JP4501095B2 - 自動車のパッケージトレイ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車の車体後部荷室を上下に区分するパッケージトレイの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ハッチバック車は、後部座席後方の大きな空間を荷室として利用できる。この空間はそのまま大きな1つの荷室として利用されたり、あるいは、平板状のパッケージトレイで上下に区分して利用される。
【0003】
このようなパッケージトレイとして、実開昭64−50145号公報に開示されているように、パッケージトレイ本体の車幅方向両端縁部に一対のサイドトレイを設け、該サイドトレイには軸受け部とストッパとを設ける一方、上記パッケージトレイ本体には2本の軸を設けたパッケージトレイが知られている。このパッケージトレイは、サイドトレイを車体側に固定するようになっており、パッケージトレイの下に収納した荷物を取り出すとき、パッケージトレイ本体の後部を持ち上げると、2本の軸がそれぞれ軸受け部とストッパとに係合してトレイ本体の後部が上方に持ち上げられた状態で保持されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の公報例のパッケージトレイは、サイドトレイが固定式であって常に荷室内を上下に区分しているため、不使用時にパッケージトレイを取り外して荷室空間を広く利用することができず、利用状況に応じた臨機応変な対応が十分でない。つまり、使用時にはパッケージトレイを車体側の受け部に載置して荷室空間を上下に区分して利用したり、あるいは、不使用時にはパッケージトレイを上記受け部から取り外して荷室のフロア上に載置して荷室空間を広く利用するといったことができない。
【0005】
この問題は、パッケージトレイを車体側の受け部に対して着脱自在にすることで一見、解決可能のように思われるが、実際には、車体後部の荷室は後輪のホイールハウスがあったり、あるいは車種によっては下部の車幅方向の長さが上部より狭くなっている自動車があるため、受け部から取り外したパッケージトレイを荷室のフロア上に載置しようとしても、フロアの車幅方向の長さがパッケージトレイの車幅方向の長さよりも短いため、パッケージトレイをフロア上に載置することができず、不使用時に荷室空間を広く利用することができない。
【0006】
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、パッケージトレイを不使用時にフロア上に載置して荷室空間を広く利用することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明は、パッケージトレイの車幅方向の実質的な長さを、上下で車幅方向の長さが異なる荷室に対応させて変えるようにしたことを特徴とする。
【0008】
具体的には、この発明は、車体後部荷室の車幅方向両側壁に少なくとも一対の受け部が設けられた自動車において、使用時に上記受け部に着脱自在に載置されて上記荷室を上下に区分する一方、不使用時に上記荷室のフロア上に載置されるパッケージトレイを対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0009】
すなわち、請求項1に記載の発明は、パッケージトレイ本体と、該パッケージトレイ本体の裏面の車幅方向端縁部近傍に車幅方向に出退可能なように回動自在に設けられ、使用時に格納状態から回動してパッケージトレイ本体の外方に進出して上記受け部に着脱自在に係合してパッケージトレイ本体を支持する一方、不使用時に進出状態から回動してパッケージトレイ本体の内方に後退して格納される支持部材とを備え、該支持部材は、棒状体を略コ字状に折曲して形成され、その開放部と対向する連結部がブラケットによりパッケージトレイ本体に取り付けられていることを特徴とする。
【0010】
上記の構成により、請求項1に記載の発明では、使用時に支持部材を進出させてパッケージトレイの車幅方向の実質的な長さを長くし、車幅方向の支間距離がフロアの車幅方向の長さよりも長い受け部間にパッケージトレイ本体が上記支持部材を介して支持され、荷室空間がパッケージトレイで上下に区分される。
【0011】
一方、不使用時に上記支持部材を後退させてパッケージトレイの車幅方向の実質的な長さを短くし、車幅方向の長さが受け部間の支間距離よりも短いフロア上にパッケージトレイ本体が載置され、荷室空間が広くなる。
【0012】
このような利用状況に応じた対応は、支持部材を出退させるだけで簡単にかつ迅速に行われる
【0013】
また、請求項に記載の発明では、支持部材は回動動作により使用時の進出位置と不使用時の後退した格納位置とに容易に変更され、しかも、パッケージトレイ本体の裏面側に設けられているため、支持部材の取付部がパッケージトレイの表面側から見えず、見栄えが損なわれない
【0014】
さらに、請求項に記載の発明では、支持部材の略コ字状の形状からして弾発力が効果的に得られ、支持部材はその弾発力によって車体側の受け部に圧接状態で係合し、パッケージトレイ本体がガタ付くことなく受け部に支持される。
【0015】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、ブラケットは、支持部材の連結部を跨いで車幅方向外方に延出して該連結部の両側でパッケージトレイ本体に結合されていることを特徴とする。
【0016】
上記の構成により、請求項に記載の発明では、支持部材の回動支点である連結部がブラケットにより両側から保持され、支持部材の取付け強度が高まる。
【0017】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、ブラケットは、パッケージトレイ本体の車幅方向略全幅に亘って延び、その両端部に配置された支持部材をパッケージトレイ本体とで挟持していることを特徴とする。
【0018】
上記の構成により、請求項に記載の発明では、2つの支持部材が1つのブラケットでパッケージトレイ本体に取り付けられ、しかも、支持部材をブラケットとパッケージトレイ本体との間に挟んで挟持するだけであるため、支持部材の取付けが容易になる。また、ブラケットがパッケージトレイ本体の車幅方向略全幅に亘って延びていて補強材の役目をなし、パッケージトレイ本体が補強される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
【0020】
(実施の形態1)
図9は自動車がハッチバック車1であってバックドア3を上方に開けて車体5後部の荷室7を開放した状態を示す。この荷室7の車幅方向両側にはサイドトリム9が配置され、該サイドトリム9の上端縁部には、車幅方向を左右として互いに対向する左右一対の矩形溝からなる受け部13が車体前後方向に間隔をあけて二対形成されている。上記サイドトリム9の上下方向中程から下方が車体5内方に突出していて、上記フロア11の車幅方向の長さが左右一対の受け部13間の支間距離よりも短くなっている。
【0021】
上記二対の受け部13には、図4に示すようなパッケージトレイ15が使用時に着脱自在に係合載置されて上記荷室7を上下に区分するようになっている。また、このハッチバック車1では、パッケージトレイ15を使用しないときには、パッケージトレイ15が上記荷室7のフロア11上に載置されるようになっている。このパッケージトレイ15をフロア11上に載置することで広くなった荷室空間は、大きな荷物を収容することに利用される。
【0022】
図1及び図4はこの発明の実施の形態1に係るパッケージトレイ15を示す。このパッケージトレイ15は、車幅方向に長い略長方形の樹脂製パッケージトレイ本体17を備え、このパッケージトレイ本体17はブロー成形により成形され、内部に中空部19を有している。
【0023】
上記パッケージトレイ本体17は、車体前後方向中程で車幅方向に延びる薄肉ヒンジ21を境に前方トレイ本体部23と後方トレイ本体部25とに区分され、上記後方トレイ本体部25が薄肉ヒンジ21を回動支点として車体5前方へ回動するようになっている。上記後方トレイ本体部25後端の車幅方向両端寄りには、吊り紐27がそれぞれ取り付けられており、この吊り紐27は上記バックドア3に引っ掛けられ、バックドア3の開動作に連動してパッケージトレイ本体17全体を車体前方へ上向きに回動させるようになっているが、人が直接に手で持ち上げることもできる。29は、上記後方トレイ本体部25後端の吊り紐27間に配置されたゴム等からなる弾性材であり、バックドア3を閉じた状態でバックドア3に接触してパッケージトレイ本体17のガタ付きを防止するようになっている。
【0024】
図2にも示すように、上記パッケージトレイ本体17の前方及び後方トレイ本体部23,25裏面の車幅方向両端縁部近傍には、金属製棒状体を略コ字状に折曲して形成された2つの支持部材31がブラケット33の両端に1つずつそれぞれ回動自在に取り付けられている。
【0025】
具体的には、上記パッケージトレイ本体17の前方及び後方トレイ本体部23,25裏面には、車幅方向に全幅に亘って延びる溝35が凹設され、この溝35は、車幅方向両端部が幅広に形成された幅広溝部37と、該幅広溝部37間に亘って連続して幅狭に形成され、パッケージトレイ本体17裏面で車幅方向に延びる隆起部39(図1参照)の車体前後方向両側に位置する2条の幅狭溝部41とからなる。上記幅広溝部37には、車体前後方向に互いに対向する一対の係合突起43が車幅方向に間隔をあけて二対突設され、該各係合突起43の幅広溝部37底面側には、凹状に湾曲したアンダー部43aが形成されている。
【0026】
上記ブラケット33は、図3に示すように、両側壁45と底壁47とで断面コ字状に曲折されて形成された長尺物であり、長手方向両端に上記支持部材31が回動自在に取り付けられる断面円形のヒンジ部49が形成されているとともに、上記底壁47には複数の孔部47aが穿設されている。また、上記パッケージトレイ本体17の隆起部39には、上記ブラケット33の各孔部47aに対応して複数の孔部39aが形成されている。そして、ブラケット33の両側壁45を上記両幅狭溝部41に配置して底壁47をパッケージトレイ本体17の隆起部39に沿わせた状態で、リベット51を孔部47a,39aに挿入してかしめることにより、上記底壁47をリベット51でパッケージトレイ本体17の隆起部39に締結し、ブラケット33がパッケージトレイ本体17の裏面にその車幅方向略全幅幅に亘って延びて取り付けられるようになっている。この取付け状態で、上記ヒンジ部49が上記幅広溝部37の車幅方向中程に臨むようになっている。
【0027】
上記支持部材31は、弾発力を得るように両端が離れていて当該部分を開放部31aとし、該開放部31aと対向する連結部31bが上記ブラケット33のヒンジ部49に回動自在に嵌挿され、これにより、連結部31bがブラケット33によりパッケージトレイ本体17の裏面に取り付けられている。そして、この取付け状態で、上記支持部材31は、パッケージトレイ15の使用時に、幅広溝部37底面の奥部側に沿った格納状態(図2仮想線参照)から回動してパッケージトレイ本体17の車幅方向端縁部から車幅方向外方に進出し、車体5側に取り付けられたサイドトレイ9の受け部13に着脱自在に係合してパッケージトレイ本体17を支持するようになっている(図1及び図2実線参照)。この際、上記支持部材31はその弾発力によって上記受け部13の側面に圧接状態で係合しており、これにより、パッケージトレイ本体17をガタ付くことなく受け部13で支持することができる。一方、上記支持部材31は、パッケージトレイ15の不使用時に、進出状態(図1及び図2実線参照)から回動してパッケージトレイ本体17の車幅方向端縁部から車幅方向内方に後退して格納されるようになっている(図2仮想線参照)。この進出及び格納動作時に、上記支持部材31は、両側の係合突起43に圧接して開放部31a間を狭めながらアンダー部43aに嵌め込まれ、垂れ下がらないように進出及び格納姿勢を保持するようになっている。
【0028】
図4に示すように、上記パッケージトレイ本体17の前方トレイ本体部23裏面の車体前方端縁部でかつ車幅方向端縁部近傍には、車体前方側及び車幅方向端縁部側が開放した切欠部53が形成されているとともに、金属棒からなる別の支持部材55がパッケージトレイ本体17の成形時にインサートされ、その先端側部分を上記切欠部53に突出させてパッケージトレイ本体17裏面から露出させている。この支持部材55はサイドトリム9における車体前方側の受け部13に接近して設けられた図示しない受け部に着脱自在に係合し、吊り紐27をバックドア3に引っ掛けてパッケージトレイ15全体を車体前方へ上向きに回動させるときの回動支点となる。
【0029】
したがって、上述の如く構成されたパッケージトレイ15を使用する時には、支持部材31を回動させてパッケージトレイ本体17の車幅方向端縁部から車体外方に進出させる。これにより、パッケージトレイ15の車幅方向の実質的な長さが長くなり、車幅方向の支間距離がフロア11の車幅方向の長さよりも長い受け部13間にパッケージトレイ15を上記支持部材31を介して支持させることができ、荷室空間をパッケージトレイ15で上下に区分することができる。
【0030】
一方、パッケージトレイ15を使用しない時には、支持部材31を回動させてパッケージトレイ本体17の車幅方向端縁部から車体内方に後退させて格納する。これより、パッケージトレイ15の車幅方向の実質的な長さが短くなり、車幅方向の長さが受け部13間の支間距離よりも短いフロア11上にパッケージトレイ15を載置することができ、荷室空間を広くして形状の大きな収容物を収容することができる。
【0031】
このような利用状況に応じた対応は、支持部材31を単に回動させて出退させるだけでよいので、簡単にかつ迅速に行うことができる。
【0032】
また、支持部材31をパッケージトレイ本体17の裏面側に設けていることから、支持部材31の取付部がパッケージトレイ15の表面側から見えず、見栄えをよくすることができる。
【0033】
さらに、支持部材31をその弾発力を利用して係合突起43のアンダー部43aに係合させるようにしていることから、支持部材31を垂れ下がることなく進出位置及び後退位置に安定して保持することができる。また、支持部材31を車体5側サイドトリム9の受け部13に圧接係合させてパッケージトレイ本体17をガタ付くことなく受け部13で支持することができる。
【0034】
加えて、2つの支持部材31を1つのブラケット33でパッケージトレイ本体17に取り付けていることから、ブラケット33がパッケージトレイ本体17の車幅方向略全幅に亘って延びて補強材の役目をなし、パッケージトレイ本体17を補強することができる。
【0035】
(実施の形態2)
図5〜8はこの発明の実施の形態2に係るパッケージトレイ15を示す。この実施の形態2のパッケージトレイ15は、ブラケット33の形状が実施の形態1と若干異なっている。つまり、実施の形態2のブラケット33は、パッケージトレイ本体17の車幅方向略全幅に亘って延び、支持部材31の連結部31bを跨いで車幅方向外方に延出して該連結部31bの両側でパッケージトレイ本体17に結合されている。これに伴い、パッケージトレイ本体17裏面の隆起部39も幅広溝部37内に延出しており、上記ブラケット33の延出部33aが上記隆起部39の延出部39aに沿うようになっている。そして、上記ブラケット33の延出部33a基端には、半円形のヒンジ部49が形成され、ブラケット33の両端に配置された支持部材31の連結部31bを上記ヒンジ部49に対応させて両者をパッケージトレイ本体17の溝35に配置し、ねじ57をパッケージトレイ本体17にインサートされたウェルドナット59に螺合させることで、支持部材31をブラケット33とパッケージトレイ本体17の隆起部39とで挟持するようになっている。
【0036】
なお、実施の形態2の支持部材31は、実施の形態1と異なり互いに内方に曲がっておらず、開放部31a側の先端が真っ直ぐになっている。また、パッケージトレイ本体17の表面には、見栄えを良くする等の観点から布地61が貼着されている。
【0037】
そのほかは実施の形態1と同様に構成されているので、同一の構成箇所には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0038】
したがって、この実施の形態2では実施の形態1と同様の作用効果を奏することができるものである。
【0039】
加えて、この実施の形態2では、ブラケット33を支持部材31の連結部31bを跨いで車幅方向外方に延出させて該連結部31bの両側でパッケージトレイ本体17に結合していることから、支持部材31の回動支点である連結部31bをブラケット33により両側から保持して、支持部材31の取付け強度を高めることができる。
【0040】
さらに、支持部材31をブラケット33とパッケージトレイ本体17との間に挟んで挟持していることから、支持部材31を容易に取り付けることができる
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、支持部材をパッケージトレイ本体の車幅方向端縁部近傍に車幅方向に進退自在に設けたので、車体側の受け部間の支間距離と、これよりも車幅方向の長さが短いフロアとの間でパッケージトレイを載置して使い分けすることができ、支持部材を出退させるだけで利用状況に応じて簡単にかつ迅速に対応することができる。
【0042】
また、請求項に係る発明によれば、支持部材をパッケージトレイの表面側から見えないようにパッケージトレイ本体の裏面に回動自在に設けたので、支持部材を進出位置と後退位置に容易に変更できるとともに、見栄えを向上させることができる。
【0043】
さらに、請求項に係る発明によれば、支持部材を略コ字状に折曲して弾発力が得られるようにしたので、支持部材を車体側の受け部に圧接係合させてパッケージトレイ本体をガタ付くことなく安定支持することができる。
【0044】
請求項に係る発明によれば、ブラケットを支持部材の連結部を跨いで車幅方向外方に延出させて該連結部の両側でパッケージトレイ本体に結合したので、支持部材の回動支点である連結部をブラケットで両側から保持して支持部材を強固に取り付けることができる。
【0045】
請求項に係る発明によれば、ブラケットをパッケージトレイ本体の車幅方向略全幅に亘って延ばし、その両端部に配置された支持部材をパッケージトレイ本体とで挟持したので、支持部材をパッケージトレイ本体に簡単に取り付けることができるとともに、長尺のブラケットによってパッケージトレイ本体を補強することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1においてパッケージトレイを受け部で支持した状態の図2のA−A線に相当する断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1においてパッケージトレイの支持部材取付け箇所を裏側から見た斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態1においてブラケットの両端に支持部材が取り付けられた状態の斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係るパッケージトレイの斜視図である。
【図5】 この発明の実施の形態2においてパッケージトレイを受け部で支持した状態を示し、(a)は図6のB−B線に相当する断面図、(b)は図2のC−C線に相当する断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2においてパッケージトレイの支持部材取付け箇所を裏側から見た斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態2におけるブラケットの斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態2に係るパッケージトレイの斜視図である。
【図9】 ハッチバック車の車体後部の荷室の斜視図である。
【符号の説明】
1 ハッチバック車(自動車)
5 車体
7 荷室
11 フロア
13 受け部
15 パッケージトレイ
17 パッケージトレイ本体
31 支持部材
31a 開放部
31b 連結部
33 ブラケット
33a 延出部

Claims (3)

  1. 車体後部荷室の車幅方向両側壁に少なくとも一対の受け部が設けられた自動車において、使用時に上記受け部に着脱自在に載置されて上記荷室を上下に区分する一方、不使用時に上記荷室のフロア上に載置されるパッケージトレイであって、
    パッケージトレイ本体と、
    該パッケージトレイ本体の裏面の車幅方向端縁部近傍に車幅方向に出退可能なように回動自在に設けられ、使用時に格納状態から回動してパッケージトレイ本体の外方に進出して上記受け部に着脱自在に係合してパッケージトレイ本体を支持する一方、不使用時に進出状態から回動してパッケージトレイ本体の内方に後退して格納される支持部材とを備え
    該支持部材は、棒状体を略コ字状に折曲して形成され、その開放部と対向する連結部がブラケットによりパッケージトレイ本体に取り付けられていることを特徴とする自動車のパッケージトレイ。
  2. 請求項記載の自動車のパッケージトレイにおいて、
    ブラケットは、支持部材の連結部を跨いで車幅方向外方に延出して該連結部の両側でパッケージトレイ本体に結合されていることを特徴とする自動車のパッケージトレイ。
  3. 請求項記載の自動車のパッケージトレイにおいて、
    ブラケットは、パッケージトレイ本体の車幅方向略全幅に亘って延び、その両端部に配置された支持部材をパッケージトレイ本体とで挟持していることを特徴とする自動車のパッケージトレイ。
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