JP2009269576A - ドアライニング - Google Patents

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Abstract

【課題】複数に分割された分割体を重ね合わせる重複部の強度を向上させたドアライニングを提供すること。
【解決手段】ドアライニング2は、車両に開閉可能に支持されたドア1の車室側に設けられる。ドアライニング2は、複数に分割した第1分割体21と第2分割体とで構成されている。第1分割体21および第2分割体22は、車幅方向に重ね合わせた重複部21a,22aを備えている。重複部21a,22aには、重ね合わせた第1分割体21および第2分割体22が車両外側に折れることを防ぐ補強部22bが設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両のドアの車室側に設けられるドアライニング(ドアトリムともいう)に関する。
従来、車両のドアは、金属製薄板材からなるアウタパネルの外周部と、金属製薄板材からなるインナパネルの外周部とを重ねてヘミング加工し、さらに溶接することにより、主に、形成されている。そのドアの車室側には、パワーウインドスイッチ等を設置したり、アームレストを形成したりするためのドアライニングが設置されている。ドアライニングは、装飾性を向上させるために、アームレスト等を設けたロアー部と、ドア開閉用のノブを設けたアッパー部とに分けて形成したものが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1のドアライニングは、ロアー部を下側に設置し、このロアー部とは表装面が相違するアッパー部をそのロアー部の上部側に設置している。ドアライニングは、ロアー部の本体面を縁取る膨出段部を、本体面と下回りフランジとの隅角部に沿って設けて、その膨出段部と同じ高さの立壁を、立上りフランジの両端寄り面内に連設することによって、体裁を良好に保っている。ドアライニングは、ロアー部の立壁部によりアッパー部の両側壁縁寄りを覆って、アッパー部とロアー部とを一体に組み立てて固定することで、アッパー部とロアー部とに一体感を持たせている。
特開2003−154847(特許請求の範囲、段落0007,0008,0013,0014)
特許文献1に記載されたドアライニングでは、アッパー部の下端部をL字状に折曲形成した下面壁を、ロアー部の上端部に平板状に形成された立上りフランジに重ね合わせて、ビス止めすることにより、アッパー部とロアー部とを固定させている。このため、ドアライニングは、アッパー部とロアー部とを重ね合わせた重複部に、車室側から車室外側方向へ荷重がかかった際に、その重複部が曲がったり、折れたりするという問題点があった。
そこで、本発明は、複数に分割された分割体を重ね合わせる重複部の強度を向上させたドアライニングを提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、請求項1に記載のドアライニングは、車両に開閉可能に支持されたドアの車室側に設けられたドアライニングにおいて、前記ドアライニングは、複数に分割した分割体で構成し、前記複数の分割体を車幅方向に重ね合わせた重複部を備え、前記重複部に、前記重ね合わせた分割体が車両外側に折れることを防ぐ補強部を設けたことを特徴とする。
かかる構成によれば、重複部に補強部を設けたことによって、重複部の強度および剛性を向上させることができる。このため、重複部に車室側から車室外側方向に向けて負荷がかかった際に、複数の分割体の重複部が折れるのを防止することができる。
請求項2に記載のドアライニングの発明は、請求項1に記載のドアライニングであって、前記補強部を、前記車室外側の前記分割体の前記重複部の端部に設けたことを特徴とする。
かかる構成によれば、車室外側の前記分割体の前記重複部の端部に補強部を設けたことにより、重複部が車室側の分割体の重複部によって隠れるため、見栄えがよくなり、外観性を向上させることができる。また、複数の分割体は、重複部の端部に補強部を有することにより、重複部の端部以外の部位に複数の分割体を固定する固定部を設置することを可能にする。
請求項3に記載のドアライニングの発明は、請求項1に記載のドアライニングであって、前記補強部を、前記分割体の長手方向に延設した溝部によって構成したことを特徴とする。
かかる構成によれば、分割体の長手方向に延設した溝部によって補強部を構成することにより、部品点数や組付工数を増加させることなく、簡単に補強部を形成することができる。
請求項4に記載のドアライニングの発明は、請求項1に記載のドアライニングであって、前記ドアは、ドア本体の車室側に開口部を形成し、前記重複部は、前記開口部の車室側に配置したことを特徴とする。
かかる構成によれば、重複部は、ドア本体に形成された開口部の車室側に配置したことにより、補強が必要な開口部の車室側に重複部が配置されて外力を受け止めるため、分割体を効率よく補強することができる。
本発明に係るドアライニングによれば、複数に分割された分割体を重ね合わせる重複部の強度を向上させて、重複部が外力によって折れるのを防止することができる。
以下、図1〜図7に基づき本発明の実施形態に係るドアライニングの一例を説明する。
なお、本発明は、種々のドアに適用することが可能であるが、自動車の前席右側に設置されるドアを例に挙げて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るドアライニングの設置状態を示すドアの斜視図である。図2は、本発明の実施形態に係るドアライニングの設置状態を示す分解斜視図である。図3は、本発明の実施形態に係るドアライニングの斜視図である。図4は、本発明の実施形態に係るドアライニングの裏面側を示す背面図である。図5は、本発明の実施形態に係るドアライニングの第2分割体の設置状態を示す斜視図であり、第1分割体を離脱させたときの状態を示す。図6は、本発明の実施形態に係るドアライニングの設置状態を示す縦断面図である。図7は、図4の矢視線X−X方向の拡大断面図である。
なお、本発明の実施形態では、「前」は車両のフロント側、「後」は車両のリア側、「上」は鉛直上方側、「下」は鉛直下方側とする。
まず、ドアライニング2を説明する前に、ドアライニング2が取り付けられるドア1について説明する。
≪ドアの構成≫
図1に示すように、ドア1は、例えば、自動車の車体の前席右側に配置されて、車体に形成されたドア開口部を開閉するヒンジ式ドアからなる。以下、前席右側のヒンジ後開き式のドア1を例に挙げて説明する。そのドア1は、車室側に配置されるインナパネル12と、このインナパネル12の車室外側に配置されるアウタパネル(図示省略)と、によってドア本体11を形成している。
図2に示すように、ドア本体11は、鋼板や、アルミニウム合金やマグネシウム合金等の軽合金製板部材等によって、略四角形状に形成されている。ドア本体11は、前側がヒンジ手段(図示省略)によって車体に回動可能に連結され、後側がドアロック手段(図示省略)によってドア閉状態が保持されるようになっている。このドア本体11には、例えば、上端部にサッシ(図示省略)が設けられて、窓ガラス(図示省略)が上下動自在に配設されている。なお、ドア1は、ハードトップタイプのものでもよい。
インナパネル12とアウタパネル(図示省略)とは、例えば、ドアビーム等の補強部材を内設して、両者の外周部をヘミング加工および溶接することによって前記ドア本体11を形成している。ドア1の車室側に配置されるインナパネル12には、開口部12a,12b(図2参照)と、スピーカ設置口12cと、が穿設されている。インナパネル12(ドア本体11)の車室側には、ドア1の装飾性を向上させるために、ドアライニング2(図1および図2参照)が設置される。
図2に示すように、開口部12a,12bは、インナパネル12とアウタパネル(図示省略)とを接合した後に、ドア本体11に内設するスピーカやドアロック装置等の装置(図示省略)を取り付ける際、その装置をドア本体11内に挿入するための孔である。開口部12a,12bの車室側には、後記する第1分割体21の重複部21a(図4参照)と、第2分割体22の重複部22aとが上下方向に向けて縦断するように配置されている。
≪ドアライニングの構成≫
図1および図2に示すように、ドアライニング2は、車両に開閉可能に支持されたドア1の車室側に室内装飾等の目的で設けられる部材であり、例えば、合成樹脂によって形成されている。ドアライニング2は、室内装飾だけでなく、遮音、吸音、および、衝突時の乗員の保護用の部材としての機能を持っている。ドアライニング2は、このドアライニング2を第1分割体21と、第2分割体22との2つ(複数)に分割して構成されている。ドアライニング2には、窓ガラスを上昇および下降させるパワーウインドスイッチ3や、スピーカ(図示省略)や、ドアロック装置を施錠および解錠するためのドアロックノブ(図示省略)や、ドア1を開放するためのインサイドハンドル(図示省略)等が設置されている。
図4に示すように、ドアライニング2は、例えば、ドア1(図2参照)の後側に配置される第2分割体22の重複部22aに、ドア1の前側に配置される第1分割体21の重複部21aを車幅方向に重ね合わせて、後記するピン21bおよび位置決め突起21c(図7参照)によって一体化されている。その重複部22aには、重ね合わせた第1分割体21と第2分割体22とが車両外側方向に折れることを防ぐ補強部22bが設けられている。
このようにして第1分割体21と第2分割体22とを一体化されたドアライニング2は、ドア本体11の車室側の面に固定される(図1参照)。図3に示すように、そのドアライニング2は、第1分割体21と第2分割体22とを横に接続した接続箇所に、段差部2aがあり、後側の第2分割体22が前側の第1分割体21よりも車室側に僅かに突出して設置されている。ドアライニング2は、例えば、前側の第1分割体21を黒色または黒っぽい色にして、後側の第2分割体22を白色または白っぽい色にすることによって、車室の広さ感を演出している。
≪第1分割体の構成≫
図2に示す第1分割体21は、ドアライニング2の前側部分を形成する部材であり、合成樹脂によって形成されている。第1分割体21には、重複部21aと、ピン21b(図4および図7参照)と、位置決め突起21c(図4および図7参照)と、下回りフランジ21dと、立上りフランジ21eと、立壁部21fと、ドアロックノブ設置口21gと、スピーカグリル部21hと、スピーカ放音孔21iと、平板部補強部21jと、折曲部21k(図7参照)と、補強リブ21m(図4参照)と、保持突起21n(図4参照)と、が一体形成されている。
図4に示すように、第1分割体21の重複部21aは、第2分割体22の重複部22aに重ねるときの重ね代を形成する部位である。重複部21aは、第1分割体21の後側端部にフランジ状に形成されている。その重複部21aには、複数のピン21bおよび位置決め突起21cが一体形成されている。図5および図6に示すように、重複部21aは、ドア1の開口部12aの車室側に重なるように配置されている。
図7に示すように、ピン21bは、第1分割体21の重複部21aから第2分割体22の重複部22aのピン挿入孔22cに向けて突設された略円筒状の熱かしめ用の突起である。ピン挿入孔22cに挿入されたピン21bの先端側は、図7に二点鎖線で示すように、熱かしめして頭部を形成することによって、第1分割体21を第2分割体22に固定する部材である。
位置決め突起21cは、第2分割体22の重複部22aに第1分割体21の重複部21aを重ねて固定する際に、第2分割体22の重複部22aに穿設された位置決め孔22dに係合させることによって、第1分割体21の重複部21aを第2分割体22の重複部22aの所定位置に位置決めする突起である。位置決め突起21cは、略四角柱形成に形成され、第1分割体21の重複部21aに、位置決め孔22dに合わせて複数突設されている(図4参照)。
図2に示すように、下回りフランジ21dは、第1分割体21の前側外周部および下側外周部に、その第1分割体21の外周縁部に沿って鍔状に形成された部位である。下回りフランジ21dは、前後および上下方向に向けて平らに形成されている。
立上りフランジ21eは、第1分割体21の上端部を水平に折曲して鍔状に形成された部位である。
立壁部21fは、下回りフランジ21dに連設されて、その下回りフランジ21dから車室側に向かってL字状に折曲されて形成された部位である。
ドアロックノブ設置口21gは、ドアロック装置(図示省略)を施錠状態および解錠状態にするドアロックノブ(図示省略)を設置するための孔であり、第1分割体21の上部中央に穿設されている。
図2に示すように、スピーカグリル部21hは、第1分割体21の下端部の内側に設置されるスピーカ(図示せず)を覆うスピーカカバー23を設置するための部位である。スピーカグリル部21hは、後記する平板部補強部21jから車外側へ一段下がった状態に垂直に形成されている。スピーカグリル部21hは、スピーカカバー23が合致するように、スピーカカバー23に形状に合わせて形成されている。
スピーカ放音孔21iは、スピーカグリル部21hの中央部に穿設された円形の孔である。スピーカ放音孔21iは、インナパネル12に穿設されたスピーカ設置口12cの車室側の位置に配置される。
平板部補強部21jは、第1分割体21のドアロックノブ設置口21gとスピーカグリル部21hとの間に配置されて、縦断面が波状または連山状に形成されて、第1分割体21の平板状部分を補強するためのものである。
図7に示すように、折曲部21kは、第1分割体21の後端の縁を第2分割体22側へL字状に折曲形成された補強用の部位である。この折曲部21kは、第1分割体21の重複部21aの端部に形成されて、第1分割体21の重複部21aを第2分割体22の重複部22aに重ねた際に、凹部22k内に入り込むように組み付けられる。
図4に示すように、補強リブ21mは、立上りフランジ21e等の第1分割体21の背面の適宜な箇所に所望数設置されて、立上りフランジ21e等の強度を向上させるためのものである。
保持突起21nは、第1分割体21をドア1(図2参照)に固定するためのものであり、先端面にドア1に形成された係止突起(図示せず)が係合する係合孔が形成されている。その保持突起21nは、第1分割体21の背面の適宜な位置からドア1側に向けて複数突設されて、第1分割体21をドア1に設置した際に、第1分割体21とドア1との間隔を一定に保持する機能も備えている。
≪第2分割体の構成≫
図2に示すように、第2分割体22は、ドアライニング2の後側部分を形成する部材であり、合成樹脂によって形成されている。第2分割体22には、重複部22aと、補強部22bと、ピン挿入孔22cと、位置決め孔22dと、下回りフランジ22eと、立上りフランジ22fと、立壁部22gと、アームレスト22hと、スイッチ設置部22iと、ドアポケット22jと、凹部22k(図7参照)と、補強リブ22m(図4参照)と、保持突起22n(図4参照)と、溝部22o(図7参照)と、が一体形成されている。
第2分割体22の重複部22aは、第1分割体21の重複部21a(図4参照)をその重複部22aに車室側から重ねるための重ね代を形成する部位である。重複部22aは、第2分割体22の前側端部にフランジ状に形成されている。重複部22aは、第2分割体22において、この第2分割体22に接合される第1分割体21側の端部に、外周縁に沿って上下方向に延設されている。重複部22aには、複数のピン挿入孔22cおよび位置決め孔22dが穿設されている。重複部22aは、第1分割体21側の面に凹部22k(図7参照)が形成されて、平面視して略コ字状に形成されている。図5に示すように、重複部22aと後記する補強部22bは、ドア1の開口部12aの車室側に重なるように配置されている。
補強部22bは、第2分割体22の重複部22aを補強するための部位であり、重複部22aの前側の端部に形成されている。図7に示すように、補強部22bは、第2分割体22の縁に上下方向(長手方向)に延設された断面コ字状の溝部22oによって形成されている。このように、補強部22bは、重複部22aの縁をコ字状に折曲形成したことによって、強度および剛性が向上されている。
図7に示すように、ピン挿入孔22cは、ピン21bが挿通される円形の孔からなり、重複部22aに適宜な間隔で複数穿設されている。
位置決め孔22dは、第2分割体22の重複部22aに、位置決め突起21cの位置および形状に合わせて形成される。つまり、位置決め孔22dは、位置決め突起21cが合致する四角形の孔からなり、第2分割体22の重複部22aに、適宜な間隔で複数穿設されている。
図4に示すように、下回りフランジ22eは、第2分割体22の後側外周部および下側外周部に、その第2分割体22の外周縁部に沿って鍔状に形成された部位である。下回りフランジ22eは、前後および上下方向に向けて平らに形成されている。
図2に示すように、立上りフランジ22fは、第2分割体22の上端部を水平にL字状に折曲して鍔状に形成された部位である。
立壁部22gは、後側の下回りフランジ22e(図4参照)に連設されて、その後側の下回りフランジ22eから車室側に向かってL字状に折曲されて形成された部位である。
アームレスト22hは、乗員が肘や腕を載せるために形成した部位であり、第2分割体22の車室側に突出して形成されている。アームレスト22hの上面には、パワーウインドスイッチ3を設置するためのスイッチ設置部22iが形成されている。
ドアポケット22jは、地図等の本や、その他の品物等を入れるための部位であり、第2分割体22のアームレスト22hの下方に設置されている。
図4に示すように、補強リブ22mは、立上りフランジ22f等の第2分割体22の背面の適宜な箇所に所望数設置されて、立上りフランジ22f等の強度を向上させるためのものである。
保持突起22nは、第2分割体22をドア1に固定するためのものであり、先端面にドア1に形成された係止突起(図示せず)が係合する係合孔が形成されている。その保持突起22nは、第2分割体22の背面の適宜な位置からドア1側に向けて複数突設されて、第2分割体22をドア1に設置した際に、第2分割体22とドア1との間隔を一定に保持する機能も備えている。
≪ドアライニングの作用≫
次に、図1〜図7を参照して本発明の実施形態に係るドアライニングの作用を組み付け手順と共に説明する。
第1分割体21と第2分割体22とを接合させて1つのドアライニング2を組み立てる場合には、図2に示すように、第2分割体22の重複部22aの車室内から第1分割体21の重複部21aを合致させて重ねる。このとき、図7に示すように、第1分割体21の各位置決め突起21cを第2分割体22のそれぞれの位置決め孔22dに挿入して第1分割体21と第2分割体22を所定位置に位置決めしながら、さらに、第1分割体21の各ピン21bを第2分割体22のそれぞれのピン挿入孔22cに挿入する。
次に、図7に示すように、各ピン21bの頭部を熱かしめして、第2分割体22の重複部22aを第1分割体21の重複部21aに固着することによって、第1分割体21と第2分割体22とを1つに合体させて、図2および図4に示すドアライニング2を形成する。
このようにして接合された第1分割体21の重複部21aと第2分割体22の重複部22aは、図5および図6に示すように、ドア1の開口部12aの中央部を縦断するように、その開口部12aの車室側に配置される。
図5に示すように、開口部12aが配置されているA部では、ドア1とドアライニング2とが非接触状態で設置される。そのA部において、ドアライニング2は、第1分割体21および第2分割体22の重複部22a,22bが重ねられて補強される。第2分割体22は、重複部22aの端部に、補強部22bが上下方向に向けて形成されて補強されている。
さらに、第1分割体21および第2分割体22の重複部22a,22bは、図5に示すように、A部の上部のB部と、A部の下部のC部において、ドアライニング2(第2分割体22)がドア1のドア本体11(インナパネル12)に当接して支持される。第2分割体22は、A部の近傍に、アームレスト22hが形成されていることによって、曲げに対する強度が向上されている。第2分割体22(図4参照)は、C部の近傍に、ドアポケット22jが形成されていることによって、曲げに対する強度が向上されている。
また、さらに、図7に示すように、第2分割体22の重複部22aは、平面視してコ字状に形成された凹部22kを有することによっても強度が向上されている。第1分割体21の重複部21aの端部には、凹部22k内に入り込むように、折曲部21kが形成されて強度が向上されている。
このため、重複部21a,22aに車室側から車室外側方向に向けて負荷がかかっても、重複部21a,22aが折れてしまうのを防止することができる。このように、ドアライニング2は、第1分割体21および第2分割体22の重複部21a,22aをドア1の開口部12aの車室側に設けたことによって、補強が必要な開口部12aの車室側に補強部22bが配置されているため、効率よく補強することができる。
なお、第2分割体22は、図4に示すように、背面(車室外側)の重複部22aの端部に補強部22bが設置されていることにより、その重複部22aおよび補強部22bが車室側の第1分割体21の重複部21aによって隠れるため、外観性を損なうことがない。
≪変形例≫
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造および変更が可能であり、本発明はこれら改造および変更された発明にも及ぶことは勿論である。
例えば、第1分割体21の重複部21aと第2分割体22の重複部22aとは、ピン21bおよび位置決め突起21cとで固定した後、さらに、超音波溶着や接着剤等によって固定してもよい。
また、前記実施形態では、自動車の前席右側に配置されるヒンジ型ドアを例に挙げ説明したが、本発明のドアライニングはこれに限定されるものではない。ドアは、ドアライニングが設置されているものであればよく、例えば、後席のドアや、バックドアや、スライド式のドアや、跳ね上げ式のドア等であってもよい。
本発明の実施形態に係るドアライニングの設置状態を示すドアの斜視図である。 本発明の実施形態に係るドアライニングの設置状態を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るドアライニングの斜視図である。 本発明の実施形態に係るドアライニングの裏面側を示す背面図である。 本発明の実施形態に係るドアライニングの第2分割体の設置状態を示す斜視図であり、第1分割体を離脱させたときの状態を示す。 本発明の実施形態に係るドアライニングの設置状態を示す縦断面図である。 図4の矢視線X−X方向の拡大断面図である。
符号の説明
1 ドア
2 ドアライニング
11 ドア本体
12 インナパネル
12a,12b 開口部
21 第1分割体(分割体)
21a,22a 重複部
21k 折曲部(補強部)
22 第2分割体(分割体)
22b 補強部
22o 溝部

Claims (4)

  1. 車両に開閉可能に支持されたドアの車室側に設けられたドアライニングにおいて、
    前記ドアライニングは、複数に分割した分割体で構成し、
    前記複数の分割体を車幅方向に重ね合わせた重複部を備え、
    前記重複部に、前記重ね合わせた分割体が車両外側に折れることを防ぐ補強部を設けたことを特徴とするドアライニング。
  2. 前記補強部を、前記車室外側の前記分割体の前記重複部の端部に設けたことを特徴とする請求項1に記載のドアライニング。
  3. 前記補強部を、前記分割体の長手方向に延設した溝部によって構成したことを特徴とする請求項1に記載のドアライニング。
  4. 前記ドアは、ドア本体の車室側に開口部を形成し、
    前記重複部は、前記開口部の車室側に配置したことを特徴とする請求項1に記載のドアライニング。
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