JP3703628B2 - 収納ボックス - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バス等のインストルメントパネルに装備される収納ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4に示す如く、比較的大型のバスのインストルメントパネル1においては、車幅方向における運転席2の反対側(日本国内用車両では進行方向左側)に物品を収容し得るよう収納ボックスが構成されていることが多く、特に図示する如き大型バスの場合には、車幅方向外側にオイルリザーブタンク等を収容させる為の小型の収納ボックス3が設けられ、その内側にはビデオデッキ等の比較的大型の物品を収容させる為の大型の収納ボックス4が設けられている。
【0003】
そして、オイルリザーブタンク等を収容する小型の収納ボックス3は、図5及び図6に示すように、インストルメントパネル1に適当な容積で凹設された収納室5と、該収納室5を開閉自在に被覆するリッド6とにより構成されているが、この種の収納ボックス3の場合には、オイル点検時等にのみリッド6を開けることができれば良く、格別に質感の良い操作性を要求されない為、リッド6の前方側端部7の裏面に前方へ向けて張り出し且つその先端を上向きに屈曲した掛止爪8を形成し、該掛止爪8の先端を前記収納室5の前面部9上側に形成した開口部10を通しインストルメントパネル1内部に差し入れ、該インストルメントパネル1内部の上側に配設したストッパ11に対し後方へ変位しないよう掛止せしめて簡易に組付けるようにしてある。
【0004】
前記リッド6を具体的に組付けるに当たっては、図6に二点鎖線で示すように、リッド6の後方側端部12側を持ち上げて掛止爪8の上向きに屈曲した先端を前方へ倒し加減にし、斯かる状態で掛止爪8をストッパ11に干渉しないように開口部10に差し入れつつリッド6の後方側端部12側を下ろして前記掛止爪8の先端をストッパ11に対し下方から掛止させるようにすれば良く、後方側端部12を下ろされて閉じた状態となったリッド6は、その裏面の車幅方向両側を収納室5の左右の側面部13(図5参照)上に載置される。
【0005】
このようにしてリッド6を組付ければ、該リッド6を閉じた状態で掛止爪8がストッパ11に掛止されてリッド6が外れないよう確実に保持されることになり、また、必要時にはリッド6の後方側端部12を持ち上げることで簡単にリッド6を開くことが可能となる。
【0006】
ただし、前記リッド6の掛止爪8をストッパ11に掛止して後方へ変位しないようにしただけでは、リッド6の前方側端部7と収納室5の前面部9上端との間の隙間を一定に保持することができず、該隙間が一定に保持されないことにより美観が損なわれる虞れがあるので、掛止爪8の下面における基端側にブラケット14を形成し、該ブラケット14により収納室5の前面部9に対し前方へ変位しないよう当接する当て面15を形成するようにしていた。
【0007】
尚、図中14は掛止爪8の下面における基端側に形成されて収納室5の前面部9に対し前方へ変位しないよう当接する当て面15を備えたブラケット、16はリッド6の裏面に形成されて前後方向に延びる複数条の補強リブを示す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した如き従来構造においては、リッド6の組付け時に該リッド6の後方側端部12を持ち上げながら掛止爪8を収納室5の開口部10に位置合わせして差し入れなければならないが、収納室5側に対し車幅方向にも高さ方向にも位置決めされていないフリー状態のリッド6を、その後方側端部12を持ち上げながらリッド6の姿勢に注意を払いつつ保持して掛止爪8と開口部10とを位置合わせする作業は容易ではなく、その組付け作業に手間がかかるという不具合があった。
【0009】
また、組付け終えたリッド6は、その裏面の車幅方向両側を収納室5の左右の側面部13上に載置することだけで高さ方向の保持を行うようにしていた為、リッド6の前方側端部7を直接的に支持するようにはなっておらず、リッド6の前方側端部7が収納室5の前面部9上端に対し沈降して両者の意匠面にずれが生じ、美観を著しく損なう虞れもあった。
【0010】
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、リッドの組付け時に掛止爪を収納室の開口部に容易に位置合わせし得るようにすると共に、リッドの前方側端部と収納室の前面部上端との意匠面を確実に合わせて美観を良好に保持し得るようにすることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、自動車のインストルメントパネルに凹設された収納室と、該収納室を開閉自在に被覆するリッドとを備え、該リッドの前方側端部の裏面に前方へ向けて張り出し且つその先端を上向きに屈曲した掛止爪を形成し、該掛止爪の先端を前記収納室の前面部上側に形成した開口部を通しインストルメントパネル内部に差し入れて後方へ変位しないようストッパに掛止せしめた収納ボックスにおいて、前記収納室の前面部における開口部の車幅方向縁部に隣接して配置され且つその上端に前記リッドの前方側端部を載置して適切な高さに支持し得るよう受け座を有するガイドリブを設けたことを特徴とするものである。
【0012】
従って本発明では、リッドを組付ける際において、該リッドの前方側端部をガイドリブ上端の受け座に載置し且つ掛止爪の側面をガイドリブの側面に当接せしめると、リッドの前方側端部が適切な高さに位置決めされると共に、掛止爪が車幅方向における開口部に対応した位置に位置決めされることになり、前記ガイドリブ上端の受け座に載置されたリッドの前方側端部を中心として該リッドの後方側端部を持ち上げた状態から下ろす回動操作を行うだけで、容易に掛止爪が収納室の開口部に差し入れられてインストルメントパネル内部のストッパに掛止される。
【0013】
また、このようにして組付けられたリッドは、その前方側端部をガイドリブ上端の受け座により直接的に支持されるので、前記リッドの前方側端部が収納室の前面部上端に対し沈降して両者の意匠面にずれが生じるような不具合が確実に回避され、美観が良好に保持されることになる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
【0015】
図1〜図3は本発明を実施する形態の一例を示すもので、図4〜図6と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0016】
図1〜図3に示す本形態例の収納ボックス3においては、その基本的な構造を前述した図4〜図6の収納ボックス3と略同様に構成しているが、収納室5の前面部9における開口部10の車幅方向縁部に隣接して配置され且つその上端にリッド6の前方側端部7を載置して適切な高さに支持し得るよう受け座17を有するガイドリブ18を設けた点を特徴としている。
【0017】
ここで、前記ガイドリブ18上端の受け座17は、リッド6の前方側端部7を載置した際に、該リッド6の表面(意匠面)の高さが収納室5の前面部9上端の高さと等しくなるような高さに設定してあり、また、前記リッド6の前方側端部7は、ガイドリブ18上端の受け座17に載置した状態でリッド6の後方側端部12をスムーズに上げ下げし得るよう円弧型の断面形状に仕上げてある。
【0018】
而して、リッド6を組付ける際において、該リッド6の前方側端部7をガイドリブ18上端の受け座17に載置し且つ掛止爪8の側面をガイドリブ18の側面に当接せしめると、リッド6の前方側端部7が適切な高さに位置決めされると共に、掛止爪8が車幅方向における開口部10に対応した位置に位置決めされることになり、前記ガイドリブ18上端の受け座17に載置されたリッド6の前方側端部7を中心として該リッド6の後方側端部12を持ち上げた状態から下ろす回動操作を行うだけで、容易に掛止爪8が収納室5の開口部10に差し入れられてインストルメントパネル1内部のストッパ11に掛止される。
【0019】
また、このようにして組付けられたリッド6は、その前方側端部7をガイドリブ18上端の受け座17により直接的に支持されるので、前記リッド6の前方側端部7が収納室5の前面部9上端に対し沈降して両者の意匠面にずれが生じるような不具合が確実に回避され、美観が良好に保持されることになる。
【0020】
従って上記形態例によれば、リッド6の組付け時に掛止爪8を収納室5の開口部10に容易に位置合わせすることができるので、その組付け作業に要する手間を省いて作業性を大幅に向上することができ、しかも、リッド6の前方側端部7と収納室5の前面部9上端との意匠面を確実に合わせることができるので、美観を良好に保持することもできる。
【0021】
尚、本発明の収納ボックスは、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、収納ボックスはオイルリザーブタンクを収容するものに限定されないこと、また、適用対象とする自動車もバスに限定されないこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0022】
【発明の効果】
上記した本発明の収納ボックスによれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0023】
(I)リッドを組付け時に、該リッドの前方側端部をガイドリブ上端の受け座に載置し且つ掛止爪の側面をガイドリブの側面に当接せしめることによって、掛止爪を収納室の開口部に容易に位置合わせすることができるので、その組付け作業に要する手間を省いて作業性を大幅に向上することができる。
【0024】
(II)リッドの前方側端部をガイドリブ上端の受け座により直接的に支持することができ、リッドの前方側端部と収納室の前面部上端との意匠面を確実に合わせることができるので、美観を良好に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す断面図である。
【図2】図1のリッドの組付け時の状態を示す断面図である。
【図3】図1及び図2の収納ボックスの詳細を示す分解斜視図である。
【図4】大型バスのインストルメントの一例を示す斜視図である。
【図5】図4の車幅方向外側の収納ボックスの詳細を示す分解斜視図である。
【図6】図5の収納ボックスのリッドの組付け構造の詳細を示す断面図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル
3 収納ボックス
5 収納室
6 リッド
7 前方側端部
8 掛止爪
9 前面部
10 開口部
11 ストッパ
16 補強リブ
17 受け座
18 ガイドリブ
【発明の属する技術分野】
本発明は、バス等のインストルメントパネルに装備される収納ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4に示す如く、比較的大型のバスのインストルメントパネル1においては、車幅方向における運転席2の反対側(日本国内用車両では進行方向左側)に物品を収容し得るよう収納ボックスが構成されていることが多く、特に図示する如き大型バスの場合には、車幅方向外側にオイルリザーブタンク等を収容させる為の小型の収納ボックス3が設けられ、その内側にはビデオデッキ等の比較的大型の物品を収容させる為の大型の収納ボックス4が設けられている。
【0003】
そして、オイルリザーブタンク等を収容する小型の収納ボックス3は、図5及び図6に示すように、インストルメントパネル1に適当な容積で凹設された収納室5と、該収納室5を開閉自在に被覆するリッド6とにより構成されているが、この種の収納ボックス3の場合には、オイル点検時等にのみリッド6を開けることができれば良く、格別に質感の良い操作性を要求されない為、リッド6の前方側端部7の裏面に前方へ向けて張り出し且つその先端を上向きに屈曲した掛止爪8を形成し、該掛止爪8の先端を前記収納室5の前面部9上側に形成した開口部10を通しインストルメントパネル1内部に差し入れ、該インストルメントパネル1内部の上側に配設したストッパ11に対し後方へ変位しないよう掛止せしめて簡易に組付けるようにしてある。
【0004】
前記リッド6を具体的に組付けるに当たっては、図6に二点鎖線で示すように、リッド6の後方側端部12側を持ち上げて掛止爪8の上向きに屈曲した先端を前方へ倒し加減にし、斯かる状態で掛止爪8をストッパ11に干渉しないように開口部10に差し入れつつリッド6の後方側端部12側を下ろして前記掛止爪8の先端をストッパ11に対し下方から掛止させるようにすれば良く、後方側端部12を下ろされて閉じた状態となったリッド6は、その裏面の車幅方向両側を収納室5の左右の側面部13(図5参照)上に載置される。
【0005】
このようにしてリッド6を組付ければ、該リッド6を閉じた状態で掛止爪8がストッパ11に掛止されてリッド6が外れないよう確実に保持されることになり、また、必要時にはリッド6の後方側端部12を持ち上げることで簡単にリッド6を開くことが可能となる。
【0006】
ただし、前記リッド6の掛止爪8をストッパ11に掛止して後方へ変位しないようにしただけでは、リッド6の前方側端部7と収納室5の前面部9上端との間の隙間を一定に保持することができず、該隙間が一定に保持されないことにより美観が損なわれる虞れがあるので、掛止爪8の下面における基端側にブラケット14を形成し、該ブラケット14により収納室5の前面部9に対し前方へ変位しないよう当接する当て面15を形成するようにしていた。
【0007】
尚、図中14は掛止爪8の下面における基端側に形成されて収納室5の前面部9に対し前方へ変位しないよう当接する当て面15を備えたブラケット、16はリッド6の裏面に形成されて前後方向に延びる複数条の補強リブを示す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した如き従来構造においては、リッド6の組付け時に該リッド6の後方側端部12を持ち上げながら掛止爪8を収納室5の開口部10に位置合わせして差し入れなければならないが、収納室5側に対し車幅方向にも高さ方向にも位置決めされていないフリー状態のリッド6を、その後方側端部12を持ち上げながらリッド6の姿勢に注意を払いつつ保持して掛止爪8と開口部10とを位置合わせする作業は容易ではなく、その組付け作業に手間がかかるという不具合があった。
【0009】
また、組付け終えたリッド6は、その裏面の車幅方向両側を収納室5の左右の側面部13上に載置することだけで高さ方向の保持を行うようにしていた為、リッド6の前方側端部7を直接的に支持するようにはなっておらず、リッド6の前方側端部7が収納室5の前面部9上端に対し沈降して両者の意匠面にずれが生じ、美観を著しく損なう虞れもあった。
【0010】
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、リッドの組付け時に掛止爪を収納室の開口部に容易に位置合わせし得るようにすると共に、リッドの前方側端部と収納室の前面部上端との意匠面を確実に合わせて美観を良好に保持し得るようにすることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、自動車のインストルメントパネルに凹設された収納室と、該収納室を開閉自在に被覆するリッドとを備え、該リッドの前方側端部の裏面に前方へ向けて張り出し且つその先端を上向きに屈曲した掛止爪を形成し、該掛止爪の先端を前記収納室の前面部上側に形成した開口部を通しインストルメントパネル内部に差し入れて後方へ変位しないようストッパに掛止せしめた収納ボックスにおいて、前記収納室の前面部における開口部の車幅方向縁部に隣接して配置され且つその上端に前記リッドの前方側端部を載置して適切な高さに支持し得るよう受け座を有するガイドリブを設けたことを特徴とするものである。
【0012】
従って本発明では、リッドを組付ける際において、該リッドの前方側端部をガイドリブ上端の受け座に載置し且つ掛止爪の側面をガイドリブの側面に当接せしめると、リッドの前方側端部が適切な高さに位置決めされると共に、掛止爪が車幅方向における開口部に対応した位置に位置決めされることになり、前記ガイドリブ上端の受け座に載置されたリッドの前方側端部を中心として該リッドの後方側端部を持ち上げた状態から下ろす回動操作を行うだけで、容易に掛止爪が収納室の開口部に差し入れられてインストルメントパネル内部のストッパに掛止される。
【0013】
また、このようにして組付けられたリッドは、その前方側端部をガイドリブ上端の受け座により直接的に支持されるので、前記リッドの前方側端部が収納室の前面部上端に対し沈降して両者の意匠面にずれが生じるような不具合が確実に回避され、美観が良好に保持されることになる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
【0015】
図1〜図3は本発明を実施する形態の一例を示すもので、図4〜図6と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0016】
図1〜図3に示す本形態例の収納ボックス3においては、その基本的な構造を前述した図4〜図6の収納ボックス3と略同様に構成しているが、収納室5の前面部9における開口部10の車幅方向縁部に隣接して配置され且つその上端にリッド6の前方側端部7を載置して適切な高さに支持し得るよう受け座17を有するガイドリブ18を設けた点を特徴としている。
【0017】
ここで、前記ガイドリブ18上端の受け座17は、リッド6の前方側端部7を載置した際に、該リッド6の表面(意匠面)の高さが収納室5の前面部9上端の高さと等しくなるような高さに設定してあり、また、前記リッド6の前方側端部7は、ガイドリブ18上端の受け座17に載置した状態でリッド6の後方側端部12をスムーズに上げ下げし得るよう円弧型の断面形状に仕上げてある。
【0018】
而して、リッド6を組付ける際において、該リッド6の前方側端部7をガイドリブ18上端の受け座17に載置し且つ掛止爪8の側面をガイドリブ18の側面に当接せしめると、リッド6の前方側端部7が適切な高さに位置決めされると共に、掛止爪8が車幅方向における開口部10に対応した位置に位置決めされることになり、前記ガイドリブ18上端の受け座17に載置されたリッド6の前方側端部7を中心として該リッド6の後方側端部12を持ち上げた状態から下ろす回動操作を行うだけで、容易に掛止爪8が収納室5の開口部10に差し入れられてインストルメントパネル1内部のストッパ11に掛止される。
【0019】
また、このようにして組付けられたリッド6は、その前方側端部7をガイドリブ18上端の受け座17により直接的に支持されるので、前記リッド6の前方側端部7が収納室5の前面部9上端に対し沈降して両者の意匠面にずれが生じるような不具合が確実に回避され、美観が良好に保持されることになる。
【0020】
従って上記形態例によれば、リッド6の組付け時に掛止爪8を収納室5の開口部10に容易に位置合わせすることができるので、その組付け作業に要する手間を省いて作業性を大幅に向上することができ、しかも、リッド6の前方側端部7と収納室5の前面部9上端との意匠面を確実に合わせることができるので、美観を良好に保持することもできる。
【0021】
尚、本発明の収納ボックスは、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、収納ボックスはオイルリザーブタンクを収容するものに限定されないこと、また、適用対象とする自動車もバスに限定されないこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0022】
【発明の効果】
上記した本発明の収納ボックスによれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0023】
(I)リッドを組付け時に、該リッドの前方側端部をガイドリブ上端の受け座に載置し且つ掛止爪の側面をガイドリブの側面に当接せしめることによって、掛止爪を収納室の開口部に容易に位置合わせすることができるので、その組付け作業に要する手間を省いて作業性を大幅に向上することができる。
【0024】
(II)リッドの前方側端部をガイドリブ上端の受け座により直接的に支持することができ、リッドの前方側端部と収納室の前面部上端との意匠面を確実に合わせることができるので、美観を良好に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す断面図である。
【図2】図1のリッドの組付け時の状態を示す断面図である。
【図3】図1及び図2の収納ボックスの詳細を示す分解斜視図である。
【図4】大型バスのインストルメントの一例を示す斜視図である。
【図5】図4の車幅方向外側の収納ボックスの詳細を示す分解斜視図である。
【図6】図5の収納ボックスのリッドの組付け構造の詳細を示す断面図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル
3 収納ボックス
5 収納室
6 リッド
7 前方側端部
8 掛止爪
9 前面部
10 開口部
11 ストッパ
16 補強リブ
17 受け座
18 ガイドリブ
Claims (1)
- 自動車のインストルメントパネルに凹設された収納室と、該収納室を開閉自在に被覆するリッドとを備え、該リッドの前方側端部の裏面に前方へ向けて張り出し且つその先端を上向きに屈曲した掛止爪を形成し、該掛止爪の先端を前記収納室の前面部上側に形成した開口部を通しインストルメントパネル内部に差し入れて後方へ変位しないようストッパに掛止せしめた収納ボックスにおいて、前記収納室の前面部における開口部の車幅方向縁部に隣接して配置され且つその上端に前記リッドの前方側端部を載置して適切な高さに支持し得るよう受け座を有するガイドリブを設けたことを特徴とする収納ボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17703198A JP3703628B2 (ja) | 1998-06-24 | 1998-06-24 | 収納ボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17703198A JP3703628B2 (ja) | 1998-06-24 | 1998-06-24 | 収納ボックス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000006725A JP2000006725A (ja) | 2000-01-11 |
JP3703628B2 true JP3703628B2 (ja) | 2005-10-05 |
Family
ID=16023948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17703198A Expired - Fee Related JP3703628B2 (ja) | 1998-06-24 | 1998-06-24 | 収納ボックス |
Country Status (1)
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JP4968084B2 (ja) * | 2007-05-29 | 2012-07-04 | 日産自動車株式会社 | インストルメントパネルの収納物収納構造 |
JP5560086B2 (ja) * | 2010-04-23 | 2014-07-23 | 本田技研工業株式会社 | 車両用収納装置 |
-
1998
- 1998-06-24 JP JP17703198A patent/JP3703628B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2000006725A (ja) | 2000-01-11 |
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Legal Events
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