JP7102894B2 - 車両用リアバンパ構造 - Google Patents

Description

本発明は、車両用リアバンパ構造に関するものである。

車両のリアバンパには、様々な電装部品が搭載されることがある。例えば、特許文献１では、バンパ補強用のリーンフォースメント７を利用して、ライセンスプレートランプ９が取り付けられている。特許文献１の構成では、リヤバンパ３の車幅方向左側に、ライセンスプレートに沿って窪んだ凹部３ａが形成され、リーンフォースメント７はこの凹部３ａの上側に取り付けられている。

特開２００６－２４８４０７号公報

しかしながら、特許文献１のリーンフォースメント７は、リヤバンパ３に対して局所的に設けられていて、リヤバンパ３の全体を補強するものではない。また、リーンフォースメント７は比較的小型の構成であって、電装部品としてはライセンスプレートランプ９のみが設置されているが、現在のリアバンパには他にも様々な電装部品が搭載され、それら他の電装部品の設置場所の確保も望まれている。

本発明は、このような課題に鑑み、リアバンパの剛性向上と電装部品の効率的な設置が可能な車両用リアバンパ構造を提供することを目的としている。

上記課題を解決するために、本発明にかかる車両用リアバンパ構造の代表的な構成は、所定の電装部品を搭載するリアバンパを備える車両用リアバンパ構造において、リアバンパは、車幅方向中央に設けられたライセンスプレート取付領域と、ライセンスプレート取付領域の車幅方向両側にてライセンスプレート取付領域よりも車両後方に膨出している一対の膨出領域とを有し、当該車両用リアバンパ構造はさらに、リアバンパの車両前側にてライセンスプレート取付領域の上部に取り付けられ一対の膨出領域にまでわたって車幅方向に延びている補強部材を備え、補強部材に電装部品が固定可能であることを特徴とする。

本発明によれば、リアバンパの剛性向上と電装部品の効率的な設置が可能な車両用リアバンパ構造を提供することが可能となる。

本発明の第１の実施例に係る車両用リアバンパ構造の概要を示す図である。 図１（ａ）のリアバンパを単体で示した図である。 図２（ａ）のリアバンパを車両前方の左上方から見た斜視図である。 図３（ａ）の補強部材を単独で示した図である。 図１（ａ）のリアバンパの断面図である。 図５の補強部材のさらなる構成を示した図である。

本発明の一実施の形態に係る車両用リアバンパ構造は、所定の電装部品を搭載するリアバンパを備える車両用リアバンパ構造において、リアバンパは、車幅方向中央に設けられたライセンスプレート取付領域と、ライセンスプレート取付領域の車幅方向両側にてライセンスプレート取付領域よりも車両後方に膨出している一対の膨出領域とを有し、当該車両用リアバンパ構造はさらに、リアバンパの車両前側にてライセンスプレート取付領域の上部に取り付けられ一対の膨出領域にまでわたって車幅方向に延びている補強部材を備え、補強部材に電装部品が固定可能であることを特徴とする。

上記の補強部材によれば、ライセンスプレート取付領域および膨出領域など、凹凸を有するリアバンパを車幅方向の広い範囲にわたって効率よく補強することが可能になる。さらに、車幅方向に長尺で剛性の高い補強部材を電装部品の固定箇所として利用することで、電装部品を安定して取り付けることが可能になる。それだけでなく、複数の電装部品を補強部材にまとめて設置することでリアバンパの内側の省スペース化および作業効率の向上を図ることが可能となる。

上記のライセンスプレート取付領域は、車両前方に向かって矩形に膨出していて、リアバンパはさらに、車両前側のライセンスプレート取付領域の縁の稜線に設けられて補強部材に向かって突出し補強部材に接続される突出形状部を有してもよい。

ライセンスプレート取付領域の縁の稜線、すなわち角の部分は剛性が高いため、上記の突出形状部であれば補強部材を十全に支えることが可能となる。また、リアバンパは樹脂製であって、稜線の部分に突出形状部を設けることで、突出形状部を平面に設ける場合に比べてヒケが目立たなくなる。

補強部材は、車幅方向中央から車両前方へ突出した所定の突起部を有してもよい。かかる突起部によれば、リアバンパの中央の位置にて剛性をより向上させ、リアバンパが車両前方へ押圧された場合などにその変形を効率よく防ぐことができる。

上記のリアバンパは、車体後端のテイルゲートメンバに取り付けられていて、補強部材は、テイルゲートメンバに設けられた換気口に向かい合っていて、補強部材の下端は、テイルゲートメンバの下端よりも下方かつ車両前方へ回り込んでいるとよい。

上記の補強部材によって、車両下方から上方の換気口に向かう入り組んだ経路が形成される。この入り組んだ経路であれば、走行中に巻き上げられる粉塵や雪などから換気口を好適に保護することが可能になる。

上記のテイルゲートメンバの下端は、換気口よりも下方の箇所から車両後側斜め下方へ向かって延びているフランジによって形成されていて、補強部材は、換気口と向かい合った位置からフランジの先端よりも下方にまで延び、そこからさらに車両前方へ向かって該フランジの下方に重なる程度にまで回り込んで延びていて、フランジと補強部材とによって換気口の下方にラビリンス形状の空気の経路が形成されていてもよい。

上記のラビリンス形状の空気の経路が形成されることで、走行中に巻き上げられた粉塵や雪などの換気口への侵入を好適に防ぐことが可能になる。

上記の換気口の縁はテイルゲートメンバから車両後方へ突出していて、補強部材は、換気口の周囲の所定箇所からテイルゲートメンバへ向かって換気口の縁の先端よりもテイルゲートメンバ側へ突出したリブを有してもよい。

上記構成によっても、換気口に向かって入り組んだ経路が形成されるため、粉塵等を換気口に届き難くさせることができる。

以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。かかる実施例に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。

図１は、本発明の第１の実施例に係る車両用リアバンパ構造（以下、リアバンパ構造１００）の概要を示す図である。図１（ａ）は、当該リアバンパ構造１００が実施された車両１０２を後方やや左側から見下ろした斜視図である。以下、図１その他の本願のすべての図面において、車両前後方向をそれぞれ矢印F(Forward)、B(Backward)、車幅方向の左右をそれぞれ矢印L(Leftward)、R(Rightward)、車両上下方向をそれぞれ矢印U(Upward)、D(Downward)で例示する。

リアバンパ構造１００は、車両１０２の後方下部に取り付けられるリアバンパ１０４を中心にして構成されている。リアバンパ１０４は、主に樹脂製であって、車幅方向中央には不図示のライセンスプレートを取り付けるライセンスプレート取付領域１０６が設けられ、車幅方向両側には同じく不図示のブレーキランプが取り付けられる一対の膨出領域１０８ａ、１０８ｂが設けられている。

図１（ｂ）は、図１（ａ）のリアバンパ１０４を取り外した図である。リアバンパ１０４は、車体の後端下部のテイルゲートメンバ１１０に取り付けられている。テイルゲートメンバ１１０には、車体の内外を貫通する換気口（以下、ベンチレータ１１２ａ、１１２ｂ）が設けられている。本実施例では、ベンチレータ１１２ａ、１１２ｂは、テイルゲートメンバ１１０のうち、車幅方向中央を挟んで左右対称に２基設けられている。詳しくは後述するが、本実施例のリアバンパ構造１００は、ベンチレータ１１２ａ、１１２ｂへの異物侵入を防ぐ役割も果たしている。

図２は、図１（ａ）のリアバンパ１０４を単体で示した図である。図２（ａ）は、図１（ａ）のリアバンパ１０４を車両後方から見た図である。ライセンスプレート取付領域１０６は、矩形のライセンスプレート（図示省略）に沿って、車両前方へ窪んだ構成になっている。ライセンスプレート取付領域１０６の上側は、ひさし状に形成されていて、後述するライセンスプレートランプ１３６ａ、１３６ｂや後方確認用カメラ１３４の設置のための開口１１４が複数設けられている。

膨出領域１０８ａ、１０８ｂは、ライセンスプレート取付領域１０６の車幅方向両側にて、ライセンスプレート取付領域１０６よりも車両後方に膨出している。膨出領域１０８ａ、１０８ｂは、中央側が開口した構成になっていて、その内側にはブレーキランプ（図示省略）が取り付けられるブレーキランプ固定部１１６ａ、１１６ｂが設けられている。

図２（ｂ）は、図１（ａ）のリアバンパ１０４を車両前方から見た図である。本実施例では、リアバンパ１０４の車両前側には、長尺な補強部材１１８が取り付けられている。補強部材１１８は、樹脂または金属で構成されていて、ライセンスプレート取付領域１０６の上部にて、左右の膨出領域１０８ａ、１０８ｂにまでわたって車幅方向に延びた形状になっている。

補強部材１１８は、リアバンパ１０４の広い範囲を補強する他、各種電装部品の設置場所、さらには前述したベンチレータ１１２ａ、１１２ｂ（図１（ｂ）参照）のカバーなどとして、複数の役割を果たしている。例えば、補強部材１１８には、電装部品として、ハーネス１２０が固定されている。このハーネス１２０は、車体側から延び、ブレーキランプ（図示省略）やライセンスプレートランプ１３６ａ、１３６ｂ（図４（ｂ）参照）、さらには後方確認用カメラ１３４などに接続され、電力の供給や信号の送受信を行うためのものである。補強部材１１８は、車幅方向に長尺で剛性も高いため、束ねたハーネス１２０をピンやクリップなどを利用して好適に固定することができ、ハーネス１２０をより整然とした状態でリアバンパ１０４に搭載することを可能にする。

図３は、図２（ａ）のリアバンパ１０４を車両前方の左上方から見た斜視図である。図３（ａ）は、ハーネス１２０を省略して、リアバンパ１０４の車両前側の全体を示している。補強部材１１８は、全体として、縦断面が車両後方側に凸に屈曲した凸形状（くの字形状）に形成され、車幅方向に延びている。

図３（ｂ）は、図３（ａ）のＡ部拡大図である。Ａ部は、補強部材１１８のリアバンパ１０４への固定部１２２を拡大している。図３（ｂ）では図示の便宜上、補強部材１１８を斜線部の断面で切断し、部分的に省略した状態で示している。固定部１２２は、ピンやボルトなどの固定具１２４を介して、リアバンパ１０４へ溶着や締結によって固定される。補強部材１１８には、車幅方向の各所にリアバンパ１０４への各種固定部が設けられているが、Ａ部に設けられている固定部１２２はライセンスプレート取付領域１０６の縁付近に固定される。

ライセンスプレート取付領域１０６の縁には、固定部１２２を受けるボスとして突出形状部１２６が設けられている。詳しくは、ライセンスプレート取付領域１０６は車両前方に向かって矩形に膨出した状態になっていて、突出形状部１２６はその縁の稜線１２８、すなわち角の部分に設けられている。突出形状部１２６は、補強部材１１８に向かって突出していて、固定具１２４を介して補強部材１１８の固定部１２２に接続される。

膨出したライセンスプレート取付領域１０６の稜線１２８は剛性が高いため、稜線１２８に設けた突出形状部１２６であれば補強部材１１８を十全に支えることができる。また、リアバンパ１０４は樹脂製であって、稜線１２８の部分に突出形状部１２６を設けることで、突出形状部１２６を平面に設けた場合に比べて、ヒケが発生しても目立たなくなり、美観を保つことができる。

図４は、図３（ａ）の補強部材１１８を単独で示した図である。図４（ａ）は、図３（ａ）と同じ方向から補強部材１１８を示している。上述しているように、本実施例の補強部材１１８は、電装部品のブラケットとしての機能も有する。例えば、補強部材１１８の車幅方向の中央には、後方確認用カメラ１３４（図４（ｂ）参照）を取り付けるカメラ取付部１３０が設けられている。また、カメラ取付部１３０を挟んだ車幅方向の両脇には、ライセンスプレートランプ１３６ａ、１３６ｂ（図４（ｂ）参照）を取り付けるランプ取付部１３２ａ、１３２ｂが設けられている。

図４（ｂ）は、図４（ａ）の補強部材１１８を車両後方の左上方から見て示している。補強部材１１８は、車両後方に凸のくの字形状の断面を有し、カメラ取付部１３０に取り付けられた後方確認用カメラ１３４は、車両後方のやや下方を向いた姿勢で好適に取り付けることができる。同様に、ランプ取付部１３２ａ、１３２ｂに取り付けられたライセンスプレートランプ１３６ａ、１３６ｂも、下方のライセンスプレート（図示省略）を照らすよう、好適な姿勢で取り付けることができる。

これらのように、本実施例の補強部材１１８によれば、まず、ライセンスプレート取付領域１０６および膨出領域１０８ａ、１０８ｂなどの変形の起点となりやすい凹凸形状を有するリアバンパ１０４を、車幅方向の広い範囲にわたって効率よく補強し、変形や振動に対する耐久性を高めることができる。さらに、補強部材１１８は、ライセンスプレートランプ１３６ａ、１３６ｂ、後方確認用カメラ１３４、およびハーネス１２０（図３（ｂ）参照）などの電装部品の設置場所としても機能する。補強部材１１８はその高い剛性を利用して各種電装部品を安定した姿勢で取り付け、走行中の振動から保護することができる。また、本実施例では、複数の電装部品を補強部材１１８にまとめて設置することで、リアバンパ１０４の内側空間の省スペース化を図ることができ、電装部品の取付時やメンテナンス時における作業効率も向上する。

図５は、図１（ａ）のリアバンパ１０４の断面図である。図５（ａ）はベンチレータ１１２ａの位置に対応したＢ－Ｂ断面図であり、図５（ｂ）はベンチレータ１１２ａ、１１２ｂの間の範囲に対応したＣ－Ｃ断面図である。以下、補強部材１１８のさらなる構成として、主にベンチレータ１１２ａへの異物の侵入防止機能について説明する。

図５（ａ）に示すように、テイルゲートメンバ１１０は、リアバンパ１０４の上部によって覆われる。テイルゲートメンバ１１０は、複数のパネル部材で形成されていて、その下端には、パネル同士の接合部として車両後側斜め下方へ向かって延びるフランジ１３８が形成されている。ベンチレータ１１２ａは、フランジ１３８の上方にてテイルゲートメンバ１１０にはめ込まれていて、補強部材１１８の一部と向かい合っている。

補強部材１１８は、ベンチレータ１１２ａへの異物侵入を防ぐカバーとして機能する。具体的には、補強部材１１８は、その下端部１４０が、テイルゲートメンバ１１０の下端であるフランジ１３８の先端よりも下方へ延びた後、そこからさらにフランジ１３８の下方に重なる程度にまで車両前方に屈曲して延び、そしてリアバンパ１０４のライセンスプレート取付領域１０６の車両前方へと回り込んだ形状になっている。この補強部材１１８によって、車両下方から上方のベンチレータ１１２ａに向かって、矢印で示す入り組んだ空気の経路Ｒ１が形成されている。

経路Ｒ１の入り組んだ迷路状の構造は、一般にラビリンス形状などとも呼ばれ、異物が侵入しにくい。一般に、車両の下方では、走行中に粉塵や雪などが走行風によって巻き上げられることがある。特に、車体下面よりもリアバンパが下方へ突出している構造では、リアバンパの内側に走行風を巻き込みやすくなる。しかしながら、本実施例であれば、フランジ１３８と補強部材１１８とによって、ベンチレータ１１２ａの下方にラビリンス形状の空気の経路Ｒ１が形成されることで、ベンチレータ１１２ａへの走行風の直接的な吹き込みを防ぎ、ベンチレータ１１２ａから車室内へ粉塵や雪などの異物が侵入することを防止できる。

図５（ｂ）に示す部位では、補強部材１１８のさらなる剛性向上も図られている。ここで、図４（ａ）に示すように、補強部材１１８の車幅方向中央には、車両前方へ突出した突起部１４２が設けられている。図５（ｂ）に示すように、突起部１４２の先端は、やや丸みを帯びていて、テイルゲートメンバ１１０の後壁の近くにまで延びている。この突起部１４２によれば、リアバンパ１０４が車両前方へ押圧された際にリアバンパ１０４の車両前方への移動を防ぐと共に、その形状によってリアバンパ１０４の断面二次モーメントを大きくして剛性を向上させ、リアバンパ１０４の変形を防ぐことができる。

図６は、図５の補強部材１１８のさらなる構成を示した図である。図６（ａ）は、図４（ｂ）の補強部材１１８の左端のＤ部に対応して、ベンチレータ１１２ｂとの関係を示している。図６（ａ）に示すように、補強部材１１８は、ベンチレータ１１２ｂと向き合う範囲の外側にリブ１４４を有している。このリブ１４４もまた、ベンチレータ１１２ｂへの異物の侵入防止を図る部位である。

図６（ｂ）は、図５（ａ）のＥ－Ｅ断面図であって、図４（ｂ）の補強部材１１８においてはＤ部と対称の右端の部位に対応している。図６（ｂ）に示すように、ベンチレータ１１２ａの縁１４６は、テイルゲートメンバ１１０から車両後方へ突出している。そして、補強部材１１８のリブ１４４は、ベンチレータ１１２ａの周囲の箇所から車両前方のテイルゲートメンバ１１０へ向かって、ベンチレータ１１２ａの縁１４６の先端よりもテイルゲートメンバ１１０側へ突出している。このリブ１４４によっても、ベンチレータ１１２ａに向かって矢印で示す入り組んだ経路Ｒ２が形成され、粉塵や雪などをベンチレータ１１２ａに届き難くさせることが可能になる。

これらのように、本実施例であれば、補強部材１１８を利用して、むやみな部品増加や重量増加をすることなく、リアバンパ１０４の剛性向上と各種電装部品の設置場所の確保とを両立することが可能である。

以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。

本発明は、車両用リアバンパ構造に利用することができる。

１００…リアバンパ構造、１０２…車両、１０４…リアバンパ、１０６…ライセンスプレート取付領域、１０８ａ、１０８ｂ…膨出領域、１１０…テイルゲートメンバ、１１２ａ、１１２ｂ…ベンチレータ、１１４…開口、１１６ａ、１１６ｂ…ブレーキランプ固定部、１１８…補強部材、１２０…ハーネス、１２２…固定部、１２４…固定具、１２６…突出形状部、１２８…稜線、１３０…カメラ取付部、１３２…ランプ取付部、１３４…後方確認用カメラ、１３６ａ、１３６ｂ…ライセンスプレートランプ、１３８…フランジ、１４０…下端部、１４２…突起部、１４４…リブ、１４６…縁、Ｒ１…経路、Ｒ２…経路

Claims (4)

1. 所定の電装部品を搭載する樹脂製のリアバンパを備える車両用リアバンパ構造において、
   前記リアバンパは、
   車幅方向中央に設けられたライセンスプレート取付領域と、
   前記ライセンスプレート取付領域の車幅方向両側にて該ライセンスプレート取付領域よりも車両後方に膨出している一対の膨出領域とを有し、
   当該車両用リアバンパ構造はさらに、前記リアバンパの車両前側にて前記ライセンスプレート取付領域の上部に取り付けられ前記一対の膨出領域にまでわたって車幅方向に延びている補強部材を備え、
   前記補強部材に前記電装部品が固定可能であり、
   前記リアバンパは、車体後端のテイルゲートメンバに取り付けられていて、
   前記補強部材は、前記テイルゲートメンバに設けられた換気口に向かい合っていて、
   前記補強部材の下端は、前記テイルゲートメンバの下端よりも下方かつ車両前方へ回り込んでいることを特徴とする車両用リアバンパ構造。
2. 前記ライセンスプレート取付領域は、車両前方に向かって矩形に膨出していて、
   前記リアバンパはさらに、車両前側の前記ライセンスプレート取付領域の縁の稜線に設けられて前記補強部材に向かって突出し該補強部材に接続される突出形状部を有することを特徴とする請求項１に記載の車両用リアバンパ構造。
3. 前記テイルゲートメンバの下端は、前記換気口よりも下方の箇所から車両後側斜め下方へ向かって延びているフランジによって形成されていて、
   前記補強部材は、前記換気口と向かい合った位置から前記フランジの先端よりも下方にまで延び、そこからさらに車両前方へ向かって該フランジの下方に重なる程度にまで回り込んで延びていて、
   前記フランジと前記補強部材とによって前記換気口の下方にラビリンス形状の空気の経路が形成されていることを特徴とする請求項２に記載の車両用リアバンパ構造。
4. 前記換気口の縁は前記テイルゲートメンバから車両後方へ突出していて、
   前記補強部材は、前記換気口の周囲の所定箇所から前記テイルゲートメンバへ向かって前記換気口の縁の先端よりも該テイルゲートメンバ側へ突出したリブを有することを特徴とする請求項１に記載の車両用リアバンパ構造。

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