JP2015217926A - カウルカバー装置 - Google Patents

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克巳 栗原
Katsumi Kurihara
克巳 栗原
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Abstract

【課題】係止爪部の形状を簡略化しつつ、カウルトップカバーを係合部材に対して安定して係止できるカウルカバー装置を提供する。
【解決手段】フロントガラス14とカウルトップパネル22との間のカウル部15を覆うカウルトップカバー16のカバー本体部41の裏面側に、後面42aに爪部51を有する係止爪部42を突設する。係止爪部42の前面42bに係止爪部42に沿ってリブ44を設ける。フロントガラス14の前縁部に取り付けた係合部材25に、係止爪部42とリブ44の縦壁部44bとを挿入する係合受部31を設ける。係止爪部42の爪部51を係合受部31の後縁31aに係合するとともにリブ44の縦壁部44bを係合受部31の前縁31bに当接させる。係止爪部42の形状を簡略化しつつ、カウルトップカバー16を係合部材25に対して安定して係止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、カウルカバーと、ウインドシールドの縁部に取り付けられてカウルカバーを係止する受け部材とを備えたカウルカバー装置に関する。
従来、自動車のフロントガラスの前端部とボンネットフードの後側部との間のいわゆるカウル部に配置され、このカウル部を覆って外観を向上するカウルトップカバーが用いられている。このようなカウルトップカバーとして、近年、フロントガラスの前端部に受け部材(ホルダ)を取り付け、カウルトップカバーの後端部近傍に係止爪部を突設して、この係止爪部を受け部材に差し込んでカウルトップカバーをフロントガラスと並列に配置することで、カウルトップカバーがフロントガラス面に重ならず、カウルトップカバーをフロントガラス面との段差を低減した、または無段差(面一)とした構成が知られている(例えば、特許文献1ないし3参照。)。そして、ボンネットフードに対向する位置に、弾性的に変形可能なシール部材が取り付けられ、このシール部材が閉じた状態のボンネットフードの後端下面に密着することで、エンジンルームからの熱気や臭気を遮断するようになっている。この構成では、見栄えが良好で(フラッシュサーフェスの意匠効果)、空力的な効果を得ることができるなどの利点がある。
特表2003−532574号公報 (第10−11頁、図1−2) 特開2013−86720号公報 (第4−7頁、図1) 特表2013−501672号公報 (第6−7頁、図2)
しかしながら、上述の特許文献1記載のカウルカバー装置では、受け部材が押し出し成形により形成されているため、カウルトップカバーと受け部材とを取り付けた状態でのがたつきを防止する構成が必要になるとともに、カウルトップカバーと受け部材との形状が決まるまでの工数及び形状を決めるための治具が必要となるなど、初期の合わせ込みも容易でない。しかも、係止爪部は、前後に爪部が突出する、いわゆる両爪形状であるため、この係止爪部を形成するための金型が複雑になり、カウルトップカバーのデザイン性にも制約が生じる。
この点、特許文献2及び3記載のカウルカバー装置は、係止爪部を一側のみに爪部を突出させた片爪形状であり、製造性は向上するものの、カウルトップカバーを受け部材に対して、より確実に係止することが望まれる。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、係止爪部の形状を簡略化しつつ、カウルカバーを受け部材に対して安定して係止できるカウルカバー装置を提供することを目的とする。
請求項1記載のカウルカバー装置は、ウインドシールドと車体部材との間のカウル部を覆うカバー本体部、このカバー本体部の裏面側に突設され一側面に爪部を有する係止爪部、及び前記係止爪部の他側面にこの係止爪部に沿って設けられた挿入部を備えたカウルカバーと、前記係止爪部と前記挿入部の一部とがそれぞれ挿入されて前記爪部が一縁に係合されるとともに前記挿入部の一部が他縁に当接する受け部を備え、前記ウインドシールドの縁部に取り付けられた受け部材とを具備したものである。
請求項2記載のカウルカバー装置は、請求項1記載のカウルカバー装置において、受け部材は、ウインドシールドの縁部とカウルカバーとの間に挟持される弾性変形可能な弾性部を備え、前記カウルカバーは、前記ウインドシールドの縁部に対向する位置にてカバー本体部に、係止爪部が受け部に挿入された状態で前記弾性部に対して離間されるように凹設された凹部を備えたものである。
請求項3記載のカウルカバー装置は、請求項1または2記載のカウルカバー装置において、カウルカバーは、少なくとも係止爪部の基端部にてカバー本体部に設けられたノッチ部を備えたものである。
請求項4記載のカウルカバー装置は、請求項1ないし3いずれか一記載のカウルカバー装置において、受け部材は、受け部の裏面側に突設され、この受け部から侵入した水分を車幅方向に導く樋部を備えたものである。
請求項5記載のカウルカバー装置は、請求項4記載のカウルカバー装置において、樋部と車体部材との間の隙間を閉塞するシール部材を備えたものである。
請求項1記載のカウルカバー装置によれば、カウルカバーのカバー本体部の裏面側に突設した係止爪部の一側面に爪部を設けることで、係止爪部の形状を簡略化しつつ、係止爪部の他側面にこの係止爪部に沿って設けた挿入部の一部を受け部材の受け部の他縁に当接させて、係止爪部の爪部を受け部の一縁に確実に係合させた状態を保持でき、カウルカバーを受け部材に対して安定して係止できる。
請求項2記載のカウルカバー装置によれば、請求項1記載のカウルカバー装置の効果に加え、弾性部の弾性変形によって、ウインドシールドの縁部とカウルカバーとの間の隙間を効果的に閉塞できるとともに、凹部によって、係止爪部を受け部に挿入する際のカウルカバーと弾性部との摺接抵抗を抑制でき、係止爪部を受け部へとより容易に挿入できる。
請求項3記載のカウルカバー装置によれば、請求項1または2記載のカウルカバー装置の効果に加え、ノッチ部によって、係止爪部の基端部を弱部とすることができ、カウルカバーに対して荷重が加わったときに係止爪部が基端部から折れることを許容し、荷重を確実に吸収できる。
請求項4記載のカウルカバー装置によれば、請求項1ないし3いずれか一記載のカウルカバー装置の効果に加え、樋部によって、受け部から侵入した水分を車幅方向に導くことで、不要部分への水分の侵入をより確実に抑制できるとともに、カウルカバーに対して荷重が加わったときに係止爪部の先端部が樋部に当接することで、係止爪部の基端部に応力が集中しやすくなり、係止爪部が基端部からより容易に折れて荷重をより確実に吸収できる。
請求項5記載のカウルカバー装置によれば、請求項4記載のカウルカバー装置の効果に加え、シール部材によって樋部と車体部材との間の隙間を閉塞するので、不要部分への水分の侵入をより確実に抑制できる。
本発明のカウルカバー装置の第1の実施の形態を示し、(a)は図2のI−I相当位置でのカウルカバー装置の断面図、(b)は図2のII−II相当位置でのカウルカバー装置の断面図である。 同上カウルカバーを示す斜視図である。 同上カウルカバーの係止爪部の背面を拡大して示す斜視図である。 同上受け部材を示す斜視図である。 同上受け部材の一部を拡大して示す斜視図である。 同上カウルカバー装置を備えた車両を示す斜視図である。 本発明のカウルカバー装置の第2の実施の形態を示す断面図である。
以下、本発明のカウルカバー装置の第1の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図6において、10は車両である自動車の車体で、この車体10には、エンジンルーム11を覆う相手部材としてのフード12と、車室13の前側に位置するウインドシールドとしてのフロントガラス14との間のカウル部15を覆い、カウルカバーであるカウルトップカバー16が車体10に取り付けられている。なお、以下、前後、上下、及び両側などの方向については、車体10の直進方向を基準として説明し、矢印F方向が前方、矢印U方向が上方、矢印W方向が両側方向である車幅方向である。
カウル部15は、エアボックスなどとも呼ばれるもので、例えば鉄板にて形成された車体部材としてのカウルトップパネル22により、上側を開口した樋状に形成されている。そして、このカウル部15には、車室13内に外気を導入する図示しない空調装置の空気取入部が接続されているとともに、このカウル部15の一側である右側には、図示しないワイパーのワイパーアームを駆動するモータなどが配置されている。
また、フード12は、車体10の前部に位置してエンジンルーム11を開閉可能に覆うボンネットフードであり、外側すなわち閉じた状態で上側に位置するフードアウタ部と、このフードアウタ部の内側すなわち閉じた状態で下側に若干の間隔を介して位置するフードインナ部とが、一体あるいは別体に形成されている。
さらに、フロントガラス14の前縁部全体には、受け部材としての係合部材25が一体的に取り付けられている。この係合部材25は、ホルダとも呼ばれるもので、図1、図4及び図5に示すように、例えば硬質の合成樹脂により成形された受け部材本体としての係合部材本体27と、この係合部材本体27の裏面、すなわちカウルトップパネル22側(車体10側)に突設された樋部28と、係合部材本体27の表面に一体的に設けられた弾性部29とを備えている。また、この係合部材25は、フロントガラス14の傾斜に沿って、前側が後側よりも相対的に下側となるように傾斜して配置されている。そして、この係合部材25とカウルトップカバー16とにより、カウルカバー装置30が構成されている。
係合部材本体27は、フロントガラス14の前縁部に亘って車幅方向に連続する長手状に形成された板状となっている。この係合部材本体27には、車幅方向に複数の受け部としての係合受部31がフロントガラス14の前縁部よりも前方の位置にて、略等間隔に離間されて間欠的に開口されている。また、この係合部材本体27には、係合受部31の一縁である後縁31aよりも後方すなわちフロントガラス14側に隣接して、弾性部29を保持するための保持凸部32が表面側に突設されている。さらに、この係合部材本体27の保持凸部32よりも後方すなわちフロントガラス14側の表面には、フロントガラス14の前端部近傍が貼付部材としての両面テープ33を介して貼り付けられる被貼付部34が面状に形成されている。
係合受部31は、例えば車幅方向に長手状の角孔状となっており、フロントガラス14の前縁部全体に亘って配置されている。すなわち、これら係合受部31は、それぞれ前後方向よりも左右方向が長手状となっている。
保持凸部32は、例えば車幅方向に連続するリブ状となっている。
両面テープ33は、被貼付部34の表面側の略全体を覆って一面が貼り付けられ、他面がフロントガラス14の裏面の前縁部全体に車幅方向に連続して貼り付けられている。
また、樋部28は、係合受部31から侵入した水分を、例えば車幅方向の両端部などの相対的に低い位置に導く水路を係合部材本体27との間で区画するもので、係合部材本体27の裏面にて係合受部31の他縁である前縁31bから後方に向けて突設されており、この係合受部31に対向して車幅方向に連続する長手状に形成され、両端部が車体10の両側近傍まで延びている。この樋部28は、断面で見て係合部材本体27の背面から、先端側が後方上側、すなわちフロントガラス14側へと略直角状に屈曲されてL字状となっており、前後方向及び上下方向に沿う各断面において、自由端状の先端部が係合部材本体27と連続する基端部及び係合受部31の後縁31aに対して上方に延びている。この樋部28は、係合部材25をフロントガラス14に取り付けた状態での車両の最下面が予め分かっていれば、高さを調整することで、車体10の両側から車外に排水可能となるように、予め設定段階で高さを決めて水路を形成できる。
弾性部29は、エンドラバーなどとも呼ばれるもので、弾性を有する軟質の合成樹脂、例えばTPOなどの熱可塑性エラストマによって成形されており、保持凸部32に保持されて係合部材本体27(係合部材25)の両端部に亘って長手状に連続している。この弾性部29は、フロントガラス14の前縁部とカウルトップカバー16の後縁部との間に弾性的に挟持され、これらフロントガラス14の前縁部とカウルトップカバー16(カウルカバー装置30)との間の隙間を閉塞している。
そして、図1ないし図3に示すカウルトップカバー16は、カウル部15すなわちカウルトップパネル22の上側を覆って外観を向上するように、例えば硬質の合成樹脂などにより、カウル部15に沿って車体10(図6)の両側方向すなわち車幅方向を長手方向とする長尺な略板状に成形されている。
このカウルトップカバー16は、車幅方向を長手方向としてフロントガラス14の前縁部に連なって配置される板状のカバー本体部41と、このカバー本体部41のフロントガラス14の前縁部と対向する後縁部に突設された複数の係止爪部42と、これら係止爪部42,42間にてカバー本体部41の後縁部に突設された非爪部である複数の突出部43と、係止爪部42のそれぞれに設けられた挿入部としての補強部である複数のリブ44とを備えている。そして、フロントガラス14の前縁部の位置でカウルトップパネル22の上方のカウル部15を覆ってフード12との間すなわちエンジンルーム11とカウル部15との間を区画するようになっている。
カバー本体部41は、エンジンルーム11やフード12の形状及びワイパーの配置などに応じて適宜の形状を採るものであるが、本実施の形態では、基本的には、車幅方向を長手方向とし、フロントガラス14に沿って前側へと下方に傾斜して配置されている。このカバー本体部41は、係止爪部42を係合受部31に取り付けた状態で、後縁部側の上面がフロントガラス14と略面一となる部分であり、カウル部15に外気を導入可能な格子状などのエアインテークとも呼ばれる格子状の空気取入口45やワイパーの軸が貫通する複数、例えば2つの円形状の孔部であるワイパーピボット穴部46が形成されている。さらに、このカバー本体部41の後縁部には、弾性部29と圧接される圧接部48が形成されているとともに、この圧接部48の下部に、弾性部29と離間される凹部49が凹設されている。そして、このカバー本体部41には、図示しないが、フード12の後部下面に圧接されるフードシールが取り付けられており、このフードシールが、閉じた状態のフード12に液密に密着し、エンジンルーム11からの熱気や臭気を遮蔽するようになっている。
圧接部48及び凹部49は、それぞれカバー本体部41の後縁部にて係止爪部42及び突出部43に亘って設けられており、カバー本体部41の長手方向、すなわち車幅方向に連続している。そして、凹部49は、各係止爪部42の基端部を応力が集中する弱部とするものであり、各係止爪部42及び各突出部43の基端部の位置から先端側に亘って前側に窪むように設けられている。
係止爪部42は、ガラス合わせ部、ウインドシールド当接部、あるいはウインドシールド取付部などとも呼ばれる突起部であり、カウルトップカバー16を係合部材25に取り付けた状態で係合受部31に挿入されて係止されるもので、カバー本体部41の長手方向である車幅方向に沿って長手状に形成されている。これら係止爪部42は、カバー本体部41の裏面(下面)から下方に向けて板状に突出するとともに、一側面であるフロントガラス14側すなわち後面42aの先端部にのみ、係合受部31の後縁31aに係止される爪部51が後方に膨出するように突設され、他側面である反フロントガラス14側すなわち前面42bには突出する部分が設けられていない。すなわち、これら係止爪部42は、いわゆる片爪形状となっている。また、各係止爪部42の前面42bには、各係止爪部42の基端部の位置にてカバー本体部41に、後側へと窪んだノッチ部52が凹設されている。
爪部51は、係合受部31の後縁31aの下部に係合するもので、後方すなわちフロントガラス14側に向けて突出する、側面視で三角形状に設けられている。
ノッチ部52は、各係止爪部42の基端部を応力が集中する弱部とするものであり、各係止爪部42及びと各突出部43において、凹部49と反対側の位置に、先端側(下側)から基端側(上側)へと徐々に後方(フロントガラス14側)に鋭角状に窪むように設けられている。したがって、このノッチ部52と凹部49とによって、各係止爪部42及び各突出部43の基端側が先端側よりも前後方向に細くなっている。
突出部43は、カウルトップカバー16を係合部材25に取り付けた状態で下端部が係合部材25の係合部材本体27の上面に離間されて対向するものである(図1(b))。
リブ44は、各係止爪部42を補強するもので、例えば係止爪部42の長手方向である車幅方向に互いに略等間隔に離間されて係止爪部42のそれぞれに対して3つずつ形成されている。これらリブ44は、前後方向に沿って形成され、車幅方向に厚みを有している。また、これらリブ44は、カバー本体部41の裏面(下面)に沿って係止爪部42の基端部の前面42bと連続する横壁部44aと、係止爪部42の前面42bに沿って上下方向に延びる被挿入部である縦壁部44bとを一体的に備えた略L字状に形成されている。すなわち、これらリブ44は、カバー本体部41の裏面から各係止爪部42の前面42bに亘って連続している。そして、縦壁部44bは、係合受部31にて係止爪部42の爪部51と反対側、すなわち前側に挿入され、係合受部31の前縁31bに当接して係合受部31内に位置することで、係止爪部42を係合受部31の後縁31aに対する爪部51の掛かりが大きくなる方向(後方)に押圧保持して抜け止めする抜止部となっている。
そして、このカウルトップカバー16を車体10に取り付ける際には、まず、保持凸部32に弾性部29を保持し被貼付部34に両面テープ33を貼り付けた係合部材25を、両面テープ33をフロントガラス14の前縁部の裏面に貼り付けるように取り付けて固定する。次いで、図1(a)の想像線に示すように、別途成形したカウルトップカバー16の各係止爪部42をフロントガラス14の前縁部の係合受部31にあてがって、カウルトップカバー16を所定方向である下方に押し込む。このとき、凹部49により、弾性変形可能な、換言すれば摩擦抵抗が相対的に大きい弾性部29に対して係止爪部42及び突出部43が離間され、この弾性部29と摺接する面積が少なくなるので、摺接抵抗が抑制されて容易に押し込むことができる。この結果、爪部51が係合部材25の係合受部31に容易に挿入されて後縁31aに係合するとともに、リブ44の縦壁部44bが係合受部31の前縁31b側に挿入され、この前縁31bに当接するとともに、各係止爪部42の爪部51を係合受部31の後縁31aの下部に押し込む。この状態で、フロントガラス14の前縁部と圧接部48とによって弾性部29が前後に挟持される。そして、フード12を閉じた状態で、フードシールが変形してフード12に密着し、エンジンルーム11からの熱気や臭気を遮蔽し、空気取入口45から車室13内に取り入れないようになる。
また、カウルトップカバー16に対して上方から例えば障害物が衝突するなどして荷重(外力)が加わったときには、各係止爪部42の先端部(下端部)が樋部28に当接して凹部49及びノッチ部52の位置に応力が集中し、これら凹部49及びノッチ部52を切掛けとして係止爪部42が基端部から折れる(曲がる)ことでカウルトップカバー16を逃がして荷重を吸収し、傷害値を抑制する。
このように、本実施の形態によれば、カウルトップカバー16のカバー本体部41の裏面側に突設した係止爪部42の後面42aに爪部51を設けることで、係止爪部42を片爪形状として形状を簡略化して、カウルトップカバー16のデザイン性の制約も低減できるとともに、係止爪部42の前面42bにこの係止爪部42に沿って設けたリブ44の縦壁部44bを係合受部31の前縁31bに当接させて、係止爪部42の爪部51を係合受部31の後縁31aに確実に係合させた状態を保持でき、係止爪部42の係合受部31でのがたつきを防止して、カウルトップカバー16を係合部材25に対して安定して係止でき、カウルトップカバー16の組み付け後も安定性のある状態を維持できる。
また、係止爪部42を片爪形状とするとともに、リブ44を係止爪部42に沿って上下方向に形成するので、係止爪部42やリブ44(カウルトップカバー16)を成形する金型の構造を、スライドコアなどを用いることなく単純な型抜き構造とすることができ、製造コストを抑制できる。
しかも、リブ44の縦壁部44bは、係合受部31に係合させないため、係合受部31に対して係止爪部42及び縦壁部44bを容易に挿入でき、カウルトップカバー16を係合部材25に対して容易に取り付けることができる。すなわち、カウルトップカバー16は、係合部材25に対する取り付け作業が容易でありながら、係合部材25に対して確実に安定して固定できる。
また、弾性部29の弾性変形によって、フロントガラス14の前縁部とカウルトップカバー16との間の隙間を効果的に閉塞できるとともに、凹部49によって、各係止爪部42を係合受部31に挿入する際のカウルトップカバー16と弾性部29との摺接抵抗を抑制でき、各係止爪部42を係合受部31へとより容易に挿入でき、カウルトップカバー16の取り付け作業がより容易になる。
さらに、ノッチ部52によって、各係止爪部42の基端部を弱部とすることができ、カウルトップカバー16に対して荷重が加わったときに各係止爪部42が基端部から折れることを許容し、荷重を確実に吸収できる。しかも、ノッチ部52は、各係止爪部42において、凹部49と反対側に形成されているので、これらノッチ部52と凹部49とによって、各係止爪部42の基端部をより確実に弱部とすることができ、カウルトップカバー16に対して荷重が加わったときの各係止爪部42の基端部からの折れを、より確実に許容できる。
また、樋部28によって、フロントガラス14とカウルトップカバー16との合わせ部から係合受部31を介して侵入した水分を車幅方向に導くので、例えば車体10の両側から車外に排水することができ、カウル部15など不要部分への水分の侵入をより確実に抑制できる。しかも、樋部28は、車体10の形状などに応じて最下面を自由に設定できるため、係合部材25を作成する前段階で調整できる。すなわち、カウルカバー装置30は、設定自由度が高い水路を樋部28によって形成できるため、自由度が高い設定に対応できる。さらに、カウルトップカバー16に対して荷重が加わったときに係止爪部42の先端部が樋部28に当接することで、係止爪部42の基端部(ノッチ部52及び凹部49)に応力が集中しやすくなり、係止爪部42が基端部からより容易に折れて荷重をより確実に吸収できる。
したがって、カウルトップカバー16の係合部材25に対する容易かつ確実な係止と、歩行者保護とを両立できる、バランスの取れたカウルカバー装置30を提供できる。
なお、上記第1の実施の形態において、図7に示す第2の実施の形態のように、樋部28とカウルトップパネル22との間に、これら樋部28とカウルトップパネル22との隙間を閉塞するシール部材58を取り付けてもよい。このシール部材58は、車幅方向を長手方向とし、この車幅方向全体に亘って連続して設けられている。そして、このシール部材58によって、樋部28とカウルトップパネル22との隙間を閉塞することで、仮に樋部28から水分が漏れたとしても、シール部材58によってこの水分がカウル部15へと侵入することを防止でき、不要部分への水分の侵入をより確実に抑制できる。
なお、上記の各実施の形態において、ノッチ部52は、少なくとも係止爪部42の基端部の位置にあれば、係止爪部42,42間の突出部43に形成されていなくてもよい。
また、弾性部29は、係合部材25と二色成形によって製造することもでき、様々な仕様に対応できる。
さらに、カウルトップカバー16は、車体10の前部以外の部分に設け、例えば、ウインドシールドとしてのリアガラスとリアの相手部材であるトランクフードとの間のカウル部を覆って配置することもできる。
本発明は、例えば、自動車のフロントガラスとボンネットフードとの間に配置されるカウルカバー装置に適用できる。
14 ウインドシールドとしてのフロントガラス
15 カウル部
16 カウルカバーであるカウルトップカバー
22 車体部材としてのカウルトップパネル
25 受け部材としての係合部材
28 樋部
29 弾性部
30 カウルカバー装置
31 受け部としての係合受部
31a 一縁である後縁
31b 他縁である前縁
41 カバー本体部
42 係止爪部
42a 一側面である後面
42b 他側面である前面
44 挿入部としてのリブ
49 凹部
51 爪部
52 ノッチ部
58 シール部材

Claims (5)

  1. ウインドシールドと車体部材との間のカウル部を覆うカバー本体部、このカバー本体部の裏面側に突設され一側面に爪部を有する係止爪部、及び前記係止爪部の他側面にこの係止爪部に沿って設けられた挿入部を備えたカウルカバーと、
    前記係止爪部と前記挿入部の一部とがそれぞれ挿入されて前記爪部が一縁に係合されるとともに前記挿入部の一部が他縁に当接する受け部を備え、前記ウインドシールドの縁部に取り付けられた受け部材と
    を具備したことを特徴とするカウルカバー装置。
  2. 受け部材は、ウインドシールドの縁部とカウルカバーとの間に挟持される弾性変形可能な弾性部を備え、
    前記カウルカバーは、前記ウインドシールドの縁部に対向する位置にてカバー本体部に、係止爪部が受け部に挿入された状態で前記弾性部に対して離間されるように凹設された凹部を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のカウルカバー装置。
  3. カウルカバーは、少なくとも係止爪部の基端部にてカバー本体部に設けられたノッチ部を備えた
    ことを特徴とする請求項1または2記載のカウルカバー装置。
  4. 受け部材は、受け部の裏面側に突設され、この受け部から侵入した水分を車幅方向に導く樋部を備えた
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載のカウルカバー装置。
  5. 樋部と車体部材との間の隙間を閉塞するシール部材を備えた
    ことを特徴とする請求項4記載のカウルカバー装置。
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