JP2001030755A - 自動車用内装部品 - Google Patents

自動車用内装部品

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JP2001030755A JP11203653A JP20365399A JP2001030755A JP 2001030755 A JP2001030755 A JP 2001030755A JP 11203653 A JP11203653 A JP 11203653A JP 20365399 A JP20365399 A JP 20365399A JP 2001030755 A JP2001030755 A JP 2001030755A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トリムアッパーとトリムロアとの分割ライン
を水平方向から傾斜させてウエスト部においてトリム部
材を左右に区画するようにした内装部品において、ウエ
スト部における段差、変形、外観不良をなくし、ウエス
ト部の見栄えを高める。 【解決手段】 ウエスト部12の分割ライン11bの左
右一方側に位置するドアトリムアッパー20の裏面にウ
エスト部フランジ23を設ける一方、他方側に位置する
ドアトリムロア30の裏面にウエスト部フランジ34を
形成し、双方のウエスト部フランジ23,34をリブ係
着や爪固定により、係着固定することにより、ウエスト
部12におけるドアトリムアッパー20とドアトリムロ
ア30との精度の良い合わせを達成し、両者間での段差
をなくす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用ドアト
リム,リヤコーナートリム等の自動車用内装部品に係
り、特に、トリムアッパーとトリムロアとの上下2分割
体からなる内装部品であって、分割ラインを途中から上
方に傾斜させてウエスト部で左右に分割できる曲線状の
分割ラインを備えた外観性能に優れた自動車用内装部品
に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、自動車室内には、室内美観を高め
るために各種内装部品が装着されており、その代表的な
ものに自動車用ドアトリムが挙げられ、自動車用ドアト
リムの造形意匠性を向上させる試みとして、複雑な曲面
形状に成形するか、あるいは上下2分割体から構成し、
上下分割体における外観上の対比効果により、意匠性を
高めるものも多く提案されている。
【0003】また、最近では、図9に示すように、自動
車用ドアトリム1として、ドアトリムアッパー2とドア
トリムロア3との2分割体から構成し、両トリム部材
2,3の分割ライン4として、ドアトリム1のフロント
側から中央部にかけてはドアトリムアッパー2とドアト
リムロア3とを上下に2分割できるように水平状分割ラ
イン4aにより区画し、ドアトリム1の中央部において
は、ウエスト部1aを左右に2分割する傾斜状分割ライ
ン4bを水平状分割ライン4aの途中から設け、曲線状
の分割ライン4によりドアトリム1の外観性能を高めて
いる。
【0004】上記ドアトリムアッパー2、並びにドアト
リムロア3は、合成樹脂の射出成形体、あるいは合成樹
脂芯材表面に表皮材を貼着した積層体で構成されてお
り、図10に示すように、ドアトリムアッパー2とドア
トリムロア3との接合構造としては、ドアトリムアッパ
ー2の接合部に沿って一段落とした段部状のフランジ5
が形成されており、このフランジ5に所定間隔毎に取付
孔5aが開設され、この取付孔5aに対応するようにド
アトリムロア3の裏面側に超音波用ボス6が突設形成さ
れている。
【0005】そして、超音波用ボス6を取付孔5a内に
挿入した後、超音波用ボス6の先端を超音波溶着により
カシメ加工することにより、ドアトリムアッパー2とド
アトリムロア3との強固な接合を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示す自動車用ドアトリム1においては、分割ライン4が
ウエスト部1aまで延長されているため、ウエスト部1
aにボスを裏面側から突設させることが困難であり、ボ
スを設定できる箇所は、ウエスト部1aから離れた部位
になるため、ドアトリムアッパー2とドアトリムロア3
とを良好に合わせ接合することができない。また、ボス
7をドアトリムアッパー2の裏面側から立設した場合、
製品表面にヒケが生じ、外観不良を招来するとともに、
図示しないドアインナーシールを支持するフランジ部8
を設けることができず、別部材のフランジを取り付ける
ため、工数アップを招来するという不具合がある。
【0007】また、ドアトリムアッパー2の先端部分2
aが上方に変形することを抑えられないため、ドアトリ
ム1のウエスト部1aにおいて、ドアトリムアッパー2
とドアトリムロア3との間に段差(図9中符号aで示
す)が生じやすく、室内美観の低下や感触上の違和感を
与えるという不具合が指摘されている。
【0008】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、上下2分割体の分割ラインを途中から上方
に傾斜させて、ウエスト部で左右に分割できる曲線状の
分割ラインを備えた内装部品において、ウエスト部にお
ける分割体同士の合わせ精度を高め、製品表面に段差が
生じることがなく、意匠性に優れた自動車用内装部品を
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願の請求項1に記載の発明は、トリムアッパー
と、トリムロアとの分割体から構成され、両トリム部材
の分割ラインが、両トリム部材を上下に区画する水平状
ラインから、ウエスト部を左右に分割する方向に延びる
傾斜状ラインに沿って両トリム部材を接合してなる自動
車用内装部品において、トリムアッパーには、分割ライ
ンに沿って接合フランジが形成され、この接合フランジ
上にトリムロアの分割ラインに沿う端縁部分をラップ接
合させるとともに、ウエスト部におけるトリムアッパー
のウエスト部フランジとそれに対応してドアトリムロア
に下方向に向くウエスト部フランジが形成され、双方の
ウエスト部フランジとの間に上下方向の動きを拘束する
係合手段が設けられていることを特徴とする。
【0010】従って、請求項1に記載の発明によれば、
内装部品のウエスト部において、トリムアッパーのウエ
スト部フランジとトリムロアのウエスト部フランジ間を
係合手段により接合固定すれば、ウエスト部においてト
リムアッパーとトリムロアとの間の上下方向の相互の動
きを規制することができ、分割ラインを境として左右側
のトリム部材間に段差が生じることがない。
【0011】本願の請求項2に記載の発明は、トリムア
ッパーの接合フランジに所定間隔毎に設けられる取付孔
は、トリムロアの取付用ボスを左右方向に微調整できる
長孔状に設定されていることを特徴とする。
【0012】従って、請求項2に記載の発明によれば、
トリムアッパーの分割ラインに沿う接合フランジに開設
される取付孔は、横方向に長い長孔が開設されているた
め、トリムロアの取付用ボスを長孔内で横方向に微調整
できるため、成形誤差、組付け誤差を吸収できる。
【0013】本願の請求項3に記載の発明は、トリムア
ッパーのウエスト部フランジとトリムロアにおけるウエ
スト部フランジを横方向にスライド係着できる係合手段
が配設されていることを特徴とする。
【0014】従って、請求項3に記載の発明によれば、
トリムアッパー及びトリムロアのウエスト部フランジに
は、相互のフランジを横方向に係着する係着手段が設け
られているため、トリムアッパーとトリムロアとのウエ
スト部における接合は、横方向のスライド装着が可能と
なり、ドアインナーシールを支持するインナーシールフ
ランジをカットする必要がない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自動車用内装
部品の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細
に説明する。
【0016】図1乃至図3は本発明を自動車用ドアトリ
ムに適用した第1の実施形態を示すもので、図1は自動
車用ドアトリムの斜視図、図2はドアトリムアッパーと
ドアトリムロアとの組付け状態を示す説明図、図3はド
アトリムアッパーとドアトリムロアのウエスト部におけ
る接合部分の構成を示す断面図である。
【0017】また、図4,図5は本発明を自動車用ドア
トリムに適用した第2の実施形態を示すもので、図4は
ドアトリムアッパーとドアトリムロアとのウエスト部に
おける接合構造を示す説明図、図5はウエスト部におけ
るドアトリムアッパーとドアトリムロアとの取付構造を
示す断面図である。
【0018】更に、図6乃至図8は本発明を自動車用ド
アトリムに適用した第3の実施形態を示すもので、図6
はドアトリムアッパーとドアトリムロアとを示す分解斜
視図、図7はウエスト部におけるドアトリムアッパーと
ドアトリムロアとの接合部分の構成を示す説明図、図8
はウエスト部におけるドアトリムアッパーとドアトリム
ロアとの接合部の構造を示す断面図である。
【0019】図1乃至図3に基づいて、本発明の第1の
実施形態について説明すると、図1に示すように、自動
車用ドアトリム10は、ドアトリムアッパー20とドア
トリムロア30との2分割体から構成されており、ドア
トリムアッパー20は、タルクを混入したPP(ポリプ
ロピレン)樹脂のモールドプレス成形体から構成されて
おり、ドアトリムロア30についてもタルクを混入した
PP(ポリプロピレン)樹脂のモールドプレス成形体か
ら構成され、ドアトリムロア30のほぼ中央に車室内側
に膨出するアームレスト31が一体形成され、下側には
ドアポケット32が取り付けられている。
【0020】そして、ドアトリムアッパー20とドアト
リムロア30との色彩上のコントラスト効果や絞模様等
の表面風合いの対比等により、外観上のアクセント効果
をもたらしており、特に、ドアトリムアッパー20とド
アトリムロア30との分割ライン11が、フロント側か
ら中央部にかけては水平状ライン11aとして、また、
水平状ライン11aの途中からウエスト部12にかけて
斜め上方向に延びる傾斜状ライン11bとして分割ライ
ン11が曲線状に設定され、優れた意匠効果を達成して
いる。
【0021】ところで、本発明は、このように、ドアト
リム10をドアトリムアッパー20とドアトリムロア3
0との分割体から構成し、双方の分割ライン11を曲線
状でかつウエスト部12にまで延長することにより、外
観性能を高めるとともに、特に、このような仕様では従
来生じていたドアトリムアッパー20とドアトリムロア
30との間のウエスト部12における段差を可及的に防
止でき、かつ変形もなくし、ドアトリムアッパー20と
ドアトリムロア30との強固な接合構造を確保すること
が特徴である。
【0022】すなわち、ドアトリムアッパー20とドア
トリムロア30との接合部分の構成については、図2に
示すように、ドアトリムアッパー20は、分割ライン1
1に沿って、ドアトリムアッパー20の製品表面より一
段落とした接合フランジ21を接合部に沿って一体成形
するとともに、この接合フランジ21には、所定ピッチ
間隔で横方向に長い取付孔22が開設されている。
【0023】そして、この取付孔22に対応するよう
に、ドアトリムロア30の裏面に超音波用ボス33が突
設形成されており、ドアトリムアッパー20とドアトリ
ムロア30とをドアトリムアッパー20の接合フランジ
21の上面にドアトリムロア30の接合部をラップさせ
て、取付孔22内に超音波用ボス33を挿入した後、超
音波用ボス33の先端部分を超音波溶着によりカシメ加
工することにより、ドアトリム10のウエスト部12以
外の部位では強固に取着できる。
【0024】そして、本発明の要部であるドアトリム1
0のウエスト部12の接合構造において、ドアトリムア
ッパー20側は、接合フランジ21の上縁と連接するウ
エスト部フランジ23が接合フランジ21よりパネル側
に向けて後退して鉛直状に設けられており、このウエス
ト部フランジ23の表面側に差込み用リブ24が突設形
成されている。
【0025】一方、ドアトリムロア30の対応箇所、す
なわちウエスト部12の裏面にウエスト部フランジ34
がドアトリムアッパー20とドアトリムロア30とを組
み付けた際、ドアトリムアッパー20のウエスト部フラ
ンジ23の表面側に重なるような位置に設けられてお
り、このウエスト部フランジ34のほぼ中央に矩形状の
取付用開口35が開設されている。
【0026】従って、ドアトリムアッパー20とドアト
リムロア30とを組み付ける際、ドアトリムアッパー2
0の接合フランジ21の取付孔22内にドアトリムロア
30の超音波用ボス33を差し込むとともに、両トリム
部品20,30のウエスト部12において、ドアトリム
アッパー20の差込み用リブ24をドアトリムロア30
のウエスト部フランジ34に設けた取付用開口35内に
差込み固定することにより、図3に示すように、ウエス
ト部12においてドアトリムアッパー20とドアトリム
ロア30とが強固に接合固定される。
【0027】尚、接合フランジ21に設けられる取付孔
22は横方向に延びる長孔状に設定されているため、例
えば、成形誤差や取付誤差により、取付孔22に対する
超音波用ボス33の位置が多少ずれても、このバラツキ
を取付孔22内を超音波用ボス33が横方向にスライド
できることにより、吸収することができる。
【0028】以上のように、ウエスト部12において、
ドアトリムアッパー20とドアトリムロア30とが相互
に拘束状態であるため、熱変形や取付誤差等により、両
者間に段差等が生じることがない。
【0029】また、取付用ボスによる製品表面ヒケの問
題や、ドアトリムアッパー20の跳ね上がり等の変形も
有効に防止でき、ドアトリム10のウエスト部12にお
ける美観を良好に維持でき、手触り上の違和感も与える
ことがない。
【0030】次いで、図4,図5は本発明を自動車用ド
アトリム10に適用した第2の実施形態を示すもので、
ドアトリムアッパー20とドアトリムロア30のウエス
ト部12における接合構造以外は第1の実施形態と同一
であるので同一番号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
【0031】この第2の実施形態においては、ドアトリ
ムアッパー20のウエスト部フランジ23に矩形状の取
付用開口25が開設される一方、ドアトリムロア30の
ウエスト部フランジ34の先端にパネル側に向けて折曲
する差込み用爪36が設けられている。
【0032】従って、ドアトリムアッパー20とドアト
リムロア30との取付構造は、ドアトリムアッパー20
の接合フランジ21の取付孔22内にドアトリムロア3
0の超音波用ボス33を挿入して、超音波溶着加工を施
すという工程は第1の実施形態と同様であるが、ウエス
ト部12において、ドアトリムロア30の差込み用爪3
6をドアトリムアッパー20のウエスト部フランジ24
に設けた取付用開口25内に係着することにより、ウエ
スト部12におけるドアトリムアッパー20とドアトリ
ムロア30との接合固定を確実に行なえる。
【0033】この第2の実施形態においても、ドアトリ
ム10のウエスト部12において、ドアトリムアッパー
20とドアトリムロア30との分割ライン11bで段差
が生じることがなく、ウエスト部12の見栄えを良好に
維持できる。
【0034】次に、図6乃至図8は本発明を自動車用ド
アトリムに適用した第3の実施形態を示すもので、この
第3の実施形態によれば、ドアトリムアッパー20に設
けられている接合フランジ21に開設される取付孔は、
接合部構造に関連して横方向に長い長孔26として形成
されているとともに、接合フランジ21の上端には、断
面L字状のウエスト部フランジ27が形成され、このウ
エスト部フランジ27に差込み用切欠き28が開設され
ている。
【0035】一方、ドアトリムロア30については、分
割ラインに沿って超音波用ボス33がその裏面に突設形
成されているとともに、ドアトリムアッパー20とドア
トリムロア30とを組み付ける際、上記ウエスト部フラ
ンジ27の差込み用切欠き28内にスライド係着できる
差込み用爪37がドアトリムロア30のウエスト部裏面
に一体に設けられており、特にこの実施形態において
は、横方向にスライド装着するため、図示しないドアイ
ンナーシールを支持するインナーシール取付用フランジ
38がカット処理されていない。
【0036】従って、この実施形態によれば、ドアトリ
ムアッパー20とドアトリムロア30とを組み付けるに
は、ドアトリムアッパー20の接合フランジ21に設け
た長孔26内にドアトリムロア30の超音波用ボス33
を挿入した後、図7中矢印方向にドアトリムロア30を
スライド操作して、ドアトリムアッパー20のウエスト
部フランジ27の差込み用切欠き28内にドアトリムロ
ア30の差込み用爪37を係着固定し、その後、超音波
用ボス33の先端を超音波溶着加工を施すことにより、
ドアトリムアッパー20とドアトリムロア30との接合
が完了する。
【0037】そして、この取付構造によれば、差込み用
切欠き28内に差込み用爪37を係着することにより、
ドアトリム10のウエスト部12におけるドアトリムア
ッパー20とドアトリムロア30との合わせを堅固に行
なうことができ、両者間に段差が生じることがなく、強
固な接合構造が得られる。
【0038】また、横方向にスライド装着して取り付け
るため、ドアインナーシールを取り付けるインナーシー
ル取付用フランジ38をカット処理する必要がなく、ド
アインナーシールを強固にサポートできるという効果が
期待できる。
【0039】尚、上述した種々の実施形態は、超音波用
ボス33を使用しているが、ビス固定やフィクスチャー
固定等の機械固定に代替しても良い。また、ドアトリム
10以外にも、曲線状の分割ライン11を有する内装部
品であれば、リヤコーナートリムにも適用が可能であ
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る自動車
用内装部品によれば、トリムアッパーとトリムロアとの
分割ラインをウエスト部まで延長して、ウエスト部にお
いて両トリムを左右側に区画するとともに、ウエスト部
におけるトリムアッパー及びトリムロアの裏面にそれぞ
れウエスト部フランジを設け、双方のウエスト部フラン
ジを差込み用リブや差込み用爪を利用して係着固定する
という構成であるため、ウエスト部の分割ラインを境界
として両トリム部材間に段差が生じることがなく、ウエ
スト部における良好な見栄えを長期に亘り維持すること
ができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を自動車用ドアトリムに適用した第1の
実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示す自動車用ドアトリムにおけるドアト
リムアッパーとドアトリムロアとの接合構造を示す説明
図である。
【図3】図1に示す自動車用ドアトリムにおけるウエス
ト部のドアトリムアッパーとドアトリムロアとの取付構
造を示す断面図である。
【図4】本発明を自動車用ドアトリムに適用した第2の
実施形態を示すもので、ドアトリムアッパーとドアトリ
ムロアとのウエスト部における接合構造を示す説明図で
ある。
【図5】図4に示すドアトリムアッパーとドアトリムロ
アとのウエスト部における接合構造を示す断面図であ
る。
【図6】本発明を自動車用ドアトリムに適用した第3の
実施形態を示すドアトリムアッパーとドアトリムロアと
を分割して示す斜視図である。
【図7】図6に示す自動車用ドアトリムのドアトリムア
ッパーとドアトリムロアとのウエスト部における接合構
造を示す説明図である。
【図8】図6に示す自動車用ドアトリムにおけるウエス
ト部の取付構造を示す断面図である。
【図9】従来の自動車用ドアトリムを示す斜視図であ
る。
【図10】従来の自動車用ドアトリムにおけるドアトリ
ムアッパーとドアトリムロアとの接合構造を示す説明図
である。
【図11】従来の分割型ドアトリムにおけるウエスト部
の不具合を示す説明図である。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 11 分割ライン 11a 水平状ライン 11b 傾斜状ライン 12 ウエスト部 20 ドアトリムアッパー 21 接合フランジ 22 取付孔 23 ウエスト部フランジ 24 差込み用リブ 25 取付用開口 26 長孔 27 ウエスト部フランジ 28 差込み用切欠き 30 ドアトリムロア 33 超音波用ボス 34 ウエスト部フランジ 35 取付用開口 36 差込み用爪 37 差込み用爪 38 インナーシール取付用フランジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トリムアッパー(20)と、トリムロア
    (30)との分割体から構成され、両トリム部材(2
    0,30)の分割ライン(11)が、両トリム部材(2
    0,30)を上下に区画する水平状ライン(11a)か
    ら、ウエスト部(12)を左右に分割する方向に延びる
    傾斜状ライン(11b)に沿って両トリム部材(20,
    30)を接合してなる自動車用内装部品において、 トリムアッパー(20)には、分割ライン(11)に沿
    って接合フランジ(21)が形成され、この接合フラン
    ジ(21)上にトリムロア(30)の分割ライン(1
    1)に沿う端縁部分をラップ接合させるとともに、ウエ
    スト部(12)におけるトリムアッパー(20)のウエ
    スト部フランジ(23)とそれに対応してドアトリムロ
    ア(30)に下方向に向くウエスト部フランジ(34)
    が形成され、双方のウエスト部フランジ(23,34)
    との間に上下方向の動きを拘束する係合手段が設けられ
    ていることを特徴とする自動車用内装部品。
  2. 【請求項2】 トリムアッパー(20)の接合フランジ
    (21)に所定間隔毎に設けられる取付孔(22)は、
    トリムロア(30)の取付用ボス(33)を左右方向に
    微調整できる長孔状に設定されていることを特徴とする
    請求項1に記載の自動車用内装部品。
  3. 【請求項3】 トリムアッパー(20)のウエスト部フ
    ランジ(27)とトリムロア(30)におけるウエスト
    部フランジ(34)を横方向にスライド係着できる係合
    手段が配設されていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の自動車用内装部品。
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