JP4103472B2 - 自動車用荷室構造及び荷室用吊り支持具 - Google Patents

自動車用荷室構造及び荷室用吊り支持具 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、荷室内で荷物を吊り支持可能な自動車用荷室構造及び自動車の荷室用吊り支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の自動車の荷室用吊り支持具としては実開昭60−52151号公報に記載のものが知られている。
前記荷室用吊り支持具60は、図7に示すように、荷室(トランクルーム)の荷物搬入口を横断するロッド62と、そのロッド62をトランクルーム内の左右端でそれぞれ下方から支持する保持具64と、ロッド62に沿って移動可能な荷物用フック66とから構成されている。この構造により、買い物袋等を荷物用フック66によって吊り支持することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した荷室用吊り支持具60では、ロッド62がトランクルームの荷物搬入口を横断する位置に設置されるため、大きな荷物を搬入あるいは搬出する際にロッド62が邪魔になる。このため、不使用時にロッド62を保持具64から取り外す必要があるが、そのロッド62の取り外しあるいは取り付けが面倒である。また、取り外したロッド62や荷物用フック66は、トランクルーム内の荷物収納スペースを狭めるとともに、そのトランクルーム内の美観も損なう。
【0004】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、不使用時に邪魔にならず、かつ荷室内の美観を損なうことがない自動車用荷室構造及び荷室用吊り支持具の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、内部で荷物を吊り支持可能な自動車用荷室構造であって、荷室の天井面に沿って延びる荷物支持部材と、前記荷室内に設けられており、前記荷物支持部材が荷室の天井面から所定距離だけ離れる使用位置と、その荷物支持部材が荷室の天井面に接近する格納位置との間で移動できるように、前記荷物支持部材の両端部を支える支え部材と、前記荷物支持部材を格納位置に保持する保持部材とを有し、前記荷物支持部材は、天井面に対してほぼ平行に保持される支持本体部と、その支持本体部の両側に形成された折り曲げ部とを有しており、前記折り曲げ部の端部が支え部材に対して回動可能に連結されていることを特徴とする。
【0006】
本発明によると、支え部材は荷室内に設けられており、荷物支持部材が荷室の天井面から所定距離だけ離れる使用位置と、その荷物支持部材が荷室の天井面に接近する格納位置との間で移動できるように、荷物支持部材の両端部を支えている。このため、荷物支持部材を使用しない場合には、その荷物支持部材を荷室の天井面に接近する格納位置まで移動させ、保持部材によって格納位置に保持しておくことができる。したがって、不使用時に荷物支持部材が荷物の搬入あるいは搬出の邪魔になることがない。また、荷物支持部材は保持部材によって荷室の天井面の格納位置に保持されるため、荷室内の美観も損なわれない。
【0007】
また、請求項2に示すように、荷室の天井面に、格納位置にある荷物支持部材を収納可能な凹部を形成することにより、荷物支持部材がさらに邪魔にならず、荷室の使い勝手が良くなるとともに、荷室内の美観も向上する
【0008】
また、請求項に示すように、荷物支持部材の支持本体部に、その荷物支持部材が使用位置に保持されている状態で、上方を指向する突出部を形成することにより、その突出部を荷物用のフックとして使用できる。
【0009】
また、請求項の発明は、自動車の荷室内において荷物を吊り支持する自動車用荷室用吊り支持具であって、荷室の天井面に沿って敷設される荷物支持部材と、前記荷室内に取付け可能に構成されており、前記荷物支持部材が荷室の天井面から所定距離だけ離れる使用位置と、その荷物支持部材が荷室の天井面に接近する格納位置との間で移動できるように、前記荷物支持部材の両端部を支える支え部材と、前記荷物支持部材を格納位置に保持できる保持部材とを有し、前記荷物支持部材は、天井面に対してほぼ平行に保持される支持本体部と、その支持本体部の両側に形成された折り曲げ部とを有しており、前記折り曲げ部の端部が支え部材に対して回動可能に連結されている。
本発明により請求項1の発明と同じ作用効果を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
以下、図1〜図6に基づいて本発明の実施形態1に係る自動車用荷室構造及び荷室用吊り支持具について説明する。ここで、図1は荷室用吊り支持具の全体斜視図、図2は荷室の全体側面図である。また、図3は荷室用吊り支持具のロッドホルダ等を表す平面図及び側面図、図4はロッドホルダの斜視図である。
荷室用吊り支持具10は、荷物を支持する部分であるロッド20と、そのロッド20の両端を支持するロッドホルダ30とから構成されている。
【0011】
ロッド20は、図1(A)、(B)に示すように、ほぼ直線状に延びるロッド本体部22と、ロッド本体部22の両側に設けられた鉤状の折り曲げ部24とから構成されている。ロッド本体部22は、例えば、布製品や洗濯物等を掛ける竿状の部分であり、乗用車の荷室であるトランクルーム50の幅寸法よりも若干小さな寸法に設定されている。折り曲げ部24は、ロッド本体部22に対してほぼ直角に折り曲げられた縦ロッド24xと、縦ロッド24xの先端部でその縦ロッド24xに対してほぼ直角に折り曲げられた横軸部24yとから構成されている。各々の折り曲げ部24の横軸部24yはほぼ同軸に保持されており、さらに前記横軸部24yはロッド本体部22とほぼ平行に保持されている。
【0012】
このため、両側の折り曲げ部24の横軸部24yを後記するロッドホルダ30の軸受け孔34で回転可能に支持することにより、それらの軸受け孔34回りにロッド本体部22及び折り曲げ部24の縦ロッド24xを回動させることができる。
ロッド20は長手方向に弾性変形が可能な靭性を有する材料で成形される。ロッド20の材料には、例えば、樹脂で被覆した小径の丸鋼や鋼管、ステンレス丸鋼あるいは樹脂管等が使用される。即ち、ロッド20が本発明の荷物支持部材に相当し、ロッド本体部22が本発明の支持本体部に相当する。
【0013】
ロッドホルダ30は、二個が一組で使用され、図3、図4に示すように、トランクルーム50の天井面52に固定された状態で、ロッド20の両端の横軸部24yを回転可能に支持する。ロッドホルダ30は、トランクルーム50の天井面52に固定される係合部32と、ロッド20の横軸部24yを支持するロッド支持部31とから構成されている。
【0014】
ロッドホルダ30のロッド支持部31は、図3(A)に示すように、断面略半円形をして軸状に形成されており、そのロッド支持部31の外周面が平面31fと曲面31cとから構成されている。ロッド支持部31には、平面31fに対して垂直に貫通孔34が形成されており、その貫通孔34にロッド20の横軸部24yが通されて、回転自在に支持される。即ち、前記貫通孔34がロッドホルダ30の軸受け孔34に相当する。以下、貫通孔34を軸受け孔34と呼ぶことにする。
【0015】
また、ロッド支持部31の平面31fには、ロッド20を使用位置に保持するNo.1突起36a、No.2突起36bと、ロッド20を格納位置に保持するNo.3突起36cとが形成されている。ここで、ロッド20の使用位置とは、そのロッド20の縦ロッド24xがNo.1突起36aとNo.2突起36b間に挟まれて鉛直線とほぼ平行になる位置を言う。使用位置で、ロッド20のロッド本体部22は最も低い位置に保持され、そのロッド本体部22とトランクルーム50の天井面52との間隔は最大となる(縦ロッド24xの長さ寸法にほぼ等しくなる)。
また、ロッド20の格納位置とは、そのロッド20の縦ロッド24xがNo.3突起36cに下方から支持されてほぼ水平になる位置を言う。格納位置で、ロッド20のロッド本体部22は最も高い位置に保持され、そのロッド本体部22とトランクルーム50の天井面52との間隔が最小となる。
なお、突起36a,36b,36cは弾性変形可能に構成されている。
【0016】
ロッドホルダ30の係合部32は、係合爪38と、その係合爪38を支える円板部37とから構成されており、係合爪38、円板部37が前述のロッド支持部31と同軸の状態でそのロッド支持部31の上側に形成されている。
係合部32の係合爪38は、トランクルーム50の天井面52に形成された取付け孔54(図4参照)に挿入される爪であり、一定隙間を介して対向する一対の半割爪39から構成されている。半割爪39は、半割軸部39jと、半割頭部39hとを備えており、半割軸部39jと半割頭部39hと境目に段差状の係合段部39dが形成されている。
【0017】
両半割爪39の半割軸部39jから構成される係合爪38の軸部の外径寸法は、トランクルーム50の天井面52に形成された取付け孔54の内径寸法とほぼ等しく設定されている。また、両半割爪39の半割頭部39hから構成される係合爪38の頭部は、天井面52の取付け孔54よりも所定寸法だけ大径となるように設定されている。係合爪38の頭部は、天井面52の取付け孔54に押込まれる際に、両半割爪39の半割頭部39hが互いに接近する方向に弾性変形することで前記取付け孔54を通過できるサイズにまで外径寸法が減少する。このため、係合爪38の頭部が前記取付け孔54を通過後に復元することで、係合爪38の段差状の係合段部39dが取付け孔54の縁部に掛かり、その係合爪38の抜け止めが図られる。
【0018】
このように、ロッドホルダ30の係合部32の係合爪38を、トランクルーム50の天井面52の取付け孔54に押込むだけで、ロッドホルダ30をトランクルーム50の天井面52に固定することができるため、ロッドホルダ30の取付けが容易になる。ここで、ロッドホルダ30は、若干弾力性を有する樹脂で形成するのが好ましい。即ち、ロッドホルダ30が本発明の支え部材に相当する。
【0019】
次に、図2(A)(B)に基づいて、荷室用吊り支持具10が装着される乗用車のトランクルーム50の説明を簡単に行う。
トランクルーム50は、乗用車の車室Rとパネル51で仕切られた状態で形成されており、その車室R内に設置された後部座席Sの後方に配置されている。トランクルーム50は、ほぼ前半分が車室Rの下側に入り込んだ状態で形成されており、そのトランクルーム50の天井面52の上側に後部座席Sの上端位置から後方に延びる棚部Tが形成されている。さらに、棚部Tに対して鋭角に傾斜した状態で車室RのリヤウインドガラスWが取付けられている。
【0020】
車室RのリヤウインドガラスWの後方には、トランクルーム50の荷物搬入口55が設けられており、その荷物搬入口55がトランクルームカバー56によって開閉可能に構成されている。
トランクルーム50の天井面52には、荷室用吊り支持具10を収納可能な細長凹部53がトランクルーム50の巾方向(乗用車の巾方向)に形成されている。そして、細長凹部53の長手方向両端部にそれぞれロッドホルダ30用の取付け孔54が形成されている。ここで、両取付け孔54間の距離は、図3(A)(B)に示すように、各取付け孔54に装着されたロッドホルダ30の対向する平面31f間の距離がロッド本体部22の長さ寸法にほぼ等しくなるような値に設定されている。
【0021】
次に、荷室用吊り支持具10の取付け手順と、荷室用吊り支持具10の使用方法を簡単に説明する。
荷室用吊り支持具10をトランクルーム50の天井面52に取付けるには、先ず、ロッド20の両端に設けられた横軸部24yをそれぞれロッドホルダ30の軸受け孔34に対し、そのロッドホルダ30の平面31f側から挿入する。次に、各ロッドホルダ30の係合爪38の頭部をトランクルーム50の天井面52(細長凹部53)に形成された各取付け孔54に押込む。
【0022】
これによって、係合爪38の頭部が弾性変形しながら取付け孔54を通過し、その後、復元することで係合爪38の係合段部39dが取付け孔54の周縁に掛けられ、ロッドホルダ30が細長凹部54の取付け孔54の位置に固定される。これによって、荷室用吊り支持具10の取付けが完了する。なお、ロッドホルダ30の円板部37から係合爪38の係合段部39dまでの寸法はパネル51の厚み等を考慮してガタの無いように設定されている。
【0023】
荷室用吊り支持具10を使用するためには、ロッド20を格納位置から使用位置まで回動させる。ロッド20の回動は、トランクルーム50の荷物搬入口55側からそのロッド20を掴んで手前側に引っ張ることにより行う。これによって、ロッド20は、ロッドホルダ30の軸受け孔34を中心に、図3(C)、図4において左回動する。このとき、ロッド20の縦ロッド24xが回動過程でロッドホルダ30の平面31fのNo.3突起36c、No.2突起36bに当接する。しかし、ロッド20は長手方向に弾性変形可能な材料で形成されており、さらにNo.3突起36c、No.2突起36bも弾性変形可能に形成されているため、ロッド20を人力で引っ張ることにより、縦ロッド24xはNo.3突起36c、No.2突起36bを乗り越えることが可能になる。
【0024】
使用位置まで回動したロッド20は、その縦ロッド24xがNo.2突起36bとNo.1突起36aとの間に挟まれることで、使用位置に保持される。使用位置では、ロッド20のロッド本体部22はトランクルーム50の天井面52からほぼ縦ロッド24xの長さ寸法だけ離れるようになる。このため、前記天井面52とロッド本体部22との間を通して、そのロッド本体部22に布製品や洗濯物等を簡単に掛けることができる。なお、ロッド20が使用位置にあるときは、縦ロッド24xがNo.2突起36bとNo.1突起36aとの間に挟まれているため、乗用車の走行中、ロッド20に対して振動が加わっても、そのロッド20が揺動するような不具合はない。
【0025】
ロッド20を格納位置まで戻すには、そのロッド20を掴んでトランクルーム50の奥側に押圧することにより行う。これによって、ロッド20は、ロッドホルダ30の軸受け孔34を中心に、図3(C)、図4において右回動する。このとき、回動過程でロッド20の縦ロッド24xがロッドホルダ30の平面31fのNo.2突起36b、No.3突起36cを順番に乗り越え、そのNo.3突起36cを乗り越えた段階でロッド20は細長凹部53内の格納位置に到達する。そして、ロッド20の縦ロッド24xは復元したNo.3突起36cによって下方から支持され、格納位置に保持される。
即ち、No.3突起36cが本発明の保持部材に相当する。
【0026】
このように、本実施形態に係る荷室用吊り支持具10によると、ロッド20を使用しない場合には、そのロッド20をトランクルーム50の天井面52の格納位置に保持しておくことができるため、不使用時にロッド20が荷物の搬入あるいは搬出の邪魔になることがない。また、トランクルーム50内の美観も損なわれない。
【0027】
また、トランクルーム50の天井面52には、格納位置にあるロッド20を収納可能な細長凹部53が設けられているため、ロッド20がさらに邪魔にならず、トランクルーム50の使い勝手が向上するとともに、トランクルーム50内の美観も向上する。
また、ロッド20をロッドホルダ30の軸受け孔34中心に回動させるだけで、そのロッド20を格納位置あるいは使用位置に保持できるため、荷室用吊り支持具10の使い勝手も向上する。
【0028】
なお、本実施形態では、竿状のロッド本体部22を備えるロッド20を例に説明を行ったが、図5に示すように、ロッド20が使用位置にあるときに上方を向くような突出部22tをロッド本体部22に形成することも可能である。突出部22tは、ロッド本体部22の一部を、例えば、V字形に折り曲げることで形成するのが好ましいが、別部材をロッド本体部22に固定する方法により形成しても良い。
【0029】
ロッド本体部22に突出部22tを形成することにより、買い物袋や取っ手の付いたバック等を掛けることもできる(図5(A)(B)参照)。また、ロッド本体部22に突出部22tにネットや布地等を結ぶことにより、トランクルーム50内をそのネットや布地等で仕切ることも可能になる。さらに、ネットや布地等を簡易な袋状にして使用することも可能である。
【0030】
また、本実施形態では、ロッド20を格納位置に保持する保持部材としてNo.3突起36cを使用する例を示したが、No.3突起36cの代わりに、図6に示すように、天井面52の細長凹部53の端縁に弾性変形可能な突起53zを取付け、この突起53zでロッド20を格納位置に保持する方法も可能である。なお、ロッド20が弾性変形可能であれば、突起53zは変形しないものであっても良い。
さらに、突起53zの代わりにフックを使用することも可能である。
【0031】
また、本実施形態では、トランクルーム50の天井面52に荷室用吊り支持具10を取付ける例を示したが、トランクルーム50の荷物搬入口55を閉じた状態でトランクルーム50の天井面となるトランクルームカバー56の裏側に荷室用吊り支持具10を取付けることも可能である。
また、本実施形態では、ロッド20が乗用車の巾方向に延びるように取付ける例を示したが、前後方向に延びるように取付けることも可能である。また、ロッド20を短く製作し、複数の荷室用吊り支持具10をトランクルーム50の天井面52に取付けることも可能である。
また、本実施形態では、セダンタイプの乗用車のトランクルーム50に荷室用吊り支持具10を取付ける例を示したが、ワゴンタイプの乗用車の荷室に荷室用吊り支持具10を取付けることも可能である。
【0032】
なお、実施形態に記載された発明のうちで特許請求の範囲には記載されていない発明を以下に列記する。
(1) 自動車の荷室内において荷物を吊り支持する自動車の荷室用吊り支持具であり、荷室の天井面に沿って敷設される荷物支持部材と、前記荷室内に取付け可能に構成されており、前記荷物支持部材が荷室の天井面から所定距離だけ離れる使用位置と、その荷物支持部材が荷室の天井面に接近する格納位置との間で移動できるように、前記荷物支持部材の両端部を支える支え部材と、前記荷物支持部材を格納位置に保持できる保持部材と、を有することを特徴とする自動車の荷室用吊り支持具であって、
荷物支持部材は格納位置まで移動した段階で荷室の天井面に形成された凹部内に収納可能なサイズに形成されていることを特徴とする自動車の荷室用吊り支持具。
(2) (1)に記載の自動車の荷室用吊り支持具であって、
荷物支持部材は、荷室の天井面にほぼ平行な支持本体部と、その支持本体部の両側に形成された折り曲げ部とを有しており、前記折り曲げ部の端部が支え部材に対して回動可能に連結されていることを特徴とする自動車の荷室用吊り支持具。
(3) (1)(2)のいずれかに記載の自動車の荷室用吊り支持具であって、
荷物支持部材の支持本体部には、その荷物支持部材が使用位置に保持されている状態で、上方を指向する突出部が形成されていることを特徴とする自動車の荷室用吊り支持具。
【0033】
(4) (2)(3)のいずれかに記載の自動車の荷室用吊り支持具であって、保持部材は、支え部材に設けられた突起であって、荷物支持部材の折り曲げ部を下方から支える構造であり、
前記突起及び/又は荷物支持部材は、その荷物支持部材が支え部材に対して回動する際に、弾性変形してその回動を許容する構成であることを特徴とする荷室用吊り支持具。
(5) (2)(3)のいずれかに記載の自動車の荷室用吊り支持具であって、保持部材は、凹部の縁に形成された突起であり、荷物支持部材が前記凹部に収納される際に、その荷物支持部材の支持本体部が弾性変形して乗り越える構成であることを特徴とする自動車の荷室用吊り支持具。
(6) (2)(3)のいずれかに記載の自動車の荷室用吊り支持具であって、保持部材は、凹部に設けられたフックであることを特徴とする自動車の荷室用吊り支持具。
【0034】
【発明の効果】
本発明によると、不使用時に荷物支持部材が荷物の搬入あるいは搬出の邪魔になることがない。また、荷室内の美観も損なわれない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る自動車の荷室用吊り支持具の格納状態を表す全体斜視図(A図)、使用状態を表す全体斜視図(B図)である。
【図2】トランクルームの全体側面図(A図)及びA図のB矢視拡大図(B図)である。
【図3】荷室用吊り支持具の使用状態を表す平面図(A図)、格納状態を表す平面図(B図)及びロッドホルダを表す側面図(A図のC- C矢視図)(C図)である。
【図4】ロッドホルダを表す斜視図である。
【図5】荷室用吊り支持具のロッドの変更例を表す斜視図(A図、B図、C図)である。
【図6】荷室用吊り支持具の保持部材の変更例を表す側面図である。
【図7】従来の荷室用吊り支持具を表す斜視図である。
【符号の説明】
20 ロッド(荷物支持部材)
22 ロッド本体部(支持本体部)
22t 突出部
24 折り曲げ部
30 ロッドホルダ(支え部材)
34 軸受け孔
50 トランクルーム(荷室)
52 天井面
53 細長凹部(凹部)

Claims (4)

  1. 荷室内で荷物を吊り支持可能な自動車用荷室構造であって、
    荷室の天井面に沿って延びる荷物支持部材と、
    前記荷室内に設けられており、前記荷物支持部材が荷室の天井面から所定距離だけ離れる使用位置と、その荷物支持部材が荷室の天井面に接近する格納位置との間で移動できるように、前記荷物支持部材の両端部を支える支え部材と、
    前記荷物支持部材を格納位置に保持する保持部材と、
    を有し、
    前記荷物支持部材は、天井面に対してほぼ平行に保持される支持本体部と、その支持本体部の両側に形成された折り曲げ部とを有しており、前記折り曲げ部の端部が支え部材に対して回動可能に連結されていることを特徴とする自動車用荷室構造。
  2. 請求項1に記載の自動車用荷室構造であって、
    荷室の天井面には、格納位置にある荷物支持部材を収納可能な凹部が形成されていることを特徴とする自動車用荷室構造。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載の自動車用荷室構造であって、
    前記荷物支持部材の支持本体部には、その荷物支持部材が使用位置に保持されている状態で、上方を指向する突出部が形成されていることを特徴とする自動車用荷室構造。
  4. 自動車の荷室内において荷物を吊り支持する自動車の荷室用吊り支持具であって、
    荷室の天井面に沿って敷設される荷物支持部材と、
    前記荷室内に取付け可能に構成されており、前記荷物支持部材が荷室の天井面から所定距離だけ離れる使用位置と、その荷物支持部材が荷室の天井面に接近する格納位置との間で移動できるように、前記荷物支持部材の両端部を支える支え部材と、
    前記荷物支持部材を格納位置に保持できる保持部材と、を有し、
    前記荷物支持部材は、天井面に対してほぼ平行に保持される支持本体部と、その支持本体部の両側に形成された折り曲げ部とを有しており、前記折り曲げ部の端部が支え部材に対して回動可能に連結されていることを特徴とする自動車の荷室用吊り支持具
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