起立状態に保持する保持リンク16が
設けられていて、これら保持リンク16の両端側に突設
された長孔16aに、各脚部14より突設されたピン1
7が嵌入されている。
【0060】また上記図13の変形例では、左右脚部1
4の間を連結杆18で連結して、左右脚部14が同時に
起伏できるようにすると共に、第1、第2トノカバー4
1 ,42 の下面に立設された仕切壁4dに、各脚部14
を折り畳んだ際、連結杆18を係止するほぼ鉤形の係止
凹部4pを設けたものである。
【0061】いずれの変形例も、荷物室3の開口部3c
より取り外したカバー本体4を車外へ持ち出して、脚部
14を起立させることにより、トノカバー本体4がテー
ブルとして使用できるようになる。
【0062】なお上記実施の形態及び変形例では、何れ
も第1トノカバー41 を上段側に、そして第2トノカバ
ー42 を下段側に設置する場合について説明したが、第
1トノカバー41 を第2トノカバー42 の下側へ回動さ
せるようにして、上段側に第2トノカバー42 を、そし
て下段側に第1トノカバー41 を設置するようにしても
よく、引き出し9は第1、第2トノカバー41 ,42
一方もしくは両方に設けるようにしてもよい。
【0063】また第1トノカバー41 を下段側に設置す
る場合は、第1トノカバー41 側に係止凹部4fを、そ
して荷物室3の後方に係止凹部4fを係合する係止突部
3hを設ければよい。
【0064】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、荷物室
に小物類を収納する場合、第1、第2トノカバーを荷物
室に上下複数となるよう設置することにより、多量の小
物類が容易かつ整然と収納できると共に、荷物室の開口
部よりトノカバー本体を取外すことにより、大型の荷物
も容易に積載することができる。
【0065】また取り外した第1、第2トノカバーを折
畳んで荷物室へ格納することができるため、別の場所に
保管する必要がないと共に、第1、第2トノカバーの少
なくとも一方の周辺部に側壁を立設すれば、第1、第2
トノカバーを複数段に設置した際、側壁内に小物類を収
納することにより、走行中小物類が荷物室内を移動した
りしないため、小物類を安定した状態で積載することが
できる。
【0066】さらに第1、第2トノカバーの少なくとも
一方に引き出しを設けることにより、引き出し内に小物
類を整然と収納できると共に、引き出しを引き出した状
態で使用することにより、トノカバーの収納面積が倍増
するため、より多くの荷物を積載することもできる。
【0067】しかもトノカバー本体に折り畳み自在な脚
部を設けておけば、トノカバー本体を車外へ持ち出して
脚部を起立させることにより、トノカバー本体をテーブ
ルとして使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態になる自動車用トノカバ
ーの斜視図である。
【図2】この発明の実施の形態になる自動車用トノカバ
ーを上下2段に設置した状態の斜視図である。
【図3】この発明の実施の形態になる自動車用トノカバ
ーを取外した状態の斜視図である。
【図4】この発明の実施の形態になる自動車用トノカバ
ーの分解斜視図である。
【図5】この発明の実施の形態になる自動車用トノカバ
ーを荷物室に格納した状態の斜視図である。
【図6】(イ)ないし(ハ)はこの発明の実施の形態に
なる自動車用トノカバーを上下2段に設置する際の作用
説明図である。
【図7】この発明の実施の形態になる自動車用トノカバ
ーに引き出しを設けた変形例を示す斜視図である。
【図8】この発明の実施の形態になる自動車用トノカバ
ーに引き出しを設けた変形例を示す断面図である。
【図9】この発明の実施の形態になる自動車用トノカバ
ーの連結手段の変形例を示す斜視図である。
【図10】この発明の実施の形態になる自動車用トノカ
バーの連結手段の変形例を示す断面図である。
【図11】この発明の実施の形態になる自動車用トノカ
バーの連結手段の変形例を示す作用説明図である。
【図12】この発明の実施の形態になる自動車用トノカ
バーに脚部を設けてテーブルとして使用する場合の変形
例を示す斜視図である。
【図13】この発明の実施の形態になる自動車用トノカ
バーに脚部を設けてテーブルとして使用する場合の変形
例を示す斜視図である。
【図14】従来の自動車用トノカバーの一例を示す斜視
図である。
【図15】従来の自動車用トノカバーの他の例を示す斜
視図である。
【図16】図15における自動車用トノカバーを取外し
た状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 本体 1a 後部開口部 2 後部座席 2a シートバック 3 荷物室 3a フロントパネル 3b サイドパネル 3c 開口部 3d ピン受け部 3e 凹段部 3f 突出部 3g 凹段部 3h 係止突部 4 トノカバー本体 41 第1トノカバー 42 第2トノカバー 4a 張り出し部 4b 張り出し部 4c 側壁 4d 仕切壁 4f 係止凹部 4j ガイド溝 4k フック 4m 切欠き 4p 係止凹部 5 ピン 6 連結手段 6a リンク 6b ピン孔 6c 第1リンク 6d 第2リンク 6e 屈曲部 6f 切欠き 7 固着具 8 座金 9 引き出し 9a 側壁 9b ガイドレール 10 ピン 11 ピン 12 ピン 13 ピン 14 脚部 15 軸 16 保持リンク 16a 長孔 17 ピン 18 連結杆
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 崇敦 静岡県富士市青島町218番地 日本プラス ト株式会社内 (72)発明者 山本 和之 静岡県富士市青島町218番地 日本プラス ト株式会社内 Fターム(参考) 3D022 BA02 BA07 BA12 BB04 BC06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体後部に設けられた荷物室の上面開口
    部を、開閉自在なトノカバー本体で覆うようにした自動
    車用トノカバーにおいて、上記トノカバー本体を前後に
    複数分割して、第1トノカバー及び第2トノカバーを形
    成し、かつ上記第1トノカバー及び第2トノカバーを荷
    物室内に上下複数段に設置可能としたことを特徴とする
    自動車用トノカバー。
  2. 【請求項2】 第1トノカバーと第2トノカバーの間を
    リンクよりなる連結手段で連結してなる請求項1記載の
    自動車用トノカバー。
  3. 【請求項3】 第1トノカバー及び第2トノカバーの少
    なくとも一方の周辺部に、側壁を立設して、この側壁内
    に荷物を収納できるようにしてなる請求項1記載の自動
    車用トノカバー。
  4. 【請求項4】 上下2段に設置した第1、第2トノカバ
    ーの下段トノカバーの一端を、荷物室の内面に突設した
    係止突部で係止し、他端を連結手段のリンクで支持する
    ことにより、下段のトノカバーをほぼ水平状態に保持し
    てなる請求項1記載の自動車用トノカバー。
  5. 【請求項5】 第1トノカバー及び第2トノカバーの少
    なくとも一方に、出し入れ自在な引き出しを設けてなる
    請求項1記載の自動車用トノカバー。
  6. 【請求項6】 トノカバー本体を荷物室の開口部より取
    外し自在に設けると共に、上記トノカバー本体に折り畳
    み自在な複数の脚部を設けてなる請求項1記載の自動車
    用トノカバー。
JP10354438A 1998-12-14 1998-12-14 自動車用トノカバー Withdrawn JP2000177491A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10354438A JP2000177491A (ja) 1998-12-14 1998-12-14 自動車用トノカバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10354438A JP2000177491A (ja) 1998-12-14 1998-12-14 自動車用トノカバー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000177491A true JP2000177491A (ja) 2000-06-27

Family

ID=18437577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10354438A Withdrawn JP2000177491A (ja) 1998-12-14 1998-12-14 自動車用トノカバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000177491A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003072469A (ja) * 2001-09-07 2003-03-12 Mazda Motor Corp 自動車のリアパッケージトレイ構造
EP1350673A1 (en) * 2002-04-01 2003-10-08 Mazda Motor Corporation Rear luggage compartment structure for hatchback vehicle
WO2005005203A1 (de) * 2003-07-09 2005-01-20 Daimlerchrysler Ag Laderaumsystem für kraftfahrzeuge
FR2876641A1 (fr) * 2004-10-20 2006-04-21 Faurecia Automotive Ind Snc Ensemble de tablette de coffre pour vehicule automobile et vehicule correspondant.
FR2887199A1 (fr) * 2005-06-15 2006-12-22 Andre Angely Albouy Tablette arriere amovible et reversible de vehicule automobile pouvant se dedoubler
US7281743B2 (en) 2002-06-11 2007-10-16 Daimlerchrysler Ag Height-adjustable loading base for a motor vehicle
CN100441443C (zh) * 2005-11-18 2008-12-10 现代自动车株式会社 用于舱背式车辆的后窗台
FR2920370A1 (fr) * 2007-08-30 2009-03-06 Peugeot Citroen Automobiles Sa Tablette pour volet arriere de vehicule.
CN107380075A (zh) * 2017-08-29 2017-11-24 长兴泽雨汽车用品有限公司 一种汽车移动式电动后备箱控制系统及方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003072469A (ja) * 2001-09-07 2003-03-12 Mazda Motor Corp 自動車のリアパッケージトレイ構造
JP4590808B2 (ja) * 2001-09-07 2010-12-01 マツダ株式会社 自動車のリアパッケージトレイ構造
EP1350673A1 (en) * 2002-04-01 2003-10-08 Mazda Motor Corporation Rear luggage compartment structure for hatchback vehicle
US6773046B2 (en) 2002-04-01 2004-08-10 Mazada Motor Corporation Rear luggage compartment structure for hatchback vehicle
US7281743B2 (en) 2002-06-11 2007-10-16 Daimlerchrysler Ag Height-adjustable loading base for a motor vehicle
EP1511654B2 (de) 2002-06-11 2010-04-21 Daimler AG Höhenverstellbarer ladeboden eines kraftfahrzeugs
WO2005005203A1 (de) * 2003-07-09 2005-01-20 Daimlerchrysler Ag Laderaumsystem für kraftfahrzeuge
FR2876641A1 (fr) * 2004-10-20 2006-04-21 Faurecia Automotive Ind Snc Ensemble de tablette de coffre pour vehicule automobile et vehicule correspondant.
FR2887199A1 (fr) * 2005-06-15 2006-12-22 Andre Angely Albouy Tablette arriere amovible et reversible de vehicule automobile pouvant se dedoubler
CN100441443C (zh) * 2005-11-18 2008-12-10 现代自动车株式会社 用于舱背式车辆的后窗台
US7481477B2 (en) 2005-11-18 2009-01-27 Hyundai Motor Company Rear package tray for hatch back style vehicles
FR2920370A1 (fr) * 2007-08-30 2009-03-06 Peugeot Citroen Automobiles Sa Tablette pour volet arriere de vehicule.
CN107380075A (zh) * 2017-08-29 2017-11-24 长兴泽雨汽车用品有限公司 一种汽车移动式电动后备箱控制系统及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5769260A (en) Molded plastic storage container
US5979725A (en) Multi-compartment organizer for minivan
JP4552256B2 (ja) 車両用荷室構造
US7290820B1 (en) Vehicle cargo retention system
US4828312A (en) Collapsible security storage apparatus for truck beds
US7281742B2 (en) Vehicle compartment divider
US6908134B1 (en) Cargo bed extender
JP2001315581A (ja) 車両用荷物保持装置
US6652024B2 (en) Removable center console
US10513229B2 (en) Truck bed on-board storage system
US20080128422A1 (en) Vehicle trash system
US20130049395A1 (en) Cargo area extension system method and apparatus
JP2000177491A (ja) 自動車用トノカバー
JP2005193883A (ja) シート装置
US20020000456A1 (en) Arrangement for transporting objects in a motor vehicle
US6513851B2 (en) Storage tray for use with a tonneau cover assembly
US20030106894A1 (en) Minivan box liner
KR200431629Y1 (ko) 픽업차량의 적재함 덮개 조립체
US4993771A (en) Truck trunk device
JP4219452B2 (ja) パッケージトレイ
JP3748793B2 (ja) 車両の仕切装置
JP2000192693A (ja) 自動車の後部延長構造
JP2001080422A (ja) 車両用コンソールボックス
JP4140572B2 (ja) 車両の荷室構造
JP2002087169A (ja) 自動車用収納ボックス構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050912

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20051012

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20051012

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070322