JPH06166360A - 自動車における荷物収納部構造 - Google Patents

自動車における荷物収納部構造

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JPH06166360A
JPH06166360A JP32153392A JP32153392A JPH06166360A JP H06166360 A JPH06166360 A JP H06166360A JP 32153392 A JP32153392 A JP 32153392A JP 32153392 A JP32153392 A JP 32153392A JP H06166360 A JPH06166360 A JP H06166360A
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JP
Japan
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storage box
luggage
attached
tray
box
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JP32153392A
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Inventor
Yuzo Adachi
雄三 足立
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、助手席側の足元スペースを
必要に応じて広くできるとともに、荷物の多少に合わせ
て収納容量を変化させることが可能な自動車における荷
物収納部構造を提供することにある。 【構成】 本発明は、インストルメントパネル2の下部
に前後方向へ延びる左右一対のレール部材5を取付ける
とともに、これらレール部材5の前部側に荷物を載せる
トレイ6の前端部を回動自在に取付け、インストルメン
トパネル2の下部とトレイ6との上下間に位置する隙間
Sを荷物収納部として形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車における荷物収
納部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より自動車の車室内には、荷物を載
せる各種のアンダートレイが設けられている。このよう
なアンダートレイは、多くのタイプが主としてインスト
ルメントパネルの助手席側前方の足元に吊り下げた状態
で、インストルメントパネルの下部に固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のアンダートレイにあっては、インストルメント
パネルの下部に吊り下げた状態で固定されているので、
当該アンダートレイの存在によって助手席側の足元が狭
くなり、不便であった。また、助手席側に着座した同乗
者が足を伸ばすと、アンダートレイに当たるおそれがあ
るので、楽な着座姿勢をとれないという不具合があっ
た。
【0004】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、助手席側の足元スペースを
必要に応じて広くできるとともに、荷物の多少に合わせ
て収納容量を変化させることが可能な自動車における荷
物収納部構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、本発明においては、インストルメ
ントパネルの下部に前後方向へ延びる左右一対のレール
部材を取付けるとともに、該レール部材の前部側に荷物
を載せるトレイの前端部を回動自在に取付け、前記イン
ストルメントパネルの下部と前記トレイとの上下間に位
置する隙間を荷物収納部として形成している。
【0006】また、他の本発明においては、インストル
メントパネルに取付けられる回動可能なグローブボック
スの内部両側壁にレール部を設ける一方、荷物を入れる
収納箱の左右外側面に溝部を設け、該収納箱の溝部を前
記グローブボックスのレール部に嵌め込んで固定するこ
とにより前記収納箱を前記グローブボックス内に収納配
置している。
【0007】さらに、他の本発明においては、インスト
ルメントパネルの下部に前後方向へ延びる左右一対のレ
ール部材を取付け、該レール部材の前部側に荷物を載せ
るトレイの前端部を回動自在に取付けるとともに、荷物
を入れる収納箱の左右外側面に溝部を設け、該収納箱の
溝部を前記レール部材に嵌め込んで前記トレイを前端部
を中心にして上方へ回動させることにより前記収納箱を
前記レール部材に脱着自在に取付けている。
【0008】そしてまた、他の本発明においては、イン
ストルメントパネルの下部に前後方向へ延びる左右一対
のレール部材を取付け、該レール部材の前部側に荷物を
載せるトレイの前端部を回動自在に取付ける一方、前記
インストルメントパネルに取付けられる回動可能なグロ
ーブボックスの内部両側壁にレール部を設けるととも
に、荷物を入れる収納箱の左右外側面に溝部を設け、該
収納箱の溝部を前記レール部材に嵌め込んで前記トレイ
を前端部を中心にして上方へ回動させることにより前記
収納箱を前記レール部材に脱着自在に取付け、かつ前記
収納箱の溝部を前記グローブボックスのレール部に嵌め
込んで固定することにより前記収納箱を前記グローブボ
ックス内にも収納配置し得るように構成している。
【0009】
【作用】本発明の自動車における荷物収納部構造では、
インストルメントパネルの下部に前後方向へ延びる左右
一対のレール部材を取付けるとともに、これらレール部
材の前部側にトレイの前端部を回動自在に取付け、上記
インストルメントパネルの下部とトレイとの上下間に形
成される隙間を荷物収納部としているため、助手席側前
方の足元が狭くならずに車室内の荷物置き場を増やせ
る。
【0010】また、他の本発明においては、インストル
メントパネルに取付けられる回動可能なグローブボック
スの内部両側壁にレール部を設ける一方、収納箱の左右
外側面に溝部を設け、この収納箱の溝部をグローブボッ
クスのレール部に嵌め込んで固定することにより上記収
納箱をグローブボックス内に収納配置しているため、収
納箱の大きさによりグローブボックスの内部を二層構造
にして使用することも可能である。
【0011】さらに、他の本発明においては、インスト
ルメントパネルの下部に前後方向へ延びる左右一対のレ
ール部材を取付け、これらレール部材の前部側にトレイ
の前端部を回動自在に取付けるとともに、収納箱の左右
外側面に溝部を設け、この収納箱の溝部を上記レール部
材に嵌め込んで上記トレイを前端部を中心にして上方へ
回動させることにより収納箱をレール部材に脱着自在に
取付けているため、助手席に同乗者が着座するか否か、
又は荷物の多少によって収納箱を取外したり、あるいは
取付けたりすることが可能になる。
【0012】そしてまた、他の本発明においては、イン
ストルメントパネルの下部に前後方向へ延びる左右一対
のレール部材を取付け、これらレール部材の前部側にト
レイの前端部を回動自在に取付ける一方、上記インスト
ルメントパネルに取付けられる回動可能なグローブボッ
クスの内部両側壁にレール部を設けるとともに、収納箱
の左右外側面に溝部を設け、この収納箱の溝部を上記レ
ール部材に嵌め込んでトレイを前端部を中心にして上方
へ回動させることにより上記収納箱をレール部材に脱着
自在に取付け、かつ上記収納箱の溝部をグローブボック
スのレール部に嵌め込んで固定することにより上記収納
箱をグローブボックス内にも収納配置し得るように構成
しているため、荷物が多いときなどに収納箱をグローブ
ボックスから取出してレール部材に取付けると、グロー
ブボックスの内部容積に収納箱の内部容積を加えた全容
積が荷物収納スペースになる。一方、荷物が少ないとき
などには、収納箱をグローブボックス内に収納配置する
ため、当該収納箱の置き場所に困るということはない。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0014】図1〜図3は本発明に係る自動車の荷物収
納部構造の一実施例を示している。図において、1は本
実施例の荷物収納部構造が適用された自動車であり、こ
の自動車1の車室内部には、インストルメントパネル2
が組付けられている。インストルメントパネル2の運転
席側には、速度計、エンジン回転計などの計器類を収納
するメータクラスタ3が設けられ、助手席側には小物類
などの荷物を収納するグローブボックス4が設けられて
いる。
【0015】上記インストルメントパネル2の助手席側
の下部には、車体前後へ延びる左右一対のレール部材
(トレイレール)5,5の上部がそれぞれ取付けられて
いる。しかして、これらレール部材5は、取付片部5a
と係合片部5bとによって断面L字状に形成され、係合
片部5bの先端が互いに向き合うように車巾方向へ一定
の間隔を置いて配設されている。また、レール部材5の
前後長さは、インストルメントパネル2の下部に取付け
られた状態で、後端面がグローブボックス4の後壁面4
aよりも車室内側に突出しない大きさに設定されてい
る。
【0016】一方、上記レール部材5の前部側には、荷
物を載せる板状のトレイ6が前端部を中心にして回動自
在に取付けられている。このため、トレイ6の前端部の
両側面には支持ピン7がそれぞれ突設され、レール部材
5の取付片部5aには支持ピン7を嵌入する嵌合孔8が
穿設されている。しかして、トレイ6の前端部側は、支
持ピン7を介してレール部材5の取付片部5aに回動自
在に支持され、後端部側はレール部材5の係合片部5b
の上面に載置されている。
【0017】すなわち、インストルメントパネル2の下
部とレール部材5に取付けられたトレイ6との上下間に
は、図2に示すような隙間Sが形成されることになり、
この隙間Sは車室内側が開口した荷物収納部として構成
されている。
【0018】本実施例の荷物収納部構造では、インスト
ルメントパネル2の下部とトレイ6との上下間に位置す
る隙間Sを利用して荷物収納部を形成しているため、助
手席側の足元を狭くするということはなく、グローブボ
ックス4の他に荷物置き場を助手席側に設けることがで
きる。しかも、上記した隙間Sは車室内側が開口してい
るため、ブック状の小物類を簡単に出し入れすることが
でき、特に地図などを入れて置くのに便利である。
【0019】図4および図5は他の本発明に係る自動車
の荷物収納部構造の一実施例を示しており、グローブボ
ックス4はインストルメントパネル2の助手席側の開口
部に回動可能に取付けられている。このため、グローブ
ボックス4は、下端部がインストルメントパネル2に枢
支されているとともに、上面部4bは荷物を出し入れす
るために開口している。そして、グローブボックス4内
には荷物を入れる収納箱9が収納配置されるように構成
されている。なお、グローブボックス4の上部には、図
示しないロック装置が設けられており、該ロック装置の
ロック操作によってグローブボックス4は閉状態に保持
されるようになっている。
【0020】上記グローブボックス4の内部を形成する
左右両側壁4cには、凸状のレール部10が上下方向に
沿ってそれぞれ設けられており、これらレール部10は
前壁面4d寄りの位置で互いに対向して配置されてい
る。一方、上記した収納箱9は、グローブボックス4の
内部と対応する上面開口のボックス状に形成され、前後
長さはグローブボックス4の前後壁面4d,4a間の内
部寸法よりも短く設定されている。
【0021】また、収納箱9の左右両外側面9aには、
凹状の溝部11が長手方向に沿ってそれぞれ設けられて
おり、これら溝部11はグローブボックス4のレール部
10と対応する位置に配設されている。しかも、収納箱
9の溝部11は、グローブボックス4のレール部10と
嵌合可能な大きさに形成されている。その他の構成は上
記した発明の実施例とほぼ同様である。
【0022】しかして、上記収納箱9の溝部11をグロ
ーブボックス4のレール部10に摺動させながら嵌め込
んで固定すると、当該収納箱9はグローブボックス4内
に収納配置される。この状態では、グローブボックス4
内が収納箱9の内部にて形成される荷物収納部と、収納
箱9の外壁およびグローブボックス4の内壁にて囲まれ
る荷物収納部とによって二層構造になっている(図5参
照)。
【0023】本実施例の荷物収納部構造では、収納箱9
の溝部11をグローブボックス4のレール部10に嵌め
込んで固定することによりグローブボックス4内を二層
構造にしているため、比較的大きな荷物を収納箱9の内
部に入れ、また比較的厚みの薄い地図などの荷物を収納
箱9の外側に入れることが可能になり、これによって荷
物の大きさ、種類等に応じて区分けでき、荷物の整理上
便利である。
【0024】図6〜図8は他の本発明に係る自動車の荷
物収納部構造の一実施例を示しており、インストルメン
トパネル2の助手席側の下部には、上記した発明と同様
のレール部材5および該レール部材5の前部側に前端部
を中心にして回動自在に取付けられるトレイ6が設けら
れている。
【0025】また、上記レール部材5には、上記した他
の本発明と同様の収納箱9が脱着自在に取付けられるよ
うになっている。この収納箱9は、一端面開口のボック
ス状に形成され、前後長さはレール部材5の寸法よりも
やや長く、かつ巾寸法は左右一対のレール部材5の間隔
よりもやや短く設定されている。そして、収納箱9の左
右両外側面9aには、凹状の溝部11が長手方向に沿っ
てそれぞれ設けられており、これら溝部11はレール部
材5の係合片部5bと対応する位置に配設されている。
しかも、収納箱9の溝部11は、レール部材5の係合片
部5bと嵌合可能な大きさに形成されている。その他の
構成は上記した発明の実施例とほぼ同様である。
【0026】しかして、上記収納箱9の溝部11をレー
ル部材5の係合片部5bに摺動させながら嵌め込むと、
トレイ6は取付片部5aに支持された前端部の支持ピン
7を中心にして上方へ回動する。これに伴い収納箱9
は、トレイ6をその上面に載置させた状態でレール部材
5に脱着自在に取付けられる(図6参照)。
【0027】本実施例の荷物収納部構造では、収納箱9
の溝部11をレール部材5の係合片部5bに嵌め込み、
トレイ6を上方に配置させた状態で当該収納箱9をレー
ル部材5に脱着自在に取付けているため、助手席に人が
着座しないときや荷物が多いときに収納箱9を装着し、
反対に助手席に人が着座するときや荷物が少ないときに
収納箱9を取外すことができ、非常に便利である。
【0028】さらに、他の本発明に係る自動車の荷物収
納部構造は、図1〜図8に示した発明のすべてを組み合
わせた構造である。すなわち、インストルメントパネル
2の助手席側の下部には、車体前後へ延びる左右一対の
レール部材5,5が取付けられ、これらレール部材5の
前部側にはトレイ6が支持ピン7を介して回動自在に取
付けられている。しかして、インストルメントパネル2
の下部とレール部材5に取付けられたトレイ6との上下
間には、荷物収納部たる隙間Sが形成されている。
【0029】また、グローブボックス4内には収納箱9
が収納配置されるように構成され、グローブボックス4
の左右両側壁4cには凸状のレール部10が上下方向に
沿って設けられている。そして、収納箱9の左右両外側
面9aには、凹状の溝部11が長手方向に沿って設けら
れており、これら溝部11は、レール部材5の係合片部
5bおよびグローブボックス4のレール部10と対応す
る位置に配設されている。しかも、当該収納箱9の溝部
11は、レール部材5の係合片部5bにも、またグロー
ブボックス4のレール部10にも嵌合可能な大きさに形
成されている。その他の構成は上記した各発明の実施例
とほぼ同様である。
【0030】しかして、上記収納箱9の溝部11をグロ
ーブボックス4のレール部10に摺動させながら嵌め込
んで固定すると、当該収納箱9は図5に示す如く、グロ
ーブボックス4内に収納配置される。この状態では、グ
ローブボックス4内が収納箱9の内部にて形成される荷
物収納部と、収納箱9の外壁およびグローブボックス4
の内壁にて囲まれる荷物収納部とによって二層構造にな
っている。また、インストルメントパネル2の下部とト
レイ6との隙間Sは、図2に示すように車室内側が開口
した荷物収納部となっている。一方、上記収納箱9をグ
ローブボックス4から取出し、当該収納箱9の溝部11
をレール部材5の係合片部5bに摺動させながら嵌め込
むと、トレイ6は図8に示す如く、取付片部5aに支持
された前端部の支持ピン7を中心にして上方へ回動す
る。これに伴い収納箱9は、トレイ6をその上面に載置
させた状態でレール部材5に脱着自在に取付けられるこ
とになる(図6参照)。
【0031】本実施例の荷物収納部構造では、助手席に
人が着座するとき又は荷物が少ないときに収納箱9をグ
ローブボックス4内に収納配置し、助手席に人が着座し
ないとき又は荷物が多いときにインストルメントパネル
2の下部のレール部材5に取付けることが可能であるた
め、助手席に着座する同乗者の有無や荷物の多少などに
対応させて助手席側の足元スペースの広さや荷物収納容
量を変えることができる。
【0032】以上、本発明の一実施例につき述べたが、
本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、本発
明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能
である。
【0033】
【発明の効果】上述の如く、本発明の自動車における荷
物収納部構造は、インストルメントパネルの下部に前後
方向へ延びる左右一対のレール部材を取付けるととも
に、該レール部材の前部側に荷物を載せるトレイの前端
部を回動自在に取付け、前記インストルメントパネルの
下部と前記トレイとの上下間に位置する隙間を荷物収納
部として形成しているので、当該荷物収納部が存在して
も助手席側の足元スペースを狭くすることはなく、同乗
者はゆったりとした姿勢で着座できるとともに、荷物置
き場を増やすことができる。
【0034】また、他の本発明の荷物収納部構造は、イ
ンストルメントパネルに取付けられる回動可能なグロー
ブボックスの内部両側壁にレール部を設ける一方、荷物
を入れる収納箱の左右外側面に溝部を設け、該収納箱の
溝部を前記グローブボックスのレール部に嵌め込んで固
定することにより前記収納箱を前記グローブボックス内
に収納配置したので、収納箱の大きさによりグローブボ
ックス内を収納箱の内部からなる荷物収納部とこれ以外
の荷物収納部との二層構造にして使用することが可能に
なり、荷物の大きさ、種類等に応じて区分けすることも
でき、荷物の整理・整頓が容易となる。
【0035】さらに、他の本発明の荷物収納部構造は、
インストルメントパネルの下部に前後方向へ延びる左右
一対のレール部材を取付け、該レール部材の前部側に荷
物を載せるトレイの前端部を回動自在に取付けるととも
に、荷物を入れる収納箱の左右外側面に溝部を設け、該
収納箱の溝部を前記レール部材に嵌め込んで前記トレイ
を前端部を中心にして上方へ回動させることにより前記
収納箱を前記レール部材に脱着自在に取付けたので、助
手席に人が着座しないときや荷物が多いときに収納箱を
装着すれば、荷物収納スペースを増やすことができ、反
対に助手席に人が着座するときや荷物が少ないときに収
納箱を取外せば、助手席側の足元が狭くならずに済み、
事情に応じて使い分けできることから非常に便利であ
る。
【0036】そしてまた、他の本発明の荷物収納部構造
は、インストルメントパネルの下部に前後方向へ延びる
左右一対のレール部材を取付け、該レール部材の前部側
に荷物を載せるトレイの前端部を回動自在に取付ける一
方、前記インストルメントパネルに取付けられる回動可
能なグローブボックスの内部両側壁にレール部を設ける
とともに、荷物を入れる収納箱の左右外側面に溝部を設
け、該収納箱の溝部を前記レール部材に嵌め込んで前記
トレイを前端部を中心にして上方へ回動させることによ
り前記収納箱を前記レール部材に脱着自在に取付け、か
つ前記収納箱の溝部を前記グローブボックスのレール部
に嵌め込んで固定することにより前記収納箱を前記グロ
ーブボックス内にも収納配置し得るように構成したの
で、収納箱をレール部材に装着せずに取外しているとき
でも、インストルメントパネルの下部とトレイとの隙間
を荷物置き場として使用でき、しかも当該収納箱をグロ
ーブボックス内に収納配置しているから収納箱が邪魔に
なるということは起こらない。一方、上記収納箱をレー
ル部材に装着するときは、グローブボックスと収納箱の
内部が荷物収納部となるので、これらの内部容積を加え
た全容積に荷物を収納でき、従来の構造に比べて荷物収
納スペースの拡大を図ることができる。したがって、本
発明の荷物収納部構造によれば、助手席に着座する同乗
者の有無に応じて助手席側の足元スペースを広くするこ
とができるとともに、荷物の多少などに合わせて荷物収
納容量を変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る荷物収納部構造が適用
された自動車を示す斜視図である。
【図2】図1における矢印A方向から見たインストルメ
ントパネルのグローブボックス付近を示す斜視図であ
る。
【図3】上記インストルメントパネルの下部に取付けら
れるレール部材およびトレイを示す斜視図である。
【図4】他の本発明の一実施例に係る荷物収納部構造を
示し、グローブボックス内に収納配置する前の状態にあ
る収納箱の斜視図である。
【図5】上記グローブボックス内に収納配置した状態の
収納箱を示す斜視図である。
【図6】他の本発明の一実施例に係る荷物収納部構造を
示し、インストルメントパネルの下部のレール部材に取
付けた状態にある収納箱の斜視図である。
【図7】上記レール部材に収納箱を取付ける前の状態に
あるトレイを概念的に示す側面図である。
【図8】図6におけるB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 自動車 2 インストルメントパネル 4 グローブボックス 5 レール部材 5a 取付片部 5b 係合片部 6 トレイ 7 支持ピン 8 嵌合孔 9 収納箱 10 レール部 11 溝部 S 隙間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インストルメントパネルの下部に前後方
    向へ延びる左右一対のレール部材を取付けるとともに、
    該レール部材の前部側に荷物を載せるトレイの前端部を
    回動自在に取付け、前記インストルメントパネルの下部
    と前記トレイとの上下間に位置する隙間を荷物収納部と
    して形成したことを特徴とする自動車における荷物収納
    部構造。
  2. 【請求項2】 インストルメントパネルに取付けられる
    回動可能なグローブボックスの内部両側壁にレール部を
    設ける一方、荷物を入れる収納箱の左右外側面に溝部を
    設け、該収納箱の溝部を前記グローブボックスのレール
    部に嵌め込んで固定することにより前記収納箱を前記グ
    ローブボックス内に収納配置したことを特徴とする自動
    車における荷物収納部構造。
  3. 【請求項3】 インストルメントパネルの下部に前後方
    向へ延びる左右一対のレール部材を取付け、該レール部
    材の前部側に荷物を載せるトレイの前端部を回動自在に
    取付けるとともに、荷物を入れる収納箱の左右外側面に
    溝部を設け、該収納箱の溝部を前記レール部材に嵌め込
    んで前記トレイを前端部を中心にして上方へ回動させる
    ことにより前記収納箱を前記レール部材に脱着自在に取
    付けことを特徴とする自動車における荷物収納部構造。
  4. 【請求項4】 インストルメントパネルの下部に前後方
    向へ延びる左右一対のレール部材を取付け、該レール部
    材の前部側に荷物を載せるトレイの前端部を回動自在に
    取付ける一方、前記インストルメントパネルに取付けら
    れる回動可能なグローブボックスの内部両側壁にレール
    部を設けるとともに、荷物を入れる収納箱の左右外側面
    に溝部を設け、該収納箱の溝部を前記レール部材に嵌め
    込んで前記トレイを前端部を中心にして上方へ回動させ
    ることにより前記収納箱を前記レール部材に脱着自在に
    取付け、かつ前記収納箱の溝部を前記グローブボックス
    のレール部に嵌め込んで固定することにより前記収納箱
    を前記グローブボックス内にも収納配置し得るように構
    成したことを特徴とする自動車における荷物収納部構
    造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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