JP2014189217A - スイッチの取付構造 - Google Patents

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【課題】スイッチを安定して保持することが可能なスイッチの取付構造を提供する。
【解決手段】ピラーガーニッシュ20は、ピラーガーニッシュ本体部21と、ピラーガーニッシュ本体部21の下端から下方に延びる延長部31と、を備え、延長部31には、スイッチ70を囲む形状をなすとともに、スイッチ70を上下動可能に保持するスイッチ保持部33が設けられ、シートサイドガーニッシュ50は、スイッチ保持部33を車室内側から覆うシートサイドガーニッシュ本体部51と、シートサイドガーニッシュ本体部51の上端から車室外側に延び、当該シートサイドガーニッシュの上面61Dを構成する上面部61と、を備え、スイッチ70の少なくとも上端部が、上面部61の切欠部62を通じて、上面部61の上方に突出されており、上面部61における車室外側の端部には、ピラーガーニッシュ20に接続される差し込み部61Aが設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、スイッチの取付構造に関する。
従来、車両において、機器を操作するためのスイッチがピラーガーニッシュに設けられた構成が知られている(例えば、下記特許文献1)。特許文献1には、フロントピラーガーニッシュに形成された取り付け凹部にスイッチ(薄型スイッチ)が嵌合される形で取り付けられた構成が記載されている。
特開2004−235037号公報
また、車両シートの側方にシートサイドガーニッシュが設けられている構成の車両が知られている。このようなシートサイドガーニッシュの上端部は、ピラーガーニッシュの下端部と連結されている。
シートサイドガーニッシュとピラーガーニッシュとの連結部にスイッチを設ける場合、シートサイドガーニッシュの上端部とピラーガーニッシュの下端部との間にスイッチを挟み込んで保持する構成が考えられる。
具体的には、ピラーガーニッシュの下端部をスイッチに対して車室外側から当接させるとともに、シートサイドガーニッシュの下端部をスイッチに対して車室内側から当接させることでスイッチを挟持する構成を例示することができる。
しかしながら、シートサイドガーニッシュとピラーガーニッシュの双方でスイッチを保持する構成を採用する場合には、シートサイドガーニッシュ及びピラーガーニッシュの双方に寸法精度が求められる。
仮に、シートサイドガーニッシュ及びピラーガーニッシュのうち、いずれか一方の部材の寸法精度が低下してしまい、スイッチと部分的に当接しない箇所が生じると、スイッチの保持が十分にされない虞がある。スイッチの保持が不十分であると、乗員がスイッチを操作した際の操作性が低下してしまう。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ピラーガーニッシュとシートサイドガーニッシュとの接続部分にスイッチが設けられる構成において、スイッチを安定して保持することが可能なスイッチの取付構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ピラーガーニッシュに対するスイッチの取付構造であって、前記ピラーガーニッシュと、前記ピラーガーニッシュの下端に接続されるシートサイドガーニッシュと、を備え、前記ピラーガーニッシュは、当該ピラーガーニッシュの車室内側の面を構成するピラーガーニッシュ本体部と、前記ピラーガーニッシュ本体部の下端から下方に延びる延長部と、を備え、前記延長部における車室内側の面には、前記スイッチを囲む形状をなすとともに、前記スイッチを上下動可能に保持するスイッチ保持部が設けられ、前記シートサイドガーニッシュは、当該シートサイドガーニッシュの車室内側の面を構成し、前記スイッチ保持部を車室内側から覆うシートサイドガーニッシュ本体部と、前記シートサイドガーニッシュ本体部の上端から車室外側に延び、当該シートサイドガーニッシュの上面を構成する上面部と、を備え、前記上面部には、前記スイッチが嵌合可能な切欠部が設けられ、前記スイッチの少なくとも上端部が、前記切欠部を通じて、前記上面部の上方に突出されており、前記上面部における車室外側の端部には、前記ピラーガーニッシュに接続される接続部が設けられていることに特徴を有する。
本発明によれば、スイッチ保持部によってスイッチを上下動可能に保持することができる。そして、スイッチの少なくとも上端部が、切欠部を通じて、上面部の上方に突出されている。このため、乗員は、スイッチを上方から押圧することでスイッチを操作することができる。
また、スイッチ保持部は、スイッチを囲む形状をなしているから、スイッチをより安定して保持することができる。スイッチが安定して保持されることで、乗員がスイッチを押圧操作する際の作業性や操作感が良好なものとなる。
また、スイッチ保持部は、シートサイドガーニッシュ本体部によって車室内側から覆われている。このため、スイッチ保持部が乗員に対して隠蔽され、意匠性をより高くすることができる。
また、本発明においては、シートサイドガーニッシュの接続部、つまり、シートサイドガーニッシュの車室外側の端部にてピラーガーニッシュに接続される。このため、シートサイドガーニッシュとピラーガーニッシュとの境目(見切り)は、車室外側(乗員から遠い側)に配される。これにより、シートサイドガーニッシュとピラーガーニッシュとの境目を乗員から目に付き難くすることができ、意匠性をより高くすることができる。
上記構成において、前記シートサイドガーニッシュ本体部には、前記スイッチ保持部に設けられた係止部に係止される被係止部が設けられているものとすることができる。
このような構成とすれば、係止部に被係止部を係止させることでシートサイドガーニッシュ本体部に対してスイッチ保持部を固定することができる。これにより、スイッチをより確実に保持することができる。
また、前記接続部は、前記上面部における車室外側の端部から車室外側に向かって突出され、前記ピラーガーニッシュに形成された貫通孔に差し込まれる差し込み部とされ、前記差し込み部は、前記上面部において前記切欠部の車両前後方向の両側にそれぞれ設けられているものとすることができる。
差し込み部を貫通孔に差し込むことで、上面部の車室外側の端部が撓む事態を抑制でき、剛性をより高くすることができる。また、差し込み部は、切欠部の車両前後方向の両側にそれぞれ設けられており、上面部における切欠部周辺の剛性をより高くすることができる。
本発明によれば、ピラーガーニッシュとシートサイドガーニッシュとの接続部分にスイッチが設けられる構成において、スイッチを安定して保持することが可能なスイッチの取付構造を提供することができる。
本発明の一実施形態におけるピラーガーニッシュとシートサイドガーニッシュと、を備える車両を示す斜視図 図1において、ピラーガーニッシュとシートサイドガーニッシュとの接続部分を拡大して示す斜視図 図2のピラーガーニッシュとシートサイドガーニッシュとを示す分解斜視図 図3においてスイッチ保持部を拡大して示す斜視図 図4においてスイッチ保持部にスイッチが取り付けられた状態を示す斜視図 スイッチ保持部を示す断面図(図2のA−A線で切断した図に対応) シートサイドガーニッシュを示す平面図(図2のC−C線で切断した図に対応) 被係止爪を示す断面図(図6のB−B線で切断した図に対応) 被係止爪を示す側面図(図8のD−Dで切断した図に対応)
本発明の一実施形態を図1ないし図9によって説明する。図1は、本実施形態のピラーガーニッシュ20と、シートサイドガーニッシュ50と、を備える車両12を示す斜視図である。
ピラーガーニッシュ20は、例えば、合成樹脂材料、あるいは合成樹脂材料と天然繊維(ケナフなど)を混合した材料等を板状に成形してなる。
ピラーガーニッシュ20は、図3に示すように、車室内側の面21Aを構成するピラーガーニッシュ本体部21と、ピラーガーニッシュ本体部21の下端から下方に延びる延長部31と、を備えている。
ピラーガーニッシュ20の裏面には、図8に示すように、クリップ23を取り付け可能なクリップ座22が形成されている。ピラーガーニッシュ20は、ピラーパネル15(Cピラー、図示せず)に対してクリップ23を介して車室内側から取り付けられている。なお、本実施形態では、Cピラーに取り付けられるピラーガーニッシュ20を例示しているが、ピラーガーニッシュが取り付けられるピラーは、Cピラーに限定されない。
ピラーガーニッシュ本体部21は、車両前後方向に長い形状をなしている。延長部31は、ピラーガーニッシュ本体部21の下端における車両前端部に形成されている。延長部31には、シートサイドガーニッシュ50の上端部が接続される。
なお、本実施形態では、車両の荷室10にパッケージトレイ11が設けられており、ピラーガーニッシュ本体部21の下端において延長部31よりも車両後方となる部分は、パッケージトレイ11の側端部の形状に沿って延びている。
延長部31における車室内側の面31Fには、スイッチ70を保持可能なスイッチ保持部33が設けられている。スイッチ保持部33は、スイッチ70の下部を囲む形状をなしている。言い換えると、スイッチ保持部33は、スイッチ70の下部が嵌合可能な取付孔33Aを有している。
取付孔33Aは、上下方向に貫通されている。これにより、取付孔33A(スイッチ保持部33の内部)に嵌合されたスイッチ70は上下動可能に保持される構成となっている。
スイッチ70における車室内側の面には、図8に示すように、突部71が複数個形成されている。また、スイッチ70における車室外側及び車室後側の面には、スイッチ70の内外方向に弾性的に撓み変形可能な撓み片72がそれぞれ形成されている。スイッチ70は、突部71及び撓み片72を介して、取付孔33Aの内面に当接されている。これにより、スイッチ70と取付孔33Aとの接触面積をより小さくすることができ、取付孔33A内部にてスイッチ70を滑らかに上下動させることができる。
シートサイドガーニッシュ50は、図1に示すように、ボード14の車幅方向における側端部と、ドアトリム13の車両後端部との間に配されている。なお、このボード14は、荷室10と乗員室16とを仕切るものとされる。
また、シートサイドガーニッシュ50は、図8に示すように、車両用シートのシートバック17(2点鎖線で図示)を側方(車室外側)から覆う形で配されている。
シートサイドガーニッシュ50は、例えば、合成樹脂材料、あるいは合成樹脂材料と天然繊維(ケナフなど)を混合した材料等を板状に成形してなる。
シートサイドガーニッシュ50は、図2及び図3に示すように、上下方向に沿って延びており、車室内側の面51Dを構成するシートサイドガーニッシュ本体部51と、シートサイドガーニッシュ50の上面61Dを構成する上面部61と、を備えている。
シートサイドガーニッシュ本体部51は、図6及び図7に示すように、スイッチ保持部33を車室内側から覆う構成となっている。これにより、スイッチ保持部33は、乗員に対して隠蔽されている。
また、シートサイドガーニッシュ本体部51の車両前側の側端部には、図8に示すように、その長手方向に沿って、ウェザーストリップ18(2点鎖線で図示)が配されている。ウェザーストリップ18は、ピラーパネル15とシートサイドガーニッシュ本体部51の間に水が浸入するのを防ぐ機能を担っている。
ウェザーストリップ18は、ピラーパネル15のフランジ部に取り付けられている。ウェザーストリップ18のリップ部18Aは、シートサイドガーニッシュ本体部51の車両前端部に対して車両前側から当接されている。
上面部61は、シートサイドガーニッシュ本体部51の上端から車室外側に延びている。上面部61には、図3に示すように、車室外側(延長部31側)に開口された切欠部62が形成されている。
切欠部62は、スイッチ70が嵌合可能な形状をなしている。スイッチ保持部33に取り付けられたスイッチ70の上端部は、切欠部62を通じて、上面部61の上方に突出されている。これにより、乗員はスイッチ70を上方から押圧することができる。
シートサイドガーニッシュ本体部51の裏側には、シートバック17を起立姿勢でロックするためのロック機構(図示せず)が内蔵されている。本実施形態のスイッチ70は、このロック機構のロック解除を行うためのスイッチとされる。
シートサイドガーニッシュ本体部51には、図3に示すように、挿通孔51Aが貫通形成されている。シートバック17に設けられた固定用のピン(図示せず)は、挿通孔51Aに対して車室内側から挿通され、上述のロック機構によってロックされる構成となっている。
スイッチ70は、例えば、リンクやワイヤーなどの動力伝達手段(図示せず)によって、ロック機構に連結されている。スイッチ70が上方から押圧されることで、当該ロック機構による固定用のピンのロックが解除される構成となっている。
乗員は、スイッチ70を押圧することで、シートバック17のロックを解除することができ、シートバック17の傾斜角度を変更することができる。これにより、乗員は、例えばシートバック17を車両前方に倒すことが可能となる。
シートバック17を車両前方に倒すことで、ボード14に形成された貫通孔14Aを通じて荷室10と乗員室16とを連通させることができる。荷室10と乗員室16とを連通させることで、荷室10の大きさよりも大きい荷物を載置することが可能となっている。
次に、ピラーガーニッシュ20に対するシートサイドガーニッシュ50の取付構造について説明する。図4及び図7に示すように、延長部31の上端部には、車両前後方向に沿って長い貫通孔31A,31Bが、それぞれ貫通形成されている。
貫通孔31Aは、スイッチ保持部33に対して車両前側(図7の左側)に配されている。貫通孔31Bは、スイッチ保持部33に対して車両後側(図7の右側)に配されている。
貫通孔31A,31Bには、図3及び図7に示すように、上面部61に設けられた差し込み部61A,61Bがそれぞれ車室内側から差し込まれている。差し込み部61A,61Bは、板片状をなし、上面部61における先端部(車室外側の端部)から延長部31側(車室外側)に向かってそれぞれ突出されている。
貫通孔31Aに差し込まれる差し込み部61A(接続部)は、切欠部62に対して車両前側となる箇所に形成されている。貫通孔31Bに差し込まれる差し込み部61B(接続部)は、切欠部62に対して車両後側となる箇所に形成されている。つまり、差し込み部61A,61Bは、上面部61において切欠部62の車両前後方向の両側にそれぞれ設けられている。
また、貫通孔31Aは、図5に示すように、延長部31に形成された溝部31Dの奥面に形成されている。溝部31Dは、車両前後方向に沿って延び、その溝幅は、上面部61の板厚よりもわずかに小さいものとされる。これにより、貫通孔31Aに差し込み部61Aが差し込まれた(挿通された)状態では、上面部61の先端部が溝部31Dに嵌合される構成となっている(図2参照)。
貫通孔31A,31Bに差し込み部61A,61Bがそれぞれ差し込まれることで、ピラーガーニッシュ20に対して、上面部61は、上下方向及び車両前後方向の双方において位置決めされる。
シートサイドガーニッシュ本体部51は、図7及び図8に示すように、車両前側に向かうにつれて車室外側(図7の上側)に湾曲する形状をなしている。シートサイドガーニッシュ本体部51の裏面における車両前端部には、図7に示すように、車両後側へ突出された突起部52が形成されている。
突起部52は、延長部31の側端部に対して車室外側から係止されている。これにより、シートサイドガーニッシュ本体部51の車両前端部が車室内側に変位することが規制される。
また、シートサイドガーニッシュ本体部51の車室外側の面において突起部52と隣接する箇所には、リブ53が形成されている。このリブ53は、ピラーガーニッシュ20の延長部31に形成された挿通孔31Eに対して車室内側から挿通されている。これにより、シートサイドガーニッシュ本体部51の車両前端部が、車室外側及び車両後側(図7の右側)に変位することが規制される。
本実施形態のスイッチ70は、図7及び図8に示すように、平面視において、略台形状をなしている。これに対応して、ピラーガーニッシュ20に設けられたスイッチ保持部33は、平面視において、スイッチ70よりも一回り大きい略台形の枠状をなしている。つまり、スイッチ保持部33の取付孔33Aは、平面視において略台形をなしている。
スイッチ保持部33における車両後端部34は、図4及び図8に示すように、車幅方向に長い形状をなしている。車両後端部34は、略箱状をなしており、車両後端部34を構成する車室内側の壁部には、車幅方向に貫通された挿通孔34Aが形成されている。
シートサイドガーニッシュ本体部51の裏面51Bにおいて挿通孔34Aと対向する箇所には、挿通孔34Aの孔縁部34B(係止部)に対して、車室外側から係止される被係止爪54(被係止部)が形成されている。また、被係止部54に形成箇所は、シートサイドガーニッシュ本体部51における車両後側の端部とされる。
被係止爪54は、図8及び図9に示すように、車室外側に向かって突出された板状をなしており、その先端部が挿通孔34Aに挿通されている。
被係止爪54の先端部には、図9に示すように、一対の長孔54A,54Aが形成されている。一対の長孔54A,54Aは、それぞれ被係止爪54の突出方向に沿って延びており、並行状に配されている。これにより、被係止爪54における一対の長孔54A,54A間の部分は、板厚方向(車両前後方向)に弾性撓みが可能な撓み部55となっている。
撓み部55における車両後側の面には、車両後側に突出される係止突部56が形成されている。係止突部56は、車幅方向における中央部が突き出した山形状をなしている。
図8に示すように、車両前後方向における挿通孔34Aの長さは、同方向における係止突部56を含む被係止爪54の長さよりも、大きい値で設定されている。
シートサイドガーニッシュ50をピラーガーニッシュ20に取り付ける際には、被係止爪54が挿通孔34Aに対して車室内側から挿通される。この挿通過程においては、係止突部56の車室外側の面(挿通方向に対して傾斜する傾斜面)が、挿通孔34Aの孔縁部34Bに押し当てられることで、撓み部55が車両前方に撓む。
これにより、係止突部56が車両前方へ変位し、車両前後方向において、挿通孔34Aと同じ位置に配されることで、係止突部56を挿通孔34Aに挿通させることができる。係止突部56が、挿通孔34Aを通過すると、撓み部55が弾性復帰する。この結果、係止突部56が孔縁部34Bに対して車室外側から係止される。
また、図8に示すように、シートサイドガーニッシュ本体部51の裏面51Bと被係止爪54の車両前側の面54Bとを連結する形で連結リブ57が形成されている。連結リブ57は、スイッチ保持部33の突出端の形状に対応した形状をなす切り欠き部57Aを有している。スイッチ保持部33の突出端部33Bは、切り欠き部57Aに嵌合されている。これにより、シートサイドガーニッシュ本体部51が車室外側に撓む事態が抑制される。
また、図8に示すように、連結リブ57は車室外側(図8の上側)に向かうにつれて、被係止爪54からの高さが小さくなっている。連結リブ57の車室外側の端部は、挿通孔34Aに挿通されており、挿通孔34Aの内面に当接されている。また、被係止爪54の車両後側の面54Dは、挿通孔34Aの内面に当接されている。これにより、被係止爪54は、車両前後方向において位置決めされている。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態によれば、スイッチ保持部33によってスイッチ70を上下動可能に保持することができる。そして、スイッチ70の少なくとも上端部が、切欠部62を通じて、上面部61の上方に突出されている。このため、乗員は、スイッチ70を上方から押圧することでスイッチ70を操作することができる。
また、スイッチ保持部33は、スイッチ70を囲む形状をなしているから、スイッチ70をより安定して保持することができる。スイッチ70が安定して保持されることで、乗員がスイッチ70を押圧操作する際の作業性や操作感が良好なものとなる。
また、スイッチ保持部33は、シートサイドガーニッシュ本体部51によって車室内側から覆われている。このため、スイッチ保持部33が乗員に対して隠蔽され、意匠性をより高くすることができる。
また、本実施形態においては、シートサイドガーニッシュ50の差し込み部61A,61B(つまり、シートサイドガーニッシュ50の車室外側の端部)にて、ピラーガーニッシュ20に接続される。このため、シートサイドガーニッシュ50とピラーガーニッシュ20との境目(見切り)は、車室外側(乗員から遠い側)に配される。これにより、シートサイドガーニッシュ50とピラーガーニッシュ20との境目を乗員から目に付き難くすることができ、意匠性をより高くすることができる。
また、シートサイドガーニッシュ本体部51には、スイッチ保持部33に設けられた挿通孔34Aの孔縁部34Bに係止される被係止爪54が設けられている。
このような構成とすれば、シートサイドガーニッシュ本体部51に対してスイッチ保持部33を固定することができる。これにより、スイッチ70をより確実に保持することができる。
具体的には、スイッチ保持部33は、図8に示すように、延長部31から車室内側に突出されている。このため、被係止爪54をスイッチ保持部33に取り付けることで、スイッチ保持部33の突出端付近をより確実に固定することができる。
また、上面部61における車室外側の端部から車室外側に向かって突出され、ピラーガーニッシュ20に形成された貫通孔31A,31Bに差し込まれる差し込み部61A,61Bを備え、差し込み部61A,61Bは、上面部61において切欠部62の車両前後方向の両側にそれぞれ設けられている。
差し込み部61A,61Bを貫通孔31A,31Bにそれぞれ差し込むことで、上面部61の車室外側の端部が撓む事態を抑制でき、剛性をより高くすることができる。また、差し込み部61A,61Bは、切欠部62の車両前後方向の両側にそれぞれ設けられており、上面部61における切欠部62周辺の剛性をより高くすることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)ピラーガーニッシュ20及びシートサイドガーニッシュ50の形状は上記実施形態で例示したものに限定されず適宜変更可能である。
(2)スイッチ70の形状は、上記実施形態で例示したものに限定されず適宜変更可能である。スイッチ70の形状として、例えば、角柱状、円筒状、平面視多角形状、平面視星型形状などを例示することができる。また、スイッチ70を保持するスイッチ保持部33の形状もスイッチ70の形状に合わせて適宜変更可能である。
(3)上記実施形態では、シートバック17のロックを解除するためのスイッチ70を例示したが、これに限定されない。スイッチ70は、車両に搭載された装置を動作させる構成のものであればよく、スイッチ70の用途は、適宜変更可能である。
(4)上記実施形態では、被係止部として、撓み部55を有する被係止爪54を例示したが、これに限定されない。被係止爪54の形状は適宜変更可能である。また、被係止部は、爪形状に限定されず、例えば、ビスなどを用いて係止される構成(例えば、取付ボスなど)であってもよい。
(5)上記実施形態では、接続部として、板片状をなす差し込み部61A,61Bを例示したが、これに限定されない。接続部として、取付ボスや取付爪などを例示することができる。また、差し込み部の形成箇所及び形成個数は適宜変更可能である。
20…ピラーガーニッシュ、21…ピラーガーニッシュ本体部、31…延長部、31A…貫通孔、31B…貫通孔、31F…延長部における車室内側の面、33…スイッチ保持部、34B…挿通孔の孔縁部(係止部)、50…シートサイドガーニッシュ、51…シートサイドガーニッシュ本体部、51D…シートサイドガーニッシュの車室内側の面、54…被係止爪(被係止部)、61…上面部、61A…差し込み部(接続部)、61B…差し込み部(接続部)、61D…シートサイドガーニッシュの上面、62…切欠部、70…スイッチ

Claims (3)

  1. ピラーガーニッシュに対するスイッチの取付構造であって、
    前記ピラーガーニッシュと、
    前記ピラーガーニッシュの下端に接続されるシートサイドガーニッシュと、を備え、
    前記ピラーガーニッシュは、当該ピラーガーニッシュの車室内側の面を構成するピラーガーニッシュ本体部と、前記ピラーガーニッシュ本体部の下端から下方に延びる延長部と、を備え、
    前記延長部における車室内側の面には、前記スイッチを囲む形状をなすとともに、前記スイッチを上下動可能に保持するスイッチ保持部が設けられ、
    前記シートサイドガーニッシュは、
    当該シートサイドガーニッシュの車室内側の面を構成し、前記スイッチ保持部を車室内側から覆うシートサイドガーニッシュ本体部と、
    前記シートサイドガーニッシュ本体部の上端から車室外側に延び、当該シートサイドガーニッシュの上面を構成する上面部と、を備え、
    前記上面部には、前記スイッチが嵌合可能な切欠部が設けられ、
    前記スイッチの少なくとも上端部が、前記切欠部を通じて、前記上面部の上方に突出されており、
    前記上面部における車室外側の端部には、前記ピラーガーニッシュに接続される接続部が設けられているスイッチの取付構造。
  2. 前記シートサイドガーニッシュ本体部には、前記スイッチ保持部に設けられた係止部に係止される被係止部が設けられている請求項1に記載のスイッチの取付構造。
  3. 前記接続部は、前記上面部における車室外側の端部から車室外側に向かって突出され、前記ピラーガーニッシュに形成された貫通孔に差し込まれる差し込み部とされ、
    前記差し込み部は、前記上面部において前記切欠部の車両前後方向の両側にそれぞれ設けられている請求項1又は請求項2に記載のスイッチの取付構造。
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