JP5327623B2 - 車両用ドア構造 - Google Patents
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Description
ドアパネルの前端部にサイドミラーの取り付け部を設け、
前記取り付け部に前記サイドミラーを車外側から取り付けるとともに、前記取り付け部にミラーガーニッシュを車内側から取り付けて、前記ミラーガーニッシュの車内側の第1側壁と後壁で前記取り付け部を覆ってある車両用ドア構造に関する。
この問題を解消する技術として、従来、特許文献1に開示されているように、ドアトリムの上端部の前端部に平面視で車外側が開放の断面コの字状のリブを立設し、ミラーガーニッシュに形成した車外側が開放の断面コの字状の下端部を前記リブに車内側から嵌合させる技術があった。
本発明の目的は、ドアトリムの上端部の剛性を強くして自動車の商品性を向上させることができるとともに、ドアトリムの耐久性を向上させることができ、しかも、ドアトリムの外観品質を十分向上させることができる車両用ドア構造を提供する点にある。
ドアパネルの前端部にサイドミラーの取り付け部を設け、
前記取り付け部に前記サイドミラーを車外側から取り付けるとともに、前記取り付け部にミラーガーニッシュを車内側から取り付けて、前記ミラーガーニッシュの車内側の第1側壁と後壁で前記取り付け部を覆ってある車両用ドア構造であって、
ドアトリムの上端部の前端部を下側開放の断面コの字状に車外側に折曲形成し、
前記ドアトリムの上端部の上壁と前記上壁の車外側の端部から下方に延びる第2側壁とで形成される第1コーナー部の前端部、及び、前記第1コーナー部の前端部の下方の第2側壁部分を切り欠いて嵌合凹部を形成し、
前記第2側壁の前端部に係合部を形成し、
前記ミラーガーニッシュの後壁に被係合部を形成し、
前記ミラーガーニッシュの第1側壁と後壁で形成される第2コーナー部の下部を前記ドアトリムの嵌合凹部に嵌合させ、前記係合部を前記被係合部に係合させて、前記ミラーガーニッシュの後壁に前記ドアトリムの係合部を上方から受け止めさせてある点にある。(請求項1)
そして、図7(a)の模式図に示すように、ドアトリム3の上壁19とミラーガーニッシュ11の第1側壁12との間(詳しくは上壁19が覆われている表皮材14との間)に隙間Sが形成されたとしても、この隙間Sは車内側W1の乗員よりも車外側W2で上方に開口していて乗員から隙間Sの内周部が見えにくいことから外観品質を十分向上させることができる。(請求項1)
前記第2側壁の前端部に前方の前記嵌合凹部内に突出する係合凸部を形成して前記係合部を構成してあると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
このような作用を得る手段として、ドアトリムの前記第1コーナー部の前端部などを切り欠いて嵌合凹部を形成し、第2側壁の前端部に係合凸部を形成し、ミラーガーニッシュの後壁に被係合部を形成しただけであるから、製作が簡単で製作コストを低廉化することができ、構造を簡素化することができ、組み付けを簡単に行うことができる。(請求項2)
前記第2側壁の下端部から前記係合凸部を前記嵌合凹部内に突出させ、
前記後壁の下端部の車外側の第3コーナー部を切り欠いて前記被係合部を形成してあると、係合凸部及び被係合部を簡単に形成することができて、製作コストを低廉化することができる。さらに、係合凸部と被係合部を係合させる際に、係合凸部を前記後壁の被係合部以外の部分に邪魔されることなく係合させることができるとともに、被係合部を前記第2側壁の係合凸部以外の部分に邪魔されることなく係合させることができ、係合作業を簡単に行うことができて作業性を向上させることができる。(請求項3)
前記ドアトリムを覆う表皮材で前記係合部を覆ってあると、表皮材の弾性力の作用で係合部と被係合部との係合力を強くすることができる。その結果、ドアトリムの上壁の前端部がドアの開閉操作時などに乗員から上方及び車内側に向かう力を受けても、ドアトリムの前端部をミラーガーニッシュの後壁で確実に受け止め支持することができる。そして、係合部と被係合部とのがたつきを防止することができる。(請求項4)
ドアトリムの上端部の剛性を強くして自動車の商品性を向上させることができるとともに、ドアトリムの耐久性を向上させることができ、しかも、ドアトリムの外観品質を十分向上させることができる車両用ドア構造を提供することができた。
図1に、自動車の車体の側部に開閉自在に設けられるフロントドア50のドア構造を示してある。このフロントドア50は、窓用開口1が上部に形成されたドアパネル2と、窓用開口1の下方のドアパネル部分を車内側W1から覆う内装材としてのドアトリム3とを備えている。ドアパネル2の窓用開口1には昇降可能なウインドガラス4が配置されている。
図4〜図6に示すように、ミラーガーニッシュ11は樹脂で成形されている。ミラーガーニッシュ11の車内側W1の第1側壁12は、車両後方側Rrの周縁がほぼ鉛直に、下端縁がほぼ水平に、車両後方側Rrの周縁の上端と下端縁の前端とを結ぶ周縁が円弧状に形成されている。前記円弧状の周縁から幅狭の前壁15が車外側W2に延び、前壁15の車外側W2の端部から車両前方側Frに前記円弧状の周縁に沿う円弧状のフランジ部30が延びている。
図5,図6に示すように、ドアトリム3の上端部3Jを下側開放の断面コの字状に車外側W2に折曲形成してある。ドアトリム3の上端部3Jの上壁19は、インストルメントパネル(図示せず)の車幅方向の端部と滑らかに接続するように、車両前方側Frになるにつれて次第に幅広になっている。前記上壁19の車外側W2の周縁は直線状に形成され、上壁19の車内側W1の周縁は車外側W2に凸に湾曲した円弧状に形成されている。ドアトリム3の上端部3Jには上壁19の前端から下方に折曲する前壁37を設けてある。ドアトリム3は樹脂で成形され、表皮材14で覆われている。
上記の実施形態では、前記ドアトリム3の第2側壁28の前端部に係合凸部21を形成して係合部を構成し、第2側壁28の下端部から係合凸部21を嵌合凹部20内に突出させ、前記ミラーガーニッシュ11の後壁13の下端部の車外側の第3コーナー部を切り欠いて前記被係合部22を構成したが、この構造に換えて次のように構成しあってもよい。
(1) 第2側壁28の上下方向中間部から係合凸部21を嵌合凹部20内に突出させ、
前記後壁13に、係合凸部21を挿入係合させる係合孔を形成して前記被係合部22を構成する。
(2) 前記ドアトリム3の第2側壁28の前端部に、車両前方側Frに開放した切り欠き、あるいは、車幅方向に開口する係合孔を形成して前記係合部を構成し、前記後壁13に係合凸部を形成して前記被係合部を構成し、前記係合部を前記被係合部に係合させて、前記ミラーガーニッシュ11の後壁13にドアトリム3の係合部を上方から受け止めさせる。
3 ドアトリム
3J 上端部(ドアトリムの上端部)
7 取り付け部
9 サイドミラー
11 ミラーガーニッシュ
12 第1側壁
13 後壁
14 表皮材
19 上壁
20 嵌合凹部
21 係合部(係合凸部)
22 被係合部
28 第2側壁
C1 第1コーナー部
C2 第2コーナー部
Fr 車両前方側
W1 車内側
W2 車外側
Claims (4)
- ドアパネルの前端部にサイドミラーの取り付け部を設け、
前記取り付け部に前記サイドミラーを車外側から取り付けるとともに、前記取り付け部にミラーガーニッシュを車内側から取り付けて、前記ミラーガーニッシュの車内側の第1側壁と後壁で前記取り付け部を覆ってある車両用ドア構造であって、
ドアトリムの上端部の前端部を下側開放の断面コの字状に車外側に折曲形成し、
前記ドアトリムの上端部の上壁と前記上壁の車外側の端部から下方に延びる第2側壁とで形成される第1コーナー部の前端部、及び、前記第1コーナー部の前端部の下方の第2側壁部分を切り欠いて嵌合凹部を形成し、
前記第2側壁の前端部に係合部を形成し、
前記ミラーガーニッシュの後壁に被係合部を形成し、
前記ミラーガーニッシュの第1側壁と後壁で形成される第2コーナー部の下部を前記ドアトリムの嵌合凹部に嵌合させ、前記係合部を前記被係合部に係合させて、前記ミラーガーニッシュの後壁に前記ドアトリムの係合部を上方から受け止めさせてある車両用ドア構造。 - 前記第2側壁の前端部に前方の前記嵌合凹部内に突出する係合凸部を形成して前記係合部を構成してある請求項1記載の車両用ドア構造。
- 前記第2側壁の下端部から前記係合凸部を前記嵌合凹部内に突出させ、
前記後壁の下端部の車外側の第3コーナー部を切り欠いて前記被係合部を形成してある請求項2記載の車両用ドア構造。 - 前記ドアトリムを覆う表皮材で前記係合部を覆ってある請求項1〜3のいずれか一つに記載の車両用ドア構造。
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