JP2001063471A - サブトランクのフロアボード保持構造 - Google Patents

サブトランクのフロアボード保持構造

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JP2001063471A
JP2001063471A JP23730999A JP23730999A JP2001063471A JP 2001063471 A JP2001063471 A JP 2001063471A JP 23730999 A JP23730999 A JP 23730999A JP 23730999 A JP23730999 A JP 23730999A JP 2001063471 A JP2001063471 A JP 2001063471A
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JP
Japan
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subtrunk
floorboard
floor board
holding
trunk
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JP23730999A
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Yaeko Nakamura
八重子 中村
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サブトランクのスペース確保に影響なく、低
コストであって、しかも補助具を必要としないで、フロ
アボードを開放保持する。 【解決手段】 サブトランク3の内縁部3Aの両側辺に
一対の溝部32を形成し、サブトランク3の蓋部材とな
るフロアボードを開放する際には、この溝部32にフロ
アボードを立てた状態で保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サブトランクのフ
ロアボード保持構造に関し、更に詳細には、トランクル
ーム(後方荷室)内の床面に形成されるサブトランクに
おいてフロアボードを開放した状態で保持する保持構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ハッチバック車或いはワゴン車と
いったリアゲートを有する自動車では、車体のリアシー
トの後部にトランクルーム(後方荷室)が形成されてお
り、上開き式のリアゲートを開けて、このトランクルー
ムを開放し、荷物の出し入れを行うようにしている。こ
のトランクルームの床面部には、更にその面部を一部凹
ませて、スペアタイヤや小物入れ等を収納するサブトラ
ンクが形成されており、そのサブトランクの上面、すな
わち上記トランクルームの床面には、サブトランクの上
面を塞ぐ蓋部材となるフロアボードが開閉可能に設けら
れている。このフロアボードは、通常、車両前方側の辺
がヒンジによってトランクルームの床面に枢着されてお
り、このヒンジ部を支点にフロアボードが開閉操作でき
るように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例におい
て、サブトランクの蓋部材であるフロアーボードを開放
した状態で保持するようにできれば、サブトランク内の
収納物の出し入れが行い易くて便利になる。このため
に、例えば、フロアボードを床面に対して鈍角になるま
で開放できるようにして、この開放したフロアボートを
リアシート側に倒れかけるようにすることで、このフロ
アボードを開放状態に保持することが考えられるが、こ
れによると、フロアボードのヒンジ側とリアシートの間
にある程度の間隔が必要となり、トランクケース内でサ
ブトランクを形成するスペース効率が悪くなる問題があ
る。また、開放したフロアボードを鋭角な状態で保持す
るために、ヒンジ機構に特殊なものを採用することも考
えられるが、コスト高になって適切な手段とはいえな
い。
【0004】そこで、現実的なフロアボードの開放保持
手段として、図7に示すような手段が採用されている。
ここでは、トランクルーム1内のサブトランク3におい
て、フロアボード4の一方側に紐4Aの一端を繋いで、
該紐4Aの他端にフック4Bを取り付け、該フック4B
をリアゲート2の開口部2A上辺に引っかけることで、
フロアボード4の開放を鋭角な状態に保持するものであ
る。図において、5はリアシートを示している。
【0005】しかしながら、上記の手段では、フック4
Bをリアゲートの開口部2A上端に引っかけるため、開
口部2Aに設けられているウエザーストリップを傷つけ
てしまうことがあり、このウエザーストリップの破損に
よって車内へ漏水が生じる虞があった。また、フック4
Bをリアゲート開口部2Aに引っかけたままの状態で誤
ってリアゲートを閉めてしまうこともあり、このような
際には、フックが引っかけられているリアゲートの開口
上辺部はリアゲートのヒンジ回転中心に近い位置である
ため非常に大きな力が作用し、フックの破損のみなら
ず、リアゲートの開口部が変形してしまう虞もあった。
更には、フロアボードの閉成時には、フックと紐を別途
収納する必要があり、余分な収納スペースを要すると共
に作業が面倒であるという問題もあった。
【0006】本発明は、このような諸事情に対処するた
めに提案されたものであって、サブトランクのスペース
確保に影響なく、低コストであって、しかも紐・フック
といった補助具を必要としないで、フロアボードを開放
保持することができる保持構造を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるサブトランクの保持構造は、第1に、
トランクルームの床面に形成されるサブトランクに対し
て、該サブトランクの蓋部材となるフロアボードを開放
した状態で保持する保持構造において、上記サブトラン
クの周縁に上記フロアボードを立てた状態で保持する保
持部を形成したことを特徴とする。又第2に、上記保持
部が、上記サブトランク内周縁において上記フロアボー
ドを閉時に受ける内縁部に形成された溝部からなること
を特徴とする。又第3に、上記溝部は、上記内縁部の両
側辺に一対形成されてなることを特徴とする。又第4
に、上記溝部は、上記内縁部のコーナ近傍に複数対形成
されてなることを特徴とする。又第5に、上記溝部を逆
三角状の切り欠きとしたことを特徴とする。又第6に、
上記保持部として、上記サブトランク周縁に形成される
凹部を含むことを特徴とする。
【0008】上記の特徴によると、第1の特徴では、ト
ランクルームの床面にサブトランクのフロアボードを立
てた状態で保持する保持部を形成したので、紐やフック
或いはヒンジといった補助具が不要になり、コストの削
減が可能となって、しかもフロアボードの開閉作業が簡
易化できると共に、サブトランク自体の配設位置及びス
ペース確保にほとんど影響を与えることなく、フロアボ
ードを開放した状態で保持することができる。また、フ
ロアボードを立てることによって、フロアボードを利用
した背もたれを形成することが可能になり、特にワゴン
車では簡易なオープンベンチとして利用できて、利便性
が向上する。
【0009】第2,第3の特徴では、サブトランク内の
内縁部にフロアボードを保持する溝を形成することで、
サブトランクの外周にスペース的な影響を与えることな
く、簡単な構造でフロアボードの保持が可能になる。
【0010】第4の特徴では、フロアボードを保持する
溝部を上記内縁部のコーナ近傍に複数対形成すること
で、フロアボードの保持姿勢に自由度を持たせることが
でき、第5の特徴としては、上記溝部を逆三角状の切り
欠きとすることで、フロアボードの立て角度に自由度を
持たせることができる。これらによって、トランクケー
ス内の空間の利用状況に応じてフロアボードの姿勢を自
由に変更することが可能になる。また、第6の特徴とし
ては、サブトランクの周縁に凹部を形成することで、常
時は、この凹部を補助的な物入れとしても利用すること
ができ、利便性が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する(なお、従来と同一の部分には同一の番
号を付して一部重複した説明は省略する。)。図1は本
発明の実施例が採用される車両のトランクルームを示す
説明図であり、図2は、サブトランクの構造を示すため
の図1におけるA−A断面図である。
【0012】図1におけるトランクルーム1内の形態は
従来のものと同じである。図2において、サブトランク
3の構造を詳細に説明すると、サブトランク3は、トラ
ンクルーム1におけるフロアパネル1Aに形成した凹み
部内に樹脂成型品のボックス31を配設して形成してい
る。フロアパネル1A上には、トランクルーム1のフロ
ア面を形成するマット1B’付のインシュレータ1Bが
設けられており、このインシュレータ1Bの一部によっ
てボックス31の外周部分が一部覆われ、ボックス31
がフロアパネル1Aの凹み部に固定されている。そし
て、このボックス31の上縁部におけるインシュレータ
1Bに覆われていない部分が、サブトランク3の内縁部
3Aを形成しており、この内縁部3Aが、サブトランク
3の蓋材となるフロアボード4の閉時における受け部と
なっている。フロアボード4の表面にはインシュレータ
1Bにおけるものと同様のマット4’が貼り付けられて
いる。
【0013】図3において、上記構造のサブトランクに
おけるフロアボード保持構造に係る一つの実施例を説明
する。この実施例では、上記のサブトランク3の内縁部
3Aに一対の溝部32を形成している。この溝部32
は、内縁部3Aの両側辺における車両方向に対して前方
側に形成されており、溝部32の溝幅32aはフロアボ
ード4の厚みよりやや大きい程度で、その溝深さはボッ
クス31の底面近くまでほぼ垂直に(やや傾斜したもの
でもよい。)形成されている。この実施例によると、フ
ロアボード4を開放する際には、フロアボード4の前方
辺(車両の前方側の辺)を両方の溝部32に落とし込ん
で、フロアボード4を立てた状態で保持することができ
る。この保持構造によると、紐,フック或いはヒンジと
いった補助部品が不要であり、ボックス31における内
縁部3Aに溝を形成するだけの簡単な構造であるからボ
ックス31の成形時に同時に溝部31を形成すればよ
く、生産性の面でも問題がない。
【0014】次に、図4において別の実施例を説明す
る。この実施例では、サブトランク3の内縁部3Aに複
数対の溝部を形成している。つまり、上記の実施例にお
ける溝部32に加えて、内縁部3Aの両側辺における後
方側に同様の溝部33を形成し、更に、内縁部3Aの前
後両辺における左側に一対の溝部34、同じく右側に一
対の溝部35を形成している。したがって、この実施例
では、内縁部3Aのコーナ近傍に、内縁部の隣接する辺
と平行に複数対の溝部32,33,34,35が形成さ
れていることになる。溝の形態は上記のようにほぼ垂直
に形成してもよいし、フロアボードがやや傾斜して立て
かけられるようにやや斜めに形成してもよい。これによ
ると、フロアボード4の保持形態を、前後向きで2形
態,左右向きで2形態の計4形態とすることができ、フ
ロアボード4の保持姿勢に自由度を持たせることができ
るので、トランクケース1内の空間の利用状況に応じて
フロアボード4の姿勢を自由に変更することが可能にな
る。
【0015】図5において、更に別の実施例を説明す
る。同図(a)に保持構造を示す。この実施例は、上記
の実施例における溝部32に加えて、サブトランク3の
周縁に凹部36を形成したものである。この凹部36は
サブトランク3の内縁部3Aにおける後方辺に沿って形
成されており、上記の溝部に比べてやや溝幅が広いもの
である。同図(b)はフロアボード4を保持した状態を
示す説明図である。溝部32に対しては、上記の実施例
と同様にフロアボード4が立てられた状態で保持され
る。そして、上記の凹部36にフロアボード4を保持し
た状態では、リアゲート2を開放してリアバンパー6側
から人が腰掛けた場合に、立てられたフロアボード4を
オープンベンチとして利用することが可能になる。ま
た、この凹部36は、フロアボート4を保持していない
ときには傘等の小物入れとして利用することができる。
【0016】そして、上記の各実施例における溝部は、
上記のような構造に限定されるものではなく、図6
(a)に示されるような逆三角形状の切り欠き37であ
ってもよい。この切り欠き37は上記の溝部と同様にボ
ックス31の形成時に同時に形成することができる。こ
れによると、同図(b)に示されるようにフロアボード
4の立て角度を所定の範囲で自由に変更することがで
き、トランクケース内の空間の利用状況に応じてフロア
ボードの姿勢を自由に変更することが可能になる。
【0017】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので、
サブトランクのスペース確保に影響なく、低コストであ
って、しかも補助具を必要としないで、フロアボードを
開放保持することができる保持構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例が採用される車両のトランクル
ームを示す説明図。
【図2】サブトランクの構造を示すための図1における
A−A断面図。
【図3】本発明の実施例に係るサブトランクのフロアボ
ード保持構造を示す説明図。
【図4】本発明の実施例に係るサブトランクのフロアボ
ード保持構造を示す説明図。
【図5】本発明の実施例に係るサブトランクのフロアボ
ード保持構造を示す説明図。
【図6】本発明の実施例に係るサブトランクのフロアボ
ード保持構造を示す説明図。
【図7】従来のサブトランクのフロアボード保持構造を
示す説明図。
【符号の説明】
1 トランクルーム 2 リアゲート 3 サブトランク 3A 内縁部 4 フロアボード 5 リアシート 31 ボックス 32〜35 溝部 36 凹部 37 切り欠き

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランクルームの床面に形成されるサブ
    トランクに対して、該サブトランクの蓋部材となるフロ
    アボードを開放した状態で保持する保持構造において、 上記サブトランクの周縁に上記フロアボードを立てた状
    態で保持する保持部を形成したことを特徴とするサブト
    ランクのフロアボード保持構造。
  2. 【請求項2】 上記保持部が、上記サブトランクの内縁
    部に形成された溝部からなる請求項1記載のサブトラン
    クのフロアボード保持構造。
  3. 【請求項3】上記溝部は、上記内縁部の両側辺に一対形
    成されてなる請求項2記載のサブトランクのフロアボー
    ド保持構造。
  4. 【請求項4】上記溝部は、上記内縁部のコーナ近傍に複
    数対形成されてなる請求項2記載のサブトランクのフロ
    アボード保持構造。
  5. 【請求項5】上記溝部を逆三角状の切り欠きとした請求
    項2〜4記載のいずれかに記載のサブトランクのフロア
    ボード保持構造。
  6. 【請求項6】上記保持部として、上記サブトランク周縁
    に形成される凹部を含む請求項1〜5のいずれかに記載
    のサブトランクのフロアボード保持構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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