JP6260018B2 - ハーネスプロテクタ - Google Patents

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Description

本発明は、ハーネスプロテクタに関するものである。
従来から、車両の各種電装品に接続されるハーネスを保護するハーネスプロテクタが知られている。この種のハーネスプロテクタとして、例えば下記特許文献1には、サイドシルの上面に沿って配索されるハーネスを上方から覆うとともに、フロアカーペットの端末部が係止された構成が開示されている。
実用新案登録第2567752号公報
しかしながら、サイドシルはドア開口部の下辺を構成する骨格部材のため、上述した特許文献1のようにサイドシルの上面にハーネスプロテクタが配置されることで、ドア開口部の面積が小さくなるとともに、ドア開口部の下辺が高くなる。そのため、乗員の乗降性を向上させる点で改善の余地があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、乗員の乗降性を向上させることができるハーネスプロテクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載した発明は、車体(例えば、実施形態における車体21)のサイドシル(例えば、実施形態におけるサイドシル2)に設置され、前記サイドシルに沿って車両前後方向に配索されるハーネス(例えば、実施形態におけるハーネス35)を保持するハーネスプロテクタ(例えば、実施形態におけるハーネスプロテクタ41)において、前記サイドシルのサイドシルインナ(例えば、実施形態におけるサイドシルインナ11)の上壁部(例えば、実施形態における上壁部27)より下方であって、前記サイドシルインナの内側壁(例えば、実施形態における内側壁23)に対して車幅方向の内側に位置するとともに、内部に前記ハーネスが挿通されるハウジング(例えば、実施形態におけるハウジング42)と、前記サイドシルの上方に位置し、前記サイドシル及び前記ハウジングを覆うフロアカーペット(例えば、実施形態におけるフロアカーペット71)が係止される係止部(例えば、実施形態における係止部45)と、前記ハウジングと前記係止部との間を連結する連結部(例えば、実施形態における連結部46)と、前記ハウジングと前記係止部と前記連結部とを前記サイドシルインナの前記上壁部に固定する第1固定部(例えば、実施形態における第1固定部43)と、を備え、前記ハウジングは、車幅方向の内側に位置する部分に、車幅方向の内側に向かうに従い下方に向けて傾斜する第1傾斜部(例えば、実施形態における内側壁52)を有し、前記ハウジングに下方から連なるとともに、前記フロアカーペットを車幅方向の外側から支持する凹み防止部(例えば、実施形態における凹み防止部55)を有し、前記ハウジングの下方であって、前記凹み防止部に対して車両前後方向でオフセットした位置に、前記ハウジングを前記サイドシルに車幅方向で固定する第2固定部(例えば、実施形態における第2固定部44)を有していることを特徴とする。
請求項2に記載した発明では、前記連結部は、前記ハウジングの上壁部(例えば、実施形態における上壁部57)から前記サイドシルインナの前記内側壁に沿って上方に向けて延在した後、車幅方向の外側に向けて屈曲して前記サイドシルインナの前記上壁部上を延在していることを特徴とする。
請求項に記載した発明では、前記係止部を前記サイドシル上に固定する第1固定部(例えば、実施形態における第1固定部43)を有し、前記係止部と前記第1固定部は、車両前後方向で同じ位置に配置されていることを特徴とする。
請求項に記載した発明では、前記凹み防止部は、前記ハウジングの下壁部(例えば、実施形態における下壁部53)から下方に向けて延在する下方延在部(例えば、実施形態における下方延在部58)を有しており、前記ハウジングは車幅方向の外側に位置する外側壁(例えば、実施形態における外側壁51)が前記サイドシルインナの前記内側壁に沿って延在していることを特徴とする。
請求項に記載した発明では、前記凹み防止部は、車幅方向の内側に向かうに従い下方に向けて延び、前記第1傾斜部に連なる第2傾斜部(例えば、実施形態における下方延在部58)を有していることを特徴とする。
請求項に記載した発明では、前記凹み防止部は、車両前後方向にスライド移動可能なシート(例えば、実施形態におけるシート25)が最後端位置にある場合に乗員が接触可能な部分に設置されていることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、ハーネスが挿通されるハウジングがサイドシルに対して車幅方向の内側に配置されているため、サイドシルからのハーネスプロテクタの上方への突出量を小さくできる。これにより、サイドシルの上方に形成されるドア開口部の面積を拡大できるとともに、ドア開口部の下辺の高さを低くすることができる。その結果、乗員の乗降性を向上させることができる。
また、ハウジングをサイドシル上に配置する場合と異なり、サイドシルの車幅方向における幅寸法をハウジングの幅寸法に依存せずに設定することができる。これにより、サイドシルの設計の自由度を図ることができるので、例えばサイドシルの幅寸法を縮小して室内空間を拡大できる。
しかも、ハーネスプロテクタの係止部を介してフロアカーペットをサイドシルに固定することができるので、フロアカーペットとサイドシルとを固定する固定部材を別途設ける必要がない。そのため、部品点数の削減を図るとともに、レイアウト性を向上させることができる。
また、ハウジングにおいて、車幅方向の内側に位置する部分に第1傾斜部を有しているため、乗降時等に乗員の足等がハウジングに引っ掛かったり、ハウジングが上方から踏まれたりするのを抑制できる。これにより、ハウジングの破損を抑制し、ハーネスを長期に亘って保護できる。
また、凹み防止部がハウジングに下方であってフロアカーペットとサイドシルとの車幅方向の間に形成される空間に配置されることになる。そのため、凹み防止部によってフロアカーペットを車幅方向の外側から支持することが可能になり、フロアカーペットのうち、ハウジングの下方であって、サイドシルと車幅方向で対向する部分が凹むのを防止できる。
また、ハウジングの下方であって、凹み防止部に対して車両前後方向でオフセットした位置に第2固定部を配設することで、第2固定部がハウジングよりも車幅方向の外側に窪んだ位置に配置されることになる。これにより、第2固定部がフロアカーペットを介して触れ難くなり、第2固定部が外れたり、破損したりするのを抑制できる。
請求項に記載した発明によれば、第1固定部が係止部と車両前後方向で同じ位置に配置されているため、係止部の強度を確保できる。この場合、例えばフロアカーペットを介して係止部が引っ張られた場合等であっても係止部の破損を抑制できる。
請求項に記載した発明によれば、ハウジングにおいて、車幅方向の内側に位置する部分に第1傾斜部を有しているため、乗降時等に乗員の足等がハウジングに引っ掛かったり、ハウジングが上方から踏まれたりするのを抑制できる。これにより、ハウジングの破損を抑制し、ハーネスを長期に亘って保護できる。
請求項に記載した発明によれば、凹み防止部がハウジングに下方であってフロアカーペットとサイドシルとの車幅方向の間に形成される空間に配置されることになる。そのため、凹み防止部によってフロアカーペットを車幅方向の外側から支持することが可能になり、フロアカーペットのうち、ハウジングの下方であって、サイドシルと車幅方向で対向する部分が凹むのを防止できる。
請求項に記載した発明によれば、凹み防止部がハウジングの第1傾斜部に連なる第2傾斜部を有しているため、乗降時等においてハウジングと凹み防止部との間の境界部分に足等が引っ掛かったり、凹み防止部が上方から踏まれたりするのを抑制できる。これにより、凹み防止部の破損を抑制できる。
請求項に記載した発明によれば、ハウジングのうちシートが最後端位置にある場合に乗員が接触可能な部分に凹み防止部が設置されているため、例えばハウジングの全長に亘って凹み防止部を設置する場合に比べて材料費の削減を図ることができる。
本発明の実施形態に係るハーネスプロテクタを備えた車両の部分側面図である。 車両を車幅方向の内側から見た図であって、フロアカーペット及びステップガーニッシュをサイドシルから取り外した分解斜視図である。 車両を車幅方向の内側から見た斜視図であって、ステップガーニッシュをサイドシルから取り外した状態を示している。 車両を車幅方向の内側から見た断面図である。 図4のV−V線に相当する断面図である。 図4のVI−VI線に相当する断面図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明では、本発明のハーネスプロテクタを、車両の助手席側に採用した場合について説明する。なお、以下の説明における前後上下左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印UPは上方、矢印FRは前方をそれぞれ示している。
図1はハーネスプロテクタ41を備えた車両1の部分側面図である。
図1に示す車両1において、車幅方向の両側部には、車両前後方向(以下、単に前後方向という)に沿って延びる一対のサイドシル2が設けられている。
図2は車両1を車幅方向の内側から見た図であって、フロアカーペット71及びステップガーニッシュ81をサイドシル2から取り外した分解斜視図である。図3は車両1を車幅方向の内側から見た斜視図であって、ステップガーニッシュ81をサイドシル2から取り外した状態を示している。
図2、図3に示すように、サイドシル2は、図示しないフロントドアにより開閉されるフロントドア開口部4(以下、単にドア開口部4という)の下辺を構成する骨格部材であり、車幅方向に沿う横断面視で閉断面構造をなしている。具体的に、サイドシル2は、車幅方向の内側に位置するサイドシルインナ11と、サイドシルインナ11に車幅方向の外側から接合された図示しないサイドシルアウタと、を備えている。サイドシルインナ11は、例えば車幅方向の外側に向けて開口するハット状断面とされ、その上フランジ部12及び下フランジ部13に上述したサイドシルアウタが接合される。なお、図1に示すように、ドア開口部4は、上述したサイドシル2、フロントピラー14、及びセンタピラー15等により側面視矩形状に画成されている。
図2、図3に示すように、各サイドシル2間には、車体21の床面を構成するフロアパネル22が設けられている。フロアパネル22は、例えば鋼板をプレス成型して形成されたものであり、各サイドシル2間を架け渡している。フロアパネル22における車幅方向の両端部は、各サイドシルインナ11のうち車幅方向の内側に位置する内側壁23の下部に各別に接合されている。
図4は車両1を車幅方向の内側から見た断面図である。なお、図4では後述するフロアカーペット71及びステップガーニッシュ81の図示を省略している。
図1、図4に示すように、フロアパネル22上には、乗員が着座するシート25が設置されている。シート25は、シートクッション31と、シートクッション31の後端部に傾動可能に連結されたシートバック32(図1参照)と、を有している。シートクッション31は、シートレール33を介してフロアパネル22上を前後方向にスライド移動可能に支持されている。なお、図4の例では、シート25が最後端位置にある状態を示している。
図5は図4のV−V線に相当する断面図であり、図6は図4のVI−VI線に相当する断面図である。
ここで、図2〜図5に示すように、上述したサイドシルインナ11には、車両1の各種電装品に接続されるハーネス35を保護するハーネスプロテクタ41が設置されている。ハーネスプロテクタ41は、ハーネス35を保持する筒状のハウジング42と、ハウジング42をサイドシルインナ11に固定するための第1固定部43及び第2固定部44と、後述するフロアカーペット71が係止される係止部45と、係止部45及びハウジング42間を連結する連結部46と、を備えている。
ハウジング42は、前後方向に沿って延びる筒状とされ、サイドシルインナ11の車幅方向の内側において、サイドシルインナ11の内側壁23に沿って延在している。本実施形態のハウジング42のうち、後端縁は図4に示す最後端位置にあるシート25のシートクッション31の前端縁よりも後方に位置し、前端縁は最前端位置にあるシート25のシートクッション31の前端縁よりも前方に位置している。また、ハウジング42は、上下方向において、サイドシルインナ11の中央部に位置している。
図5、図6に示すように、ハウジング42は、車幅方向に沿う横断面視において台形状を呈し、その車幅方向の外側に位置する外側壁51が上下方向に沿って直線状に延設されてサイドシルインナ11の内側壁23に車幅方向で対向している。一方、ハウジング42のうち、車幅方向の内側に位置する内側壁(第1傾斜部)52は、車幅方向の内側に向かうに従い下方に向けて傾斜する傾斜面とされている。
図4に示すように、ハウジング42の下壁部53において、前後方向の中間部分には、ハウジング42内外を連通させるハーネス挿通口54が形成されている。ハーネス35は、上述のハーネス挿通口54やハウジング42の前後方向の両端開口部を通してハウジング42内に挿通され、ハウジング42内を前後方向に配索されている。なお、ハーネス挿通口54の位置や数等は適宜設計変更が可能である。
図4、図6に示すように、ハウジング42のうち、シート25が最後端位置にある場合に乗員が接触可能な部分(ハウジング42の前部)には、フロアカーペット71を車幅方向の外側から支持する凹み防止部55がハウジング42と平行に延設されている。すなわち、凹み防止部55は、シート25が最後端位置にある場合に乗員が接触するおそれのない部分(ハウジング42の後部)には設けられていない。本実施形態では、凹み防止部55のうち、後端縁が最後端位置にあるシートクッション31よりも前方に位置し、前端縁がハウジング42の前端縁よりも後方に位置している。
凹み防止部55は、車幅方向に沿う横断面視がL字状とされている。具体的に、凹み防止部55は、ハウジング42の下壁部53から下方に向けて延在する下方延在部(第2傾斜部)58と、下方延在部58の下端縁から車幅方向の外側に向けて延在する外側延在部59と、を有している。下方延在部58は、車幅方向の内側に向かうに従い下方に向けて傾斜する傾斜面とされ、その外面がハウジング42における内側壁52の外面に滑らかに連なっている。
図2〜図5に示すように、連結部46は、前後方向から見た正面視でL字状を呈している。具体的に、連結部46は、ハウジング42の上壁部57からサイドシルインナ11の内側壁23に沿って上方に向けて延在した後、車幅方向の側に向けて屈曲してサイドシルインナ11の上壁部27上を延在している。なお、連結部46は、前後方向に間隔をあけて複数(図示の例では3つ)配設されている。
図5に示すように、第1固定部43は、各連結部46の上端部(サイドシルインナ11の上壁部27上に位置する部分)から車幅方向の内側に向けてさらに延設された取付座61と、取付座61に装着されたクリップ62と、を有している。図5に示すように、クリップ62は、取付座61から下方に向けて突出するとともに、下方に向かうに従い漸次先細っている。各第1固定部43のクリップ62は、サイドシルインナ11の上壁部27を上下方向に貫通する係合孔27a内に各別に係合されている。したがって、本実施形態のハーネスプロテクタ41は、上述したハウジング42が第1固定部43及び連結部46を介してサイドシルインナ11の上壁部27に吊り下げ支持されている。
図4に示すように、第2固定部44は、ハウジング42の下壁部53のうち上述した凹み防止部55よりも後方に位置する部分から下方に向けて延設された取付座63と、取付座63に装着されたクリップ64と、を有している。クリップ64は、取付座63から車幅方向の外側に向けて突出するとともに、車幅方向の外側に向かうに従い漸次先細っている。第2固定部44のクリップ64は、サイドシルインナ11の内側壁23を車幅方向に貫通する図示しない係合孔内に係合されている。
図2、図3、図5、図6に示すように、係止部45は、各連結部46の上端部から上方に向けて立設された板状を呈している。この場合、係止部45は上述した第1固定部43に対して車幅方向の内側であって、前後方向で同じ位置に形成されている。係止部45は、上方に向かうに従い車幅方向の外側に向けて傾斜して延在している。係止部45には、フロアカーペット71の係止孔76が係止されている。
フロアカーペット71は、フロアパネル22及びサイドシルインナ11上に敷設され、フロアパネル22、サイドシルインナ11及びハーネスプロテクタ41を車室内側から覆っている。フロアカーペット71は、フロアパネル22を被覆するパネル被覆部72と、パネル被覆部72における車幅方向の両端部から上方に向けて立ち上がる立ち上がり部73と、立ち上がり部73の上端縁から車幅方向の外側に張り出す張出部74と、を備えている。
図5、図6に示すように、立ち上がり部73は、サイドシルインナ11に対して車幅方向に間隔をあけて配置されるとともに、サイドシルインナ11の内側壁23及びハーネスプロテクタ41を車幅方向の内側から被覆している。立ち上がり部73は、上方に向かうに従い車幅方向の外側に向けて延在している。この場合、立ち上がり部73における車幅方向の外側を向く外面のうち、ハーネスプロテクタ41のハウジング42及び凹み防止部55と車幅方向で対向する部分は、ハウジング42の内側壁52及び凹み防止部55の下方延在部58に倣って延在している。すなわち、立ち上がり部73の外面は、ハウジング42の内側壁52及び凹み防止部55の下方延在部58に車幅方向の内側から近接又は当接しており、ハウジング42及び凹み防止部55により車幅方向の外側から支持されている。
図2、図3、図5、図6に示すように、張出部74は、サイドシルインナ11の上壁部57を上方から覆っている。張出部74のうち、ハーネスプロテクタ41の上述した各係止部45に対応する部分には、張出部74を上下方向に貫通する係止孔76が形成されている。各係止孔76内には、ハーネスプロテクタ41の係止部45が各別に係止されている。これにより、フロアカーペット71がハーネスプロテクタ41を介してサイドシルインナ11に固定されている。
張出部74のうち、前後方向において隣り合う係止孔76間に位置する部分には、サイドシルインナ11の上壁部57を露出させる逃げ孔77が形成されている。逃げ孔77は、張出部74を上下方向に貫通するとともに、車幅方向の外側に向けて開口している。サイドシルインナ11の上壁部57のうち、逃げ孔77を通して露出する部分には、後述するステップガーニッシュ81を取り付けるための取付孔82が形成されている。
上述したステップガーニッシュ81は、車幅方向に沿う横断面視において、下方に向けて開口するU字状を呈するとともに、前後方向に沿って延設されている。ステップガーニッシュ81は、サイドシル2の上方に配置され、ハーネスプロテクタ41やフロアカーペット71のうち、サイドシルインナ11の上壁部57上に位置する部分(係止部45や第1固定部43、張出部74等)を上方及び車幅方向の両側から被覆している。
ステップガーニッシュ81の天壁部のうち、上述したフロアカーペット71の逃げ孔77に対応する部分には、サイドシルインナ11の取付孔82内に取り付けられる取付ピン83が下方に向けて延設されている。取付ピン83は、逃げ孔77を通してフロアカーペット71の張出部74を貫通し、フロアカーペット71の取付孔82内に取り付けられている。
このように、本実施形態では、ハーネス35が挿通されるハウジング42がサイドシル2に対して車幅方向の内側に配置されているため、サイドシル2からのハーネスプロテクタ41の上方への突出量を小さくできる。これにより、サイドシル2の上方に形成されるドア開口部4の面積を拡大できるとともに、ドア開口部4の下辺の高さを低くすることができる。その結果、乗員の乗降性を向上させることができる。
また、ハウジング42をサイドシル2上に配置する場合と異なり、サイドシル2の車幅方向における幅寸法をハウジング42の幅寸法に依存せずに設定することができる。これにより、サイドシル2の設計の自由度を図ることができるので、例えばサイドシル2の幅寸法を縮小して室内空間を拡大できる。
しかも、本実施形態では、ハーネスプロテクタ41の係止部45を介してフロアカーペット71をサイドシル2に固定することができるので、フロアカーペット71とサイドシル2とを固定する固定部材を別途設ける必要がない。そのため、部品点数の削減を図るとともに、レイアウト性を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、第1固定部43が係止部45と前後方向で同じ位置に配置されているため、係止部45の強度を確保できる。この場合、例えばフロアカーペット71を介して係止部45が引っ張られた場合等であっても係止部45の破損を抑制できる。
また、ハウジング42の内側壁52が傾斜面とされているため、例えば内側壁52を上下方向に直線状に形成する場合に比べて、乗降時等に乗員の足等が引っ掛かったり、ハウジング42が上方から踏まれたりするのを抑制できる。これにより、ハウジング42の破損を抑制し、ハーネス35を長期に亘って保護できる。
また、本実施形態では、凹み防止部55がハウジング42に下方であってフロアカーペット71とサイドシルインナ11との車幅方向の間に形成される空間に配置されることになる。そのため、凹み防止部55によってフロアカーペット71を車幅方向の外側から支持することが可能になり、フロアカーペット71のうち、ハウジング42の下方であって、サイドシルインナ11と車幅方向で対向する部分が凹むのを防止できる。
さらに、凹み防止部55の下方延在部58がハウジング42の内側壁52に連なって傾斜しているため、乗降時等においてハウジング42と凹み防止部55との間の境界部分に足等が引っ掛かったり、凹み防止部55が上方から踏まれたりするのを抑制できる。これにより、凹み防止部55の破損を抑制できる。
さらに、ハウジング42のうちシート25が最後端位置にある場合に乗員が接触可能な部分に凹み防止部55が配設されているため、ハウジング42の全長に亘って凹み防止部55を配設する場合に比べて材料費の削減を図ることができる。
本実施形態では、ハウジング42の下方であって、凹み防止部55に対して前後方向でオフセットした位置に第2固定部44を配設することで、第2固定部44がハウジング42よりも車幅方向の外側に窪んだ位置に配置されることになる。これにより、第2固定部44がフロアカーペット71を介して触れ難くなり、第2固定部44が外れたり、破損したりするのを抑制できる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、上述した実施形態で挙げた構成等はほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、車両1の助手席側に本発明のハーネスプロテクタ41を採用する構成について説明したが、これに限られない。すなわち、運転席側や後部座席等に本発明のハーネスプロテクタ41を採用することが可能である。
また、各固定部43,44の位置や個数等は、適宜設計変更が可能である。
さらに、凹み防止部55は、ハウジング42の全長に亘って形成しても構わない。
また、ハウジング42の内側壁52や凹み防止部55の下方延在部58の形状は、フロアカーペット71の外面形状に倣って適宜設計変更が可能である。
1…車両
2…サイドシル
25…シート
35…ハーネス
41…ハーネスプロテクタ
42…ハウジング
43…第1固定部
44…第2固定部
45…係止部
46…連結部
52…内側壁(第1傾斜部)
58…下方延在部(第2傾斜部)
71…フロアカーペット

Claims (6)

  1. 車体のサイドシルに設置され、前記サイドシルに沿って車両前後方向に配索されるハーネスを保持するハーネスプロテクタにおいて、
    前記サイドシルのサイドシルインナの上壁部より下方であって、前記サイドシルインナの内側壁に対して車幅方向の内側に位置するとともに、内部に前記ハーネスが挿通されるハウジングと、
    前記サイドシルの上方に位置し、前記サイドシル及び前記ハウジングを覆うフロアカーペットが係止される係止部と、
    前記ハウジングと前記係止部との間を連結する連結部と、
    前記ハウジングと前記係止部と前記連結部とを前記サイドシルインナの前記上壁部に固定する第1固定部と、を備え
    前記ハウジングは、車幅方向の内側に位置する部分に、車幅方向の内側に向かうに従い下方に向けて傾斜する第1傾斜部を有し、
    前記ハウジングに下方から連なるとともに、前記フロアカーペットを車幅方向の外側から支持する凹み防止部を有し、
    前記ハウジングの下方であって、前記凹み防止部に対して車両前後方向でオフセットした位置に、前記ハウジングを前記サイドシルに車幅方向で固定する第2固定部を有していることを特徴とするハーネスプロテクタ。
  2. 前記連結部は、前記ハウジングの上壁部から前記サイドシルインナの前記内側壁に沿って上方に向けて延在した後、車幅方向の外側に向けて屈曲して前記サイドシルインナの前記上壁部上を延在していることを特徴とする請求項1記載のハーネスプロテクタ。
  3. 前記係止部と前記第1固定部は、車両前後方向で同じ位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のハーネスプロテクタ。
  4. 前記凹み防止部は、前記ハウジングの下壁部から下方に向けて延在する下方延在部を有しており、
    前記ハウジングは車幅方向の外側に位置する外側壁が前記サイドシルインナの前記内側壁に沿って延在していることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のハーネスプロテクタ。
  5. 前記凹み防止部は、車幅方向の内側に向かうに従い下方に向けて延び、前記第1傾斜部に連なる第2傾斜部を有していることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載のハーネスプロテクタ。
  6. 前記凹み防止部は、車両前後方向にスライド移動可能なシートが最後端位置にある場合に乗員が接触可能な部分に設置されていることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載のハーネスプロテクタ。
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