JP2009023536A - キッキングプレートの合わせ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】サイドシルパネルの室内側面を覆うキッキングプレートとキッキングプレートの車両前後方向端末に接合する内装トリムとの間の合わせ構造であって、良好な外観性能を長期に亘り維持する。
【解決手段】キッキングプレート20とセンターピラートリム・ロア30との合わせ部分において、センターピラートリム・ロア30に段部31を介して接合フランジ32をキッキングプレート20側に延設し、キッキングプレート20のフロント側端末20aを段部31に突き当たるように接合フランジ32の上面にキッキングプレート20を重ね合わせ、双方の室内側に下方向に延在する縦壁部21,33を形成し、キッキングプレート20における縦壁部33の内面に引っ掛け爪23と端爪24とからなるペンチ型爪セット22を設け、2つの爪の協働作用によりセンターピラートリム・ロア30における縦壁部33を強固に挟み付けて上下方向並びに車幅方向の位置規制を行なう。
【選択図】図5

Description

この発明は、車両のサイドシルパネルの室内側面を覆うキッキングプレートと、キッキングプレートに隣接する内装部品との間の合わせ構造であって、合わせ部分において縦壁部が設定された場合においても、キッキングプレートと内装トリムとの間に隙間が生じることがなく、外観見栄えを高めたキッキングプレートの合わせ構造に関する。
例えば、図8に示すように、4ドアタイプの車両の側壁の中央下部には、センターピラートリム・ロア1が装着されており、センターピラートリム・ロア1の車両前後端末部には、フロント側ドア開口の下縁に位置するサイドシルパネル(図示せず)及びリヤドア開口下縁のサイドシルパネル(図示せず)双方の室内側面を覆うキッキングプレート・フロント2、並びにキッキングプレート・リヤ3が装着されている。
そして、センターピラートリム・ロア1の後端側と、キッキングプレート・リヤ3との合わせ部分の構造は、図9乃至図11に示すように、センターピラートリム・ロア1の後端側には段部4aを介して接合フランジ4がキッキングプレート・リヤ3側に向けて延設形成されており、この接合フランジ4の表面にキッキングプレート・リヤ3のフロント側端末部分を重ね合わせ、爪係着固定している。具体的には、キッキングプレート・リヤ3の内面には、車幅方向両端側に爪5,6、その中央にロケートリブ7が突設形成され、センターピラートリム・ロア1の接合フランジ4の表面にキッキングプレート・リヤ3を重ね合わせ、キッキングプレート・リヤ3の爪5,6により接合フランジ4の両側縁4b,4cを挟み付け、ロケートリブ7を接合フランジ4の開口4dに差し込んで取り付けを完了している。尚、従来のキッキングプレートと隣接部品との合わせ構造については、特許文献1に詳細に記載されている。
特開2005−53301号公報
このように、従来では、センターピラートリム・ロア1の接合フランジ4の表面にキッキングプレート・リヤ3を重ね合わせ、キッキングプレート・リヤ3に設けた爪5,6を接合フランジ4の両側縁4b,4cに挟み付けて取り付けているため、図11中矢印で示す取付方向に沿う方向(矢印Z方向)の規制を行なうことはできるものの、図11中点線で示す矢印方向の変形を誘発し易く、特にキッキングプレート・リヤ3に上下方向に長い縦壁部を設けることは困難とされていた。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、サイドシルパネルの室内側面を覆うキッキングプレートと、キッキングプレートにおける車両の前後方向に沿う端末部分に隣接するセンターピラートリム・ロア、リヤサイドトリム、ダッシュサイドトリム等の内装トリムとの間の合わせ構造において、両者間にスキが発生することがなく、また、縦壁部を長く設定した場合においても、長い縦壁部の組み付けを精度良く行なうことができるキッキングプレートの合わせ構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、車両のサイドシルパネルの室内側面を覆うキッキングプレートと、このキッキングプレートにおける車両の前後方向端末に隣接する内装トリムとを接合させる際のキッキングプレートの合わせ構造であって、前記内装トリムにおけるキッキングプレート接合側に段部を介して接合フランジが延設形成され、キッキングプレートの端末を上記段部に突き当てるように接合フランジの表面にキッキングプレートの縦壁部を重合するとともに、この縦壁部の内面には、引っ掛け爪と端爪とからなるペンチ型爪セット構造が採用され、内装トリムにおける接合フランジの一部をペンチ型爪セットの引っ掛け爪と端爪との間で挟持することにより、キッキングプレートと内装トリムとの接合部において上下方向と車幅方向の規制がなされることを特徴とする。
ここで、車両のサイドシルパネルの室内側面には、合成樹脂の射出成形体からなるキッキングプレートが装着されている。キッキングプレートの素材としては、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ABS樹脂等、汎用の熱可塑性樹脂を使用することができる。また、キッキングプレートは、車両の前後方向に沿って延びる断面略C字状をなす長尺体から形成され、キッキングプレートにおける車両の前後方向端末部分は、それぞれ隣接する内装部品と接合している。例えば、4ドアタイプの車両を例に挙げれば、キッキングプレートは、フロント側ドア開口のサイドシルパネル・フロントの室内側を覆うキッキングプレート・フロントと、リヤ側ドア開口に相当するサイドシルパネル・リヤの室内側を覆うキッキングプレート・リヤが装着されている。更に、キッキングプレートと接合する内装トリムとしては、キッキングプレート・フロントのフロント側端末はダッシュサイドトリムが接合し、キッキングプレート・フロントのリヤ側端末及びキッキングプレート・リヤのフロント側端末はセンターピラートリム・ロアと接合し、キッキングプレート・リヤのリヤ側端末はリヤサイドトリムと隣接している。
そして、キッキングプレートと隣接する内装トリムとの接合部分においては、内装トリムの端末にキッキングプレート側に延びる接合フランジが段部を介して延設形成され、この接合フランジの表面を覆うようにキッキングプレートが重合され、キッキングプレートの製品面と内装トリムの製品面とが連続した面一状となるようにキッキングプレートの端末を段部に突き当て接合している。
更に、内装トリムとキッキングプレートとの間でスキが発生することがなく、精度の良い合わせ構造が達成できるように、キッキングプレートと内装トリムとのラップ部分は、双方に縦壁部が形成されており、キッキングプレートにおける縦壁部の内面に引っ掛け爪と端爪とからなるペンチ型爪セット構造が採用されており、縦壁部から繋がる水平面部分には、ロケートリブと係止爪が形成されている。
一方、これと対応する内装トリムにおける接合フランジも同様に縦壁部と水平面部とからなり、縦壁部の下縁は、ペンチ型爪セットにおける端爪に係着し、かつ接合フランジの縦壁部に開設した開口の縁部に引っ掛け爪を係着することで、接合フランジの縦壁部はキッキングプレートの縦壁部に確実に固定される。そして、引っ掛け爪により差込み方向の正方向と面直方向の規制を行なうとともに、端爪は差込み方向の負方向の規制を行なう。尚、ロケートリブ並びに水平面部の係止爪はそれぞれ対応する開口に挿入、あるいは係着固定される。
従って、本発明によれば、内装トリムとキッキングプレートの合わせ部分は双方に縦壁部が形成され、内装トリムにおける接合フランジの表面にキッキングプレートを重ね合わせて、特に、縦壁部において、引っ掛け爪と端爪の2つの爪の協働作用により、双方の部品における縦壁部同士の完全固定を実現することができる。
次いで、本発明の好ましい実施の形態においては、前記ペンチ型爪セットを構成する端爪の先端には、適宜高さの抵抗縁が設けられていることにより、上記内装トリムにおける接合フランジは車幅方向の規制を強化できることを特徴とする。そして、この実施の形態によれば、内装トリムにおける接合フランジの縦壁部下縁を支持するキッキングプレート側の端爪について、その先端に適宜高さの抵抗縁を付設するという構成であるため、内装トリムの縦壁部において車幅方向の規制を強化でき、引っ掛け爪と端爪双方の車幅方向規制により、キッキングプレートと内装トリムの双方をより精度良く固定することができる。
以上説明した通り、本発明に係るキッキングプレートの合わせ構造は、内装トリムの端末側に段部を介して接合フランジを形成し、この接合フランジの表面にキッキングプレートの内面を重ね合わせ、段部にキッキングプレートの端末を突き合わせ、かつキッキングプレート及び接合フランジには、室内側に延びる縦壁部がそれぞれ形成されており、キッキングプレートの縦壁部の内面には、引っ掛け爪と端爪とからなるペンチ型爪セットが形成され、この2つの爪の協働作用により、内装トリムにおける接合フランジの縦壁部を強固に挟み付け、内装トリムとキッキングプレートの合わせ部分においては、上下方向並びに車幅方向の2方向に沿う位置規制がなされ、接合部分に段差等が形成されないため、良好な外観見栄えが得られるとともに、走行中の振動等により、ガタツキ音等が発生することがなく、静粛な走行が期待できるという効果を有する。
更に、キッキングプレートにおける縦壁部の内面に引っ掛け爪と端爪とからなるペンチ型爪セットを設け、内装トリムにおける接合フランジの縦壁部の一部を上記2つの爪の協働作用により強固に挟み付けるという構成であるため、従来、合わせ精度を確保することが難しかった縦壁部同士の合わせを簡単かつ精度良く実施できることから、合わせ部分の造形自由度を高めることができるという効果を有する。
以下、本発明に係るキッキングプレートの合わせ構造について、リヤドア側に設けられるキッキングプレートと、センターピラートリム・ロアとの間の合わせ部分に適用して、添付図面を参照しながら詳細に説明する。尚、念のため付言すれば、本発明の要旨は特許請求の範囲に記載した通りであり、以下に説明する実施例の内容は、本発明の一例を単に示すものに過ぎない。
図1乃至図7は本発明の一実施例を示すもので、図1はセンターピラートリム・ロアとその前後側に設置されるキッキングプレートを示す車外側から見た斜視図、図2はセンターピラートリム・ロアとその前後側に配置されるキッキングプレートを示す底面図、図3はキッキングプレート・リヤとセンターピラートリム・ロアとの合わせ部分の構成を示す説明図、図4はセンターピラートリム・ロアにキッキングプレート・リヤを取り付ける状態を示す説明図、図5はキッキングプレートとセンターピラートリム・ロアとの合わせ部分の構成を示す断面図、図6,図7は本発明に係るキッキングプレートの合わせ構造の変形例を示すもので、図6はキッキングプレートに設けたペンチ型爪セットを示す斜視図、図7は合わせ部分の構成を示す断面図である。
図1において、4ドアタイプの車両のフロント側ドア開口の下縁、すなわち、図示しないサイドシルパネルの室内面を覆うようにキッキングプレート・フロント10が装着され、リヤ側ドア開口の下縁においても、図示しないサイドシルパネルの室内面を覆うキッキングプレート・リヤ20がそれぞれ装着されている。そして、キッキングプレート・フロント10の車両長手方向に沿うフロント側端末は、図示しないダッシュサイドと接合しており、キッキングプレート・フロント10のリヤ側端末及びキッキングプレート・リヤ20のフロント側端末は、センターピラートリム・ロア30のそれぞれ前後側端末に接合している。また、図示はしないがキッキングプレート・リヤ20のリヤ側端末は、リヤサイドトリム(これも図示せず)に接合している。
ところで、本発明は、キッキングプレート10,20と、それに連接するセンターピラートリム・ロア30、図示しないダッシュサイドトリム、リヤサイドトリム等の内装トリムとの間の合わせ構造に関するもので、合わせ部分において、簡単な構成で上下方向と車幅方向の2方向における位置規制を確実に行なえ、合わせ部分において浮きや段差発生等の外観不良やガタツキ音の発生の原因とならず、外観見栄えを高め、かつ静粛な走行を確保できるようにすることが課題である。
以下、キッキングプレート・リヤ20とセンターピラートリム・ロア30の後端側との間の合わせ部分の構成について、本発明構造を説明するが、キッキングプレート・フロント10のフロント側とダッシュサイドトリム、あるいはキッキングプレート・フロント10のリヤ側とセンターピラートリム・ロア30のフロント側端末の合わせ部分、また、キッキングプレート・リヤ20とリヤサイドトリムとの合わせ部分に準用することができる。尚、キッキングプレート・リヤ20と、センターピラートリム・ロア30との合わせ部分の構成について以下に説明するが、便宜上、キッキングプレート・リヤ20は、キッキングプレート20と略称して説明する。
図1乃至図3に示すように、キッキングプレート20のフロント側端末と、センターピラートリム・ロア30のリヤ側端末の合わせ部分においては、センターピラートリム・ロア30のリヤ側端末部分は、段部31を介して接合フランジ32がキッキングプレート20側に延設形成され、この接合フランジ32には、室内側が10〜20cmの寸法分下方に延在する縦壁部33が形成されている。そして、キッキングプレート20は、センターピラートリム・ロア30の表面に重合され、特に、キッキングプレート20のフロント側端末20aがセンターピラートリム・ロア30の段部31に突き当て接合され、かつ段部31の寸法がキッキングプレート20の板厚に等しく設定されていることから、突き合わせ部分は面一状に設定されている。
そして、このキッキングプレート20のフロント側においても、特にセンターピラートリム・ロア30の接合フランジ32の表面を覆うように縦壁部21を備えるように室内側が10〜20cmの寸法分下方に延在しており、本発明では、キッキングプレート20の縦壁部21と、センターピラートリム・ロア30における接合フランジ32の縦壁部33とを簡単かつ精度良く、しかも上下方向と車幅方向の2方向において精度の良い位置規制が行なわれて、堅固に取り付けられることが特徴である。そのために、キッキングプレート20における縦壁部21の内面には、ペンチ型爪セット22が設けられている。このペンチ型爪セット22は、上下方向に所定距離隔てた引っ掛け爪23と端爪24のセットタイプであり、縦壁部33と連なる水平面部25の内面には、ロケートリブ26、係止爪27が下方向に向けて突設形成されている。尚、キッキングプレート20にペンチ型爪セット22を始め、ロケートリブ26や係止爪27を一体成形する関係で、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ABS樹脂等、汎用の熱可塑性樹脂を射出成形することにより、キッキングプレート20は図示する形状に簡単に成形することができる。
一方、センターピラートリム・ロア30についても、キッキングプレート20と同様に、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ABS樹脂等、汎用の熱可塑性樹脂を射出成形することにより、図示しないセンターピラーパネルの室内面を覆うように所望の曲面形状に成形されている。そして、キッキングプレート20のフロント側端末との合わせ部分は、上述したように段部31を介して接合フランジ32が形成され、この接合フランジ32は、室内側が下方向に延在する縦壁部33が形成されており、特に、キッキングプレート20におけるペンチ型爪セット22の引っ掛け爪23、端爪24がそれぞれ縦壁部33の下縁33aと矩形状の開口34の下縁34aを挟み付けて縦壁部21,33を強固に接合している。尚、キッキングプレート20におけるロケートリブ26に対応して、センターピラートリム・ロア30の接合フランジ32の水平面部35には、ロケート孔36が開設されるとともに、キッキングプレート20の係止爪27と係着する係止孔37が接合フランジ32に開設されている。
そして、センターピラートリム・ロア30とキッキングプレート20とを組み付ける状態を図4、組み付け完了後の状態を図5にて示す。図4から明らかなように、図示しないセンターピラーパネルの室内面にセンターピラートリム・ロア30がクリップ等の固着手段を通して取り付けられており、センターピラートリム・ロア30のリヤ側端末にキッキングプレート20のフロント側端末20aを接合するには、センターピラートリム・ロア30における段部31にキッキングプレート20のフロント側端末20aが突き当たるようにセンターピラートリム・ロア30における接合フランジ32の表面にキッキングプレート20のフロント側端末20aを重ね合わせ、キッキングプレート20における縦壁部21のペンチ型爪セット22により、センターピラートリム・ロア30における縦壁部33を強固に固定する。
詳しくは、ペンチ型爪セット22における端爪24の上面に縦壁部33の下縁33aが突き当たるとともに、引っ掛け爪23がキッキングプレート20における縦壁部33の開口34の下縁34aに差し込まれることでセンターピラートリム・ロア30の縦壁部33に対してキッキングプレート20の縦壁部21を堅固に固定するとともに、ロケートリブ26並びに係止爪27をそれぞれセンターピラートリム・ロア30におけるロケート孔36、係止孔37に差し込むことで、図5に示すように、センターピラートリム・ロア30の接合フランジ32の表面にキッキングプレート20のフロント側部分を堅固に重合固定することができる。
そして、この時、図5から明らかなように、引っ掛け爪23と端爪24とからなるペンチ型爪セット22により、センターピラートリム・ロア30における接合フランジ32の縦壁部33は、上下方向(図5中矢印A方向)に加えて、車幅方向(図5中矢印B方向)の2方向の規制がなされているため、センターピラートリム・ロア30とキッキングプレート20との合わせ部分を精度良く固定することができ、パネルやトリムの寸法誤差、取付誤差、あるいは取付後の熱収縮歪みにより、接合部分に段差が生じて外観性能を低下させたり、走行中の振動等によりガタツキ音の発生の基になるという不具合がなく、ドア開口周りの外観性能を高めるとともに、走行中のガタツキ音等が生じることがなく、車室内の静粛性を向上させることができるという効果を有する。
次いで、図6,図7は本発明の変形例を示すもので、この変形例においては、キッキングプレート20における縦壁部21の内面に形成されているペンチ型爪セット22の端爪24に適切な高さの抵抗縁27aが付設され、この抵抗縁27aにより、図7に示すように、センターピラートリム・ロア30における縦壁部33の下縁33aを車幅方向に沿ってずれることなく位置規制を行なうことができ、引っ掛け爪23と端爪24の双方の車幅方向に沿う位置規制により、キッキングプレート20とセンターピラートリム・ロア30との固定効果を更に向上させることができる。
以上説明した実施例は、4ドアタイプの車両のリヤ側ドア開口の下縁側に取り付けるキッキングプレート・リヤ20と、センターピラートリム・ロア30との合わせ構造に適用したが、キッキングプレート・リヤ20とリヤサイドトリムとの合わせ構造、あるいはキッキングプレート・フロント10の前後側端末とダッシュサイドトリム、センターピラートリム・ロア30との合わせ構造に本発明を適用することもできる。
本発明に係るキッキングプレートの合わせ構造の一実施例を示すもので、センターピラートリム・ロア、キッキングプレート・フロント、及びキッキングプレート・リヤをそれぞれ示す車外側から見た斜視図である。 図1に示すセンターピラートリム・ロアとその前後側に配置されるキッキングプレート・フロント、キッキングプレート・リヤをそれぞれ示す底面図である。 図1に示すセンターピラートリム・ロアとキッキングプレート・リヤとの組み付け状態を示す説明図である。 本発明に係るキッキングプレートの合わせ構造の一実施例を示すもので、センターピラートリム・ロアのリヤ側端末にキッキングプレート・リヤのフロント側端末を取り付ける状態を示す説明図である。 図2中V −V 線断面図である。 本発明に係るキッキングプレートの合わせ構造の変形例を示すもので、キッキングプレートに設けられるペンチ型爪セットの変形例を示す説明図である。 図6中VII −VII 線断面図である。 センターピラートリム・ロアとその前後側に配置されるキッキングプレートの従来例を示す車外側から見た斜視図である。 図8に示すセンターピラートリム・ロア、キッキングプレート・フロント、キッキングプレート・リヤをそれぞれ示す底面図である。 センターピラートリム・ロアとキッキングプレート・リヤの接合工程の従来例を示す説明図である。 図9中XI−XI線断面図である。
符号の説明
10 キッキングプレート・フロント
20 キッキングプレート・リヤ
20a フロント側端末
21 縦壁部
22 ペンチ型爪セット
23 引っ掛け爪
24 端爪
25 水平面部
26 ロケートリブ
27 係止爪
30 センターピラートリム・ロア
31 段部
32 接合フランジ
33 縦壁部
34 開口
35 水平面部
36 ロケート孔
37 係止孔

Claims (2)

  1. 車両のサイドシルパネルの室内側面を覆うキッキングプレート(20)と、このキッキングプレート(20)における車両の前後方向端末に隣接する内装トリム(30)とを接合させる際のキッキングプレート(20)の合わせ構造であって、
    前記内装トリム(30)におけるキッキングプレート(20)接合側に段部(31)を介して接合フランジ(32)が延設形成され、キッキングプレート(20)の端末(20a)を上記段部(31)に突き当てるように接合フランジ(32)の表面にキッキングプレート(20)の縦壁部(21)を重合するとともに、この縦壁部(21)の内面には、引っ掛け爪(23)と端爪(24)とからなるペンチ型爪セット(22)構造が採用され、内装トリム(30)における接合フランジ(32)の一部をペンチ型爪セット(22)の引っ掛け爪(23)と端爪(24)との間で挟持することにより、キッキングプレート(20)と内装トリム(30)との接合部において上下方向と車幅方向の規制がなされることを特徴とするキッキングプレートの合わせ構造。
  2. 前記ペンチ型爪セット(22)を構成する端爪(24)の先端には、適宜高さの抵抗縁(27a)が設けられていることにより、上記内装トリム(30)における接合フランジ(32)は車幅方向の規制を強化できることを特徴とする請求項1に記載のキッキングプレートの合わせ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110481457A (zh) * 2018-05-15 2019-11-22 铃木株式会社 车辆用内饰件的安装构造
CN112277831A (zh) * 2020-10-30 2021-01-29 重庆长安汽车股份有限公司 一种汽车背门内装饰件安装结构及车辆

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